ダウ理論の使い方


ダウジョーンズ社を設立しダウ平均株価(12種類の工業株平均と20種類の鉄道株平均からなる)を考案したチャールズ・ヘンリーダウ氏が発見した理論で、テクニカル分析の原点といわれています。
平均した株価のトレンドに着目すると、長期トレンド、訂正トレンド、短期変動の3つに分解できると指摘します。
長期トレンドは1年から数年続く大きな株価のトレンドをあらわし、上昇トレンドと下降トレンドで構成されます。

ダウ理論の上昇トレンド

訂正トレンドは、長期トレンドの向きとは反対に動く数週間の株価の動きをいい、 訂正トレンドの変動幅をトレンド・チャンネルといいます。
下落している訂正トレンドの底を結んだ線、すなわち安値と安値を結んだ線を上昇トレンド、
上昇している訂正トレンドの天井を結んだ線、すなわち高値と高値を結んだ線を下降トレンドといいます。
長期トレンドは出来高を伴って始まり、明確な反転シグナルが出るまで続きます。
長期上昇トレンドにおける反転シグナルは、前回の高値を超えずに反転し前回の安値を下抜けた場合に点灯します。
長期 下降トレンドにおける反転シグナルは、前回の安値を下抜けず前回の高値を超えた場合に点灯します。
短期変動は数日から数週間程度の株価の動きをさします。

ダウ理論の下降トレンド

反転シグナル

ダウ理論では、株価が上昇トレンドを描いている強気相場と下降トレンドを描いている弱気相場を、3つの局面に分割します。
強気相場の第一段階は、多くの投資家が悲観に暮れる中で、先見性を持つ投資家だけが買い始める時期で、株価がゆっくりと上昇し始めます。
強気相場の第二段階は、多くの投資家が買い始める時期で大きく株価が伸びる時期を指します。
強気相場の第三段階は、情報が一般の人にも知れ渡り投資経験の浅い個人投資家も含めて最後に買いの勢いが増す時期をいいます。
このダウ理論で提唱している3つの局面は、相場の格言「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」でも指摘されています。

ダウ理論の使い方

ダウ理論を使って売買シグナルを探す方法



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