配当金の受取方法


配当とは、企業が利益を上げたときに、その一部を株主に還元するもので、1株あたり10円のように表示される。配当にまわされなかった分の利益は会社の内部留保とし、将来事業に投資をする資金として貯蓄される。
配当を受け取るためには、割当基準日までに株主となっている必要がある。割当基準日は決算期に設定している企業が多く、3月末が決算日だとしたら、3月31日が割当基準日となる。ただし株を買ってから株主になるまでには、株主名簿の書き換えなどの手続きが必要となるため、割当基準日を含めて4営業日前までに株を買っておく必要がある。

配当金の受け取りは、従来までは郵便局や銀行などの窓口で直接受領するか、指定した銀行口座への振り込みによって受領する必要があったが、2009年1月5日に株券電子化が施行されてからは、株式数比例配分方式、登録配当金受領口座方式、従来方式の3種類の中から選べるようになった。

株式数比例配分方式・・・証券口座で株式の配当金を受け取る方式
登録配当金受領口座方式・・・指定した金融機関の口座で配当金を受け取る方式。複数の証券会社に口座を開設している場合でも、保有するすべての株式の配当金が指定した金融機関の口座に振り込まれる。
従来方式・・・配当金受領方式と個別銘柄受領方式がある。
   配当金受領方式は、銘柄ごとに郵送で送られてくる配当金受領証を受け取り、郵便局などの窓口で直接配当金を受け取る方式。
   個別銘柄受領方式は、金融機関の口座を指定し、届け出された銘柄の配当金のみが指定した金融機関に振り込まれる方式。
  
※NISAで国内上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、あらかじめ「株式数比例配分方式」を選択しておく必要がある。

配当金は、株主総会で承認を得てから株主に分配されるので、実際に受領できる日は決算日から4か月後くらいとなります。

株式数比例配分方式の例




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