異次元緩和とは何か?株価と為替の動き


日銀は、世の中に出回るお金の量を調整するたに様々な金融政策を実施している。お金の量を増やす政策を金融緩和といい、お金の量を減らす政策を金融引き締めという。
金融政策には、政策金利と量的緩和がある。政策金利は、金融機関の間でお金の貸し借りを行う際の短期金利(無担保コール翌日物金利)を上下させる政策で、金融機関が資金調達に要するコストなどで変動する変動金利型の住宅ローンなどに影響を与えている。
1990年ごろに起きたバブル崩壊以降、景気刺激策として政策金利を引き下げ続けた結果、2000年ごろには政策金利がほぼゼロ(ゼロ金利政策)となった。

2001年以降は、政策金利に代わる金融緩和策として世界で初めて量的緩和が日本で実施された。量的緩和は、金融機関が保有している国債を日銀が買い取って、市中に出回るお金の量を増やす金融政策をいう。国債の流通量が減ることで国債の価格が上がり、国債の金利が下がる。 国債の金利は、固定金利型の住宅ローンなど長期金利に影響を与えており、長期固定の住宅ローン金利が下がることで、不動産などの高額な商品を買いやすくなる。

異次元緩和は、日銀の黒田総裁のもと2013年4月にはじまった金融緩和政策。従来の量的緩和とは量的および質的に次元が異なる金融緩和と発表。国債などを買い入れてマネタリーベース(現金と民間金融機関が保有する中央銀行預け金の合計)を今後2年間で2倍に増加させ、インフレ率2%を目標に資金供給量を拡大しデフレ脱却を狙うとした。黒田バズーカ砲とも言われている。
さらに2014年10月31日に、日銀は金融政策決定会合において、大幅な追加金融緩和を決定。マネタリーベースを年間で約80兆円増加するペースで資産(長期国債を年間約80兆円、ETFを同約3兆円、J-REITを同約900億円を)買い入れるとした。

異次元緩和と追加緩和が実施された後の日経平均株価と為替(ドル円)の推移は以下の通り。縦軸(左):株価 縦軸(右):ドル円
円が市中に大量に出回ることで、円の価値が下落し円安が進行。日本は、自動車やエレクトロニクスなど輸出関連企業の多いため円安にともなって株高も進行した。

異次元緩和以降の株価と為替の動き





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