自己資本比率の計算方法


総資本に対する自己資本(純資産)の割合を自己資本比率という。財務の安全性を確認する代表的な指標のひとつ。
総資本は、他人資本(負債)と自己資本の合計をさす。返済する必要がある他人資本に対して、株主の出資したお金と利益の余りからなる自己資本は返済する義務がなく、この数字が大きければ大きいほど会社の安全性が高いといえる。
自己資本比率の計算式は次のようになる。

自己資本比率の計算式

計算するときは、貸借対照表の負債の部の合計と純資産の部の合計を使って求める。

貸借対照表から計算する方法


自己資本比率は30%以上あることが望ましいとされている。ただし業種によって負債の比率が高くなる業種とそうでない業種があり、適正水準の判断は、同業他社で比較する事が多い。銀行株は他人資本に依存する比率が高いため、他業種ににくらべて低くなりやすい。国内銀行の自己資本比率は最低4%は確保しなければならないと規定されている。

自己資本を増やすには、既存株主または第三者に追加出資(増資)をしてもらうか、儲けた利益を配当や投資に回さず内部留保として積み立てるといった方法がある。



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