J-REIT（ジェイリート）は、日本版の不動産投資信託です。
投資家から集めたお金で、複数の不動産（オフィスビルや商業施設、住居など）を取得して運用し、獲得した賃料や売却益などの収入を投資家に分配する金融商品です。
不動産に投資して運用する会社のことを投資法人といいます。
上場投資法人は株式でいうところの株券「投資証券」を発行して、株式と同じように証券取引所に上場します。
J-REITは、不動産投資とくらべて、少ない資金で不動産に投資をすることができ、市場が開いている時間内であればいつでも何回でも売買ができます。また株式と同じように指値注文や成行注文もできます。
J-REITを起ち上げて、裏で支援するスポンサーのほとんどは、大手商社や大手不動産会社などの大企業であることが多いため、倒産リスクが低く、取得する物件も高利回りが期待できる大都市圏の優良物件が大半です。
J-REITを活用すれば、
個人ではとても買えないような優良物件にも投資をすることができます。
上場しているJ-REITの一覧はこちら。、最低売買価格や株価の推移、事業内容、業績、分配金の推移、投資法人の財務内容を比較することができます。
かつてはオフィスビルや商業施設、住宅に投資する投資法人が大半を占めていましたが、最近は需要の変化に合わせて物流施設や介護施設、温泉などに投資する投資法人も増えてきています。
J-REITは、元本保証ではないので、元本の値下がりリスクはありますが、株式と比べても分配金が高めになっているという特徴があります。J-REITには、利益の9割以上を株主に還元すれば法人税が免除される税制上の優遇があるので、J-REITは全般的に分配金が高くなっているのです。
J-REITを買う投資家は、値上がり益よりも分配金を重視する投資家が多いので、株価が下がれば分配金利回りが高くなるため、そこで買いが入りやすく、比較的底堅い値動きをするという特徴もあります。
さらに1万円前後で買えて、複数のJ-REITに分散投資できるリート型のETFという商品もあります。リート型ETFも分配金利回りは高めで、少額で分散投資ができるので、リスクをとるのが怖い投資初心者にもおすすめです。リート型ETFを1カ月ごとに買って時間分散すれば、さらに値動きにリスクを軽減することもできます。
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