株価が下落トレンドにあるときに一時的な値上がりから再び下落に転じるタイミングを狙って売りをいれるトレード方法を「戻し売り」という。
株価は買いたい人と売りたい人の需給によってきまるため、一時的に買われすぎたり売られすぎたりすることがよくある。
このときに調整といって一時的に株価が下落したり上昇することがあるが、あくまで過剰に反応したぶんの調整であるため、すぐに元のトレンドに戻りやすい。
この買い上がりがひと段落して再び株価が反落する局面を「戻し目」といい、戻し目で売り注文を出すことを「戻し売り」という。逆に株価が反発して上昇する局面を「押し目」といい、このタイミングを狙って買い注文を出すトレードを「押し目買い」という。
株価は押し目を作りながら緩やかに上昇する傾向が多く見られる。
戻し目の見つけ方には、さまざまな方法ある。
1.下図のように、1/3戻し、半値戻し、全戻しの局面を戻し目とする見方。
2.株価が移動平均線で反落する局面。
移動平均線がレジスタンスライン(上値支持線)として機能するパターン。株価が下落トレンドを描いているときに、株価が25日移動平均線に近づいて反落した、または上抜けて反落した局面は戻し売りを仕掛けるタイミングとなります。(株価チャート:「共立メンテナンス(9616)」)
3.株価がトレンドラインで反落する局面
高値と高値を結んだ線を延長したライン(トレンドライン)に、株価が近づいて反落、または上抜けて反落した局面は戻し売りを仕掛けるタイミングとなります。(株価チャート:「西日本鉄道(9031)」)