信用不安とは?


数十円程度で製造できる紙幣に、なぜ1000円、5000円、10000円の価値がつくのか?
それは通貨に対して「信用」があるからです。
通貨にたいして国が額面通りの価値があることを保証しているからです。
中央銀行が通過供給量を適切にコントロールし、需要と供給のバランスが崩れないよう金融システムを運営しているという信用があるから、通過の価値が維持できるのです。
しかし借金が返済できなかったり、無制限にお金を発行するなどして信用を失うと、通過の価値は暴落し海外から輸入している原材料をはじめとするモノの値段が高騰してインフレになります。
インフレになると現金や預貯金の価値が下がり、国民の生活が苦しくなります。生活が苦しくなるとモノが売れにくくなるので景気も悪くなります。
通貨の信用を失う恐れがある状態を信用不安といいます。
インフレから起こる資産価値の減少リスクをヘッジするには、信用の高い国の通貨を買って運用するといった手法があります。

2010年ギリシャの財政赤字が拡大して借金が返済不可能になるデフォルト不安が高まった欧州債務危機の時、ギリシャ国債が暴落し、欧州の共通通貨であるユーロが信用不安により価値が大きく下落しました。



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