学びエイド(184a)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


学びエイド(184a)の株価チャート 学びエイド(184a)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】学びエイドは、『Be a Player.~教育の「意欲」の機会均等をあまねく達成し、前向きなひとをたくさん作る企業~』という企業理念及び『「教えたい」と「教わりたい」をていねいに紡ぐ。』という経営理念を掲げ、創業以来、教育デジタル事業を単一セグメントにて行っております。学びエイドが事業を行うに際して、現状では教育の「意欲」の機会均等が達成されていないという課題を認識しております。教育の「意欲」の機会均等は、「教えたい」という衝動がまずありきであり、「教えたい」という衝動があって、「教わった」ひとが、次の「教えたい」衝動へとつながり、教育の「意欲」の力強い循環を達成することになると考えております。学びエイドではこの認識・考えのもと、「教育の機会均等を達成すること」、「教わるだけではなく、教えたい、というひとの場を提供すること」という大義を有しており、その大義に賛同してくれた「教えたい」ひととのつながりが、学びエイドのビジネスモデルを構築するに至った経緯であります。学びエイドの主なビジネスモデルは、鉄人講師(※1)や教育関連事業者の「教えたい」ひとから映像授業のコンテンツを調達し、学習塾等の「教えたい」ひとに、学びエイドが開発した映像授業・学習管理サービスを提供することで、エンドユーザー(生徒)等の「教わりたい」ひとに教育を届けるほか、学びエイドの映像学習サービスを直接「教わりたい」ひとに届けることであります。「学びエイドマスター」「学びエイドマスターforSchool」「学びエイドforEnterprise」が主要サービスであり、3サービスで売上の97.6%(2026年4月期時点)を占めております。 ※1 鉄人講師とは、学びエイドが定めた名称であり、「学びエイドの企業理念に賛同し、高い指導力を持つ講師であって、学びエイドの審査を経て、鉄人講師として登録された者」をいいます。 学びエイドの教育デジタル事業における主なサービスは、以下のとおりであります。サービス名称商流サービスの内容学びエイドBtoC(学びエイドto無料の一般会員)無料会員登録で「映像授業」が1日3コマまで視聴可能。BtoC(学びエイドto有料のプレミアム会員)有料会員登録で「映像授業」が全科目見放題となることに加え、倍速再生、教材テキストの購入が可能。学びエイドマスターBtoBtoC(学びエイドto個人経営~中規模の学習塾to生徒)「学びエイド」で提供する映像授業に加え、学習塾専用の「映像授業」と塾運営の効率化を支援する「管理機能」を提供。学びエイドマスターforSchoolBtoBtoBtoC(学びエイドto中規模~大手(全国展開)学習塾本部to傘下の学習塾to生徒)「学びエイドマスター」の映像授業や管理機能を自社仕様へとカスタマイズして提供するほか、オリジナルの映像授業や学習管理システムの開発・構築に対応。学びエイドforEnterpriseBtoB(学びエイドto教育関連事業者)教育関連事業者の教材(紙媒体)の「映像授業化」と映像授業化したコンテンツを配信するための「配信サービス」を開発・提供。学習塾BtoC(学びエイドto高校生・既卒生)学びエイド直営学習塾。「学びエイドマスター」を使用し、多様な映像授業と生徒一人ひとりにあわせた独自学習プログラムで効率的に学べる。 各サービスの内容は以下のとおりです。 (a) 学びエイド(無料の一般会員/有料のプレミアム会員)・サービスの概要「学びエイド」とは、無料の一般会員及び有料のプレミアム会員向けに、オンラインで視聴できる映像学習サービスです。最大の特徴は、1コマ5分程度で構成される「マイクロ講義」(※2)を採用している点です。中学から高校までの幅広い学習範囲に対応しており、生徒は「参考書を読んでも理解が難しい箇所」や「自分がわからないピンポイントの箇所」だけを能動的かつ効率的に学習することができます。配信している映像授業は、大手予備校等での豊富な指導実績を持つ講師(以下「鉄人講師」)自らが制作に関わっており、これまで大手予備校で提供されるような質の高い授業は大手予備校に通わなければ、受講することができなかった高いクオリティと多様性に富んだコンテンツを視聴することができます。現在、提供している映像コンテンツは70,000コマ以上、登録している鉄人講師は110名以上(科目換算(※3))にのぼります。 ・利用形態と料金体系教育の「意欲」の機会均等という学びエイド理念のもと、学生から大人の学び直しニーズまで幅広く対応した以下の料金プランを提供しています。・無料の一般会員:1日3コマまでの受講が可能です。 ・プレミアム会員:月額898円(税込)からの定額制(サブスクリプション)です。中学・高校の全科目の講義が見放題となるほか、倍速再生機能や教材テキストの購入が可能となります。 ・ビジネスモデルと収益認識学びエイドは鉄人講師とコンテンツ使用許諾契約を締結して映像コンテンツを調達し、これを会員に提供しております。 ・売上計上(収益認識)の基準利用料の受領形態には月額払い・半年払い・年間払いがありますが、いずれの決済方法においても、顧客へのサービス利用期間にわたって月次で売上計上を行っております。 ・仕入・費用の発生仕組み学びエイドから鉄人講師へのコンテンツ使用許諾料の支払いはレベニューシェア方式を採用しており、当該コンテンツから得られた売上高の約5%を、提供本数に応じて按分して支払うこととしております。 ※2 マイクロ講義とは、学びエイドでは、「講義を短く区切ることで、わからない箇所だけを繰り返し視聴することや、キーワード検索でピンポイント視聴できる等、能動的・効果的に学習することが可能となる講義方式」としています。※3 科目換算とは、1人の講師が複数科目担当している場合には、科目ごとに1名とカウントしております。(例:1名の講師が古文、漢文を担当している場合は、2名とカウント)  当該サービスの商流を図示すると以下のとおりであります。 (b) 学びエイドマスター及び学びエイドマスターforSchool・サービス概要本サービスは、主に小規模から大手までの学習塾(BtoB)向けに展開しており、「学びエイド」で提供する映像授業に加え、学習塾専用の「映像授業」、塾運営の効率化を支援する「管理機能」を提供するサービスです。また、提出した小論文の添削が自分専用の動画で届くオンライン小論添削サービス「総合型選抜対策 添削道場」や学習塾の生徒を学びエイドが直接指導し、専門性が必要となる高校生・大学受験指導や人員不足を解決するオンライン学習指導サービス「テツヨビ」といった、学習塾の教室運営を支えるオプションサービスも展開しております。 ①学びエイドマスター・サービス概要「学びエイドマスター」は、小規模~中規模の学習塾むけに提供しております。映像授業は、「学びエイド」サービスと同様に、1コマ5分程度のマイクロ講義で、中学から高校まで幅広く対応しているためあらゆる指導スタイルに対応することができます。また、映像授業や管理機能を用いることで、講師不足やアナログ管理といった課題に対応することができます。なお、2026年4月末日現在において、契約教室数300教室以上となります。学びエイドマスターでは映像授業に加え、以下の管理機能も提供しており、学習塾の運営方法に合わせて使いたい機能を組み合わせて利用することができます。機能機能の内容入退室管理カードリーダー不要、生徒番号でお手軽に入退室登録月謝管理クレジットカード払いに対応(別途決済代行会社と契約が必要)学習管理生徒毎の「やることリスト」を設定でき進捗確認も可能成績管理 画像ファイルのアップロードで紙管理から解放、指導報告書もフォーマットがあるため簡単に作成できるお知らせ・連絡機能 メールアドレス登録不要で保護者・生徒と連絡のやりとりが可能、プライベートと学習空間をしっかり切り分けできるオリジナル動画配信機能定期テスト対策授業や、生徒への激励メッセージ等、塾オリジナル動画を塾生に限定配信できる ・利用形態と料金体系 学びエイドサービスを導入する学習塾(小規模~中規模)向けに、以下の料金体系を提供しています。・初期導入費用:サービス開始時に一時に受領する費用です。・月額料金:以下の2種類で構成されています。・月額基本費用:1教室あたりの定額費用。 生徒アカウント費用:利用する生徒数(アカウント数)に応じた従量課金費用。 ・ビジネスモデルと収益認識学びエイドは、導入先の学習塾から初期導入費用および月額料金を受領し、学習塾は学びエイドシステムを活用して生徒への教育サービスを提供します。 ・売上計上(収益認識)の基準初期導入費用:一時に受領した対価を、本サービスの平均契約期間にわたって按分し、毎月売上計上しております。月額料金(月額基本費用・生徒アカウント費用):いずれも顧客へのサービス利用期間にわたって、月次で売上計上しております。当該サービスの商流を図示すると以下のとおりであります。 ②学びエイドマスターforSchool・サービス概要「学びエイドマスターforSchool」は、主として中規模から大手の全国展開する学習塾本部向けに提供しております。「学びエイドマスター」の映像授業や管理機能を各塾の指導形態に沿ってカスタマイズして提供するほか、顧客ごとのオリジナル映像授業や独自の学習管理システムの開発・構築に対応しております。近年増加している、新入試に対応した「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」向けの対策講座の開発・カスタマイズに対応できる点が大きな特徴です。 ・利用形態と料金体系大手の学習塾本部向けに、カスタマイズの規模や用途に応じた柔軟な料金体系を提供しています。・システム利用料:カスタマイズされたシステムの利用および動画利用の対価として受領する費用です。 ・カスタマイズ開発費等:オリジナルの映像授業や学習管理システムの構築規模、あるいは各種対策講座の開発規模に応じて、個別の開発・制作費用を受領しております。 ・ビジネスモデルと収益認識大手の学習塾本部からシステム利用料およびカスタマイズ開発費等を受領し、塾本部は全国の自社教室等を通じてエンドユーザー(生徒)へ独自の教育サービスを提供します。 ・売上計上(収益認識)の基準実質的に請負契約と判断されるカスタマイズ開発費等:システム開発部分については、進捗度を合理的に見積もるため作業工数に基づく「インプット法」等により売上計上しております。また、コンテンツ(映像授業等)の制作部分については、顧客への引渡し(検収)が完了した時点で売上を計上する「アウトプット法」を採用しております。実質的に請負契約と判断される場合以外(システム利用料・動画利用料):顧客へのサービス提供期間(契約期間)にわたって、月次で売上計上しております。 ・仕入・費用の発生仕組み鉄人講師や制作に関わる講師との契約に基づき、映像の利用実績や契約内容に応じた許諾料、またはコンテンツ制作に関わる費用を支払っております。 当該サービスの商流を図示すると以下のとおりであります。 (c) 学びエイドforEnterprise・サービス概要「学びエイドforEnterprise」は、教育現場におけるデジタル化のニーズに対応するため、参考書や教科書などの紙媒体を「映像授業化」するコンテンツ制作と、それらを配信するための「配信サービス(システム)」を一体として開発・提供するサービスです。最大の特徴は、映像制作とシステム構築を学びエイド1社でワンストップ提供できる点にあり、これにより顧客のデジタル化導入コストを大幅に削減することが可能です。学びエイドには、創業以来「学びエイド」等で培ってきた95,000コマ以上(※他サービスとの合算)の豊富な映像制作ノウハウ、鉄人講師・登録講師(※4)との強力なネットワーク、そして現場の声を反映した確かなシステム構築力があり、これらを結集して高品質なサービスを実現しています。 ・利用形態と料金体系教科書会社や参考書出版会社などの教育関連事業者を主な顧客(BtoB)としており、契約内容や開発規模に応じて以下の料金体系を組み合わせて提供しています。 ・コンテンツ・システム開発費:初期の映像授業の制作、および独自の配信システム構築の対価として受領する費用です。 ・運用・利用料:システムの稼働に応じた「システム利用料」や「動画利用料」です。 ・成果報酬(レベニューシェア):顧客(教育関連事業者)が提供するサービスの売上や実績に応じて受領する費用です。 ・ビジネスモデルと収益認識学びエイドは、鉄人講師・登録講師と共に制作した映像とシステムを教育関連事業者へ提供し、事業者はこれらを活用して一般の学習者(エンドユーザー)に対してデジタル教育サービスを提供するビジネスモデル(BtoBtoC)です。 ・売上計上(収益認識)の基準コンテンツ・システム開発費:契約内容(実質的な契約性質)等に応じて、主としてサービス(開発・制作)の提供が行われる「一定期間にわたって」売上計上しております。 システム利用料・動画利用料・レベニューシェア:教育関連事業者がエンドユーザーへサービスを提供した対価(利用実績等)に応じて学びエイドへ支払われるものであり、一定期間において計算(確定)された結果に基づき、月次等で売上計上しております。 ・仕入・費用の発生仕組み映像授業の制作に関わる鉄人講師や登録講師(※4)等に対し、契約やコンテンツの利用実績に基づいた制作料や使用許諾料を支払っております 当該サービスの商流を図示すると以下のとおりであります。 ※4 登録講師とは、学びエイドが定めた名称であり、「鉄人講師としてデビュー前の講師であり、学びエイドコンテンツの制作等を通じて、講義力を高め鉄人講師を目指す者」を指します。 (d) 学習塾学習塾とは、学びエイドが運営する学習塾空間にて、「学びエイドマスター」による指導を提供するサービスであります。学習塾では、「学びエイドマスター」を使用し、多様な映像授業と生徒一人ひとりにあわせた独自学習プログラムで効率的に学べる指導を行っております。また、学びエイドマスターの効率的な利用方法等を活かした運営ノウハウを、「学びエイドマスター」等のサービス提供を行っている学習塾に提供することにより、「学びエイドマスター」の利用促進のために活かしております。当該サービスの商流を図示すると以下のとおりであります。 学びエイドの事業及びサービスの特徴として、以下があげられます。 (a) 豊富な鉄人講師・登録講師ネットワークが生み出す個別最適化への対応 学びエイドが顧客に提供する映像授業・学習管理サービスや参考書や教科書など紙媒体の「映像授業化」は、良質な映像コンテンツを、網羅的に調達することが可能であります。これらが可能になる理由としては、学びエイドの「教育意欲の機会均等を達成すること」、「教わるだけではなく『教えたい』ひとに場を提供すること」という大義に対し、創業当時からご賛同いただいた鉄人講師とのネットワークがあげられます。また、「登録講師」という形で、鉄人講師としてデビュー前の講師とのネットワークも広がっており、学びエイドの受託コンテンツの制作等を通じて、講義力を高め鉄人講師を目指す講師も増えてきております。 学びエイドマスター(forSchoolを含む)のような映像授業配信サービスは、一般的には、映像コンテンツを買い取り、買い取った時点では最新の情報に基づき制作されていたとしても、いずれは陳腐化する可能性があるほか、映像コンテンツの質を求めると価格が高くなる傾向にあります。学びエイドでは、鉄人講師が制作した映像コンテンツを調達し、これを顧客に提供しておりますが、学びエイドは鉄人講師とコンテンツ使用許諾を締結し、その使用許諾料を、顧客に提供した実績に応じて、レベニューシェアの方式(当該コンテンツを利用して得られた売上高の約5%を提供本数に応じて按分)により支払うこととしております。鉄人講師からみると、使用許諾料は一般的な映像コンテンツの販売価格と比較して、一時的には必ずしも有利な価格とは言えませんが、学びエイドの売上高が増えれば、継続的に使用許諾料を受け取ることができ、鉄人講師が得られる使用許諾料も高くなる可能性があります。 一方で、鉄人講師は、学びエイドの経営理念に賛同し、「教えたい」という自らの使命感をもって、学びエイドにご協力いただいております。一般的な予備校で講師が生徒に教える場合、使用する教材等の制約がありますが、学びエイドの映像コンテンツの場合、「講師の顔は出さない」、「1コマ5分」といった最低限の制約のみとしており、教えるにあたっての自由度が高く設定されております。鉄人講師は自らが理想と考える映像コンテンツを制作することが可能となり、自らの「教えたい」という使命を果たすことができます。 また、学びエイドforEnterprise(学びエイドマスターforSchoolのカスタマイズを含む)では、これらの鉄人講師・登録講師の豊富なネットワークを持つことで、顧客からの指導法、対象学年、求める講師のキャラクターといった細かなニーズに応えるオリジナルな映像コンテンツの制作が可能となります。予備校講師を始めとする鉄人講師は、少子化、浪人生の減少、総合型選抜の増加による一般入試の減少により、「教える場」が減りつつあります。教育関連事業者からの学習コンテンツ制作やテキストの映像化といった需要は、講師にとっても新たな「教える場」となり、指導力をもつ講師の新たな活躍の場を提供することに繋がっていると考えております。 以上のことから、学びエイドとしても良質な映像コンテンツを、網羅的に調達・制作ができ、常に最新の情報に基づいた映像コンテンツを提供することが可能になります。 (b) タイムパフォーマンスを重視した映像授業の制作実績 学びエイドでは、映像コンテンツの開発コンセプトとしてマイクロ講義という形態を採用しております。マイクロ講義では、1コマを5分で区切ることで、生徒が能動的・効果的に学習することが可能になります。具体的には、分からない箇所だけを繰り返し視聴することができる、キーワード検索でピンポイント視聴ができるなどがあげられます。 エンドユーザーである生徒は「Z世代(※5)」と呼ばれ、タイムパフォーマンス(※6)を重視する傾向が強まり、対応したSNSを中心としたサービスや商品(※7)が増加しています。 特に動画分野においては、「短時間」「倍速再生」「要点まとめ」 等をキーワードに、対応したサービスやコンテンツが増加しています。学びエイドの映像授業は、こうした個別最適化をはじめとする教育業界のニーズと、タイムパフォーマンスを向上させたいエンドユーザーのニーズに対して、マイクロ講義の形態を採用しております。※5 野村総合研究所(NRI)の用語解説によると、1990年代半ばから2010年代序盤に生まれた世代で、デジタルネイティブ、タイムパフォーマンス重視の効率主義、多様性を重んじる等の特徴的な価値観を持つ。※6 費やした時間に対して得られた効果の割合(時間対効果)を表す言葉で、略称である「タイパ」は三省堂辞書を編む人が選ぶ「今年の新語2022」において大賞を受賞している。※7 代表例として、効率的に必要な栄養を取得できる「完全栄養食」やスキマ時間でアルバイトを可能とする「スキマバイト募集サービス」、注文から短時間で商品が届く「クイックコマース」等が挙げられる。 従来の映像授業とマイクロ講義を採用した学びエイドの映像授業の違いは以下のとおりであります。 従来の一般的な映像授業では、映像授業が60分~90分と長尺であり、学習する際には既習範囲、不要なところも見なければなりませんでした。また、料金は1教科あたりで発生し(従量制)、比較的高額でありました。一方、学びエイドの場合、1コマ5分程度で、かつ顔なしの映像授業となっているため、板書や言い直し等がないことから、本来学習に必要のない部分を削ることができるため、履修時間を従来の映像授業を視聴するよりも短縮できるほか、わからない箇所だけを繰り返し視聴することができます。また、キーワード検索機能を設けているため、ピンポイントで視聴することが可能になります。これらの違いは、これまでの一方的に講義を聞く受身的な学習の姿勢から、自ら学習する分野を探索する能動的な学習姿勢を育みます。更には、低額・定額制ですべての映像授業を見ることができます。学びエイドforEnterpriseサービスでも、これらの映像コンテンツ制作に関するノウハウは活用しております。学びエイドforEnterpriseは、顧客からのニーズに応えるため、必ずしもマイクロ講義の形態をとるわけではありませんが、4年・10年に1度行われる学習指導要領の改訂により一部もしくは大半の映像コンテンツを定期的に制作しなおす必要があります。その負担は映像関連事業者に課せられるため、改訂に対して柔軟に対応していくことが必要となります。例えば、マイクロ化した講義を改訂部分のみ差替えできるように映像コンテンツを設計する、また、改訂に左右されない普遍的な講義を制作することなどがあげられます。学びエイドでは、これまでの映像コンテンツに関する制作のノウハウだけではなく、教務的な効果を踏まえたノウハウを顧客に提案できることが強みと考えております。学びエイドの制作した延べコンテンツ数の推移は以下のとおりです。 ※コンテンツ制作数とは、「学びエイド」「学びエイドマスター」で公開しているコンテンツ数に、「学びエイドforEnterprise」で制作したコンテンツ数を含みます。 (c) 教育分野に特化した映像制作による専門性と安心感の提供 教育現場では、「教材の著作権処理」「学習指導要領への対応」「教育的配慮に基づいた指導である事」等、通常の動画制作とは異なる専門性が求められます。創業より教育分野に特化した映像授業の制作を継続し、専門性と教育的配慮に基づいた内容であるか、学習指導要領と逸脱がないか等をチェックし、安心感のあるサービスを提供していると考えております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。 [事業系統図]

有価証券報告書(2026年4月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】学びエイドの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において学びエイドが判断したものであります。(1) 経営方針 学びエイドは、「Be a player.~教育の「意欲」の機会均等をあまねく達成し、前向きなひとをたくさんつくる企業~」を企業理念に掲げ、「教えたいと教わりたいをていねいに紡ぐ」を経営理念としております。この経営理念に基づき、学習塾等教育関連事業者に対し、鉄人講師等と共に制作した映像授業、塾運営の効率化を支援する管理機能を提供する「学びエイドマスター」、教育関連事業者の教材(紙媒体)の映像授業化と映像授業化したコンテンツを配信するための配信サービスを開発・提供する「学びエイドforEnterprise」の開発・運営を行っております。「教えたいと教わりたいをていねいに紡ぐ」という経営理念の実現にむけて、良質な映像コンテンツの提供、経営管理体制、人材育成を強化し、「教わった」ひとが、次の「教えたい」衝動へとつながり、情報的・経済的・地域的・世代的格差を超えて、教育の「意欲」の力強い循環を達成し、教育の熱き意欲をていねいに紡ぐ企業となるべく取り組んでいく方針であります。 (2) 経営環境及び経営戦略等学びエイドの属する業界は、大きくは教育産業市場であり、また、教育におけるICT、AI、データ等のテクノロジーを活用した「EdTech(Education Technology)」及びデジタル教育関連市場にも属するものと認識しております。教育産業全体については、少子化の進行により学齢人口は減少傾向にあるものの、教育サービスに対する需要は底堅く推移しております。矢野経済研究所「2025年版教育産業白書」によれば、2025年度の教育産業市場規模は、主要15分野計で前年度比0.6%増の約2兆8,000億円と予測されております。(※1)一方で、学習塾・予備校市場においては、生徒数の減少に加え、講師やアルバイトスタッフ等の人材確保の難易度が高まっており、教育品質を維持しながら効率的な教室運営を実現することが重要な経営課題となっております。また、大学進学時の大都市圏への学生流入傾向は継続しており、地方においては学齢人口の減少も進行しております。このような環境のもと、学習塾や教育事業者においては、生徒確保に加え、人材の採用・定着や教室運営の効率化が重要な経営課題となっております。学びエイドは、こうした課題への対応策として、映像授業やオンライン学習サービス、学習管理システム等の活用ニーズは今後も高まるものと認識しております。デジタル教育領域においては、政府が推進するGIGAスクール構想(※2)により、学校現場での1人1台端末環境の整備が進み、現在は端末更新を含む第2期の段階へ移行しております。また、学習者用デジタル教科書についても段階的な導入が進められており、小学校及び中学校において活用機会が拡大しております。これらの取り組みにより、学校教育におけるICT活用や個別最適な学び、学習履歴やデータを活用した教育の高度化に向けた環境整備が着実に進展しているものと認識しております。さらに、教科書へのQRコード掲載やデジタルコンテンツとの連携が進展し、紙媒体と映像・音声・Web教材を組み合わせた学習スタイルが一般化しつつあります。こうした変化は、教科書準拠教材や参考書、補助教材市場にも影響を与えており、従来の紙媒体中心の教材提供から、デジタル教材を組み合わせたハイブリッド型の学習環境への移行が進んでおります。eラーニング市場については、矢野経済研究所「2025 eラーニング・デジタル教育ビジネスレポート」の調査によれば、2025年度の国内eラーニング市場規模は前年度比1.0%増の3,849億円(※3)と予測されております。企業向け研修やリスキリング需要の拡大に加え、学習塾・予備校や学校教育におけるデジタル活用の浸透により、市場は継続的に拡大していくものと考えられます。また、大学入学者選抜制度においても大きな変化が進んでおります。総合型選抜及び学校推薦型選抜による大学入学者の割合は年々上昇しており、現在では大学入学者の過半数を占める状況となっております。これにより、従来の学力試験中心の受験対策に加え、主体性、多面的な思考力、表現力、探究活動の成果等を評価する入試制度への対応が求められております。このような変化を背景に、高等学校においては探究学習やキャリア教育の重要性が高まっており、生徒一人ひとりの学習履歴や成長過程を支援する教育サービスへの需要も拡大しております。教育サービスにおいては、単なる知識習得や受験対策に留まらず、学習支援、進路指導、キャリア形成支援を含めた総合的な学習支援へのニーズが高まっているものと認識しております。このような経営環境のもと、学びエイドは、映像授業コンテンツ、学習支援システム及びデジタル教材等を通じて、教育現場における人材不足や運営効率化、教材のデジタル化、個別最適化された学習環境の実現といった課題解決に取り組むとともに、変化する教育制度や学習ニーズに対応したサービスの提供を推進してまいります。※1 矢野経済研究所「教育産業白書2025年版」※2 GIGAスクール構想とは以下を目標に掲げたものであります。(文部科学省GIGAスクール構想パンフレットより)・1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する・これまでの我が国の教育実践と最先端のICTのベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す※3 矢野経済研究所「2025 eラーニング・デジタル教育ビジネスレポート」 このような状況の中、学びエイドでは、(1)の企業理念等に基づき、企業理念の実現及び企業価値向上に向けて、以下の5つの成長戦略に基づき事業を推進しております。 ① 信頼回復とガバナンスの強化学びエイドは、監査等委員会設置会社への移行及び執行役員制度の導入を通じて、意思決定の迅速化及び取締役会の実効性向上を図っております。今後もコーポレート・ガバナンス体制の強化及び適切な情報開示を推進し、ステークホルダーとの信頼関係の構築に努めてまいります。 ② 主力サービスの再定義と顧客基盤の拡張学びエイドは、「学びエイドマスター」のリニューアルを進めるとともに、教材連携機能、添削機能及び講師ネットワーク等を統合した教育DXプラットフォームとしての機能強化を図っております。これにより顧客接点の多層化及び顧客生涯価値(Life Time Value:顧客生涯価値)の向上を目指すとともに、学習塾市場を中心とした顧客基盤の拡張を推進してまいります。 ③ 収益モデルの変革学びエイドは、学習塾運営受託による安定収益の確保及び学習塾運営管理システム等の外販に向けた取り組みを推進しております。また、継続課金型サービスの拡大を通じてフロー型収益への依存を低減し、ストック型収益を中心とした安定的な収益基盤の構築を目指してまいります。 ④ アライアンスによるスケール戦略学びエイドは、NOVAホールディングスグループとの資本業務提携を通じて、グループ内学習塾へのサービス展開及び塾運営管理システムの共同開発を推進しております。今後は共同開発したシステム及びコンテンツの外販化を進めるとともに、語学教育領域や公教育領域への展開を通じて、新たな収益機会の創出及び事業規模の拡大を図ってまいります。 ⑤ 現場力の底上げ学びエイドは、映像授業制作で培ったノウハウに加え、学習塾運営受託を通じて得られる現場の知見を蓄積し、サービス及びプロダクトへ反映してまいります。これにより、教育現場の課題解決力を高めるとともに、組織全体の学習能力及び実行力の向上を図ってまいります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題学びエイドの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題は以下のとおりであります。① 収益構造の抜本的改革  学びエイドは教材連携や添削機能を統合した「教育DXプラットフォーム」への進化を進めております。従来の単発収益依存から脱却し、サブスクリプション型等のストック売上の積み上げを強化してまいります。変革を確実にするため、NOVAホールディングス株式会社(以下、「NOVAホールディングス」といいます。)との学習塾の共同運営を本格稼働させ、下期への過度な業績偏重を大幅に解消することで経営基盤の安定化と持続的成長を推進してまいります。 ② 戦略的アライアンスの深化とグループシナジーの創出  学びエイドは、NOVAホールディングスとの資本業務提携による協業を、最も相乗効果が見込める「学習塾ドメイン」において深化・拡大させております。今後は同ドメインでのサクセスモデル確立や継続的な大型案件受託に向けたシステム基盤構築を最優先で進めるほか、学びエイド既存コンテンツを他のグループ会社へスピーディーに横展開いたします。開発コストを抑制しながらグループの強固な顧客基盤を活かし、早期の収益化と中長期的な成長加速を図ってまいります。  ③ 営業体制の再構築と運営ナレッジの蓄積による現場力の向上  通期黒字化の達成にむけ、既存顧客との関係深化と新規開拓を着実に進める営業体制の再構築に努め、確実な受注活動にむけて営業活動を進化させてまいります。さらに、映像授業の制作ノウハウの形式知化を進めることに加え、新たに開始した学習塾の共同運営を通じて現場の運営実務や知見を直接学びエイドに蓄積いたします。これを早期にプロダクトやサービス改善へ還元することで、短期的・長期的なサービス価値を最大化してまいります。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 学びエイドの売上高は主に、「学びエイドマスター」、「学びエイドマスターforSchool」及び「学びエイドforEnterprise」で構成されております。学びエイドは、持続的な成長及び企業価値向上を実現するため、売上高成長率及び営業利益率を重要な経営指標としております。また、サービスの成長性及び収益性を把握するための参考指標として、「顧客数」及び「顧客単価」を継続的にモニタリングしております。2026年4月期は、学習塾領域への経営資源の集中、NOVAホールディングスとの資本業務提携による協業推進及びストック型収益基盤の構築を進める一方で、前期に発生した大型案件失注の影響やEnterprise領域における新規受注の回復遅れ等により、売上高及び利益面で厳しい結果となりました。 各サービスの「顧客数」「顧客単価」の定義、及び経営指標等の推移は以下の通りです。各サービスの「顧客数」「顧客単価」の定義サービスの名称顧客数の定義顧客単価の定義学びエイドマスター顧客数は契約教室数と定義しております。学びエイドでは、契約教室数の拡大は、利用生徒数の拡大につながること、契約教室数は、現在の売上だけでなく、今後学習塾向けに新たな機能やサービスを提供する際の基盤となるため、指標として設定しております。学びエイドサービスの売上高を顧客数(契約教室数)で割って算出しております。学びエイドでは、学びエイドマスターの利用者数の増加、付帯サービスのアップセルが売上高の増加に必要となるため、指標として設定しております。学びエイドマスターforSchool顧客数は契約法人数と定義しております。契約法人数の拡大は、利用生徒数の拡大につながることから当サービスの指標として設定しております。学びエイドマスターforSchoolの売上高を顧客数(契約法人数)で割って算出しております。学びエイドでは、学びエイドマスターの継続利用に加えて、映像授業やシステムのカスタマイズ受注等のアップセルが売上高の増加に必要となるため、指標として設定しております。学びエイドforEnterprise顧客数は契約法人数と定義しております。契約法人数の拡大は、案件数の増加につながることから、当サービスの指標として設定しております。学びエイドforEnterpriseの売上高を顧客数(契約法人数)で割って算出しております。学びエイドでは、契約法人に対し既存の受注に加え、映像コンテンツやシステム開発のアップセル・クロスセルが売上高の増加に必要となるため、指標として設定しております。 経営指標等の推移セグメントの名称経営指標2025年4月期2026年4月期教育デジタル事業売上高成長率(%)△53.926.3営業利益率(%)――サービスの名称参考指標2025年4月期2026年4月期学びエイドマスター顧客数(契約教室数)423 352顧客単価(千円)200 208学びエイドマスターforSchool顧客数(契約法人数)7 13顧客単価(千円)11,219 14,983学びエイドforEnterprise顧客数(契約法人数)27 28顧客単価(千円)4,324 3,187 ・「教育デジタル事業」2026年4月期は、学習塾領域サービスである「学びエイドマスター」及び「学びエイドマスター forSchool」を中心に、経営資源の集中を進めるとともに、NOVAホールディングスとの資本業務提携による協業体制の構築を進めてまいりました。「学びエイドマスター forSchool」は、ITTO個別指導学院との取組が進展し伸長したことにより、前期を上回る実績となりました。 ・「学びエイドマスター」 個人~中小規模学習塾を取り巻く環境は、少子化や後継者不足等を背景として引き続き厳しい状況が続いております。一方で、既存顧客に対するサービス価値向上の取り組みにより解約率は改善傾向にあります。今後は、「テツヨビ」や添削サービス等の付加価値サービスとの連携を進めることで顧客満足度の向上を図り、顧客基盤の維持・拡大及び顧客単価の向上に取り組んでまいります。 ・「学びエイドマスターforSchool」 中~大手規模の学習塾においては、ICTを活用した教育サービスへの需要は引き続き高い水準にあります。2026年4月期においては、NOVAホールディングスグループとの連携を進めるとともに、ITTO個別指導学院への導入を開始するなど、顧客基盤の拡大に向けた取り組みを推進いたしました。今後は、「学びエイドマスター」の機能強化に加え、学習塾運営管理システムの開発等を通じてサービス価値の向上を図り、継続的な収益基盤の拡充を目指してまいります。 ・「学びエイドforEnterprise」 2026年4月期は、新規案件獲得の遅れ等により売上高が低調に推移いたしました。一方で、学びエイドが保有する映像授業コンテンツを活用したライセンス提供やコンテンツ活用の取り組みを進めております。今後は、既存コンテンツの二次利用やレンタル提供を拡大するとともに、システム及びコンテンツの外販を推進し、継続的な収益獲得につながる事業基盤の構築を目指してまいります。

事業等のリスク

3 【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。学びエイドは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、学びエイド株式に対する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。学びエイドのリスク管理体制に関しましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1)コーポレート・ガバナンスの概要」に記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において学びエイドが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 市場動向について① EdTech市場の動向について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドの教育デジタル事業は、いわゆる「EdTech(Education(教育)×Technology(技術)の造語)」と呼ばれる市場に属しております。EdTech市場のうち、特に教科学習コンテンツの市場規模は、GIGAスクール構想等のユーザー環境変化もあり、今後も拡大していくものと見込んでおりますが、将来において教育環境及びユーザー環境が学びエイドの見込みと著しく異なる場合や、市場規模が急激に縮小していった場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 少子化による影響について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドの教育デジタル事業は、主に中学・高校学習範囲を対象とした学習塾等教育関連事業者を主要顧客としております。教育産業全体は、長期にわたる出生率低下に伴う少子化により、学齢人口の減少という問題に直面しております。このような状況の下、学びエイドは、学びエイドのサービスを通じて、主要顧客の経営改善を目指して新たなサービスの拡充や機能追加を進める方針ではありますが、今後、少子化が急速に進行し、学びエイドの顧客である学習塾に所属する生徒数の減少または学習塾の閉鎖の増加、また、教育関連事業者の業績が悪化した場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ インターネット利用者の動向について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドの教育デジタル事業は、インターネットを介してサービスを提供しており、インターネットの活用を前提としていることから、インターネット利用が今後も継続・発展していくことが事業展開の基本条件であると考えております。インターネットの人口普及率は2010年頃から概ね8割程度(出所:総務省「令和6年版情報通信白書」、2024年7月公表)で推移しており、一般的に普及していると言えるなか、スマートフォン及びタブレット端末や高速通信手段の普及が急速に進むなど、インターネットの利用環境は年々改善されており、今後についても同様の傾向が続くと思われます。学びエイドでは、法改正などの早期情報収集、市場動向のモニタリングなどを行っておりますが、仮に新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ、利用料金の改訂を含む通信事業者の動向など、予期せぬ要因によりインターネットの利用が阻害される場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 教育制度の変化について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)近年、教育分野においては、ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)化の必要性や、デジタル教科書の導入、大学入試の新制度導入等の環境変化が進んでおり、今後も子どもや保護者の教育に対するニーズも急速に多様化、個別化していくことが予想されます。このような状況の下、学びエイドは、顧客ニーズに対応した商品・サービスを提供するよう、新技術の開発やノウハウの取得を推進しております。しかしながら、将来において教育環境及び顧客ニーズが学びエイドにおける対応を上回る規模で急激に変化した場合、経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業に関するリスクについて① 業績変動の季節性(発生可能性:高/発生時期:1年内/影響度:大)学びエイドが顧客に提供している各サービスは、導入企業において事業年度等に合わせて新規導入・追加発注される傾向にあります。「学びエイドforEnterprise」の伸長により学びエイドの売上高は各導入企業における年度末、年度期首(3月・4月)に増加する傾向があり、第4四半期(2月~4月)に売上高が偏る傾向にあることから、期ずれなどにより翌期へ売上が計上されることがあります。学びエイドでは、営業体制の強化により早期受注を獲得するとともに、コンテンツ制作、システム開発の強化によりリスク軽減に努めてまいります。 過去事業年度における四半期毎の売上高の推移は以下のとおりです。 2025年4月期 第1四半期2025年4月期 第2四半期2025年4月期 第3四半期2025年4月期 第4四半期売上高(千円)52,74371,35071,52894,288 2026年4月期 第1四半期2026年4月期 第2四半期2026年4月期 第3四半期2026年4月期 第4四半期売上高(千円)57,27681,664115,067112,066 ② 売上計上の期ずれが業績に与える影響について(発生可能性:中/発生時期:1年内/影響度:大)「学びエイドforEnterprise」においては、取引先の都合による検収時期の変動や、受注後の仕様変更等により納入時期が変更となり、売上高及び利益の計上について当初の予定から翌四半期あるいは翌事業年度にずれる場合があります。これらの期ずれが発生した場合には、各四半期あるいは会計年度における学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、コンテンツ生産体制の強化、プロジェクトマネジメント人材の育成等の対応を強化し、リスク軽減に努めてまいります。 ③ システム障害について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:大)学びエイドの主力サービスである「学びエイドマスター」「学びエイドマスターforSchool」「学びエイドforEnterprise」は、インターネット環境が十分に整備されていることを前提に運営しておりますため、システム障害や外部からの攻撃により通信ネットワークやシステムが切断された場合には、学びエイドサービスの運営に重大な影響を及ぼす可能性があります。何らかの理由によりシステムトラブルが発生した場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドではサービスを安定的に運用するために、セキュリティ対策や外部機関による脆弱性調査を実施し、システムの安全性確保にむけた取り組みにより、リスクの軽減を図っております。 ④ 競合について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドは、各種サービスの提供にあたって、良質なコンテンツを網羅的かつタイムリーに調達するほか、主要顧客である学習塾の悩みを解決することができるようなサービスラインナップの充実や学びエイド営業体制の強化等に継続的に取り組み、競争力の向上を図っております。しかしながら、学びエイドと同様にEdTechを提供している企業や新規参入企業との競争激化による顧客の流出やコストの増加等により、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、日々変化する顧客のニーズに早期に対応できるよう、教育ビジネス、教育コンテンツの研修会を実施する等知見を深めており、さらにコンテンツ制作、システム開発の強化に努めてまいります。 ⑤ コンテンツ開発について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:大)学びエイドが顧客に提供する動画コンテンツの多くは、使用許諾を受けて利用しているものであります。学びエイドが提供する動画コンテンツは、時代の変化による教育内容の陳腐化を避けるため、継続的に新たな動画コンテンツを開発・提供し続けることが必要となります。学びエイドは、鉄人講師と長期安定的に良好な関係を築きながら、安定的な動画コンテンツの開発を行っておりますが、多数の鉄人講師から映像授業の許諾契約が終了した場合には、一時的に科目の網羅性を保つことができなくなることに加え、安定的な動画コンテンツの開発ができなくなった場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、科目・鉄人講師毎に担当を配置し、綿密なコミュニケーションを図り良好な関係を築くことにより、リスクの軽減を図っております。 ⑥ 新規顧客の獲得について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:大)学びエイドの主要サービスである「学びエイドマスター」「学びエイドマスターforSchool」「学びエイドforEnterprise」について、営業活動を強化しております。しかしながら、顧客への学びエイドサービスの新規導入や事業連携が拡大しないことにより、契約教室数や契約法人数の新規獲得数が想定を下回る場合には、学びエイドの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、契約教室数、契約法人数の新規獲得にむけて広告宣伝活動、営業活動を強化することにより、新規顧客獲得に努めてまいります。 ⑦ 既存顧客の継続率及び単価向上について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:大)「学びエイドマスター」「学びエイドマスターforSchool」「学びエイドforEnterprise」の継続的な成長には、新規顧客の獲得のみならず、既存顧客との取引継続及び単価向上が重要であると考えております。新規顧客の獲得、既存顧客との契約継続率、顧客単価向上のために、機能追加やコンテンツの質の向上を図っておりますが、顧客の事業が成長しない、学びエイドのコンテンツや管理機能に対する満足度の低下、顧客のニーズと合致しないこと等により、契約が継続しない、もしくは想定した顧客単価を得られない場合には、学びエイドの経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、営業体制を強化し、顧客満足度を高めることでサービスの向上に努めてまいります。 ⑧ 特定サービスへの依存(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:大)学びエイドの売上高に占める「学びエイドマスター」「学びエイドマスターforSchool」「学びエイドforEnterprise」のサービスの割合が高く(2026年4月期97.6%)、同サービスに依存しております。当該サービスに何らかの深刻な問題が生じた場合や、競合企業や新規参入企業との競争激化等が、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、主要サービスのサービス内容の充実を図るとともに、新たなサービス開発に努めてまいります。 ⑨ 技術動向について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドが事業を展開するインターネット業界においては、関連技術の進歩が著しく、また、それに応じた業界標準および利用者ニーズが急速に変化するため、新サービス・製品も相次いで登場しております。学びエイドは、これらの変化に対応するため、提供するサービスの機能追加や性能向上等に努めておりますが、学びエイドが想定する以上の技術革新により、学びエイドの技術やサービスが競争力を失うような事態が生じた場合、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、急速な技術革新に対応すべく技術者の採用・育成等に取り組み、顧客ニーズの変化や規制の変更に迅速に対応できるよう努めております。 (3)法的規制等について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイド事業は、「電気通信事業法」、「個人情報の保護に関する法律」、「製造委託等に係る中小受託事業者に対する代金の支払の遅延等の防止に関する法律」等による法的規制を受けております。学びエイドでは、社内管理体制の構築等により、これら法令を遵守する体制を整備・強化しておりますが、今後、新たに学びエイドの事業に関する規制等の制定等又は改正が実施された場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、顧問弁護士と連携し関連する法令等の制定・改正についての情報の事前収集を実施するとともに、コンプライアンス徹底に向けて全社的な意識強化と定着に努めております。 (4)個人情報保護を含めた情報セキュリティ管理について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:大)学びエイドは、提供するサービスに関連して得意先である塾、生徒等に関する個人情報を取り扱っております。これらの情報資産を保護するため情報システム管理規程、個人情報保護規程を定め、これらに従って情報資産を適切に管理、保護しております。また、学びエイドは2022年8月にプライバシーマークを取得しており、2年毎に審査を受けて更新を実施しております。また、従業員への教育、アクセス権限の設定、アクセスログの管理等の対策により、情報漏洩のリスクの回避を図っております。このような対策にもかかわらず重要な情報資産が外部に漏洩した場合には、学びエイドの社会的信用に与える影響は大きく、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)知的財産について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドでは、主力サービスである「学びエイドマスター」で公開している映像授業は鉄人講師が知的財産権を保有しており、学びエイドは鉄人講師より映像授業の使用許諾を得ておりますが、映像授業の公開前には製品開発部にて第三者の知的財産権を侵害していないか、適正に許諾を得ているかについて確認を行っております。学びエイドまたは学びエイドが確認した鉄人講師の映像授業による第三者の知的財産権侵害の可能性については、必要に応じて専門家と連携を取り可能な範囲で調査対応を行っておりますが、学びエイドの事業に関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、学びエイドが認識せずに他社の知的財産等を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合、損害賠償請求や使用差止請求等により、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、引き続き製品開発部門担当者に対する研修実施をするほか、全社的な啓蒙活動及び社内管理体制を強化するとともに、上記判明時には、事例に応じて顧問弁護士と連携し、解決に努めてまいります。 (6)人材の確保・育成について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドは、今後の事業拡大のために教育業界経験者、営業や開発部門等に必要な優秀な人材の確保、育成を重要な課題であると認識しており、積極的に人材を採用していくとともに、研修の実施等により人材の育成に取り組んでいく方針であります。しかしながら、これらの施策が効果的である保証はなく、必要な人材を確保できない可能性や育成した人材が学びエイドの事業に十分に寄与できない可能性があります。そのような場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、人材紹介会社等と連携しながら、継続的な採用活動を行い、優秀な人材確保に努めております。 (7)売掛金回収リスク(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドは、取引先各社との売掛取引に際しては、十分な与信管理の下で販売を行っておりますが、予期せぬ取引先の倒産等により貸倒れが発生した場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、学びエイドは提供するサービスに係る利用料金については、決済代行会社を通じて回収を行っております。したがって、決済代行会社との取引関係において取引解消を含む何らかの変化、もしくは決済代行会社のシステム不良等、何らかの事情によりサービス利用料金の決済に支障が生じた場合、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。学びエイドでは、決済代行会社のシステム不良等が起きた際には、銀行振込等の対応により売掛金回収ができるよう体制を図っております。 (8)繰越欠損金の解消による影響等について(発生可能性:低/発生時期:数年内/影響度:中)当事業年度末において、税務上の繰越欠損金が存在しております。学びエイドの業績が順調に推移し、繰越欠損金が解消した場合や税法改正により繰越欠損金による課税所得の控除が認められなくなった場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることとなり、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9)中長期経営計画の達成に関するリスク(発生可能性:中/発生時期:3年以内/影響度:中)学びエイドが策定した中期経営計画では、「学びエイドサービスを通じてより高品質な教育デジタルサービスを多くの教わりたい人に提供し、安定的な収益を通じて持続的な企業価値向上を目指す」ことを目標に、主に売上高成長率を始めとしたKPIを掲げておりますが、学びエイドがかかる目標を達成することができるか否かは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載された事項を含む多くのリスクや課題の影響を受けます。したがって、これらリスクを回避できなかった場合、または課題を克服できなかった場合等には、学びエイドの想定どおりの売上高成長率を達成することができず、結果として中期経営計画が達成できない可能性があります。 (10)大規模な自然災害・感染症について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:大)学びエイドでは、有事に備えた危機管理体制の整備に努め対策を講じておりますが、台風、地震、津波等の自然災害及び新型インフルエンザ等の感染症の流行が想定を大きく上回る規模で発生した場合には、学びエイド又は学びエイドの取引先の事業活動に影響を及ぼし、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。学びエイドでは、新型コロナウイルス感染症の流行以降、リモートワークを導入する等、柔軟に事業を継続できる体制の整備を図っております。 (11)特定人物への依存について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドの代表取締役社長である廣政愁一は、創業者であると同時に創業以来、学びエイドの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において、重要な役割を果たしております。学びエイドでは取締役会等において役員及び社員への情報共有や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、経営体制の整備を進めており、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、何らかの事情により、同氏に不測の事態が生じた場合、または、同氏が退任するような事態が生じた場合は、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (12)小規模組織であることについて(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:小)学びエイドは小規模な組織であり、現在の人員構成における最適と考えられる内部管理体制や業務執行体制を構築しておりますが、今後の業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、人員の増強及び内部管理体制及び業務執行体制の一層の充実を図っていく方針としております。また、現状において一部の取締役が部長職及び課長職を兼務しており、今後、社内人員の育成、採用の強化によって取締役の兼務解消に取り組む方針としております。これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、円滑な事業活動を行うことができず、結果として学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (13)大株主について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:中)学びエイドは、2025年5月30日開催の取締役会において、いなよしキャピタルパートナーズ株式会社(以下「ICP」)及び同社の子会社であるNOVAホールディングス株式会社(以下「NOVAホールディングス」)との間で、2025年5月30日付で資本業務提携を締結すること、及びICPに対して第三者割当による新株式発行を行うことを決議し、同年6月16日に払込が完了しました。また、2026年4月27日、ICPの子会社であるNOVAホールディングスが学びエイドの普通株式に対する公開買付けを実施し、2026年5月28日をもって終了しました。その結果、2026年6月4日付で、NOVAホールディングスは新たに学びエイドの親会社、その他の関係会社、主要株主及び主要株主である筆頭株主に該当し、本書提出日現在で発行済株式総数の51.63%を保有しています。さらに、学びエイド代表取締役社長である廣政愁一は、大株主に該当し、本書提出日現在で11.43%の株式を保有しています。NOVAホールディングス及び廣政愁一は、現時点では安定株主として引き続き一定の議決権を保有しており、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針であると認識しています。学びエイドといたしましても、両者は安定株主であると認識していますが、何らかの事情により、筆頭株主及び大株主である両者の保有株式が大幅に減少した場合、学びエイド株式の市場価格や議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (14)親会社グループとの関係について① 親会社グループにおける学びエイドの位置づけについて(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:低)本書提出日現在において、NOVAホールディングス株式会社(以下、「NOVAホールディングス」)は学びエイド発行済株式総数の51.63%を保有しておりますため、学びエイドの親会社に該当します。学びエイドはNOVAホールディングスとの資本業務提携に基づき、NOVAホールディングス及びその子会社(以下、「NOVAグループ」)との間で教育コンテンツの提供、システム開発等を通じた協業を推進しております。また、当事業年度末現在において、NOVAグループから監査等委員である取締役小野誉之、取締役隈井恭子の2名を受け入れておりますが、当該取締役は教育事業及び企業経営に関する豊富な知見を有しており、学びエイドの経営に対する助言を得ることを目的に招聘したものであります。学びエイドは、自ら経営責任を負い、独立した経営判断に基づき事業運営を行っております。しかしながら、今後、NOVAグループの事業戦略又は学びエイド内における位置付けに重要な変更が生じた場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 親会社グループとの取引について(発生可能性:低/発生時期:特定時期なし/影響度:高)学びエイドはNOVAグループとの間で教育コンテンツの提供、システム開発等の取引を行っており、当事業年度におけるNOVAグループに対する売上高は学びエイド売上高の約3割を占めております。学びエイドはNOVAグループとの協業を重要な成長施策の一つと位置づけており、今後、協業の進展に伴い、NOVAグループ向けの売上高が高まる可能性があります。そのため、NOVAグループの事業戦略もしくは協業方針の変更、又は取引の縮小もしくは終了等が生じた場合には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、これらの取引については、関連当事者取引管理規程に基づき、取引の必要性及び取引条件の妥当性、取引内容について確認し、取締役会における審議及び承認を経て実施するなど、取引の健全性及び適正性を確保する体制を整備しております。上記取引については今後も継続的に発生する予定でありますが、取引条件が変更された場合等には、学びエイドの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:中/発生時期:数年以内/影響度:小)学びエイドは、学びエイド役員及び従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権(以下「ストック・オプション」)を付与しております。また、今後におきましても、役員及び従業員に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与する可能性があります。これらのストック・オプションが権利行使された場合、学びエイド株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日現在におけるストック・オプションによる潜在株式数は104,300株であり、発行済株式総数3,413,500株の3.1%に相当します。 (16)ベンチャーキャピタル等の株式所有割合に伴うリスク(発生可能性:高/発生時期:数年以内/影響度:中)本書提出日現在におけるベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下、「ベンチャーキャピタル等」という。)が所有している株式数は339,200株であり、発行済株式総数3,413,500株に占める割合は9.9%となっております。一般的に、ベンチャーキャピタル等が未上場会社の株式を取得する場合、上場後には保有する株式を売却しキャピタルゲインを得ることがその目的のひとつであり、学びエイドにおきましてもベンチャーキャピタル等により株式が売却されることが想定されます。そのような場合には、短期的に需要バランスが悪化し、学びエイド株価の市場価格形成に影響を及ぼす可能性があります。 (17)配当政策について(発生可能性:中/発生時期:特定時期なし/影響度:小)学びエイドは、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかしながら、学びエイドは現在、成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、将来の事業展開及び経営体質の強化のための投資等に充当し、なお一層の事業拡大を目指すことが、株主に対する最大の利益還元につながると考えております。将来的には、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら株主に対して利益還元を実施していく方針ではありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。 (18)継続企業の前提に関する重要事象等(発生可能性:低/発生時期:1年以内/影響度:大)学びエイドは、当事業年度において、現金及び現金同等物を459,872千円保有しておりますが、前事業年度において営業損失は297,060千円、営業活動によるキャッシュ・フローは△218,387千円となり、当事業年度においても営業損失は171,739千円、営業活動によるキャッシュ・フローは△108,105千円であることから引き続き継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象が存在しております。学びエイドは、当該事象を解消すべく、2025年5月30日開催の取締役会において第三者割当の方法による新株式の発行について決議すると共に、第三者割当の引受先であるいなよしキャピタルパートナーズ株式会社(以下「ICP」といいます。)及びICPの子会社であるNOVAホールディングス株式会社(以下「NOVAホールディングス」といいます。)との間で2025年5月30日付で資本業務提携契約を締結し、以下の取り組みを進めております。なお、これらの払込及び割当の払込が2025年6月16日に完了したことにより、当事業年度末の現金及び現金同等物の残高は459,872千円であり、資金繰りに重要な懸念はないと判断しております。 ① NOVAホールディングス株式会社との業務提携による販路拡大、売上成長学びエイドは主に学習塾をはじめとする教育関連事業者向けにサービスを提供している一方、NOVAホールディングス株式会社およびその子会社(以下「NOVAグループ」といいます。)は、英会話事業や学習塾事業、保育・療育事業など多岐にわたる教育サービスを展開しております。本提携により、NOVAグループが保有する全国の教室ネットワークおよび強固な法人営業チャネルとの連携を図り、学びエイドプロダクトの販路拡張と顧客基盤の拡大を進めております。これにより、従来はリーチが困難であった新規顧客層へのアプローチが可能となり、中長期的な売上成長に資する相乗効果が期待されます。当事業年度におきましては、資本業務提携施策の第1弾として、2025年10月より「学びエイドマスター」をNOVAグループが運営するITTO個別指導学院をはじめとする学習塾チェーンへ導入いたしました。今後も学習塾領域にとどまらず、同グループの多様な教育チャネルを通じて、さらなる販路拡大を推進していく方針です。 ② 教育プロダクトの融合による新規サービスの開発学びエイドが有する映像授業や学習教材の開発ノウハウと、NOVAグループが培ってきた学習塾運営ノウハウや語学教育の知見を融合させることにより、新たな学習サービスの共同開発を進めております。これにより、ユーザーのライフステージや個々の学習目的に応じた柔軟なプロダクトの提供が実現し、顧客単価の向上およびLTV(顧客生涯価値)の最大化が期待されます。 ③ 両社の知見・人材の補完による経営体制の強化本提携に伴い、NOVAグループからの戦略的な人材登用や、同グループが有する業界知見の共有を通じて、学びエイドの経営体制および事業推進能力のさらなる強化を図ってまいります。特に、全国規模での事業運営ノウハウや強固な人材マネジメントの知見を取り入れることは、今後の学びエイド事業のスケーラビリティ向上に大きく寄与するものと考えております。 上記のシナジー効果等による対応策により、継続企業の前提に重要な不確実性は認められないと判断しております。 (19)東京証券取引所グロース市場の上場維持に係るリスクについて(発生可能性:低/発生時期:1年以内/影響度:大)学びエイドは、2026年4月30日時点において、東京証券取引所グロース市場の上場維持基準のうち流通株式時価総額について、上場維持基準である5億円以上を充たさない状況となったことから、2026年7月29日に「上場維持基準の適合に向けた計画書」を株式会社東京証券取引所に提出しております。 学びエイドといたしましては、流通株式時価総額の上場維持基準に適合するため、安定した財務基盤の確保および早期業績の回復を目指すとともに、業績見通しや中期的な戦略に関する開示の頻度および内容の充実を図ることを通じて、IR活動の促進・強化に取り組んでまいりますが、改善期間内に基準に適合しない場合は、6ヶ月間の監理銘柄及び整理銘柄指定期間を経て、2027年11月1日に学びエイド株式は上場廃止となり、株価又は流動性に影響を及ぼす可能性があります。



※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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