ノバレーゼ(2128)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


ノバレーゼ(2128)の株価チャート ノバレーゼ(2128)の業績 沿革 役員の経歴や変遷


有価証券届出書の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてノバレーゼグループが判断したものであります。

(1)経営方針

 ノバレーゼグループは、「Rock your life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」という企業理念を掲げております。私たちは、常に自己改革をし、激変する世の中に新しい価値を創造し続けることを目指しております。さめた世の中といわれる時代にあって、私たちは熱く仕事に熱中し、スタッフ一人一人が自分自身や、自分の仕事に対してプライドを持てる会社にすることが私たちの願いです。私たちがいきいきと輝いていることが顧客を幸せにし、顧客が幸せになることがさらに私たちを幸せにするという好循環を生み出すものと確信しております。

 

(2)経営戦略の現状と見通し

ノバレーゼグループは、継続的安定的な収益の確保を目的とした企業経営を行うため、新規出店に係る設備投資と多店舗化による経営効率の改善の両面についてバランスを保ちながら収益拡大を図る『拡大均衡政策』をとっております。

今後の見通しについては、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からブライダルマーケットに新規参入するなど、業界における競合状況が一段と厳しくなることが予想されます。

ノバレーゼグループは、他社との差別化を図るため、以下のとおり、①出店戦略、②人事戦略を中長期的な事業戦略として掲げ、地域特性にあわせた個性ある挙式・披露宴会場の出店、多店舗展開によるスケールメリットを活用した効率的経営、人材育成を通じて挙式・披露宴におけるサービスの維持・向上を目指しております。

①出店戦略

多店舗展開と付加価値サービスの維持・向上を両立させるため、優秀な人材の採用、教育および資金繰りの両面を考慮しながら、下記の方針で挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの出店を推進してまいります。

(挙式・披露宴会場)

人口25万人程度の商圏規模を有するエリアを対象に、地域特性、ロケーション、出店に係る管理面ならびに採算面での諸条件等を総合的に勘案し、出店候補地の選定を行っております。基本的には挙式・披露宴会場を貸し切る1会場1バンケット(披露宴会場)とし、モノリスタイプまたはアマンダンタイプを優先的に出店する方針としております。

(ドレスショップ)

ノバレーゼは2つのブランドで店舗展開を行っており、NOVARESE(ノバレーゼ)は全国主要都市に限定し、ecruspose(エクリュスポーゼ)は積極的に全国に展開する方針としております。

②人事戦略

顧客サービスの充実を図るため、優秀な人材の採用と教育研修を徹底してまいります。特に、新規出店に伴う計画採用とジョブローテーションの実施による組織の活性化、目標設定とその実現を通じた従業員のモチベーション向上など、付加価値の高いサービスの提供を実現するための諸施策を実施してまいります。

 

(3)目標とする経営指標

 ノバレーゼグループが重視している経営指標は、売上収益、営業利益、営業活動によるキャッシュ・フローであります。

 

(4)経営環境および優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 現状の経営環境について、短期的には新型コロナウイルス感染症の影響により、特にゲスト数が減少する等の影響を受けておりますが、少人数施行に対応したオペレーションの見直し等を行い、様々なニーズに対応できる体制を構築しております。

 中長期的には将来人口推計によると、ノバレーゼグループがターゲットとしている年齢層(20歳代後半から30歳代)は年々減少傾向にあり、また、同世代の未婚率は逆に上昇する傾向にあるなど、ノバレーゼグループを取り巻くブライダルマーケット全体の縮小が懸念されております。

 しかしながら、結婚情報誌が一般顧客に認知されたこと、また、インターネットを活用した結婚情報サイトが充実したこと、さらには消費者のライフスタイルが多様化したことにより、個性を重視した婚礼スタイルである「ゲストハウス・ウエディング」が広く支持を集めております。

 一方、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、低価格を喧伝する婚礼スタイルの市場が拡大するなど、業界における競合状況および価格競争は一段と厳しくなっております。

 このような状況のもと、ノバレーゼグループは事業上の課題として、①戦略的な店舗展開、②認知度向上のためのプロモーション戦略、③事業展開の多様化、④人材の確保と育成、⑤衛生管理、⑥リスクマネジメント、コンプライアンス、財務上の課題として、⑦財務基盤の強化を重要な課題として認識し、具現化に向けた方策に取り組んでおります。

①戦略的な店舗展開

 ノバレーゼグループは、出店候補地については、商圏規模、地域特性、ロケーションなどの立地条件と店舗採算を総合的に勘案し決定しておりますが、中でもロケーションによって店舗収益が左右されることから、これを最も重要視して、当該事業用地の物件に係る情報収集チャネルの拡大、迅速な対応を通じて戦略的な店舗展開を推進してまいります。また、従前より取り組んでまいりました歴史的建造物を挙式・披露宴会場に再生する事業についても、引き続き推進してまいります。

②認知度向上のためのプロモーション戦略

 ノバレーゼグループは、店舗の稼働率を高めるため、認知度向上のプロモーション戦略を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ブライダル情報誌やグルメ情報誌などのマスメディア、地域を限定したテレビコマーシャル、インターネットを活用した結婚情報サイトおよびレストラン情報サイトによるプロモーション活動に加え、潜在顧客層へのノバレーゼブランドの更なる認知度向上による顧客の発掘を目的に、一般向けイベント「純白の森ナイトミュージアム」を行うなど、多様なプロモーション活動を推進してまいります。

③事業展開の多様化

 ノバレーゼグループは、多様化する顧客ニーズへの対応を図るとともに、潜在化する顧客ニーズを喚起できる企画提案を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ノバレーゼ子会社である「株式会社タイムレス」による対事業者向けビジネスの展開はもとより、2019年1月より、レストラン運営に特化した事業を行う「株式会社ブロスダイニング」、女性用パーティドレスのレンタルサービスを主な事業とする「株式会社アンドユー」および広告代理店業務を主な事業とする「株式会社Do」の三社の事業を開始し、さらには2019年12月に、ハワイでウエディング関連事業を展開する米国企業を買収し、リゾートウエディング事業に参入いたしました。今後はグループ全体としての事業展開の多様化をより一層推進してまいります。

④人材の確保と育成

 挙式・披露宴のプロデュース、ウエディングドレスのレンタル・販売およびレストラン営業などノバレーゼグループが展開する事業については、人材の確保が必要不可欠であります。また、従事するスタッフには、顧客ニーズを的確に捉えた企画力および提案力が必要であり、その前提として高い商品知識と熟練した技術が要求されます。これらのことから、人材の確保と育成を重要な課題として考えております。これらの課題に対応するため、人材の確保については新卒採用を強化しております。育成については、教育研修部という専門の部署を設けているほか、OJTにより必要な知識の取得と技術の強化を行っております。スタッフ育成には一定の教育期間を要するため、事業展開と人材採用・育成とのバランスをとりながらサービスの維持・向上に努めております。

 また、性別や国籍などにとらわれず、すべてのスタッフが安心して働き、さらに働きがいを持てる環境をつくり上げていくため、「スタッフの幸福の最大化の追求」を人事基本方針として定め、従来の「フレックスキャリア制度」、「有休取得率100%義務化」、「奨学金返済支援制度」に加え、社員の副業を一部認める人事制度「パラノバ」を導入するなどの施策を行っており、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。

⑤衛生管理

 ノバレーゼグループでは、食中毒等の発生を防ぐためには衛生管理が重要な課題であると考えております。この課題に対応するため、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、すべての挙式・披露宴会場に食品衛生責任者を配置するとともに、食中毒などの防止を目的に策定した食品衛生マニュアルに基づく品質管理や、役職員への定期的な検便および健康診断の実施などを通じた衛生管理を徹底しております。また、店舗オペレーションの改善および各店舗における衛生管理の状態をより向上させることを目的とした諸設備の改修を適宜行っております。さらに第三者機関による定期または臨時の衛生検査を実施して、衛生管理に万全を期してまいります。

⑥リスクマネジメント、コンプライアンス

 ノバレーゼグループでは、株主をはじめ、お客様、取引先、社員等、ノバレーゼグループを取り巻く各ステークホルダーや、社会から信頼される企業であり続けるため、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンス体制の向上が重要な課題であると考えております。

 ノバレーゼグループは、リスクマネジメントならびにコンプライアンスについて、委員会などで定期的に制度面や業務の見直しを行い、グループ全体への周知徹底を図っております。具体的には、スタッフのコンプライアンスに関する意識の向上に向けた活動、法令違反行為などの発生防止を目的とした社内体制の整備やその他コンプライアンス活動全般を企画、実施、運営することを目的にコンプライアンス委員会を設置し、全社横断的なコンプライアンス体制の整備および問題点の把握に努めるとともに、内部監査室による内部監査において、コンプライアンス上の重要な問題が発見された場合には、その内容を代表取締役社長に報告する体制を構築しております。また、スタッフがコンプライアンス上の問題を発見した場合は、すみやかに担当部門もしくは内部通報窓口に報告する体制とし、重大性に応じて再発防止策を決定し、周知徹底する体制を構築しております。

⑦財務基盤の強化

 ノバレーゼグループは、売上の季節変動に伴う運転資金の増減や新店出店に伴う設備投資などの資金需要が発生するため、安定的な資金確保が重要な課題であると考えております。これらに対応するため、内部留保の拡充を図るとともに、借入も含めた資金調達を実行できるよう金融機関との良好な取引関係を構築することが重要であると考えております。

有価証券届出書の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてノバレーゼグループが判断したものであります。

(1)経営方針

 ノバレーゼグループは、「Rock your life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」という企業理念を掲げております。私たちは、常に自己改革をし、激変する世の中に新しい価値を創造し続けることを目指しております。さめた世の中といわれる時代にあって、私たちは熱く仕事に熱中し、スタッフ一人一人が自分自身や、自分の仕事に対してプライドを持てる会社にすることが私たちの願いです。私たちがいきいきと輝いていることが顧客を幸せにし、顧客が幸せになることがさらに私たちを幸せにするという好循環を生み出すものと確信しております。

 

(2)経営戦略の現状と見通し

ノバレーゼグループは、継続的安定的な収益の確保を目的とした企業経営を行うため、新規出店に係る設備投資と多店舗化による経営効率の改善の両面についてバランスを保ちながら収益拡大を図る『拡大均衡政策』をとっております。

今後の見通しについては、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からブライダルマーケットに新規参入するなど、業界における競合状況が一段と厳しくなることが予想されます。

ノバレーゼグループは、他社との差別化を図るため、以下のとおり、①出店戦略、②人事戦略を中長期的な事業戦略として掲げ、地域特性にあわせた個性ある挙式・披露宴会場の出店、多店舗展開によるスケールメリットを活用した効率的経営、人材育成を通じて挙式・披露宴におけるサービスの維持・向上を目指しております。

①出店戦略

多店舗展開と付加価値サービスの維持・向上を両立させるため、優秀な人材の採用、教育および資金繰りの両面を考慮しながら、下記の方針で挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの出店を推進してまいります。

(挙式・披露宴会場)

人口25万人程度の商圏規模を有するエリアを対象に、地域特性、ロケーション、出店に係る管理面ならびに採算面での諸条件等を総合的に勘案し、出店候補地の選定を行っております。基本的には挙式・披露宴会場を貸し切る1会場1バンケット(披露宴会場)とし、モノリスタイプまたはアマンダンタイプを優先的に出店する方針としております。

(ドレスショップ)

ノバレーゼは2つのブランドで店舗展開を行っており、NOVARESE(ノバレーゼ)は全国主要都市に限定し、ecruspose(エクリュスポーゼ)は積極的に全国に展開する方針としております。

②人事戦略

顧客サービスの充実を図るため、優秀な人材の採用と教育研修を徹底してまいります。特に、新規出店に伴う計画採用とジョブローテーションの実施による組織の活性化、目標設定とその実現を通じた従業員のモチベーション向上など、付加価値の高いサービスの提供を実現するための諸施策を実施してまいります。

 

(3)目標とする経営指標

 ノバレーゼグループが重視している経営指標は、売上収益、営業利益、営業活動によるキャッシュ・フローであります。

 

(4)経営環境および優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 現状の経営環境について、短期的には新型コロナウイルス感染症の影響により、特にゲスト数が減少する等の影響を受けておりますが、少人数施行に対応したオペレーションの見直し等を行い、様々なニーズに対応できる体制を構築しております。

 中長期的には将来人口推計によると、ノバレーゼグループがターゲットとしている年齢層(20歳代後半から30歳代)は年々減少傾向にあり、また、同世代の未婚率は逆に上昇する傾向にあるなど、ノバレーゼグループを取り巻くブライダルマーケット全体の縮小が懸念されております。

 しかしながら、結婚情報誌が一般顧客に認知されたこと、また、インターネットを活用した結婚情報サイトが充実したこと、さらには消費者のライフスタイルが多様化したことにより、個性を重視した婚礼スタイルである「ゲストハウス・ウエディング」が広く支持を集めております。

 一方、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、低価格を喧伝する婚礼スタイルの市場が拡大するなど、業界における競合状況および価格競争は一段と厳しくなっております。

 このような状況のもと、ノバレーゼグループは事業上の課題として、①戦略的な店舗展開、②認知度向上のためのプロモーション戦略、③事業展開の多様化、④人材の確保と育成、⑤衛生管理、⑥リスクマネジメント、コンプライアンス、財務上の課題として、⑦財務基盤の強化を重要な課題として認識し、具現化に向けた方策に取り組んでおります。

①戦略的な店舗展開

 ノバレーゼグループは、出店候補地については、商圏規模、地域特性、ロケーションなどの立地条件と店舗採算を総合的に勘案し決定しておりますが、中でもロケーションによって店舗収益が左右されることから、これを最も重要視して、当該事業用地の物件に係る情報収集チャネルの拡大、迅速な対応を通じて戦略的な店舗展開を推進してまいります。また、従前より取り組んでまいりました歴史的建造物を挙式・披露宴会場に再生する事業についても、引き続き推進してまいります。

②認知度向上のためのプロモーション戦略

 ノバレーゼグループは、店舗の稼働率を高めるため、認知度向上のプロモーション戦略を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ブライダル情報誌やグルメ情報誌などのマスメディア、地域を限定したテレビコマーシャル、インターネットを活用した結婚情報サイトおよびレストラン情報サイトによるプロモーション活動に加え、潜在顧客層へのノバレーゼブランドの更なる認知度向上による顧客の発掘を目的に、一般向けイベント「純白の森ナイトミュージアム」を行うなど、多様なプロモーション活動を推進してまいります。

③事業展開の多様化

 ノバレーゼグループは、多様化する顧客ニーズへの対応を図るとともに、潜在化する顧客ニーズを喚起できる企画提案を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ノバレーゼ子会社である「株式会社タイムレス」による対事業者向けビジネスの展開はもとより、2019年1月より、レストラン運営に特化した事業を行う「株式会社ブロスダイニング」、女性用パーティドレスのレンタルサービスを主な事業とする「株式会社アンドユー」および広告代理店業務を主な事業とする「株式会社Do」の三社の事業を開始し、さらには2019年12月に、ハワイでウエディング関連事業を展開する米国企業を買収し、リゾートウエディング事業に参入いたしました。今後はグループ全体としての事業展開の多様化をより一層推進してまいります。

④人材の確保と育成

 挙式・披露宴のプロデュース、ウエディングドレスのレンタル・販売およびレストラン営業などノバレーゼグループが展開する事業については、人材の確保が必要不可欠であります。また、従事するスタッフには、顧客ニーズを的確に捉えた企画力および提案力が必要であり、その前提として高い商品知識と熟練した技術が要求されます。これらのことから、人材の確保と育成を重要な課題として考えております。これらの課題に対応するため、人材の確保については新卒採用を強化しております。育成については、教育研修部という専門の部署を設けているほか、OJTにより必要な知識の取得と技術の強化を行っております。スタッフ育成には一定の教育期間を要するため、事業展開と人材採用・育成とのバランスをとりながらサービスの維持・向上に努めております。

 また、性別や国籍などにとらわれず、すべてのスタッフが安心して働き、さらに働きがいを持てる環境をつくり上げていくため、「スタッフの幸福の最大化の追求」を人事基本方針として定め、従来の「フレックスキャリア制度」、「有休取得率100%義務化」、「奨学金返済支援制度」に加え、社員の副業を一部認める人事制度「パラノバ」を導入するなどの施策を行っており、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。

⑤衛生管理

 ノバレーゼグループでは、食中毒等の発生を防ぐためには衛生管理が重要な課題であると考えております。この課題に対応するため、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、すべての挙式・披露宴会場に食品衛生責任者を配置するとともに、食中毒などの防止を目的に策定した食品衛生マニュアルに基づく品質管理や、役職員への定期的な検便および健康診断の実施などを通じた衛生管理を徹底しております。また、店舗オペレーションの改善および各店舗における衛生管理の状態をより向上させることを目的とした諸設備の改修を適宜行っております。さらに第三者機関による定期または臨時の衛生検査を実施して、衛生管理に万全を期してまいります。

⑥リスクマネジメント、コンプライアンス

 ノバレーゼグループでは、株主をはじめ、お客様、取引先、社員等、ノバレーゼグループを取り巻く各ステークホルダーや、社会から信頼される企業であり続けるため、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンス体制の向上が重要な課題であると考えております。

 ノバレーゼグループは、リスクマネジメントならびにコンプライアンスについて、委員会などで定期的に制度面や業務の見直しを行い、グループ全体への周知徹底を図っております。具体的には、スタッフのコンプライアンスに関する意識の向上に向けた活動、法令違反行為などの発生防止を目的とした社内体制の整備やその他コンプライアンス活動全般を企画、実施、運営することを目的にコンプライアンス委員会を設置し、全社横断的なコンプライアンス体制の整備および問題点の把握に努めるとともに、内部監査室による内部監査において、コンプライアンス上の重要な問題が発見された場合には、その内容を代表取締役社長に報告する体制を構築しております。また、スタッフがコンプライアンス上の問題を発見した場合は、すみやかに担当部門もしくは内部通報窓口に報告する体制とし、重大性に応じて再発防止策を決定し、周知徹底する体制を構築しております。

⑦財務基盤の強化

 ノバレーゼグループは、売上の季節変動に伴う運転資金の増減や新店出店に伴う設備投資などの資金需要が発生するため、安定的な資金確保が重要な課題であると考えております。これらに対応するため、内部留保の拡充を図るとともに、借入も含めた資金調達を実行できるよう金融機関との良好な取引関係を構築することが重要であると考えております。

有価証券届出書の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてノバレーゼグループが判断したものであります。

(1)経営方針

 ノバレーゼグループは、「Rock your life 世の中に元気を与え続ける会社でありたい」という企業理念を掲げております。私たちは、常に自己改革をし、激変する世の中に新しい価値を創造し続けることを目指しております。さめた世の中といわれる時代にあって、私たちは熱く仕事に熱中し、スタッフ一人一人が自分自身や、自分の仕事に対してプライドを持てる会社にすることが私たちの願いです。私たちがいきいきと輝いていることが顧客を幸せにし、顧客が幸せになることがさらに私たちを幸せにするという好循環を生み出すものと確信しております。

 

(2)経営戦略の現状と見通し

ノバレーゼグループは、継続的安定的な収益の確保を目的とした企業経営を行うため、新規出店に係る設備投資と多店舗化による経営効率の改善の両面についてバランスを保ちながら収益拡大を図る『拡大均衡政策』をとっております。

今後の見通しについては、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からブライダルマーケットに新規参入するなど、業界における競合状況が一段と厳しくなることが予想されます。

ノバレーゼグループは、他社との差別化を図るため、以下のとおり、①出店戦略、②人事戦略を中長期的な事業戦略として掲げ、地域特性にあわせた個性ある挙式・披露宴会場の出店、多店舗展開によるスケールメリットを活用した効率的経営、人材育成を通じて挙式・披露宴におけるサービスの維持・向上を目指しております。

①出店戦略

多店舗展開と付加価値サービスの維持・向上を両立させるため、優秀な人材の採用、教育および資金繰りの両面を考慮しながら、下記の方針で挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの出店を推進してまいります。

(挙式・披露宴会場)

人口25万人程度の商圏規模を有するエリアを対象に、地域特性、ロケーション、出店に係る管理面ならびに採算面での諸条件等を総合的に勘案し、出店候補地の選定を行っております。基本的には挙式・披露宴会場を貸し切る1会場1バンケット(披露宴会場)とし、モノリスタイプまたはアマンダンタイプを優先的に出店する方針としております。

(ドレスショップ)

ノバレーゼは2つのブランドで店舗展開を行っており、NOVARESE(ノバレーゼ)は全国主要都市に限定し、ecruspose(エクリュスポーゼ)は積極的に全国に展開する方針としております。

②人事戦略

顧客サービスの充実を図るため、優秀な人材の採用と教育研修を徹底してまいります。特に、新規出店に伴う計画採用とジョブローテーションの実施による組織の活性化、目標設定とその実現を通じた従業員のモチベーション向上など、付加価値の高いサービスの提供を実現するための諸施策を実施してまいります。

 

(3)目標とする経営指標

 ノバレーゼグループが重視している経営指標は、売上収益、営業利益、営業活動によるキャッシュ・フローであります。

 

(4)経営環境および優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 現状の経営環境について、短期的には新型コロナウイルス感染症の影響により、特にゲスト数が減少する等の影響を受けておりますが、少人数施行に対応したオペレーションの見直し等を行い、様々なニーズに対応できる体制を構築しております。

 中長期的には将来人口推計によると、ノバレーゼグループがターゲットとしている年齢層(20歳代後半から30歳代)は年々減少傾向にあり、また、同世代の未婚率は逆に上昇する傾向にあるなど、ノバレーゼグループを取り巻くブライダルマーケット全体の縮小が懸念されております。

 しかしながら、結婚情報誌が一般顧客に認知されたこと、また、インターネットを活用した結婚情報サイトが充実したこと、さらには消費者のライフスタイルが多様化したことにより、個性を重視した婚礼スタイルである「ゲストハウス・ウエディング」が広く支持を集めております。

 一方、ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、低価格を喧伝する婚礼スタイルの市場が拡大するなど、業界における競合状況および価格競争は一段と厳しくなっております。

 このような状況のもと、ノバレーゼグループは事業上の課題として、①戦略的な店舗展開、②認知度向上のためのプロモーション戦略、③事業展開の多様化、④人材の確保と育成、⑤衛生管理、⑥リスクマネジメント、コンプライアンス、財務上の課題として、⑦財務基盤の強化を重要な課題として認識し、具現化に向けた方策に取り組んでおります。

①戦略的な店舗展開

 ノバレーゼグループは、出店候補地については、商圏規模、地域特性、ロケーションなどの立地条件と店舗採算を総合的に勘案し決定しておりますが、中でもロケーションによって店舗収益が左右されることから、これを最も重要視して、当該事業用地の物件に係る情報収集チャネルの拡大、迅速な対応を通じて戦略的な店舗展開を推進してまいります。また、従前より取り組んでまいりました歴史的建造物を挙式・披露宴会場に再生する事業についても、引き続き推進してまいります。

②認知度向上のためのプロモーション戦略

 ノバレーゼグループは、店舗の稼働率を高めるため、認知度向上のプロモーション戦略を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ブライダル情報誌やグルメ情報誌などのマスメディア、地域を限定したテレビコマーシャル、インターネットを活用した結婚情報サイトおよびレストラン情報サイトによるプロモーション活動に加え、潜在顧客層へのノバレーゼブランドの更なる認知度向上による顧客の発掘を目的に、一般向けイベント「純白の森ナイトミュージアム」を行うなど、多様なプロモーション活動を推進してまいります。

③事業展開の多様化

 ノバレーゼグループは、多様化する顧客ニーズへの対応を図るとともに、潜在化する顧客ニーズを喚起できる企画提案を重要な課題として考えております。この課題に対応するため、ノバレーゼ子会社である「株式会社タイムレス」による対事業者向けビジネスの展開はもとより、2019年1月より、レストラン運営に特化した事業を行う「株式会社ブロスダイニング」、女性用パーティドレスのレンタルサービスを主な事業とする「株式会社アンドユー」および広告代理店業務を主な事業とする「株式会社Do」の三社の事業を開始し、さらには2019年12月に、ハワイでウエディング関連事業を展開する米国企業を買収し、リゾートウエディング事業に参入いたしました。今後はグループ全体としての事業展開の多様化をより一層推進してまいります。

④人材の確保と育成

 挙式・披露宴のプロデュース、ウエディングドレスのレンタル・販売およびレストラン営業などノバレーゼグループが展開する事業については、人材の確保が必要不可欠であります。また、従事するスタッフには、顧客ニーズを的確に捉えた企画力および提案力が必要であり、その前提として高い商品知識と熟練した技術が要求されます。これらのことから、人材の確保と育成を重要な課題として考えております。これらの課題に対応するため、人材の確保については新卒採用を強化しております。育成については、教育研修部という専門の部署を設けているほか、OJTにより必要な知識の取得と技術の強化を行っております。スタッフ育成には一定の教育期間を要するため、事業展開と人材採用・育成とのバランスをとりながらサービスの維持・向上に努めております。

 また、性別や国籍などにとらわれず、すべてのスタッフが安心して働き、さらに働きがいを持てる環境をつくり上げていくため、「スタッフの幸福の最大化の追求」を人事基本方針として定め、従来の「フレックスキャリア制度」、「有休取得率100%義務化」、「奨学金返済支援制度」に加え、社員の副業を一部認める人事制度「パラノバ」を導入するなどの施策を行っており、今後もさまざまな取り組みを進めてまいります。

⑤衛生管理

 ノバレーゼグループでは、食中毒等の発生を防ぐためには衛生管理が重要な課題であると考えております。この課題に対応するため、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、すべての挙式・披露宴会場に食品衛生責任者を配置するとともに、食中毒などの防止を目的に策定した食品衛生マニュアルに基づく品質管理や、役職員への定期的な検便および健康診断の実施などを通じた衛生管理を徹底しております。また、店舗オペレーションの改善および各店舗における衛生管理の状態をより向上させることを目的とした諸設備の改修を適宜行っております。さらに第三者機関による定期または臨時の衛生検査を実施して、衛生管理に万全を期してまいります。

⑥リスクマネジメント、コンプライアンス

 ノバレーゼグループでは、株主をはじめ、お客様、取引先、社員等、ノバレーゼグループを取り巻く各ステークホルダーや、社会から信頼される企業であり続けるため、コーポレート・ガバナンスの充実とコンプライアンス体制の向上が重要な課題であると考えております。

 ノバレーゼグループは、リスクマネジメントならびにコンプライアンスについて、委員会などで定期的に制度面や業務の見直しを行い、グループ全体への周知徹底を図っております。具体的には、スタッフのコンプライアンスに関する意識の向上に向けた活動、法令違反行為などの発生防止を目的とした社内体制の整備やその他コンプライアンス活動全般を企画、実施、運営することを目的にコンプライアンス委員会を設置し、全社横断的なコンプライアンス体制の整備および問題点の把握に努めるとともに、内部監査室による内部監査において、コンプライアンス上の重要な問題が発見された場合には、その内容を代表取締役社長に報告する体制を構築しております。また、スタッフがコンプライアンス上の問題を発見した場合は、すみやかに担当部門もしくは内部通報窓口に報告する体制とし、重大性に応じて再発防止策を決定し、周知徹底する体制を構築しております。

⑦財務基盤の強化

 ノバレーゼグループは、売上の季節変動に伴う運転資金の増減や新店出店に伴う設備投資などの資金需要が発生するため、安定的な資金確保が重要な課題であると考えております。これらに対応するため、内部留保の拡充を図るとともに、借入も含めた資金調達を実行できるよう金融機関との良好な取引関係を構築することが重要であると考えております。


事業等のリスク

2【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてノバレーゼグループが判断したものであります。

(1)ノバレーゼグループの事業環境におけるリスク

①ブライダルマーケットについて

 厚生労働省に所属する国立の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によりますと、今後、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口が縮小傾向にあると予測されており、2023年4月の発表では2070年には日本の総人口は8,700万人まで減少すると推計されております。また、同世代の未婚率は上昇傾向にあり、ブライダルマーケット全体が縮小することが懸念されます。今後、マーケットが縮小した場合には、国内市場におけるノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化について

 ノバレーゼグループは、時代のニーズやファッション・トレンドを把握し、潜在的な顧客嗜好を喚起し得る婚礼スタイルの企画・提案に努めておりますが、婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化に対応できない場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③その他外部環境について

 a.競合および新規事業者の参入について

 ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からの新規参入など、業界における他社との競合状況が激化した場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 b.法的規制について

 国内におけるノバレーゼグループの事業に関する法的規制、すなわち飲食の提供に関する食品衛生法等による規制、顧客との契約に関する消費者契約法等による規制、ならびに挙式・披露宴会場およびドレスショップの建築・改装に関する建築基準法等の法令または各種条例等による規制等に抵触した場合、もしくは大規模な法令改正が行われた場合には、事業運営や店舗展開に支障が生じるなど、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 c.海外情勢について

 海外において大規模な政変、経済情勢の変動、関係法令等の改正、戦争、テロまたは自然災害等が発生し、ノバレーゼグループの海外での事業展開や商品等の輸入の停止に伴い婚礼事業に影響が生じた場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)ノバレーゼグループの事業内容におけるリスク

①人材の確保と育成について

 ノバレーゼグループは継続的な出店とサービスの充実を図るためには、優秀な人材の確保と育成がなにより重要であると考えており、国内外で積極的に採用活動を行うとともに、採用した人材に対しては各々の職場におけるOJT教育のほか、職種や職位に応じた様々な研修等を計画的に実施しております。

 しかしながら、人材の確保、育成がノバレーゼグループの出店計画に追いつかない場合には、計画どおりの出店や顧客に対するサービスレベルの維持が困難となり、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②業績または財務面等について

a.売上収益の季節変動について

 ノバレーゼグループは、挙式・披露宴が4月と5月が属する第2四半期および10月と11月が属する第4四半期に多く施行される傾向があることにより、売上収益についても同時期に集中する傾向があります。ノバレーゼグループでは、これらの時期の婚礼施行組数が低迷した場合においては、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

b.非金融資産の減損について

 ノバレーゼグループは、2022年12月31日現在、主に2016年12月のLBOにより生じたのれん11,203百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の非金融資産を保有しております。

 今後、これらの非金融資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該非金融資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、ノバレーゼグループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、ノバレーゼグループにて実施している非金融資産の減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 14.非金融資産の減損」をご参照下さい。

c.食材等の価格高騰について

 ノバレーゼグループは、食材等の調達や店舗で使用する水道光熱費について、地政学的リスクや気候変動、自然災害及びパンデミック等の予測の困難な要因により食材等の調達不安や価格高騰が発生した場合には、売上原価の上昇等により、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 ノバレーゼグループでは、これらのリスクに対し、婚礼プランの見直し等により対応を行っておりますが、ノバレーゼグループがかかる価格の高騰を販売価格に転嫁することができない場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

d.為替変動の影響について

 ノバレーゼグループは、婚礼衣裳や食材等の一部について海外から調達を行っており、これらは為替変動の影響を受けております。ノバレーゼグループでは必要に応じて販売価格の見直しを実施しておりますが、為替レートが大きく変動した場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③事業運営について

a.店舗展開について

 国内における挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの新規出店に際しては、周辺環境や地域の特異性等からノバレーゼグループが対象とする顧客層および想定される施行単価を考慮した上で、店舗の採算性、人材確保ならびに投資計画を個別に検討し、出店候補地を決定しております。しかしながら、出店条件に合致する候補地が見つからない場合、新規出店先で想定した収益性を確保できない場合、または施設の経年劣化等により既存店の収益性が著しく低下した場合などは、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

b.衛生管理について

 ノバレーゼグループは、国内におけるすべての挙式・披露宴会場、レストランにおいて、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、食品衛生責任者を配置しております。また、食中毒等の防止のため食品衛生マニュアルを策定し、定期的な検便や日常の体調管理など従業員の衛生管理を徹底しております。さらに専門機関による定期的な各種衛生検査を実施しております。これらの衛生管理上の諸施策の実施にも関わらず、ノバレーゼグループの施設において衛生上の問題が発生した場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、営業許可証は一定期間において更新の必要があることから、その更新が出来なかった場合においては事業の継続に支障をきたし、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

c.天災地変等不可抗力による店舗運営への影響について

 ノバレーゼグループは、地震や津波等の自然災害、疫病の流行、停電・断水の発生等の突発事象が発生しても、機動的かつ組織的な対応ができるよう社内の連絡体制を整備しております。また、必要に応じて危機管理対策本部を立ち上げ、被害に関する情報を同本部に集約し、また同本部より各施設に対して直接指揮命令を行うことで、事業の継続または早期の再開・復旧を図ることとしております。しかしながら、これら事象の発生によりノバレーゼグループにおける挙式・披露宴会場、ドレスショップおよびレストランの運営に支障が生じ、かつその復旧に多大なコストまたは長い期間を要する場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

④個人情報の管理について

 ノバレーゼグループは、事業を行うにあたって新郎新婦をはじめとした多数の顧客の個人情報を取り扱っております。これらの個人情報を保持し、セキュリティを確保するために、ノバレーゼグループでは、外部からの不正アクセスまたはコンピュータウイルス等の侵入を防止し、内部からの情報流出の有無を監視できるシステムを整備するとともに、「個人情報保護基本規程」およびマニュアルを制定し、社内教育の徹底および運用管理を行っております。しかしながら、これらの措置にもかかわらず、個人情報が漏洩した場合には、法的責任を課される危険性があります。また、法的責任まで問われない場合でもノバレーゼグループに対する社会的信用の低下により、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑤多額の借入金および金利変動リスクについて

ノバレーゼグループは、事業資金を金融機関からの融資契約(シンジケートローン)を含む借入により調達しており、借入金に占める株式会社三菱UFJ銀行から借入の割合が高くなっております。

なお、2022年12月31日現在における総資産に対する借入金の割合は44.2%となっております。ノバレーゼグループは、中長期的に借入金の削減を行っていく予定ですが、かかる削減が進行しない場合、借入金および金融費用・支払利息の計上により、ノバレーゼグループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

ノバレーゼグループの借入金のほとんどについては変動金利となっているものの、現在の金利動向等に鑑みて、ノバレーゼグループは金利変動へのヘッジを行っていないことから、市場金利の上昇等により調達金利が変動した場合には、ノバレーゼグループの業績、財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。なお、2022年12月31日現在における借入金総額は14,127百万円であり、借入金総額のうち変動金利の割合は92.1%となっております。借入金残高、金利水準等の詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 17.借入金およびその他の金融負債」に記載しております。

⑥借入金に係る期限の利益の喪失リスクについて

 ノバレーゼグループが締結している融資契約(シンジケートローン)に基づく借入金については、一定の財務制限条項が付されております。かかる財務制限条項は、純資産維持および利益維持に関する一般的な数値基準を設けるものであり、本書提出日現在において財務制限条項には抵触しておりませんが、仮に今後これらに抵触し、かつ貸付人の請求がある場合は、ノバレーゼグループは当該契約上の期限の利益を失うこととなります。

 また、金融市場の混乱や金融機関の融資姿勢の変化等により借換えが困難になった場合においては、契約期間の終了とともに当該契約上の期限の利益を失うこととなります。

 これらの事象が生じた場合においてはただちに債務の弁済をするための資金の確保が必要となり、ノバレーゼグループの財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

⑦感染症拡大および自然災害等に係るリスク

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって酒類の提供禁止や時短営業の要請等、経済活動が制限された影響を受け、一部の挙式・披露宴等について延期等が発生いたしました。

 新型コロナウイルスのような感染症の拡大や大規模な自然災害等の発生に対し、ノバレーゼグループにおきましては、行政からの要請や業界団体の指針等に従い、お客様、従業員及び関係者の安全の確保を最優先に取り組んでまいりますが、これらの事象が生じたことにより社会活動及び経済活動が制限された場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑧ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について

 ノバレーゼでは、取締役、従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を用いたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。

 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,840,000株であり、発行済株式総数25,000,000株の7.4%に相当しております。

 

(3)大株主に関するリスク

 ノバレーゼは、国内の独立系の投資会社ポラリス・キャピタル・グループ株式会社が投資助言を行うファンド(運用開始時期2012年7月)から、純投資を目的とした出資を受けており、本書提出日現在では当該ファンドがノバレーゼの大株主となっております。

 当該ファンドはノバレーゼの上場時において、所有するノバレーゼ株式の一部を売却する予定でありますが、上場後においても相当数のノバレーゼ株式を保有する可能性があることから、その保有・処分方針によっては、ノバレーゼ株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、当該ファンドが相当数のノバレーゼ株式を保有する場合、ノバレーゼの役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等のノバレーゼの株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性がありますがその程度や当該リスクが顕在化する可能性、時期については現時点で認識しておりません。

 

事業等のリスク

2【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてノバレーゼグループが判断したものであります。

(1)ノバレーゼグループの事業環境におけるリスク

①ブライダルマーケットについて

 厚生労働省に所属する国立の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によりますと、今後、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口が縮小傾向にあると予測されており、2023年4月の発表では2070年には日本の総人口は8,700万人まで減少すると推計されております。また、同世代の未婚率は上昇傾向にあり、ブライダルマーケット全体が縮小することが懸念されます。今後、マーケットが縮小した場合には、国内市場におけるノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化について

 ノバレーゼグループは、時代のニーズやファッション・トレンドを把握し、潜在的な顧客嗜好を喚起し得る婚礼スタイルの企画・提案に努めておりますが、婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化に対応できない場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③その他外部環境について

 a.競合および新規事業者の参入について

 ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からの新規参入など、業界における他社との競合状況が激化した場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 b.法的規制について

 国内におけるノバレーゼグループの事業に関する法的規制、すなわち飲食の提供に関する食品衛生法等による規制、顧客との契約に関する消費者契約法等による規制、ならびに挙式・披露宴会場およびドレスショップの建築・改装に関する建築基準法等の法令または各種条例等による規制等に抵触した場合、もしくは大規模な法令改正が行われた場合には、事業運営や店舗展開に支障が生じるなど、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 c.海外情勢について

 海外において大規模な政変、経済情勢の変動、関係法令等の改正、戦争、テロまたは自然災害等が発生し、ノバレーゼグループの海外での事業展開や商品等の輸入の停止に伴い婚礼事業に影響が生じた場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)ノバレーゼグループの事業内容におけるリスク

①人材の確保と育成について

 ノバレーゼグループは継続的な出店とサービスの充実を図るためには、優秀な人材の確保と育成がなにより重要であると考えており、国内外で積極的に採用活動を行うとともに、採用した人材に対しては各々の職場におけるOJT教育のほか、職種や職位に応じた様々な研修等を計画的に実施しております。

 しかしながら、人材の確保、育成がノバレーゼグループの出店計画に追いつかない場合には、計画どおりの出店や顧客に対するサービスレベルの維持が困難となり、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②業績または財務面等について

a.売上収益の季節変動について

 ノバレーゼグループは、挙式・披露宴が4月と5月が属する第2四半期および10月と11月が属する第4四半期に多く施行される傾向があることにより、売上収益についても同時期に集中する傾向があります。ノバレーゼグループでは、これらの時期の婚礼施行組数が低迷した場合においては、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

b.非金融資産の減損について

 ノバレーゼグループは、2022年12月31日現在、主に2016年12月のLBOにより生じたのれん11,203百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の非金融資産を保有しております。

 今後、これらの非金融資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該非金融資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、ノバレーゼグループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、ノバレーゼグループにて実施している非金融資産の減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 14.非金融資産の減損」をご参照下さい。

c.食材等の価格高騰について

 ノバレーゼグループは、食材等の調達や店舗で使用する水道光熱費について、地政学的リスクや気候変動、自然災害及びパンデミック等の予測の困難な要因により食材等の調達不安や価格高騰が発生した場合には、売上原価の上昇等により、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 ノバレーゼグループでは、これらのリスクに対し、婚礼プランの見直し等により対応を行っておりますが、ノバレーゼグループがかかる価格の高騰を販売価格に転嫁することができない場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

d.為替変動の影響について

 ノバレーゼグループは、婚礼衣裳や食材等の一部について海外から調達を行っており、これらは為替変動の影響を受けております。ノバレーゼグループでは必要に応じて販売価格の見直しを実施しておりますが、為替レートが大きく変動した場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③事業運営について

a.店舗展開について

 国内における挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの新規出店に際しては、周辺環境や地域の特異性等からノバレーゼグループが対象とする顧客層および想定される施行単価を考慮した上で、店舗の採算性、人材確保ならびに投資計画を個別に検討し、出店候補地を決定しております。しかしながら、出店条件に合致する候補地が見つからない場合、新規出店先で想定した収益性を確保できない場合、または施設の経年劣化等により既存店の収益性が著しく低下した場合などは、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

b.衛生管理について

 ノバレーゼグループは、国内におけるすべての挙式・披露宴会場、レストランにおいて、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、食品衛生責任者を配置しております。また、食中毒等の防止のため食品衛生マニュアルを策定し、定期的な検便や日常の体調管理など従業員の衛生管理を徹底しております。さらに専門機関による定期的な各種衛生検査を実施しております。これらの衛生管理上の諸施策の実施にも関わらず、ノバレーゼグループの施設において衛生上の問題が発生した場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、営業許可証は一定期間において更新の必要があることから、その更新が出来なかった場合においては事業の継続に支障をきたし、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

c.天災地変等不可抗力による店舗運営への影響について

 ノバレーゼグループは、地震や津波等の自然災害、疫病の流行、停電・断水の発生等の突発事象が発生しても、機動的かつ組織的な対応ができるよう社内の連絡体制を整備しております。また、必要に応じて危機管理対策本部を立ち上げ、被害に関する情報を同本部に集約し、また同本部より各施設に対して直接指揮命令を行うことで、事業の継続または早期の再開・復旧を図ることとしております。しかしながら、これら事象の発生によりノバレーゼグループにおける挙式・披露宴会場、ドレスショップおよびレストランの運営に支障が生じ、かつその復旧に多大なコストまたは長い期間を要する場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

④個人情報の管理について

 ノバレーゼグループは、事業を行うにあたって新郎新婦をはじめとした多数の顧客の個人情報を取り扱っております。これらの個人情報を保持し、セキュリティを確保するために、ノバレーゼグループでは、外部からの不正アクセスまたはコンピュータウイルス等の侵入を防止し、内部からの情報流出の有無を監視できるシステムを整備するとともに、「個人情報保護基本規程」およびマニュアルを制定し、社内教育の徹底および運用管理を行っております。しかしながら、これらの措置にもかかわらず、個人情報が漏洩した場合には、法的責任を課される危険性があります。また、法的責任まで問われない場合でもノバレーゼグループに対する社会的信用の低下により、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑤多額の借入金および金利変動リスクについて

ノバレーゼグループは、事業資金を金融機関からの融資契約(シンジケートローン)を含む借入により調達しており、借入金に占める株式会社三菱UFJ銀行から借入の割合が高くなっております。

なお、2022年12月31日現在における総資産に対する借入金の割合は44.2%となっております。ノバレーゼグループは、中長期的に借入金の削減を行っていく予定ですが、かかる削減が進行しない場合、借入金および金融費用・支払利息の計上により、ノバレーゼグループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

ノバレーゼグループの借入金のほとんどについては変動金利となっているものの、現在の金利動向等に鑑みて、ノバレーゼグループは金利変動へのヘッジを行っていないことから、市場金利の上昇等により調達金利が変動した場合には、ノバレーゼグループの業績、財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。なお、2022年12月31日現在における借入金総額は14,127百万円であり、借入金総額のうち変動金利の割合は92.1%となっております。借入金残高、金利水準等の詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 17.借入金およびその他の金融負債」に記載しております。

⑥借入金に係る期限の利益の喪失リスクについて

 ノバレーゼグループが締結している融資契約(シンジケートローン)に基づく借入金については、一定の財務制限条項が付されております。かかる財務制限条項は、純資産維持および利益維持に関する一般的な数値基準を設けるものであり、本書提出日現在において財務制限条項には抵触しておりませんが、仮に今後これらに抵触し、かつ貸付人の請求がある場合は、ノバレーゼグループは当該契約上の期限の利益を失うこととなります。

 また、金融市場の混乱や金融機関の融資姿勢の変化等により借換えが困難になった場合においては、契約期間の終了とともに当該契約上の期限の利益を失うこととなります。

 これらの事象が生じた場合においてはただちに債務の弁済をするための資金の確保が必要となり、ノバレーゼグループの財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

⑦感染症拡大および自然災害等に係るリスク

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって酒類の提供禁止や時短営業の要請等、経済活動が制限された影響を受け、一部の挙式・披露宴等について延期等が発生いたしました。

 新型コロナウイルスのような感染症の拡大や大規模な自然災害等の発生に対し、ノバレーゼグループにおきましては、行政からの要請や業界団体の指針等に従い、お客様、従業員及び関係者の安全の確保を最優先に取り組んでまいりますが、これらの事象が生じたことにより社会活動及び経済活動が制限された場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑧ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について

 ノバレーゼでは、取締役、従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を用いたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。

 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,840,000株であり、発行済株式総数25,000,000株の7.4%に相当しております。

 

(3)大株主に関するリスク

 ノバレーゼは、国内の独立系の投資会社ポラリス・キャピタル・グループ株式会社が投資助言を行うファンド(運用開始時期2012年7月)から、純投資を目的とした出資を受けており、本書提出日現在では当該ファンドがノバレーゼの大株主となっております。

 当該ファンドはノバレーゼの上場時において、所有するノバレーゼ株式の一部を売却する予定でありますが、上場後においても相当数のノバレーゼ株式を保有する可能性があることから、その保有・処分方針によっては、ノバレーゼ株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、当該ファンドが相当数のノバレーゼ株式を保有する場合、ノバレーゼの役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等のノバレーゼの株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性がありますがその程度や当該リスクが顕在化する可能性、時期については現時点で認識しておりません。

 

事業等のリスク

2【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてノバレーゼグループが判断したものであります。

(1)ノバレーゼグループの事業環境におけるリスク

①ブライダルマーケットについて

 厚生労働省に所属する国立の研究機関である国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によりますと、今後、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口が縮小傾向にあると予測されており、2023年4月の発表では2070年には日本の総人口は8,700万人まで減少すると推計されております。また、同世代の未婚率は上昇傾向にあり、ブライダルマーケット全体が縮小することが懸念されます。今後、マーケットが縮小した場合には、国内市場におけるノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化について

 ノバレーゼグループは、時代のニーズやファッション・トレンドを把握し、潜在的な顧客嗜好を喚起し得る婚礼スタイルの企画・提案に努めておりますが、婚礼スタイルに対する意識・嗜好の変化に対応できない場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③その他外部環境について

 a.競合および新規事業者の参入について

 ホテルや専門式場が既存施設のリニューアルを通じて、ゲストハウス・ウエディングへ進出するほか、異業種からの新規参入など、業界における他社との競合状況が激化した場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 b.法的規制について

 国内におけるノバレーゼグループの事業に関する法的規制、すなわち飲食の提供に関する食品衛生法等による規制、顧客との契約に関する消費者契約法等による規制、ならびに挙式・披露宴会場およびドレスショップの建築・改装に関する建築基準法等の法令または各種条例等による規制等に抵触した場合、もしくは大規模な法令改正が行われた場合には、事業運営や店舗展開に支障が生じるなど、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 c.海外情勢について

 海外において大規模な政変、経済情勢の変動、関係法令等の改正、戦争、テロまたは自然災害等が発生し、ノバレーゼグループの海外での事業展開や商品等の輸入の停止に伴い婚礼事業に影響が生じた場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)ノバレーゼグループの事業内容におけるリスク

①人材の確保と育成について

 ノバレーゼグループは継続的な出店とサービスの充実を図るためには、優秀な人材の確保と育成がなにより重要であると考えており、国内外で積極的に採用活動を行うとともに、採用した人材に対しては各々の職場におけるOJT教育のほか、職種や職位に応じた様々な研修等を計画的に実施しております。

 しかしながら、人材の確保、育成がノバレーゼグループの出店計画に追いつかない場合には、計画どおりの出店や顧客に対するサービスレベルの維持が困難となり、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

②業績または財務面等について

a.売上収益の季節変動について

 ノバレーゼグループは、挙式・披露宴が4月と5月が属する第2四半期および10月と11月が属する第4四半期に多く施行される傾向があることにより、売上収益についても同時期に集中する傾向があります。ノバレーゼグループでは、これらの時期の婚礼施行組数が低迷した場合においては、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

b.非金融資産の減損について

 ノバレーゼグループは、2022年12月31日現在、主に2016年12月のLBOにより生じたのれん11,203百万円を連結財政状態計算書に計上しているほか、その他の有形・無形の非金融資産を保有しております。

 今後、これらの非金融資産に係る事業の収益性が低下する場合、当該非金融資産の帳簿価額と回収可能価額の差を損失とする減損処理により、ノバレーゼグループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、ノバレーゼグループにて実施している非金融資産の減損テストについては後記「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 14.非金融資産の減損」をご参照下さい。

c.食材等の価格高騰について

 ノバレーゼグループは、食材等の調達や店舗で使用する水道光熱費について、地政学的リスクや気候変動、自然災害及びパンデミック等の予測の困難な要因により食材等の調達不安や価格高騰が発生した場合には、売上原価の上昇等により、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 ノバレーゼグループでは、これらのリスクに対し、婚礼プランの見直し等により対応を行っておりますが、ノバレーゼグループがかかる価格の高騰を販売価格に転嫁することができない場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

d.為替変動の影響について

 ノバレーゼグループは、婚礼衣裳や食材等の一部について海外から調達を行っており、これらは為替変動の影響を受けております。ノバレーゼグループでは必要に応じて販売価格の見直しを実施しておりますが、為替レートが大きく変動した場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

③事業運営について

a.店舗展開について

 国内における挙式・披露宴会場ならびにドレスショップの新規出店に際しては、周辺環境や地域の特異性等からノバレーゼグループが対象とする顧客層および想定される施行単価を考慮した上で、店舗の採算性、人材確保ならびに投資計画を個別に検討し、出店候補地を決定しております。しかしながら、出店条件に合致する候補地が見つからない場合、新規出店先で想定した収益性を確保できない場合、または施設の経年劣化等により既存店の収益性が著しく低下した場合などは、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

b.衛生管理について

 ノバレーゼグループは、国内におけるすべての挙式・披露宴会場、レストランにおいて、食品衛生法に基づき所轄保健所より営業許可証を取得し、食品衛生責任者を配置しております。また、食中毒等の防止のため食品衛生マニュアルを策定し、定期的な検便や日常の体調管理など従業員の衛生管理を徹底しております。さらに専門機関による定期的な各種衛生検査を実施しております。これらの衛生管理上の諸施策の実施にも関わらず、ノバレーゼグループの施設において衛生上の問題が発生した場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 なお、営業許可証は一定期間において更新の必要があることから、その更新が出来なかった場合においては事業の継続に支障をきたし、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

c.天災地変等不可抗力による店舗運営への影響について

 ノバレーゼグループは、地震や津波等の自然災害、疫病の流行、停電・断水の発生等の突発事象が発生しても、機動的かつ組織的な対応ができるよう社内の連絡体制を整備しております。また、必要に応じて危機管理対策本部を立ち上げ、被害に関する情報を同本部に集約し、また同本部より各施設に対して直接指揮命令を行うことで、事業の継続または早期の再開・復旧を図ることとしております。しかしながら、これら事象の発生によりノバレーゼグループにおける挙式・披露宴会場、ドレスショップおよびレストランの運営に支障が生じ、かつその復旧に多大なコストまたは長い期間を要する場合には、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

④個人情報の管理について

 ノバレーゼグループは、事業を行うにあたって新郎新婦をはじめとした多数の顧客の個人情報を取り扱っております。これらの個人情報を保持し、セキュリティを確保するために、ノバレーゼグループでは、外部からの不正アクセスまたはコンピュータウイルス等の侵入を防止し、内部からの情報流出の有無を監視できるシステムを整備するとともに、「個人情報保護基本規程」およびマニュアルを制定し、社内教育の徹底および運用管理を行っております。しかしながら、これらの措置にもかかわらず、個人情報が漏洩した場合には、法的責任を課される危険性があります。また、法的責任まで問われない場合でもノバレーゼグループに対する社会的信用の低下により、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑤多額の借入金および金利変動リスクについて

ノバレーゼグループは、事業資金を金融機関からの融資契約(シンジケートローン)を含む借入により調達しており、借入金に占める株式会社三菱UFJ銀行から借入の割合が高くなっております。

なお、2022年12月31日現在における総資産に対する借入金の割合は44.2%となっております。ノバレーゼグループは、中長期的に借入金の削減を行っていく予定ですが、かかる削減が進行しない場合、借入金および金融費用・支払利息の計上により、ノバレーゼグループの財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

ノバレーゼグループの借入金のほとんどについては変動金利となっているものの、現在の金利動向等に鑑みて、ノバレーゼグループは金利変動へのヘッジを行っていないことから、市場金利の上昇等により調達金利が変動した場合には、ノバレーゼグループの業績、財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。なお、2022年12月31日現在における借入金総額は14,127百万円であり、借入金総額のうち変動金利の割合は92.1%となっております。借入金残高、金利水準等の詳細については、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 17.借入金およびその他の金融負債」に記載しております。

⑥借入金に係る期限の利益の喪失リスクについて

 ノバレーゼグループが締結している融資契約(シンジケートローン)に基づく借入金については、一定の財務制限条項が付されております。かかる財務制限条項は、純資産維持および利益維持に関する一般的な数値基準を設けるものであり、本書提出日現在において財務制限条項には抵触しておりませんが、仮に今後これらに抵触し、かつ貸付人の請求がある場合は、ノバレーゼグループは当該契約上の期限の利益を失うこととなります。

 また、金融市場の混乱や金融機関の融資姿勢の変化等により借換えが困難になった場合においては、契約期間の終了とともに当該契約上の期限の利益を失うこととなります。

 これらの事象が生じた場合においてはただちに債務の弁済をするための資金の確保が必要となり、ノバレーゼグループの財政状態およびキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

⑦感染症拡大および自然災害等に係るリスク

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い発出された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって酒類の提供禁止や時短営業の要請等、経済活動が制限された影響を受け、一部の挙式・披露宴等について延期等が発生いたしました。

 新型コロナウイルスのような感染症の拡大や大規模な自然災害等の発生に対し、ノバレーゼグループにおきましては、行政からの要請や業界団体の指針等に従い、お客様、従業員及び関係者の安全の確保を最優先に取り組んでまいりますが、これらの事象が生じたことにより社会活動及び経済活動が制限された場合、ノバレーゼグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

⑧ストック・オプション行使による株式価値の希薄化について

 ノバレーゼでは、取締役、従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を用いたストック・オプション制度を採用しております。また、今後においてもストック・オプション制度を活用していくことを検討しており、現在付与している新株予約権に加え、今後付与される新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。

 なお、本書提出日現在における新株予約権による潜在株式数は1,840,000株であり、発行済株式総数25,000,000株の7.4%に相当しております。

 

(3)大株主に関するリスク

 ノバレーゼは、国内の独立系の投資会社ポラリス・キャピタル・グループ株式会社が投資助言を行うファンド(運用開始時期2012年7月)から、純投資を目的とした出資を受けており、本書提出日現在では当該ファンドがノバレーゼの大株主となっております。

 当該ファンドはノバレーゼの上場時において、所有するノバレーゼ株式の一部を売却する予定でありますが、上場後においても相当数のノバレーゼ株式を保有する可能性があることから、その保有・処分方針によっては、ノバレーゼ株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、当該ファンドが相当数のノバレーゼ株式を保有する場合、ノバレーゼの役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等のノバレーゼの株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性がありますがその程度や当該リスクが顕在化する可能性、時期については現時点で認識しておりません。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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