アスア(246a)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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アスア(246a)の株価チャート アスア(246a)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】アスアは、25年以上にわたり物流現場でドライバーや管理者との継続的なコミュニケーションを通じて蓄積した「物流現場の知見」と「データ収集・分析力」を強みとして、物流業界の改善と発展に貢献しております。事業内容は、物流事業者の安全活動を継続的に支援し、安全性の向上や業務改善をサポートするモビリティソリューション事業と、一般企業向けにビジネスフォンやネットワーク機器などのICT機器の販売・工事・保守を行い、最適なICT環境を提供するネットワークソリューション事業に取り組んでおります。モビリティソリューション事業では、長年にわたり蓄積した安全活動に関する知見やデータを活用し、お客様の安全管理体制の強化と持続的な成長を支援しております。なお、当事業年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。 事業の概要と特徴[モビリティソリューション事業]当事業は、物流事業者における安全活動の実施・定着を支援するサービスとして、「TRYESプログラム(注)」を展開しております。TRYESプログラムは、物流現場で蓄積した知見やノウハウを活用し、安全活動の実施、定着及び改善を支援するサービスであり、物流事業者における安全管理業務の効率化に貢献しております。TRYESプログラムは、専門スタッフが直接支援を行う「TRYESサポート(対面型)」と、クラウドを活用して安全活動を支援する「TRYESレポート(クラウド型)」の2つのサービスで構成されております。 (注)「TRYESプログラム」:従業員全員が意欲的にTRY(トライ)できる仕組みづくりとYES(イエス)と共感できる組織づくりを目的とした安全活動を支援するプログラム。 また、このコンサルティング事業での様々な取組について、2006年5月に社団法人自動車技術会が主催する春季学術講演会において燃費と交通事故の関係を示す研究結果として「エコドライブ活動による燃費改善と交通事故低減」を発表し、「自動車技術会論文集Vol.38 NO.3 May 2007」に掲載されました。また、エコドライブを世界に広げるため、2014年10月に国連本部で開催された国連エコドライブカンファレンスにて同研究結果の発表を行いました。 a.TRYESサポート(対面型サービス)物流事業者に特化した安全活動のアウトソーシングサービスであります。燃費データや事故データを収集・分析し、安全活動に活用できる情報として提供するとともに、物流業界に関する知見を有する専門スタッフが定期的に事業所を訪問し、安全教育や安全活動の企画・運営を支援しております。物流事業者において継続的な安全活動の実施を支援することで、安全管理業務の負担軽減と安全意識の向上に貢献しております。 b.TRYESレポート(クラウド型サービス)物流事業者に特化した安全活動支援のクラウドサービスであります。安全活動に必要な教育コンテンツや運営支援機能を提供し、ドライバー教育及び安全活動の継続的な実施を支援しております。法令に基づく教育資料の提供に加え、安全運転などに関する教材を配信することで、ドライバーの安全意識向上と安全活動の定着を支援しております。また、教育計画の運用や受講状況の管理など、管理者の業務負担軽減に資する機能を提供しております。 [ネットワークソリューション事業]当事業は、創業当初から展開する事業であり、一般企業を対象として、ビジネスフォン、複合機、サーバー、ネットワーク機器等の企業向けICT機器の販売、施工及び保守サービスを提供しております。長年にわたり蓄積した技術力とサポート体制を基盤として、顧客の事業環境に応じたICTインフラの構築及び運用を支援しております。 a.ICT機器販売・工事当サービスは創業当時から展開しており、東海地区を中心に約3,000社の取引先を有しております。ビジネスフォン、複合機、サーバー、ネットワーク機器等の企業向けICT機器について、導入支援、販売、工事及び保守運用サービスを提供しております。長年にわたり培った技術力とサポート体制を基盤として、顧客の事業環境に応じたICTインフラの構築及び運用を支援しております。 b.その他ASUA NET(インターネットプロバイダー)及び保守業務を行っております。 以上に述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

有価証券報告書(2026年6月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】アスアの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、事業年度末においてアスアが判断したものであります。 (1)経営理念と方針アスアは、経営理念である「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」を実現するため、これまで積み上げてきたノウハウをベースに「モビリティソリューション事業」「ネットワークソリューション事業」を展開することで、顧客のニーズに応え業績向上に貢献し、すべてのステークホルダーに信頼される企業を目指しております。また、公益資本主義に基づいた経営を行うため、以下を経営方針としております。 ①持続的成長を支えるための投資を継続的に行う。経営陣は、短期の利益を求めつつも、中長期的な課題にバランス良く取り組む。 ②事業で得た利益は、従業員、顧客、取引先、地域社会、株主に対して、公正に還元する。 ③企業家精神に基づき、リスクをとって果敢に新しい事業に挑戦し、常に改良改善に努める経営を行う。 さらに、会社名の由来となる、「ひとりひとりの輝きが明日の未来を開ける」を社是としております。目標に向かって誰にも負けない努力を積み重ねることにより光り輝く人材になることを目指して「ASUA QUALITY」(全139ページの理念手帳)を作成し、全従業員に対して理念浸透と人間力向上を従業員教育方針としております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標アスアは、企業価値の向上を図るため、売上高営業利益率を重要な経営指標としております。また、モビリティソリューション事業における成長性を測る指標として、TRYESサポート年間実施件数、TRYESレポート契約社数(期末時点)及びTRYESレポート登録人数(期末時点)を重視しております。アスアは、TRYESレポートを中心としたストック型ビジネス(※)サービスの契約拡大及び顧客基盤の強化を推進することで、安定的な収益の拡大と収益性の向上を図り、売上高営業利益率の向上を目指しております。(※)ストック型ビジネス:利用者から解約の申し出がない限り継続的に毎月売上が計上されるサービスをストック型、年間で月額売上が固定されているものの、利用者の都合で一時的に変更可能なサービスを準ストック型と定義しております。 (3)中長期的な会社の経営戦略 アスアは、「物流現場の知見とデータを融合し、持続可能な魅力ある物流を実現します。」をパーパスとして掲げ、物流業界に特化した事業展開を推進しております。 アスアは、25年以上にわたりドライバーや管理者との継続的なコミュニケーションを通じて蓄積した「物流現場の知見」と、燃費をはじめとする各種データの「収集・分析力」を強みとしております。これらを活用し、物流業界が直面する「安全活動」「人手不足」「業務効率化」「脱炭素」などの課題解決に取り組むことで、持続可能で魅力ある物流現場の実現を目指しております。 この実現に向けて、アスアは以下の事項を重要な成長戦略として取り組んでおります。  ① 既存事業の強化  ② 新たな事業の創出  ③ 経営基盤の強化 アスアの主力事業であるモビリティソリューション事業が対象とする物流業界では、「2024年問題」(※1)や「新物流2法」(※2)への対応が進む中、法令遵守の徹底、安全管理体制の強化及び生産性向上が重要な経営課題となっております。 また、多くの物流事業者は中小規模事業者であり、限られた人員の中で安全管理業務やドライバー教育を実施する必要があることから、安全活動の継続的な実施や教育体制の整備が課題となっております。 アスアは、物流現場で培った知見とデータ活用ノウハウを活かし、安全活動支援サービス「TRYESプログラム」を中心としたモビリティソリューションを提供することで、物流事業者の安全管理業務の効率化及び安全意識の向上を支援しております。今後も顧客基盤の拡大とサービスの高度化を推進し、持続的な成長を目指してまいります。 (※1)物流業界の「2024年問題」:働き方改革法案によりドライバーの労働時間に上限が課されることで生じる問題の総称のこと(※2)新物流2法:自動車運送事業の事業行為を規定する法律である「物資の流通の効率化に関する法律」と「貨物自動車運送事業法」の2つを合わせて呼ぶ場合の通称のこと。 ①既存事業の強化 アスアは、累計4,000万件超の現場データを競争優位の源泉としております。蓄積されたデータをAIで分析・活用することでサービス価値の向上を図るとともに、外部パートナーとの連携を拡大し、事業展開の効率化と収益基盤の強化を進めております。さらに、これらの知見やデータを活用した新サービスの創出に取り組むことで、新たなデータの蓄積につなげる「データとAIの好循環」を構築し、持続的な成長を実現していく方針です。 ②新たな事業の創出 アスアは、物流現場を「人」「車」「荷物」の3つの要素で捉え、それぞれの接点から生まれるデータの活用を通じて新たな事業機会の創出を進めています。 「人×車」ではドライバーの安全活動支援を基盤にドライバー確保へ、「車×荷物」では積載効率向上や共同輸送の推進へ、「人×荷物」では倉庫作業改善や荷待ち・荷役時間削減による人材確保へと取り組み領域を拡大しています。 さらに、ICT関連企業との連携やM&Aを通じてデータ活用を加速し、物流現場に眠るデータの価値を最大化することで、持続的な成長と新たな事業創出を実現してまいります。 ③経営基盤の強化 アスアは、営業キャッシュ・フローに加え、必要に応じた資金調達を活用しながら、企業価値向上につながる投資と株主還元の両立を図ってまいります。 企業価値向上に向けた投資としては、M&Aを成長戦略の重要な施策と位置付け、シナジー創出や事業領域の拡大が見込まれる案件に厳選して投資を行います。また、人材育成やシステム開発・導入など、持続的な成長を支える成長投資にも積極的に取り組んでまいります。 株主還元については、事業成長のための投資と財務健全性とのバランスを考慮しながら、配当及び株主優待制度を組み合わせた総合的な株主還元を実施してまいります。 これらの取り組みを通じて、経営基盤及び財務体質の強化を図り、持続的な企業価値向上を目指してまいります。 (4)経営環境並びに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題アスアの主力事業であるモビリティソリューション事業の対象顧客である物流業界を取り巻く市場環境は大きく変化しております。物流業界では、ドライバー不足の深刻化、労働時間規制への対応、安全管理体制の強化及び生産性向上への対応が求められております。このような経営環境のもと、アスアは物流現場で培った知見とデータ収集・分析力を活かし、物流事業者が抱える課題の解決を支援することで持続的な成長を目指しております。そのため、以下の事項を優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として認識しております。 ①モビリティソリューション事業の拡大及びサービス品質の向上アスアは、物流事業者向け安全活動支援サービスである「TRYESサポート」及び「TRYESレポート」を提供しております。今後も物流業界における安全管理や業務効率化に対するニーズの変化に対応しながら、サービス内容の充実及び品質向上に継続的に取り組み、顧客基盤の拡大を図ってまいります。また、安定したサービス提供を維持するため、システムの継続的な改善、情報セキュリティ対策及びバックアップ体制の強化に取り組んでまいります。 ②人材の確保と育成アスアは、モビリティソリューション事業及びネットワークソリューション事業を継続的に成長させるためには、専門知識及びノウハウを有する人材の確保及び育成が重要な経営課題であると認識しております。そのため、採用活動の強化に加え、教育研修制度の充実、人事評価制度の整備及び働きやすい職場環境の構築を推進し、人材の定着及び能力向上に取り組んでまいります。 ③内部管理体制の構築アスアは、事業規模の拡大に対応し、持続的な成長を実現するためには、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。業務プロセスの標準化及び効率化を推進するとともに、内部統制の実効性向上並びにコーポレート・ガバナンスの充実を図ることで、経営管理体制の強化に取り組んでまいります。 ④財務体質の強化アスアは、安定した事業運営及び今後の成長投資に備えるため、財務基盤の強化を重要な課題として認識しております。営業キャッシュ・フローの改善及び収益力の向上に努めるとともに、内部留保の充実を図り、財務の健全性を維持・向上させてまいります。

事業等のリスク

3【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。アスアは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び万が一発生した場合には適切な対応に努め、事業活動に支障をきたさないよう努力してまいります。なお、以下の記載事項は、当事業年度末現在における事項であり、将来に関する事項は本書提出日現在においてアスアが判断したものであります。また、以下のリスクは、すべての事業活動上又は投資判断上のリスクを網羅しているものではありません。 (1)事業環境に関するリスク①市場の動向について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアの主力事業であるモビリティソリューション事業が展開する物流業界(※1)は市場規模約25兆円(総務省「サービス産業動向調査(2024年)」)、就労者数約200万人(総務省「労働力調査」※2)といった一大産業となっており、昨今のEC市場拡大や、スマートフォンを用いたネットショッピングの増加も含め、継続的な需要が見込まれております。しかしながら、物流業界は約98%がトラック保有台数100台以下の事業者のため(国土交通省「貨物自動車運送事業者数(規模別)2025年3月31日」より)、物流業界における2024年問題の影響や景気低迷による経営へのダメージは深刻な問題に発展する可能性があります。その場合は、新規営業の低迷や既存顧客のサービスの解約等により、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。※1 「道路貨物運送業」の事業活動による売上高(収入額)を使用。※2 「道路貨物運送業」の就業者数(個人事業主・役員等を含む)を使用。 ②競合について(発生可能性:中 発生時期:特定時期なし 影響度:高)アスアの事業においては、いずれのソリューションにおいても、競合企業が複数存在しており、一定の競争環境があるものと認識しております。アスアにおいては、他社にない商品機能や品質、またスピーディーな機能追加やクラウド化対応、導入しやすい価格設定などにより競合他社との差別化を図り優位性を有していると考えております。しかしながら、特出した機能的優位性をもった新商品の販売や極端に安価な価格設定により競争が激化した場合、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ③技術革新による影響について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアが提供するサービスについては、技術革新に伴い生成AIの新技術が次々と生み出されております。アスアにおいては、当該技術革新の動向をいち早く捉え、研修や優秀な人材の確保等を常に講じておりますが、アスアの想定を超える技術革新による著しい環境変化等が生じた場合、当該変化にアスアが対応することができず、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (2)法規制に関するリスク①事業の許認可について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアのネットワークソリューション事業において、許認可の法規制を受けております。アスアが取得している許認可は以下のとおりであり、現状において当該許認可が取り消しとなる事由は発生しておりません。また、これまで法的規制によって事業展開に制約を受けたことはなく、現時点において何らかの法的規制への抵触は認識しておらず、コンプライアンス体制も整備しております。しかしながら、今後新たな法的規制等の導入や既存の法的規制の改廃や解釈の変更等が生じた場合、または重大な法令違反が起こった場合には、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 取得年月2022年9月2024年12月2018年10月許認可等の名称建設業の許可建設業の許可古物商の許可所管官庁等愛知県知事愛知県知事愛知県公安委員会許認可等の内容愛知県知事許可(般-4)第104530号愛知県知事許可(般-6)第104530号第541051802900号有効期限2027年9月18日(5年ごとの更新)2029年12月10日(5年ごとの更新)なし法令違反の要件及び主な許認可取消事由建設業法の諸規定及びその業務に関する他の法令に違反したときは、建設業法に基づき、指導、助言、勧告又は指示、営業の停止、許可の取消の処分が行われる場合があります。建設業法の諸規定及びその業務に関する他の法令に違反したときは、建設業法に基づき、指導、助言、勧告又は指示、営業の停止、許可の取消の処分が行われる場合があります。古物商、古物市場主の許可基準(法第4条)に掲げる者に該当した場合、許可取消の可能性があります。 ②訴訟等について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアの事業に関連して、第三者との間で重要な訴訟やクレームといった問題が発生したという事実はありません。アスアは、法令及び契約等の遵守のため、コンプライアンス管理規程を定めて社内教育やコンプライアンス体制の充実に努めております。しかしながら、アスアが事業活動を行う中、顧客、取引先又はその他第三者からアスアが提供するサービス及び品質等の不備等に関するクレームのほか、顧客等との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。かかるクレーム及び訴訟の内容及び結果によっては、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。また、多大な訴訟対応費用の発生やアスアの社会的信用の毀損によって、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ③知的財産権について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアは、アスアが運営する事業に関する知的財産権を確保するとともに、定期的に知的財産権に関する周辺調査を実施することで、第三者の知的財産権を侵害しない体制の構築に努めております。しかしながら、アスアの認識していない知的財産権が既に成立していることによりアスアの事業運営が制約を受ける場合や、第三者の知的財産権侵害が発覚した場合等においては、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (3)事業に関するリスク①システムトラブルについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスア事業の多くは、インターネットを介して行われており、その基盤はインターネットに接続するための通信ネットワークに依存しております。その適切な整備及び運用については万全を期しておりますが、万一、第三者による意図的な攻撃や自然災害、ネットワークの障害等不測の事態が発生し、これらITシステムが正常に機能しないことにより、業務活動に著しい影響が生じた場合、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ②情報セキュリティについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアは、厳重な情報セキュリティ管理体制において自社内の機密情報を管理するとともに、事業の一環として得意先から預託された機密情報などの収集・保管・運用を行っております。プライバシーマークを取得し、社内で運用するほか、従業員研修を繰り返し実施する等、これらの情報管理には万全な方策を講じておりますが、万一アスアの従業員や業務の委託会社等が情報を漏洩又は誤用した場合には、アスアが企業としての社会的信用を喪失し、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ③オペレーショナルリスクについて(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアのモビリティソリューション事業においては、一定基準を満たした専門スタッフが、現場で安全活動のアウトソーシングサービスを行いますが、その運用状況によっては一定の品質が担保されない可能性があります。また、日々膨大な事務処理が発生しており、各プロセスに沿った運用を行っているものの、事務管理上又は事務処理上のミスが生じた場合には、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ④モビリティソリューション事業部門への依存について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアの売上高に占めるモビリティソリューション事業の売上高の割合は約63.1%(2026年6月期)となっております。そのため、事業間のクロスセル戦略などによりネットワークソリューション事業の育成に注力しております。引き続きモビリティソリューション事業へ依存する割合は高く、その売上動向が、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑤特定顧客への依存について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:高)一般社団法人東京都トラック協会に対する売上高は、全売上高の約12.0%(2026年6月期)となっており売上の依存度が高い状況にあるため、同協会の助成金制度の変更や、東京都の財源の状況・方針等によっては影響を受ける可能性があります。そのため、新たな自社商品の販売拡大や他事業の育成などに注力してまいりますが、引き続き依存する割合は高く、同協会向けの売上高が減少した場合、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑥特定取引先からの仕入・外注について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアは、ネットワークソリューション事業における商品の一部について、特定の取引先に依存する場合があります。アスアはこうした特定取引先との関係を密接に保ちながら、安定的な調達に努めております。需要の急増による商品や人材不足、天災地変、品質問題、特定取引先の政策変更や倒産・経営破綻・合併等により調達に重大な支障をきたした場合には、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑦業績の季節変動について(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアは、一般社団法人東京都トラック協会などが年度末となる3月末に納品する契約が多くあります。また、顧客の投資予算の対象となるほか、顧客企業の予算執行のタイミングの兼ね合いから、第3四半期に利益が偏重する傾向があります。タスク管理を可視化することで納期管理を徹底しておりますが、契約締結時期の遅れによる作業開始時期の遅延や、顧客都合による検収時期の遅延により、計画通りに売上計上ができない可能性があります。特に期末月の6月に予定されていた検収が翌期以降に遅れる場合には、当該期間の業績に影響を与える可能性があります。 (4)組織体制に関するリスク①代表者依存度について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:高)創業以来、代表取締役社長を務めている間地寛は、アスアの経営方針や事業戦略構築等において重要な役割を果たしております。アスアは、事業拡大に伴い代表者に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、現状においては何らかの理由により代表者が退任するような事態が生じた場合には、アスアの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。なお、過去の事業等の関係から代表取締役社長の資産管理会社に対する債務保証を行っておりました。現在、債務保証は解消しておりますが、今後については、このような取引は行わない方針であります。 ②役員、幹部社員等への依存について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアの役員、幹部社員等の専門的な知識、技術、経験を有している役職員が、アスアの経営、業務執行について重要な役割を果たしており、当該役職員の継続勤務による経験値は、アスアにおける重要なノウハウと考えられます。しかし、当該役職員が何らかの理由によって業務執行できなくなった場合、退任、退職し、後任者の採用が困難となった場合、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ③人材の確保、育成及び人件費の高騰について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアにおいて、今後の事業拡大や企業運営を円滑に遂行していく上で、優秀な人材を確保すること及び人材育成が極めて重要であります。そのため、アスアは採用活動に注力し、人材の確保に努めるとともに理念浸透教育・実務研修・評価制度等の充実を図ることで、実務スキルに加えて、アスア社員として遵守すべき行動規範を理解した責任ある社員の育成に力を注いでおります。しかしながら、必要な人材を適切な時期に確保できない若しくは社内の有能な人材が流出した場合、また、人件費の高騰が長期化した場合には、経常的な業務運営や事業展開に支障が生じ、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ④内部管理体制について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、各社内規程及び法令の遵守を徹底してまいりますが、事業が急速に拡大することにより、コーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができず、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (5)その他①大株主について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)アスアの主要株主でありアスアの代表取締役社長である間地寛は、同氏の資産管理会社である株式会社間地と合わせて、当事業年度末において、アスア発行済株式総数の57.7%を所有する大株主であります。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。また、アスアとしても同氏は安定株主と認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の保有する株式の多くが減少した場合には、アスア株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 ②新株予約権の行使による株式価値の希薄化について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアは、アスアの取締役及び従業員に対して、業績向上に対する意欲を高めることを目的としたストック・オプションとして新株予約権を発行しております。ストック・オプションが権利行使された場合には、アスア株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、当事業年度末において、新株予約権による潜在株式数は129,500株であり、発行済株式総数2,701,300株の4.8%(株式総数2,830,800株(潜在株式を含む)の4.6%)に相当しております。 ③株式の流動性について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)アスアは、株式会社東京証券取引所グロース市場及び株式会社名古屋証券取引所メイン市場に上場しており、流通株式比率は当事業年度末において39.01%となっております。今後は、アスアの中長期戦略に沿った成長資金の調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、アスア株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それによりアスア株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 ④有利子負債への依存について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)アスアは、当事業年度末時点における有利子負債残高は24百万円、有利子負債依存度は1.9%となっております。アスアの資金需要の主な内容は運転資金であり、有利子負債の比率は低い水準にあります。引き続き財務体質の改善に努めてまいりますが、現行の金利水準が大幅に上昇した場合には金利負担が増加し、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑤取引先に対する信用リスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアは、取引先の信用リスクについては細心の注意を払い、与信設定等を通じてリスク管理を行っておりますが、取引先の業績悪化等により取引額の大きい得意先や仕入先の信用状況が低下した場合、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑥自然災害や大規模災害等について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアは、地震、台風、洪水等の自然災害、火災等の事故により、アスアの本社・支店及び取引先の建物・設備等が深刻な被害を受けた場合、アスアが提供するサービスの継続に支障をきたす場合があります。そのためBCPプランの作成、外部サーバーへのバックアップ等の対策を図っておりますが、事象の規模によっては、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑦疫病や感染症による影響について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:高)アスアは、新型コロナウイルス感染症など新たな感染症が世界的に蔓延した場合、アスアの販売活動に大きな制約がかかる可能性があります。そのため、WEBを活用した安全活動のアウトソーシングサービスの確立や在宅勤務に対応したプロセスの構築などの対策を図っておりますが、事象の規模によっては、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 ⑧インターネット等による風評被害について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)アスアは、ソーシャルメディアの急激な普及に伴い、インターネット上の書き込みや、それに起因するマスコミ報道等による風評被害が発生・拡散した場合、アスアの業績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。



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