ガーデンは、M&Aを活用した飲食事業を展開しており、ラーメン事業、レストラン事業、ステーキ事業、寿司事業等の飲食店舗の運営、並びに保有するブランドに係るフランチャイズ(以下FC)事業及び不動産事業を行っております。なお、ガーデンのセグメントは、飲食事業の単一セグメントであるため、事業別に記載しております。
ガーデンの前身である株式会社マックでは、赤字であったカラオケ店舗の事業再生の経験を活かし、2003年6月より飲食事業に参入し、買収した企業の赤字店舗を業態変更することで利益の出る黒字店舗へと再生させてまいりました。
この企業買収・赤字企業再生のノウハウ、業態多角化によるシナジー強化、及び規模の経済によるバーゲニングパワーの高まりが、現在のガーデン成長の礎となっております。
企業再生型M&A(※)により店舗を拡大してきた横浜家系ラーメン『壱角家(いちかくや)』、商標権を獲得し多店舗展開を図った『山下本気うどん』を主力ブランドとして確立し、展開しております。(2026年2月期における売上構成比:壱角家ブランド 10,875,299千円 60.8% 山下本気うどん 2,554,041千円 14.3%)
※買収先企業が経営上の困難に直面し、再生の必要性がある場合に行われるM&Aのことを指し、買収することによって、買収元企業が買収先企業の経営を再建し成長を促進することを目的とします。
また、M&Aにつきましては、2025年9月に創業30年超の味噌ラーメンブランド『萬馬軒(まんばけん)』、12月に北海道の郷土料理であるごまそばをメインとしたそば居酒屋ブランド『高田屋(たかだや)』の事業譲受契約を締結いたしました。以降は壱角家、山下本気うどんに加え、萬馬軒、高田屋の直営店舗の新規出店を継続する方針です。引き合いがあった場合はその他ブランド含めFC展開を行います。
2026年2月末日現在、店舗数は199店(直営店舗172店、業務委託店舗(※)1店、FC店舗26店)です。
※業務委託店舗はガーデンの従業員が独立制度を利用し、ガーデンブランドの既存店舗の運営、管理を行う形態を指します。業務委託での社員独立は、通常のFC加盟と違い既存の店舗を運営委託するため、開店時より一定の入客が見込めるうえ、不動産賃貸、設備投資等の初期費用、加盟料、ロイヤルティなどがかからないことなどがメリットとなる独立の制度です。
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壱角家(横浜道含む) |
2023年2月期 |
2024年2月期 |
2025年2月期 |
2026年2月期 |
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店舗数(業務委託・FC含む) |
114店舗 |
122店舗 |
128店舗 |
130店舗 |
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客単価 |
914円 |
1,003円 |
1,101円 |
1,142円 |
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山下本気うどん |
2023年2月期 |
2024年2月期 |
2025年2月期 |
2026年2月期 |
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店舗数(FC含む) |
9店舗 |
11店舗 |
18店舗 |
23店舗 |
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客単価 |
974円 |
1,047円 |
1,201円 |
1,164円 |
ガーデンの店舗展開の特徴は、特定の業態に偏らずに分散して出店することを基本としている点にあります。主にラーメン、うどん、丼を提供する比較的低価格帯の「日常食業態」、MARZACに代表されるバルや、ハワイアンレストラン等の「機会食業態」を中心に、幅広いジャンルのブランドを展開しております。
オペレーションの面では、過去のM&A、業態転換で得たマニュアル化された店舗運営手法によりいかに繁盛店(来客数の増加及び利益率の高い店舗)を作るかのノウハウが蓄積されており、これらの経験を活かしてより収益率の高い運営を行いたいと考えております。
サービスについては、「イマをHAPPYに」という企業理念のもと、サービスの質を向上させるため、専門の教育担当を置き、マニュアル整備、教育研修(講習会及びe-ラーニング)、実務への落とし込み、評価、改善のサイクルを回し続けることで、QSCA(Q=クオリティ、S=サービス、C=クレンリネス、A=アトモスフィア)の向上を図っております。
事業別売上構成比 単位:千円
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事業部門 |
売上高 |
構成比 |
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ラーメン事業 |
12,282,154 |
68.6% |
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レストラン事業 |
2,859,108 |
16.0% |
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ステーキ事業 |
1,339,377 |
7.5% |
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寿司事業 |
470,616 |
2.6% |
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FC事業 |
725,145 |
4.1% |
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その他 |
218,880 |
1.2% |
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合 計 |
17,895,282 |
100% |
※ 2026年2月期実績
事業別店舗数
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事業部門 |
ブランド名 |
店舗名 |
サービス内容 |
店舗数 |
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ラーメン事業 |
・壱角家 ・だるまのめ ・一竜 ・てらッちょ。 ・萬馬軒 |
・壱角家(110店舗) ・横浜道(2店舗) ・だるまのめ(4店舗) ・油そば総本店(1店舗) ・壱角堂(1店舗) ・品川製麺所(1店舗) ・一竜(4店舗) ・てらッちょ。(2店舗) ・萬馬軒(5店舗) |
・ラーメン、油そばの提供 |
130店舗 |
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レストラン事業 |
・山下本気うどん ・ハワイアン |
・山下本気うどん(21店舗) ・RRainbow(2店舗) ・The Veranda(1店舗) |
・うどんの提供 ・ハワイアン料理の提供 |
24店舗 |
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ステーキ事業 |
・情熱のすためしどんどん ・鉄板王国 ・MARZAC |
・鉄板王国(5店舗) ・ステーキの王様(1店舗) ・情熱のすためしどんどん(8店舗) ・MARZAC(1店舗)・MARZAC7(1店舗) |
・ステーキの提供 ・どんぶりの提供 ・グリル料理の提供 |
16店舗 |
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事業部門 |
ブランド名 |
店舗名 |
サービス内容 |
店舗数 |
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寿司事業 |
・回転寿司プレミアム海王 ・肉寿司 |
・回転寿司プレミアム海王(1店舗) ・シン・ニクズシマン(1店舗) |
・寿司の提供 ・肉寿司の提供 |
2店舗 |
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FC事業 |
・壱角家 ・一竜 ・肉寿司 ・山下本気うどん |
・壱角家(18店舗) ・一竜(4店 舗)・肉寿司(3店舗) ・山下本気 うどん(2店舗) |
・各ブランドにおける営業ライセンスの貸与 ・FC店舗への経営指導 ・FC店舗への食材の卸売り |
27店舗 |
店舗数は2026年2月末時点
1.事業の内容
(1)ラーメン事業
ガーデンのラーメン事業は横浜家系ラーメン『壱角家』、博多豚骨ラーメン『一竜』、『だるまのめ』、背脂醤油とんこつ『てらッちょ。』と、2025年11月から運営を開始した味噌ラーメン『萬馬軒』で構成されており、幅広いラーメンジャンルをカバーしております。
最新の株式会社富士経済「外食産業マーケティング便覧2025」のデータによると、国内におけるラーメン市場規模は、急激な需要回復によりコロナ禍前の規模を超え、特にラーメン専業系の出店拡大が市場を底上げしています。単価の上昇やインバウンド需要も含めこの勢いは続くとみられ、市場は拡大傾向を維持すると見込まれています。
また、店舗数におきましては、食材費、燃料費の高騰の影響で個人店は減少傾向にありますが、チェーン展開を行う大手企業は新規出店を継続しております。
※出展:外食産業マーケティング便覧2025
当事業のメインブランドである横浜家系ラーメン『壱角家』及び『横浜道』は、横浜のご当地ラーメンとして誕生しましたが、今や「家系」という、ラーメンの一ジャンルとして認知・確立されております。
ガーデンの横浜家系ラーメンは、濃厚でクリーミーなスープと、スープが絡みやすい特注の中太麺を特徴としています。ガーデンのスープは仕入れ工場で一括して仕込みまで行い、店舗での調理作業を軽減する仕組みとなっており、整備された調理マニュアルにより顧客へブレのない安定した味の商品を提供しております。
卓上には多種類の調味料を用意しており、自分流の味付けができるとリピーター(継続的に複数回ご利用のお客様)にも好評です。現在は首都圏を中心に130店舗展開(2026年2月末時点)しております。
駅前立地の路面店を中心に出店しておりますが、『壱角家』の認知度が向上してきたことで、商業施設内のフードコートからの引き合いが多くなり、2020年1月に初のフードコートへの出店を行い、現在出店中の9店舗(2026年2月末時点)はいずれも好評を得ております。既存店舗の客層は若年男性が中心でしたが、フードコートへの出店により家族連れの来店が増え、新たな顧客層の開拓にも繋がりました。
店舗でのオペレーションにおいては、人材育成に重きを置き、定期的な営業店舗社員の研修、長年の経験から積み上げたマニュアルによる効率化、QSCA向上の意識徹底を実施しております。気持ちの良い接客といつでも同じ味が提供できる店舗環境の整備によって、リピーター顧客を増やすことを目指しております。
上記のとおり、利便性の良い駅前立地の店舗において、調理経験の浅い従業員でも提供可能かつ安定した味わいの濃厚なラーメン、質の良いサービスを提供し、また毎年新規店舗を出店していくことで、安定的な高収益と事業拡大の両立を実現しております。
居抜き店舗を活用するなど初期投資を低く抑えていることに加え、営業利益率20%前後と収益率が高く、投資回収期間が短い業態です。2026年2月末時点で壱角家の平均投資回収期間は20.2カ月、最短は4カ月を実現しています。今後も首都圏中心に自己資本で更なるドミナント展開を進め、また、フランチャイズ方式により全国に店舗を展開してまいります。
また、料金面におきましては、他社大手チェーン店の通常商品の平均価格が816円(※)のところ、壱角家では駅前立地ということもあり並のラーメンが930円~1,130円とエリア・店舗毎に価格設定を行うダイナミックプライシングを採用するとともに一部で深夜料金を適用することで、適正な利益を確保しております。
※自社調べ:商品価格は各社HP、グルメ媒体より引用
『萬馬軒』は、1988(昭和63)年の創業から都内で30年以上の歴史があり、豚骨や鶏ガラなどをベースに数種類の味噌をブレンドした特製味噌ダレを使用した濃厚な味噌スープと、特注の麺が特徴です。
『元祖博多中州屋台とんこつラーメン 一竜』は、1955年に開業し、長い行列が絶えなかった博多中洲の名物屋台をそのまま引き継ぎ再現したブランドであります。いまだに根強いファンも多く、知る人ぞ知る屋台ラーメンであり、国内では西日本、海外ではアジア圏からフランチャイズ加盟の問い合わせが寄せられています。
『だるまのめ』は釜炊きとんこつスープを使用し、癖が少なくあっさりしたコクのある白湯スープを使用しており、『てらッちょ。』は醤油とんこつベースのこってりしたスープを使用しております。
(2)レストラン事業
ガーデンのレストラン事業は、創作讃岐うどん『山下本気うどん』や、ハワイアンフードを中心とした洋食を扱うハワイアンレストラン『RRainbow(ダブルレインボー)』、『The Veranda(ザ ヴェランダ)』等、ラーメン事業と比較して顧客の滞在時間が長い業態で構成されております。
『山下本気うどん』は、2017年6月にライセンスを取得しました。その後、好立地への出店及び内外装を変更し、映えるメニューの開発を実施するなど業態のブラッシュアップを重ね、2021年10月に商標を獲得、ブランド構築に成功しました。山下本気うどんをガーデンの2つ目の成長ドライバーと位置付け、出店を継続しております。
店舗外観や内装は、落ち着いた和の雰囲気をイメージしています。基本の味付けや麺は、グルメレビューサイトでも高い評価を受け行列の絶えない名店『慎』の味を踏襲し、加えて見栄えの楽しさも意識した期間・季節限定メニュー、新メニュー開発を積極的に行っております。
期間限定メニューにて販売を開始した「白い明太チーズクリームうどん」は、食べやすい味付けとインパクトのある見た目で女性客を中心に好評を博し、SNSでの情報拡散やTV等のメディアに度々取り上げられたことで人気が上昇したため、現在は常時ご利用いただけるレギュラーメニューとして全店舗で展開しております。
うどん市場は、他社ブランドも含め安定した業績推移となり、観光地、繁華街ではインバウンド需要が増加し、市場規模はプラス推移が見込まれており、店舗数も増加傾向とする予想となっています。
※出展:外食産業マーケティング便覧2025
山下本気うどん 渋谷並木橋が開店した2017年10月から直近の2026年2月までの期間において、投資回収は10号店目まで目標期間内に回収済みです。10号店目までの平均投資回収は18カ月となっており、高い利益率を実現することで早期投資回収を可能としています。今後も首都圏中心に自己資本で更なる新規出店を進めるとともに、フランチャイズ方式により全国に店舗を展開してまいります。
立地戦略として、従来の直営での新規出店は駅近の好立地物件を中心に出店してまいりましたが、SNSでの拡散、TV番組への出演などにより知名度が向上した結果、商業施設からの引き合いも多くいただけております。商業ビル、郊外型ショッピングセンター、アウトレット等のレストランフロア・フードコートへと出店範囲を広げ、新たな顧客層の取り込みを図り、出店を加速していく方針です。
商品単価の高い季節商品・創作商品等のキラー商品の平均単価は1,366円(定番商品は926円)、山下本気うどんにおけるうどんカテゴリ全体の売上高の36.2%を占める構成となっており、有名うどん競合チェーンと比べて客単価の高いビジネスモデルとなっています。(2026年2月実績)
今後はインバウンド需要に対応するため、SNSを積極的に活用し、訪日外国人旅行客に対しブランドの認知を進め、海外展開を視野に入れたグローバルブランドへと育成してまいります。
『RRainbow』、『The Veranda』は、まるでハワイに来ているようなリゾート感あふれる店内で、「ロコモコ」や「特製ガーリックシュリンプ」等のハワイアングルメを提供するブランドです。「オープンテラスのあるハワイアンレストラン」をコンセプトに、都内及び横浜に展開しております。家族連れや団体の貸し切りパーティー、女子会等での利用も多く、昼間はカフェとしても女性客を中心にご利用いただいております。
(3)ステーキ事業
『鉄板王国』、『ステーキの王様』は焼きたてのステーキやハンバーグを1,000円前後から提供しております。厳選した十数種類のスパイスや果実を独自にブレンドしたオリジナルソースや、国産米、毎日仕入れる新鮮な野菜等、肉以外の食材にもこだわっております。
『情熱のすためしどんどん』は独自に開発したニンニク醤油で炒めた豚バラを、熱々のご飯に載せた丼ぶりを提供しております。
『MARZAC』は気軽に立ち寄れる「ワイン食堂」をコンセプトに、ワインと炭焼き料理を提供するブランドです。ワインに合うイタリア料理やフレンチの技術を使った料理、和の食材を使った料理など、様々なお料理をアラカルト・コースにてお楽しみいただけます。同ブランドは、表参道『MARZAC』、中目黒『MARZAC7』の2店舗を展開しており、両店舗ともに、団体の貸切パーティーから少人数での会食に利用されております。
(4)寿司事業
『回転寿司プレミアム海王』は、お台場の大規模商業施設であるダイバーシティ東京プラザに店を構え、観光で訪れる国内外のお客様に対し、日本全国から厳選した新鮮で質の高い旬の食材を取り寄せ、握り寿司だけでなく創作寿司やおつまみなど豊富なメニューを提供しております。
また、食べ放題メニューの実施、インバウンド向けの特別メニュー等、顧客のニーズに対応する企画を行い集客に努めております。
『肉寿司/シン・ニクズシマン』は、「肉を美味しく食べる方法と、新しい価値の有る料理」をコンセプトに、飲食店として最も大切な安全性を確保しながら、肉の可能性を探る研究を続け、馬・牛・豚・鶏・ホルモン等、あらゆる肉を最適な調理法で提供する肉料理専門の寿司店として誕生したブランドです。
特に馬肉は栄養価が高く、カルシウム・鉄分・ビタミン・グリコーゲンを豊富に含むうえ、低カロリー・高たんぱくで、健康と美容に理想的とされ、アスリートの肉体をつくる食材としても注目を集めております。
『シン・ニクズシマン』は、看板にネオン管を使用し、明るくポップな雰囲気を演出した店舗作りで肉寿司のメニューをベースに低アルコール度数のカラフルなフルーツサワーやカクテルを提供しております。
(5)フランチャイズ(FC)事業
①国内
横浜家系ラーメン『壱角家』、『肉寿司』、『一竜』、2023年3月からは『山下本気うどん』を加え、FC本部を立ち上げ、FC方式を用いて事業展開しております。ラーメンFC店舗においては、スーパーバイザーによる経営指導、食材の卸売りを行っており、『肉寿司』FCにおいては前記の他、ブランドの使用による対価としてロイヤルティを徴収しております。
2026年2月末時点で、FC加盟店は『壱角家』17店舗、『肉寿司』3店舗、『一竜』4店舗を展開しており、『山下本気うどん』は2025年5月と12月に北海道と金沢に展開いたしました。複数のブランドをFC展開することでポートフォリオを構築し、ヒト・モノ・カネといった経営資源を各ブランドの隆盛に合わせて最適に配分しながら、持続可能な競争優位性を確立したいと考えております。
また、ガーデンブランドの店舗は駅前立地への出店が多く、また、視認性の高い大きな看板と鮮やかなロゴマーク等、ブランドアイデンティティを高めた店舗作りを意識しており、国内・海外の有力企業及び投資家からFCのお問い合わせを募っております。
(6)海外展開
ガーデンは、アジア圏の国々をはじめとした海外においても①自社にて加盟者を募るFC方式、②海外企業・メーカー等との業務提携により出店するライセンス方式、の2つの手法を用いて、タイとマレーシアに壱角家FCを展開しておりましたが、2026年2月期中にいずれも撤退しております。
特に著しい経済発展を見せる東南アジア等の新興国では年間可処分所得の増加にともない、人々が求める商品やサービスは、必要を満たすものから、より良いものや体験したことのないものへと変化しておりました。
こうした「消費市場」への移行のなかで、アジア圏におけるサービス産業は目覚ましく発展し、GDPに占めるサービス産業の割合も増加しており、また日本ブランドは依然として現地で高い評価を得ておりましたが、近年ではラーメン業態は日本企業の進出が進み、飽和状態が見られておりました。
一方で日本のうどんの人気が高まっていたため、今後の海外展開を見据え東南アジアの中央に位置するタイに注目し、日本国内でもシンハービールで知名度の高い、財閥企業Boon Rawd Brewery Co., Ltd.(ブンロード・ブリュワリー社)と交渉を重ねました。そして2025年10月に、タイ国内における山下本気うどんのブランド店舗を運営・管理するための、共同出資による合弁会社設立の契約を締結、2026年3月に現地にて法人を設立いたしました。
出店第1号は秋頃を予定しておりますが、多彩なメニュー構成、現地の食文化に合わせたローカライズ等、これまでに蓄積したノウハウを活かし、「日本の国民食」に新しい価値を加え、世界に発信したいと考えております。
(7)その他
店舗開発部において、店舗物件情報の早期取得を目的として不動産事業を行っており、一部不動産仲介、不動産転貸借を手掛けております。
2.事業系統図
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャ
ッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりでありま
す。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてガーデンが判断したものであります。
1.事業環境に関するリスク
(1)経済情勢の変化や地政学的リスクの顕在化による影響について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大)
国際情勢の不安定化、物流の停滞により世界的にエネルギー資源や食材などの原材料が高騰しております。その価格は商品相場、消費量の急激な増加による需要の拡大、ならびに、為替相場の影響などがあるとともに、生産地域の異常気象による収穫量の減少、政変や社会・経済情勢の変化、並びに、テロや戦争などによる社会的混乱などを受けて変動します。
ガーデンが行っている飲食事業における食材の仕入が困難になる、又は価格が著しく高騰した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)季節的変動及び天候・平均気温による影響について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
2024年2月期の売上高の66.5%を占めるラーメン業態店舗では、特に気温が低下する12月~2月が繁忙期となります。したがいまして、上期(3月~8月)よりも下期(9月~2月)の売上高が多くなっております。
また、悪天候による人流の減少、異常気象による平均気温の上昇等によって本来見込んでいた売上が減少するなど、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)市場環境及び競合について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの属している外食産業を取り巻く環境は、わが国の加速する人口減少、生活費節約意識の高まりによる外食機会の減少、食の安全性に対する消費者意識の高まり、低価格競争の激化等により、今後も厳しい事業環境が継続するものと想定されます。また、外食業界は他業界と比較すると参入障壁が低いため新規参入が多く、所得の伸び悩みによる個人消費の低迷の中、価格競争などにより、今後も飲食企業間の競争は続いていくものと考えます。
このような状況の下で、ガーデンはブランド毎のコンセプトを明確にし、サービス力の向上、商品力の強化により付加価値を持たせるなど、競合他社との差別化を図っておりますが、今後、競合状態がさらに激化した場合には、ガーデングループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(4)大規模自然災害の発生について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンは、日本国内各地に直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗を有しております。ここ数年、国内においては、2011年3月に起こった東日本大震災をはじめ地震、台風、豪雨等の大規模な自然災害が発生しており、今後起こる自然災害の規模によっては、店舗の時短営業・一時休業等の事態を招くことが想定されます。
ガーデンでは、こうした自然災害の発生を前提としたBCP(事業継続計画)を策定しており、直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗、本社等に、災害時における避難場所や緊急連絡方法等を明記した危機管理マニュアルを配置し、万全を期しておりますが、想定以上の自然災害が発生した場合、建物の倒壊や停電や風水害等により店舗運営が不可能となる場合などにおいては、ガーデンの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
(5)世界的パンデミックの発生について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
今般発生したCOVID-19(所謂新型コロナウィルス)による世界的なパンデミックの発生は、国内の外食産業に深刻な影響を与えました。日本においては、政府、各自治体から営業時間短縮を始めとする営業自粛要請が発せられたことに伴い、ガーデンの事業においても少なからず影響を受けることとなりました。
今後、今回のパンデミックと同等の事態に至った場合であっても営業時間調整、一定の各種感染症対策等を講じることで営業活動を継続することができるものと考えます。しかしながら、今回を上回る規模でのパンデミックが発生した場合において、通常の営業活動が困難となった場合には、ガーデングループの経営成績及び財政状態に今回以上の影響を及ぼす可能性があります。
2.事業展開及び提供サービスに関するリスクについて
(1)人材の確保と育成について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大)
ガーデンでは、事業の継続及び拡大等のため適正な人員を確保する必要があり、これに並行して管理部門での優秀な人材の育成と確保も重要な課題となっております。ガーデンにおける退職者の状況は、2024年2月期において退職者数79名、離職率27.2%となっております。
また、ガーデンが運営する店舗は深夜営業を行っている店舗が多いため、時間帯シフトによる勤務が原則となっており、従業員の就業時間が夕方から深夜までとなることもあり、不規則な就労時間となることもあります。そのため、労働時間の短縮やアルバイト採用の強化、単発アルバイトの利用など社員の労働環境改善のための様々な対策をとっているものの、一般的に他の業種より従業員の定着率が低い傾向にあります。
以上のことから、採用計画の未達や離職により人員計画が予定通りに進まない場合、事業の継続及び拡大等に影響が生じる可能性があります。
また、ガーデンでは多数の短時間労働者を雇用しておりますが、各種労働法令の改正や経済情勢の変化が人件費のさらなる上昇等を招いた場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)全社売り上げに対するラーメン事業の売上比率が高いことについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの事業売上内訳においては、ラーメン事業、特に壱角家ブランドの売上比率が高い水準(2024年2月期 壱角家ブランド売上高 8,964,607千円 ブランド別売上比率 58.5%)にありますが、現在、山下本気うどんの新規出店及びフランチャイズ事業の推進によって、市場及び外部環境の変化に影響を受けにくい事業ポートフォリオの構築を図っております。
しかしながら、国内外の経済情勢やエネルギー供給事情の悪化、食材の値上がり、ラーメン業種に関する風評被害等の外的要因により当該事業の展開に何らかの支障が生じた場合は、ガーデンの経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)直営店舗の出店戦略について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
新規出店にあたっては、商圏、競合状況、売上予測、賃料条件、出店コスト等を検討し、収益性を見込める場所に店舗を出店しておりますが、ガーデン出店条件に合致する物件の数が当初の出店予定数と異なることがあります。
また、出店後は店舗別の損益管理を行い、一定期間のうちに業績改善の見込みのない不採算店舗については退店を行っていますが、退店店舗数についても当初の予定店舗数と異なることがあり、出退店の店舗数が当初の予定店舗数と異なった場合は、ガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
3.法的規制及び知的財産等について
(1)商標について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、各業態・店舗名の商標を国内及び海外において登録し、維持管理することで商標の持つブランド価値を向上させ、他社から模倣されることを防いでおり、またガーデンが他の商標を侵害しないよう運用しております。
ガーデンは、法律家、専門家の意見を十分に聞きながら当該ブランド戦略を展開しておりますが、仮に第三者が違法に類似した商標を使用し、ガーデンの各ブランドにおける価値が毀損される事態に至った場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)労務管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、飲食事業において、パート・アルバイト等の臨時従業員を多く抱えております。これら事業運営に必要な人員の確保及び育成を図るとともに、労働関連法令を遵守した勤務形態・労働環境の確保及び管理に努めております。何らかの要因により労務管理面での問題が生じた場合には、規制当局から業務改善命令が命じられること又は監督官庁から指導を受けることによりガーデン事業に対する信用が低下した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)「酒類の提供に関する法令等」について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンでは、店内の掲示物、メニューに車両等を運転される方、未成年者には酒類を販売しないことを記載するなど、飲酒運転及び未成年者の飲酒禁止について注意喚起を行っております。
酒類提供については、未成年者飲酒禁止法及び道路交通法等による規制を受けており、未成年又は自動車等の運転をするおそれがあることを知りながら酒類を提供した場合に、罰則の対象となりガーデンの社会的信用の低下や店舗の営業が制限される可能性があります。これに伴う売上の減少等によりガーデンの業績に影響を与える可能性があります。
(4)「中小小売商業振興法」及び「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(通称「独占禁止法」)」が与える影響について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、フランチャイズ事業運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、ガーデンのライセンス事業の内容や加盟契約内容等を記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。
また、「独占禁止法」においてはガーデンがフランチャイズ事業システムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、フランチャイジーに対して正常な商習慣に照らし不利益を与えることを禁止しております。ガーデンはこれらの法令を遵守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定、又はガーデンとフランチャイズ加盟店において解決できない問題が発生した場合における、計画外の違約金の発生や、裁判係争ならびにそれによる風評被害が発生した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(5)「景品表示法」について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、コーポレートサイト、各ブランドサイト、SNSにおける情報発信、店舗の掲示物、ブランド会員アプリなどガーデンが情報を発信する媒体に対して、担当部署が景品表示法に抵触しないことを確認する体制を設けております。
万が一、掲示物の内容に重大な誤りが発生した場合など景品表示法に抵触した場合には、行政処分及び社会的信用の低下等により、ガーデンの業績に影響を与える可能性があります。
(6)訴訟等について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンの事業展開において、取引先、役職員又は顧客を含むその他第三者との予期せぬトラブルや訴訟等が発生する可能性があります。また、訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生やブランドイメージの悪化等により、ガーデンの業績及び事業運営に影響を及ぼす可能性があります。
このようなリスクを踏まえ、ガーデンは倫理・コンプライアンス規程を制定し、役職員に対して法令、定款及び社内規程並びに社会一般の規範の遵守を促すほか、コンプライアンス委員会によるリスク管理及びコンプライアンスに係る取り組みを行うことで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。
4.事業運営体制に関するリスクについて
(1)インターネット等による風評被害について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
数年前に取り上げられたアルバイトテロと呼ばれる店舗の安全安心を損なう行為や、お客様による不衛生な行為を動画にて撮影しインターネット上にSNSを通じて拡散する、また、SNSやグルメサイトに誹謗中傷が書き込まれるなど、飲食店舗のブランド及び企業イメージが損なわれる事象が多発しております。こうした事象が発生した企業は、インターネット上の風評被害により株価の下落や来客数の減少など多大な損失を被ることとなります。
ガーデンにおいても、必ずしも正確ではない情報や事実と異なるガーデン店舗や従業員を誹謗中傷する書き込みや動画がSNS上で投稿されることがあり、こうした投稿については調査のうえ、弁護士を通じてSNS運営会社や裁判所に対して、開示請求、動画の削除、アカウント凍結等の申請を行うなど、厳正な対応をとっております。
また、ガーデンでは、社員、アルバイトに対して教育・研修を通じて信頼を損なうような行動を起こさないように啓蒙するとともに、店内においてお客様が不適切な行動が出来ないよう防犯カメラを設置し、テーブル周りを整理整頓するなど対策を取っております。
しかしながら、その内容の真偽にかかわらず、ガーデン店舗のブランドや企業イメージ、お客様に対する「食の安全性」における信頼を損なうインターネットへの書き込み、動画配信の拡散、それに起因する風評被害が発生した場合、ガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)特定取引先への依存について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:中)
ガーデンは、主要食材の仕入れに関して、発注業務合理化及び食材の安定供給を目的として、特定取引先からの仕入高割合が非常に高くなっています。従いまして、特定取引先からの仕入れが何らかの要因により継続できない場合には、ガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
特定取引先として重要な経営上の契約を締結している株式会社ギフトからは、全体売上の58.5%(2024年2月期実績)を占める壱角家業態で使用するスープ、ラーメンダレ及び麺を100%仕入れており、総仕入高に対する同社への依存度は、2024年2月期において21.0%となっています。
何らかの理由により同社から仕入れることが出来なくなった場合に備え、オリジナルの麺・スープの研究開発を行うことでリスクの軽減を行って参ります。
また、株式会社ギフトは前記の通りラーメン事業における主な食材を仕入れる購買先でありますが、同社においても家系ラーメンチェーン店を運営しており、類似する店舗業態を営んでいることから店舗競合を避けるべく、新規出店に関する合意書を締結し、家系ラーメン業態に於いては双方の出店時に事前協議を行うこととしております。
新規出店時の事前協議において、出店する店舗間の距離が近いこと等により出店が不可となる場合があり、その場合には出店計画の未達によりガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)有利子負債への依存について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、事業資金について、自己資金の他、金融機関から新店舗開業としての資金、また、それらを含めた運転資金等の資金を調達しております。2024年2月期末時点における総資産に占める有利子負債(借入金、社債、リース債務を含む)の割合は、58.3%となっており、金融機関等からの借入金等に依存している状況にあります。
そのため、金融市場の混乱や景気低迷、金融機関の融資姿勢の変化により借入れや借換えが困難になった場合や、市場金利の急速な上昇等により支払利息が急激に増加した場合には、資金繰りの悪化又は金利負担の増加がガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)特定人物への依存について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデン大株主であり代表取締役社長の川島 賢はガーデンの創業者であります。川島 賢は創業期からM&Aを手掛け事業開発に関する豊富な経験と知識を有し、経営方針及び経営戦略全般の決定等において重要な役割を果たしております。また、ガーデンは一部の店舗の賃貸借契約について、現在川島 賢の債務保証を受けております。なお、債務保証に伴う保証料の支払いはございません。
ガーデンは事業運営を行う上で優秀な人材の育成を図り、権限の委譲を進めることで特定の個人に過度に依存しない事業体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏によるガーデンの経営への関与が困難になった場合、事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)企業買収又は事業買収について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、飲食事業会社を中心にM&Aを実施した上で事業再生させることで、赤字化したブランドの再生を図り、もしくは既存ブランドへの業態変更を行うことで店舗数及び事業規模を拡大しております。
また、M&A実施時には手順書における投資方針に基づき買収先企業(事業)を決定し、労務、購買、財務、IT、法務、それぞれの分野でデューデリジェンスを行いリスクの軽減を図っております。
しかしながら、想定外の要因によりM&Aを実行した会社又は事業の再生がうまくいかず、投資回収が予定どおりに進まなかった場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(6)システム障害について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、受発注業務、店舗運営、本社内のイントラネット構築など業務の効率化を図るため多くの情報システムを導入しており、安定的なシステム運用を行うために、直近ではファイルサーバーのクラウド化を行い、社内システムのログインパスワードの定期的な変更を行うなど、随時セキュリティ機能を強化し、社員に対するITリテラシー向上のための研修を行い、社内体制の整備等を行っております。
しかしながら、プログラムの不具合や不正アクセス等、特に悪意のあるコンピュータウィルス(ランサムウェア等)の感染により大規模なシステム障害が発生した場合、店舗運営が滞ることや対応費用が発生すること等により、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(7)個人情報の管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
個人情報の管理につきましては、「個人情報の適正な取扱いに関する基本方針」を定め、社員並びに顧客情報における特定個人情報については、法令ならびに国が定める指針、個人情報の適正な取扱いに関するガイドラインに沿って運用し、個人情報の取り扱いに関する苦情、相談及び問い合わせについては、適切かつ迅速な対応を行うため専用の問い合わせ窓口を設けております。
ガーデンにおいては、2023年9月に本社のファイル保存サーバーが外部からの不正アクセスによりランサムウエアに感染した事実を確認しておりますが、専門会社による調査を実施した結果、データ流出の痕跡はみられなかったことから、情報漏洩は発生していないものと認識しており、さらに、個人情報保護員会への報告等、個人情報保護法に基づく対応や専門会社と協議のうえ、再発防止策を実施しております。
しかしながら、コンピュータウィルスに感染するなど、万が一個人情報の漏洩が疑われた場合には、関係当局に相談のうえ指示を仰ぎ適切に対応を行いますが、ガーデンの信用低下による売上の減少や損害賠償による費用の発生等により、ガーデンの経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。
(8)直営店舗の賃貸に関するリスクについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンの直営店舗の出店については、そのほとんどが賃借しており、賃貸人に対し敷金及び保証金を差し入れております。
新規出店に際しては、賃貸人の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、敷金及び保証金の一部又は全部が回収不能になることや、賃借物件の継続的使用が困難となり、営業の継続ができない場合には、ガーデンの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
(9)借入金の財務制限条項について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンの借入金の一部には、りそな銀行をアレンジャーとするシンジケートローン、みずほ銀行より新規出店資金を資金使途とする特別当座貸越及び長期借入金、横浜銀行より運転資金として長期借入金等、合計9行、14契約に対して財務制限条項が付されているものがあります。現状ではこれに抵触する可能性は低いものと認識しておりますが、今後何らかの事由により事業環境が激変し、財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、当該借入を一括返済することとなり、ガーデンの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)減損について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、企業買収に伴い発生した相当額ののれん及び事業の運営のため固定資産を多く保有しております。のれんについて事業環境の変化等により企業買収時に期待していた成果が得られない場合、固定資産について時価の著しい低下や将来キャッシュ・フローが見込めない場合には、減損処理を行う可能性があります。現状、減損リスクを認識しているものはないものの、減損処理を行った場合には、ガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
5.店舗管理体制に関するリスク
(1)店舗及び設備等の管理について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:小)
ガーデンは運営する店舗及び設備の安全管理に努めておりますが、老朽化等を原因とする事故が生じた場合や、安全維持のための予期せぬ大規模修繕の必要が生じた場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)フランチャイズ事業加盟企業の店舗運営・経営内容について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンは直営店方式による店舗運営とともに、フランチャイズ事業を行っており、各加盟店運営事業者とフランチャイズ契約を締結しております。
フランチャイジーが運営する店舗におきましても、ガーデン直営店舗と同等のQSCを保つため、開店前に研修を実施し、運営・商品作成マニュアルを提供するとともに、ガーデンのスーパーバイザーが定期的に臨店し、店舗の運営指導を行っております。
しかしながら、フランチャイズ店舗において、ガーデン又はガーデンの業態に対する評判に悪影響を与えるような事象が発生した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)衛生管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの飲食事業における店舗は、食品衛生法の定めに基づいて、食品衛生管理者を置き、管轄保健所を通じて営業許可を取得しております。ガーデンでは、各店舗における衛生管理に係るマニュアル等の整備及び従業員に対する教育指導の徹底に加え、外部の専門業者による各種衛生検査を定期的に実施する等衛生対策の強化に努めておりますが、万一、ガーデンの店舗にて、食中毒等の衛生問題が発生した場合は、一定期間の営業停止等の処分を受ける恐れがある他、企業イメージの低下による顧客離れが起こり得ることから、ガーデンの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)店舗火災について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンが運営する各店舗は、店舗内での仕込み調理を行っているため、不測の事態により店舗火災が発生する可能性があります。
火災の予防については、消防法を遵守し同法の規定に基づき各店舗で防火管理者を定め、消防計画の作成その他防火管理上必要な業務を行い防火に努めていますが、万が一不測の事態によって、ガーデン店舗において火災による死傷事故が発生した場合には、ガーデンの信用低下や損害賠償請求等により、ガーデンの業績に影響を及ぼす可能性があります。
6.その他のリスクについて
(1)大株主について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
代表取締役社長である川島 賢につきましては、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては株主共同利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。ガーデンといたしましても、同氏は安定株主と認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の持分比率が低下した場合には、ガーデン株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
(2)上場時流通株式比率が東証スタンダード市場上場形式基準に近似していることについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
上場時に計画している資本政策において、流通株式比率が29.80%と東証スタンダード市場上場形式基準の25%に近似していることから、上場後に流動性を高めるべく投資家の信頼を高め、株式取引意欲を促進する施策を実施する予定です。
しかしながら、今以上に流通性が減少した場合、上場形式基準に抵触する恐れがあります。
(3)調達資金の使途について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンの調達資金については、新店の設備投資等に充当いたします。
しかしながら、急激な経営環境の変化が生じ、その変化に対応するため、調達資金の使途を変更する可能性があります。また、計画どおりに使用された場合であっても、想定どおりの投資効果を得られない可能性があります。なお、資金使途の変更を行う場合は適時開示を行います。
(4)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:小)
ガーデン役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しており、本提出日現在、発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は23.63%となっております。
ガーデンは新株予約権の付与に付随してベスティング条項を導入しており、行使可能日より1年ごとに付与個数の25%を行使できることとしており、全ての新株予約権を行使するまでに3年間を必要とし、急激な希薄化が起きない仕組みとしておりますが、これらの新株予約権が行使可能期間中の同一時期に行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。
(5)配当について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、将来の積極的な事業展開と経営環境の急激な変化に備えた経営体質の構築並びに財務基盤の強化に必要な内部留保を確保するとともに、株主への安定的かつ継続的な利益還元を経営の重要施策として、業績を勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。
上記の方針のもと、配当性向40%以上を目標に安定的な配当を実施していくことを目指してまいりますが、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャ
ッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりでありま
す。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてガーデンが判断したものであります。
1.事業環境に関するリスク
(1)経済情勢の変化や地政学的リスクの顕在化による影響について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大)
国際情勢の不安定化、物流の停滞により世界的にエネルギー資源や食材などの原材料が高騰しております。その価格は商品相場、消費量の急激な増加による需要の拡大、ならびに、為替相場の影響などがあるとともに、生産地域の異常気象による収穫量の減少、政変や社会・経済情勢の変化、並びに、テロや戦争などによる社会的混乱などを受けて変動します。
ガーデンが行っている飲食事業における食材の仕入が困難になる、又は価格が著しく高騰した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)季節的変動及び天候・平均気温による影響について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
2024年2月期の売上高の66.5%を占めるラーメン業態店舗では、特に気温が低下する12月~2月が繁忙期となります。したがいまして、上期(3月~8月)よりも下期(9月~2月)の売上高が多くなっております。
また、悪天候による人流の減少、異常気象による平均気温の上昇等によって本来見込んでいた売上が減少するなど、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)市場環境及び競合について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの属している外食産業を取り巻く環境は、わが国の加速する人口減少、生活費節約意識の高まりによる外食機会の減少、食の安全性に対する消費者意識の高まり、低価格競争の激化等により、今後も厳しい事業環境が継続するものと想定されます。また、外食業界は他業界と比較すると参入障壁が低いため新規参入が多く、所得の伸び悩みによる個人消費の低迷の中、価格競争などにより、今後も飲食企業間の競争は続いていくものと考えます。
このような状況の下で、ガーデンはブランド毎のコンセプトを明確にし、サービス力の向上、商品力の強化により付加価値を持たせるなど、競合他社との差別化を図っておりますが、今後、競合状態がさらに激化した場合には、ガーデングループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(4)大規模自然災害の発生について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンは、日本国内各地に直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗を有しております。ここ数年、国内においては、2011年3月に起こった東日本大震災をはじめ地震、台風、豪雨等の大規模な自然災害が発生しており、今後起こる自然災害の規模によっては、店舗の時短営業・一時休業等の事態を招くことが想定されます。
ガーデンでは、こうした自然災害の発生を前提としたBCP(事業継続計画)を策定しており、直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗、本社等に、災害時における避難場所や緊急連絡方法等を明記した危機管理マニュアルを配置し、万全を期しておりますが、想定以上の自然災害が発生した場合、建物の倒壊や停電や風水害等により店舗運営が不可能となる場合などにおいては、ガーデンの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
(5)世界的パンデミックの発生について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
今般発生したCOVID-19(所謂新型コロナウィルス)による世界的なパンデミックの発生は、国内の外食産業に深刻な影響を与えました。日本においては、政府、各自治体から営業時間短縮を始めとする営業自粛要請が発せられたことに伴い、ガーデンの事業においても少なからず影響を受けることとなりました。
今後、今回のパンデミックと同等の事態に至った場合であっても営業時間調整、一定の各種感染症対策等を講じることで営業活動を継続することができるものと考えます。しかしながら、今回を上回る規模でのパンデミックが発生した場合において、通常の営業活動が困難となった場合には、ガーデングループの経営成績及び財政状態に今回以上の影響を及ぼす可能性があります。
2.事業展開及び提供サービスに関するリスクについて
(1)人材の確保と育成について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大)
ガーデンでは、事業の継続及び拡大等のため適正な人員を確保する必要があり、これに並行して管理部門での優秀な人材の育成と確保も重要な課題となっております。ガーデンにおける退職者の状況は、2024年2月期において退職者数79名、離職率27.2%となっております。
また、ガーデンが運営する店舗は深夜営業を行っている店舗が多いため、時間帯シフトによる勤務が原則となっており、従業員の就業時間が夕方から深夜までとなることもあり、不規則な就労時間となることもあります。そのため、労働時間の短縮やアルバイト採用の強化、単発アルバイトの利用など社員の労働環境改善のための様々な対策をとっているものの、一般的に他の業種より従業員の定着率が低い傾向にあります。
以上のことから、採用計画の未達や離職により人員計画が予定通りに進まない場合、事業の継続及び拡大等に影響が生じる可能性があります。
また、ガーデンでは多数の短時間労働者を雇用しておりますが、各種労働法令の改正や経済情勢の変化が人件費のさらなる上昇等を招いた場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)全社売り上げに対するラーメン事業の売上比率が高いことについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの事業売上内訳においては、ラーメン事業、特に壱角家ブランドの売上比率が高い水準(2024年2月期 壱角家ブランド売上高 8,964,607千円 ブランド別売上比率 58.5%)にありますが、現在、山下本気うどんの新規出店及びフランチャイズ事業の推進によって、市場及び外部環境の変化に影響を受けにくい事業ポートフォリオの構築を図っております。
しかしながら、国内外の経済情勢やエネルギー供給事情の悪化、食材の値上がり、ラーメン業種に関する風評被害等の外的要因により当該事業の展開に何らかの支障が生じた場合は、ガーデンの経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)直営店舗の出店戦略について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
新規出店にあたっては、商圏、競合状況、売上予測、賃料条件、出店コスト等を検討し、収益性を見込める場所に店舗を出店しておりますが、ガーデン出店条件に合致する物件の数が当初の出店予定数と異なることがあります。
また、出店後は店舗別の損益管理を行い、一定期間のうちに業績改善の見込みのない不採算店舗については退店を行っていますが、退店店舗数についても当初の予定店舗数と異なることがあり、出退店の店舗数が当初の予定店舗数と異なった場合は、ガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
3.法的規制及び知的財産等について
(1)商標について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、各業態・店舗名の商標を国内及び海外において登録し、維持管理することで商標の持つブランド価値を向上させ、他社から模倣されることを防いでおり、またガーデンが他の商標を侵害しないよう運用しております。
ガーデンは、法律家、専門家の意見を十分に聞きながら当該ブランド戦略を展開しておりますが、仮に第三者が違法に類似した商標を使用し、ガーデンの各ブランドにおける価値が毀損される事態に至った場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)労務管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、飲食事業において、パート・アルバイト等の臨時従業員を多く抱えております。これら事業運営に必要な人員の確保及び育成を図るとともに、労働関連法令を遵守した勤務形態・労働環境の確保及び管理に努めております。何らかの要因により労務管理面での問題が生じた場合には、規制当局から業務改善命令が命じられること又は監督官庁から指導を受けることによりガーデン事業に対する信用が低下した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)「酒類の提供に関する法令等」について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンでは、店内の掲示物、メニューに車両等を運転される方、未成年者には酒類を販売しないことを記載するなど、飲酒運転及び未成年者の飲酒禁止について注意喚起を行っております。
酒類提供については、未成年者飲酒禁止法及び道路交通法等による規制を受けており、未成年又は自動車等の運転をするおそれがあることを知りながら酒類を提供した場合に、罰則の対象となりガーデンの社会的信用の低下や店舗の営業が制限される可能性があります。これに伴う売上の減少等によりガーデンの業績に影響を与える可能性があります。
(4)「中小小売商業振興法」及び「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(通称「独占禁止法」)」が与える影響について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、フランチャイズ事業運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、ガーデンのライセンス事業の内容や加盟契約内容等を記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。
また、「独占禁止法」においてはガーデンがフランチャイズ事業システムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、フランチャイジーに対して正常な商習慣に照らし不利益を与えることを禁止しております。ガーデンはこれらの法令を遵守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定、又はガーデンとフランチャイズ加盟店において解決できない問題が発生した場合における、計画外の違約金の発生や、裁判係争ならびにそれによる風評被害が発生した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(5)「景品表示法」について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、コーポレートサイト、各ブランドサイト、SNSにおける情報発信、店舗の掲示物、ブランド会員アプリなどガーデンが情報を発信する媒体に対して、担当部署が景品表示法に抵触しないことを確認する体制を設けております。
万が一、掲示物の内容に重大な誤りが発生した場合など景品表示法に抵触した場合には、行政処分及び社会的信用の低下等により、ガーデンの業績に影響を与える可能性があります。
(6)訴訟等について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンの事業展開において、取引先、役職員又は顧客を含むその他第三者との予期せぬトラブルや訴訟等が発生する可能性があります。また、訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生やブランドイメージの悪化等により、ガーデンの業績及び事業運営に影響を及ぼす可能性があります。
このようなリスクを踏まえ、ガーデンは倫理・コンプライアンス規程を制定し、役職員に対して法令、定款及び社内規程並びに社会一般の規範の遵守を促すほか、コンプライアンス委員会によるリスク管理及びコンプライアンスに係る取り組みを行うことで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。
4.事業運営体制に関するリスクについて
(1)インターネット等による風評被害について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
数年前に取り上げられたアルバイトテロと呼ばれる店舗の安全安心を損なう行為や、お客様による不衛生な行為を動画にて撮影しインターネット上にSNSを通じて拡散する、また、SNSやグルメサイトに誹謗中傷が書き込まれるなど、飲食店舗のブランド及び企業イメージが損なわれる事象が多発しております。こうした事象が発生した企業は、インターネット上の風評被害により株価の下落や来客数の減少など多大な損失を被ることとなります。
ガーデンにおいても、必ずしも正確ではない情報や事実と異なるガーデン店舗や従業員を誹謗中傷する書き込みや動画がSNS上で投稿されることがあり、こうした投稿については調査のうえ、弁護士を通じてSNS運営会社や裁判所に対して、開示請求、動画の削除、アカウント凍結等の申請を行うなど、厳正な対応をとっております。
また、ガーデンでは、社員、アルバイトに対して教育・研修を通じて信頼を損なうような行動を起こさないように啓蒙するとともに、店内においてお客様が不適切な行動が出来ないよう防犯カメラを設置し、テーブル周りを整理整頓するなど対策を取っております。
しかしながら、その内容の真偽にかかわらず、ガーデン店舗のブランドや企業イメージ、お客様に対する「食の安全性」における信頼を損なうインターネットへの書き込み、動画配信の拡散、それに起因する風評被害が発生した場合、ガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)特定取引先への依存について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:中)
ガーデンは、主要食材の仕入れに関して、発注業務合理化及び食材の安定供給を目的として、特定取引先からの仕入高割合が非常に高くなっています。従いまして、特定取引先からの仕入れが何らかの要因により継続できない場合には、ガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
特定取引先として重要な経営上の契約を締結している株式会社ギフトからは、全体売上の58.5%(2024年2月期実績)を占める壱角家業態で使用するスープ、ラーメンダレ及び麺を100%仕入れており、総仕入高に対する同社への依存度は、2024年2月期において21.0%となっています。
何らかの理由により同社から仕入れることが出来なくなった場合に備え、オリジナルの麺・スープの研究開発を行うことでリスクの軽減を行って参ります。
また、株式会社ギフトは前記の通りラーメン事業における主な食材を仕入れる購買先でありますが、同社においても家系ラーメンチェーン店を運営しており、類似する店舗業態を営んでいることから店舗競合を避けるべく、新規出店に関する合意書を締結し、家系ラーメン業態に於いては双方の出店時に事前協議を行うこととしております。
新規出店時の事前協議において、出店する店舗間の距離が近いこと等により出店が不可となる場合があり、その場合には出店計画の未達によりガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)有利子負債への依存について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、事業資金について、自己資金の他、金融機関から新店舗開業としての資金、また、それらを含めた運転資金等の資金を調達しております。2024年2月期末時点における総資産に占める有利子負債(借入金、社債、リース債務を含む)の割合は、58.3%となっており、金融機関等からの借入金等に依存している状況にあります。
そのため、金融市場の混乱や景気低迷、金融機関の融資姿勢の変化により借入れや借換えが困難になった場合や、市場金利の急速な上昇等により支払利息が急激に増加した場合には、資金繰りの悪化又は金利負担の増加がガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)特定人物への依存について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデン大株主であり代表取締役社長の川島 賢はガーデンの創業者であります。川島 賢は創業期からM&Aを手掛け事業開発に関する豊富な経験と知識を有し、経営方針及び経営戦略全般の決定等において重要な役割を果たしております。また、ガーデンは一部の店舗の賃貸借契約について、現在川島 賢の債務保証を受けております。なお、債務保証に伴う保証料の支払いはございません。
ガーデンは事業運営を行う上で優秀な人材の育成を図り、権限の委譲を進めることで特定の個人に過度に依存しない事業体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏によるガーデンの経営への関与が困難になった場合、事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)企業買収又は事業買収について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、飲食事業会社を中心にM&Aを実施した上で事業再生させることで、赤字化したブランドの再生を図り、もしくは既存ブランドへの業態変更を行うことで店舗数及び事業規模を拡大しております。
また、M&A実施時には手順書における投資方針に基づき買収先企業(事業)を決定し、労務、購買、財務、IT、法務、それぞれの分野でデューデリジェンスを行いリスクの軽減を図っております。
しかしながら、想定外の要因によりM&Aを実行した会社又は事業の再生がうまくいかず、投資回収が予定どおりに進まなかった場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(6)システム障害について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、受発注業務、店舗運営、本社内のイントラネット構築など業務の効率化を図るため多くの情報システムを導入しており、安定的なシステム運用を行うために、直近ではファイルサーバーのクラウド化を行い、社内システムのログインパスワードの定期的な変更を行うなど、随時セキュリティ機能を強化し、社員に対するITリテラシー向上のための研修を行い、社内体制の整備等を行っております。
しかしながら、プログラムの不具合や不正アクセス等、特に悪意のあるコンピュータウィルス(ランサムウェア等)の感染により大規模なシステム障害が発生した場合、店舗運営が滞ることや対応費用が発生すること等により、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(7)個人情報の管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
個人情報の管理につきましては、「個人情報の適正な取扱いに関する基本方針」を定め、社員並びに顧客情報における特定個人情報については、法令ならびに国が定める指針、個人情報の適正な取扱いに関するガイドラインに沿って運用し、個人情報の取り扱いに関する苦情、相談及び問い合わせについては、適切かつ迅速な対応を行うため専用の問い合わせ窓口を設けております。
ガーデンにおいては、2023年9月に本社のファイル保存サーバーが外部からの不正アクセスによりランサムウエアに感染した事実を確認しておりますが、専門会社による調査を実施した結果、データ流出の痕跡はみられなかったことから、情報漏洩は発生していないものと認識しており、さらに、個人情報保護員会への報告等、個人情報保護法に基づく対応や専門会社と協議のうえ、再発防止策を実施しております。
しかしながら、コンピュータウィルスに感染するなど、万が一個人情報の漏洩が疑われた場合には、関係当局に相談のうえ指示を仰ぎ適切に対応を行いますが、ガーデンの信用低下による売上の減少や損害賠償による費用の発生等により、ガーデンの経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。
(8)直営店舗の賃貸に関するリスクについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンの直営店舗の出店については、そのほとんどが賃借しており、賃貸人に対し敷金及び保証金を差し入れております。
新規出店に際しては、賃貸人の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、敷金及び保証金の一部又は全部が回収不能になることや、賃借物件の継続的使用が困難となり、営業の継続ができない場合には、ガーデンの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
(9)借入金の財務制限条項について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンの借入金の一部には、りそな銀行をアレンジャーとするシンジケートローン、みずほ銀行より新規出店資金を資金使途とする特別当座貸越及び長期借入金、横浜銀行より運転資金として長期借入金等、合計9行、14契約に対して財務制限条項が付されているものがあります。現状ではこれに抵触する可能性は低いものと認識しておりますが、今後何らかの事由により事業環境が激変し、財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、当該借入を一括返済することとなり、ガーデンの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)減損について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、企業買収に伴い発生した相当額ののれん及び事業の運営のため固定資産を多く保有しております。のれんについて事業環境の変化等により企業買収時に期待していた成果が得られない場合、固定資産について時価の著しい低下や将来キャッシュ・フローが見込めない場合には、減損処理を行う可能性があります。現状、減損リスクを認識しているものはないものの、減損処理を行った場合には、ガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
5.店舗管理体制に関するリスク
(1)店舗及び設備等の管理について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:小)
ガーデンは運営する店舗及び設備の安全管理に努めておりますが、老朽化等を原因とする事故が生じた場合や、安全維持のための予期せぬ大規模修繕の必要が生じた場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)フランチャイズ事業加盟企業の店舗運営・経営内容について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンは直営店方式による店舗運営とともに、フランチャイズ事業を行っており、各加盟店運営事業者とフランチャイズ契約を締結しております。
フランチャイジーが運営する店舗におきましても、ガーデン直営店舗と同等のQSCを保つため、開店前に研修を実施し、運営・商品作成マニュアルを提供するとともに、ガーデンのスーパーバイザーが定期的に臨店し、店舗の運営指導を行っております。
しかしながら、フランチャイズ店舗において、ガーデン又はガーデンの業態に対する評判に悪影響を与えるような事象が発生した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)衛生管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの飲食事業における店舗は、食品衛生法の定めに基づいて、食品衛生管理者を置き、管轄保健所を通じて営業許可を取得しております。ガーデンでは、各店舗における衛生管理に係るマニュアル等の整備及び従業員に対する教育指導の徹底に加え、外部の専門業者による各種衛生検査を定期的に実施する等衛生対策の強化に努めておりますが、万一、ガーデンの店舗にて、食中毒等の衛生問題が発生した場合は、一定期間の営業停止等の処分を受ける恐れがある他、企業イメージの低下による顧客離れが起こり得ることから、ガーデンの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)店舗火災について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンが運営する各店舗は、店舗内での仕込み調理を行っているため、不測の事態により店舗火災が発生する可能性があります。
火災の予防については、消防法を遵守し同法の規定に基づき各店舗で防火管理者を定め、消防計画の作成その他防火管理上必要な業務を行い防火に努めていますが、万が一不測の事態によって、ガーデン店舗において火災による死傷事故が発生した場合には、ガーデンの信用低下や損害賠償請求等により、ガーデンの業績に影響を及ぼす可能性があります。
6.その他のリスクについて
(1)大株主について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
代表取締役社長である川島 賢につきましては、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては株主共同利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。ガーデンといたしましても、同氏は安定株主と認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の持分比率が低下した場合には、ガーデン株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
(2)上場時流通株式比率が東証スタンダード市場上場形式基準に近似していることについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
上場時に計画している資本政策において、流通株式比率が29.80%と東証スタンダード市場上場形式基準の25%に近似していることから、上場後に流動性を高めるべく投資家の信頼を高め、株式取引意欲を促進する施策を実施する予定です。
しかしながら、今以上に流通性が減少した場合、上場形式基準に抵触する恐れがあります。
(3)調達資金の使途について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンの調達資金については、新店の設備投資等に充当いたします。
しかしながら、急激な経営環境の変化が生じ、その変化に対応するため、調達資金の使途を変更する可能性があります。また、計画どおりに使用された場合であっても、想定どおりの投資効果を得られない可能性があります。なお、資金使途の変更を行う場合は適時開示を行います。
(4)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:小)
ガーデン役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しており、本提出日現在、発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は23.63%となっております。
ガーデンは新株予約権の付与に付随してベスティング条項を導入しており、行使可能日より1年ごとに付与個数の25%を行使できることとしており、全ての新株予約権を行使するまでに3年間を必要とし、急激な希薄化が起きない仕組みとしておりますが、これらの新株予約権が行使可能期間中の同一時期に行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。
(5)配当について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、将来の積極的な事業展開と経営環境の急激な変化に備えた経営体質の構築並びに財務基盤の強化に必要な内部留保を確保するとともに、株主への安定的かつ継続的な利益還元を経営の重要施策として、業績を勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。
上記の方針のもと、配当性向40%以上を目標に安定的な配当を実施していくことを目指してまいりますが、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャ
ッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりでありま
す。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてガーデンが判断したものであります。
1.事業環境に関するリスク
(1)経済情勢の変化や地政学的リスクの顕在化による影響について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大)
国際情勢の不安定化、物流の停滞により世界的にエネルギー資源や食材などの原材料が高騰しております。その価格は商品相場、消費量の急激な増加による需要の拡大、ならびに、為替相場の影響などがあるとともに、生産地域の異常気象による収穫量の減少、政変や社会・経済情勢の変化、並びに、テロや戦争などによる社会的混乱などを受けて変動します。
ガーデンが行っている飲食事業における食材の仕入が困難になる、又は価格が著しく高騰した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)季節的変動及び天候・平均気温による影響について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
2024年2月期の売上高の66.5%を占めるラーメン業態店舗では、特に気温が低下する12月~2月が繁忙期となります。したがいまして、上期(3月~8月)よりも下期(9月~2月)の売上高が多くなっております。
また、悪天候による人流の減少、異常気象による平均気温の上昇等によって本来見込んでいた売上が減少するなど、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)市場環境及び競合について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの属している外食産業を取り巻く環境は、わが国の加速する人口減少、生活費節約意識の高まりによる外食機会の減少、食の安全性に対する消費者意識の高まり、低価格競争の激化等により、今後も厳しい事業環境が継続するものと想定されます。また、外食業界は他業界と比較すると参入障壁が低いため新規参入が多く、所得の伸び悩みによる個人消費の低迷の中、価格競争などにより、今後も飲食企業間の競争は続いていくものと考えます。
このような状況の下で、ガーデンはブランド毎のコンセプトを明確にし、サービス力の向上、商品力の強化により付加価値を持たせるなど、競合他社との差別化を図っておりますが、今後、競合状態がさらに激化した場合には、ガーデングループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(4)大規模自然災害の発生について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンは、日本国内各地に直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗を有しております。ここ数年、国内においては、2011年3月に起こった東日本大震災をはじめ地震、台風、豪雨等の大規模な自然災害が発生しており、今後起こる自然災害の規模によっては、店舗の時短営業・一時休業等の事態を招くことが想定されます。
ガーデンでは、こうした自然災害の発生を前提としたBCP(事業継続計画)を策定しており、直営及びフランチャイズ加盟店・業務委託店舗、本社等に、災害時における避難場所や緊急連絡方法等を明記した危機管理マニュアルを配置し、万全を期しておりますが、想定以上の自然災害が発生した場合、建物の倒壊や停電や風水害等により店舗運営が不可能となる場合などにおいては、ガーデンの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性があります。
(5)世界的パンデミックの発生について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
今般発生したCOVID-19(所謂新型コロナウィルス)による世界的なパンデミックの発生は、国内の外食産業に深刻な影響を与えました。日本においては、政府、各自治体から営業時間短縮を始めとする営業自粛要請が発せられたことに伴い、ガーデンの事業においても少なからず影響を受けることとなりました。
今後、今回のパンデミックと同等の事態に至った場合であっても営業時間調整、一定の各種感染症対策等を講じることで営業活動を継続することができるものと考えます。しかしながら、今回を上回る規模でのパンデミックが発生した場合において、通常の営業活動が困難となった場合には、ガーデングループの経営成績及び財政状態に今回以上の影響を及ぼす可能性があります。
2.事業展開及び提供サービスに関するリスクについて
(1)人材の確保と育成について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:大)
ガーデンでは、事業の継続及び拡大等のため適正な人員を確保する必要があり、これに並行して管理部門での優秀な人材の育成と確保も重要な課題となっております。ガーデンにおける退職者の状況は、2024年2月期において退職者数79名、離職率27.2%となっております。
また、ガーデンが運営する店舗は深夜営業を行っている店舗が多いため、時間帯シフトによる勤務が原則となっており、従業員の就業時間が夕方から深夜までとなることもあり、不規則な就労時間となることもあります。そのため、労働時間の短縮やアルバイト採用の強化、単発アルバイトの利用など社員の労働環境改善のための様々な対策をとっているものの、一般的に他の業種より従業員の定着率が低い傾向にあります。
以上のことから、採用計画の未達や離職により人員計画が予定通りに進まない場合、事業の継続及び拡大等に影響が生じる可能性があります。
また、ガーデンでは多数の短時間労働者を雇用しておりますが、各種労働法令の改正や経済情勢の変化が人件費のさらなる上昇等を招いた場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)全社売り上げに対するラーメン事業の売上比率が高いことについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの事業売上内訳においては、ラーメン事業、特に壱角家ブランドの売上比率が高い水準(2024年2月期 壱角家ブランド売上高 8,964,607千円 ブランド別売上比率 58.5%)にありますが、現在、山下本気うどんの新規出店及びフランチャイズ事業の推進によって、市場及び外部環境の変化に影響を受けにくい事業ポートフォリオの構築を図っております。
しかしながら、国内外の経済情勢やエネルギー供給事情の悪化、食材の値上がり、ラーメン業種に関する風評被害等の外的要因により当該事業の展開に何らかの支障が生じた場合は、ガーデンの経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)直営店舗の出店戦略について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
新規出店にあたっては、商圏、競合状況、売上予測、賃料条件、出店コスト等を検討し、収益性を見込める場所に店舗を出店しておりますが、ガーデン出店条件に合致する物件の数が当初の出店予定数と異なることがあります。
また、出店後は店舗別の損益管理を行い、一定期間のうちに業績改善の見込みのない不採算店舗については退店を行っていますが、退店店舗数についても当初の予定店舗数と異なることがあり、出退店の店舗数が当初の予定店舗数と異なった場合は、ガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
3.法的規制及び知的財産等について
(1)商標について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、各業態・店舗名の商標を国内及び海外において登録し、維持管理することで商標の持つブランド価値を向上させ、他社から模倣されることを防いでおり、またガーデンが他の商標を侵害しないよう運用しております。
ガーデンは、法律家、専門家の意見を十分に聞きながら当該ブランド戦略を展開しておりますが、仮に第三者が違法に類似した商標を使用し、ガーデンの各ブランドにおける価値が毀損される事態に至った場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)労務管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、飲食事業において、パート・アルバイト等の臨時従業員を多く抱えております。これら事業運営に必要な人員の確保及び育成を図るとともに、労働関連法令を遵守した勤務形態・労働環境の確保及び管理に努めております。何らかの要因により労務管理面での問題が生じた場合には、規制当局から業務改善命令が命じられること又は監督官庁から指導を受けることによりガーデン事業に対する信用が低下した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)「酒類の提供に関する法令等」について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンでは、店内の掲示物、メニューに車両等を運転される方、未成年者には酒類を販売しないことを記載するなど、飲酒運転及び未成年者の飲酒禁止について注意喚起を行っております。
酒類提供については、未成年者飲酒禁止法及び道路交通法等による規制を受けており、未成年又は自動車等の運転をするおそれがあることを知りながら酒類を提供した場合に、罰則の対象となりガーデンの社会的信用の低下や店舗の営業が制限される可能性があります。これに伴う売上の減少等によりガーデンの業績に影響を与える可能性があります。
(4)「中小小売商業振興法」及び「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(通称「独占禁止法」)」が与える影響について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、フランチャイズ事業運営に関して「中小小売商業振興法」及び「独占禁止法」の規制を受けております。「中小小売商業振興法」においては、ガーデンのライセンス事業の内容や加盟契約内容等を記載した法定開示書面の事前交付が義務付けられております。
また、「独占禁止法」においてはガーデンがフランチャイズ事業システムによる営業を適切に実施する範囲を超えて、フランチャイジーに対して正常な商習慣に照らし不利益を与えることを禁止しております。ガーデンはこれらの法令を遵守しておりますが、法令等の改廃、新たな法令等の制定、又はガーデンとフランチャイズ加盟店において解決できない問題が発生した場合における、計画外の違約金の発生や、裁判係争ならびにそれによる風評被害が発生した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(5)「景品表示法」について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、コーポレートサイト、各ブランドサイト、SNSにおける情報発信、店舗の掲示物、ブランド会員アプリなどガーデンが情報を発信する媒体に対して、担当部署が景品表示法に抵触しないことを確認する体制を設けております。
万が一、掲示物の内容に重大な誤りが発生した場合など景品表示法に抵触した場合には、行政処分及び社会的信用の低下等により、ガーデンの業績に影響を与える可能性があります。
(6)訴訟等について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンの事業展開において、取引先、役職員又は顧客を含むその他第三者との予期せぬトラブルや訴訟等が発生する可能性があります。また、訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生やブランドイメージの悪化等により、ガーデンの業績及び事業運営に影響を及ぼす可能性があります。
このようなリスクを踏まえ、ガーデンは倫理・コンプライアンス規程を制定し、役職員に対して法令、定款及び社内規程並びに社会一般の規範の遵守を促すほか、コンプライアンス委員会によるリスク管理及びコンプライアンスに係る取り組みを行うことで、法令違反等の発生リスクの低減に努めております。
4.事業運営体制に関するリスクについて
(1)インターネット等による風評被害について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
数年前に取り上げられたアルバイトテロと呼ばれる店舗の安全安心を損なう行為や、お客様による不衛生な行為を動画にて撮影しインターネット上にSNSを通じて拡散する、また、SNSやグルメサイトに誹謗中傷が書き込まれるなど、飲食店舗のブランド及び企業イメージが損なわれる事象が多発しております。こうした事象が発生した企業は、インターネット上の風評被害により株価の下落や来客数の減少など多大な損失を被ることとなります。
ガーデンにおいても、必ずしも正確ではない情報や事実と異なるガーデン店舗や従業員を誹謗中傷する書き込みや動画がSNS上で投稿されることがあり、こうした投稿については調査のうえ、弁護士を通じてSNS運営会社や裁判所に対して、開示請求、動画の削除、アカウント凍結等の申請を行うなど、厳正な対応をとっております。
また、ガーデンでは、社員、アルバイトに対して教育・研修を通じて信頼を損なうような行動を起こさないように啓蒙するとともに、店内においてお客様が不適切な行動が出来ないよう防犯カメラを設置し、テーブル周りを整理整頓するなど対策を取っております。
しかしながら、その内容の真偽にかかわらず、ガーデン店舗のブランドや企業イメージ、お客様に対する「食の安全性」における信頼を損なうインターネットへの書き込み、動画配信の拡散、それに起因する風評被害が発生した場合、ガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(2)特定取引先への依存について
(発生可能性:中 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:中)
ガーデンは、主要食材の仕入れに関して、発注業務合理化及び食材の安定供給を目的として、特定取引先からの仕入高割合が非常に高くなっています。従いまして、特定取引先からの仕入れが何らかの要因により継続できない場合には、ガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
特定取引先として重要な経営上の契約を締結している株式会社ギフトからは、全体売上の58.5%(2024年2月期実績)を占める壱角家業態で使用するスープ、ラーメンダレ及び麺を100%仕入れており、総仕入高に対する同社への依存度は、2024年2月期において21.0%となっています。
何らかの理由により同社から仕入れることが出来なくなった場合に備え、オリジナルの麺・スープの研究開発を行うことでリスクの軽減を行って参ります。
また、株式会社ギフトは前記の通りラーメン事業における主な食材を仕入れる購買先でありますが、同社においても家系ラーメンチェーン店を運営しており、類似する店舗業態を営んでいることから店舗競合を避けるべく、新規出店に関する合意書を締結し、家系ラーメン業態に於いては双方の出店時に事前協議を行うこととしております。
新規出店時の事前協議において、出店する店舗間の距離が近いこと等により出店が不可となる場合があり、その場合には出店計画の未達によりガーデンの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)有利子負債への依存について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、事業資金について、自己資金の他、金融機関から新店舗開業としての資金、また、それらを含めた運転資金等の資金を調達しております。2024年2月期末時点における総資産に占める有利子負債(借入金、社債、リース債務を含む)の割合は、58.3%となっており、金融機関等からの借入金等に依存している状況にあります。
そのため、金融市場の混乱や景気低迷、金融機関の融資姿勢の変化により借入れや借換えが困難になった場合や、市場金利の急速な上昇等により支払利息が急激に増加した場合には、資金繰りの悪化又は金利負担の増加がガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)特定人物への依存について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデン大株主であり代表取締役社長の川島 賢はガーデンの創業者であります。川島 賢は創業期からM&Aを手掛け事業開発に関する豊富な経験と知識を有し、経営方針及び経営戦略全般の決定等において重要な役割を果たしております。また、ガーデンは一部の店舗の賃貸借契約について、現在川島 賢の債務保証を受けております。なお、債務保証に伴う保証料の支払いはございません。
ガーデンは事業運営を行う上で優秀な人材の育成を図り、権限の委譲を進めることで特定の個人に過度に依存しない事業体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏によるガーデンの経営への関与が困難になった場合、事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)企業買収又は事業買収について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、飲食事業会社を中心にM&Aを実施した上で事業再生させることで、赤字化したブランドの再生を図り、もしくは既存ブランドへの業態変更を行うことで店舗数及び事業規模を拡大しております。
また、M&A実施時には手順書における投資方針に基づき買収先企業(事業)を決定し、労務、購買、財務、IT、法務、それぞれの分野でデューデリジェンスを行いリスクの軽減を図っております。
しかしながら、想定外の要因によりM&Aを実行した会社又は事業の再生がうまくいかず、投資回収が予定どおりに進まなかった場合には、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(6)システム障害について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンは、受発注業務、店舗運営、本社内のイントラネット構築など業務の効率化を図るため多くの情報システムを導入しており、安定的なシステム運用を行うために、直近ではファイルサーバーのクラウド化を行い、社内システムのログインパスワードの定期的な変更を行うなど、随時セキュリティ機能を強化し、社員に対するITリテラシー向上のための研修を行い、社内体制の整備等を行っております。
しかしながら、プログラムの不具合や不正アクセス等、特に悪意のあるコンピュータウィルス(ランサムウェア等)の感染により大規模なシステム障害が発生した場合、店舗運営が滞ることや対応費用が発生すること等により、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(7)個人情報の管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
個人情報の管理につきましては、「個人情報の適正な取扱いに関する基本方針」を定め、社員並びに顧客情報における特定個人情報については、法令ならびに国が定める指針、個人情報の適正な取扱いに関するガイドラインに沿って運用し、個人情報の取り扱いに関する苦情、相談及び問い合わせについては、適切かつ迅速な対応を行うため専用の問い合わせ窓口を設けております。
ガーデンにおいては、2023年9月に本社のファイル保存サーバーが外部からの不正アクセスによりランサムウエアに感染した事実を確認しておりますが、専門会社による調査を実施した結果、データ流出の痕跡はみられなかったことから、情報漏洩は発生していないものと認識しており、さらに、個人情報保護員会への報告等、個人情報保護法に基づく対応や専門会社と協議のうえ、再発防止策を実施しております。
しかしながら、コンピュータウィルスに感染するなど、万が一個人情報の漏洩が疑われた場合には、関係当局に相談のうえ指示を仰ぎ適切に対応を行いますが、ガーデンの信用低下による売上の減少や損害賠償による費用の発生等により、ガーデンの経営成績又は財政状態に影響を与える可能性があります。
(8)直営店舗の賃貸に関するリスクについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンの直営店舗の出店については、そのほとんどが賃借しており、賃貸人に対し敷金及び保証金を差し入れております。
新規出店に際しては、賃貸人の与信管理を徹底しておりますが、賃貸人の財政状態が悪化した場合、敷金及び保証金の一部又は全部が回収不能になることや、賃借物件の継続的使用が困難となり、営業の継続ができない場合には、ガーデンの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。
(9)借入金の財務制限条項について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンの借入金の一部には、りそな銀行をアレンジャーとするシンジケートローン、みずほ銀行より新規出店資金を資金使途とする特別当座貸越及び長期借入金、横浜銀行より運転資金として長期借入金等、合計9行、14契約に対して財務制限条項が付されているものがあります。現状ではこれに抵触する可能性は低いものと認識しておりますが、今後何らかの事由により事業環境が激変し、財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失し、当該借入を一括返済することとなり、ガーデンの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)減損について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、企業買収に伴い発生した相当額ののれん及び事業の運営のため固定資産を多く保有しております。のれんについて事業環境の変化等により企業買収時に期待していた成果が得られない場合、固定資産について時価の著しい低下や将来キャッシュ・フローが見込めない場合には、減損処理を行う可能性があります。現状、減損リスクを認識しているものはないものの、減損処理を行った場合には、ガーデンの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
5.店舗管理体制に関するリスク
(1)店舗及び設備等の管理について
(発生可能性:高 発生可能性のある時期:特定時期無し 影響度:小)
ガーデンは運営する店舗及び設備の安全管理に努めておりますが、老朽化等を原因とする事故が生じた場合や、安全維持のための予期せぬ大規模修繕の必要が生じた場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(2)フランチャイズ事業加盟企業の店舗運営・経営内容について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンは直営店方式による店舗運営とともに、フランチャイズ事業を行っており、各加盟店運営事業者とフランチャイズ契約を締結しております。
フランチャイジーが運営する店舗におきましても、ガーデン直営店舗と同等のQSCを保つため、開店前に研修を実施し、運営・商品作成マニュアルを提供するとともに、ガーデンのスーパーバイザーが定期的に臨店し、店舗の運営指導を行っております。
しかしながら、フランチャイズ店舗において、ガーデン又はガーデンの業態に対する評判に悪影響を与えるような事象が発生した場合、ガーデンの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
(3)衛生管理について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンの飲食事業における店舗は、食品衛生法の定めに基づいて、食品衛生管理者を置き、管轄保健所を通じて営業許可を取得しております。ガーデンでは、各店舗における衛生管理に係るマニュアル等の整備及び従業員に対する教育指導の徹底に加え、外部の専門業者による各種衛生検査を定期的に実施する等衛生対策の強化に努めておりますが、万一、ガーデンの店舗にて、食中毒等の衛生問題が発生した場合は、一定期間の営業停止等の処分を受ける恐れがある他、企業イメージの低下による顧客離れが起こり得ることから、ガーデンの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
(4)店舗火災について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
ガーデンが運営する各店舗は、店舗内での仕込み調理を行っているため、不測の事態により店舗火災が発生する可能性があります。
火災の予防については、消防法を遵守し同法の規定に基づき各店舗で防火管理者を定め、消防計画の作成その他防火管理上必要な業務を行い防火に努めていますが、万が一不測の事態によって、ガーデン店舗において火災による死傷事故が発生した場合には、ガーデンの信用低下や損害賠償請求等により、ガーデンの業績に影響を及ぼす可能性があります。
6.その他のリスクについて
(1)大株主について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
代表取締役社長である川島 賢につきましては、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使に当たっては株主共同利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。ガーデンといたしましても、同氏は安定株主と認識しておりますが、将来的に何らかの事情により、大株主である同氏の持分比率が低下した場合には、ガーデン株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
(2)上場時流通株式比率が東証スタンダード市場上場形式基準に近似していることについて
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:大)
上場時に計画している資本政策において、流通株式比率が29.80%と東証スタンダード市場上場形式基準の25%に近似していることから、上場後に流動性を高めるべく投資家の信頼を高め、株式取引意欲を促進する施策を実施する予定です。
しかしながら、今以上に流通性が減少した場合、上場形式基準に抵触する恐れがあります。
(3)調達資金の使途について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:中)
ガーデンの調達資金については、新店の設備投資等に充当いたします。
しかしながら、急激な経営環境の変化が生じ、その変化に対応するため、調達資金の使途を変更する可能性があります。また、計画どおりに使用された場合であっても、想定どおりの投資効果を得られない可能性があります。なお、資金使途の変更を行う場合は適時開示を行います。
(4)新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:数年以内 影響度:小)
ガーデン役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しており、本提出日現在、発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は23.63%となっております。
ガーデンは新株予約権の付与に付随してベスティング条項を導入しており、行使可能日より1年ごとに付与個数の25%を行使できることとしており、全ての新株予約権を行使するまでに3年間を必要とし、急激な希薄化が起きない仕組みとしておりますが、これらの新株予約権が行使可能期間中の同一時期に行使された場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。
(5)配当について
(発生可能性:低 発生可能性のある時期:特定時期なし 影響度:小)
ガーデンは、将来の積極的な事業展開と経営環境の急激な変化に備えた経営体質の構築並びに財務基盤の強化に必要な内部留保を確保するとともに、株主への安定的かつ継続的な利益還元を経営の重要施策として、業績を勘案しながら成果配分を行うことを基本方針としております。
上記の方針のもと、配当性向40%以上を目標に安定的な配当を実施していくことを目指してまいりますが、業績の低迷等により安定的な配当が維持できなくなる可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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