東葛ホールディングス(2754)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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東葛ホールディングス(2754)の株価チャート 東葛ホールディングス(2754)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

東葛ホールディングスグループ(東葛ホールディングス及び東葛ホールディングスの関係会社)は純粋持株会社である東葛ホールディングス及び連結子会社3社により構成されており、自動車販売関連事業、生命保険・損害保険代理店業関連事業及び鈑金塗装事業を営んでおります。

東葛ホールディングスグループのセグメント別の事業内容は、次のとおりであります。

 

1.自動車販売

連結子会社である株式会社ホンダカーズ東葛が展開しており、新車販売店並びに中古車販売店で構成されております。

新車販売店は、本田技研工業株式会社が発売するすべての四輪新車を取扱っており、千葉県松戸市(3店舗)、柏市(2店舗)、流山市(1店舗)、我孫子市(1店舗)、白井市(1店舗)、鎌ヶ谷市(1店舗)と合計9店舗を出店しております。

なお、取扱い車種の詳細は以下のとおりであります。

登録車

(普通自動車)

ハイブリッド

アコード、オデッセイ、ステップワゴン、ZR-V、シビック

ヴェゼル、フリード、フリードプラス、フィット

ガソリン

ステップワゴン、ZR-V、シビック、ヴェゼル、WR-V、フリード

フリードプラス、フィット

届出車

(軽自動車)

N-BOX、N-WGN、N-ONE、N-VAN

中古車販売店は、主として本田技研工業株式会社の中古車を販売しており、千葉県松戸市、我孫子市、流山市に各1店舗と合計3店舗を出店しております。また、一部中古車販売業者への販売も行っております。商品の仕入は新車販売店からの下取り及びオートオークションにより行っております。

新車販売店並びに中古車販売店は、自動車の車検・点検整備並びに鈑金修理等の整備事業及び用品販売も行っており、店舗に併設する形で12工場(うち10工場は陸運局指定工場(民間車検工場)、2工場は認証工場の資格を取得。)を設置しております。

さらに、自動車保険及び自動車ローンに関する事業も行っており、自動車保険については、損害保険会社の代理店として自賠責保険、任意保険等の販売を行っております。自動車ローンについては、集金保証方式による東葛ホールディングスグループ独自の「東葛ホールディングスグループオリジナルローン」を導入しております。

 

2.その他

生命保険・損害保険代理店業関連事業及び鈑金塗装事業を含んでおります。

生命保険・損害保険代理店業関連事業は連結子会社である株式会社東葛プランニングが展開しており、来店型保険ショップ「ライフサロン」として千葉県松戸市、佐倉市、八街市に各1店舗と合計3店舗を出店しております。

この「ライフサロン」は保険会社各社の商品の中から、お客様に最適な商品を選び組み合わせて提案をする保険ショップであります。株式会社ライフサロンがフランチャイザーとして運営しており、株式会社東葛プランニングはフランチャイジーとして取り組んでおります。

鈑金塗装事業は連結子会社である株式会社東葛ボディーファクトリーが展開しており、千葉県松戸市に鈑金塗装工場を設置しております。東葛ホールディングスグループ内の鈑金塗装の整備を請け負うほか、外部顧客からの直接取引も行っております。

 

なお、東葛ホールディングスは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

[事業系統図]

事業の系統図は、次のとおりであります。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

東葛ホールディングスグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において東葛ホールディングスグループが判断したものであります。

東葛ホールディングスグループでは経営理念の中で「たえず顧客の立場にたって」を掲げ、産業・レジャー・ホビーと多様な目的に対応できる商品を取り揃えるのみでなく、地球環境問題をはじめとする社会のニーズに応える商品、及び市場動向、販売の趨勢に機敏に対応した質の高いサービスを提供することで、人々の暮らしに喜びを与え、より豊かな車社会の実現に貢献して参ります。

東葛ホールディングスグループの目標とする経営指標としては、成長性の観点からは自動車販売関連事業における自動車販売台数を、安定的な経営基盤の確保の観点からは連結最終利益の目標をかかげております。

東葛ホールディングスグループの対処すべき課題として、自動車業界全体においては、少子高齢化や車両保有期間の長期化、若者の車離れ等、新車の販売台数及び収益の減少傾向が続いております。

このような状況のなか、主力である自動車販売関連事業においては、新車販売の拡充はもちろんのこと、車両販売時に付属品として販売している用品等の拡販に努めるほか、一定期間の定期点検や車検等の整備を割安でパックにした商品(まかせチャオ)の拡販、車両の維持管理をはじめ、事故などトラブルにも対応する会員制サービス(ホンダ・トータル・ケア)の拡充、CSの改善等、既存顧客の守りの強化を推進することにより、一時的かつ急激な社会情勢の変化による車両販売台数の減少等に直接影響を受けにくい体質強化を進めて参ります。

また、急速に進む車両の電動化や自動運転技術などに迅速・的確に対応すべく教育やサービス設備の充実にも引き続き努めて参ります。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において東葛ホールディングスグループが判断したものであります。

 

(1)業績の変動要素について

東葛ホールディングスグループの主たる事業は自動車販売関連事業であり、2024年3月期における連結ベースでの自動車販売関連事業の売上高は、全売上高の99.0%を占めております。

自動車販売関連事業の売上高、自動車販売業界全体における消費者の四輪自動車に対する需要動向の影響を受け易く、景気の後退や金利の上昇等があった場合には、消費者の自動車購入意欲の低下に繋がる可能性があります。

さらに、自動車販売関連事業のうち新車の売上高は、本田技研工業株式会社が企画・開発・生産を行う新車の人気や評価に左右される傾向があります。したがって、新車販売市場全体に占める同社の新車販売シェアが低下した場合、東葛ホールディングスグループの業績が影響を受ける可能性があります。

東葛ホールディングスグループでは、このような影響を受けにくい企業体質にすべく、自動車販売関連事業のうち中古車の販売並びに生命保険・損害保険代理店業関連事業の更なる強化に今後とも努める所存であります。

東葛ホールディングスグループの最近5期間の業績は以下のとおりであります。

回次

第54期

第55期

第56期

第57期

第58期

決算年月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

2024年3月

連結

売上高

(千円)

7,263,817

7,079,951

7,379,840

7,264,958

8,539,352

経常利益

(千円)

371,670

398,584

387,074

423,604

540,958

親会社株主に帰属

する当期純利益

(千円)

234,498

231,222

242,678

268,999

350,098

提出会社

売上高

(千円)

212,532

212,592

213,032

213,122

213,062

経常利益

(千円)

86,116

102,220

97,326

95,704

84,077

当期純利益

(千円)

78,861

90,052

86,653

85,168

74,974

 

(2)本田技研工業株式会社からの仕入について

東葛ホールディングスの連結子会社で自動車販売関連事業を営む株式会社ホンダカーズ東葛は、本田技研工業株式会社の販売系列に属しており、新車に関する仕入先は同社一社のみであります。同社からはその他部品・用品等の仕入もあり、仕入高の総額は2024年3月期において連結ベースの総仕入高の82.1%を占めております。

このように東葛ホールディングスグループは、商品の仕入に関して本田技研工業株式会社からの仕入の比率が高いため、天災等により同社の生産体制に重大な支障が発生し、同社からの新車の仕入が滞った場合、東葛ホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

同社からの仕入実績は、以下のとおりであります。

仕入先

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

比率(%)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

比率(%)

本田技研工業(株)

4,173,855千円

82.9

4,972,120千円

82.1

 

(3)東葛ホールディングスグループの販売地域について

東葛ホールディングスの連結子会社で自動車販売関連事業を営む株式会社ホンダカーズ東葛は、新車販売に関して、本田技研工業株式会社との間に締結している取引基本契約書において、「主たる担当エリア(以下「担当エリア」)」を定めており、株式会社ホンダカーズ東葛の担当エリアは、松戸市、柏市、野田市、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、及び白井市の全域並びに印旛郡の一部であります。ただし、顧客の意向に基づく限り担当エリア以外の顧客に対する販売を行うことも可能であります。

さらに、担当エリア内で、新たな販売拠点を設置する際は、本田技研工業株式会社の承諾が必要であり、担当エリア外での販売拠点の設置は認められておりません。

なお、中古車販売についても、主として本田技研工業株式会社の中古車を販売する拠点の設置に関しては契約上同社の同意を必要としますが、「担当エリア」もしくはこれに類する規定はなく、販売活動及び販売先について地域に関する制限は受けておりません。

 

(4)東葛ホールディングスグループオリジナルローンについて

東葛ホールディングスの連結子会社で自動車販売事業を営む株式会社ホンダカーズ東葛では、顧客の初期購入費用負担を軽減することを目的として、一部の顧客に対して、割賦販売による取引を行っております。

通常、自動車の割賦販売は、顧客を信販会社に紹介し、割賦金債権を信販会社に譲渡することで一時に資金回収を図る「立替払方式」によって行われますが、東葛ホールディングスグループでは、この方式でなく、信販会社との間で保証及び集金委託に関する契約を締結し、顧客に対する割賦金債権の保証及び顧客からの集金業務を信販会社に委託する「集金保証方式」(東葛ホールディングスグループオリジナルローン)を採用しております。

立替払方式と集金保証方式の仕組の概要は以下のとおりであります。

 

(立替払方式・・・・・通常の自動車ローン)

自動車の購入に際し、顧客が割賦支払いを希望した場合、自動車販売会社は加盟店契約している信販会社を紹介いたします。そこで、顧客と信販会社との間に立替払契約が成立すると、自動車販売会社は信販会社に当該割賦金債権を譲渡し、信販会社は自動車販売会社に顧客が支払うべき代金総額を顧客に代わって支払いします。これに対し、顧客は、支払代金総額に割賦手数料を加算した額を信販会社に分割して支払います。このような方式を「立替払方式」といいます。

 

(集金保証方式・・・・・東葛ホールディングスグループが採用する自動車ローン)

自動車の購入に際し、顧客が割賦支払いを希望した場合、自動車販売会社は加盟店契約している信販会社を顧客に紹介いたします。そこで、信販会社と顧客との間に保証委託契約が成立すると、自動車販売会社は、顧客が支払うべき代金総額に割賦手数料を加算した額について顧客の分割払いに応じます。さらに自動車販売会社と信販会社との間で保証及び集金委託に関する契約を締結したうえで、信販会社は自動車販売会社に代わって、毎月定期的に、顧客からの集金を行い、集金した額から保証料及び集金手数料を差し引いた額を自動車販売会社に支払います。このような方式を「集金保証方式」といいます。

東葛ホールディングスグループが採用する「集金保証方式」においては、割賦金債権の信販会社に対する譲渡は行われないため、自動車の販売代金を一時に回収することはできません。

 

(集金保証方式の特徴とリスク)

まず、顧客との割賦販売契約時において、月々の集金額が確定することにより、集金月単位の手形で集金完了月までの分を一括して、信販会社より受取っております。信販会社から東葛ホールディングスグループに対する手形の振出は、信販会社の東葛ホールディングスグループに対する保証及び集金委託に関する契約に基づく割賦代金引渡債務及び連帯保証債務を原因とするものであります。東葛ホールディングスグループは、受取った手形を担保とし、金融機関より借入金にて資金調達を行い、仕入先への支払等に充当しております。

万一、信販会社に不測の事態等が生じた場合、金融機関に対して手形担保の差換えの必要が生じますが、割賦金債権が東葛ホールディングスグループの債権であることから、これを充当することにより対応することが可能であります。ただし、その際、当該信販会社との保証及び集金委託に関する契約が解消されますので、東葛ホールディングスグループが独自に集金するか、別の信販会社と同様の契約を締結するなどの必要があり、一時的に混乱をきたす可能性があります。また、当該信販会社が顧客から集金し、東葛ホールディングスグループに引き渡していなかった割賦代金については、東葛ホールディングスグループの当該信販会社に対する一般債権とされる可能性があり、全額の回収ができなくなることが考えられます。

また、「立替払方式」においては、信販会社の収入となる割賦手数料が、東葛ホールディングスグループが採用する「集金保証方式」においては、東葛ホールディングスグループの収入となります。一方で、東葛ホールディングスグループは信販会社に対して、保証料及び集金委託手数料を支払うことになりますが、残った差額が東葛ホールディングスの利益になっております。したがって、割賦販売売上の増減が東葛ホールディングスグループの利益の増減に影響を与えることになります。

さらに、東葛ホールディングスグループが採用する「集金保証方式」においては、信販会社がその支払いを保証した顧客の一部について、東葛ホールディングスグループが再保証する場合があります。したがって、東葛ホールディングスグループは、再保証した顧客の支払いが予定通りに行われなかった場合には、損害を受けるリスクがあります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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