visumo(303a)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


visumo(303a)の株価チャート visumo(303a)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】visumoは、「共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける」を理念として、企業のマーケティング活動を支援するマーケティングプラットフォームの開発及び提供を行っております。近年、スマートフォンやSNSの普及に加え、生成AI技術の急速な進展により、企業と消費者を取り巻く情報環境は大きく変化しております。インターネット上には日々膨大な情報が生み出されておりますが、消費者が実際に目にできる情報には限りがあります。そのため、消費者は検索エンジンやSNS、AIサービスなどを利用しながら、自分に必要な情報を選んで取得するようになっております。このような環境において、企業には単に情報を発信するだけでなく、消費者にとって信頼できる情報を、適切な形で届けることが求められております。また、AIを活用した検索や商品提案機能の普及により、企業が保有するデータの質や量が競争力を左右する時代となっております。特に、実際の利用者によるレビューやSNS投稿、店舗スタッフによる商品紹介、動画コンテンツなどの情報は、消費者の商品選択に大きな影響を与えるだけでなく、AIが商品やサービスを理解するための重要な情報となっております。一方で、多くの企業では、SNS投稿、レビュー、動画、商品情報などが複数のシステムや部門に分散して管理されており、十分に活用できていない状況にあります。また、これらの情報をAIで活用しやすい形に整理し、継続的に運用するための人材やノウハウも不足しております。visumoは、このような課題を解決するため、企業が保有するさまざまなコンテンツや顧客接点の情報を収集・統合し、AI活用にも対応したマーケティングプラットフォーム「visumo」を提供しております。「visumo」では、Instagram、YouTube、TikTok、XなどのSNSに投稿されたUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)、商品レビュー、店舗スタッフによる投稿やコメント、自社で制作した画像・動画コンテンツなどを収集・管理し、企業のECサイトやブランドサイト、アプリなどへ簡単に掲載することができます。また、専門的な開発知識がなくても利用できる仕組みを採用しており、マーケティング担当者や店舗スタッフなどが日常業務の中で活用できる環境を提供しております。さらにvisumoは、収集したコンテンツを単に表示するための素材としてではなく、企業の事業成長を支えるデータ資産として活用できるよう設計しております。SNS投稿、レビュー、スタッフ投稿、動画コンテンツ及び商品情報などを相互に関連付けることで、企業が保有する情報を一元的に管理し、さまざまなマーケティング施策に活用できる状態を実現しております。加えて、visumoはAI技術を活用し、画像、動画、レビュー及び投稿コンテンツを解析することで、これまで整理や活用が難しかった情報を活用しやすい形に変換しております。これにより、「どのような場面で利用されているか」「どのような顧客に支持されているか」「商品の特徴は何か」といった情報を抽出し、検索や分析、商品提案などに活用できるようにしております。visumoは、このようなデータ基盤を通じて、企業のマーケティング活動を「集客」「接客」「ファン化」「分析」の4つの領域で支援しております。集客領域では、UGCやレビューなどを活用して消費者との接点を増やし、接客領域では、動画コンテンツや商品提案機能などを通じて購買体験の向上を支援しております。また、ファン化領域では、継続的な顧客との関係構築を支援し、分析領域では、蓄積された情報を商品開発や販売促進施策の改善に活用できるようにしております。visumoが提供する主なサービスは、UGCソリューション、動画ソリューション及びAIソリューションの3つで構成されております。UGCソリューションは、SNS投稿、レビュー及びスタッフコンテンツなどの情報を収集・活用し、企業のECサイトやブランドサイトにおける集客及び購買促進を支援するサービスです。動画ソリューションは、ショート動画や商品紹介動画などを活用し、顧客とのコミュニケーション強化及び購買体験の向上を支援するサービスです。AIソリューションは、蓄積されたコンテンツやデータをAIで解析・整理し、商品提案、検索最適化及びデータ活用の高度化を支援するサービスです。これらのサービスは共通のデータ基盤上で提供されており、企業は必要な機能を組み合わせながら利用することが可能です。また、visumoは外部システムとの連携にも対応しており、顧客管理システムやマーケティング支援ツール、アプリケーションなどとのデータ連携を通じて、企業全体のデータ活用を支援しております。visumoのサービスはSaaS型で提供しており、導入企業は短期間で利用を開始することが可能です。また、導入後も継続的な機能拡張やカスタマーサクセスによる支援を行うことで、顧客企業の継続的な成果創出を支援しております。visumoは、企業が保有するレビューやSNS投稿などの一次情報を収集・蓄積・活用し、AI時代における顧客体験の向上と事業成長を支える情報基盤を提供することで、企業と消費者のより良いコミュニケーションの実現に取り組んでおります。 <アクティブ社数業界内訳>※2026年3月31日現在 なお、visumoはマーケティングプラットフォーム事業の単一セグメントであります。 (1) 具体的なサービスの特徴visumoが提供するvisumoは、「あらゆるUGCを簡単に集め、集積し、活用・資産化するしくみ」として、単一プラットフォーム上でサービスを提供しております。事業者の課題解決を支援するため、複数の機能を備えており、主に「UGCソリューション」、「動画&次世代UI・UXソリューション」及び「AI/MAソリューション」の3つのソリューションを展開しております。また、これらのソリューションを通じて蓄積されたSNS投稿、画像、動画及びレビュー等のUGCと各種データをAIと組み合わせて活用することで、顧客体験価値(CX)の向上と事業成長を支援しております。 <代表的な3つのソリューション群>①UGCソリューションUGCソリューションは、SNS投稿、スタッフ投稿及びレビュー等のUGCの収集・管理・活用を支援するソリューションであります。主なサービスとして、「visumo social」「visumo snap」「ReviCo」を提供しており、企業が保有するUGCをマーケティング活動や顧客とのコミュニケーションに活用することを可能にしております。 a.visumo socialvisumo socialはvisumoで最初に提供を開始した機能であり、Instagramに投稿されている写真や動画を事業者のオウンドメディアに転載する機能が搭載されているCMSです。事業者の担当者はvisumo socialの管理画面からInstagramに投稿されている写真をハッシュタグで検索してオウンドメディアで利用したいビジュアルをピックアップし、ユーザーに対して二次利用の許可を得る申請を行います。単に写真や動画を掲載するだけでなく、ユーザーへの掲載許可をとるオペレーションが簡素化されることで、事業者の担当者の業務効率向上につながります。利用許可の得られた写真や動画に管理画面上で関連商品や関連コンテンツを紐づけることができ、ワンタグでオウンドメディアに実装することができます。目的に合わせた豊富なテンプレートを提供しており、専門知識を必要としない簡単かつ直感的な操作で掲載ができるため誰でもコンテンツの拡充が可能となり、リソース不足の解消や訓練コストの削減といったメリットを提供することができます。オウンドメディアのコンテンツを拡充することでサイトユーザーへの新しい発見を生み出し、トラフィックやコンバージョン率の向上を実現します。また、管理画面で写真・動画ごとの閲覧数、回遊率等を分析することができるため、サイトユーザーの関心の高い投稿を把握することができ、より訴求力の高いデジタルマーケティングを実施することが可能となります。 <導入イメージ> b.visumo snapvisumo snapはスマートフォンから写真や動画をアップロードできる機能です。visumo snapのマイページにログインし、写真・動画・コメントを投稿することでオウンドメディアに掲載することが可能なため、店舗スタッフや本部スタッフ、営業担当者といったデジタルマーケティング担当部門以外の人員を活用して、コンテンツを拡充する施策を打ち出すことができます。例えば、店舗スタッフの接客力やセンスを借りて自社ブランドに合致した温かみや情緒性のあるコンテンツや、営業担当者の商品知識を活かした商品訴求力のあるコンテンツなどを拡充できます。また、スタッフや所属部門ごとに効果測定や効果データを分析できるため、各部門や各スタッフのデジタル貢献度を可視化することができ、全社的な商品訴求力の向上やスタッフ同士の知識向上に活用できます。visumo videoの機能と組み合わせることで、写真だけではなくスタッフがスマートフォンで撮影・編集した動画データを投稿することが可能となり、その他にもオプション機能のvisumo commentを利用することで、スマートフォンからノーコードで商品詳細ページに写真やコメントを追加することも可能となり、コンテンツを充実させデジタル接客を強化することができます。 <導入イメージ> c.ReviCoReviCoは、ECサイト・実店舗を問わず商品やサービスを体験した消費者から良質なレビューを数多く収集し、サイト内へ掲載します。また、データを分析しマーケティングに活用することでコンバージョン率の向上やユーザーコミュニケーションを促進させます。visumoが費用・抽選・発送を全て負担し実施するプレゼントキャンペーン付きレビュー依頼メールの配信をし、レビューを収集する仕組みは、特許を取得しており(特許番号:第7588912号)競合優位性を保っています。最短1ステップで投稿が完了する簡易な投稿フローにより、継続的にレビューを獲得できます。収集したレビューは、タグを設置するだけで簡単に表示ができ、高評価レビューランキングや画像一覧、スタッフレビューなど豊富なコンテンツ生成が可能です。 また、収集した膨大なレビューデータをAIで要約・分析することで、製品開発、改良、広告へのクリエイティブ活用、店舗接客のサポートなど、お客様のレビューを起点として全社の事業アクションへ繋げることができます。 <導入イメージ> ②動画&次世代UI・UXソリューション動画&次世代UI・UXソリューションは、動画コンテンツの収集・管理・活用及び視聴分析を支援するソリューションであります。主なサービスとして、「visumo video」を提供しており、ショート動画やSNSライクなUIを活用することで、顧客とのエンゲージメント向上や購買行動の促進を支援しております。 a.visumo videovisumo videoは2021年にリリースした動画データの管理と活用に特化した機能です。本格的にコロナ禍に突入した2020年は、多くの事業者がオフラインでの顧客接点を失ったことにより、SNSマーケティングやECサイト等のデジタル施策を強化していきました。そのような中、動画コンテンツを活用する事業者が一斉に増加いたしました。このような動きを受けてvisumoでは、動画を制作した事業者がその動画データをオウンドメディアで最適に利用していきたいというニーズに対してvisumo videoをリリースしました。動画コンテンツは事業者内でも部門ごとに実施される施策に合わせて制作する傾向があるため、動画データの管理が煩雑であったり、二次利用できるコンテンツを再利用できていない等の課題があります。これに対し、visumo videoを利用することによって、部門を横断して動画データの一元管理が可能となり、管理業務の効率化・デジタルアセットの有効活用をすることができることで導入社数を伸ばしています。プロモーションビデオやライブコマース等の施策で生まれる動画、商品説明用に制作する動画等、様々な動画の活用がvisumo videoで推進できます。また、管理画面上で動画データに目次やチャプターを設定することができるため、視聴者は目的の商品が写っている場面のみの視聴をすることや音声データを認識し、任意の言語に自動翻訳することや動画内に字幕を掲載することも可能となり、視聴体験の向上につながります。更には動画コンテンツの視聴傾向を分析することもでき、ユーザーのニーズを捉えよりよい動画を制作するための根拠となるデータの取得が可能となります。visumo socialで取得したInstagram上の動画データもvisumo videoの機能を組み合わせて活用することができ、利便性の向上が図れる相乗効果を生み出しています <導入イメージ> ③AI/MAソリューションAI/MAソリューションは、顧客行動データ及びUGCデータをAIが解析し、顧客ごとに最適な商品やコンテンツを提供するソリューションであります。主なサービスとして、「emoreco」を提供しており、レコメンドやパーソナライズ機能を通じて顧客体験価値(CX)の向上及び事業者の売上拡大を支援しております。 a.emoreco「emoreco」は、ECサイトの顧客行動データ、購入データ、レビューデータに加え、ユーザーの閲覧履歴やクリック履歴、購入傾向と商品・コンテンツとの関連性をAIが分析し、個々の興味・関心に応じた情報を提供することで、商品やコンテンツの発見を促進します。これにより、ECサイトにおける売上や顧客生涯価値(LTV)の向上、コンテンツ閲覧率やコンバージョン率の向上を実現するとともに、顧客満足度の高い購買体験の提供及び顧客体験価値(CX)の向上を支援しております。 <導入イメージ> (2)visumo事業の特徴等についてa.機能開発、機能改善を繰り返す体制 visumoは、カスタマーサクセス部門と連携し、多業種へのサービス展開によって獲得したノウハウを用いた機能開発・改善、市場トレンドを反映した機能開発・改善を行っております。visumoのサービスについて、導入企業の業務において必要となる機能は、顧客からの要望等を考慮・検討した上で、随時バージョンアップ等において機能追加・機能改善等を実施しており、導入企業ごとのカスタマイズによる開発は実施しておりません。カスタマイズを行った場合、開発ソースの個別管理、サポートやバージョンアップ等にかかる運用コスト増加が生じることとなります。visumoにおいては、当該要因を排除し、visumoが必要と考える製品開発(バージョンアップ:機能強化)に必要な開発リソースを集中させることにより、製品力強化を図っていくことを基本方針としております。 b.強固なカスタマーサクセス体制visumoは導入企業に対し担当のカスタマーサクセス人材を付けており、導入から運用定着、また実際に活用するまでのサポートを行っております。新規導入の際は導入目的・現状課題をヒアリングの上、実装要件を整理して実装を支援、運用定着の際は豊富なvisumoの機能の中から導入企業の目的達成・課題解決に適う活用方法を提案&導入企業の同業界や同販売モデルの参考になりそうな活用事例を基に導入企業の活用を提案、活用の際は計測数値・運用状況を踏まえ、活用目的・KPI達成のための改善策の提案等を行い、導入企業の活用率と満足度向上に繋げております。 c.蓄積されたコンテンツデータの外部連携visumoに蓄積されたコンテンツデータを様々な外部ツール(検索エンジン、Web接客ツール、マーケティングオートメーションツール、アプリツール、CDPツール等)と連携を行うことが可能となっております。他社ソリューションとの連携を強化することで、新規顧客獲得からCRM強化まで一連のCX向上に寄与することが可能であり、更に連携した仕組みでもコンテンツを表示する領域が増えることでストック売上(従量)を構成するCDN流量の向上も期待できます。 (3)visumoの販売体制についてvisumoにおける販売活動に関しては、visumoセールス部門及びマーケティング部門による自社ホームページやセミナー開催、展示会出展等の直販営業を主体としつつ、パートナー企業(販売代理店)による営業体制も構築しております。主な連携先パートナー企業にはECサイトのシステム構築やデザイン制作及びマーケティング支援事業者が多く、既に強固な顧客基盤を持つパートナー企業との連携は効率的な顧客獲得手段として活用しております。 (4)visumoの収益構成についてvisumoの売上高は、ストック売上とフロー売上、スポット売上に分かれております。当事業年度におけるストック売上は933,263千円で売上全体の95.9%を占めております。また、ストック売上に含まれるストック売上(ベース)は、固定料金部分であり、当該売上は、802,012千円で、売上全体の82.4%を占めております。ストック売上はマーケティングプラットフォームサービスの役務提供に伴い、発生する売上であり、オプションを含めた固定の月額費用であるストック売上(ベース)とリクエスト数やCDN流量等に応じた従量課金であるストック売上(従量)に分かれており、フロー売上は初期費用(アカウント開設、導入支援、オプション)から発生する売上、スポット売上は契約期間1~2か月程度のサービスである支援業務(運用支援やデザイン調整等)の売上となっております。 [事業系統図]事業系統図は、以下のとおりであります。 <用語集>用語説明オウンドメディア企業が自社で保有するメディア(ブランドサイト、ECサイト、コーポレートサイト等)ノーコードプログラミングの知識やスキルがなくても画面操作でwebコンテンツの制作が可能ワンタグWebサイトのソースコードに、簡易な命令文を記述。面倒な設定不要でシステムが利用可能UGC「User Generated Contents」の略称で、日本語では「ユーザー生成コンテンツ」CXカスタマーエクスペリエンス。商品やサービスの購入前から購入後のサポートまで、顧客が体験する価値の総称。アクティブ社数アクティブ社数は四半期末において契約中の社数CMS「Contents Management System」の略称で、Webサイトの構築・管理・運用を行うための管理システムトラフィックWebサイトにおけるユーザーの訪問回数やアクション数コンバージョン率Webサイトにアクセスしたユーザーのうち、コンバージョン(商品購入等)に至った割合を示す指標回遊率ユーザーが1回のWebサイト訪問で閲覧したページ数を示す指標CRM「 Customer Relationship Management 」の略称で、日本語では「顧客関係管理」。企業が、顧客との間に信頼関係を作り、購入してくれた顧客をリピーターに、リピーターからファンになるような活動を行い、顧客と企業の相互利益を向上させることCDP「Customer Data Platform」の略称で、企業が持つ顧客データを、収集・統合するための顧客データ基盤CDN「Contents Delivery Network」の略称。コンテンツ配信の高速化により、Webサイトのパフォーマンスを向上させる仕組みAIO「AI Optimization/AI検索最適化」の略称で、AIに自社の情報が引用・参照されるためのマーケティング施策LTV1人の顧客が取引を開始してから終了するまでの間に企業にもたらす利益や売上の総額

有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】visumoの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてvisumoが判断したものであります。 (1)経営方針等visumoは、〈ミッション〉〈ビジョン〉〈バリュー〉を経営理念・方針に掲げております。〈ミッション〉…共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける〈ビジョン〉…AI時代の事業変革を共創する〈バリュー〉…customer obsessed…顧客のために、顧客の先の消費者のために、考える視点を持つhonesty and integrity…常に誠実であることを意識し気持ちだけでなく行動にも表すrespect others…縁があり出会う人を敬い、協力して行動の価値を最大化するshare knowledge…持つだけだと意味がない。ナレッジは惜しみなくシェアしようstay positive…常にポジティブ。運気を下げない (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等visumoは将来にわたり安定した成長及び企業価値の増大を継続的に確保するために、重要な経営指標としている売上高及び経常利益の拡大に努めてまいります。売上高については主要な指標として、ストック売上(ストック比率)、アクティブ社数、ARPU、解約率(グロスレベニューチャーンレート)を重要視しております。これらのKPIを組み合わせて分析することで、visumoのビジネスモデルであるSaaSサービスの全体的な健全性、成長軌道、および長期的な持続可能性を包括的に評価できると考え採用しています。ストック売上(ベース)は、オプションを含めた固定の月額費用であるストック売上(リクエスト数等に応じた従量課金を含まない売上)になります。当事業年度における、ストック売上(ベース)は、固定料金部分であり、当該売上は、802,012千円で、売上全体の82.4%を占めております。アクティブ社数やARPUについては、導入実績のノウハウを用いて機能開発や改善を行うことで継続的な増加を達成しております。解約率については、導入企業のサポートを強化することで1%前後の解約率を維持しております。 <各指標の推移>各指標の推移は以下のとおりです。経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として、下記指標を管理しております。 期年月ストック売上(ベース)(注1)(ストック比率(注2))アクティブ社数(注3) ARPU(注4) 解約率(グロスレベニューチャーンレート)(注5)2023年3月期第1四半期93,281千円(82.3%)459社75,159円0.75%第2四半期105,625千円(83.2%)494社79,555円0.57%第3四半期119,867千円(85.0%)521社84,561円0.78%第4四半期123,957千円(88.0%)542社84,819円1.13%2024年3月期第1四半期135,951千円(85.9%)564社87,857円1.32%第2四半期142,356千円(84.4%)588社90,098円0.95%第3四半期152,149千円(87.1%)625社91,351円0.52%第4四半期156,221千円(88.1%)626社93,071円0.92%2025年3月期第1四半期160,291千円(84.0%)631社93,965円1.37%第2四半期167,981千円(82.1%)649社96,340円1.02%第3四半期179,767千円(82.9%)659社103,914円0.84%第4四半期183,938千円(84.8%)676社104,072円0.98%2026年3月期第1四半期185,129千円(82.8%)688社103,615円1.50%第2四半期184,275千円(83.8%)684社104,867円1.23%第3四半期184,294千円(81.2%)690社105,484円0.92%第4四半期248,313千円(82.1%)891社107,427円0.98%(注)1.ストック売上はvisumoのストック売上(ベース)の3か月合計になります。ストック売上(ベース)とは、オプションを含めた固定の月額費用(リクエスト数等に応じた従量課金を含まない売上)になります。2.ストック比率は全体の売上高に占めるストック売上の割合になります。3.アクティブ社数は四半期末において契約中の社数になります。4.ARPUは1社あたりの平均売上であり、各月のARPUの3か月平均になります。5.解約率は月末ストック売上に占める当月解約額(前月解約による当月ストック減収額)の割合であり、各月の割合の3か月平均になります。 (3)経営環境visumoが事業展開するECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場は、企業のDX推進やデジタルマーケティング投資の拡大に加え、近年では生成AIやAI検索(AIO)の普及を背景として、更なる成長が見込まれております。近年、消費者の情報収集や購買行動は大きく変化しております。スマートフォンやSNSの普及により、消費者は企業が発信する情報だけでなく、レビュー、SNS投稿、動画コンテンツ等の多様な情報を参考に意思決定を行うようになっております。また、生成AIやAI検索サービスの普及により、企業が保有する一次情報や顧客接点データを活用した情報発信の重要性が高まっております。株式会社矢野経済研究所が2024年に公表した「ECサイト構築支援サービス市場に関する調査」によると、ECサイト構築支援サービス市場は2024年度に2,259億円規模となり、2027年度には2,579億円規模へ拡大すると予測されております。また、同社が2025年に公表した「デジタルマーケティング市場に関する調査」によると、デジタルマーケティング市場は2024年の4,190億円から2028年には6,158億円規模まで拡大すると予測されております。ECサイト構築支援サービス市場においては、企業のEC活用の高度化に伴い、単なるECサイト構築だけではなく、顧客体験(CX)の向上や購買率向上に寄与するソリューションへの需要が高まっております。また、アパレル、食品、美容・コスメ業界に加え、観光、自治体、製造業など幅広い業界においてデジタル上での情報発信強化が進んでおり、市場拡大が継続するものと考えております。デジタルマーケティング市場においては、企業が保有する顧客データやコンテンツを活用したパーソナライズ施策への投資が拡大しております。加えて、AI技術の進化により、従来の検索エンジン対策に加え、AI検索やAIエージェントによる情報取得への対応が求められるようになっております。そのため、企業が保有するレビュー、SNS投稿、動画コンテンツ等の一次情報を収集・構造化し、AIが活用可能なデータとして蓄積することの重要性が高まっております。さらに、企業においては、SNS、レビュー、動画及び商品情報等が複数のシステムや部門に分散して管理されているケースが多く、それらを統合的に活用するための人材やノウハウも不足しております。一方で、AI活用の進展により、こうした情報を統合・分析し、事業成長へ活用するニーズは拡大しております。このような環境の中、visumoはSNS投稿、レビュー、スタッフコンテンツ及び動画コンテンツ等の一次情報を収集・活用できるマーケティングプラットフォーム「visumo」を提供しております。また、2026年1月の株式会社ReviCoとの経営統合により、レビュー領域を含めたUGC活用基盤を強化するとともに、AI技術を活用したパーソナライズやAIO対応等の新たなソリューション開発を推進しております。visumoは、企業が保有する一次情報を収集・構造化し、AI時代における集客、接客及びデータ活用を支援することで、ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の双方において事業機会を拡大できるものと考えております。 (4)経営戦略等visumoは、「共感と信頼を生み出す情報を、最適な体験として届ける」をミッションとして、企業が保有するUGC(User Generated Content)やレビュー、動画、スタッフコンテンツ等の一次情報を活用し、AI時代における顧客体験の向上と事業成長を支援するマーケティングプラットフォームの提供を行っております。近年、生成AIやAI検索(AIO)の普及により、企業の集客、接客及びデータ活用のあり方は大きく変化しております。企業においては、レビューやSNS投稿等の一次情報を収集・蓄積し、AIが活用可能なデータとして整備することが重要性を増しており、visumoはこうした市場環境の変化を成長機会と捉えております。visumoは、投資余力の高いエンタープライズ企業及びミッドマーケット企業を主要ターゲットと位置付け、「顧客単価の向上(縦の成長)」と「シェア拡大(横の成長)」を両立させることで持続的な成長を目指しております。 ① AI時代に対応したソリューション展開によるシェア拡大(中期)visumoは、UGCソリューション及び動画ソリューションを中心に、AI時代の新たなニーズに対応する機能開発を継続しております。具体的には、SNS投稿やレビュー等の一次情報を自動的にWebページ化し、AI検索や検索エンジンからの流入拡大を支援する「visumo for AIO」の展開や、YouTube・TikTok等の動画プラットフォームとの連携強化を進めております。また、従来のEC市場に加え、観光、自治体、製造業等の非EC領域への展開を推進するとともに、「ECサイト構築支援サービス市場」に加え、「デジタルマーケティング市場」におけるシェア拡大を目指しております。 ② AIソリューションによるARPU向上(中期)visumoは、SNS投稿、レビュー、動画及びスタッフコンテンツ等の一次情報を活用したAIソリューションの開発を推進しております。具体的には、AIによるコンテンツパーソナライズ、商品レコメンド、シーン検索等の機能開発を進めており、ユーザーごとに最適化された顧客体験を実現することで、導入企業の成果向上に貢献するとともに、既存顧客へのクロスセルを通じてARPUの向上を図ってまいります。また、2026年1月に実施した株式会社ReviCoとの経営統合により、レビュー、SNS、動画等を横断した一次情報データ基盤を構築しており、今後はAIソリューション群である「emoシリーズ」の展開を通じて、更なる顧客単価の向上を目指してまいります。 ③ 次世代データ基盤の構築及び戦略的M&Aの推進(長期)visumoは、企業が保有する一次情報をAIが活用可能な形で蓄積・提供する次世代データ基盤の構築を推進しております。その取り組みの一つとして、SNS投稿、レビュー及び動画等の一次情報を外部AIやAI検索サービスと連携可能とする構想を推進し、AI時代のマーケティングインフラとなることを目指しております。また、AI開発、データ基盤、高度レコメンド、エージェンティックコマース及びAIマーケティング領域を対象とした戦略的M&Aを推進し、次世代技術の獲得及び事業領域の拡大を図ることで、中長期的な企業価値向上に取り組んでまいります。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題visumoが事業を展開するデジタルマーケティング市場では、AI技術の普及に伴い、企業によるデータ活用及びコンテンツ活用の高度化が進んでおります。一方で、多くの企業においては、AI活用の基盤となるデータやコンテンツの収集・管理体制、人材の確保及び育成等に課題を抱えており、これらの課題解決に対する需要が高まっております。このような経営環境のもと、visumoは以下の事項を重要な経営課題として認識しております。 ① AI開発や機能の需要に対する競争の激化IT業界は、技術革新のスピードが早く、それに伴う顧客ニーズの変化、関連製品やサービスの投入が相次いで生じております。また、マーケティングプラットフォーム分野においても同様であり、先端技術を継続的に製品・サービスに反映していくには多大な経営努力とコストを要します。近年では、生成AI及びAI検索技術の急速な発展に伴い、企業のマーケティング活動や消費者の情報収集行動が大きく変化しております。visumoは、AI関連技術の研究開発を継続的に実施するとともに、顧客ニーズを踏まえた機能開発及びサービス改善を推進することで、サービス競争力の維持・向上に努めてまいります。 ② AI時代に対応した人材の確保及び組織能力の向上AI関連技術やデジタルマーケティングを取り巻く環境は急速に変化しており、事業成長を継続するためには、専門知識を有する人材の確保及び育成が重要であると認識しております。visumoは、採用活動の強化、人材育成プログラムの充実及び組織体制の強化を通じて、事業拡大を支える人材基盤の構築に努めてまいります。

事業等のリスク

3【事業等のリスク】本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてvisumoが判断したものであります。 (1)事業内容について① 特定のSNSプラットフォームへの依存について(発生可能性:低、影響度:中)visumoの事業はSNSプラットフォームの写真・動画を活用したオウンドメディアのデジタルマーケティング手法を中心としており、活用しているSNSプラットフォームの大半はInstagramであるため、Instagramへの依存度が高くなっております。また、Instagramに限らず、利用しているInstagram等のSNSプラットフォームはvisumoで運営しているものではないことから、visumoでは連携するSNSサービスの不具合が起きた場合でも問題なくサービスを提供できる体制を整えておりますが、仮に連携するSNSサービスの不具合やSNSサービスの内容・仕様の変更によりvisumoサービスが利用できなくなった場合、また当該SNSの利用者数の減少等によりSNS上の写真・動画の価値が低下した場合には、visumo事業にも影響が生じ、visumoの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の動向について(発生可能性:低、影響度:中)将来においてマーケティングプラットフォームにかかる市場規模又はその需要動向がvisumoの想定どおり推移する保証はなく、また、経済環境悪化等により企業のIT・システム投資が低迷する可能性もあり、これらの動向によりvisumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、当該リスクへの対応につきましては、ビジュアル活用のトレンドを追求した製品開発と好事例の創出を継続し、加えては広報活動等を通じ、情報発信等を行い、ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の活性化に努めてまいります。 ③ 単一事業であることについて(発生可能性:低、影響度:中) visumoは、マーケティングプラットフォーム事業の単一事業であり、クラウドサービスであるvisumoを提供しております。 「②ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の動向について」に記載のとおり、今後も継続したECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の拡大を想定しておりますが、事業環境の変化やvisumo製品サービスの競争力低下等が生じた場合、単一事業であるが故にその影響を大きく受ける可能性があり、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、その程度、顕在化する可能性及び当該リスクへの対応につきましては、「②ECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場の動向について」に記載のとおりであります。 ④ 競合について(発生可能性:低、影響度:中) visumoが事業を展開するECサイト構築支援サービス市場及びデジタルマーケティング市場は、マーケティングプラットフォームにかかるクラウドサービスを提供する企業が複数存在しており、これら企業との競合が生じております。 しかしながら、今後競合企業の事業拡大や大手企業等を含む新規参入の拡大等により競争が激化した場合には、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては想定しておりません。visumoにおいては企業等のニーズに応じた機能強化を継続的に実施していくことによりサービスの競争力の維持向上に努めております。 ⑤ 技術革新等への対応について(発生可能性:中、影響度:中)IT業界は、技術革新のスピードが早く、それに伴う顧客ニーズの変化、関連製品やサービスの投入が相次いで生じております。また、マーケティングプラットフォーム分野においても同様であり、先端技術を継続的に製品・サービスに反映していくには多大な経営努力とコストを要します。近年では、生成AI及びAI検索技術の急速な発展に伴い、企業のマーケティング活動や消費者の情報収集行動が大きく変化しております。visumoにおいても、AIを活用した機能開発及びサービス提供を推進しておりますが、市場ニーズや技術動向を適切に捉えたサービス開発ができない場合や、競合他社による革新的なサービスの登場等によりvisumoサービスの競争優位性が低下した場合には、顧客獲得や顧客維持に影響を及ぼす可能性があります。また、visumoの新技術等への対応が困難となる、又は開発に係る対応が遅れた場合には、visumo製品及びサービスの競争力が低下する可能性があります。visumoは技術革新や市場ニーズの変化に対応すべく、積極的な情報収集、研究開発及びAI関連技術の活用を推進し、継続的なサービス改善及び新機能開発に努めております。 ⑥ サービスにおける不具合・瑕疵等について(発生可能性:低、影響度:低) サービスの投入後において重大な不具合・瑕疵等が発見された場合には、その対応のため多大なコストが発生するほか、visumoサービスに対する信頼性を著しく毀損する可能性があり、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の内容により様々であると認識しております。また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、サービスの開発過程において、不具合・瑕疵等の解消及び発生防止に努めております。 (2)事業体制について① 優秀な人材の確保について(発生可能性:低、影響度:中)visumo事業の継続的な発展及び急速な技術革新への対応には、優秀な人材の確保及び育成が不可欠であり、技術者を中心とした採用及び育成に努めており、今後も積極的に強化を図っていく方針であります。近年では、生成AIをはじめとするAI技術の発展に伴い、AIを活用したサービス開発やデータ活用の重要性が高まっております。visumoにおいても、AI関連技術に関する知見やAIリテラシーを有する人材の確保及び育成を重要な経営課題の一つとして認識しております。しかしながら、一般的にIT業界では技術者にとって売り手市場であると言われており、特にAI関連技術に精通した人材の獲得競争は今後さらに激化する可能性があります。そのため、人材採用が困難となる場合、又は現在在籍する人材の流出が生じた場合には、visumo事業の円滑な運営、サービス開発及び事業拡大に支障をきたす可能性があります。加えて、優秀な人材を確保・維持又は育成するための費用が増加する可能性もあり、これらに起因してvisumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては想定しておりません。また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では高くないものと認識しておりますが、働き方改革の推進、人材育成施策の充実及び採用活動の強化を通じて、安定した人材確保に努めております。 ② 小規模組織であることについて(発生可能性:低、影響度:低) visumoは、2026年3月末において、取締役8名、監査役3名、従業員50名と小規模な組織となっており、内部管理体制は事業の拡大及び従業員の増加に合わせて整備を進めております。適切な人材確保や配置ができず組織的な対応が困難となる場合や、事業規模に応じた事業体制、内部管理体制の構築が追いつかない可能性はありますが、その時期は想定されるものではなく当該リスクが短期的に顕在化する可能性は低いと想定しております。当該リスクに対応するため今後もより一層の人員充実を図る予定ですが、当該リスクが顕在化した場合にはvisumoの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産権について(発生可能性:低、影響度:低) visumoは、第三者の特許権、商標権、意匠権等(以下、「知的財産権」という。)を侵害しないよう細心の注意を払っております。しかしながら、visumo事業分野における知的財産権の状況を完全に把握することは困難であることから、visumoの事業に関連する知的財産権について、第三者における、visumoが認識しない知的財産権が既に存在した場合又は新たな特許等が成立した場合、当該第三者より知的財産権の侵害を理由とした損害賠償又は使用差止等の請求を受ける可能性があり、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。visumoは、サービス展開や新製品の販売前に知的財産権の調査や弁護士等との連携を行い、当該リスクの発生防止に努めております。 ④ システム障害について(発生可能性:低、影響度:中) visumoのクラウドサービスは、インターネット通信網を通じて提供しており、また、サービス提供にかかるコンピュータシステムは外部のクラウドサービスを利用しております。 しかしながら、自然災害や事故その他によるインターネット通信網の切断や、ハードウェア・ソフトウェアの不具合、人的要因による障害、予想外の急激なアクセス増加による過負荷又は外部からの不正アクセスその他によるシステム障害等が発生した場合には、visumoサービス提供の継続に支障が生じる可能性があります。また、これらの復旧や対策にかかる費用負担やvisumoの信頼性低下等により、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の内容により様々であると認識しております。 visumoにおいては、例年、軽微なものは発生しておりますが、不測の事態に備えてインターネット回線やコンピュータシステム等にかかる冗長化、セキュリティ対応等の措置を図り、当該リスクの発生防止に努めております。 ⑤ 情報セキュリティについて(発生可能性:低、影響度:中) visumo事業においては、多くのユーザー企業情報を保有しており、特にクラウドサービスにおいては、visumoシステムにおいて個人情報等を含む各種情報を取り扱っております。 しかしながら、外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入、visumo役職員の過誤等による情報の漏洩や重要データの消去等が発生した場合には、visumo及びサービスにかかる信頼性が著しく低下する可能性があり、また、対応のための費用や損害賠償請求の発生等により、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の内容により様々であると認識しております。 visumoは、これら情報の漏洩や重要データの消去防止のため、セキュリティ対策の実施やデータバックアップ体制構築、社内における規程・マニュアル等の整備、アクセス権限管理の徹底等を含む情報管理体制強化を推進し、当該リスクの発生防止に努めております。 ⑥ 特定の人物への依存について(発生可能性:低、影響度:低) visumo代表取締役社長執行役員である井上純は、visumoの創業メンバーであり、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。visumoは、取締役会およびその他の会議体における情報共有や経営組織の強化を図り、井上純に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により井上純がvisumoの業務を継続することが困難となった場合は、visumoの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 配当政策について(発生可能性:低、影響度:低) visumoは、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留保を確保しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。しかしながら現段階においては成長過程であると認識しており、今後の事業発展及び経営基盤強化を鑑み、内部留保の充実を優先するため、配当を行っておりません。将来的には、業績及び財務状態等を勘案しながら株主への利益の配当を目指していく方針でありますが、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ⑧ visumo株式の流動性について(発生可能性:中、影響度:中)visumoの流通株式時価総額は、東京証券取引所が定める上場維持基準に近接しております。visumoは経営方針・経営戦略に従って、売上高及び利益の成長を通じて企業価値を継続的に向上させることで流通株式時価総額の拡大に努める方針であります。また、visumo親会社への一部売出し要請等の施策を組み合わせることで、流動性の向上を図っていく方針であります。しかしながら、何らかの事情により上場時よりも流通株式時価総額が低下する場合には、上場維持基準に抵触し、visumo株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それによりvisumo株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。 (3)親会社グループとの関係について① 親会社グループにおけるvisumoの位置付けについて(発生可能性:低、影響度:低) visumoの親会社は株式会社ソフトクリエイトホールディングスであり、本書提出日現在においてvisumo発行済株式総数の62.5%を保有しております。親会社グループは、純粋持株会社である親会社、連結子会社10社及び持分法適用関連会社4社(2026年3月31日時点)により構成されており、ECソリューション事業及びITソリューション事業を主な事業内容としております。 visumoは、親会社グループにおけるECソリューション事業に属しており、マーケティングプラットフォームの開発及び運営をしております。また、visumo事業においては、株式会社ecbeing及び株式会社メルカートをパートナー企業として、同社を通じた事業展開も行っております。 親会社グループにおけるECソリューション事業には、株式会社ecbeing、全農ECソリューションズ株式会社、株式会社エートゥジェイ、株式会社メルカート、株式会社メグリが属しております。株式会社ecbeingはECソリューション事業の開発・販売、全農ECソリューションズ株式会社は全国農業協同組合連合会が事業主のECサイト運用業務、株式会社エートゥジェイはコンテンツマーケティング事業を開発・販売しております。株式会社visumoはマーケティングにフォーカスし、SNSやUGCを活用して、顧客とのエンゲージメントを高める企業向けのツールです。ECサイトそのものの構築ではなく、既存のサイトのマーケティング効果を高めることを目的としているため、各社はvisumoとは異なるサービス領域での事業展開であります。現時点において、これら親会社グループとの間に競合関係は生じておらず、今後も競合等が想定される事象はないものとvisumoは認識しております。 しかしながら、将来において親会社の事業戦略やvisumoの位置付け等に著しい変更が生じた場合には、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 関連当事者取引について(発生可能性:低、影響度:低)親会社である株式会社ソフトクリエイトホールディングスによる包括契約を基に、visumoサービスの開発・運営に関係するクラウドサービスの提供を受けており、取引価格は包括契約に基づく割引率が適用されております。当該取引の事業上の必要性と取引条件の妥当性、取引内容について取締役会で承認を得ることとし、取引の健全性及び適正性を確保する体制を築いております。上記取引については今後も継続的に発生する予定でありますが、取引条件が変更された場合等には、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 人的関係について(発生可能性:低、影響度:低) 本書提出日現在、取締役である林雅也は、株式会社ソフトクリエイトホールディングス代表取締役副社長及び株式会社ecbeing代表取締役社長執行役員を兼務しております。同氏は、企業代表者としての経営実績と経験が豊富であり、また一般社団法人日本オムニチャネル協会を発起設立しデジタルによって小売事業者と支援事業者の共創を推進させるなどe-ビジネスに関する先進的な知見があることから、visumo事業領域における知見の活用及び事業に関する助言を得ること等を目的として、visumoが招聘したものであります。また、取締役である中桐雅宏は、株式会社ソフトクリエイトホールディングス取締役専務執行役員、株式会社ソフトクリエイト取締役、株式会社ecbeing取締役、株式会社エートゥジェイ取締役及びメグリ株式会社取締役を兼務しております。同氏は、東証プライム上場企業において営業本部長及び経営管理本部長等の要職を歴任し、事業運営及び経営戦略に関する豊富な経験と実績を有しております。また、複数の会社において取締役及び監査役を務めるなど、コーポレートガバナンス、内部統制及びリスクマネジメントに関する知見も有しております。そのため、visumoの経営に対する助言及び監督機能の強化を目的として招聘したものであります。visumoは、これらの兼職先との取引については、関連当事者取引として取締役会による審議及び承認を行うことにより、取引の健全性及び適正性を確保する体制を構築しております。しかしながら、事業活動を遂行する中で、利害関係者間の利益相反関係が発生した場合には、visumoの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 親会社の影響力について(発生可能性:低、影響度:低) visumoは、親会社の承認を必要とする事項は存在しておらず、自ら経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、親会社は本書提出日現在、visumoの議決権の62.5%を保有しており、visumoは同社の連結子会社となっております。また、親会社においては、連結関係を維持するために必要となるvisumo株式を継続的に所有する方針であります。 このような影響力を背景に、親会社はvisumoの株主総会における取締役の任免等を通じてvisumoの経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決権の行使にあたり、他の株主の意向に関わらず、親会社が影響を与える可能性があります。 ⑤ 親会社等からの独立性の確保について(発生可能性:低、影響度:低) visumoが事業活動を行う上で、定期的に事業状況の報告、連結会計に伴う報告等を行っておりますが、visumoは事業における営業活動等、すべての業務を独自に意思決定し事業展開しております。また、株式会社ソフトクリエイトホールディングスの兼務役員は取締役8名中2名と過半数以下であることからvisumo独自の経営判断を妨げるものではなく、経営の独立性は確保されていると認識しております。visumoが親会社等の企業グループと取引を行う場合には、少数株主の保護の観点から新規取引開始時及び既存取引の継続時も含め、取引条件等の内容の適正性を、その他第三者との取引条件との比較等から慎重に検討して実施しております。具体的には、定期的に第三者との取引条件と総合的に比較検討し、適正な条件であることを親会社等から独立した立場の社外取締役も参加する取締役会に報告することとしております。



※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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