ユニフォームネクスト(3566)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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ユニフォームネクスト(3566)の株価チャート ユニフォームネクスト(3566)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 ユニフォームネクストは、インターネットを利用した業務用ユニフォームの通信販売事業を主たる業務としております。ユニフォームネクストの事業は、ユニフォーム販売事業の単一セグメントでありますが、顧客属性および販売手法に基づき、「リテール販売(ECサイトを通じた販売)」と「ホールセール販売(人的営業による提案販売)」の2つのチャネルを展開しております。

 ユニフォームネクストの事業系統図および事業の特徴は以下のとおりであります。

(1) 販売チャネルの概要

① リテール販売(ECサイト運営)

 インターネット上に展開するカテゴリー特化型の自社ECサイトを通じて、日本全国の法人および個人顧客へ商品を販売しております。Webマーケティングによる集客と、利便性の高いUI(ユーザーインターフェース)により、小口から中口の注文を効率的に獲得しております。主要な運営サイトおよび取扱商品は以下のとおりです。

• フードユニフォーム:飲食店向けユニフォーム(コックコート、エプロン等)を販売しております。

• クリニックユニフォーム:医療用白衣、スクラブ、介護ウェア等を販売しております。近年は自社オリジナル商品の展開を強化しております。

• オフィスユニフォーム:事務服、ベスト、スカート、ブラウス等のオフィスウェアを販売しております。

• ワークユニフォーム:作業服、安全靴、防寒着等の現場作業向けユニフォームを販売しております。「ファン付き作業服」等の高機能商材にも強みを持ちます。

② ホールセール販売(法人営業)

 近年、本格化させている部門であり、大口注文が見込まれる法人顧客に対し、専門チームが能動的にアプローチを行う事業です。本部門では、Webマーケティングによる「集客力」と、人的リソースによる「営業提案力」を融合させた「ハイブリッド販売モデル」を推進し、高単価かつ継続性の高い受注獲得を目指しております。ホールセール部門の主な営業体制は以下のとおりです。

• オンラインセールス:ECサイト経由で獲得したリード(見込み客)に対し、オンラインセールス部隊が電話やメール、オンライン商談ツールを用いて提案・見積もりを行い、成約に結び付けます。

• フィールドセールス:福井県近郊の顧客等に対しては、訪問による対面営業を行い、採寸や細かな仕様の打ち合わせ、運用管理の提案といったきめ細やかなサポートを行います。

• カスタマーサクセス:受注後のフォローアップや、ユニフォーム管理アプリ「ユニネク®」の導入支援を通じて、顧客の定着化(リピート促進)とLTV(顧客生涯価値)の最大化を図ります。

 

区分

販売サイト

取扱商品

サービス部門

フードユニフォーム

コックコート、コックシューズ、エプロン、作務衣など  飲食店等で使用されるユニフォームを販売しております

クリニックユニフォーム

スクラブ、ケーシー、ドクターコート、ナースウェアなど 病院、診療所等で使用されるユニフォームを販売しており ます

オフィス

ワーク部門

オフィスユニフォーム

ジャケット、スカート、ベスト、ブラウス、スカーフなど オフィスウェアを販売しております

ワークユニフォーム

作業服、防寒着、安全靴、空調服、雨具など建築・製造現 場で使用されるユニフォームを販売しております

ホールセール部門

ユニフォーム全般を法人顧客向けに販売しております。

 なお、ユニフォームネクストはユニフォーム販売事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

(2) 事業運営の特徴(バリューチェーンの内製化)

 ユニフォームネクストは、福井県福井市の本社および隣接する物流センターに主要機能を集中させ、以下の業務を内製化しております。

• Web制作・マーケティング:自社スタジオでの撮影、Webページ制作、広告運用を社内で行い、高速でPDCAを回す体制を構築しております。

• カスタマーサポート:コールセンターを自社運営し、商品知識を持ったスタッフが問い合わせに対応することで、顧客満足度の向上に努めております。

• 物流・加工:在庫をリスクを持って保有し、即日出荷体制を敷いております。また、ユニフォーム特有の「刺繍・プリント加工」を自社内で行うことで、加工済み商品の短納期納品を実現しております。

 

[事業系統図]

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

ユニフォームネクストの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてユニフォームネクストが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 ユニフォームネクストは、「ワークライフをハッピーに」を経営理念として掲げております。

上記理念の実現を目的として、ユニフォームネクストは、「お客様の立場になって考える」こと、「差別化と絞り込みで1番を目指す」こと、「100%の力を発揮できる環境を作る」ことを基本方針としております。

 

(2)中長期的な会社の経営戦略

 ユニフォームネクストは、全社員が経営理念を共有し、顧客満足の実現に向けて考え行動することが、ユニフォームネクストが中長期的に顧客から必要とされ続けるための基礎的要件であると考えております。これに加え、メーカーを中心とした取引先との連携体制を構築し、サプライチェーン全体を顧客満足実現に向けて最適化していくことが中長期的な課題であると認識しております。

 

(3)目標とする経営指標

 ユニフォームネクストは、収益の継続的な拡大を経営の指標としており、「売上高」「アクティブユーザー数」及び「売上高経常利益率」が重要な数値指標であると認識しております。

 

(4)経営環境

 ユニフォームネクストの事業領域である業務用ユニフォームの市場規模は矢野経済研究所発表の「ユニフォーム市場年鑑2021」にあるとおり、5,000億円であります。ユニフォームネクストはその半数以上を占めるワーキングを中心に、サービス、オフィスと主要なカテゴリを取り扱っております。市場を取り巻く環境は、「労働力不足」「人口減少」があり、全体としては縮小傾向が見られますが、コロナ禍を経て、中小規模の企業、個人を中心にECシフトが更に加速しております。かかる状況の中、ユニフォームネクストは、中小規模の企業をターゲットとし、ユニフォームネクストの強みである接客対応や納期、ECサイトの利便性等の高品質サービスでECサイトのユーザーの購入体験向上に努めます。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

ユニフォームネクストは、環境の変化に敏感に対応しながら以下の経営課題に取り組んでまいります。

①新規顧客の獲得

 ユニフォームは継続購入が見込める商品であり、新規顧客数の増加は安定的な顧客基盤の拡大に繋がります。ユニフォームネクストは、ウェブ広告、検索エンジン最適化、カタログ配布等によりユニフォームネクスト認知度を高めるとともに、ウェブサイトのユーザビリティ改善を継続的に実施することで、新規顧客の獲得に努めてまいります。

 

②顧客定着率の向上

 新規顧客の獲得に係る販促費用はリピート顧客の受注獲得に係る販促費用より高く、また、リピート顧客の受注単価は新規顧客に比べ高い傾向にあります。ユニフォームネクストは、顧客属性に応じた適時適切なフォローサービスを提供することで、顧客定着率の向上を図り、収益性の向上に努めてまいります。

 

③納期の短縮

 ユニフォームは、仕事場において欠かせない場合が多いため、欠品率を抑え短納期で商品を提供することが顧客満足度の向上に必要であります。ユニフォームネクストは、売れ筋在庫商品の拡充、流通加工を含めた物流の内製化を進めるとともに、メーカーとの販売・在庫情報の共有を深化させることにより、欠品の抑制及び納期の短縮に努めてまいります。

 

④商品提案力の向上

 ユニフォームは、多種多様な商品が存在するため、他の商品との機能面での違いが実際に使用するまでわかりづらい場合があります。ユニフォームネクストは、商品写真、商品説明、コーディネート例及び顧客レビュー等をウェブサイトに掲載し、また各商品の機能特性を理解するための従業員研修を実施し、顧客の潜在的なニーズに合致した商品を提案できる体制の構築に努めてまいります。

 

 

 

 

⑤人材育成の仕組み構築

 ユニフォームの販売においては、専門的な知識を有する社員による長期的なフォローが必要であります。ユニフォームネクストは、今後の業容拡大に向けて、当該フォロー体制をより大規模に実現するために効果的な人材育成の仕組み構築に努めてまいります。

 

⑥システムのセキュリティ管理体制と安定化

 インターネット通販において、システムのセキュリティ管理体制の構築が重要であり、市場環境の変化に対応したセキュリティ管理体制の維持、構築、整備を継続的に進めてまいります。

 また、新規顧客数の増加に伴うアクセス数の増加に備え、サーバー設備の増強や負荷分散を推進するなどの対策が必要となります。ユニフォームネクストは、これら対策の重要性を認識した上で、今後も継続的な維持管理を行い、システムの安定化に取り組んでまいります。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてユニフォームネクストが判断したものであります。

 

(1)競合について

 ユニフォームネクストは、顧客ニーズへの機動的な対応等に基づいて競合企業との差別化を図っております。しかし、近年においては、インターネット通販市場の拡大に伴う競争激化が予想され、新規参入事業者による新たな高付加価値サービスの提供等が行われた場合、ユニフォームネクストの競争力が低下する可能性があります。このような事態が生じた場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)価格競争激化の可能性について

 インターネットを通じた商品の販売は、複数の事業者がインターネット上で価格情報を公表している場合、価格競争が激化しやすいと考えられます。ユニフォームネクストの取扱商品をインターネット上で販売する他の通信販売事業者が増加した場合には、ユニフォームネクスト取扱商品の一部が価格競争に陥ることにより収益力が低下し、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)顧客情報保護について

 ユニフォームネクストは、インターネットによる販売活動を行っている関係上、多くの顧客情報を保有しております。また、ユニフォームネクストの顧客の中には、個人事業主も含まれており、顧客情報には個人情報も含まれております。顧客情報の保護については、厳重に管理し、細心の注意を払っておりますが、万が一、顧客情報の漏洩や「個人情報の保護に関する法律」に抵触等が発生した場合には、ユニフォームネクストに対する社会的信用度が低下し、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)法的規制について

 ユニフォームネクストは、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」、「不正競争防止法」、「消費者契約法」、「個人情報の保護に関する法律」、「知的財産基本法」等による法的規制を受けております。ユニフォームネクストでは、管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備しておりますが、これらの法令に違反する行為が行われた場合、法令の改正又は新たな法令の制定が行われた場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)訴訟について

 ユニフォームネクストは、顧問弁護士とも相談しながら事業推進しておりますが、ユニフォームネクストの事業分野のすべてにおける法的な現況を完全に把握することは非常に困難であり、ユニフォームネクストが他社の著作権等や各種法律を侵害している可能性は、完全には排除できません。従いまして、特にユニフォームネクスト事業の主要な商標や商品、権利に関連して訴訟を提起され、損害賠償又は商品の販売差止等の請求を受けた場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)システム、インターネットの障害について

 ユニフォームネクストの受注の多くは、インターネットによるものであり、自然災害、事故及び外部からの不正アクセス等のために、インターネットによるサービスが停止する恐れがあります。また、基幹システム及びネットワークにおいても取引量の増大やその他の要因によりさまざまな障害によるリスクがあるものと考えられます。ユニフォームネクストでは、万一の事故に備え、バックアップ体制やネットワークセキュリティの強化を行うなど、細心の注意を払っております。しかしながら、基幹システム及びネットワークの障害等を完全に回避することは困難であり、万が一障害等が発生した場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)インターネットへの依存について

 ユニフォームネクストは、ウェブサイトを通じた通信販売を主力事業としており、2023年12月期において売上高の約9割は通信販売によるものになっております。商品の受注は主にインターネットを経由しており、また、販売促進活動に関しては、カタログ等の配布のほか、インターネットを通じた広告掲載を主要な手段としております。上記のとおり、ユニフォームネクストはインターネットを利用した事業活動に依存しており、事業の継続的な発展の前提条件として、インターネット環境の普及及びインターネットの利用者の増加が重要であると考えておりますが、インターネットの利用に関する新たな法的規制の導入、技術革新の遅れ又は利用料金の改定を含む通信事業者の動向などの要因により、インターネット環境の発展が阻害される場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)技術革新について

 インターネットにおいては絶え間なく技術革新が起こっており、ユニフォームネクストの事業分野でも新しい技術やデバイスを利用したシステムが登場し続けております。これら新しいシステムは、従来は不可能であった機能や、より高度な機能を実装したサービスを提供することが可能であります。ユニフォームネクストは、常に最新の技術動向へ目を向け、新機能や新サービスを取り入れて顧客利便性の向上に努めております。

 しかしながら、インターネットの技術革新に追随しながら顧客利便性を追求し続けるためには、それを可能にする従業員の確保や育成など、人員体制の強化と維持が必要であり、何らかの要因により人員体制の強化と維持が困難になる場合は、顧客利便性の継続的向上に支障をきたし、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)外部システムへの依存について

 ユニフォームネクストは、受発注管理において株式会社エスキュービズムが提供するEC-ORANGEをプラットフォームとして利用しております。また、物流管理や通信回線に関し、外部第三者が作成又は管理するシステム及びインフラストラクチャーを利用しております。これらのシステムに何らかの支障が生じた場合、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)代表取締役社長に対する依存について

 ユニフォームネクスト代表取締役社長である横井康孝は、経営方針や経営戦略等、ユニフォームネクストの事業活動全般において重要な役割を果たしております。ユニフォームネクストは事業拡大に伴い、同氏に過度に依存しない経営体質の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏の業務遂行が困難となった場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)人材の確保・育成について

 ユニフォームネクストが、今後更なる事業拡大を図るためには、優秀な人材の確保及び社内人材の育成に加え、人材の外部流出を防止することが重要な課題であり、採用による人材の獲得を積極的に行うとともに、各種勉強会の開催や福利厚生の充実等の施策を行っております。

 しかしながら、ユニフォームネクストが必要な人材を十分に確保できなかった場合又は社内の重要な人材が外部に流出した場合には、社員の充実及び育成が計画通りに進まず、事業規模に応じた適正な人材配置が困難になることから、事業拡大の制約要因となり、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)小規模組織であることについて

 2023年12月31日におけるユニフォームネクストの人員は、取締役(監査等委員である取締役を除く。)3名、監査等委員である取締役3名(うち社外取締役2名)、従業員132名(うち執行役員1名)と小規模であり、業務執行体制もこのような規模に応じたものとなっております。今後、事業の拡大に合わせて人員増加を図るとともに人材育成に注力し、業務執行体制の一層の強化、充実を図っていく方針ではありますが、これらの施策が適時適切に行えなかった場合には、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)商品調達について

 ユニフォームネクストは、メーカーより商品を仕入れておりますが、原材料価格や為替レートの急激な変動により、メーカーからの仕入価格が上昇する可能性があり、仕入価格上昇の影響を販売価格に転嫁できない場合があります。かかる事態に備え、ユニフォームネクストでは、継続的なコスト削減に取り組んでおりますが、企業努力によって仕入価格の上昇分を補いきれない場合、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、何らかの事情でメーカーの生産活動に支障が出た場合、商品の調達が困難となり、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14)異常気象による影響について

 ユニフォームネクストで取り扱う商品には、天候により販売数量が大きく左右される季節商品や雨具類が含まれております。そのため、販売時期に冷夏・暖冬・空梅雨など異常気象が発生した場合、商品に対する需要が低下し、売上の減少や過剰在庫などを招き、ユニフォームネクストの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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