グリーホールディングス(3632)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


グリーホールディングス(3632)の株価チャート グリーホールディングス(3632)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

グリーホールディングスグループは、グリーホールディングス及びグリーホールディングスの連結子会社24社の計25社で構成され、ゲーム事業、メタバース事業、IP事業、DX事業、投資事業を展開しております。

なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)セグメント情報 1.報告セグメントの概要(報告セグメントの変更に関する事項)」に記載のとおりであります。

 

(1)ゲーム事業

WFSでは各種スマートフォンゲームの開発・運営を行い、多数の人気タイトルを国内及びグローバルに配信しており、GREE Studiosではコンシューマゲームの企画・開発を展開しております。また、グリーではソーシャルゲームプラットフォーム「GREE」の運営・開発を行っております。

 

(2)メタバース事業

スマートフォン向けメタバース「REALITY」の開発・運営や多彩なタレントをマネジメント・プロデュースするVTuber事務所の運営等を行っております。

 

(3)IP事業

アニメやマンガといったコンテンツ領域でコンシューマ向け及び法人向け事業を幅広く展開しております。

 

(4)DX事業

長期にわたりインターネット事業を展開するグリーホールディングスグループだからこそできる、マーケティング領域を中心としたクライアント企業のDX支援や各種SaaSの展開等を行っております。

 

(5)投資事業

「ベンチャーキャピタル投資」「スタートアップ投資」の2つを通じて、日本国内並びに海外のインターネット・IT領域を中心に投資し、ITによるイノベーションに貢献し、新たな価値創造に取り組んでおります。

 

[事業系統図]


有価証券報告書(2024年6月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 グリーホールディングスグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてグリーホールディングスグループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 グリーホールディングスグループは、「インターネットを通じて、世界をより良くする。」をミッションとして掲げ、インターネットの新たな可能性を開拓することを通じて、世の中に新しい価値を提供し続けていくことを目指しております。グリーホールディングスグループは、このような経営の基本方針に基づいて事業を展開しながら、企業価値並びに株主価値の増大を図って参ります。

 

(2)目標とする経営指標

 グリーホールディングスグループが重視している経営指標は、売上高及び営業利益であります。また、これらを支える営業上の指標として、ユーザー数、ユーザー当たり売上高等を重視しております。

 

(3)経営環境

 我が国における個人のスマートフォン保有率は前年比1.6ポイント増の78.9%(出典:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」)と伸びる一方、2023年の国内ゲームアプリの市場規模は前年比2.0%減の1兆1,886億円(出典:株式会社角川アスキー総合研究所「ファミ通ゲーム白書 2024」)となりました。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 グリーホールディングスグループでは、新たな収益源の確保を重要課題としており、以下の対処すべき課題を認識しております。

① ゲーム・アニメ事業

 ゲーム・アニメ事業は、自社開発だけでなくライセンス型や開発受託等の案件も積極展開し、多層的なパイプライン・事業構造の再構築を推進してまいります。また、多地域・多プラットフォーム展開を基本とした開発体制の構築を目指し、開発体制の強化を進めてまいります。

 

② メタバース事業

 メタバース事業は、収益力の強化と成長に向けた投資の両立を継続してまいります。スマートフォン向けメタバース「REALITY」は国内ライブ配信市場におけるシェア拡大及びグローバルでの収益力の強化を目指し、また、急成長市場であるVTuber事業への投資を継続してまいります。

 

③ DX事業

 DX事業は、事業セグメント内の各事業において、SaaSソリューション等の開発・提供を推進し、現行の労働集約型の事業構造からリカーリング型収益による継続的な成長を目指せる事業構造への転換を目指してまいります。

 

④ 投資事業

 投資事業は、安定的な利益貢献を目指し、インターネット・IT領域を中心に投資する国内外の主要VCファンド及びスタートアップへの投資を中長期で継続して取り組んでまいります。

 

⑤ 組織体制の強化と内部統制及びコンプライアンス体制の強化

 グリーホールディングスグループは、今後、新規事業を展開するにあたって、各事業分野で活躍できる優秀な人材の採用及び育成に取り組んでまいります。また、新規事業分野に潜在する各種リスク群も踏まえて、内部統制及びコンプライアンス体制の充実及び強化を図ってまいります。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合にグリーホールディングスグループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。グリーホールディングスグループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、グリーホールディングス株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてグリーホールディングスグループが判断したものであります。

 

① 事業環境に係るリスク

Ⅰ スマートフォンゲームについて

スマートフォンゲームの高機能化、多機能化による質の向上に伴う開発難易度の上昇により開発期間が長期化し、開発費が高騰する傾向にあります。

また、競合他社との競争激化に伴い、ユーザー獲得が想定どおりに進まなかった場合やユーザー数が減少した場合、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ 技術革新について

グリーホールディングスグループは、急速な技術革新に柔軟に対応すべく、先端的なテクノロジーに対する知見やノウハウの蓄積、更には高度な技能を習得した優秀な技術者の採用・育成に取り組んでおります。しかしながら、こうした変化に対する適切な対応が遅れた場合、また、これらの対応に伴うシステム投資や人件費等の支出が拡大した場合には、グリーホールディングスグループの技術的優位性やサービス競争力の低下を招き、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 事業展開に関するリスク

Ⅰ スマートフォンゲームの展開について

グリーホールディングスグループが提供するサービスを、様々なユーザーに継続的に利用していただくため、エンターテインメント性の高いコンテンツを揃えております。しかしながらユーザーの嗜好の多様化、コンテンツの陳腐化に起因する課金ユーザー比率の低下、課金利用の減少等が生じる場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ スマートフォン向けメタバース「REALITY」の展開について

グリーホールディングスグループは、メタバース事業を推進しております。メタバース事業ではスマートフォン向けメタバース「REALITY」を中心に規模を拡大して参りますが、見通しとは異なる状況が発生するなどにより事業の展開が計画どおりに進まない場合、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅲ 投資事業について

グリーホールディングスグループは、投資事業においてインターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資をおこなっております。出資先企業の事業計画の達成状況や、将来の成長性又は業績に関する見通しが悪化した場合には、投資の回収が出来ず、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅳ 有料課金サービスに関するリスクについて

グリーホールディングスグループが運営する「GREE」や各種スマートフォンゲーム、「REALITY」においては、有料ガチャ(金銭もしくは金銭で購入できる前払式支払手段を直接の対価として行うことができるランダム型アイテム提供方式)が主な収益源となっております。グリーホールディングスグループでは、業界団体が定めるガイドライン等を遵守するとともに、必要な社内規程を整備して事業展開しておりますが、上記ガイドラインや社内規程が適切に運用されない場合、ユーザー数の減少、課金ユーザー比率の低下、課金利用の減少等により、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅴ 国際展開について

グリーホールディングスグループは各種スマートフォンゲーム、「REALITY」について日本国内に加えて海外での展開を推進しておりますが、各国の法令、制度・規制、政治・社会情勢、文化、宗教、ユーザー嗜好、商習慣の違い、為替等をはじめとした潜在的リスクに対処出来ないことなどにより事業を推進していくことが困難となった場合に、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅵ 新規事業について

グリーホールディングスグループは、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるため、今後も引き続き、積極的にビジネス領域の拡大に取り組んでいく考えであります。これによりシステム投資、広告宣伝費等の追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、見通しとは異なる状況が発生するなどにより新サービスや新規事業の展開が計画どおりに進まない場合、投資を回収出来ず、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ システムに関するリスク

Ⅰ システム等に関連する設備投資負担について

グリーホールディングスグループは、サービスの安定稼働やユーザー満足度の向上を図るためには、サービスの成長に即してシステムやインフラに対する先行投資を行っていくことが必要であると認識しております。今後予測されるユーザー数及びトラフィックの拡大、並びに新サービスの導入及びセキュリティの向上に備えての継続的な設備投資、又はこうしたリスクの低減を見据えたクラウドサービスへの移行を実施しておりますが、実際のユーザー数及びトラフィックが当初の予測から大幅に乖離する場合には、設備投資の前倒しや当初の計画よりも多額の投資負担を余儀無くされ、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ サービス及びシステムの障害並びにインターネット接続環境の不具合について

グリーホールディングスグループは、サービス及びそれを支えるシステム、並びにインターネット接続環境の安定した稼働が事業運営の前提であると認識しており、安定的なシステム運用体制の構築に努めております。しかしながら、予期せぬ自然災害や事故、ユーザー数及びトラフィックの急増や大規模なクラウドサービスの障害、ネットワーク経由の不正アクセスやコンピューターウィルスの感染など、様々な問題が発生した場合にはサービスの安定的な提供が困難となり、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 経営体制に関するリスク

Ⅰ 特定人物への依存について

グリーホールディングスグループの代表取締役会長兼社長である田中良和は、創業者であると同時に創業以来グリーホールディングスグループの事業推進、経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において重要な役割を担って参りました。

グリーホールディングスグループでは、取締役会や経営会議等において役員及び社員への情報共有や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。しかしながら、何らかの理由により同氏がグリーホールディングスグループの経営執行を継続することが困難になった場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ 人材の確保について

グリーホールディングスは、事業戦略の遂行、更なる事業展開、企業成長に伴い、継続的に幅広く優秀な人材を採用・育成し続けることが必須であると認識しております。質の高いサービスの安定稼働や競争力の向上に当たっては、開発部門を中心に極めて高度な技術力・企画力を有する人材が要求されていることから、当該人材の採用及び既存の人材の更なる育成・維持に積極的に努めて参ります。しかしながら、グリーホールディングスグループの採用基準を満たす優秀な人材の確保や人材育成が計画どおりに進まなかった場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅲ 内部管理体制について

グリーホールディングスグループでは、企業価値の持続的な増大を図るためにコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、更には健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要と認識しており、内部管理体制の充実に努めております。しかしながら、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ コンプライアンスに関するリスク

Ⅰ コンプライアンス体制

グリーホールディングスグループでは、今後企業価値を高めていくためにはコンプライアンス体制が有効に機能することが重要であると考えております。そのため、コンプライアンスに関する社内規程を策定し、社内研修、ポータルサイトへの掲載等の手段により周知徹底を図り、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおります。

しかしながら、これらの取組みにも関わらずコンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、今後のグリーホールディングスグループの事業運営に関してコンプライアンス上問題のある事態が発生した場合、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ グリーホールディングスグループが提供するサービスの安全性及び健全性の維持について

グリーホールディングスグループが提供するサービスにおいて、不特定多数のユーザーが利用していることから、様々な問題が発生するリスクが潜在しております。また、ユーザー数の拡大や多様化に伴い、ユーザーがより安心して安全に利用出来る環境を整備していくことが事業者に求められております。

グリーホールディングスグループでは、これらの問題について、以下のような取り組みを行っております。

(a) 利用規約による禁止行為の明確化

(b) 投稿等の監視体制及びユーザーへの教育、啓発

(c) 「利用環境向上委員会」の設置

(d) 青少年の保護及び健全育成、利用環境の向上に向けた対応

これらの施策により、グリーホールディングスグループが提供するサービスについては現段階において一定の安全性・健全性は保たれているものと認識しており、今後も、監視人員の拡充や関連システムの機能強化、ユーザーへの啓発・教育活動を推進する方針であります。しかしながら、グリーホールディングスグループが提供するサービスに関連して何らかの問題が発生した場合には、グリーホールディングスグループが法的責任を問われるほか、グリーホールディングスグループ及びグリーホールディングスグループが提供するサービスの信頼性やブランドが毀損し、サービスの安定的な提供が困難となり、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅲ 不正行為等によるリスクについて

グリーホールディングスグループは、第三者が提供するプラットフォームを介して、各種ゲームや「REALITY」などを配信しております。これらのプラットフォーム上で、一部の悪質なユーザーがアイテム等を不正な方法で入手して利用する等の行為が発覚しており、不正防止のための取り組みが課題となっております。このような不正行為の存在はグリーホールディングスグループの意図するところではなく、システム面での防止策のみならず利用規約での禁止やユーザーへの啓発を積極的に行うとともに、違反者には利用停止や強制退会を含む厳正な措置を行う等の対策を取っております。

万が一、グリーホールディングスグループのサービスを利用した不正行為が発生した場合には、グリーホールディングスグループの信頼性やブランドが毀損すること等により、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅳ 法的規制について

グリーホールディングスグループは、インターネットサービス等事業者として、インターネットに関連する法的規制その他の法規制の遵守は経営上の重要課題であると認識しております。規制を受けるものとして「電気通信事業法」、「資金決済に関する法律」、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」、「個人情報の保護に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「下請代金支払遅延等防止法」及び「フリーランス・事業者間取引適正化等法」等の各種法令や、各法令の監督官庁が定める省令・指針・ガイドライン等があります。このような法令の制定や改正、監督官庁による行政処分、新たな規制の策定又は改定等により、グリーホールディングスグループの事業が新たな制約を受け、又は既存の規制が強化された場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

グリーホールディングスグループの事業に適用のある法令のうち、特に重要な規制は以下のとおりです。「個人情報の保護に関する法律」については後述します。

(i) 「電気通信事業法」

グリーホールディングスグループは、電気通信事業法の定めに従って「電気通信事業者」として届出を行っているため、通信の秘密の保護等の義務が課されております。グリーホールディングスグループにおいてはその法律に沿った運用を行っておりますが、グリーホールディングスグループが本法令に違反し行政処分等を受けた場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

(ii) 「資金決済に関する法律」

「GREE」内のゲーム内専用通貨「GREEコイン」及び他社プラットフォーム内でグリーホールディングスグループ名義で配信している各ゲームの専用通貨等が適用の対象となります。グリーホールディングスグループは、その法律に沿った運用を行っておりますが、グリーホールディングスグループが本法令に違反し行政処分等を受けた場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

更に、グリーホールディングスグループが海外事業を展開する上では、商取引、広告、景品、個人情報、プライバシー、未成年保護、独占禁止、知的財産権、消費者保護、暗号資産等に関する現地の法規制並びに事業展開及び投資を行うために必要とされる現地政府の許認可等、諸外国・地域の法規制が適用されます。これらの法規制等の改正や新たな法規制の策定によりグリーホールディングスグループの事業が新たな制約を受け、又は既存の規制が強化された場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅴ 個人情報保護について

グリーホールディングスグループでは、インターネットサービスの提供を通じ、ユーザーの個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務及び各国の個人情報保護法遵守の義務を課されております。グリーホールディングスグループは、個人情報の外部漏洩・改ざん等の防止のため、個人情報を取り扱う際の業務フローや権限体制を明確化し、個人情報保護規程をはじめとした個人情報管理に関連する規程や規則等を制定し、個人情報保護に関する意識の向上を図ることで、同法及び関連法令等の法的規制の遵守に努めております。

しかしながら、グリーホールディングスグループの関係者や業務提携・委託先などの故意又は過失、コンピューターシステムの瑕疵、コンピューターウイルス、外部からの不正な手段によるコンピューター内への侵入等により個人情報が外部に流出したり、悪用される事態が発生した場合には、グリーホールディングスグループが損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、グリーホールディングスグループ並びにグリーホールディングスグループのサービスの信頼性やブランドが毀損し、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅵ 第三者との係争について

グリーホールディングスグループは、法令遵守を基本としたコンプライアンス活動の推進により、役員、従業員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、ユーザー、取引先、従業員その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があります。また、後述のとおり知的財産権に関する訴訟の可能性もあります。係る訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用の発生やブランドイメージの悪化等により、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥ 知的財産権に関するリスク

Ⅰ 知的財産権の保護に関する方針について

グリーホールディングスグループは、法令遵守及び企業の社会的責任に鑑み、知的財産権の保護は重要な課題であると認識しております。そのため、グリーホールディングスグループの役員及び従業員による第三者の知的財産権の侵害が発生せぬよう、社内規則の整備や社内教育の充実により防止策を徹底しております。しかしながら、過失によりグリーホールディングスグループの役員及び従業員が第三者の知的財産権を侵害する事態が発生した場合には、グリーホールディングスグループが損害賠償を含む法的責任を負う可能性があるほか、グリーホールディングスグループ並びにグリーホールディングスグループのサービスの信頼性やブランドが毀損し、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、グリーホールディングスグループは、グリーホールディングスグループの知的財産権の保護に努めておりますが、その対応のために多額の費用が発生した場合や、グリーホールディングスグループの知的財産権が適切に保護されず、グリーホールディングスグループの競争優位性が保持されない場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ 特許に関連する動向について

グリーホールディングスグループは、現時点において、グリーホールディングスグループの事業・サービスに対して重大な影響を及ぼす特許に関わる問題・事象は無いものと認識しております。但し、インターネット関連技術においては、特許権の範囲が不明確であることから、潜在的なものも含めた特許紛争の対応に係る費用が膨大となること等により、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅲ グリーホールディングスグループのサービスに掲載されるコンテンツについて

グリーホールディングスグループが提供するコンテンツについては、担当事業部門及び法務部門が第三者の知的財産権侵害が行われていないことを確認する体制を確立しております。しかしながら、第三者の知的財産権の内容や見解の相違等によって、意図せずグリーホールディングスグループに対して知的財産権侵害の責任が追及された場合、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、外部デベロッパーが提供するコンテンツやユーザー自身が投稿するコンテンツについては、規約の整備等により第三者の知的財産権侵害のリスクを低減するよう努めていますが、グリーホールディングスグループの法的責任を追及され、意図せず訴訟等の紛争に発展した場合には、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 業務提携、M&A(企業買収等)に関するリスク

Ⅰ 他社との業務・資本提携等について

グリーホールディングスグループでは、業務・資本提携、合弁等を通じた事業の拡大に取り組んでおります。グリーホールディングスグループと提携先・合弁先の持つ事業運営ノウハウ等を融合させることにより、大きなシナジー効果を発揮することを目指しておりますが、当初見込んだ効果が発揮されない場合、又はこれらの提携等が解消された場合、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

Ⅱ M&Aによる事業拡大について

グリーホールディングスグループは、事業規模の拡大と収益源の多様化を進めるにあたり、これらを加速する手段のひとつとして、M&Aを活用する場合があります。M&Aに当たっては、被買収企業の財務内容や契約関係等についての詳細な事前審査を行い、十分にリスクを吟味した上で決定しておりますが、被買収企業に偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査で把握出来なかった問題が生じた場合、また、事業の展開等が計画どおりに進まない場合、グリーホールディングスグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、買収により、グリーホールディングスグループが従来行っていない新規事業が加わる際には、その事業固有のリスク要因が加わります。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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