JIG−SAW(ジグソー)(3914)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


JIG−SAW(ジグソー)(3914)の株価チャート JIG−SAW(ジグソー)(3914)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】

JIG−SAW(ジグソー)グループは、世の中のインターネットサービスやインターネットとつながる全てのモノが快適かつ安定稼動させること、そして全てのモノを繋ぎ制御していくことを目的とし、保有する独自のコア技術の応用による自動検知&自動制御(A&A)をコアコンセプトとしたサービスを提供しております。創業時から培われてきたOS開発技術及び信号制御技術等の基盤コア技術の応用とビジネスデザインにより、来るべきデジタルユニバース時代の中心の1社に位置することをミッションとして事業を推進しております。

なお、JIG−SAW(ジグソー)データコントロール事業は、主に「システムマネジメント」及び「IoT向け各種サービス」によって構成されており(下記(1)、(2)参照)、JIG−SAW(ジグソー)のコア技術のさらなる応用によるプロジェクトにも取り組んでおります(下記(3)参照)。

 

また、JIG−SAW(ジグソー)グループは、データコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(1) システムマネジメントの内容

JIG−SAW(ジグソー)独自で開発したロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」をベースに、主に各種物理サーバ・クラウドサーバ・ハイブリッドサーバ、IoTデバイス及びネットワーク機器までを対象としたマネジメント(自動監視・運用等)を展開しており、「puzzle」導入・設定等に係る初期費用及びマネジメントサービスに係る月額費用(継続月額課金モデル)を主たる収益源とし、マネジメント開始の前段階にあたる顧客サーバ自動構築も行っております。

当該サービスは、顧客ニーズに合わせた柔軟な対応が可能であると同時に、業務負荷の軽減及び運用コストの削減にも大きく寄与します。また、SCC N83、SCC N44及びTCCのトリプル拠点にて当該サービスを提供しており、コントロールセンター自体のセキュリティ対策及びBCP対応について万全の環境を構築しております。その環境下でJIG−SAW(ジグソー)グループ正社員の各種エンジニアがあらゆるシステムの安定稼働を24時間365日体制で支えております。

 

なお、主なシステムマネジメントサービスの特徴を表記すると、下記のとおりとなります。

サービス特徴

説明

センシング
 (遠隔自動監視)

独自システム「puzzle」をベースとした自動制御による監視を実施。監視アラート(障害)の自動制御をベースに、自動優先順位付け、自動作業指示及びアラートの原因を正確に把握し、事前対応策を自動的に指示・制御しております。

自動制御・コントロール
 (一次対応)

検知・受信データを起点とした自動優先順位付け及び自動作業指示及び手順に基づいた作業を実施いたします。手順書の自動作成サポートや必要に応じたフレキシブルな手順書の修正も行っております。

フルマネジメント

(二次対応)

上記二項目に加えて二次対応を実施いたします。自動制御やあらかじめ決められた作業のみならず、作業実施が可能な対応は全て実施いたします。

 

 

※1:ロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」

「puzzle」は、インターネットにつながる全てのモノとコトを一つのコンソールで統合運用できるJIG−SAW(ジグソー)の独自のロボット型自動運用プラットフォームです。運用の現場において、できる限りの使いやすさや効率を重視して開発されたツールであり、全てのサーバ情報を統合管理(シングルコンソール)することが可能となっております。

既存の商用ツールでは応えられない自動制御機能や顧客へのシステム可視化など、JIG−SAW(ジグソー)が数多くのマネジメントサービスの提供を通じて得たノウハウをベースとして、全てオリジナルで作り上げた自動マネジメントツールであり、「オリジナルだからこそできる」柔軟かつ有効な機能拡張を実施しております。

 

※2:クラウドセキュリティサービスの「Safing」、クラウド包括支援サービスの「PRIME」

重要な社会インフラの一つになったクラウド環境においては、様々なセキュリティリスクが存在しています。

従来は、そのようなリスクに対して専門家や人海戦術で対応するケースが多かったのですが、JIG−SAW(ジグソー)サービス「Safing」は、常時セキュリティ監視・診断を自動で実施するSaaSモデルのセキュリティサービスであり、マルチクラウドに対応しております。

また、各企業はクラウドの導入から安定稼働まで、各種対応や検討が必要となっております。JIG−SAW(ジグソー)サービス「JIG-SAW PRIME」は、クラウドを横断的に管理するサービスであり、クラウドの請求代行から導入支援、運用保守まで包括的に支援します。加えて、JIG−SAW(ジグソー)は、お客様のクラウド導入・運用期に総合的な価値を提供できるパートナーとして、AWSマネージドサービスプロバイダープログラム認定を取得しております。

なお、「Safing」、「PRIME」ともに、多くの主要クラウドに対応するマルチクラウド型のサービスであることを特徴としています。

 

※3:コントロールセンター

JIG−SAW(ジグソー)グループのSCC N83(札幌コントロールセンター N83)、SCC N44(札幌コントロールセンター N44)及びTCC(北米トロントコントロールセンター)の3拠点は、24時間365日、デュアルマネジメントにて正社員の各種エンジニアが監視・障害対応・フルマネジメントを行なっております。また、高い耐久性とセキュリティを備える最先端のコントロールセンターです。

北海道札幌市は、地震や台風などの自然災害リスクが低いと言われている立地環境である一方、カナダのトロントは、北米の主要な大都市の1つであり、スマートシティの戦略的拠点の観点からも多くのエンジニアが集積している都市です。各コントロールセンターは、相互にバックアップ拠点の機能を持ちつつ、国内外トリプル拠点で安定性の高い充実したサービス提供を可能としております。

 

(2) IoT向け各種サービスの内容

JIG−SAW(ジグソー)グループは独自の基盤コア技術(ソフトウエア技術、ハードウエア技術、自動運転・操縦技術及びデータ制御技術)をベースに、全産業につながるIoTシステムやIoTデバイスを対象としたIoT向け各種サービスを提供しております。具体的には、JIG−SAW(ジグソー)IoTエンジン「NEQTO」により、開発済の組込みマイクロプロセッサ向けエンジンの提供から、ライフサイクルを通じたマシンの安全管理サービスの提供まで、包括的なIoTソリューションを提供するものです(「IoT-OEMライセンス」及び「IoTデータコントロール」)。

 

なお、主なIoT向け各種サービスの特徴を表記すると下記のとおりとなります。

サービス特徴

説明

IoT-OEMライセンス

組込みIoTエンジンのOEMライセンスのグローバル提供及びサブスクリプション管理するものであります。IoT基盤コア技術によるハードウエア組込みライセンスをOEMモデルでサブスクリプションにより提供しております。

IoT

データコントロール

エッジからクラウド間におけるEnd-to-End(通信・ネットワークの分野で、端末間を結ぶ経路全体)のIoTデータストリームにおける各所で自動課金するものであります。IoT-OEMライセンスマネージと同様、サブスクリプションモデルにより多彩な課金が可能です。

 

 

※4:IoTエンジン「NEQTO」

JIG−SAW(ジグソー)グループは、基盤技術を応用し、全産業につながるIoTシステムやIoTデバイスを対象としたデータコントロールサービスを提供しております。IoTエンジン「NEQTO」は、機器・機械等のエッジデバイスから通信経路、そしてクラウドまでIoTに必要な制御機能が統合パッケージ化され、小規模から本格的なIoTビジネスに対応した設備の予防保全、各種メーター監視及びモノや車両の位置管理など、多くの業界にまたがる様々なユースケースでの活用が可能です。さらに、あらゆるIoTプラットフォームサービスと接続できることから、顧客は様々なエッジデータや通信方式をシンプルに接続することが可能となり、IoTの全てのエッジ機器等を安全に接続・管理し、保有するIoTデータ分析を最大限に活用することができます。

JIG−SAW(ジグソー)グループは、信号制御・通信制御技術をベースにし、モバイル通信、ソフトウエア・モジュール組込み分野において、キャリアグレードレベルの豊富な通信モジュール開発実績等、多彩な経験と技術を保有しており、IoTエンジン「NEQTO」の主要技術は、国内外で特許を取得しています(特許取得状況は「第1 企業の概況 2 沿革」を参照)。あらゆるソフトウエア・モジュールのデバイスへの組込みが可能であり、ハードウエアパートナーも引き続き増加しています。

 

(3)JIG−SAW(ジグソー)のコア技術を応用したプロジェクト

①再生医療分野「NEW VISION」の内容

JIG−SAW(ジグソー)グループは、コンピュータデータ通信の根源的な基幹技術である信号制御技術を高いレベルで保有し、現在、JIG−SAW(ジグソー)グループの保有する通信制御・信号制御技術を再生医療分野にも応用し、国立大学法人岩手大学 冨田浩史教授と共同で、光を失った方(中途失明された方)に光を取り戻すための取り組みとして「視覚再生プロジェクト」(NEW VISION)を実施しております(特許取得状況は「第1 企業の概況 2 沿革」を参照)。

生物・細胞などのソフトウエアによる有機物制御技術を、今後他の取り組みにも展開することを目指しており、従来のシステムやマシンなどの「無機物」とのデータのやり取りに加え、人間の本来保有する能力を拡張するIoA(Abilities)・五感制御までを視野に捉えております。

 

②自動運転・自動操縦分野の内容

JIG−SAW(ジグソー)グループは、共同でロードローラーにおける業界標準の自動運転・自動操縦ソフトウエアの開発(ASCS共同開発プロジェクト)を進めて参りました。i-Construction分野における盛土等の土木構造物に求められる品質(剛性・密度等)に大きく影響する締固め工程で用いられる締固め機械に関する自律制御並びにこれらの自動操縦等の機能を実用搭載する業界標準機開発などを目的に自動運転・自動操縦のプロジェクトを実施しております。独自開発する自律走行・操縦ソフトウエアを連携稼働させるもので、研究開発及びテスト等のプロセスを経て、実地での検証や本格的な実証実験等を実施しております。CSPI-EXPO(第6回建設・測量生産性向上展)におきましては、「自動運転ローラ(ARMs)」の受注開始を正式に発表しております。引き続き自動運転ローラ(ARMs)の完成度を高める研究・開発を進め、業界標準機の実現に向けて取り組んでまいります。

 

③生成AI分野の内容

JIG−SAW(ジグソー)グループは、生成AI制御による各種機器・設備のリモート自動監視・自動制御・自動復旧などを行うIoTデータAIコントロールサービス(neqto.ai)の拡大を進めるとともに、社内におけるあらゆる業務の自動化による収益効率の大幅向上を念頭に、業界においていち早く生成AIの専門部隊を組織し、事業の拡大及び生成AI開発を進めております。今後も、国内のみならず米国においてもIoTデータAIコントロールサービスの展開を加速させていく予定であり、壮大なIoT化と生成AI等によるインターネットインフラの制御(データコントロール)需要に向け、生成AI分野への投資を継続してまいります。

 

(4)SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社の設立

JIG−SAW(ジグソー)は、金融業界を中心としたデータコントロールサービス(監視・運用・制御)をグローバルに展開する目的で、SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社との合弁会社である、SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社を設立しました。

昨今、サイバー空間における安定的な運用の実現と、その運用を支えるためのセキュアな開発が、より高度に求められています。特に、その傾向は、金融に関する領域ではより顕著に表れています。そのような高度な需要に応えるべく、JIG-SAWの卓越した監視・運用・制御技術及びIoT技術、SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社の伝統的金融から先端的金融までの広範な知見とグローバルネットワークを活かし、グローバル市場を見据えた共同事業を行っております。

 

[事業系統図]

以上に述べた事業の内容を事業系統図によって示すと、以下のとおりであります。

なお、JIG−SAW(ジグソー)グループは、データコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の情報を省略しております。


 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてJIG−SAW(ジグソー)グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

すべての機器・装置・物質や生物・細胞・人体までもがインターネットネットワークに繋がるIoT時代の幕開けにより、人が介在するPCやスマートフォンで繋がる世界とは桁違いのデジタルユニバースの時代が訪れようとしています。JIG−SAW(ジグソー)グループは、その鍵を握る、あらゆるモノへの組込みが可能である極小ソフトウエア(アルゴリズム)、そして、そこから得られる莫大なデータを監視・運用・制御する独自技術を兼ね備えております。

JIG−SAW(ジグソー)グループは、独自に保有する基盤コア技術をベースにあらゆる機器・装置や物質(IoT:Internet of Things)・生物・細胞・人体(IoA:Internet of Abilities)をシームレスに繋ぎ、「ダイレクトに制御・運用・管理(コントロール)」していくことで、来るべきデジタルユニバースの時代の中心の1社に位置することを目指してまいります。

 

(2) 目標とする経営指標

JIG−SAW(ジグソー)グループは、安定的な事業拡大を通じて企業価値、特に「企業価値:時価総額」を継続的に大きく高めていくことを経営目標の一つとしております。そのため事業の収益力を示す売上高、営業利益、営業利益率及び営業キャッシュ・フローを中長期的な経営指標とし、これらの継続的向上に努めてまいります。

 

(3) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略

昨今、IoT市場では、製造機器のサブスクリプションといえるEaaS(Equipment as a service)が注目を集めており、大量生産、大量出荷型モデルからの転換が起こり始めています。このような世界規模でインターネットに接続するモノが増え続けている現代、JIG−SAW(ジグソー)グループは、さらにその先にある「生物・細胞」がインターネットとつながるIoE(Internet of Everything)、そして人間の能力を拡張させるIoAを見据えた事業基盤の強化を重要な経営戦略として考えております。

JIG−SAW(ジグソー)グループは、強固な事業基盤を形成する4つのコア技術(ソフトウエア技術、ハードウエア技術、自動運転・操縦技術及びデータ制御技術)を軸に、壮大なIoT化とインターネットのデータコントロール需要の全盛時代に向け、高い成長への着実な取り組みを進めてまいります。そのため、研究開発・販売促進費・人的資本投資・グローバル展開のための先行投資を継続することにより、当該事業基盤の強化を図ってまいります。また、「保有する基盤コア技術をべースに、IoTデバイス管理アルゴリズム「NEQTO」を世界中のあらゆるビジネスターゲットに浸透・拡大させるとともに、システムマネジメントサービスのグローバル化、クラウドセキュリティSaaSサービスの展開及び自動運転ソフトウエアライセンスの商用化・ビジネス拡大等を推し進めていく方針です。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

JIG−SAW(ジグソー)グループは、IoT市場において中長期的な成長による企業価値の最大化を図るため、以下の点に力を入れてまいります。

 

グローバルなビジネス展開と中長期的な成長に向けた先行投資

JIG−SAW(ジグソー)データコントロール事業は、日本国内のみならず、欧米・アジア等のグローバル市場をターゲットにしております。現在、北米地域(米国及びカナダ)に2つの現地法人を有しており、グローバル企業との提携やIoTの世界標準化規格を管理運営するConnectivity Standard Alliance(米国)への加盟等を背景に、グローバルなビジネス展開を一層加速させてまいります。JIG−SAW(ジグソー)グループのデータコントロール事業は、グローバルIoT市場においても企業価値の最大化を図るべく、中長期的な成長に向けた先行投資を継続してまいります。

 

 

内部管理体制の強化

JIG−SAW(ジグソー)グループは、事業の拡大やビジネス成長の段階にあり、業務運営の効率化やシステムへの投資、リスク管理体制やコンプライアンス遵守体制などの内部管理体制の強化も重要な課題であると考えております。今後も引き続き、事業上のリスクを適切に把握・分析した上で、適正かつ強固な内部管理体制の構築に取り組んでまいります。

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因に該当するとまでは思われない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から、以下に記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてJIG−SAW(ジグソー)グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅していることを保証するものではございません

 

(1) データコントロール事業について

① 市場動向について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社データコントロール事業は、世の中のインターネットサービスやインターネットとつながる全てのモノが快適かつ安定稼動するため、全てのモノを繋ぎ、制御・運用・管理(コントロール)していくために、自動検知&自動制御(A&A)をコアコンセプトとしたサービスを主力としております。JIG−SAW(ジグソー)グループのターゲットとするIoT市場は、今後もさらなる拡大が予測されております。しかしながら、今後、情報保護に関する新たな法的規制や業界団体による規制の導入その他予期せぬ要因等により、顧客企業におけるシステム保守運用の外部委託の縮小や内製化若しくはニーズの変化等、発展途上段階にある市場の成長が阻害される場合には、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:高 / 発生時期:中長期 / 影響度:大)

[リスクへの対応策]

社グループは、今後も市場の成長傾向は継続すると見込んでおりますが、引き続き入念な市場調査を行うとともに、上記のような要素の変化を捉え、市場動向に応じた適時適切な経営判断に基づく柔軟な対応により、当該リスクの低減に努めております

 

② 為替の影響について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループは、グローバル展開を推進しており、海外取引が増加する傾向にあります。そのため、海外拠点における法令の制定・改廃や政治及び経済情勢の変化は、海外拠点における営業活動に影響し、売上や損益等のJIG−SAW(ジグソー)業績に影響を与えます。また、想定を超えた急激な為替レートの変動が発生した場合、JIG−SAW(ジグソー)グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループは、外貨預金口座を通じた決済をはじめ、外貨建ての債権債務を利用したナチュラルヘッジ、継続的な外国為替相場のモニタリング、投資及び融資の分散化など、為替変動リスクを最小限に抑えるとともに、事業基盤の強化と安定化により、当該リスクの低減に努めております

 

③ 他社との競合について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループは、インターネット関連業界の市場拡大及び変革に遅れることなく、確実で安定した収益をあげることが重要課題であると考えております。現時点では競合の脅威はないものの、今後新規参入等により競争が激化した場合には、価格競争による売上の減少等、JIG−SAW(ジグソー)グループの想定する収益見通しに重大な相違が生じる可能性があるほか、今後JIG−SAW(ジグソー)グループが予想しない支出・投資等が発生し、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:中長期 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループは、現時点では競合の脅威はないものの、多方面・多岐にわたるビジネスの展開や多彩な課金システムによって競争力を高め、引き続き解約率の低いサブスクリプションモデルを推進することにより、当該リスクの低減に努めております

 

不測の災害・事故・紛争・重大な伝染病・感染症の拡大に伴うシステムトラブル、調達不備等につい

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループの事業は停電、電話回線などの故障・障害等の影響を受けやすく、JIG−SAW(ジグソー)のネットワークインフラは、地震の影響を受けにくい札幌を中心としておりますが、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業は、インターネット接続環境の安定した稼働並びにIoT関連資材の安定供給が大前提であると認識しております。そのため、予期せぬ自然災害や事故、紛争、伝染病や感染症の流行等、ソフトウエアの不具合、ネットワーク経由の不正アクセスやコンピュータウィルスの感染、停電・電力不足、半導体資材や電子部品の調達不足・遅延など、様々な問題が発生した場合には、サービスの安定的な提供が困難となり、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:不明 / 影響度:大)

[リスクへの対応策]

社グループは、上記のような自然災害・事故・システムトラブル等に備え、常時データバックアップやセキュリティ強化、調達先の多様化を実施し、海外拠点を含む多拠点からの安定性の高い充実したサービス提供ができる体制を構築するなど、当該リスクの低減に努めております。また、重大な伝染病・感染症の流行に備え、複数拠点への人員の分散や疾病対策の周知・徹底・運用などにより、当該リスクの低減に努めております

 

⑤ セキュリティ管理について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループが行うマネジメントサービスにおいては、その業務の性格上、顧客側で保有している機密情報に触れる可能性があります。当該可能性は限りなく低いものの、外部からの不正な手段によるコンピューターへの侵入・人的オペレーションのミス等、その他予期せぬ要因等により、情報漏洩が発生した場合には、JIG−SAW(ジグソー)が損害賠償責任等を負う可能性があり、その場合は、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループは、情報セキュリティの基本方針を定め、継続的な研修等を行い、役員及び従業員の機密情報保護に対する意識を高めるとともに、詳細な規程の整備と的確な運用を義務づけております。また、外部・内部からの不正侵入に対するセキュリティ対策、適切な保険の付保により当該リスクの低減に努めております

 

⑥ 技術革新への対応について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループが事業を展開するインターネット関連業界においては、技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに基づく新機能の導入等が行なわれております。しかしながら、これらの機能拡張・開発等が想定どおりに進まない場合や、予想以上の急速な技術革新や代替技術・競合商品の出現、依存する技術標準・基盤の変化等により、JIG−SAW(ジグソー)グループサービスの競争力や付加価値が低下した場合等には、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社データコントロール事業は、既存の商用ツールでは応えられない自動制御(オートディレクション)機能や顧客への運用可視化など、顧客のニーズに対応した柔軟かつ有効な機能拡張を実施しており、今後も競争力のあるサービスを提供できるよう先進的な技術をベースとした研究開発に取り組むことにより、当該リスクの低減に努めております

 

(2) JIG−SAW(ジグソー)の組織体制について

① 特定の人物への依存について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループの取締役は、それぞれ、経営戦略、製品戦略及び開発戦略等JIG−SAW(ジグソー)事業に関して専門的な知識・技術を有し、重要な役割を果たしています。しかしながら、これらの者が何らかの理由によりJIG−SAW(ジグソー)グループにおける業務遂行の継続が困難となった場合、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループでは、取締役会等において執行役員及び社員への情報共有や権限移譲を進めるなど、経営体制の整備や組織体制の強化を図ることにより、当該リスク低減に努めております

 

 

② コンプライアンス体制について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループは、事業拡大、ビジネス成長の段階にあり、業務運営の効率化やシステムへの投資、リスク管理体制やコンプライアンス体制などの内部統制の強化が重要であると考えております。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、今後のJIG−SAW(ジグソー)グループの事業運営に関して法令等に抵触する事態が発生した場合、JIG−SAW(ジグソー)グループの企業価値及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:小)

[リスクへの対応策]

社グループでは、コンプライアンスに関する社内規程を、法令やガイドラインの制定・改廃に適合するように策定・改定するとともに、継続的な研修等を実施し、役員及び従業員のコンプライアンスに対する意識を高めることにより、当該リスクの低減に努めております

 

(3) 法的規制・制度動向による影響について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

ンターネットの利用態様に関する法的規制については既に多くの制度が存在しますが、技術の発展に対応するインターネットの新たな法規制に関して様々な議論がなされている段階であります。JIG−SAW(ジグソー)グループが営むインターネット関連事業そのものを規制する法令はありませんが、今後、インターネットの利用者や関連するサービス及び事業者を規制対象とする法令等が制定・改定されたり、何らかの自主的なルールが制定・改定された場合等、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業が制約され、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります

また、グローバルな取引においては、各国の輸出入規制が事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループでは、関係法令の制定、改廃に関する情報収集やモニタリングを確実に行い、また、輸出入規制については、該非判定検証を実施する等の事前対策を講じるとともに、法令等に定められた資格者の配置や研修等を利用して社員に関係法令の周知を徹底することにより、当該リスクの低減に努めています

 

(4) 人材の確保・教育による影響について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループでは、データコントロール事業において、事業領域の拡大を行ってまいりましたが、今後のさらなる業容拡大・多様化に対応するため、「人材を重要な財産である」と捉え、若手人員及び多様性(ダイバーシティ)に富む人員の確保や育成、女性の活躍推進が必要と考えております。しかしながら、事業規模の拡大に応じたJIG−SAW(ジグソー)内における人材育成、外部からの採用等が計画どおりに進まず、人材の適正配置が困難となることで競争力低下等が生じた場合、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループでは、事業基盤を拡大・成長させていくための高度なマネジメント能力やシステム技術分野のスキルを有する人材確保に努めるとともに、教育体制の整備・充実を進めて人材の定着を図るよう努めていく方針であります。また、年功序列の考えにとらわれず、成果主義に基づく評価制度により、優秀な人材の定着率向上を図ってまいります

 

(5) 新規事業について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社グループは、今後も引き続き、積極的に新サービス及び新規事業に取り組んでまいりますが、これによりシステムへの投資や人件費等追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、新規事業の活動には不確定要素が多く、新規事業の拡大・成長が当初の予測どおりに進まない場合、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:小)

[リスクへの対応策]

社グループは、当該リスクに対応するため、取締役会及び経営会議にて、経営・執行一体となり、既存事業との関連性、事業予測・投資の回収可能性・収益性等を総合的かつ慎重に検討し、M&A等も含めた新規事業等の実施判断を行い、当該リスクの低減に努めております

 

(6) 持分法適用関連会社(SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社)について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

JIG−SAW(ジグソー)グループは、SBIセキュリティ・ソリュ―ションズ株式会社との合弁会社であるSBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社(本項目においては、以下「同社」という)を2024年1月に設立しております。同社では、金融業界におけるデータコントロール(監視・運用・制御)サービス、並びに中長期的には金融業界を中心として多種他業種向けにAI、IoTサービスをグローバルで展開する予定です。同社への出資比率は、JIG−SAW(ジグソー)が49%(SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社51%)であり、JIG−SAW(ジグソー)にとって同社は持分法適用関連会社であります。今後、外部環境の急激な悪化や同社の業績の悪化など、予期せぬ事象の発生及び出資比率の変更等があった場合には、JIG−SAW(ジグソー)グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

JIG−SAW(ジグソー)グループは、同社の管理体制について関係会社管理規定を整備するとともに、JIG−SAW(ジグソー)より役職員を派遣することで実際の運用に携わり、月次、四半期等での業績、外部環境の変化及び財政状況をモニタリングするなど、適切な管理及び支援を行ってまいります。

 

(7) 配当政策について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

社は、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかしながら、JIG−SAW(ジグソー)は現在、大きな成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、それを将来の事業展開及び経営体質の強化のための投資等に充当し、なお一層の事業拡大を目指すことが、株主に対する最大の利益還元につながると考えております

来的には、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら株主に対して利益還元を実施していく方針ではありますが、現時点における配当実施の可能性及びその実施時期等については、未定であります。(発生可能性:中 / 発生時期:不明 / 影響度:中)

[リスクへの対応策]

社グループは、将来的には財政状態及び経営成績を勘案しながら配当を実施していく方針ではありますが、現時点では、将来に向けた投資である研究開発・販売促進費・人件費・グローバル展開のための先行投資を行うことによって企業価値向上を図ることが株主の利益最大化へ繋がると考えており、現時点における配当の実施時期等については、未定であります

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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