サンアスタリスク(SunAsterisk)(4053)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


サンアスタリスク(SunAsterisk)(4053)の株価チャート サンアスタリスク(SunAsterisk)(4053)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

(1)ミッション

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、「本気で課題に挑む人たちと、事業を通して社会にポジティブなアップデートを仕掛けていくこと」をミッションに掲げています。サンアスタリスク(SunAsterisk)の社名に含まれる“Sun”はまさに「太陽」。地球上の全ての生命を育むインフラです。革新的なサービスや、新しいイノベーターの「種」を、私たちの光で照らし、それらを育む最強のインフラになることを目指しています。“*(Asterisk)”は、多くのプログラミング言語で掛け算を表す記号です。サンアスタリスク(SunAsterisk)Sun*は本気で社会課題に挑む様々なチャレンジャーや新しい価値を生みだすクリエイターたちとのコラボレーションを通じて、より大きな課題に取り組み、社会にポジティブなアップデートを仕掛けていきます。

また、Sun*が価値創造をするためのインフラとなることで、全人類が生まれた時から持っているクリエイティブへの情熱を呼び起こし「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンの実現を目指します。

 

(2)事業コンセプト

「社会にポジティブなアップデートを仕掛けていく」手法は多岐にわたりますが、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、デジタル・テクノロジーとクリエイティブの活用による事業強化、そして専門性の高い人材の発掘・育成を柱に据えています。

テクノロジーの発展により、システムやアプリケーションの開発は以前に比べて容易となり、これらを基盤としたデジタルプロダクトやサービスの新規立ち上げが活発化しています。その結果、新たなプロダクトやサービスが社会に与える影響はますます大きくなっています。また近年では、AI技術の発展により、開発プロセス全体の効率化・高度化が進んでいます。

企業が革新的なプロダクトやサービスを生み出し、社会にインパクトを与えるためには、AIを含むテクノロジーを活用できるアーキテクトやエンジニアだけでなく、アイデアを形にするプランナーやデザイナー、プロジェクトを円滑に推進するプロジェクトマネージャーやディレクターなど、多様なタレントの存在が不可欠です。また、異なる専門性を持つタレントが共通のゴールに向かって協働するチームを組成することが重要となります。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、ビジネス・テクノロジー・クリエイティブを一体として推進できるチームを編成し、本気で社会課題の解決に挑む顧客に対して、事業構想、価値検証、プロダクト開発、人材支援までを一体的に提供しています。これらの取り組みを「デジタル・クリエイティブスタジオ事業」と位置づけて展開しています。本事業には、クライアントへの人材支援に加え、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループが蓄積してきたノウハウやアセットを活用したエンターテインメント領域のサービス等が含まれます。

なお、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、サンアスタリスク(SunAsterisk)および連結子会社であるSun Asterisk Vietnam Co.,Ltd、株式会社Sun terras、株式会社NEWh、株式会社Trys、株式会社グローバルギア等を含む7社(2025年12月31日時点)により構成されています。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループはデジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しています。

 

(3)サービスラインアップ

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのデジタル・クリエイティブスタジオ事業は、クライアントのデジタルトランスフォーメーション(注1)や新規事業開発を支援する「クリエイティブ&エンジニアリング」と、人材面から支援を行う「タレントプラットフォーム」の2つのサービスラインを展開してきました。

2025年12月期より、サービスラインの明確化を目的に区分の見直しを行いました。これに伴い、従来「クリエイティブ&エンジニアリング」に含めていたゲーム開発やファンクラブアプリ運用システム等のエンターテインメント領域に係る事業等については、新たに「インキュベーションその他」というサービスラインとして位置づけています。

 

① クリエイティブ&エンジニアリング

クライアントの事業アイデア創出からプロダクト開発およびプロダクトの継続的な成長、業務の効率化や改善までを、クリエイティブおよびエンジニアリングの両面から支援するサービスラインです。

本サービスラインでは、クライアントとの準委任契約または請負契約により収益が発生します。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、デザイン思考やリーンスタートアップ等の知見を取り入れた独自フレームワークであるValue Design Syntax(VDS)(注2)等を活用し、事業アイデアの創出、課題抽出、仮説構築、価値検証、MVP(注3)の開発を含む初期プロダクト開発までを一貫して支援しております。事業構想や要件整理は、デジタルトランスフォーメーション領域に豊富な経験を有するコンサルタントが担い、リードエンジニアやUI/UXデザイナーが連携しながら、初期フェーズにおけるプロダクト開発を推進することで、本格的なプロダクト開発およびサービス運用へとつなげています。

また、サービス立ち上げ後のプロダクトの継続的な開発・運用については、ベトナムのハノイ、ダナン、ホーチミンに拠点を持つ子会社と連携し、豊富な経験と実績を持つグローバルITチームを編成して支援しております。アジャイル開発(注4)を基盤とし、DevOps(注5)およびAI Ready SDLC(注6)の推進を通じて、要件整理、設計、テスト、運用等の各工程を高度化し、ユーザーニーズに応じた迅速なプロダクト改善を行うことで、サービスの継続的な成長を支援するとともに、事業価値の最大化を図っています。

ベトナム子会社においては1,000名を超えるエンジニアを擁しており、エンジニアリソースが不足しているクライアントの事業拡張ニーズにも柔軟に対応できる点が特徴です。また、日本語対応可能なベトナム人プロジェクトマネージャーやエンジニアとの連携により、円滑なコミュニケーションによる開発体制を構築しております。

 

価値創造プロセス

 

② タレントプラットフォーム

クライアントのデジタルトランスフォーメーションの推進に必要となる人材の確保および組織体制の構築を、人材面から支援するサービスラインです。国内外において、IT人材の紹介・派遣や採用支援などのサービスを提供しています。

日本国内においては、IT人材の紹介、IT人材の派遣、採用業務のアウトソーシング等のサービスを展開しています。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、日本国内の即戦力人材(国籍を問わず)を社員のネットワークや各人材会社の提供するデータベース等を活用して発掘する専門チームを設置し、主にクリエイティブ&エンジニアリングのクライアントの要望に応じて人材紹介を行っています。また、子会社である株式会社Sun terrasを通じてIT人材派遣による支援も行っています。さらに、クライアント企業の採用活動の支援も展開しています。本サービスでは、主に人材紹介契約・人材派遣契約および業務委託契約等により収益が発生します。

また、海外拠点のあるベトナムをはじめとするアジア各国のトップ大学と産学連携を行い、日本でエンジニアとして就職を希望する学生を対象とした、教育プログラムを運営しています。本取り組みは、2006年から日本のODA事業及びJICAによる技術協力事業として実施されていた、ハノイ工科大学のプロジェクトが起点となっています。プロジェクト終了後、同大学からの要請を受け2014年よりサンアスタリスク(SunAsterisk)グループが運営を担い、現在では、12校で2,703名(2026年1月1日時点)の学生が在籍する規模に拡大しています。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの社員を講師として各大学に派遣し、実践的なIT技術および日本語でのコミュニケーションプログラムの提供と、学生の就職支援を行っています。そして、プログラムを履修した学生を、サンアスタリスク(SunAsterisk)が運営する海外理系トップ大学限定の採用選考プラットフォーム「xseeds Hub」を通じて日本国内の企業へと紹介しています。本サービスでは、「xseeds Hub」の利用料および人材採用支援等により収益が発生します。

 

③ インキュベーションその他

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、クライアントの事業アイデア創出からプロダクト開発までを多数支援してきた知見やクリエイティブ人材を活用し、新たな事業領域への参入と、自社サービスの開発・育成に取り組んでおり、これらを「インキュベーションその他」と位置づけています。この一環として、エンターテインメント領域におけるサービスの企画・開発・運営も行っています。

本サービスラインには、プロアーティスト向けファンクラブアプリ運用システム「ALLLY」の運営のほか、デジタルコンテンツ制作に強みを持つ株式会社Trys、スマートフォン向けカジュアルゲームにおいて人気タイトルを保有する株式会社グローバルギア等が含まれます。

収益は、「ALLLY」においてはファンクラブ会員からの月額課金およびスポット課金、株式会社Trysにおいては主にデジタルコンテンツ制作等の受託開発、株式会社グローバルギアにおいてはスマートフォンゲームの利用に伴う広告収入等により発生します。

 

(注)

1. デジタルトランスフォーメーション(DX):企業がデジタル技術を活用して、業務プロセスやビジネスモデルを変革し、新たな価値を創出する取り組み。

2. Value Design Syntax(VDS):サンアスタリスク(SunAsterisk)グループが活用する独自の事業創出フレームワーク。事業アイデアの創出から価値検証、初期プロダクト開発までを一貫して支援するための手法。

3. MVP(Minimum Viable Product):顧客価値の検証を目的として開発される、必要最低限の機能を備えたプロダクト。

4. アジャイル開発:短い開発サイクルを繰り返しながら機能を改善していく開発手法。

5. DevOps:開発(Development)と運用(Operations)を連携させ、ソフトウェアの継続的な改善と迅速なリリースを実現する開発・運用手法。

6. AI Ready SDLC:AI活用を前提として、企画・設計・開発・テスト・運用までのソフトウェア開発ライフサイクルを高度化する取り組み。

 

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、「クリエイティブ&エンジニアリング」は主にサンアスタリスク(SunAsterisk)とSun Asterisk Vietnam Co.,Ltdにより展開されています。また、「タレントプラットフォーム」は、株式会社Sun terrasも含めたグループ全体で展開されています。「インキュベーションその他」は主に株式会社Trysと株式会社グローバルギアにより展開されています。なお、各期末時点におけるサンアスタリスク(SunAsterisk)グループ各社の就業人数は以下のとおりとなっています。

(単位:人)

 

2021年12月期

2022年12月期

2023年12月期

2024年12月期

2025年12月期

株式会社Sun Asterisk

172

(1)

249

(1)

338

(2)

448

(1)

459

(5)

Sun Asterisk Vietnam Co.,Ltd

(注)1

1,269

(193)

1,537

(191)

1,396

(197)

1,328

(215)

1,239

(63)

株式会社Sun terras

(注)2

79

(5)

99

(5)

101

(5)

111

(3)

132

(-)

株式会社NEWh

(注)3

9

(1)

17

(1)

18

(-)

23

(-)

26

(-)

株式会社Trys

(注)4

104

(12)

130

(29)

116

(19)

90

(9)

84

(5)

株式会社グローバルギア

(注)5

20

(1)

(注)1.2018年2月23日付で全株式を取得し、連結子会社としています。

2.2018年12月31日付で全株式を取得し、連結子会社としています。

3.2021年1月4日付で100%子会社を設立し、連結子会社としています。

4.2021年9月15日付で全株式を取得し、連結子会社としています。

5.2025年7月1日付で全株式を取得し、連結子会社としています。

6.臨時従業員数は()内に外書で記載しています。

 

[事業系統図]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの事業系統図は、次のとおりです。

 

(4)サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの特徴及び強み

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの主な特徴及び強みは以下のとおりです。

 

① 成長性の高いデジタルトランスフォーメーション市場でのユニークなポジション

デジタルトランスフォーメーションは、既存業務の効率化・高度化を目的としたデジタル活用と、デジタル技術を活用して新たなビジネスモデルやサービスを創出する取り組みの大きく二つに分類されます。

前者においては、企業内の課題を整理し、要件を定義し、システムを開発・保守していく従来型の課題解決プロセスが有効である一方、後者においては、ユーザーの潜在ニーズを起点にコンセプトを設計し、仮説検証を繰り返しながらサービスを創出・進化させていく価値創造型のプロセスが求められます。企業のIT予算のうち約80%は既存システムへの投資であることから、日本国内においては、こうした価値創造型の取り組みに関する知見を有する企業はなお限定的であると考えられます。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、創業以来、600社を超えるスタートアップや新規事業の開発支援を通じて、価値創造型プロセスに関する豊富な知見と実績を蓄積してきました。具体的には、事業共創による新規事業創出、独自フレームワークであるValue Design Syntax(VDS)を活用した事業構想・価値検証、UI/UXデザインを含むクリエイティブ機能とエンジニアリング機能が一体となったプロダクト開発、アジャイル開発、DevOps、ならびにAI Ready SDLCを活用した開発プロセスの高度化等が挙げられます。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、これらの知見を事業構想から開発・運用までの価値創造プロセス全体にわたり一気通貫で提供できる点に加え、ベトナム子会社では1,000名超のエンジニアを擁しており、クライアントの事業拡張ニーズに柔軟に対応できる点において、本市場における独自のポジションを有していると考えています。

 

② ナレッジ・人材・開発プロセスによる価値創造基盤

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、これまで多数のスタートアップおよび新規事業支援を通じて蓄積してきた価値創造プロセスの知見やノウハウを体系化し、人材・ナレッジ・開発プロセスを統合した独自の価値創造基盤を構築・運用しています。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのデジタル・クリエイティブスタジオ事業では、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションや新規事業開発を支援するプロジェクトを通じて、事業創出やプロダクト開発に関する知見が継続的に蓄積されています。これらの知見は、ナレッジとして体系化され、顧客プロジェクトの推進や海外大学での人材育成プログラムに活用されています。

育成した人材を自社で採用することにより、プロジェクトを担うエンジニア人材の確保につながっています。また、顧客企業のデジタルトランスフォーメーションに必要な人材を供給することも行っています。これにより、事業支援、人材育成、人材供給が循環する仕組みを形成しています。

また、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、上記の仕組みを実現する基盤として、ナレッジ共有プラットフォーム「Viblo」、タレントマネジメントプラットフォーム「Rubato」等を運用しています

さらに、これらの取り組みを支えるために、AI活用を前提とした開発プロセスである「AI Ready SDLC」を推進しており、開発生産性の向上および業務効率化を図っています。

 

ナレッジ共有プラットフォーム「Viblo」

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、ベトナム国内のエンジニア・クリエイター向けナレッジ共有プラットフォーム「Viblo」を運営しております。本プラットフォームは月間33万人(2025年4月〜9月の月間平均訪問者数)が利用しています。

本プラットフォームを通じて技術情報の共有およびコミュニティ形成を促進するとともに、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの知見を広く展開することで優秀人材との接点拡大を実現しています。また、外部コミュニティとの継続的な交流を通じて、プロジェクト推進手法等の高度化にも寄与しています。

 

タレントマネジメントプラットフォーム「Rubato」

「Rubato」は、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのエンジニア・クリエイターのスキル情報、評価、プロジェクト実績等を統合管理する独自のタレントマネジメントプラットフォームです。蓄積されたデータを活用することで、各プロジェクトに最適な人材配置およびチーム編成を実現し、生産性向上と品質の均質化を図っています。さらに、AIを活用したスキル分析やアサインの更なる最適化を推進し、プロジェクト成功の再現性向上に取り組んでいます。

 

開発プロセス(AI Ready SDLC)

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、ソフトウェア開発プロセスにおいてAIの活用を前提とした開発手法(AI Ready SDLC)を推進しています。

本取り組みにより、設計支援やテスト設計、運用監視などの工程においてAIを活用し、開発の効率化および品質の安定化を図っています。これにより、開発生産性の向上とプロジェクトノウハウの蓄積を実現しています。

現在は主に社内の開発プロセスおよび業務効率化を目的として活用していますが、今後は顧客向けソリューションへの展開も進めていく方針です。

 

以上のとおり、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、ナレッジ・人材・開発プロセスを統合した独自の価値創造基盤を保有しており、さらに強化することにより、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の拡大と収益性の向上を図っていきます。

 

開発プロセス(AI Ready SDLC)の概要

 

③ 人材教育及び育成による価値創造人材の輩出力

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのタレントプラットフォームでは、クリエイティブ&エンジニアリングで蓄積したノウハウを、教育カリキュラムに反映するサイクルが構築されており、常に時代のニーズにあった高度IT人材を育成できることが強みとなっています。

ベトナムを中心としたアジア各国のトップ大学との産学連携を行い、人材育成プログラムを提供しています。プログラムの参加者数は下表のとおり増加を続けています。提携大学の一つであるベトナムの理系大学トップのハノイ工科大学情報工学部から、最重要パートナーとして表彰を受けた実績があります。

これらの取り組みを通じて、アジア各国のトップタレントにいち早くリーチし、多くのIT人材を日本企業に輩出するとともに、自社でも優秀な人材を採用していくことで、クリエイティブ&エンジニアリングのサービス拡大に必要不可欠となるエンジニアの確保を実現しています。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループに入社した人材に対しては、デジタルトランスフォーメーションの推進に必要なスキル・ノウハウを習得するための実践型の教育プログラムを提供しています。これにより、早期の戦力化を図るとともに、顧客への価値提供につなげています。

 

産学連携によるプログラム参加人数の推移

(単位:人)

 

2018年度

(1月1日時点)

2019年度

(1月1日時点)

2020年度

(1月1日時点)

2021年度

(1月1日時点)

2022年度

(1月1日時点)

2023年度

(1月1日時点)

2024年度

(1月1日時点)

2025年度

(1月1日時点)

2026年度

(1月1日時点)

産学連携によるプログラム参加人数

720

914

1,387

1,867

2,248

2,695

2,849

2,636

2,703

 

④ 安定的な収益モデルと顧客数及び顧客単価の向上余地

デジタル・クリエイティブスタジオ事業の主要なサービスラインであるクリエイティブ&エンジニアリングでは、クライアントの新規事業開発支援やデジタルトランスフォーメーションのプロジェクトにおいて、プロダクト開発やシステム開発等を継続的に行うサービスの特性から、クライアントに対して継続的に価値を提供する収益モデルが主体となっています。

経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標(KPI)として、ユニーク顧客数(対象期間内において取引を行った顧客の実数)および月額平均顧客売上(対象期間の総売上高を同期間の延べ取引顧客数で除した値)を定めています。

2025年12月期におけるクリエイティブ&エンジニアリングのユニーク顧客数は285社、月額平均顧客売上は5,057千円と順調に推移しています。また、月次平均取引継続率(注1)は、92.7%と高い継続率となっています。サンアスタリスク(SunAsterisk)サービスの月額平均顧客売上の変動要因は、新規顧客の獲得や既存顧客の解約、既存顧客におけるプロジェクト数の増減、既存顧客におけるプロジェクトの拡大や縮小によるものです。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、クライアント企業をエンタープライズ企業およびSMB企業の2つのセグメント(注2)に分類し、それぞれのニーズに応じたサービスを提供しております。スタートアップ企業を中心としたSMB企業で培った新規事業開発やプロダクト開発のノウハウを、大企業のデジタルトランスフォーメーション領域にも展開することで、新たな顧客の獲得と顧客単価の向上余地があると見込んでいます。

 

 

クリエイティブ&エンジニアリングにおけるユニーク顧客数の推移

(単位:社数)

 

2020年

12月期

2021年

12月期

2022年

12月期

2023年

12月期

2024年

12月期

2025年

12月期

ユニーク顧客数

182

194

241

249

272

285

エンタープライズ

ユニーク顧客数

44

56

73

97

120

124

SMB

ユニーク顧客数

138

138

168

152

152

161

 

月額平均顧客売上の推移

(単位:万円)

 

2020年12月期

2021年12月期

2022年12月期

2023年12月期

2024年12月期

2025年12月期

顧客

月額平均顧客売上

370

433

468

514

512

506

エンタープライズ

月額平均顧客売上

682

720

719

777

776

696

SMB

月額平均顧客売上

274

310

371

375

322

348

 

(注)1.月次平均取引継続率:100% -(当月の解約顧客数÷前月の取引顧客数)、2020 年1月から2025 年12月までの72ヶ月間の平均値

2.顧客セグメントについて

エンタープライズ:

・上場企業のうち、日経225、日経400、日経500のいずれかに採用されている企業

・上記企業のグループ企業や上記企業に準ずる時価総額、売上規模、従業員数規模を有している企業

SMB:スモール・ミッドサイズビジネスの略称。

・サンアスタリスク(SunAsterisk)がエンタープライズと定義した以外の全ての企業

 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりです。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループが判断したものです。

 

(1)経営方針

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、「本気で課題に挑む人たちと、事業を通して社会にポジティブなアップデートを仕掛けていくこと」をミッションに掲げています。そのミッションを通じて、全人類が生まれた時から持っているクリエイティブへの情熱を呼び起こし「誰もが価値創造に夢中になれる世界」というビジョンの実現のためのサービスを提供していきます。課題解決のスピードはテクノロジーの進化によりどんどん加速しています。サンアスタリスク(SunAsterisk)では課題解決のその先の未来、全人類価値創造時代のインフラとして純粋想起される存在を目指します。

 

(2)経営環境

少子高齢化を背景に人口減少フェーズに入り、生産年齢人口は2016年の7,700万人より2065年には4,500万人(注1)に減少すると見込まれています。また、「2025年の崖」(注2)に伴い、デジタルトランスフォーメーション未実現により2025年以降最大12兆円/年の経済損失が発生するリスクがあり、年間130兆円規模でのGDPへの影響が懸念されています。このようなデジタルへの移行が不可欠とされる状況下において、2030年には最大78.7万人のIT人材不足(注3)など、量、質ともに危機的な不足が予想されています。上記の課題は、社会が構造的に抱える課題であり、企業単位ではなく日本社会全体として、グローバルな視点での取り組みが必要な時代であると考えています。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループではこのような環境下において、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの提供するサービスにより、国内外の優秀な人材とテクノロジーの力を最大限に活用し、顧客のデジタルトランスフォーメーションを推進することで、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのミッションでもある「本気で課題に挑む人たちと、事業を通して社会にポジティブなアップデートを仕掛けていくこと」を実現することを目指しています。

(注)1.内閣府 令和4年版高齢社会白書 令和4年版

2.2025年の崖「DXレポート~ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開~デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会

3.経済産業省 IT人材需給に関する調査

 

 

(3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標

デジタル・クリエイティブスタジオ事業においては、売上高の継続的かつ累積的な増加を実現するため、クリエイティブ&エンジニアリングにおけるストック型顧客数、月額平均顧客売上を重要指標としています。

デジタル・テクノロジーとクリエイティブを活用できる最適なチームを編成して、顧客とともに事業共創をしていくサービスであるため、その事業の成功への貢献はこの両指標の向上に現れてくるものと考えており、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのミッションの遂行をモニタリングする指標と捉えることもできると考えています。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、この両指標を着実に積み上げながら事業成長を実現しており、2023年末時点でストック型顧客数は121社、月額平均顧客売上は518万円、2024年末時点ではそれぞれ140社、527万円を見込んでいます。

 

なお、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループで、具体的な中期計画の策定・開示は行っていませんが、これまで創業以来、常に高い理想を掲げて事業に取り組み、最良の機会を逃さぬように、ときにはリスクを取り、様々な外部環境の変化にも柔軟に適応しながら高い成長を実現してきました。今後も、これまでのスタンスは大きく変えることなく、次項に挙げる事業上及び財務上の対処すべき課題に取り組みながら、「誰もが価値創造に夢中になれる世界」の実現に向けて、中長期目線で飛躍的な成長を遂げていきたいと考えています。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、今後の更なる成長を実現する上で、以下の事項を経営課題として重視しています。

 

①組織能力の拡充・強化、人材の発掘・育成

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの業績は現在のところ順調に推移していますが、組織能力の拡充・強化を通じて、成長を確かなものとすることが必要と考えています。また、持続的な成長のためには、サンアスタリスク(SunAsterisk)のカルチャーに合った専門性を有する優秀な人材の採用と既存社員のスキルの底上げが最重要課題と考えます。サンアスタリスク(SunAsterisk)は優秀な人材の採用を積極的に行っていくと同時に、社員に対してサンアスタリスク(SunAsterisk)のミッション・バリューを深く浸透させ、かつ、個々のスキルを底上げするような研修を実施していく等の人材育成に取り組んでいきます。

また、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、日本の少子高齢化による高度IT人材の危機的な不足が今後更に拡大していく、という社会課題に対して、海外の大学等との産学連携の取り組みを通じて多くの人材を輩出していくことが重要だと考えています。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループで手掛けている12の大学との産学連携や教育プログラム提供の取り組みの拡大にとどまらず、教育手法のコモディティ化を進め、人材発掘・育成の質、量、スピードを高めていきます。

 

②新たな収益モデルによる収益機会の多様化及び新領域への展開

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの事業は、主にサービスの成長にコミットするデジタライゼーション市場での取り組みとなります。サンアスタリスク(SunAsterisk)もクライアントと共にリスクテイクする代わりに、サービスの収益に応じたレベニューシェアでの取り組みや、スタートアップ企業の創業時、アーリーステージでの資本参加を中心に24社のスタートアップ企業への投資を実行しています。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、投資後もスタートアップの成長に必要な機能を随時サポートすることで、投資先株式の価値向上に貢献しています。

こういった取り組みにより、デジタル・クリエイティブスタジオ事業の従来の収益に加えて、レベニューシェア契約からの売上・利益や、投資先の株式の売却益等、多様な収益機会を狙うことが可能となっています。

今後もサンアスタリスク(SunAsterisk)グループの強みを生かして価値向上による新たな収益モデルにも取り組んでいきます。

また、エンターテインメント業界では、ブロックチェーンを活用したDeFi(注1)、NFT(注2)などのソリューションの登場や、各種デバイスの進化により、Web3(注3)Metaverse(注4)など新しいトレンドが生まれ劇的な変化が起きています。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループも研究開発で獲得した技術力や、グループ会社に所属しているクリエイター達のコンテンツ創出力をベースに、エンターテインメント領域の事業展開にも取り組んでいきます。

(注)1.DeFi:分散型金融(Decentralized Finance)略称。中央で金融資産を管理する中央集権システムを必要としない金融仲介アプリケーションのこと。

2.NFT:非代替性トークン(Non-Fungible Token)の略称。ブロックチェーン上に記録される一意で代替不可能なデータ単位。画像・動画等のデジタルファイルを関連づけて所有権の公的な証明をすることができる。

3.Web3:ブロックチェーン技術によって実現されようとしている新しい分散型のWeb世界。Web3では、単一のサーバーやデータベースに代わり、ユーザー一人ひとりが参加するネットワークがサービス提供する基盤となる。

4.Metaverse:コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのこと。

 

③技術力の更なる強化

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、デジタライゼーション市場の変化の早さに対応するために最先端のテクノロジーへの投資に注力し、顧客の事業成長の更なる向上に取り組んでいきます。AI(注1)、エッジコンピューティング(注2)、ブロックチェーン(注3)、サイバーセキュリティー(注4)、ディープフェイク(注5)、IoT(注6)などの研究開発を主にベトナム子会社内の研究開発チームにて行い、最先端技術の社会実装に向けた技術力の強化に取り組んでいきます。

(注)1.AI:人工知能(artificial intelligence)の略称。人工的にコンピュータ上などで人間と同様の知能を実現させようという試み、あるいはそのための一連の基礎技術を指す。

2.エッジコンピューティング:端末の近くにサーバーを分散配置するネットワーク技法のひとつ。

3.ブロックチェーン:分散型台帳技術、または、分散型ネットワークのことで、ビットコインの中核技術を原型とするデータベース。ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ。各ブロックには、タイムスタンプと前のブロックへのリンクが含まれている。

4.サイバーセキュリティー:サイバー領域におけるセキュリティを指す。

5.ディープフェイク:人工知能に基づく人物画像合成の技術を指す。

6.IoT:モノのインターネット(Internet of Things)の略称。センサーやデバイスといった「モノ」がインターネットを通じてクラウドやサーバーに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組み。

 

④内部管理体制の更なる強化

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、更なる事業拡大を推進し、企業価値を向上させるためには、効率的なオペレーション体制を基盤としながら、内部管理体制を強化していくことが重要な課題であると認識しており、コンプライアンス体制及び内部統制の充実・強化を図っていきます。

 

⑤情報管理体制の更なる強化

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格であるISO27001:2013の認証を取得していますが、事業を通じて多くの顧客の企業情報や顧客が保有する個人情報等、様々な機密情報に接する機会があることから、情報管理体制を継続的に強化していくことが重要だと考えています。現在情報管理やセキュリティ管理に関する施策には万全の注意を払っていますが、今後も社内体制や管理方法の強化・整備に取り組んでいきます。


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があるリスク要因として考えられる主な事項には、以下のものがあります。必ずしも、そのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資家の判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しています。

なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてサンアスタリスク(SunAsterisk)グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅するものではありません。

 

(1) サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのリスク管理体制

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのリスク管理体制は、予見可能なリスクを未然に防止するには各部門間の情報連携が必須との観点から、毎月開催される取締役会において検討・対応を協議し、迅速かつ的確な対応を講じています。更に重要な事項については、適時に取締役会を開催し、協議、対応を講じることをリスク管理体制の基礎としています。

また、内部監査室を設置し、業務の有効性を評価・検証し、リスクを排除する体制をとるとともに、企業倫理及び法令遵守、個人情報を始めとする情報セキュリティの観点から、リスクマネジメント委員会を設置し、特に重要と思われるリスクの回避や軽減施策を実践しています。

 

(2) 特に重要なリスク

①情報セキュリティに関するリスク

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、事業遂行に当たり、顧客の企業情報や顧客が保有する個人情報等、様々な機密情報に接する機会があります。不正アクセス、コンピュータウイルスによる被害、内部不正者や外注先による情報漏洩等、不測の事態が生じてこれらの情報が外部に漏洩した場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの信用低下や損害賠償責任の負担等を通じて、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、従業員や外注先等と秘密保持契約の締結を行い、情報管理やセキュリティ管理に対しては個人情報保護規程や情報セキュリティ管理規程を整備するとともに、日本ではプライバシーマークと情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証、ベトナムでは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得し、情報の適正な取扱いと厳格な管理を的確に行っています。この他、「リスクマネジメント委員会」のもと、外部の脅威動向と全社活動状況、課題点を把握し、必要な施策を決定しています。

 

②コンプライアンス及び訴訟等に関するリスク

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループはグローバルに企業活動を展開しており、国内だけでなく、海外の法令を遵守する必要があります。国内外における事業運営に必要となる許認可(例えば、有料職業紹介事業許可等)に関わる法令をはじめ、会計基準、税法、取引関連等の様々な法令の適用を受けています。

許認可事業においては、今後何らかの理由により、事業主としての欠格事由や当該許可の取消事由に抵触した場合、許可が取り消され、又は、業務の全部若しくは一部の停止が命ぜられることにより、事業活動に支障をきたすとともに、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

その他、不正な会計処理や横領等といった法令違反が発生した場合は、当該不正等による損害はもとより、課徴金の支払等が必要となる可能性、更には社会的信用やブランドイメージの毀損により、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財務状況等に大きな影響を及ぼす可能性があります。

また、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループを構成する企業及びその役職員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、訴訟に発展する可能性があります。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループに対して訴訟が提起された場合には、その訴訟の内容及び結果によっては、多大な訴訟対応費用やブランドイメージの悪化等により、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、法令違反等のリスクの顕在化を未然に防ぐため、企業倫理の確立による健全な事業活動の基本方針となる「コンプライアンス・マニュアル」を制定の上、適法性、財務報告の適正性を確保するための内部統制システムを構築しています。また、リスクマネジメント委員会を設置し、役員・社員への教育啓発活動の実施、関連組織との連携による内部統制の運用徹底・改善の取り組みを通じて、グループでの企業倫理の向上及び法令遵守の強化に努めています。

また、事業活動において、取引先や第三者との間でトラブルが発生しないよう、常に注意を払うとともに、トラブル発生時のエスカレーション及び対応のスピードを上げることで、当該リスクの回避・軽減を図っています。

 

 

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの許認可の状況

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループ会社

許認可の名称

許可番号

監督官庁

取得年月日

有効期限

株式会社Sun Asterisk

有料職業紹介

13-ユ-306246

厚生労働省

2013年12月1日

2026年11月30日

Sun Asterisk Vietnam Co.,Ltd

職業紹介事業活動

06/SLDTBXH-GP

ハノイ市

人民委員会

労働傷病兵

社会局

2012年10月29日

2025年1月9日

株式会社Sun terras

有料職業紹介

13-ユ-306144

厚生労働省

2013年10月1日

2026年9月30日

株式会社Sun terras

労働者派遣事業

派13-305384

厚生労働省

2013年10月1日

2026年9月30日

 

③国外での事業展開に関するリスク

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、日本国内のほか、ベトナムに連結子会社Sun Asterisk Vietnam Co.,Ltdを設置し、事業を展開しています。同社はサンアスタリスク(SunAsterisk)グループとの連携・協働により主に日本の顧客のためにソフトウエア開発等を行っています。さらに、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、国外のトップ大学との産学連携プロジェクトを通じてIT人材を育成しており、日本での就職を希望する学生に対し卒業後の日本のIT企業への就職支援を行っています。各国の政治・経済・社会情勢の変化に伴い、事業環境の悪化や従業員の流出等が発生した場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、政治的・経済的要因により、予期できない投資規制、移転価格税制を含む税制や法的規制の変更等が行われた場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、今後、ベトナム以外の東南アジア展開や欧米展開等の可能性も視野に入れています。海外での事業は、グローバル経済や為替などの動向、法的規制、商習慣の相違、労使関係、外交関係など、様々な要因の影響下にあり、これらのリスクが顕在化した場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、連結財務諸表を作成するに当たっては現地通貨を円換算する必要があり、換算時に使用する為替レートによってはサンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、海外事業のリスク管理は、現地のグループ会社や拠点がサンアスタリスク(SunAsterisk)主管組織と連携し、状況の的確な把握と速やかな対策の協議等、管理体制の向上に取り組んでいます。

国外での事業展開に関わる為替リスクについては、顧客と円ベースでの取引と、外貨ベースでの取引の量的バランスの調整や、国内外の金利差も踏まえたキャッシュ・マネジメント等により、為替変動による経営成績及び財政状態への影響の抑制に努めています。

 

④投融資に関するリスク

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、今後の事業展開の過程において、既存サービスの強化、グローバル展開の加速及び新たな事業領域への展開等を目的として、出資、設備投資、アライアンス、M&A等の投融資を実施する場合があります。投融資については、弁護士・税理士・公認会計士等の外部専門家の助言も得ながら投資リスクを十分に検討し、また、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの財政状態等を総合的に勘案して決定していきますが、予定していた投融資が回収できない場合や、減損損失の対象となるような事象が生じた場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、M&A等により、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、当該事業固有のリスク要因が加わる可能性があります。

[リスクへの対応策]

投融資の意思決定時には、投資対効果の評価や、財務健全性の評価等を判断要素としています。特に重要なリスクと認識している、プライベート・エクイティ投資に当たっては、「プライベート・エクイティ投資業務マニュアル」を制定し、投資前のデューデリジェンスを必須とし、発見された各リスクの検証、対応策を踏まえた意思決定を実施することにより、当該リスクの低減に努めています。

 

⑤大規模災害や重大な感染症等に関するリスク

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、日本国内のほかベトナムにおいて事業を展開しており、地震・台風等の自然災害の影響を受ける可能性があります。日本及びベトナムにおいて大規模災害が発生し、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループが人的及び物的被害を受けた場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があり、発生を予見することが困難ではありますが起こりうるリスクと認識しています。

また、新型コロナウィルス感染症のような大規模な感染症等の発生によって、従業員等の感染等によってサービスの提供が困難になることがあります。さらに、新型コロナウィルス感染症による影響の長期化は、世界的な景気の減速をもたらし、サンアスタリスク(SunAsterisk)事業に大きなリスクを生じさせる可能性があります。具体的には、製造業・航空業・旅行業・飲食業等における消費の落ち込みや金融機関における信用コストの増大等に起因するお客様企業の経営状況の悪化によるIT投資の抑制・先送りや既存案件の規模の縮小、政情不安が誘発されることによる環境変化等により、新規での営業活動の停滞や、IT人材の紹介・派遣ニーズの減少、世界的な景気の減速に伴うお客様企業からの支払猶予の要請等によるサンアスタリスク(SunAsterisk)グループのキャッシュ・フローの悪化等のリスクが想定されます。

これらリスクの先行きを正確に見通すのは困難でありますが、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼす可能性があると認識しています。

 

[リスクへの対応策]

被災時における事業継続については、従業員等の安全の確保と事業の継続を目的として、一定の基準を超える災害発生時には代表取締役を執行責任者とする対策本部を設置し、臨機応変な対応を行います。新型コロナウイルス等の感染症対策としては、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、グローバルチームでリモートワーク環境下においてもサービス提供できる体制・ノウハウをすでに構築しており、サービス提供への影響の最小化を図っています。

また、ビジネスへの影響に対しては、感染の状況やお客様の状況等を注視しながら事業運営を行い、リスクの顕在化時の資金手当等が可能となるように取り組むことはもちろん、社会環境や顧客ニーズの変化を捉えたサービスに注力し、受注の拡大にも取り組んでいきます。

加えて、これまで培ってきたデジタル・クリエイティブスタジオのノウハウや知見を最大限に活用し、アフターコロナにおけるより良い社会の実現に向けて取り組んでいきます。

 

(3) 重要なリスク

①人材の確保と育成について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの事業を推進していくためには、高度な専門知識、技能及び経験を有する人材の確保及び育成が不可欠です。これはサンアスタリスク(SunAsterisk)グループ内に限らず、プロジェクトの各局面に応じてタイムリーに適切なパートナー・外注先を確保することも必要と考えています。予定していた人員の確保及び育成が計画どおり進まない場合や既存の人材の社外流出等があった場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、プロジェクトに対するパートナー・外注先の関与割合が高まった場合には、顧客が要求する品質水準に達するまでに、契約時点では予見不能な追加コストが発生する可能性や、要件を満たす人員を選定できない等の理由によりプロジェクトが遅延する可能性があります。これらの場合、プロジェクト業績の採算の低下等により、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、中長期的なビジネスを担う人材を、質と量を伴って採用・育成しています。採用においては、事業成長見込みや各部門ニーズを勘案した採用目標数を定義し、テクノロジー、ビジネス、クリエイティブの素養のある人材、即戦力となる経験者採用の強化を推進しています。ストック・オプション等のインセンティブの付与や、人材育成に係るプログラムの強化、人事評価の適正の確保、福利厚生制度の拡充、ワークライフバランスの実現等により、優秀な人材の確保・育成及び流出防止に努めています。

パートナー・外注先についても、定期的な会合等を通じた状況の把握や深いパートナーシップ関係の構築を図ることで、サンアスタリスク(SunAsterisk)のニーズにマッチした対応が可能な優良パートナー・外注先の確保等に努めています。

 

②システム開発プロジェクトに関する採算性等について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、柔軟性とスピードが求められる価値創造型の取り組みを支援するケースが多いため、原則として、準委任型の契約締結をしていますが、一部請負型の契約締結をするケースが存在します。受注の準備段階において、あらかじめ、顧客の要求する仕様・機能その他の顧客のニーズに応えるために必要な延べ作業時間(作業工数)の見積りを出し、その見積りに基づいて契約を行いますが、その開発作業において何らかのトラブル等が発生した場合や、開発したシステムのリリース後に不具合が発生した場合、その解消のために追加作業が必要となり、その追加費用の一部もしくは全部をサンアスタリスク(SunAsterisk)グループが負担することになった場合には、システム開発案件の採算性が悪化する可能性があります。

また、請負契約においては、顧客の検収に基づき売上を計上しています。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、プロジェクトごとに進捗管理を行い、計画通りに検収が行われるよう努めています。しかし、プロジェクトの進捗状況如何により、顧客の検収時期が当初計画と乖離した場合は、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの各四半期あるいは連結会計年度の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、受注の準備段階から顧客と丁寧なコミュニケーションをとり、プロジェクトの特性を踏まえて、適切な形態での契約締結を行うことを基本としています。また、請負契約かつ一定以上の規模の案件は「高リスク案件」として選定し、顧客への提案内容の実現性確認・契約内容の明確化等のリスクへの早期対応、受注時計画や原価見積りの妥当性チェックと納品までの進捗や課題の状況、リスクとその軽減策を定期的に把握・管理するなど、不採算及び遅延案件の抑制に努めています。

 

③景気動向、業界動向及び顧客動向の変動による影響について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

企業を取り巻く環境や企業経営の効率化などの動きにより、デジタル・クリエイティブスタジオ事業は、関連市場が今後急速に拡大すると予測されるものの、経済情勢の変化に伴い、企業のIT投資、DX投資及び人材に対する投資が抑制される等、事業環境が悪化した場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

また、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループを取り巻く市場の競争環境が激化し、コスト面や技術力等で競合他社に対し、現在の競争優位性を確保することが困難となる場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、経営計画等において継続的に環境分析を実施して、社会基盤、法制度、競争環境等の変化によりもたらされる機会やリスクを予見し、我々が提供するサービスを進化させていくことで、市場やお客様ニーズの変化へ柔軟に対応していきます。総合力を更に高め、サービスの高付加価値化等により他社との差別化・市場におけるユニークなポジション取りを図るとともに、稼働率の向上や不採算案件の抑制等を通じて生産性向上にも取り組んでいます。

また、引き続き、大手企業からスタートアップに至るまでの数多くの企業との取引関係の実績を積み上げ、国内外でのブランドを向上し、ノウハウを蓄積することにより、さらなる競争力の向上に努めています。

 

④今後の事業展開について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは今後も引き続き、企業価値の継続的な向上を目指し、事業規模の拡大と収益源の多様化を実現するために、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのノウハウを活かした新規事業・サービスの創出及び協業・戦略的提携に積極的に取り組んでいきますが、新規の取り組みが安定して収益を生み出すまでには一定の期間と投資を要することが予想され、全体の利益率を低下させる可能性があります。また、事前に十分な検討をしたにもかかわらず、期待した成果があがらない場合や、将来の事業環境の変化、予想困難なリスクの発生等により、当初の計画どおりに推移せず、投資に対し十分な回収を行うことができなかった場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、新規事業・サービスの創出及び協業・戦略的提携の検討に当たっては、事前に複数のシナリオを作成し、発見された各リスクの検証、対応策を踏まえた意思決定を実施することにより、当該リスクの低減に努めています。一方で、新たな取り組みにおいては一定のリスクを取って進めなければ、機会を逸することにもなりかねないため、主力事業によって経営の安定基盤を作りつつ、リスク許容度を上げながら、バランスの取れた意思決定に努めています。

 

⑤ゲーム領域に関するリスク

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、成長戦略の一環として、エンターテインメント領域の強化を図っています。その中で、ゲーム領域においては、コンテンツの供給会社及びタイトル数が技術革新などを背景に急増していることから競争が激化しており、収益を拡大する難易度は高まっています。また、ユーザーの嗜好の変化によるコンテンツの陳腐化も早いため、技術革新やユーザーの嗜好の変化に適時適切に対応できない場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、ゲーム領域においては、Apple Inc.が運営するApp Store、Google Inc.が運営するGoogle Play等のプラットフォーム事業者との契約に基づきコンテンツやサービスを提供していますが、契約条件の変更、契約の解除やその他の不測の事態が発生した場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、ゲーム領域は様々な先進技術の活用や浸透が進めやすいエンターテイメント領域の1カテゴリと認識し、この領域で先進技術・ソリューションの実装と運営の経験を積み、将来的にはそれらをBtoBや生活・社会インフラ領域等にも活用していく狙いを持って取り組んでいます。そのため、ゲーム領域単体での大きなリスクテイクは避け、自社の既存タイトルや優良なコンテンツを有する他社とのコラボレーション等を通じて安定的な収益モデル構築に努めています。事前に複数のシナリオを作成し、発見された各リスクの検証、対応策を踏まえた意思決定を実施することにより、当該リスクの低減に努めています。

 

⑥技術革新への対応について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループが属する情報サービス産業では、技術革新のスピードが速く、新言語・新技術によるサービスの導入が加速しています。サンアスタリスク(SunAsterisk)グループのデジタル・クリエイティブスタジオ事業の領域やその周辺で、予想を超える技術革新があり、それらへの対応が遅れた場合、あるいは想定を上回る速度での技術革新や新技術が出現し普及した場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。以下に記載の対応をしているため、対応が遅れるというリスクが顕在化する可能性は僅少であると認識しています。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループでは、R&Dの専門組織を設置し、情報技術や生産、開発技術等の調査、研究を不断に進めており、競争力の持続的向上につながるコア技術の選定、研究開発の推進及び自社のデータプラットフォームへの成果の展開、ナレッジの共有化にも力を入れ、技術革新への迅速な対応に努めています。

 

⑦知的財産権について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

近年は様々なデジタルサービスが増加し、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの認識していない第三者の知的財産権が既に成立している可能性やサンアスタリスク(SunAsterisk)グループの事業分野で新たに第三者の知的財産権が成立する可能性があること等から、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループによる第三者の知的財産権の侵害が生じる可能性があり、その第三者より、損害賠償請求、使用差止請求及びロイヤリティの支払要求等が発生した場合には、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する蓋然性は高くはありませんが皆無とは言えません。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、事業活動において、第三者の特許権、商標権等の知的財産権を侵害しないよう、常に注意を払い、社員への教育・研修を通じて意識向上に努めるとともに、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの知的財産権についても、重要な経営資源としてその保護・活用に努めています。

 

⑧特定人物への依存について

[リスクの内容と顕在化した際の影響]

サンアスタリスク(SunAsterisk)代表取締役小林泰平は、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの経営戦略の立案・決定や業務上の提携先及び取引先との交渉において中心的な役割を担うほか、実務レベルでの事業運営の推進においても重要な役割を果たしています。同氏の経営判断、行動力及び営業力等に一定程度依存している傾向にあるため、同氏が何らかの理由により業務執行できない事態となった場合、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの今後の事業展開及び経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。当該リスクが顕在化する蓋然性は高くはありませんが皆無とは言えません。

[リスクへの対応策]

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、同氏に対して過度に依存しない経営体制の構築を目指し、マネジメントチーム内での適切な役割分担、権限委譲等を行うとともに、経営人材の育成・強化に努めています。

 

(4) その他

①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

サンアスタリスク(SunAsterisk)は、サンアスタリスク(SunAsterisk)グループの役員、従業員並びに社外協力者に対するインセンティブを目的として、ストック・オプションによる新株予約権を付与しています。本書提出日現在、新株予約権による潜在株式数は2,504,500株となっており、発行済株式総数38,075,500株の6.58%に相当します。

これらの新株予約権が行使された場合、既存株主が有する株式の価値及び議決権割合が一定程度希薄化する可能性があります。また、今後も優秀な人材確保のために同様のインセンティブプランを継続して実施する可能性があります。

更に、潜在株式の行使により取得した株式が市場で売却された場合は、需給バランスに変動を生じ、適正な株価形成に影響を及ぼす可能性があります。

なお、新株予約権の詳細は「第4 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2)新株予約権等の状況」をご参照ください。

 

②配当政策について

サンアスタリスク(SunAsterisk)グループは、株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、将来の事業拡大と財務体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定的かつ継続的配当を実施していくことを基本方針としていますが、いまだ内部留保が充実しているとはいえず、創業以来配当を行っていません。

将来的には、内部留保の充実状況及び企業を取り巻く事業環境を勘案しながら株主への利益還元を検討していく方針です。内部留保資金につきましては、事業拡大を目的とした中長期的な事業原資として利用していきます。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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