まぐまぐ(4059)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


まぐまぐ(4059)の株価チャート まぐまぐ(4059)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3 【事業の内容】

まぐまぐは、「伝えたいことを、知りたい人に。」というビジョンのもと、ユーザーにとって価値ある最適なコンテンツを継続的に届けることを使命としております。情報の価値は多様であり、ある人にとっては何気ない内容であっても、別の誰かにとっては重要な意味を持つ場合があります。世界のどこかに存在する大切な情報が、今もなお数多く眠っているとまぐまぐは考えております。まぐまぐは、このような情報を「伝えたい」と考える人の思いを掘り起こし、「知りたい」と考える人に対して素早く、確実につなげていくプラットフォームの構築・提供を目指しております。

まぐまぐの事業は、メールマガジン配信及びMagOneを中心とする「プラットフォーム事業」、MAG2 NEWS(まぐまぐニュース)、MONEY VOICE(マネーボイス)、TRiP EDiTOR(トリップエディター)、by them(バイゼム)の4媒体から構成される「メディア広告事業」、およびイベント企画・運営等を行う「その他事業」から構成されております。

 

(1) プラットフォーム事業

まぐまぐの創業以来の中核事業であり、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」およびファンコミュニティプラットフォーム「MagOne(マグワン)」が属しております。

特に「まぐまぐ!」は、1999年のサービス開始以来、20年以上にわたり安定的にメールマガジン(以下「メルマガ」)を配信できる仕組みを提供し続けております。

 

まぐまぐのプラットフォーム事業の主要なサービスの内容は以下のとおりであります。

① 有料メルマガサービス

有料メルマガサービスは、有料メルマガの発行を希望するクリエイターがまぐまぐプラットフォーム「まぐまぐ!」を利用し、有料メルマガを配信できるサービスであります。

クリエイターは定期的にメルマガを執筆・発行し、読者が当該クリエイターの有料メルマガのセールスページから購読手続きを行うことで、購読料が毎月継続的に課金されます。まぐまぐは、この購読料をクリエイターと分配することにより収益を得ております。

まぐまぐはプラットフォーマーとして、メルマガの販売支援、クリエイター活動の支援、クリエイター間の交流支援等を行っております。また、クリエイターは「まぐまぐ!」の利用に際しイニシャルコストを負担する必要がなく、ランニングコスト(年会費、決済手数料、システム運営費、回線使用料、人件費等)もまぐまぐが負担するため、クリエイターはコスト面の負担なくメルマガを発行することができます。さらに、まぐまぐが運営するWebメディアへの記事掲載を通じて有料メルマガへの送客が可能となるなど、読者獲得を支援する各種サポート体制等を利用することができます。

まぐまぐのメルマガサービスは、平均1,000万通のメールを毎日、10年以上にわたり安定的かつ継続的に配信しており、大量配信を必要とするクリエイターの活動を強固に支えております。また、メルマガコンテンツをアプリで閲覧できる「まぐまぐリーダーアプリ」を提供しており、従来と比較してUIを大きく改善しております。

これらの取り組みにより、クリエイターはより効果的かつ効率的に、届けたい情報を読者へ配信することが可能となっております。

 

② 無料メルマガサービス

「まぐまぐ!」のプラットフォームを利用して無料メルマガを発行するクリエイターを主要な顧客とし、メルマガ運営を支援する各種有料サービスを提供することで収益を得る事業であります。

有料配信メニュー:

まぐまぐは無料メルマガの配信にあたっては、通常、「まぐまぐからのお知らせ」等の広告を挿入し運営しております。しかし、無料メルマガの発行者が「有料配信メニュー」サービスを利用する場合は、まぐまぐは発行者から付加サービス利用料を得る代わりに、メルマガへの広告挿入を停止します。そのため、「非営利団体」や「官公庁」等の発行者にとっては、広告の入らないメルマガを読者へ届けることができます。

 

 

代理登録機能  :

クリエイターが講演会などで自身のメルマガを紹介した場合等に、メルマガの読者登録をすることについて、クリエイターが明示的な承諾を受けて収集したメールアドレスを承諾者に代わって読者登録するサービスです。

 

 

③ MagOneサービス

MagOneは、クリエイターが記事配信、ライブ配信、物販等を通じて収益化を図ることができる次世代ファンコミュニティプラットフォームであります。まぐまぐは、初期費用や月額固定費を徴収せず、成果報酬型(レベニューシェア)により収益を計上しております。クリエイターは、会費販売、EC販売等の多様な手段を通じて収益を得ることが可能であります。

また、AIを活用したスポンサー企業とのマッチング機能や、NFT及びファントークン等のWeb技術を活用したファンエンゲージメント強化機能も提供しており、クリエイターの継続的な活動支援を図っております。加えて、グッズ等の販売については、商品管理から発送、顧客対応までを一貫して支援するEC機能を備えております。

さらに、まぐまぐでは専任スタッフがクリエイターに対して導入・運用面をフルサポートする体制を整備しており、ITスキルに不安のある方でも円滑に情報発信・収益化を行うことが可能であります。これらの支援に係るプラットフォーム開発費や人件費はまぐまぐが先行負担しており、クリエイター数の増加による追加的な費用は限定的であることから、高いスケーラビリティを有した事業構造となっております。

 

④ ライブ配信サービス

ライブ配信サービス「まぐまぐ!Live」は、スマートフォンアプリおよびWebブラウザを通じて映像・音声をリアルタイムに配信するサービスとして提供しておりましたが、サーバーコストの増加等の運営上の課題が顕在化していたこと、新体制における事業の見直しを踏まえ、2024年11月30日をもって提供を終了いたしました。

 

⑤ mine

まぐまぐは、クリエイターが記事単位でコンテンツを配信できるプラットフォームを提供しておりましたが、事業の選択と集中の方針に基づき、2023年3月31日をもちまして新規記事投稿および記事購入の受付を終了いたしました。本サービス終了によるまぐまぐの業績への影響は軽微であります。

 

(2) メディア広告事業

メディア広告事業は、まぐまぐが運営するWebメディア「MAG2 NEWS」「MONEY VOICE」「TRiP EDiTOR」「by them」の運営、およびWebメディアコンテンツ・メルマガコンテンツに掲載する広告枠の販売を行う事業であります。

本事業は、2014年に「MAG2 NEWS」を開設して以降、「伝えたいことを、知りたい人に。」というまぐまぐのビジョンのもと、メルマガコンテンツの有効活用および多様な表現手段の拡充を目的として展開しており、現在では4つのWebメディアを運営しております。各メディアにおいては、記事内容の最適化や特集展開等により話題性のあるコンテンツを掲載し、主要媒体のページビュー(PV)数およびユニークユーザー(UU)数は堅調に推移しております。

広告収入は、これらWebメディアおよびまぐまぐオフィシャルメルマガ(注1)に設置された広告枠を通じ、顧客企業に対して広告掲載サービスを提供し、その掲載料として得ております。収益の内訳としては、純広告(注2)、アフィリエイト広告(注3)、アドネットワーク広告(注4)などが挙げられます。広告単価については水準を維持しつつ、需要の高まる業種を中心に広告販売を強化しております。

メディア広告事業が関連するインターネット広告市場につきましては、以下のように公表されております。

2024年の日本の総広告費は通年で7兆6,730億円(前年比104.9%)で、アフターコロナを迎え、ウクライナ情勢、物価高騰など国内外の様々な影響を受けつつも、3年連続で過去最高を更新しました。その中で「インターネット広告費」は、社内のデジタル化を背景に継続して高い成長率を保っており、3兆6,517億円に達し、日本の総広告費全体の47.6%を占めました。(※1)

広告媒体別構成比で分析するとインターネット広告費が広告市場全体に占める割合が47.6%となり、これは旧来型のメディアである新聞・雑誌・ラジオを合計した7.5%(それぞれ4.5%・1.5%・1.5%)を大きく上回ると共に、地上波テレビの割合の21.3%を超える規模に成長しており、広告市場全体における重要性も年々増していると分析しております。(※2)

 

インターネット広告媒体費総額の推移(予測)

 

 

 

 

 

 

 

(単位:億円)

 

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

2023年度

2024年度

2025年度予測

インターネット

広告媒体費

16,630

17,567

21,571

24,801

26,870

29,611

32,472

 

出典:広告費データは、株式会社電通『2024年 日本の広告費』および株式会社CARTA・COMMUNICATIONS、株式会社電通、株式会社電通デジタル、株式会社セプテーニ『2024年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より引用

 

上記データよりインターネット広告市場は、今後も継続的な成長が見込まれる市場であり、メルマガコンテンツとのシナジー効果を生む重要な事業であると位置づけております。まぐまぐの大きな資産であるメルマガコンテンツを利用、かつプラットフォーム事業で長年培った資産(人・情報)を活用することで、現在では本事業をスタートした第17期から継続的に成長しております

※1 株式会社CARTA COMMUNICATIONS、株式会社電通、株式会社電通デジタル、株式会社セプテーニ・ホールディングス『2024年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より引用

※2 広告費データは、株式会社電通『2024年 日本の広告費』および株式会社サイバー・コミュニケーションズ、株式会社D2C、株式会社電通、株式会社電通デジタル『2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析』より引用

 

① 運営Webメディアコンテンツ

当事業年度末時点で4つのWebメディアコンテンツを運営しております。各メディアジャンルに特化した情報(ニュース・金融・旅行・恋愛・遊び記事)をインターネットを通じて提供しております。運営メディアは下記のメディアとなります。

 

・MAG2 NEWS(まぐまぐニュース) アクセスデータ 年間 15,105千UU(当事業年度末時点)

「まぐまぐ!」から発行されるメルマガを編集して、ニュース記事としてWebで紹介する総合ニュースメディアであります。政治・経済・ビジネス・芸能・科学などの各分野の専門家による記事を提供し、様々な分野のコンテンツを掲載しております。

 

・MONEY VOICE(マネーボイス) アクセスデータ 年間 3,681千UU(当事業年度末時点)

MAG2 NEWSと同様にメルマガプラットフォーム「まぐまぐ!」のマネー系メルマガからピックアップした情報のニュース記事ならびに書き下ろしのオリジナル記事を織り交ぜ紹介する、金融系Webマガジン(Webサイト)であります。最新の経済・金融ニュースの解説を中心に株式・為替・債券・先物・不動産など投資家に役立つ情報をお届けし、投資の初中級者に向けた総合金融情報サイトとして運営をしております。

 

・TRiP EDiTOR(トリップエディター) アクセスデータ 年間 3,574千UU(当事業年度末時点)

「旅も人生も、もっと楽しく編集できる」をキャッチフレーズとして、メルマガ「まぐまぐ!」で活躍する知識豊富なクリエイターたちが35歳以上のビジネスパーソンをメインターゲットに「旅をすること、いきること」の新たな魅力を再提案する旅行メディアとして運営をしております。

 

・by them(バイゼム) アクセスデータ 年間 2,904千UU(当事業年度末時点)

これまでのWebメディア運営のノウハウを活かし、新たに「恋愛」をテーマとしたメディアとして2019年8月に運営開始しております。性別・人種・考え方を問わず普遍的な悩みである「恋愛」の悩みに、メルマガ「まぐまぐ!」で活躍するクリエイターたちが多角的な視点で答えていくメディアであります。個人の多様性を受け入れ、女性のみならず元来のターゲット層である35歳以上の男性を含む幅広いユーザー層をターゲットとしております。恋をはじめとする人間関係に悩む人々が一歩前へ進む手助けを行う、ポジティブで多様性を持つ恋愛メディアとして運営しております。

 

 

○まぐまぐが運営する各メディアの年間のUUの推移は以下のとおりであります。

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千UU)

 

MAG2 NEWS

MONEY VOICE

ジモトのココロ

TRiP EDiTOR

by them

PLAYLIFE

合計

第17期

7,722

747

286

8,756

第18期

14,809

4,497

1,250

20,557

第19期

21,921

7,635

1,590

31,146

第20期

32,399

9,729

911

2,014

45,053

第21期

47,439

13,176

5,720

77

66,412

第22期

43,710

14,730

11,024

3,489

72,954

第23期

44,990

9,834

22,611

19,800

97,235

第24期

38,568

12,698

33,630

29,641

114,538

第25期

42,230

13,618

22,706

27,112

105,667

第26期

17,897

6,243

7,907

11,244

3,509

46,802

第27期

15,105

3,681

3,574

2,904

25,264

 

(注) 第18期は決算期変更の影響で10ヶ月分のUUが集計されております。第20期中(2018年3月)に「ジモトのココロ」を「TRiP EDiTOR」にリニューアルしております。第21期中(2019年8月)に「by them」をリリースしております。第26期中に「PLAYLIFE」を事業譲受しております。

 

② メルマガコンテンツ

まぐまぐは1999年からメルマガ配信のプラットフォームの事業に取組んでおります。有料メルマガと無料メルマガが発行され、登録した読者に向けて届けられております。そのうち無料メルマガに対して広告枠を設定し、顧客企業に提供することで広告収入を得ております。

また、メルマガ読者の増加獲得を希望する無料メルマガクリエイターを対象として、本広告枠を活用することで当該無料メルマガの魅力を訴求し、読者獲得をサポートする「メルマガ読者増加メニュー」サービスも展開しており、一定の課金収益を得ております。

 

(3) その他事業

その他事業においては、イベント企画等が属しております。イベント企画はクリエイターの活動の支援と促進を目的としています。まぐまぐがクリエイターの活動を支援し、活性化のサポートをすることで、クリエイターの知名度と信頼性を向上させ、ブランディングに貢献しております。当事業年度中は、人気クリエイターを講師に迎えた有料の講演会・イベント等を開催し、それぞれのクリエイターのコミュニケーションの機会を創出いたしました

 

(説明事項)

(注1) オフィシャルメルマガ

まぐまぐプラットフォームで無料メルマガを登録中の読者に対し、まぐまぐ!のWebメディア更新情報や各種新着情報を配信する公式メルマガサービス。

(注2) 純広告

まぐまぐWebメディアやメルマガの広告枠を、広告主が買い取り形式で購入する広告。

(注3) アフィリエイト広告

まぐまぐWebメディアやメルマガに掲出された広告の獲得成果に応じて成果報酬が発生する広告。

(注4) アドネットワーク広告

まぐまぐWebメディアや他社メディアを束ねた広告配信ネットワークに対し自動配信される広告。
まぐまぐは当該広告のクリック数や表示回数に応じて広告収入を得ております。

(注5) UU(ユニーク・ユーザー)

まぐまぐが運営するWebメディアの各ページに訪問したユーザーの実数を表す数値。集計期間中は同じWebメディアに同じユーザーが何度訪問した場合でも1UUとしてカウントされます。

 

 

事業系統図は以下のようになります。

 


 

(注) 1.「メルマガ」は、メールマガジンの略称です。

2.「まぐまぐ!Live」については、2024年11月30日をもってサービスを終了しております。

 

 


有価証券報告書(2024年9月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

まぐまぐにおける経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項については、当事業年度末現在において判断したものとなります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

まぐまぐは「伝えたいことを、知りたい人に。」を経営ビジョンに掲げ、創業以来のポリシーである「クリエイターファースト、個人ファースト」の姿勢を大切にしながら、メルマガ配信プラットフォーム「まぐまぐ!」やWebメディア「MAG2 NEWS」や「TRiP EDiTOR」など様々なサービスを開発・運営しております。21世紀に入って以降AI(人工知能)技術の進歩は目覚ましく、多くの分野で人間の能力を凌駕する未来がいよいよ現実味を帯びてきております。これを踏まえてまぐまぐは、私たち一人一人の人生に代替不可能な個性が求められるという観点から、これからの10年こそ個人の時代の幕開けになると考えております。まぐまぐは現代の時代の変化をポジティブにとらえ、インターネットはもちろんAIのテクノロジーも用いて、個人・法人を問わず誰もが気軽に利用できる、真に自由な情報発信プラットフォーマーとしての地位を確立することで、企業価値の向上を目指してまいります。

 

(2) 目標とする経営指標

企業価値を継続的に拡大することが重要であると考えていることから、「売上高」および「営業利益」を重要な経営指標としております。理由としましては、株主を含む様々なステークホルダーの意思決定に重要な影響を与える指標であること、また、まぐまぐは借入を実施していないことから営業利益以下の勘定科目はほとんど発生しないことからも経営意思決定を図っていく上では、「売上高」「営業利益」をまぐまぐの重要な経営指標としております。

 

(3) 経営戦略等

まぐまぐを取り巻く経営環境としては、電子コンテンツ市場およびインターネット広告市場が堅調に拡大しており、今後もこの傾向は継続すると考えられます。

このような背景のもと、今後まぐまぐでは、主軸であるプラットフォーム事業の機能強化や新規サービスの開発を計画しております。これらとメディア広告事業とのシナジー効果により更なる業容拡大を目指す方針であります。

プラットフォーム事業においては、ライブ配信サービス「まぐまぐ!Live」の機能拡充やユーザビリティの向上を目的とした開発保守、新規クリエイター獲得のための営業活動の促進、クリエイターへのサポート体制を充実させることで、新規クリエイターおよび課金読者数の増加を図ってまいります。

メディア広告事業においては、既存5メディア「MAG2 NEWS」、「MONEY VOICE」、「TRiP EDiTOR」、「by them」「PLAYLIFE」の更なるコンテンツ拡充により、ブランドの認知強化や新規読者層の取り込み、リピート訪問率向上を実現することで、広告価値が高いオーガニック検索流入(注)を含む全体閲覧数の増加を図ってまいります。

 

(注) 検索エンジンの検索結果に表示されたもののうち、広告表示を除いた通常の検索結果からのアクセス。

 

(4) 経営環境および優先的に対処すべき課題

まぐまぐの展開する「プラットフォーム事業」および「メディア広告事業」は、ともにIT分野において技術の進化、顧客嗜好・媒体の変化、競合他社が多く競争が激しい事業領域であります。そのような事業環境の中で、まぐまぐが長期的かつ持続的に成長を見込み、経営戦略を確実に遂行していくために対処すべき課題は以下のとおりです。

 

① 優秀な人材の確保および育成

継続的な成長の基盤である人材は、まぐまぐにとって最も重要な経営資源と認識しております。まぐまぐが属するITサービス産業では、現状人材の獲得競争が激化しており、人件費および採用費も高騰しております。このような状況の中、優秀な人材を継続的に雇用しつつ定着させることがまぐまぐの発展において重要であります。人的基盤を強化するために、より採用体制の強化を進めてまいります。また、多様なワークスタイルの支援を通じた働き方・働きやすさの追求や適正な事業ドメインに沿った人員配置、適正な評価がなされる企業風土の構築を推し進めることにより定着化に努めてまいります。

 

 

② 技術力の向上

まぐまぐの事業である「プラットフォーム事業」および「メディア広告事業」が属するITサービス産業では、技術革新やイノベーションが起こりやすく変化の激しい分野であります。したがって、まぐまぐが持続的に成長を続けていくためには、さらなる技術力の向上が必要であると認識しております。そのためまぐまぐでは、人材育成と人材採用を継続的に実施し、優秀な人材の確保と定着に積極的に取組んでおります。高度な技術力を持つ技術者を採用することで、全体的な技術力の向上に努めてまいります。

 

③ 認知度の向上、ブランドの確立

まぐまぐが市場での浸透度を高めていくためには、一層の認知度の向上、信頼感の醸成が必要となってまいります。顧客に安定的にサービス提供のできるプラットフォーマーとして信頼していただけるよう、サービスのたゆまぬ向上、既存顧客の満足度向上、パブリシティ強化を通じまぐまぐブランドの確立および普及に努めてまいります

 

④ 営業力の強化

プラットフォーム事業において、メルマガクリエイターの獲得が重要であると考えております。まぐまぐの知名度を向上させ、事業部担当者がピックアップした著名人にアプローチをかけるなどの方法により、様々な分野のメルマガクリエイターを獲得できるように努めてまいります

メディア広告事業においては、人材の採用促進と営業ツールを効果的に活用することでリード獲得の強化を図ってまいります。また、大手広告代理店との連携およびメディア自体の総合力を強化し、大型案件の受注増加を目指してまいります

 

⑤ システム基盤の強化

まぐまぐは、収益の基盤となるサービスをインターネット上で展開していることから、システム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、システムを安定的に稼働させるための人員の確保およびサーバーの拡充に努めてまいります。

 

⑥ 情報管理体制の強化

まぐまぐでは、プラットフォーム事業においてメルマガ配信サービス「まぐまぐ!」を運営しており、メルマガクリエイターおよびメルマガ読者の個人情報を多く取扱っております。情報管理体制の整備を引き続き推進していくとともに、情報の取扱いに関する社内規程の適切な運用、役職員の機密情報リテラシーの向上、役職員による機密情報の取扱いに関する内部監査等を通じ、情報管理体制の向上を行ってまいります。

 

⑦ 内部管理体制の強化

まぐまぐは、今後もより一層の企業価値の向上および成長を図ってまいります。そのため企業規模の拡大に応じた内部管理体制の構築を図るために、コーポレート・ガバナンスを重視し、リスクマネジメントの強化、ならびに金融商品取引法における内部統制報告制度の適用等も踏まえた内部統制の継続的な改善および強化を推進してまいります。また、まぐまぐの事業に関連する法規制や社会的要請等の環境変化にも対応すべく、内部管理体制の整備および改善に努めてまいります。

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、リスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。まぐまぐはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針であります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてまぐまぐが判断したものであります。

 

(1) 事業環境に関するリスクについて

① 技術革新について

まぐまぐはインターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、インターネットサービス業界の中で、新技術の開発や当該技術を利用した新サービスの導入が相次いで行われており、インターネットビジネスの業界環境の変化のスピードが増していると考えられます。このため、まぐまぐでは新技術の開発を継続的に行うとともに、優秀な人材確保に取組んでおりますが、環境変化への対応が遅れた場合には、まぐまぐの競争力が低下する可能性があります。また、新技術の開発に対応するために多大な支出が必要となった場合には、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

② 市場動向について

まぐまぐのメディア広告事業およびプラットフォーム事業が属するインターネット広告市場およびインターネットメディア市場は、インターネット利用者の増加、スマートフォン端末の普及、企業活動におけるインターネット利用の増加等により高成長を続けてまいりました。雑誌、新聞、テレビ、ラジオ等の媒体は縮小傾向を示している一方で、ビッグデータ時代到来に伴う消費者行動や、消費および購買データの集積・分析ができるデジタルメディアによるマーケティング分析手法の確立によりインターネットメディア市場はさらなる成長が見込まれることからこのような傾向は今後も継続していくと考えておりますが、何らかの事情により、市場成長が阻害されるような状況が生じた場合には、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

③ インターネットにおける法的規制について

当事業年度末現在においては、まぐまぐの事業継続に著しく影響を及ぼす法的規制はありませんが、インターネット関連分野においては「電気通信事業法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」等が存在します。近年インターネット関連事業を規制する法令は徐々に整備されてきており、今後インターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法令等の規制や既存法令等の解釈の変更がなされた場合には、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 新規事業について

まぐまぐは事業規模の拡大および収益基盤の強化のため、今後新サービスもしくは新規事業の展開について積極的に検討してまいりますが、これにより人材採用やシステム開発等の追加的な投資が発生し、安定的な収益を生み出すには時間を要することがあります。また、新サービス、新規事業の展開が当初の計画通りに進まない場合には、投資回収ができなくなる可能性やまぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

⑤ システムトラブルについて

まぐまぐの事業ではインターネットを利用しているため、人為的な事故や不正アクセス等によって通信ネットワークの切断、サーバー等のネットワーク機器が動作不良を起こす、または動作が不能となるなどのシステムトラブルが発生する可能性があります。まぐまぐでは、システムトラブルの発生防止のために、脆弱性の確認および不正アクセス防止等の対策を講じております。しかしながら、これらの対策を講じているにも拘らず、障害が発生した場合には、まぐまぐの事業に影響を与えるほか、まぐまぐのシステム自体への信頼性の低下を招きかねず、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

⑥ 自然災害等について

まぐまぐの事業活動に必要なサーバーについては、自然災害等の事故が発生した場合に備え、外部のデータセンターの利用や定期的バックアップ、稼働状況の監視等によりシステムトラブルの事前防止または回避に努めております。万一、外部のデータセンターの所在地において大地震や台風等の自然災害により、設備の損壊や電力供給の制限等の事象が発生した場合、まぐまぐが提供するサービスの継続に支障をきたす場合があります。また、損害を被った設備等の修復や被害を受けた従業員に対する補償等の費用が発生し、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

⑦ 親会社との資本関係について

まぐまぐの親会社は株式会社エアトリであり、同社は当事業年度末現在において東京証券取引所に上場しており、まぐまぐ発行済株式総数の70.74%(1,991,200株)を保有しております。同社グループは、エアトリ旅行事業、ITオフショア開発事業、訪日旅行事業、Wi-Fiレンタル事業、メディア事業、投資事業を運営しております。まぐまぐは、同社の承認を必要とする取引や業務は存在せず、事業における制約もなく、独立した意思決定による独自の経営を行っており、各取締役への取締役報酬の分配の適正性、取締役及び監査役の選任の妥当性については、取締役会で決議される前に独立役員委員会にて審議・検討を行い、その結果を取締役会に報告しております。なお、取締役会では、当該独立役員委員会での審議・検討による意見を最大限尊重した上で、関係する議題の決議を行っております。しかしながら、同社は議決権比率の観点から、定款の変更、取締役および監査役の選解任、合併等の組織再編行為、重要な資産・事業の譲渡および剰余金の処分等、株主の承認が必要となる事項に関しては、同社による議決権行使がまぐまぐの意思決定に影響を及ぼす可能性があるため、同社の利益はまぐまぐの他の株主の利益と一致しない可能性があります。また、同社の経営方針の変更や経営状態の悪化等により、問題が生じた場合には、まぐまぐの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります

 

⑧ 親会社グループにおけるまぐまぐの位置付けについて

まぐまぐは、親会社グループにおいて、メディア事業に区分されておりますが、同社グループ内において、まぐまぐの主な事業内容と同事業を展開しているグループ企業はなく、グループ内における競合は生じておりません。今後においても競合等が想定される事象はないものとまぐまぐは認識しております。しかしながら、将来において同社グループの事業戦略やまぐまぐの位置付け等に著しい変更が生じた場合には、まぐまぐの事業活動および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑨ 親会社グループとの取引関係について

まぐまぐは、親会社グループと新たに取引を行う場合は、第三者との取引以上に、慎重に条件の妥当性を検証して取引を行っております。まぐまぐでは、関連当事者取引を行う際には、取引の妥当性について、取締役会で決議される前に独立役員委員会にて審議・検討を行い、その結果を取締役会に報告し、取締役会では、当該独立役員委員会での審議・検討による意見を最大限尊重した上で、取引の可否を判断しております。また、管理部門における取引開始時の確認や、監査役監査や内部監査における事後確認を行うことで、同社との取引における健全性および適正性確保の仕組みを整備しております。なお、同社および同社グループとの取引については、事業上の必要性及び他社との取引条件等を比較しその妥当性の検証を行なった上で取引を行う方針であります。当事業年度末時点において親会社との取引方針や取引条件に変化は生じておりませんが、今後の取引条件に変更が生じた場合には、まぐまぐの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります

 

(2) プラットフォーム事業に係るリスクについて

① 競合について

まぐまぐは1997年からメルマガ配信サービス「まぐまぐ!」を安定的に運営しており、長年に渡って電子メールの大量配信に関する独自技術とノウハウを蓄積することで、メルマガ配信プラットフォームの運営に係る優位性を確保していると認識しております。今後もプラットフォーム基本機能の逐次強化や決済手段の充実、新規サービスの開発により他社との差別化を図り、サービスの維持向上に努めていく方針であります。しかしながら、今後、高い資本力や知名度を有する企業等の参入による競争の激化と顧客の流出により、まぐまぐが競争力や優位性を保つことが困難になった場合には、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② メルマガクリエイターがまぐまぐプラットフォームを脱退するリスク

まぐまぐは、メルマガクリエイターが伝えたいことを、知りたい人に情報を発信できる環境を整え、メルマガクリエイターの活動を支援し、活性化のサポートをすることで、メルマガクリエイターの知名度と信頼を向上させる活動をしてまいりました。また、新規クリエイターを募る積極的なリクルーティングも実施しております。しかしながら、新しい情報発信ができるプラットフォームの出現や、その他何らかの事情によりクリエイターが流出する場合には、メルマガ購読料収入の減少などにより、まぐまぐの財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

③ 特定サービスへの依存について

まぐまぐのプラットフォーム事業はメルマガ配信に依存した事業となっております。今後も取引の拡大に努めると同時に売上依存度を下げるため、新規のサービス開発を図ってまいりますが、市場の急激な縮小や新規参入による競争激化等がまぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

④ 電子メール受信環境に係るリスクについて

まぐまぐでは従来のメール配信に加えて、電話番号の登録だけでWeb上で有料メルマガを閲覧できる仕組みを2019年4月より提供開始しており、今後も、電子メールに依存しない配信環境の構築に努める方針であります。しかしながら、電子メール関連プロトコルが変更された場合、メール受信ソフトやWebメールに故障または不具合(迷惑メール誤判定を含む)が生じた場合、メール受信ソフトやWebメールのサービス提供が終了した場合、まぐまぐが読者にメルマガを配信することが困難になり、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ 法的規制について

まぐまぐでは、不当景品類及び不当表示防止法(景表法)・特定商取引に関する法律・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)・出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(出資法)・貸金業法・金融商品取引法などに関わるメルマガコンテンツに関して、まぐまぐの定める「メルマガ審査基準マニュアル」に従い審査を実施しており、内容によっては、顧問弁護士等の専門家の見解を得る体制を整備しておりますが、現行の法令および権利内容の解釈適用上で論点が生じる可能性があり、その結果としてまぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

(3) メディア広告事業に係るリスクについて

① 競合について

まぐまぐは、「MAG2 NEWS」、「MONEY VOICE」、「TRiP EDiTOR」、「by them」、「PLAYLIFE」の5つのWebメディアを運営し広告枠の提供をしております。まぐまぐはプラットフォーム事業のメルマガコンテンツとシナジー効果を生み出すことにより、新規に参入する企業に対して一定の優位性を保っております。しかしながら、今後高い資本力や知名度を有する企業等の参入があった場合、競争の激化と顧客の流出により、まぐまぐが競争力や優位性を保つことが困難になった場合には、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 特定の取引先への依存について

まぐまぐのメディア広告事業においては、「Webメディア」等(「MAG2 NEWS」・「MONEY VOICE」・「TRiP EDiTOR」・「by them」・「PLAYLIFE」)を通じて読者へサービスを提供しており、Google Adsenseを運営するGoogle Asia Pacific Pte. Ltd.に対する収益依存の割合が大きくなっております。まぐまぐは、他のアドネットワーク事業者との個別業務契約を締結しておりますが、アドセンス仕様変更や今後起こり得る規約変更をはじめとする各運営事業者の動向によっては、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

③ 法的規制について

まぐまぐでは、不当景品類及び不当表示防止法(景表法)・医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)・下請代金支払遅延等防止法などに関わるメディアコンテンツに関して厳正なる審査基準を設け審査を実施しておりますが、現行の法令および権利内容の解釈適用上で論点が生じる可能性があり、その結果としてまぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

④ 不適切な広告に対する監視体制について

まぐまぐは、顧客に提供する価値を担保するために、まぐまぐが配信する広告に係る品質管理の徹底が重要な課題であると認識しております。具体的には、不正な広告表示、錯誤を誘発する広告表示等の取扱いに関する監視マニュアルを定め、該当する広告取引の減少に努めております。しかしながら、万一、予期せぬ要因により、これらの対応に不備が生じた場合、顧客への損害補填が必要となる等、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

(4) 経営管理体制について

① 経営陣への依存について

まぐまぐの経営陣は、事業に関する豊富な経験と知識およびノウハウを有しており、まぐまぐの代表取締役および各業務執行取締役は、経営方針や事業戦略の策定をはじめとして、まぐまぐの事業活動全般において極めて重要な役割を果たしております。このため、まぐまぐでは当該役員らに過度に依存しないよう組織的な経営体制の構築や人材育成を進めております。しかしながら、当該役員らのキャリアプラン、健康状態、家庭事情その他の何らかの理由により当該役員らが辞任しその代替を確保できない場合、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

② 人材の確保と定着および育成について

まぐまぐは、競争力の向上および今後の事業展開のため、優秀な人材の確保と定着および育成が重要であると考えております。しかしながら、優秀な人材の確保と定着および育成が計画通りに進まない場合や優秀な人材の社外流出が生じた場合には、競争力の低下や事業規模拡大の制約要因になる可能性があり、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

③ 小規模組織であることについて

まぐまぐは当事業年度末現在において従業員19名と比較的小規模な組織であり、業務執行体制もこれに応じたものになっております。まぐまぐは、業務の適正および財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しておりますが、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制が追い付かない場合には、適切な業務運営が困難となり、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

④ 個人情報等の情報管理について

まぐまぐは、インターネット関連サービスの提供を通じ、利用者本人を識別することができる個人情報を保有しております。まぐまぐでは、一般財団法人日本情報経済社会推進協会が発行するプライバシーマークを取得しており、個人情報を取扱う際の業務フローや社内体制を明確化し、個人情報管理に関する「個人情報保護規程」を制定しております。併せて役員および従業員を対象とした社内教育を通じて、関連ルールを周知徹底し、意識向上を図っております。しかしながら、個人情報がまぐまぐの関係者や業務提携先の故意または過失により、外部へ流出もしくは悪用される事態が発生した場合に意図せず違反した場合には、まぐまぐが損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、まぐまぐならびに運営サービスの信頼性やブランドが毀損し、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

⑤ 知的財産権について

まぐまぐは、第三者の特許権、商標権、著作権等の知的財産権の侵害を回避すべく監視および管理を行っていく方針でありますが、まぐまぐの事業分野でまぐまぐの認識していない知的財産がすでに成立している可能性または新たに第三者の知的財産権が成立する可能性もあり、当該侵害のリスクを完全に排除することは極めて困難であります。万が一、まぐまぐが第三者の知的財産権等を侵害した場合には、損害賠償請求、差止請求や知的財産権の使用に関する対価等の支払い等により、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。また、まぐまぐは必要に応じて商標権等の知的財産権等の申請を行っておりますが、まぐまぐの知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間や費用を要すること等により、まぐまぐの事業活動ならびに財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。

 

⑥ 訴訟について

当事業年度末現在、まぐまぐにおいて重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりません。また、まぐまぐは法令違反となるような行為を防止するための内部管理体制を構築するとともに、取引先、従業員その他第三者との関係において、訴訟リスクを低減するよう努めております。しかしながら、知的財産権の侵害等の予期せぬトラブルが発生した場合、取引先等との関係に何らかの問題が生じた場合等には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは訴訟を提起されるリスクがあります。かかる損害賠償の金額、訴訟の内容および結果によっては、まぐまぐの社会的信用、財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 配当政策について

株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識しており、業績の推移、財務状況、今後の事業および投資計画を総合的に勘案し、内部留保とのバランスを図りながら経営成績に合わせた利益配分を行うことを基本方針としておりますが、当期純損失を計上するなど、厳しい経営環境となっております。そのため、今後の配当実施の可能性およびその実施時期等については、現時点において未定であります。

 

⑧ ストック・オプションの行使による株式価値の希薄化について

まぐまぐは、まぐまぐ取締役、従業員および社外協力者に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとしてストック・オプションを付与しているほか、今後も優秀な人材確保のためストック・オプションを発行する可能性があります。これらのストック・オプションを権利行使された場合、まぐまぐ株式が新たに発行され、既存の株主が有する1株当たりの株式価値を希薄化させる可能性があります。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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