GMO TECHホールディングス(415a)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】GMO TECHホールディングスグループは、純粋持株会社としてグループ全体の経営管理を行うGMO TECHホールディングス(GMO TECHホールディングス株式会社)及びGMO TECHホールディングス連結子会社であるGMO TECH㈱、GMOデザインワン㈱、並びにGMO TECH㈱の連結子会社であるGMO ReTech㈱及びGMO-Z.com TECH KR, Inc.、GMOデザインワン㈱の連結子会社であるGMOイーネットワークス㈱及びGMO-Z.com TECH VN NTA Co.,Ltd.によって構成されており、GMOインターネットグループ株式会社の連結子会社として、集客支援事業、不動産テック事業を行っております。なおGMO TECHホールディングスは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。GMO TECHホールディングスの親会社であるGMOインターネットグループ株式会社は、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を行っております。GMO TECHホールディングスグループは主に「インターネット広告・メディア事業」に属しております。GMO TECHホールディングスグループは、世界の人々にとって欠かせないサービスを営業、開発、サポートなどのメンバーが一致団結し創造し続けるインターネットマーケティング企業として、事業を展開しております。 インターネット分野におきましては、トレンドの変化が非常に早く、それによりお客様のニーズが絶えず変化しておりますが、そのような環境下においても、技術力を背景とした自社商材の投入を行いながら、お客様の成果にコミットする事業展開を図っております。GMO TECHホールディングスグループの事業は、連結子会社GMO TECH㈱が行う創業事業であるSEOコンサルティングをはじめとするWebマーケティング、アドテクノロジーを駆使して総合的なインターネット集客支援サービス、及び連結子会社GMOデザインワン㈱が行うインターネットメディアサービス等の集客支援事業、並びに連結子会社GMO ReTech㈱が行う不動産テック事業により構成されております。 GMO TECHホールディングスグループのセグメントは下記のとおりとなっております。名称セグメントの名称主要サービス概要GMO TECH㈱集客支援事業SEM※サービス MEOサービスGoogleマップでの検索(ローカル検索)で店舗情報等を検索ユーザーが見つけやすくなる施策を行う、上位表示対策をするサービス SEOコンサルティングYahoo!、Google検索の上位表示対策 アフィリエイトサービスGMO SmaADスマートフォンアプリおよびWebサービスのプロモーションに特化したアフィリエイト(成果報酬型)広告 GMOアプリ外課金アプリの課金について、外部サイトを通じた決済を可能にするサービスGMOデザインワン㈱インターネットメディアサービス国内最大級のオールジャンル店舗情報口コミサイト「エキテン byGMO」を提供GMO ReTech㈱不動産テック事業GMO賃貸DX賃貸オーナー・入居者向けのアプリケーションプラットフォームや、不動産賃貸手続きにおける契約の電子化サービスなどの提供 ※SEMとは、Search Engine Marketingの略で、SEOやリスティング広告を含む検索エンジン上のマーケティングのことを指します。 (事業の内容について)(1) 集客支援事業 集客支援事業として、SEMサービス、アフィリエイトサービス及びインターネットメディアサービスを展開しています。①MEOサービスGoogleマップでの検索(ローカル検索)で店舗情報等を検索ユーザーが見つけやすくなる施策を行う、上位表示対策をするサービスを提供しております。②SEOコンサルティングクライアントのホームページを検索エンジンの上位に表示するSEO事業はGMO TECHホールディングス創業からの事業です。コンサルティング型・成果報酬型・月額固定型等の商品体系により展開しております。③GMO SmaADスマートフォン向け成果報酬型広告サービスです。広告主様には集客と効果検証、媒体主様には収益化プラットフォームを提供しております。国内外の豊富なメディア・広告ネットワークと連携し、費用対効果の高い広告出稿・配信を行います。④GMOアプリ外課金アプリ事業者がアプリ内課金に依存せず、Webサイトを通じてデジタルコンテンツを販売できるサービスです。決済手数料を削減しアプリ収益を向上させるだけでなく、GMO SmaADと連携することでアプリユーザーの獲得も可能です。⑤エキテン byGMO国内最大級のオールジャンル店舗情報口コミサイトです。お店側は、自店の情報を掲載してアピールすることで、集客力をアップすることができます。お住いの場所や出先の場所で、その時必要なご自身のニーズにあったさまざまなジャンルのサービスを「探したい」ユーザーのニーズに応えること。一方で、もっと多くのお客様に、自店のことを知ってほしい、見つけてほしいといったお店の「集めたい」ニーズに応えること。エキテン byGMOはその両方を「つなぐ」ことで地域社会に根付いたビジネスを活性化いたします。⑥その他集客支援広告Google AdWords広告やYahoo!スポンサードサーチ広告に加え、Webサイトやモバイルアプリの広告掲載場所に対して多彩なフォーマットで広告表示するディスプレイ広告、また、近年利用者が急増しているソーシャル広告の運用代行を提供しております。また、集客メディアの開発や運営も行っております。 (2) 不動産テック事業 不動産テック事業として、賃貸オーナー・入居者向けのアプリケーションプラットフォームや、不動産賃貸手続きにおける契約の電子化サービスなどの事業を展開しています。 GMO賃貸DX不動産管理会社と不動産オーナー間で発生するコミュニケーションをスマートフォンアプリ上で行える「GMO賃貸DXオーナーアプリ」および、不動産管理会社と入居者との間で発生する様々なコミュニケーションをアプリ上で行える「GMO賃貸DX入居者アプリ」を提供しております。また、不動産管理会社の売上向上を実現する「GMO賃貸DX オーナーCRM」を提供しております。 [事業系統図]以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次の通りであります。 (1)集客支援事業 (2)不動産テック事業
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてGMO TECHホールディングスが判断したものであります。(1) 会社の経営の基本方針 GMO TECHホールディングスは、GMOインターネットグループにおいてAIで未来を創るNo.1企業グループとしてWebマーケティングDXサービスを提供し、企業様の売上を最大化する会社であります。GMO TECHホールディングスは、集客に関する高い知識や経験をもってより良い世の中を創造していく為、「日本の代表的なグローバルテックカンパニーになる」ことをビジョンとし、「AIやDXを活用しお客様の生産性や成長を向上する」ことを会社ミッションとしております。 (2) 会社の対処すべき課題 インターネット関連技術は、技術の進歩が著しく、競争の激しい分野であり、技術優位性をもって先見的・コスト優位性のあるサービスを継続的に作りだすことが重要であります。また、集客支援事業、不動産テック事業においては複数の競合会社が存在しており、他社との差別化が重要なポイントであることが経営課題と捉えております。 技術力においては、エンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備を進めております。自社サービスの開発を優秀な「人財」において行うべく努めております。 (3) 目標とする経営指標 GMO TECHホールディングスグループは事業の継続的な拡大と企業価値の向上が重要と捉えております。GMO TECHホールディングスグループの経営上の目標の達成状況を判断するための指標は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益であります。 (4) 今後の事業展開に関して 集客支援事業においては、創業当初より「検索・集客分野」に経営資源を集中し人材を重点配置したことが功を奏し、高いスキルと能力を有しています。こうした知見はスマートフォン向け広告配信サービスである「GMO SmaAD」においても活かされ、自社商材の拡充を図ってまいりました。また、近年のスマートフォンの爆発的な普及による検索ユーザーの検索行動の変化と、Googleのアルゴリズム改変及びインターフェイスの変更に伴い、Googleマップ検索での上位表示をすることの重要性が増しております。GMO TECHホールディングスMEO対策を行うサービスにおいては、施策管理ツールおよび施策コンサル等をご提供しております。 2020年7月に不動産テック事業を展開する目的で連結子会社GMO ReTech㈱を設立いたしました。不動産の分野における電子契約サービスの利用をはじめ、ITの利活用が進められようとしております。また、新型コロナウイルス感染症拡大を受け、VR技術を用いたオンライン内見サービスや、不動産や顧客情報をオンラインで管理・運用するサービスなど、不動産領域の業務にテクノロジーを掛け合わせた「不動産テック」に期待が寄せられており、今後もITの利活用は浸透していくと考えます。これまでのインターネット集客支援事業で培った技術力を「不動産賃貸領域」という新たな分野に投入してまいります。 また、2025年10月の経営統合によりGMO TECHホールディングスグループに加わったGMOデザインワン株式会社においては、店舗情報口コミサイト「エキテン byGMO」を中心としたインターネットメディア事業を展開しております。「エキテン byGMO」は国内最大級のオールジャンル店舗情報口コミサイトであり、コンテンツの見直し等を継続的に行ってサイト価値向上に取り組むとともに、店舗や中小企業の幅広いニーズに対応する低料金という差別化要因を活かしつつ、他メディアとの連携機能の強化など、利便性を高めながら収益機会の拡大を図ってまいります。加えて、「エキテン byGMO」で獲得した膨大なデータとノウハウを活かしながら、中小事業者の様々な課題を解決できる新たなサービスの提供に向け、グループ全体で取り組んでまいります。 (5) 経営体制および組織に関して GMO TECHホールディングスグループは、「日本の代表的なグローバルテックカンパニー」を目指すべき姿とし、「AIやDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、お客様の生産性向上と成長を支援する」ことを使命としております。このたび、持続的な企業価値の向上を実現するため、2026年度から2028年度までの3か年を対象とする「中期経営計画」を策定いたしました。本計画の着実な実行こそが、GMO TECHホールディングスグループが優先的に対処すべき課題であると認識しており、以下の重点項目に取り組んでまいります。 ①中期経営計画の目標達成 本計画の最終年度である2028年度において、売上高160億円、営業利益20億円の達成を目標として掲げております。また、事業成長に伴う社会的責任を果たし、投資家の皆様からの信頼をより高めるため、2029年度のプライム市場への市場区分変更を目標に定め、ガバナンス(企業統治)の強化と経営の透明性向上に努めてまいります。 ②事業別の成長戦略と収益構造の改革 目標達成に向け、各事業の特性に応じた最適な戦略を推進いたします。• 既存ストック型事業の継続的成長 MEO(地図検索最適化)事業及び不動産テック事業は、安定的な収益基盤となる「ストック型事業」と位置づけております。これまでに培った顧客基盤をさらに拡大するとともに、サービスの質の向上を図り、継続的な事業成長を維持してまいります。• 変革期にある事業の抜本的な収益改善アフィリエイト事業:新規顧客の獲得強化及び既存顧客売上の改善を推進してまいります。また、AI技術の 積極活用をして業務の自動化を進め、組織の最適化及び生産性の向上も推進してまい ります。インターネットメディア事業:有料店舗会員数の維持・回復を最優先課題とし、広告宣伝費の効率化やサー ビス単価の見直し、サイト利用者数の改善など、あらゆる施策を講じて業績 の回復を図ります。 ③経営統合による相乗効果の最大化 2社の経営統合を最大限に活かすため、次の施策を推進いたします。• 営業連携の強化と顧客基盤の活用 2社が有する膨大な顧客基盤とデータを統合・共有し、相互のサービスを組み合わせて併売することで、一顧客あたりの提供価値を高め、売上の最大化を図ります。• 管理部門の統合と経営基盤の整備 統合の大きな目的の一つである、総務・人事・法務・経理等の管理部門の集約と統合を速やかに進めます。重複する業務の整理やシステムの共通化を行うことで、組織運営の効率化を図るとともに、意思決定の迅速化と強固な経営体制を構築してまいります。 ④開発体制の内製化によるコスト競争力の強化 これまで外部に委託していたシステム開発の一部を、ベトナムの拠点及び国内の開発拠点へと段階的に移管し、開発体制の内製化を確立いたします。これにより、開発スピードの向上と大幅なコスト削減を両立し、競争力のあるサービス提供体制を整えてまいります。 ⑤戦略的な投資による非連続な成長(新しい仲間づくり) 中期経営計画の達成を加速させるため、強化した財務基盤を背景に、成長投資を積極的に行います。GMO TECHホールディングスの事業と高い親和性を持ち、収益力向上に寄与する企業との新しい仲間づくりを推進し、既存事業の枠を超えた成長を目指してまいります。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】GMO TECHホールディングスグループの事業展開上のリスク要因となる可能性のある主な事項について記載しております。また、必ずしも重要なリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要と判断した事項については、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。GMO TECHホールディングスグループはこれらのリスクの可能性を考慮した上で、リスクの発生の回避や分散、または問題が発生した場合の対応について最大限努めて参ります。なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、特段の記載のない限り、本書提出日現在においてGMO TECHホールディングスグループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境に関するリスク① インターネット広告市場についてインターネット広告費市場は、利用者の増加、インターネット閲覧可能な端末の普及、企業等の活動におけるインターネットの利用増加により成長を続けて参りました。2025年度のインターネット広告媒体費は前年度から9.7%拡大し、3.2兆円を超える見込み(※1)であります。このような傾向は、今後も継続していくと考えております。(※1)出所:電通グループ4社 2024年3月発表「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」 しかしながら、広告市場は景気の変動等による業況感の悪化や広告主の広告戦略の変化などによる影響を受け易い状況にあるため、インターネット広告を含む広告出稿全般が低減した場合、GMO TECHホールディングスの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新への対応についてGMO TECHホールディングスグループが提供する事業領域の商材は、広告効果を向上させるために表示方法や販売手法などに関し様々な取り組みが常日頃から行われ、加えてAI(人工知能)など新しい技術も頻繁に導入されております。またスマートフォン関連サービスにおいては、技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が早く、ブロックチェーンやIoT技術など新しいテクノロジーを採用した新サービスが常に生み出されております。GMO TECHホールディングスグループにおいてもこれらの変化に素早く対応していく必要があります。 このためGMO TECHホールディングスグループではエンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備に加え、AIを含めた新しい技術、知見、ノウハウの取得に注力しております。 しかしながら、新しい広告手法や新技術の変化への対応が遅れた場合、またはGMO TECHホールディングスグループのサービスもしくは使用している技術等が陳腐化した場合、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合に関してインターネット広告業界においては複数の競合会社が存在し、市場の拡大とともにプレイヤーが増加しております。更なるプレイヤーの増加や競争の激化、その対策のためのコスト負担等により、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。不動産テック事業においても競合会社の参入により競争の激化、その対策のためのコスト負担等により、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 法規制について現在のところGMO TECHホールディングスグループの事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はございませんが、インターネット関連分野においては「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」(2002年5月施行)や、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」(2000年2月施行)、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」(2008年6月成立)等の法的規制が存在しているほか、個人情報の取扱いなどについては、「個人情報の保護に関する法律」(2003年5月成立)等が存在しております。また、インターネット上のプライバシー保護の観点からクッキー(ウェブサイト閲覧者のコンピューターにインストールされ、ユーザーのウェブ閲覧履歴を監視するテキストファイル)に対する規制など、インターネット利用の普及に伴って法的規制の在り方等については検討が引き続き行われている状況にあります。このため、今後、インターネット関連分野において新たな法令等の制定や、既存法令等の改正等による規制強化等がなされた場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業に関するリスク① プラットフォームビジネスについてGMO TECHホールディングスグループは、PC・モバイル(スマートフォン)のプラットフォームにおける集客支援事業を運営しております。 アフィリエイト事業のスマートフォン向け広告配信「GMO SmaAD」については、Apple Inc.の運営するAppStore及びGoogle Inc.の運営するGoogle Playといったアプリストアにおける集客支援を実施しております。合わせて、SEOコンサルティングサービスは、Google・Yahoo!の検索プラットフォームへの集客支援対策を実施しております。 GMO TECHホールディングスグループの事業モデルは、Apple Inc.及びGoogle Inc.の2社のプラットフォーム及びGoogle・Yahoo!の検索プラットフォームへの依存が大きいと言えます。これらプラットフォーム運営事業者の事業戦略の転換並びに動向によっては、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 集客支援事業における有力な広告媒体の獲得についてGMO TECHホールディングスグループは有力な広告媒体の確保に向けて、WEB全般及びアプリストア(AppStore/Google Play)へのマーケティングを徹底し、有力媒体との関係性を密にすることで有力媒体の確保に努めております。今後も引き続き新規媒体の獲得や既存媒体の関係強化に向けて注力して参ります。また、媒体の獲得については、国内の媒体のみではなく、海外の媒体の獲得にも努めております。しかしながら、有力な媒体の確保がなされなかった場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります ③ 不動産テック事業についてGMO TECHホールディングスグループの新規参入事業である不動産テック事業においては、不動産取引においての様々な法律が関わってまいります。社会情勢の変化に応じてこれらの法制度の改正、強化、解釈の変更などが想定されます。GMO TECHホールディングスグループは、諸法令に対し、遵法を旨として経営にあたっておりますが、その対応により新たな負担の発生や事業展開の変更を求められることも予測され、GMO TECHホールディングスグループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ GMO TECHホールディングスグループ営業活動による代理店についてGMO TECHホールディングスグループは、集客支援事業において、自社営業によりクライアントを獲得しておりますが、一部クライアントにおいては代理店も活用しております。現在、自社営業スタッフを新規採用し研修を実施する等、営業力のさらなる強化に努めておりますが、代理店を通じた販売が拡大する場合、代理店への手数料変更や代理店の事業戦略の転換等による利益率の低下などにより、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システム上のトラブル・サーバクラッキングについてGMO TECHホールディングスグループの事業は携帯電話やPC、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故、アクセスの増加等の一時的な過負荷等によって通信ネットワークが切断された場合には、正常なサービス提供等に支障が生じ又はシステムが停止する可能性があります。 またGMO TECHホールディングスグループのシステムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう努めておりますが、データセンターへの電力供給の停止等の予測不可能な様々な要因によってシステムがダウンした場合や、ウイルスやクラッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 事業への投資についてGMO TECHホールディングスグループは常に変化するインターネットビジネスにおいて新たな事業領域にスピード感をもって参入することにより事業成長を続けております。しかしながらこのような事業展開を実現するためには、その事業固有のリスク要因が加わることとなり、本項に記載されていないリスク要因でもGMO TECHホールディングスグループのリスク要因となる可能性があります。加えて新規事業への参入のため、新たな人材の採用、システムの購入や開発、営業体制の強化など追加的な投資が必要とされ、新規事業が安定的な収益を生み出すには長期的な時間が必要とされることがあります。 また、新規に参入した事業の市場の拡大スピードや成長規模によっては、GMO TECHホールディングスグループが想定していた成果を挙げることができないことがあり、事業の停止、撤退等を余儀なくされ、当該事業用資産の処分損や減損の発生等により、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 組織体制・人的リスクについて① 特定人物への依存についてGMO TECHホールディングスグループの事業の推進者は代表取締役社長CEOである鈴木明人であります。同氏はGMO TECHホールディングスグループの創業者であり、経営方針や戦略の決定をはじめ、開発、営業、財務の各方面において重要な役割を果たしております。 GMO TECHホールディングスグループは取締役会や経営会議等において役員及び社員への情報共有や事業部制による権限委譲を進めるなど組織の強化を図り同氏に過度に依存しない体制の構築を進めている段階であり、縮小傾向にあるとはいうものの、同氏の属人的な能力に依存している面があります。何らかの理由により同氏がGMO TECHホールディングスグループの経営執行を継続することが困難になった場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 内部管理体制の充実についてGMO TECHホールディングスグループは、今後の事業展開に応じて、採用・人材育成により業務執行体制の強化・充実を図っていく方針ではありますが、これらの施策が計画通りに進まなかった場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 またGMO TECHホールディングスグループは、今後の事業拡大に対応するためには内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しておりますが、事業規模に適した内部管理体制の構築が計画通りに進まなかった場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 有能な人材の確保・育成についてGMO TECHホールディングスグループは今後の事業展開や企業規模の拡大に伴い、幅広く優秀な人材を採用し続けると同時に、社員のスキル向上を図った教育体制を構築することが、今後の事業成長の重要な要素であると認識しております。質の高いサービスの安定稼働や競争力の向上に当たっては、開発部門を中心に極めて高度な技術力・企画力を有する人材が必要であると考えており、一定以上の水準を満たす優秀な人材を継続的に採用するとともに、成長可能性が高いと判断できる人材の採用及び既存の人材の更なる育成・維持の必要性を強く認識しております。しかしながら、GMO TECHホールディングスグループの採用基準を満たす優秀な人材の確保や人材育成が計画通りに進まなかった場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) その他のリスクについて① 親会社グループとの関係についてア GMOインターネットグループにおける位置付けGMO TECHホールディングスグループは、親会社であるGMOインターネットグループ株式会社を中心とした企業集団(以下、GMOインターネットグループ)に属しております。同社はGMO TECHホールディングスグループ株式の51.8%(2025年12月31日時点)を保有する筆頭株主であり、「すべての人にインターネット」というコーポレートキャッチのもと、インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業を行っております。 GMO TECHホールディングスグループは、GMOインターネットグループのインターネット広告・メディア事業におけるインターネット広告事業に属しております。 GMO TECHホールディングスグループは、スマートフォン向けアドネットワークサービス及びSEMメディア開発の技術的中核を担っており、GMO TECHホールディングス独自ブランドでSEOサービスを販売する他、GMOインターネットグループで行うSEOサービスの一部についてもOEMによるGMO TECHホールディングスからのサービスの提供を行っております。よって、GMOインターネットグループのGMO TECHホールディングスグループに対する基本方針等に変更が生じた場合には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 イ GMOインターネットグループとの取引についてGMO TECHホールディングスグループは、GMOインターネットグループ連結企業集団各社との取引については、取引条件の経済合理性を保つために定期的に見直しを行っており、今後発生する取引等につきましても、市場原理に基づいて取引の是非を判断してまいります。しかしながら、GMOインターネットグループ連結企業集団各社に対する取引方針や条件等に大きな変更が生じた場合や、取引が困難となった際の代替事業者の確保に時間を要した場合等には、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ウ GMOインターネットグループとの役員の兼務関係について2025年12月31日現在におけるGMO TECHホールディングスグループの役員9名のうち、GMOインターネットグループ㈱または兄弟会社の役員を兼ねる者は2名であり、その者の氏名、GMO TECHホールディングスグループ及び親会社(または兄弟会社)における役職、兼任の理由は以下の通りです。氏名GMO TECHホールディングスにおける役職親会社または兄弟会社における役職兼任の理由熊谷 正寿取締役会長(非常勤)GMOインターネットグループ㈱代表取締役グループ代表会長兼社長執行役員・CEOGMO TECHホールディングス事業に関する助言を得ることを目的としたものであります。GMOペイメントゲートウェイ㈱取締役会長(非常勤)GMOグローバルサイン・ホールディングス㈱取締役会長(非常勤)GMOインターネット㈱取締役会長(非常勤)GMOぺパボ㈱取締役会長(非常勤)GMOプロダクトプラットフォーム㈱取締役会長(非常勤)GMOメディア㈱取締役会長(非常勤)GMO TECHホールディングス㈱取締役会長(非常勤)安田 昌史取締役(非常勤)GMOインターネットグループ㈱取締役グループ副社長執行役員・CFOグループ代表補佐グループ管理部門統括 GMO TECHホールディングス事業に関する助言を得ることを目的としたものであります。GMOペイメントゲートウェイ㈱取締役(非常勤)GMOグローバルサイン・ホールディングス㈱取締役(非常勤)GMOインターネット㈱取締役(非常勤)GMOプロダクトプラットフォーム㈱取締役(非常勤)GMOフィナンシャルホールディングス㈱取締役(非常勤)GMOメディア㈱取締役(非常勤)GMOあおぞらネット銀行㈱社外取締役GMO TECHホールディングス㈱取締役(非常勤) エ 親会社からの独立性の確保についてGMO TECHホールディングスグループが事業活動を行う上で、「重要な決議事項」に限り親会社であるGMOインターネットグループ㈱に事前通知することとなっておりますが、GMO TECHホールディングスグループは各事業における営業活動等、すべての業務を独自に意思決定し事業展開しております。またGMOインターネットグループ㈱からの役員の兼務状況はGMO TECHホールディングス独自の経営判断を妨げるものではなく、経営の独立性は確保されていると認識しております。 ② 訴訟リスクについてGMO TECHホールディングスグループは2025年12月31日時点で第三者からの訴訟を提起される事案はございません。しかしながら、GMO TECHホールディングスグループが事業展開を図る上で、クライアント等による違法行為やトラブルに巻き込まれた場合、もしくはシステム障害等によってクライアント等に損害を与えた場合等、GMO TECHホールディングスグループに対して訴訟その他の請求を提起される可能性があります。 また、インターネットビジネス自体の歴史が浅く、新たに発生した又は今まで顕在化しなかったビジネスリスクによって、現在想定されない訴訟等が提起される可能性もあります。 一方、GMO TECHホールディングスグループが第三者に何らかの権利を侵害され、又は損害を被った場合に、第三者の権利侵害からGMO TECHホールディングスが保護されない可能性や、訴訟等によるGMO TECHホールディングスグループの権利保護のために多大な費用を要する可能性もあります。係る場合には、その訴訟等の内容又は請求額によっては、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産権等に関する侵害についてGMO TECHホールディングスグループは管理部・法務にて、GMO TECHホールディングスグループが他社の知的財産権等を侵害していないかの確認を実施しております。GMO TECHホールディングスグループが事業活動を行うプロセスにおいて使用しているソフトウエア及びシステムは第三者の知的財産権等を侵害するものではないと認識しております。しかしながら不測の事態、あるいは何らかの不備により第三者の知的財産権等を侵害してしまう可能性、ないしGMO TECHホールディングスグループが使用する技術について侵害を主張され、防御又は紛争の解決のための費用又は損失が発生する可能性があります。また、将来GMO TECHホールディングスグループによる特定のサービスの提供もしくは特定の技術の利用に制限が課せられ、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 自然災害等についてGMO TECHホールディングスグループでは、自然災害、事故等に備え、定期的バックアップ、サーバ稼働状況の常時監視等によりトラブルの防止又は回避に努めておりますが、GMO TECHホールディングスグループの本店所在地である東京都における大地震や入居しているテナントビルにおいて火災等の自然事故が発生した場合、GMO TECHホールディングスグループ設備の損壊や電力供給の制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生し、GMO TECHホールディングスグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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