(1)ブロードエンタープライズの事業の特徴
ブロードエンタープライズは、不動産オーナー、不動産管理会社、ハウスメーカー等が建築・管理する戸建て・集合住宅を対象に、物件の付加価値を高め、入居率を向上させる設備・サービスを提供しております。また、ブロードエンタープライズの最たる強みとして、債権流動化の仕組みを活用した初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」を、提供サービスに適用することで、オーナーの経済的負担を軽減しております。
賃貸アパート・マンションをはじめ、戸建て・ビル・宿泊施設をターゲットに、増え続ける空室・空き家の利活用を促進させるべく、付加価値向上サービスと独自のファイナンススキームで不動産運用の新たな選択肢を提案し、地方創生・活性化に貢献しております。
また、ブロードエンタープライズは現状ではインターネットサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)具体的な製品・商品又はサービスの特徴
① 「B-CUBIC」
「B-CUBIC」は、マンションの全居室に対してインターネット環境を一斉に導入する「全戸一括型」のインターネットサービスです。大手通信事業者の入居者向けインターネットサービスは、利用を希望する入居者からの個別の申し込みと導入工事が必要であり、各入居者には初期工事費用や月額利用料の負担が発生しますが、「B-CUBIC」は、マンションオーナーが全戸一括で契約することで、入居者からの申し込みは不要、かつ無料でインターネット利用が可能となります。
入居者へのアフターフォローとして「接続ガイド」の配布や、インターネットに関する問い合わせ窓口としてコールセンターを自社で運営しておりますので、インターネットの通信障害等による現地対応(出張サービス)・機器の故障によるメンテナンスサポートも迅速な対応が可能です。また導入いただいたお客様へ入居促進活動のサポートとしてのぼり・看板の無償提供も行っております。
また、「B-CUBIC」は、インターネット設備の提供を軸に、IoT(Internet of Things)商材である顔認証付きIoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」やスマートカメラ、スマートホーム等の商品やサービスを組み合わせ、スマートフォン・タブレット・PCでの遠隔監視が可能となっております。
② 「BRO-LOCK」
「BRO-LOCK」は、マンションのエントランスをオートロック化するための顔認証付きIoTインターフォンシステムです。当システムは、インターネット回線を利用することで、取り付けにあたり住戸内までの配線工事が不要であり、かつ「B-CUBIC」のインターネット回線と共用できるため、インターネット利用料を重複して支払う必要がなく、マンションオーナーのコスト負担が軽減されます。
集合玄関機は「顔認証」「ICカード認証」「QRコード認証」「時限式暗証番号認証」など様々な方法で解錠が可能です。また、室内モニターからの通話・解錠だけでなく、専用のアプリを利用することで、入居者が所有するスマートフォンで外出先から来訪者と応答でき、訪問履歴の確認、不在時の訪問者の画像確認など様々な機能を持たせることが可能となります。また、クラウドサービス(注)を利用することにより、不動産管理会社における業務効率化ツールとしての利用も可能となっております。具体的には入居者へのメッセージ通知機能による掲示物の削減、時限式の暗証番号・QRコードの発行機能により対面での鍵の受け渡し作業を不要にするなどが挙げられます。
入居者へのアフターフォローとして、インターフォンに関しての問い合わせ窓口としてコールセンターを自社で運営しておりますので、機器の不具合や故障による対応も迅速に行っております。
(注)具体的なサービスとして、1:カードキー管理、2:スマホ管理、3:入居ステータス管理、4:入室履歴管理、5:メッセージ送信、6:機器動作ステータス確認などが挙げられます。
③ 「BRO-ROOM」
「BRO-ROOM」は、空室に悩む不動産オーナー向けに、1戸単位で空室対策を行うサービスです。通常であれば空室のリフォーム・リノベーションは多額の投資が初期段階で必要となり、分割での支払いにするとしても銀行借入やローン、リースに頼らざるを得ません。「BRO-ROOM」ではブロードエンタープライズ独自のファイナンススキーム「BRO-ZERO」のメリットを最大限活かし、初期投資はブロードエンタープライズが立て替え、オーナーは毎月のお支払いのみで、リスクを最小限に抑えて空室対策が可能となります。
リノベーションはお部屋の構造や設備など課題点を徹底的にお調べし、最適な工事を施すことで、適正な募集家賃を実現します。さらに、サブリース会社とのパッケージプランを利用することで、サブリース料金からBRO-ROOM料金を差し引き、オーナーの手出しをゼロ円にし、導入後すぐに収入が確定します。
④ 「BRO-WALL」
「BRO-WALL」は賃貸・分譲・ビル・戸建て等不動産の修繕に関わる建築工事を初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」で実現するサービスです。不動産オーナーは、老朽化した建物を修繕することで、入居者等利用する方にとって魅力的な物件へとバリューアップが可能になります。ブロードエンタープライズは元請けとなり、不動産オーナーより外壁塗装・屋上防水・外構エクステリア等、建物の修繕工事をご発注いただきます。工事内容によって、工務店や塗装業者等、下請け業者に工事を依頼します
[事業系統図]
ブロードエンタープライズの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等について、主に以下の項目を認識しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてブロードエンタープライズが判断したものであります。
(1)経営方針
ブロードエンタープライズは、「[CS=Customer Satisfaction(顧客満足)]私たちは、お客様の笑顔をトコトン追求します。[ES=Employee Satisfaction(社員満足)]私たちは、社員の笑顔をトコトン追求します。[SC=Social Contribution(社会貢献)]私たちは、優しさと思いやりを持ち、地域・社会に貢献します。」の経営理念のもとに事業を行っております。
(2)経営戦略及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
ブロードエンタープライズでは、インターネット需要に対するインフラ提供や、マンションのセキュリティ・防犯面を強化させる設備、マンションの付加価値を向上させて空室問題を解決するためのIoT(Internet of Things)商材など、社会課題に対する解決策を提供し、社会に貢献するための事業を行い、事業を継続的に発展させてまいります。そのためには、収益力を高めるとともに、財務の安定化を図ることが重要だと認識しております。
なお客観的な指標として、マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」、IoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」におきましてはサービスの提供棟数、宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」におきましては、サービスの提供室数としております。
当該指標に加え、売上高、売上総利益及び営業利益をブロードエンタープライズの収益性及び成長性を測る重要指標とし、各指標を継続的に拡大させることを目指しております。
(3)経営環境
賃貸経営における最も大きな課題である空室問題について引き続き社会課題になるとみられる中、マンション付加価値を高めるインターネット環境整備に対する需要の高まりと、生活の利便性向上に繋がるIoTデバイスや管理効率を向上させるDX設備、そして専有部リノベーションへの関心の高まりは継続することが見込まれます。
このような状況の下、ブロードエンタープライズは、空室問題を起因とするマンションオーナー様の課題を総合的に解決するべく賃貸経営の収支を改善させるAIシステムの開発に着手し、ブロードエンタープライズ最大の強みである初期導入費用0円のファイナンスモデルを掛け合わせることで、マンションISP領域からAIとファイナンスを強みとした不動産Tech領域へとシフトチェンジを進めてまいります。また、AIシステムを軸とした見込み顧客獲得に努め、「B-CUBIC」「BRO-LOCK」「BRO-ROOM」の提供戸数・室数の増加を図ってまいります。
今後もこれらの市場環境とブロードエンタープライズの事業経験を最大限に活用して中期的な事業成長と企業価値の向上を実現してまいります。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
賃貸住宅の建築需要が継続して堅調に推移する一方、空き部屋数も増加している環境下、不動産の差別化・高付加価値化を求められております。また、安定したインターネット環境が、現代社会において重要なインフラであることが認知されております。
このような環境下、ブロードエンタープライズは、顧客からの需要の増加に対応し、引き続き安定的にサービスを提供出来る体制の強化を図ってまいります。また、マンション入居者に対してインターネット環境を提供するための設備を導入する「B-CUBIC」を中心に、マンションオーナー・管理会社の賃貸マンション経営におけるキャッシュフローの最大化を目指して、マンションの付加価値を高める様々なサービスの提供に努めてまいります。
なお、ブロードエンタープライズは成長段階にあり、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化が重要な課題であると考えております。ブロードエンタープライズが効率的に拡大できる体制の確立に向けて、コンプライアンスの徹底及び内部統制の強化を重要な課題として認識しております。これまでも体制整備を進めてまいりましたが、今後も事業規模の拡大に伴って人的補充を行い、コンプライアンス体制の強化、コーポレート・ガバナンス機能の充実などを行っていく方針であります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。このなかには、ブロードエンタープライズとして必ずしもリスク要因とは考えていない事項についても、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてブロードエンタープライズが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。
(1)事業環境に関するリスク
① 不動産市況の影響について
ブロードエンタープライズの営むインターネットサービス事業は、主にマンションオーナーや管理会社向けにサービスを提供しているため、景気動向、金利動向、地価動向等によって、不動産業界の景況感が大幅に悪化した場合には、サービス提供の新規契約が減少し、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
② 情報通信技術の革新
情報通信技術の革新は活発に行われており、その速度は速く、今後、業界の標準技術も継続的に高度化していくことが予想されます。予想を超える急激な情報通信技術の進歩が生じ、ブロードエンタープライズサービスが競合他社の提供するサービスと比較して陳腐化することにより、ブロードエンタープライズの競争力が低下した場合には、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 通信データ量の急激な増加に関するリスク
近年、スマートフォンの普及やデータ量の多いコンテンツ等の増加、またテレワークの拡大により、使用されるインターネット通信量は急激に増大しております。今後、想定を上回る通信量の急増が生じた場合には、通信回線整備が需要に追いつかずにサービス品質の低下が生じ、品質を担保するための新規通信回線確保に伴う原価率の上昇等により、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 他社との競合等の影響について
ブロードエンタープライズが展開するインターネットサービス事業が参入している市場には、多数の競合他社が存在しております。ブロードエンタープライズは、提供エリア数、サービス提供価格、初期導入費用を求めないプラン、付加価値サービス等の差別化を図っており、今後も更なるサービスの向上を図ってまいります。しかしながら、新規参入者の増加や競合他社の動向によっては競争が更に激化し、収益力が低下した場合には、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 自然災害等に関するリスク
地震、台風等の大規模な自然災害が発生した場合に備えて、防災対策や防災マニュアルの整備、データサーバのクラウド化等の対策を行っております。しかし、想定を上回る規模で自然災害が発生した場合、ブロードエンタープライズ設備の損壊や電力供給の制限等、事業継続に支障をきたし、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)事業内容に関するリスク
① 特定事業への依存について
ブロードエンタープライズは、現在収益の多くをインターネットサービス事業から獲得しております。またマンション向け高速インターネット「B-CUBIC」の提供と併せてIoT(Internet of Things)商材である顔認証付きIoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」、宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」、スマートカメラやスマートロックといった周辺設備も同時提供し、現状に留まらず、サービスの幅の拡大に努めておりますが、「B-CUBIC」を取り巻く事業環境の変化等により当該事業が縮小し、その変化への対応が適切でなく、新しい事業も想定通りに成長しなかった場合、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
② 外注先の確保について
ブロードエンタープライズは、通信設備設置工事を外部業者に発注しております。外注先は、技術力、地域、評判及び反社会的勢力該当の有無などを調査して選定しております。今後、営業地域の拡大や受注件数の増加により外注先を適時に確保できなかった場合、又は外部業者の事業の継続が困難な状況が発生した場合は、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 事業における通信機器の仕入について
ブロードエンタープライズは、サービスの提供に必要な機器を他社から購入しております。機器の購入先は機器の種類ごとに購入単価などを勘案して決定しておりますが、特定の会社への依存度が高い機器の購入について、購入先からの納入時期の遅延や購入先の長期休業等により、サービスの提供に必要な機器を適時に購入できない場合には、新規受注の獲得や既存顧客への継続的なサービス提供に支障をきたし、契約の解約等により、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 有利子負債への依存度について
ブロードエンタープライズの主たる事業であるインターネットサービス事業は、契約期間にわたり継続的に収益を計上するビジネスであり、収益の計上に先行して通信設備投資が必要となります。現状の事業拡大局面においては、通信設備投資額は増加傾向にあり、資金面では手元資金に加えて金融機関からの借入金によって調達しております。ブロードエンタープライズでは、財政状態の健全性を維持するため売上債権の流動化により早期に回収して自己資金による投資を行っておりますが、売上債権の流動化に失敗した場合又は金利が上昇した場合には、支払利息が増加し、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 提携・協力関係について
ブロードエンタープライズでは、事業の競争力を強化するために、不動産販売・管理会社、その他協力企業等のビジネスパートナーと様々な提携・協力を行っており、それらを通じて販売・サービス体制の整備・拡充等の事業展開を図っております。現時点においてビジネスパートナーとの関係は良好でありますが、期待する効果が得られない場合や何らかの事情により提携・協力関係が解消された場合には、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)経営管理体制に関するリスク
① 内部管理体制について
ブロードエンタープライズは、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、コンプライアンスや財務報告に係る内部統制の整備を含む内部管理体制の一層の充実を図ることが必要であると認識しております。ブロードエンタープライズでは、社内研修によりコンプライアンス意識の向上や内部監査室による内部監査の実施等により、適切な内部管理体制を維持、構築しており、コーポレート・ガバナンス体制の強化等、内部管理体制のより一層の充実に取り組んでおります。しかしながら、事業の急速な拡大等により、それに応じた内部管理体制の構築に遅れが生じる場合には、適切な事業運営が困難となり、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
② 特定の人物への依存について
ブロードエンタープライズ代表取締役社長の中西良祐はブロードエンタープライズの創業者であり、設立以来、経営戦略の策定、新規事業の開発等において重要な役割を果たしております。ブロードエンタープライズは、人材の育成や経営体制の強化を図り、中西良祐に過度に依存しない経営体制の構築に努めておりますが、何らかの理由により、業務執行できなくなった場合、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材の確保及び育成について
ブロードエンタープライズは、優秀な人材の採用及び継続的な人材育成の方針により、優秀な人材の確保に努めているとともに、経営理念である「私たちは、社員の笑顔をトコトン追求します。」に基づいた社員が働きやすい職場環境づくりによる人員の定着を推進する他、人材の流動性の高い業界において、一定の人材の流出に備えた採用活動を行っております。しかしながら、上記方針に基づく採用計画や人材育成が計画どおりに進まない、又は社内の優秀な人材が想定を超えて流出した場合には、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)法的規制に関するリスク
① 事業上の法的規制について
ブロードエンタープライズの事業におきましては、「電気通信事業法」、「建設業法」等の法的規制を受けております。ブロードエンタープライズは、電気通信事業者として総務省に届出を行っており、電気通信事業法及び関連する省令等を遵守しております。また、建設業法につきまして、ブロードエンタープライズは一般建設業許可を受けており、当該許可の諸条件や法令等の遵守に努めております。当事業年度末現在において、これらの法律及び省令による規制の強化や規制の変更等、事業継続に重要な影響を及ぼすものはないものと認識しておりますが、今後、これらの法律及び省令が大きく変更された場合やブロードエンタープライズの事業展開を阻害する規制がなされた場合には、ブロードエンタープライズの事業活動の制限や法的規制の遵守のための費用の増大等につながり、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
② 個人情報保護について
ブロードエンタープライズは電気通信事業者であり、ユーザーの住所、氏名、電話番号等の個人を特定できる情報を取得しております。このため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務が課せられております。ブロードエンタープライズでは、これらの情報の重要性に鑑み、個人情報保護に関する各種規程を定め、2007年9月プライバシーマークの認証取得をし、ブロードエンタープライズによる個人情報管理の社内研修も実施しております。
当事業年度末現在、情報管理に関する重大な事故やトラブルの発生は認識しておりません。しかしながら、外部からの不正アクセスや、ブロードエンタープライズの関係者や業務提携先等の故意又は過失による漏洩、改ざん、不正使用等の不測の事態により、個人情報が外部に流出した場合には、適切な対応を行うための費用の発生や、ブロードエンタープライズに対する損害賠償の請求や社会的信用の低下等により、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 知的財産保護について
ブロードエンタープライズは、第三者の知的財産権を侵害しないよう、十分な注意を払い対応を行っておりますが、ブロードエンタープライズの事業分野において、既にブロードエンタープライズの認識していない知的財産権が成立している可能性、又は契約条件の解釈の齟齬により、ブロードエンタープライズが第三者の知的財産権を侵害したことによる損害賠償や差止の請求で金銭の支払い要求等を受けることにより、ブロードエンタープライズの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)その他のリスク
① 新株予約権の行使による株式の希薄化について
ブロードエンタープライズでは、長期的な企業価値の向上のため取締役、監査役、従業員及び社外協力者に対しインセンティブとして新株予約権を付与しております。当事業年度末現在のストック・オプションによる潜在株式数は151,200株であり、発行済株式総数6,064,400株の2.49%に相当しております。これら新株予約権が行使された場合、発行済株式総数が増加し、既存株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
② 配当政策について
ブロードエンタープライズは、成長途上であるため、更なる企業価値の向上をめざして財務体質の強化と事業拡大のための投資を優先して配当は実施しておりません。内部留保を充実させ、事業効率化と事業拡大のための投資に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。今後、企業価値の最大化のため、当面の間は内部留保の充実を図る方針でありますが、将来的には、将来の財務体質の強化と事業拡大のために必要な内部留保を確保しつつ、各事業年度の経営成績や事業環境を勘案して、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施する方針です。当事業年度末現在において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。
③ 大株主について
ブロードエンタープライズの代表取締役社長である中西良祐は、ブロードエンタープライズの大株主であり、当事業年度末現在において自身が発行済株式総数の17.18%を保有するとともに、その同族関係者及び同族関係者の資産管理会社の所有株式数を含めると発行済株式総数の72.79%を所有しております。
同人は安定株主として一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。
ブロードエンタープライズといたしましては、同人及びその同族関係者は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同人及びその同族関係者の株式の多くが減少した場合等には、ブロードエンタープライズ株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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