スペースマーケット(4487)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3 【事業の内容】スペースマーケットグループは、スペースマーケット及び連結子会社4社(株式会社スペースモール他)の5社で構成されており、あらゆるスペースを貸し借りできるマーケットプレイス「SPACEMRKET」の運営、公共施設予約管理システム「Spacepad」の提供、及びスペースの運営代行を行っています。<ビジョン>スペースマーケットグループのビジョンは、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」ことです。人々が何かにチャレンジしようとするとき、そこには必ず「場所」があると考えています。スペースマーケットグループはあらゆるスペースを簡単に貸し借り出来るようにすることで人々がチャレンジする機会を増やし、世の中を面白くしたいと考えています。少子高齢化が急速に進むこの日本において、空き家や廃校などの遊休不動産は増加の一途を辿ることが見込まれています(注)。その中には、所有者や管理する自治体にとっては価値がないと思っている建物であっても、他の人にとっては大きな価値をもたらすものが数多く存在していると考えられます。スペースマーケットグループは、インターネット・スマートフォンやソーシャルメディアの普及によって個人がいつでも、どこでも、自由に情報をやり取りできるようになったことを追い風に、インターネット・スマートフォン上であらゆるスペースを貸し借りができるプラットフォーム「SPACEMRKET」を提供しています。スペースマーケットグループは、スペースを保有する提供者(以下「ホスト」といいます)と、それを使いたいスペース利用者(以下「ゲスト」といいます)を結ぶ、簡単で、楽しく、安全・安心なプラットフォームを提供することにより、不動産の新たな価値創造を目指します。(注)国土交通省 住宅局 「空き家政策の現状と課題及び検討の方向性」(令和4年10月)https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001518774.pdf 文部科学省「令和3年度 公立小中学校等における廃校施設及び余裕教室の活用状況について」(令和4年3月30日発表)https://www.mext.go.jp/content/20220331-mxt_sisetujo-000012748_1.pdf<サービス概要>1.マーケットプレイスサービススペースマーケットが運営する「SPACEMRKET」はあらゆるスペースを貸し借りできるプラットフォームであり、誰でもインターネット・スマートフォン上で簡単・手軽にスペースを貸し借りできるというサービスを提供しています。従来の不動産業界は、不動産を所有するオーナーとしては、売却するか、賃貸するかの選択肢しかなく、飲食店やその他の店舗などでは定休日などの活用法が見出せない、極めて硬直的な業界でした。近年は貸し会議室等の需要の高まりもあり、時間単位で不動産を利用するという市場が広がってきたものの、従来型の貸しスペースは無機質・画一的で、エリアが首都圏に限定され、ビジネス用途以外の利用はしづらいという課題がありました。「SPACEMRKET」では、インターネット・スマートフォンから誰でも簡単にスペースを時間単位で貸し借りすることができます。また、掲載スペースは全国47都道府県に渡り、その種類においては、法人による利用の多い会議室・セミナー会場の他、レストラン・カフェ、スポーツ施設、住宅、映画館、廃校、お寺、お城などの多種多様な貸しスペースを掲載しております。さらに、スペースの貸し借りの際にホスト・ゲストが負う賠償責任を補償する保険サービス、IoT機器メーカーとの提携によるスマートロック(注)や遠隔型の監視カメラ導入など付加価値の提供と安全かつ安心なスペースの貸し借りの後押しをしています。「SPACEMRKET」では、スペース料金に応じた手数料をいただいております。ゲストはスペースを利用した際に、スペース料金にゲスト手数料5%が加算された金額を、ご利用料金としてスペースマーケットに支払います。スペースマーケットは、ゲストが支払ったスペース料金から、ホスト手数料として基本手数料30%を差し引いた金額をホストに支払っております。スペースマーケットでは当該ゲスト手数料及びホスト手数料の合計額を売上高に計上しております。(注)スマートロックとは、既存の鍵を一定の方法により電気通信可能な状態とし、スマートフォン等の機器を用いて開閉・管理を行うことができる機器及びそのシステムの総称を意味します。 2.レンタルスペーストータルプロデュースサービススペースマーケットグループはスペースシェアの更なる普及および流通拡大を目的として、不動産オーナー等が保有するスペースの活用を総合的に支援する「レンタルスペーストータルプロデュースサービス」を開始いたしました。(1)スペース企画開発不動産の貸し出しによる収益化を行いたいもののノウハウや時間がないオーナーに対して、「選ばれるスペースづくり」のご提案を行います。オーナーからの依頼を受け、スペースシェアに適した家具や備品の選定・発注・設置等の内装整備を行い、宣材写真の撮影、掲載文作成、価格設定、利用時のルール作成等、「SPACEMRKET」等への掲載作業までを行います。 (2)スペース運営代行オーナーに代わってスペースの運営を行います。オーナーからの依頼を受け、予約時・貸出時の対応、清掃、備品補充、お問い合わせ対応、掲載内容のブラッシュアップ等を代行します。 なお、オーナーのサービス利用形態としては、スペース運営代行のみを利用することも可能です。運営サポートの実施に当たっての初期費用、スペースの利用に応じて、スペース運営代行手数料を売上に計上しております。 <サービスの強み>「SPACEMRKET」は、誰でも、簡単に、かつ安全・安心にスペースを貸し借りできるマーケットプレイスとして、多くのユーザにご利用いただいております。 1.使いやすさ(1)手軽なホスト登録・スペース掲載「SPACEMRKET」では、スペースを貸したいホストは、①掲載スペースの住所、電話番号、設備などの情報と写真の登録②身分証明書を審査資料として提出③審査が完了すれば掲載開始という簡単なプロセスでホスト登録及び貸しスペースの掲載を開始できます。加えて、レンタルスペーストータルプロデュースサービスの提供を開始したことで、より手軽なスペース掲載の選択肢を提供しております。 (2)利用用途・エリアに応じた簡単検索・予約「SPACEMRKET」では、スペースを借りたいゲストは、下記条件により多種多様な貸しスペースの検索が可能です。・利用目的(女子会、ママ会、会議・打ち合わせ、面談・面接、TV収録・ロケ撮影、YouTube撮影、勉強会、ネイル、フリーマーケット、宿泊、スポーツ観戦等)・エリア(駅名や現在地指定も可能)・利用日時、利用時間 また、実際にスペースを借りる際は無料のゲスト登録を行った後、①借りたいスペースの利用規約・空室情報を確認後、日時、決済方法(クレジットカード又は後払い決済)などを選択して予約リクエストを送信②ホストからの予約の承認を待つ(「今すぐ予約」の場合はこのステップが省略されます)③承認されると予約が成立し、クレジットカード決済を選択した場合は利用料の決済が完了(後払い決済を選択した場合は利用後の支払い)という簡単なプロセスでスペースの予約及び利用料の決済が行えます。なお、予約が成立すると、利用日当日まで鍵の受け渡しや駐車場の有無などをメッセージ機能で確認することができます。 2.これまでにないユーザー体験(1)不動産で新たな価値を提供「SPACEMRKET」により利用者間での簡単なスペースの貸し借りが可能となることで、ホストにとっては利用価値の低かった不動産に新たな価値が生まれることがあります。またマーケットプレイス上では、ホスト自身が独自のアピールや付加価値を施すことでスペースをより利用してもらえるようになり、ホストにとってはより多くのゲストに利用され評価が高まることが、スペースの貸し出しをより積極的に行なう動機付けともなります。 (2)これまでにないスペースに出会えるユニークな体験ゲストは、「SPACEMRKET」を利用することで、ビジネス用途の会議室・セミナー会場等はもちろん、通常の賃貸物件や、従来は借りることが出来なかったようなスペースについても、時間借りができるようになります。これにより「映画館でセミナー」、「レンタルスペースでお花見・スポーツ観戦・推し活」など、ユニークで新しい体験をすることができます。 3.安全・安心なプラットフォーム(1)エスクローサービス(注1)「SPACEMRKET」では、ゲストの予約リクエストをホストが承認した時点で、ゲスト側での決済が行われ、ゲストがスペースを利用した後に、スペースマーケットからホストに対してスペース利用料金が支払われる仕組みとなっております。このエスクロー決済(注2)システムにおいては、スペース利用料金が支払われない場合や、スペース利用前にゲストがキャンセルした場合には、取引がキャンセルされてキャンセルポリシーに従って代金が返金されるため、ホストとゲストの双方にとって安心な仕組みとなっております。 (注)1.エスクローサービス:商取引の際に信頼の置ける第三者を仲介させて取引の安全を担保する仕組み 2.エスクロー決済:①エスクロー事業者が、一旦利用者から代金を預かり、②その後、利用者の方で、不備なくサービスの受領を確認できた時点で、③エスクロー事業者から提供者に対し、預かっていた代金を引き渡す決済サービス (2)ゲスト及びホストの信頼性と透明性のある相互評価システムゲストは、登録の際に電話番号認証を必須とし、また、ホストは、登録の際に身分証明書や登記簿謄本・営業許可証などによる審査を必須とすることで、ゲスト及びホストの信頼性を担保しております。また、ゲストがスペースを利用した後、ホストとゲストの双方に、互いに評価を行うようメールを送付いたします。その評価は、ホスト及びゲストのアカウント情報に蓄積され、他のホスト及びゲスト間で取引を行なう際に参考情報とすることができます。これにより、ホストとゲストの双方の安心に繋がると同時にマーケットプレイスの健全性を維持する効果があります。 [事業系統図] 事業の系統図は、以下のとおりであります。 (注)1.ホストが設定するスペース料金にゲスト手数料5%が加算されたものです。2.スペース料金に対する基本手数料としてホスト手数料30%及びゲスト手数料5%を受け取ります。3.ホスト売上金から運営代行費用としてスペース料金の約10%の手数料及びスペース運営代行で生じた清掃作業や備品補充等の実費を差し引いた金額をオーナーに支払っております。オーナーはスペース料金の約60%を収入とすることができます。
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】下記の文中における将来に関する事項は、本書提出日現在においてスペースマーケットグループが判断したものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営方針スペースマーケットグループは、「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」をビジョンに掲げ、「スペースシェアをあたりまえに」をミッションとしております。 (2) 経営環境(スペースマーケットグループの収益構造)スペースマーケットグループの売上高は、マーケットプレイスサービスに関する売上高と公共施設予約管理システム「Spacepad」に関する売上高、連結子会社の株式会社スペースモール他3社によるレンタルスペーストータルプロデュースサービスから構成されております。(※1)マーケットプレイスサービスに関する売上高は、GMVの内ホスト手数料とゲスト手数料の合計であり、GMVは利用スペース数×利用スペースあたりのGMVにより算出されます。 GMV・・・・・Gross Merchandise Value(総流通額)を意味しております。利用日を経過したゲストの利用料金を集計したもの。※スペース料金及びゲスト手数料の合計※特に断りがない限り税抜 全社総取扱高・・・・・マーケットプレイスの利用金額の総額及び連結子会社のグループ外取扱高の合計、Spacepadを含めたその他の売上高を集計したもの。 利用スペース数・・・・・ある月について予約が成立した状態で利用日を経過したスペース数※通期及び四半期期間の数値は当該期間に係る月次の利用スペース数の合計(月間利用スペース数合計) 利用スペースあたりのGMV・・・・・ある期間の1利用スペースあたりの月間平均GMV(GMV÷利用スペース数) ※1公共施設予約管理システム「Spacepad」は2023年8月に正式リリースを行いました。 (事業を行う市場の状況)スペースマーケットグループの事業領域であるシェアリングエコノミー領域においては、一般社団法人シェアリングエコノミー協会と株式会社情報通信総合研究所が共同で発表した調査(※2)において、2022年度のシェアリングエコノミー経済規模が前年に続き2兆円を超えても順調に成長し続けていることや、2032年度には15兆円と現在の約7.5倍の予測になることが分かりました。 ※2 2023年1月「シェアリングエコノミー関連調査2022年度調査結果」 スペースマーケットグループでは、近年、これまでの過剰生産、過剰消費が見直され、人々の消費スタイルは所有から共有へと変わってきたと考えております。また、テクノロジーの進歩によって、シェアリングの取引(例えば、物のシェアリングとしてフリマアプリ、労働力のシェアリングとしてクラウドソーシング、移動のシェアリングとしてカーシェア等)が手軽かつ安全に実現できるようになってきており、これらを背景に、上記のとおり、世の中はシェアリングエコノミーの時代へと突入したと考えております。政府もその推進に積極的に取り組んでいます。2024年4月には「自家用車活用事業(日本版ライドシェア)」が一部地域で解禁され、地域の移動手段の多様化が進められました。そのような中、スペースマーケットグループは「場所のシェアリング」の代表的な事業者となる事を目指して事業を展開してまいりました。海外にも類似サービスが複数存在しており、グローバルで時間貸しスペースの需要が確認できます。スペースマーケットグループは日本で事業モデルを確立した後、海外展開も視野に入れております。また、世の中の変化(シェアリングエコノミーの概念、多様性が認められる社会への変化等)により、ある程度決められた形式の中から選ぶのが一般的であった住まい方、働き方、余暇の過ごし方等について、多様性への対応が求められる時代になったと考えており、スペースマーケットグループは時間単位でスペースの貸し借りを出来るようにする事で、世の中の多様性に対応可能な選択肢を提供してまいります。施設管理のDXとして展開しております、公共施設予約管理システム「Spacepad」の市場環境は、現在、全国の自治体において過疎化や高齢化による人手不足が課題となってる状況でございます。公共施設におきましては、本人確認から施設予約、決済、鍵の受け渡しまでが対面で行われており、利用者と職員双方にとっての負担となっております。この課題を解決すべく長年培ったマーケットプレイスサービスのノウハウとアセットを活かして、公共施設予約管理システム「Spacepad」の提供を2023年8月に正式にリリースいたしました。「Spacepad」は、多数の施設管理を行う自治体等のDXを実現できるサービスとして提供しております。 (スペースマーケットグループのプラットフォームの特徴)スペースマーケットグループのプラットフォームの特徴として、ホストにより貸し出されるスペース数が蓄積する事により、ゲストの利用が増加し、ゲストの利用が増加する事で、集客力の高まったプラットフォームに更に新規のホストが登録し、貸し出されるスペース数が更に蓄積するというネットワーク外部性が働き、継続的にスペースが利用される構造を有しております。スペースマーケットグループは、今後も利用スペース数の継続的な拡大を目指したいと考えており、広告運用・掲載サポート等に注力することにより、利用されるスペースの獲得と増加することを目指しております。スペースマーケットグループはネットワーク外部性を有するプラットフォームならではの事業成長サイクルを構築し、一定の開発・運営リソースでレバレッジの効いた収益獲得構造の構築を図る方針です。スペースマーケットグループは、ネットワーク外部性が働く事により利用スペース数が拡大し、GMVが拡大し、売上高が拡大する事業構造を有しております。また、売上高の拡大とともに広告効率・オペレーション効率が向上し、営業利益率が継続的に改善する収益構造を有しております。 上記における将来に関する事項は、スペースマーケットグループが現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成をスペースマーケットグループとして約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の要因及びその他の要因により大きく異なる可能性があります。 (3) 中期経営戦略等今後の中長期的な方向性としては、以下のとおりです。その結果として、新たなスペース利用の可能性を創造し、スペースのシェアリングエコノミー(以下、「スペースシェア」とする)のモデルを確立していきます。 (全社総取扱高の成長)スペースマーケットグループは、全社総取扱高の成長が、「スペースシェアをあたりまえに」というミッションの実現につながると考えており、ミッションの実現が結果として企業価値の向上につながると考えております。このため、まずは中期的に全社総取扱高の成長をしっかりと実現していきたいと考えております。また、直近は全社総取扱高の大部分を締めるGMVの成長が全社総取扱高を成長させるドライバーと考えております。 (既存マーケットプレイスサービスの成長)スペースマーケットグループは、スペースシェアの先行者の強みである、業界有数の掲載数と蓄積してきたノウハウの2つを最大限生かし、さらなるプラットフォームの成長を推進します。特にホストに対してアプローチを強化し、「SPACEMRKET」でなければならない付加価値を提供し、ファンになってもらうことで、競合が現れても使い続けてもらえるプラットフォームへと成長させていきます。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① シェアによって利用されるスペースの増加スペースマーケットグループはこれまで、様々な用途で快適に利用ができる良質なスペースが増加することで、事業の成長を実現してまいりました。スペース領域におけるシェアリングエコノミーは依然として成長の途上と認識しており、今後も継続して、スペースマーケットグループのプラットフォームで利用される良質なスペースを増加させることに取り組んでまいります。 ② 継続したサービスの改善・運営の効率化スペースマーケットグループは、シェアリングエコノミーという比較的新しい領域でサービスの提供を行っております。このため、利用者にとっての利便性を高めるため、継続したサービスの改善に努め、また、効率的な運営体制・オペレーションの構築に取り組んでまいります。 ③ 様々な事業者との協働によるスペースシェアの普及スペースマーケットグループは、場所に対してシェアという新しい考え方を提起し、これまでサービス提供を行ってまいりました。これまでに多くの方々にサービスを利用いただいておりますが、スペースのシェアをより価値のあるものとして提供し、スペースシェアをさらに多くの人に利用いただくため、また、社会に対して価値を提供し、課題を解決すべく、不動産事業者様やスペースシェアの領域においてソリューションを提供する様々な事業者様と協働し、スペースシェアの価値向上と普及に取り組んでまいります。 ④ システムの安定性・サービスの安全性・健全性強化スペースマーケットグループは、インターネットを介したサービスを展開していることから、サービス提供に係るシステム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であると認識しております。そのため、突発的なアクセス増加にも耐えられるようなサーバー設備の強化や、そのための人員確保、教育・研修などを継続的に行ってまいります。スペースマーケットグループはサービスの安全性・健全性強化の一環として、内閣官房IT総合戦略室が主宰したシェアリングエコノミー検討会議が策定した「シェアリングエコノミー・モデルガイドライン」に準拠した、(一社)シェアリングエコノミー協会による「シェアリングエコノミー認証制度」に賛同し、第1号認証を受けております。 ⑤ テクノロジーを最大限に活用したサービスの成長スペースマーケットグループは、テクノロジーを最大限に活用し、サービス運営の効率化、データの蓄積・分析、AI・ディープラーニング等の新しい技術の活用、という観点を中心にサービスの成長に取り組んでまいります。 ⑥ 情報管理体制の強化スペースマーケットグループは、ゲスト・ホストの個人情報を多く預かっており、その情報管理を強化していくことが重要であると考えております。現在、個人情報保護方針及び社内規程に基づき管理を徹底しておりますが、2019年9月にはISMS認証を取得し、今後も、社内教育・研修の実施やシステムの整備等を継続して行ってまいります。 ⑦ 組織体制の強化と内部統制及びコンプライアンス体制の強化スペースマーケットグループは、今後更なる事業拡大を推進するに当たって、スペースマーケットグループの企業文化及び経営方針への共感を兼ね備え、様々な分野で活躍できる優秀な人材の採用に取り組んでまいります。組織設計においては少人数単位でのチーム制を採用すると同時に、チーム毎の自律性を促すよう権限の委譲を推し進めることで意思決定の質とスピードを維持するなど、従業員のパフォーマンスを最大化させる取り組みを引き続き継続していく方針であります。スペースマーケットグループは、持続的企業価値向上と透明性の高い健全な経営を実現することを経営の最重要課題の一つとして位置づけ、内部統制及びコンプライアンスの強化に取り組んでまいります。関係法令・規則の遵守、役職員一人ひとりの高い倫理観の醸成、社会的良識を持った責任ある行動を目指し、スペースマーケットグループ全体で社内教育を行ってまいります。また、代表取締役社長を委員長とする「コンプライアンス委員会」を設置して、スペースマーケットグループのコンプライアンス上の重要な問題を審議し、対応策を検討する体制を採っており、これを適切に運用することによりコンプライアンスの徹底と社会的信用の向上を図っていく方針であります。 ⑧ 固定費の最適化スペースマーケットグループは、スペースモールの子会社化や新規プロダクトへの開発等の発生や外注費等により固定費が直近増加傾向にありますが、この構造を見直し、最適化を図っていく方針であります。 ⑨ マーケティング活動 スペースマーケットグループは場所に対してシェアという新しい考え方を提起し、スペースシェア市場を牽引しております。時勢に合わせた柔軟なリソース配分・施策を行うことでスペースシェア市場におけるスペースマーケットグループの認知度を高め、場所を借りるなら「SPACEMRKET」と認識していただけるよう取り組んでまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等スペースマーケットグループは、スペースシェアをあたりまえにするため、お客様へ届けた価値の合計である全社総取扱高を重要な経営指標としてモニタリングしております。また、直近は全社総取扱高の大部分を占めるGMVの成長も重要指標としており、この2つの最大化へ向けて、経営努力を重ねてまいります。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者がスペースマーケットグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。また、必ずしも主要なリスクに該当しない事項につきましても、投資者の投資判断に資すると考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合にスペースマーケットの経営成績等の状況に与える影響については合理的に予見することが困難であるため記載しておりませんが、スペースマーケットグループはこれらのリスクに対する管理体制を「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおり整備しており、定期的にリスクの再評価及びリスク軽減に対する取り組み状況の評価を行い、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項は本書提出日現在においてスペースマーケットグループが判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境に関するリスク① シェアリングエコノミーサービス市場について「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境」に記載のとおり、スペースマーケットグループでは、今後もシェアリングエコノミーサービス市場におけるスペースシェア市場の堅調な成長を見込んでおりますが、予測通りに市場が拡大しなかった場合には、中期経営計画を達成できない可能性や、スペースマーケットグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、シェアリングエコノミーサービス市場の動向を注視するとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ② 競合他社の動向について現在、スペースシェアをターゲットとした事業を展開する競合企業が複数存在しており、また、今後の市場規模拡大に伴い新規参入もあり得ると考えております。スペースマーケットグループは幅広い顧客ニーズに対応できる掲載スペースのラインナップの拡充を進めるとともに、積極的なマーケティング活動やカスタマーサポートの充実に取り組んでおり、市場における優位性を構築し、競争力を向上させてまいりましたが、他に優れたビジネスモデルや競争力のある条件でサービスを提供する競合会社が現れた場合等には、既存事業者や新規参入事業者を含めた競争の激化により、スペースマーケットグループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、今後もサービスをより充実させていくと同時に、競合優位性を引き続き高めてまいります。 ③ 技術革新への対応についてスペースマーケットグループのサービスは技術革新のスピードが早く、先端のニーズに合致させたシステム・ソリューションの構築を行うためには、常に先進の技術・ノウハウを把握し、取り入れていく必要があります。しかしながら、かかる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また技術革新に対するスペースマーケットグループの対応が遅れた場合には、スペースマーケットグループの競争力が低下する可能性があります。更に、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する可能性があります。このような場合には、スペースマーケットグループの技術力低下、それに伴うサービスの質の低下、そして競争力の低下を招き、スペースマーケットグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループは、エンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備、技術・知見・ノウハウの取得に注力するとともに、開発環境の整備等を進めております。 (2) 事業に関するリスク① サービスの健全性の維持についてスペースマーケットグループが展開するサービスは、取引の場であるマーケットプレイスを提供することをその基本的性質としております。スペースマーケットグループのサービスにおいて、公序良俗に違反するようなスペースの利用がされた場合や、第三者の知的財産権を侵害する行為、詐欺その他の法令違反行為等が行われた場合には、スペースマーケットグループ又はスペースマーケットグループが提供するサービスに対する信頼性が低下し、ユーザ離れにつながる可能性があります。更に、問題となる行為を行った当事者だけでなく、スペースマーケットもプラットフォームを提供する者としての責任を問われた場合、スペースマーケットグループの企業イメージ、信頼性の毀損、ひいてはスペースマーケットグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットは、マーケットプレイスの健全性確保のため、サービス内における禁止事項を利用規約に明記することにより、法令や公序良俗に反する行為の排除に努めております。また、問題発見及び対処の一層の迅速化を進めるため、担当部門の拡充やシステム開発を進めてまいります。 ② 業績の季節変動についてスペースマーケットグループの業績は、パーティーやイベント用途での貸しスペース利用需要が増えることに伴う季節変動があり、クリスマス、忘年会等での利用が増加する第4四半期(10月~12月)の売上が他の四半期に比べて高くなる傾向があります。スペースマーケットグループでは、主に法人による会議室利用の促進等により売上の平準化を図っておりますが、上記需要を取り込めなかった場合には、スペースマーケットグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループでは、売上の季節変動の低いビジネス用途での貸しスペース利用需要の拡大に注力し、過度な業績の季節偏重が生じないように努めてまいります。 ③ 認知度向上、新規ゲスト・法人ゲスト獲得、アライアンス拡充、スペース開拓が奏功しないリスクスペースマーケットグループは、スペースマーケットグループのサービスの認知度向上による新規顧客獲得や、法人顧客獲得やアライアンス拡充による顧客基盤拡大、および提供サービスの価値向上のためのさらなるスペース開拓等の施策を行なっておりますが、これらの施策が想定通りに奏功しなかった場合には、中期経営計画を達成できない可能性や、スペースマーケットグループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、遊休スペースを有する法人企業との業務提携及び地方公共団体との連携によりスペース開拓を推進する一方、適切なマーケティング投資等で新規ゲストの開拓に努めてまいります。 ④ 訴訟等の可能性スペースマーケットが運営する「SPACEMRKET」では、ホストもしくはゲストによる違法行為やトラブル、第三者の権利侵害があった場合等には、スペースマーケットはホストもしくはゲストその他の第三者に対して賠償責任を負わない旨を利用規約等で定めているものの、スペースマーケットに対してホストもしくはゲストその他の第三者から訴訟その他の請求を提起される可能性があります。また、スペースマーケット子会社の株式会社スペースモールが提供するシェアスペース運営サポートにおいて、不動産の所有者であるオーナーとの取引関係において、何らかの事由の発生により、訴訟その他の請求を提起される可能性があります。その他、スペースマーケットグループが第三者に何らかの権利を侵害され、又は損害を被った場合には、訴訟等によるスペースマーケットグループの権利保護のために多大な費用を要する可能性もあります。以上のような事態が生じた場合、その訴訟等の内容又は請求額によっては、スペースマーケットグループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループの顧問弁護士や外部専門家と連携することで、訴訟等のリスク低減に努めてまいります。 ⑤ 知的財産権の管理についてスペースマーケットグループは、運営するコンテンツ及びサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。しかしながら、万が一、スペースマーケットグループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があり、これらに対する対価の支払い等が発生する可能性があります。また、スペースマーケットグループが保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性があるほか、スペースマーケットグループが保有する権利の権利化が出来ない場合もあります。こうした場合、スペースマーケットグループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループの顧問弁護士や外部専門家と連携することで、第三者の知的財産権の侵害を防ぐ体制の構築や自社が保有する知的財産権の適切な管理を行ってまいります。 ⑥ 法的規制についてスペースマーケットグループは、各種法規制遵守のため、法規制の改正動向を踏まえ適切に対応しておりますが、かかる動向を全て事前に正確に予測することは不可能又は著しく困難な場合もあり、スペースマーケットグループがこれに適時かつ適切に対応できない場合には、スペースマーケットグループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対しては、法規制の改正を注視し、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 (3) 会社組織に関するリスク① 優秀な人材の獲得・育成についてスペースマーケットグループは、今後急速な成長が見込まれる事業の展開や企業規模の拡大に伴い、継続的に幅広く優秀な人材を採用し続けることが必須であると認識しております。しかしながら、スペースマーケットグループの採用基準を満たす優秀な人材の確保や人材育成が計画通りに進まなかった場合には、スペースマーケットグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、質の高いサービスの安定稼働や競争力の向上に当たっては、開発部門を中心に極めて高度な技術力・企画力を有する人材が要求されていることから、一定以上の水準を満たす優秀な人材を継続して採用できる施策を実施するとともに、既存の人材の更なる育成・維持に積極的に努めてまいります。 ② 内部管理体制の構築についてスペースマーケットグループは、企業価値を継続的かつ安定的に高めていくためには、コーポレート・ガバナンスが有効に機能するとともに、適切な内部管理体制の整備が必要不可欠であると認識しております。事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の整備が追いつかない状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、スペースマーケットグループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な整備・運用、更に法令・定款・社内規程等の遵守を徹底してまいります。 ③ 特定人物への依存についてスペースマーケットの代表取締役社長である重松大輔は、創業者であると同時に、創業以来スペースマーケットグループの経営方針や事業戦略の決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。しかしながら、何らかの理由により同氏がスペースマーケットグループの経営執行を継続することが困難になった場合には、スペースマーケットグループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループでは、取締役会やその他会議体において役員及び従業員への情報共有や権限委譲を進めるなど組織体制の強化を図りながら、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めてまいります。 ④ 個人情報の保護についてスペースマーケットグループは、ゲスト・ホストの個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出し、悪用されるといった事態が発生した場合には、スペースマーケットグループの財政状態及び経営成績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、これらの個人情報については、「プライバシーポリシー」及び「個人情報保護規程」を定めており、社内教育の徹底と管理体制の構築を行ってまいります。 (4) その他のリスクについて① 社歴の浅さについてスペースマーケットは、2014年1月に設立されており、設立後の経過期間は10年程度の社歴の浅い会社であります。スペースマーケットグループが事業を展開するシェアリングエコノミー業界を取り巻く環境はスピードが速く流動的であるため、スペースマーケットグループにおける経営計画の策定には不確定事象が含まれざるを得ない状況にあります。また、過年度の業績については当期純損失を計上していることや、急速な成長過程にあることも考慮すると、過年度の経営成績は期間業績比較を行うための十分な材料とはならず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報としては不十分な可能性があります。また、GMVその他の指標については、スペースマーケットグループ内において合理的と考える方法により算定したものであり、他社との比較可能性が必ずしもあるとは限らないことに加え、上記のような事情から過去の数値が今後の動向を判断する材料としては不十分な可能性があります。 ② システムトラブルについてスペースマーケットグループの事業は、すべてインターネットを介して行われており、そのサービス基盤はインターネットに接続するための通信ネットワークに依存をしております。安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構築を行っておりますが、アクセスの急激な増加等による負荷の拡大、地震等の自然災害や事故等により予期せぬトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こった場合には、スペースマーケットグループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構築を行っております。 ③ 自然災害等について地震等の自然災害、新型コロナウイルス等の感染症及びテロ等の人災が発生した場合、スペースマーケットグループの開発・運用業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等によりスペースマーケットグループのサービス提供に支障が生じる可能性のほか、被災に伴う掲載スペースの減少及びスペース利用需要の縮小に伴い、スペースマーケットグループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループでは、自然災害、事故等に備え、定期的なバックアップ、稼働状況の常時監視等により自然災害の影響を最小限に止めるよう努めてまいります。 ④ スペースマーケットプラットフォームへの集客における外部検索エンジンへの依存についてスペースマーケットグループが今後も高い成長率を持続していくためには、スペースマーケットグループのサービスの認知度を向上させ、新規顧客を獲得することが必要不可欠であると考えております。今後、検索エンジンの運営者が検索結果を表示するロジックを変更するなどして、それまで有効であったSEO対策が機能しなくなった場合には、スペースマーケットグループにおける集客力が低下し、スペースマーケットグループの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットグループは外部検索エンジンにおける検索結果及びユーザー流入数を継続的にモニタリングし、検索エンジンの表示方針の変更に適時に対応できるよう努めてまいります。 ⑤ 第三者への依存についてスペースマーケットはユーザにスマートフォン向けアプリを提供していることから、Apple Inc.及びGoogle Inc.が運営するプラットフォームを通じてアプリを提供することが、現段階のスペースマーケットグループの事業にとって重要な前提条件となっております。また、スペースマーケットは、ユーザの決済手段として、クレジットカード決済、後払い決済等の外部の事業者が提供するサービスを導入しております。したがって、これらの事業者の動向、事業戦略及びスペースマーケットグループとの関係等により、スペースマーケットグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、これらの事業者の動向を注視するとともに、当該動向に柔軟に対応できる体制構築に努めてまいります。 ⑥ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化についてスペースマーケットは、スペースマーケットグループの役員及び従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しております。また、今後においても新株予約権を活用したインセンティブプランを活用していく方針であります。これらの新株予約権が権利行使された場合、スペースマーケット株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日の前月末時点でこれらの新株予約権による潜在株式数は575,500株であり、潜在株式込みの発行済株式総数12,678,600株の4.54%に相当しております。 ⑦ 配当政策についてスペースマーケットは株主還元を適切に行っていくことが重要であると認識しており、剰余金の配当については、内部留保とのバランスを考慮して適切な配当の実施をしていくことを基本方針としております。しかしながら、本書提出日現在では事業も成長段階にあることから内部留保が重要であると考え、配当を行っておらず、今後の配当実施可能性及び実施時期については未定であります。 ⑧ 税務上の繰越欠損金について2025年12月期末には、スペースマーケットに税務上の繰越欠損金が存在しております。スペースマーケットグループの経営成績が順調に推移することにより、繰越欠損金が解消した場合には、通常の税率に基づく法人税、住民税及び事業税が計上されることになり、当期純損益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 ⑨ 感染症の発生及び流行拡大について新型コロナウイルス感染症を含む新たな感染症の発生及び流行が拡大した場合には、緊急事態宣言などの外出自粛要請などに伴うスペースの利用需要が減少し、スペースマーケットグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。このようなリスクを踏まえ、スペースマーケットでは、働くシーンに特化したスペース、少人数利用のスペース、東京都以外のエリアのスペース等の開拓・掲載を推進するなど、外部環境の変化に伴う新たな需要を取り込むべく対応してまいります。 ⑩ 資産の減損等に関するリスク スペースマーケットグループは、M&Aにより計上したのれんを有しております。のれんについては減損の兆候がある場合には将来キャッシュ・フローの見積りに基づき回収可能価額を算定しております。 しかしながら、事業環境の変化等により当初想定した収益が見込めなくなった場合には、のれんの減損損失を計上する可能性があり、スペースマーケットグループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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