NSグループ(471a)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】 NSグループは、持株会社としてNSグループグループの経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等を行っております。NSグループグループはNSグループと連結子会社1社で構成されております。 NSグループグループは、連結子会社である日本セーフティー株式会社において、単一セグメントで家賃債務保証事業を展開しており、「家賃債務保証サービス」及び「集金代行サービス」等があります。 なお、NSグループは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準は連結ベースの数値に基づいて判断することになります。 (1)家賃債務保証事業① 家賃債務保証サービス NSグループグループが展開する家賃債務保証サービスとは、日本セーフティー株式会社が入居者の連帯保証人になり、家賃等の保証を約束することです。入居者が賃借料を支払わなかった場合には日本セーフティー株式会社が代位弁済し、同社は後日、入居者から代位弁済した賃借料を回収する仕組みとなっております。一般的に不動産を賃貸借する場合には賃貸人から連帯保証人を求められますが、日本セーフティー株式会社が家賃債務保証サービスを提供することで、賃貸人に対して賃貸料収入を保証することになるため、家賃債務保証を実施することで、入居者はお部屋を借りやすく、物件の賃貸人はお部屋を貸しやすくなります。日本セーフティー株式会社はその対価として入居者から保証委託料(契約時に新規保証料、以後1年又は1か月ごとに更新保証料)を受領しております。家賃債務保証サービスの保証委託契約は、不動産会社(不動産仲介業者、不動産管理会社を含む総称)が仲介しております。 [事業系統図] [代位弁済時のフロー] 通常、不動産の賃貸においては不動産会社が入居者と賃貸人の各種契約の取次を実施し、入居者と賃貸人で賃貸借契約を締結します。当該賃貸契約を締結するには、通常「連帯保証人」が必要となります。この「連帯保証人」とは、家賃や賃貸中に発生した修繕費、退去時の原状回復費用など、賃貸人に対する入居者の債務について、入居者と同等に支払い責任を負いますが、2020年の民法改正により、連帯保証人が個人である場合、当該連帯保証人が負担する極度額の設定と、事業用物件に関して、賃借人から連帯保証人に対する情報開示が義務付けられました。 また、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律(平成19年法律第12号、その後の改正を含みます。)が改正され、2025年10月より、高齢者、障碍者、低所得者、ひとり親世帯などの住宅確保要配慮者が利用しやすい家賃債務保証業者として一定の要件を満たす者を国土交通大臣が認定する認定家賃保証制度が導入されました。これにより、連帯保証人を確保しづらい入居希望者の家賃債務保証サービスへの需要拡大のほか、自治体の補助による家賃債務保証サービスの利用促進や居住支援法人との連携による安定的な案件の流入が期待されると考えております。 このような中で、入居者においては、物件を賃借したいが「連帯保証人」を頼みづらい、頼める人がいないという状況が想定されます。一方で、賃貸人においては、もっと幅広い入居者に物件を貸したいが、家賃滞納のリスクが心配、という状況がある中で、前述の民法改正に伴う負担増加を背景に、連帯保証人に対する手続きを簡略化したいというニーズが高まってきております。このように家賃債務保証自体の需要が高まる中、入居者の信用を補填し、家賃や原状回復費用の回収を保証することで、入居者のスムーズな手続きをサポートし、賃貸人に安心と安定をご提供することが家賃債務保証サービスの最も重要な目的です。このような中で、NSグループグループは健全な財務内容、担当者によるスピーディーな対応、迅速な審査対応などサービス面において高い評価を得ており、不動産会社及び不動産賃貸人に選ばれております。 (家賃債務保証サービス相関図) NSグループグループでは家賃債務保証事業を実施しておりますが、その対象は主として居住用・事業用(いわゆる事務所や店舗)・その他(駐車場や借地、工場など)に分かれます。下記にて、主要な家賃債務保証プラン及びその保証料を記載いたします。 (居住用) (事業用) (その他) 家賃債務保証サービスについて、主要な保証・サービスの内容は以下のとおりです(保証プランに応じて保証の範囲は異なります)。・賃料……………………家賃及び共益費やその他費用・残置物処理費用………行方不明者の残置物(動産)や本人との話し合いで確定した残置物(動産)の処分費用・早期解約違約金………契約期間満了前に解約したことによる違約金・死亡時原状回復費用…単身の方が死亡した場合に発生した原状回復費用(居住用のみの保証)・原状回復費用…………退去時の原状回復費用(賃借人負担分。国土交通省のガイドラインに基づくNSグループグループ基準にて保証)・明渡訴訟費用…………明渡訴訟(※)が必要となった場合の費用(弁護士費用も含む)※明渡訴訟とは、賃借人を強制退去させるために賃貸人側が行う訴訟のことです。 ② 集金代行サービス 家賃債務保証サービスに付随して、集金代行サービスも実施しております。収納代行サービスを提供する金融機関と業務提携し、家賃等の集金業務を不動産会社や不動産賃貸人に代わって実施しております。 また、NSグループグループが集金代行にて借主から預かった家賃等を送金する際に、家賃とその他の料金(管理料等)を分割して異なる送金先に直接送金ができるサービスを提供しております(分別送金サービス)。当該分別送金サービスは、競合他社での展開はほとんどないと考えており、NSグループグループが強みとするサービスです。細やかな対応を実施することで、信頼と実績を獲得しております。集金代行時のフローは下図のとおりです。 [集金代行時のフロー] (2)NSグループグループのビジネスモデルと強み① 家賃債務保証に係る審査・回収業務a.審査業務 家賃債務保証サービスを提供するには、まずは入居者の入居審査を実施する必要があります。NSグループグループでは、「入居者が住まいを確保して安心した生活が送れるようサポートすること」を事業の主たる目的と考えており、「通過させるための審査」をコンセプトとしておりますので、むやみに厳しい審査を実施することはしておりません。しかしながら、幅広く入居者に家賃債務保証サービスを提供することは、家賃滞納や回収不能な債権(いわゆる貸倒)の発生のリスク(回収リスク)を高めることにつながります。NSグループグループでは創業以来、長期にわたって培ってきたノウハウやデータを適切に審査業務に落とし込み、体系的で詳細な審査フローを設けております。また、当該審査フローにおいては、債権管理業務を実施している管理統括部の意見も適時に取り入れ、より適切で入居者に寄り添った審査業務を実施しており、その結果、回収リスクを高めることなく、審査通過率を低下させない入居審査が可能となっております。 審査は契約管理部審査課にてNSグループグループ独自の基幹システム(SIONS)で、これまで培ってきた経験・ノウハウを判断基準に反映した審査フローに従って実施しております。また、これまでの申込審査においてNSグループが蓄積した申込データを基に、AI技術を活用した高精度な滞納予測モデルを内製し、2025年4月より審査業務での活用を開始しました。審査の決裁においては、当該審査フローの状況を確認した上で、決裁者が承認若しくは否認(お断り)の判断を実施しております。結果としてリスクを低減しつつ幅広い受け入れを可能とするバランスの取れた適切な審査となるように対応しております。 いずれの場合も、原則として当日の審査完了を目指しており、平均して2時間程度での審査完了が可能な体制を構築し、スピーディーな対応を実施しております。 b.回収業務 家賃債務保証サービスを幅広い入居者に提供するためには、それを支える高い回収率を維持する必要があります。NSグループグループでは、蓄積した滞納実績データを活用して賃借人の滞納状況を複数に分類し、適材の人材・チームで回収対応にあたることで、高い回収率を実現しております。過去の実績から得た独自のノウハウを生かして、滞納状況を複数階層に分類し、入居者の事情に即した対応を実施することで、家賃滞納を解決に導く「滞納解決スキーム」を採用しております。 回収業務における各部署での作業は、明確に分業化されており、丁寧かつ効率的な回収業務を実施しております。また、NSグループグループ独自の基幹システム(SIONS)を回収業務にも活用しており、担NSグループ員と本部間での情報連携を強化するとともに、行動結果を適切にフィードバックすることで、業務の適正性を担保しております。 また、高リスク層の審査を通過させながらも高い回収率を維持するために、回収チームの1人あたりの債権数管理、事業用専任の回収チームの設営、スコアリングを基にした回収優先先の選定、長期・退去済債権に対する弁護士への回収業務委任を行っております。滞納防止のKPIを下記のとおり設定しており、日々モニタリングを実施することで、滞納の発生を未然に防止することにも注力しております。 (滞納防止に関するモニタリングKPI)(a)送金額・滞納時の家賃立替え金額・下記(b)及び(c)のKPIのモニタリングを通じて、送金額が増加しないように管理 (b)正常化率・「正常化要請した後に3か月滞納がない状態」を正常化と定義・正常化率(正常化成功債権数÷滞納債権数)をモニタリングすることで、滞納者を正常入居者に戻す活動状況を把握・返済能力のある滞納者に対し、翌月からの滞納をしないよう要請(正常化要請) (c)複数月滞納率・滞納者のうち、複数月にわたって滞納をしている者の割合(※)・3~4か月の滞納者にリソースを割かれると、1か月滞納者へのアクション(例:正常化要請)が薄れてしまうため、複数月滞納率をモニタリングすることで長期債権の削減に取組む※2か月以上の滞納を「複数月にわたっての滞納」と定義。複数月滞納のうち、2か月滞納、3か月滞納、4か月以上滞納、訴訟案件で区分してモニタリングを実施 コンプライアンス対策としては、訪問時の姿勢・玄関前での対応・時間外訪問の注意点等に係る詳細な業務マニュアルを策定しております。また、訪問・架電・受電、接触・未接触問わず全案件を録音することで、回収オペレーションをモニタリングしております。 ② 模倣困難な競争優位性 NSグループグループは、競合他社には獲得困難な滞納情報や取扱店との連携情報等、豊富なデータを蓄積しております。これらのデータをインプットしたAIモデルを各種業務に活用することで、オペレーションを高度化し、模倣困難な競争優位性を築いているとNSグループは考えております。 ③ 独自のポジショニング 物件管理戸数が相対的に少ない不動産管理会社(Small領域)と深い関係性を築いており、独自のポジショニングを築いています。その領域では、きめ細かい対応が求められる一方、競合他社との競争が相対的に穏やかであり、高い収益性の維持に繋がっているとNSグループは考えております。不動産管理会社は家賃債務保証会社の財務安定性、販売手数料、借主の信用リスクに応じて第一保証会社と第二保証会社を使い分けています。第一保証会社としては販売手数料が高い保証会社が利用される傾向にある一方で、財務安定性を優先して選定する不動産管理会社も一定数存在し、第二保証会社としては販売手数料は第一保証会社より低位な水準にあるものの高い信用リスクを許容できる保証会社が利用される傾向があるとNSグループは考えております。取扱店及び家賃保証市場全体に関するNSグループ独自の分析と検討に基づく推計によれば、管理戸数が1,250戸以下である不動産管理会社の市場領域(Small領域)において、NSグループグループは、第一保証については約10%、第二保証については約6%のシェアを占めています。
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、NSグループグループが判断したものであります。 (1)経営方針 NSグループグループは、信頼と安心をお届けする家賃債務保証の会社として成長してまいりました。社会情勢として少子高齢化や在留外国人の増加が進むなか、賃貸借契約のインフラとして家賃債務保証サービスの社会的意義はますます高まると考えられます。 このような経営環境のなか、NSグループグループは次の成長段階に進むために、組織体制の強化と新サービス拡充に取組んでおり、今まで築き上げてきた経営基盤を強化させることで、更なる成長と安定的な業務運営を目指していきます。NSグループグループのMISSION及びVISIONは以下のとおりです。 (MISSION)つくるぞ、新・新生活(VISION)新生活を、もっと新しく、もっと便利に、そしてワクワクを また、全ての役員、従業員がコンプライアンスを遵守することが重大な社会的責務であると考えており、経営上の最重要事項と位置づけ、法令・社内規程・ルールだけでなく社会規範に至るまで全てのルールを遵守し、賃貸住宅をご利用される皆様が、幅広く、安心してご利用できるよう全社を挙げて健全で信頼できる賃貸住宅市場の成長に貢献し、全ての関係者から信頼される企業を目指しております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 NSグループグループは、安定的な増収増益と企業価値向上を目指す観点から、経営管理上の基礎的な指標として「調整後EBITDA」を最も重要な指標と位置付けております。なお、「調整後EBITDA」の定義については、後記「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」をご参照ください。 また、NSグループグループは、上記の調整後EBITDAの向上を図るため、申込件数、契約件数及び代位弁済した際の債権回収率を事業における客観的な指標として設定しております。 さらに、ROE(自己資本当期純利益率)も重要な経営指標と位置づけ、資本効率の更なる向上を図っております。 (3)経営環境、経営戦略及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題① 経営環境 我が国の賃貸不動産市場は、1970年代から、総世帯数の増加、及び総世帯数に対する単身世帯数の占める割合の近年における急速な高まりにより借家を利用する人口が増加していることを背景に市場規模は拡大を続けております。NSグループグループの提供する家賃債務保証サービスは、賃貸不動産の利用者が対象のサービスです。そのため、その市場規模や市況は賃貸不動産市場の影響を受けることになります。 このような中で、少子高齢化や晩婚化による単身世帯の増加や外国人世帯の増加により賃貸物件の需要が増加するとともに、家族関係の希薄化等により連帯保証人を見つけることの困難性が顕著になり、あわせて賃貸人側の家賃収入の減少や家賃滞納不安の解消というニーズがあいまったことで、家賃債務保証業界の市場規模は底堅い成長を続けております。住居用保証では、単身世帯・外国人世帯の増加を背景に市場拡大が続いております。事業用保証はその賃料に応じて住居用保証と比べて高い保証料が期待できる一方で、いまだ未成熟の市場であり、COVID-19後の事業環境の変化も受けて、中堅・中小(Small領域)の不動産管理会社を中心に、急速に普及が拡大しております。NSグループグループは、保証会社の選定において審査通過率や財務安全性をより重視する中堅・中小(Small領域)の不動産管理会社との既存のネットワークを活用し、Small領域での更なるシェアの拡大を目指すとともに、事業用保証の拡大を通じた収益性の高い売上高成長を目指します。 (注)CAGR(年平均成長率)及び予測CAGRは、それぞれ住居用保証及び事業用保証を合計した家賃債務保証全体の市場規模(事業者売上高ベース)の2022年度から2024年度の年平均成長率及び2024年度から2029年度の年平均成長率の予測値を示しています。 ② 経営戦略 家賃債務保証業界においては企業間の競争が激しさを増しており、時代や賃貸人、賃借人のニーズに合わせた様々な新しいサービスの展開の重要性が増している状況であります。NSグループグループは、中長期的成長のために、住居用保証での安定的な収益拡大を図りつつ、事業用保証や豊富な顧客データを活用した新規事業を推進し、新たな収益の柱とすることを目指します。 ③ 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題a.審査体制及び債権管理体制の強化 第一に、保証契約の締結における与信精度の向上を図ることが重要であると考えております。与信精度を向上させることで、賃料等の代位弁済発生件数を適切な水準に抑えることができ、回収に係る様々なコストの抑制につながります。体系的で詳細な審査フローを設け、スコアリング機能の向上に取組んでおります。 一方で、NSグループグループでは、「入居者が住まいを確保して安心した生活が送れるようサポートすること」を事業の主たる目的と考えておりますので、むやみに厳しい審査を実施することはしておりません。幅広く家賃債務保証サービスを提供するためには、それを支える高い回収率を維持する必要があります。NSグループグループでは、AIを活用した審査予測モデルを活用することにより審査の精度の向上を図るとともに、過去の実績から得た独自のノウハウを生かして、滞納状況を複数階層に分類し、入居者の事情に即した対応を実施し、家賃滞納を解決に導く「滞納解決スキーム」を採用することで回収率を高い水準で維持するように努めております。 b.M&Aや業務提携を活用した成長 家賃債務保証事業におけるさらなる成長を達成するために、M&Aや業務提携を積極的に推進してまいります。 c.新規事業の実行 長年にわたり家賃債務保証事業を展開してきたことにより、大量の顧客情報を保有しております。当該顧客情報を利用した周辺ビジネスを展開することにより、企業グループのさらなる発展を目指します。 d.DX(digital transformation)推進による事業の強化 デジタル化が遅れていると言われる不動産業界ですが、IT技術を活用した業務の効率化は重要な課題であると認識しております。 取扱店との連携強化、AIを活用した審査の強化及び回収プロセスの効率化など、DXを推進することで事業を強化し、収益性の向上を目指します。 e.コーポレート・ガバナンスの強化 持続的な事業拡大と企業価値の向上のために、コーポレート・ガバナンスの強化が重要な課題であると認識しております。 有効な内部監査の実施、経営陣や従業員に対する研修の実施等を通じて、法令遵守の徹底及び内部管理体制の一層の強化に努めてまいります。 f.財務基盤の強化 NSグループグループが展開する家賃債務保証事業においては、継続的な成長と安定した経営・財務基盤が極めて重要であると認識しております。 市場シェアを拡大し、契約数を増加させることで、安定的で強固な財務基盤の構築に努めてまいります。 g.人材の増強、育成強化 上記までの経営方針を適切に推進するためには、優秀な人材の発掘、採用が重要です。また、社内教育研修を拡充するとともに、適切な人材の登用を進めてまいります。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者がNSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてNSグループグループが判断したものであります。 (1)賃貸不動産市場の動向について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 我が国の賃貸不動産市場は、1970年代から2000年代前半にかけての人口の増加及びその後も継続する単身世帯数の増加により、借家を利用する人口が増加していることを背景に市場規模は拡大を続けております。しかしながら、NSグループグループの提供する家賃債務保証サービスは、日本における賃貸不動産の利用者が対象のサービスであり、日本の賃貸不動産市場、特に住宅用不動産市場の影響を受けることになりますが、人口動態の変化等により賃貸不動産市場が低迷した場合、持続的な円安等のマクロ経済要因と相まって、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (2)法的規制について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 現時点においては、家賃債務保証事業を営むことに対しての法的規制はありませんが、今後新たな法的規制の導入や既存の法令の改正等が行われた場合、家賃債務保証への需要状況に悪影響が生じ、又は、NSグループグループの事業活動に制約が生じることで、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (3)参入障壁について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループグループが営む家賃債務保証事業については、2017年10月に国土交通省の登録制度が開始されておりますが、家賃債務保証事業を営む上で当該登録を行うことは必須ではなく、その他家賃債務保証事業を営むために必要な許認可等を定めた法的規制は現状存在しないため、許認可の面では参入障壁が低いといえます。特に、NSグループグループが注力している小規模な賃貸不動産会社を対象とする市場セグメントにおいては、賃貸不動産会社に支払われる販売手数料や、審査プロセスの簡便性及び審査通過承認率を中心に激しい競争が行われています。具体的には、NSグループグループが現在保有する顧客データよりも大規模な顧客データにアクセス可能な事業者が当該市場に参入した場合、NSグループグループより迅速に審査を実施できる可能性や、より正確に入居者のリスクを評価して保証料や手数料に反映できる可能性があります。NSグループが普及拡大を通じて収益性の高い売上高成長を目指している事業用保証を含めた家賃債務保証事業について、以上のように、他社が新規参入し、競争が激化した場合、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (4)のれん及び無形資産の減損並びに損失評価引当金について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループは、企業買収に伴う多額ののれんや顧客関連資産を有しており、当連結会計年度末時点の残高は、のれんが36,039百万円、顧客関連資産が7,041百万円となっており、同時点での連結総資産額の56.6%を占めております。取締役会等で月次業績について継続的にモニタリング・分析しておりますが、今後収益性が悪化し、無形資産に係る多額の減損損失が計上された場合には、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 また、NSグループグループは、保証履行による賃借人への求償権について、NSグループグループの過去の回収率に基づき、回収不能見込額を損失評価引当金として計上しておりますが、経済情勢の悪化等により想定以上に貸倒れが発生した場合には、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (5)借入金、財務制限条項への抵触について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループグループは、金融機関を貸付人とする借入契約を締結しており(借入契約の内容については「第2 事業の状況 5 重要な契約等」をご参照ください。)、2025年12月末の借入金残高は25,868百万円であり、NSグループグループの連結総資産の34.0%となっております。なお、2025年12月末時点で、NSグループの借入れに係る金利は変動金利であり、金利が大幅に上昇した場合、利息負担が増大し、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 また、当該借入契約には財務制限条項が付されており、これに抵触した場合には、期限の利益を喪失させないことについて、貸付人の承諾を得られない限り、当該貸付人の請求により期限の利益を失うため、直ちに借入金の返済資金が必要となります。当連結会計年度末現在において、NSグループグループは、適切に管理を行っており、抵触のおそれはないと判断しているものの、仮に抵触した場合には、NSグループグループの財政状態及び資金繰りに影響を及ぼす可能性があるとともに、NSグループグループの存続に悪影響を及ぼす可能性があります。 加えて、将来的に事業を拡大することを決定した場合、追加の借入れを行う必要が生じる可能性があります。追加の借入を行った場合、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (6)季節その他の要因による業績の変動について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループの四半期ごとの経営成績は、入居者ごとの賃貸開始時期の差異、回収費用をはじめとする費用の増加時期及び増加額の偶発性・不均一性、賃貸借契約の更新サイクルその他不動産市場の季節的要因による変動、並びに経済及び市場環境の変化その他、NSグループグループの制御不能な様々な要因により変動する可能性があります。 特に住宅用賃貸不動産市場においては、2月から4月に進学、就職、転勤等による転居が増加し、不動産賃貸借契約が増加する傾向にあり、これと連動して、当該期間にNSグループグループの締結又は更新する家賃債務保証契約も増加する傾向にあります。このため、当該期間の家賃債務保証契約が低調に推移し、第1四半期の営業収益が減少した場合、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (7)収納代行について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループグループは、家賃等の回収にあたり、収納代行機関と代金回収事務委託契約を締結しております。万一、主要な収納代行機関との契約解除やNSグループグループにとって不利となる契約条件の変更がなされた場合、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (8)信用リスクについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) 家賃債務保証とは、NSグループグループが入居者の連帯保証人になり、家賃等の保証を約束することであり、入居者が家賃を支払わなかった場合にはNSグループが代位弁済し、NSグループは後日、入居者から代位弁済した家賃を回収する仕組みとなっております。NSグループグループの強みとして、相対的に信用力の高い入居者に注力する競合他社と比較して、入居者の審査通過率が高いことが挙げられ、NSグループグループの入居者審査プロセスは、統計的にみて回収努力が奏功しない者などリスクが特に高い申込者を特定・却下することに主眼を置いており、賃貸交渉を妨げないよう、初期審査を迅速に完了するよう努めております。NSグループグループでは、創業以来長期にわたって培ってきたノウハウを適切に審査業務に落とし込んだ体系的で詳細な審査フローを設けておりますが、あくまでも自社内で蓄積された詳細な入居者のプロファイリングに基づいております。また、上記のような高い審査通過率にかかわらず、NSグループグループが代位弁済を行うことが求められる割合は競合他社と同程度であるとNSグループグループは考えており、また、NSグループグループの回収業務に関する高度な専門性に基づく高い回収率により、競合他社が提供できない入居者にも家賃保証を提供することができていると考えておりますが、NSグループグループの想定を超えて入居者の家賃支払いが滞ることでNSグループグループが負担する代位弁済が増加した場合、NSグループグループの資金繰りが悪化する可能性があります。 また、国内外の政治情勢の変化、経済危機、大規模な自然災害など、社会状況に大きな変化が生じた場合、NSグループグループの蓄積されたノウハウや専門知識がリスクを予測する上で十分に機能しなくなり、より大きなリスクにさらされる可能性があります。さらに、長期賃貸借契約の場合、経済的・社会的環境の変化や個々の入居者の信用状況の変化により、不払い及び代位債権が回収不能となるリスクが増加する可能性があり、これらがNSグループグループの事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (9)NSグループグループ資金の流動性について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループグループの営む家賃債務保証事業においては、代位弁済に備えた資金の流動性の確保が必要となります。NSグループグループは、現金及び預金残高を十分な水準に維持し、審査業務及び債権管理の適正化を図るとともに、リボルビング・ファシリティ契約により借入枠を確保しております。 しかしながら、代位弁済の大幅な増加等が生じた場合、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。(10)ITシステムについて(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループの家賃債務保証事業はITシステムに依存しており、とりわけ、基幹システムであるSIONSを利用して、家賃債務保証契約、入出金、テナント情報、賃料回収等の管理を実施しております。情報セキュリティ対策や業務継続策を講じておりますが、サイバー攻撃、ウイルス感染や事故、災害等により、その機能に重大な障害が発生した場合には、事業の円滑な遂行に支障をきたし、又は機密情報の不正な漏洩につながり、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (11)情報漏洩について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループは、個人情報を含む顧客情報やその他の機密情報を取り扱っております。NSグループグループは、情報セキュリティ対策を講じておりますが、将来におけるサイバー攻撃の高度化ないし頻繁に変化する不正アクセス手法への対応が十分に可能とは限りません。また、情報漏洩は、上記のような技術的な要因以外の要因により発生することもあります。これらの要因等により機密情報が漏洩した場合、NSグループグループは、損害賠償責任の負担や個人情報保護法(平成15年法律第57号、その後の改正を含みます。)などの法令に基づく処分を受け、また、NSグループグループのレピュテーションが低下し、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (12)人材確保・育成について(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループの事業運営と成長には、NSグループグループの事業に関する専門の知識や能力に加えて、経営経験や意思決定能力が重要であり、これらを持つ優秀な経営幹部役職員やその他の職員に依存しています。NSグループグループは、当該人材の維持・確保・育成に力を入れておりますが、優秀な人材の流出や採用計画の未達、人材育成が計画どおりに進捗しない場合には、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。また、NSグループグループの継続的な成長は主要な経営幹部役職員による経営戦略その他事業や運営に関する重要事項の判断に依存していますが、健康上の理由等により当該役職員がNSグループグループの業務に十分な時間を確保することができない場合や早期退職をした場合には、NSグループグループは当該役職員の代わりとなる適切な人材を適時にあるいは全く見つけることができず、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (13)風評について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループグループは、全ての役員、従業員がコンプライアンスを徹底することが重大な社会的責務であると考えており、経営上の最重要事項と位置づけ、「コンプライアンス規程」を制定し、経営会議においてコンプライアンスに関連する問題の審議、解決にあたっております。しかしながら、NSグループグループにおけるコンプライアンスの推進状況にかかわらず、NSグループグループや、NSグループグループの回収業務その他事業上の対応等に関し、報道機関による報道、ソーシャルメディア等におけるNSグループグループのサービス利用者その他の者によるレビュー又はコメント等の投稿、紛争の発生その他様々な要因により風評が生じる可能性があり、当該風評の正当性にかかわらず、NSグループグループのレピュテーションが低下し、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (14)自然災害等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループは、日本全国の営業所・支店を拠点に活動しており、地震、噴火や台風、大雨、大雪、洪水等の自然災害や火災、停電、通信障害、インフラ障害、戦争・テロ攻撃等のNSグループグループが予期できない事態により、各拠点やシステムが被害を受け、営業活動等に支障が生じる可能性があります。とりわけ、NSグループグループは関東・関西地域に事業が集中しており、これらの地域に自然災害等が発生した場合には、より深刻な影響が予想され、また、経済状態の悪化といった二次的な影響が発生する可能性があります。また、NSグループグループの事業継続計画や災害時の復旧計画の策定ないしその実施が不十分である場合には、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (15)感染症について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) 新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の流行・拡大により、NSグループグループの従業員の多くが感染症に感染した場合、事業活動に制約が生じることで、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。また、日本では不動産事業は対面での営業が主流であり、感染症の流行・拡大に伴い政府により在宅勤務の実施が強制された場合には、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (16)オペレーショナルリスクについて(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:低) NSグループグループは、社内規程や業務マニュアルの整備、事務手続におけるチェックの徹底、各業務のシステム化等により、オペレーショナルリスクの低減に努めています。しかしながら、ヒューマンエラー等により適切な事務処理がなされない結果、営業活動等に支障が生じる可能性があり、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (17)大株主との関係について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)① BVアセット株式会社との関係について NSグループは、大谷彰宏氏及び大谷彰宏氏の資産管理会社であるBVアセット株式会社から出資を受け入れており、当連結会計年度末現在において、大谷彰宏氏及びBVアセット株式会社は合計でNSグループ発行済株式総数の49.0%を保有しております。また、2026年2月12日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、大谷彰宏氏が全株式を保有し代表取締役を務める株式会社BiVaホールディングスが、NSグループ発行済株式総数の1.1%を取得し、大谷彰宏氏、BVアセット株式会社及び株式会社BiVaホールディングスの合計でNSグループ発行済株式総数の50.1%を保有していると開示しております。 NSグループの取締役相談役である清水信氏は、過去に株式会社BiVaホールディングスの取締役に就任しておりました。なお、大谷彰宏氏、BVアセット株式会社及び株式会社BiVaホールディングスによる事前承認を要する事項はなく、NSグループは同氏から独立・自立した経営を行っております。また、今後は、NSグループの役職員が、大谷彰宏氏が関与する会社の役職員を兼務することはございません。 大谷彰宏氏及びBVアセット株式会社は、今後も相当数のNSグループ株式を保有する見込みです。したがって、今後の大谷彰宏氏のNSグループ株式の保有・処分方針によっては、NSグループ株式の流動性及び株価形成等に影響を及ぼす可能性があります。また、同氏が相当数のNSグループ株式を保有することにより、NSグループ役員の選解任、他社との合併等の組織再編、減資、定款の変更等のNSグループの株主総会決議の結果に重要な影響を及ぼす可能性があります。 大谷彰宏氏は、NSグループの大株主として少数株主を含めた株主全体の利益に配慮した議決権行使を行う方針ですが、上記のようにNSグループについて他の一般株主と異なる利害関係を有しており、一般株主が期待する議決権の行使その他の行為を行わない可能性があります。また、NSグループグループと大谷彰宏氏が関与する会社との取引の内容及び過去2期間の実績は以下のとおりです。なお、関連当事者取引について、「関連当事者取引管理規程」に基づき、取締役会で適切に検討・承認を行う体制を整えておりますが、今後の取引については、代位弁済時や集金代行サービスに伴う送金などの合理性のある取引を除き、原則として実施しない方針であります。 (単位:百万円)会社等の名称取引の内容取引金額2024年12月期2025年12月期㈱BiVaホールディングスマネジメントフィーの支払(*1)150450㈱デジプレートシステム関連費用の支払2-㈱ランディア出向人件費の受取り1-通信費等の受取り0-代位弁済金の送金33集金代行金の送金107109 また、上表(*1)に記載のとおり、NSグループと株式会社BiVaホールディングスとの間のマネジメント契約(内容については「第2 事業の状況 5 重要な契約等」をご参照ください。以下「BiVaHDマネジメント契約」という。)に基づき、マネジメントフィーを支払っておりました(「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 34.関連当事者」をご参照ください。)。当該マネジメント契約は2025年6月30日をもって解約いたしましたが、当該マネジメント契約に基づく上場の成功報酬412.5百万円(税込)を2025年12月に支払いました。大谷彰宏氏は当該マネジメント契約解消後及び上場後もNSグループ株式を安定保有する意向を有しており、NSグループと大谷彰宏氏の関係について重大な変化は生じないものと認識しております。 NSグループは、マネジメント契約の解約により株式会社BiVaホールディングスからの経営や事業に関する助言が終了しても、NSグループの事業運営に支障のない経営体制を整備していると認識しておりますが、かかる経営体制がNSグループの期待通りに機能しない場合には、NSグループグループの事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② ベインキャピタルグループとの関係について NSグループは、グローバル・プライベート・エクイティファームであるベインキャピタルグループが投資助言を行うファンド(BCPE Say Cayman, L.P.、BCPE Say Cayman2, L.P.)から出資を受け入れており、NSグループ上場前の2025年9月30日時点で同ファンドは、NSグループ発行済株式総数の合計51.0%を保有しておりました。同ファンドはNSグループの上場時に所有する株式の一部を売却しており、当連結会計年度末現在において、同ファンド合計でNSグループ発行済株式総数の6.6%を保有しております。また、NSグループの取締役である西直史氏、竹井友二氏及び稲田博樹氏が、ベインキャピタルグループから派遣されております(3名ともに2026年1月5日に辞任いたしました。)。なお、ベインキャピタルグループによる事前承認を要する事項はなく、NSグループはベインキャピタルグループから独立・自立した経営を行っております。 ベインキャピタルグループは、今後、同ファンドが所有するNSグループ株式の全部を売却する予定でありますが、当連結会計年度末現在においても相当数のNSグループ株式を保有しており、NSグループ株式の流動性及び株価形成等に一定の影響を及ぼす可能性があります。 このように、ベインキャピタルグループは、NSグループについて他の一般株主と異なる利害関係を有しており、一般株主が期待する議決権の行使その他の行為を行わない可能性があります。 また、NSグループは、Bain Capital Private Equity, LPとの間のマネジメント契約(内容については「第2 事業の状況 5 重要な契約等」をご参照ください。以下「マネジメント契約」という。)に基づき、マネジメントフィーを支払っておりました(「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 34.関連当事者」をご参照ください。)が、当該マネジメント契約は2025年6月30日をもって解約いたしました。 NSグループは、マネジメント契約の解約によりベインキャピタルグループからの経営や事業に関する助言が終了しても、NSグループの事業運営に支障のない経営体制を整備していると認識しておりますが、かかる経営体制がNSグループの期待通りに機能しない場合には、NSグループグループの事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 なお、NSグループは過去に、2023年11月30日開催の臨時株主総会決議(2023年10月18日開催の臨時取締役会承認)により120億円、2025年6月27日開催の臨時株主総会決議(2025年6月27日開催の臨時取締役会承認)により60億円の計2回の配当を、上記の株主に対して実施しております。 2023年11月30日に実施した配当は、上場に向けた最適資本構成の構築及び資本効率の改善を検討している中で、同業他社を参考に、事業上必要なキャッシュを維持しつつ、一定率以上の自己資本比率を確保しながらROEの向上を図ることを目標として、1株当たり460円16銭、総額120億円の配当を実施しました。2024年12月期末時点では自己資本比率38.47%、ROE22.10%となっております。配当にあたっては、資本効率の改善だけでなく、財務安定性の確保、今後の経営計画に必要な運転資金や投資資金の確保、上場後の配当原資が確保されることを、取締役会で審議して決定いたしました。 また、2025年6月30日に実施した配当は、株主であるベインキャピタルグループの提案を受けて検討し、NSグループとしても配当を実施することで、資本効率の向上に繋がることから、配当を実施しました。 詳細については、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」をご参照ください。 (18)技術革新等への対応について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループは、市場のニーズに効果的に対応するため、継続的な審査プロセスの改善及び研究開発を行っており、現状のNSグループグループの審査プロセスは迅速かつ効果的なものであると考えております。しかしながら、今後、人工知能(AI)を含む急速な技術進歩により、競合他社が、より迅速かつ効果的な審査プロセスを開発する可能性があり、NSグループグループは、競争力維持のため、自社の審査プロセスを改善し、新たなニーズに対応するための技術開発に投資することを余儀なくされる可能性があります。これらの投資費用が過大となる場合、又は投資費用に見合った効果が十分に得られない場合には、NSグループグループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性があります。 (19)訴訟等について(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中) NSグループグループは、従業員(元従業員を含みます。)、不動産賃貸会社、テナント等との間で様々な訴訟等を抱える可能性があります。また、NSグループは通常の業務において、基幹システムであるSIONSその他の知的財産権を使用しておりますが、これらについて、第三者から知的財産権を侵害したと主張される可能性も否定はできません。重要な訴訟等を提起し、又は、提起された場合は、NSグループグループの事業、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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