理研コランダムグループ(理研コランダムおよび理研コランダムの関係会社)は、理研コランダム、親会社「オカモト株式会社」、及び連結子会社「理研香港有限公司」の3社で構成されております。また、親会社からは一部商品等の仕入を受けております。
理研コランダムグループの事業に係わる位置づけは、次のとおりとなります。
なお、次の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 (1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
研磨布紙等製造販売事業…………………理研コランダムが行っております。
OA器材部材等製造販売事業……………理研コランダムおよび連結子会社 「理研香港有限公司」が行っております。
不動産賃貸事業……………………………理研コランダムが行っております。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において理研コランダムグループが判断したものであります。
(1)会社の経営方針と中長期的な経営戦略
理研コランダムは経営理念として「理研コランダム憲章」を掲げ、その実現に向けた「行動指針」を設定しています。
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理研コランダム憲章 ・日本を代表する研削・研磨のトップ企業として、社会的責任を自覚し、法令・ルールを厳格に遵守し、社会的規範にもとることのない、誠実かつ公平な企業活動を推進する。 ・お客様を第一と考え、常に最高の製品・サービスを提供する。 ・株主、市場から高く評価され、広く社会から信頼される。 ・社員にとって働き甲斐があり、魅力に富んだ職場にする。
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行動指針 ・公正・透明・自由な競争を実践し、会社資産の保全拡大に努める。 ・一人一人が高い倫理観(例えば、「安全第一」「嘘をつかない」「ルールを守る」「反社会的勢力に対しては隙を見せず、毅然とした対応を行う」「公私に亘り節度ある行動をする」等々)を持って自主的・自立的に行動し、協力して業務を遂行し、自由闊達な職場を築く。 |
理研コランダムグループは、上記「理研コランダム憲章」に定める基本理念、環境理念、品質方針、行動指針に則り、コーポレートガバナンスの取組み強化を図りつつ,株主価値の向上および顧客満足度の向上ならびに一人一人の従業員の資質向上を経営の重要施策と位置づけ、ますます厳しさを増す企業間競争における競争力の強化、収益力の向上および財務体質の強化を図り、いかなる環境変化にも対応できる経営の実現に向かって努めてまいります。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
わが国経済は、一部に足踏みがみられるものの、緩やかに回復しています。このような状況のなか、理研コランダムグループの当連結会計年度における決算は、半導体向けの研磨材が増加したことに加え、不動産賃貸収入が年度途中から店舗の営業開始により満額になったことから売上高で4.4%の増加となりました。利益面で昨年度に続き各利益が黒字になり営業利益で66.7%の増益になりました。これは、売上高の増加に加え、不動産賃貸収入の増益によるものです。ただ、セグメント別では、理研コランダムの中核事業である研磨布紙製造販売事業では原価率が悪化しており収益力の強化が課題であると認識しています。
会社全体として社員教育・研修(安全・健康・コンプライアンス・技術継承・品質重視・原価利益意識・与信管理等)の充実を図ります。また営業面では、得意先の与信管理を徹底し、売価の見直し、商流の整理をしながら、新製品を中心に代理店ルートの拡販、直ユーザー・新規分野開拓等で販売強化を図ります。生産面においては、研磨布紙製造販売事業を中心に、昨年までに工場の集約を行い、ベルト製品等の加工工程の合理化を促進していきます。さらに活動が活発化してきた「QC(品質管理)活動・提案制度等」を中心に、品質・歩留まり改善等で収率向上を行います。
「品質と効率向上を考えた設備投資」で、省人化と機械の稼働率改善を行います。また、製品の見直し・生産組入れ・材料の見直し等で、製品・仕掛品の在庫削減等を行います。以上の各改善等で、営業利益を上げて行きます。
不動産賃貸事業に関しましては事業用不動産の将来へ向けた有効活用の観点から、イオンリテール株式会社と事業用定期借地権設定契約を締結しています。2023年度途中からは店舗の営業開始により賃貸収入が満額となっており、2024年度はさらに年度を通じ満額になることから、今後はさらに安定的な収入が見込める状況です。
また、コンプライアンス・リスク管理、環境保護対策の強化についても、企業の社会的責任に対する社会の要請は一段と高まっていることからさらに充実させていきます。
きます。さらに活動が活発化してきた「QC(品質管理)活動・提案制度等」を中心に、品質・歩留まり改善等で収率向上を行います。
「品質と効率向上を考えた設備投資」で、省人化と機械の稼働率改善を行います。また、製品の見直し・生産組入れ・材料の見直し等で、製品・仕掛品の在庫削減等を行います。以上の各改善等で、営業利益を上げて行きます。
不動産賃貸事業に関しましては事業用不動産の将来へ向けた有効活用の観点から、イオンリテール株式会社と事業用定期借地権設定契約を締結しており、2022年度は通年で賃貸収入が得られたことに加え、2023年度途中からは店舗の営業開始を予定しており賃貸収入が満額となることから、今後はさらに安定的な収入が見込める状況です。
また、コンプライアンス・リスク管理、環境保護対策の強化についても、企業の社会的責任に対する社会の要請は一段と高まっていることからさらに充実させていきます。
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
理研コランダムグループは前期に続き営業黒字を確保したものの、安定的な利益確保にはまだ十分な状況とは言えません。まずは、不動産賃貸収入を除く製造業での黒字化による営業利益の安定的な計上を、当面の経営上の目標として取り組んでまいります。中でもコア事業でありながら、セグメント別事業のうち課題である研磨布紙等製造販売事業の収益力の強化に重点的に取り組んでまいります。その目標が達成できた段階でさらなる上位レベルの経営目標(ROE等)を設定する予定です。
(4)新型コロナウイルス感染症に関するリスクの認識
新型コロナウイルス感染症の影響は、各国の緊急事態宣言による消費活動の制限、また経済に落ち込みにより、理研コランダムの事業にも大きな影響が出ていました。今後、新型コロナウイルス感染症は感染症法上の位置づけが変更になる等、対策が大きく変更になりますが、予測不可能な側面も否定できず、理研コランダムの事業への影響も不透明と考えています。
理研コランダムグループは、感染症が拡大した初期より対応・対策を進め、グループの従業員およびその家族の安全確保を第一として、事業活動を継続してまいりました。具体的には次のような点を実施済です。
・新型コロナウイルス感染症対応マニュアルを作成し全従業員へ配布
・従業員の毎日の検温・手洗い・前日の行動記録、家族の検温を記録し、所属長がチェックする仕組みを導入
・出勤を公共交通機関から自家用車・社用車通勤を奨励
・営業部門、間接部門を中心としたテレワークの奨励
・訪問顧客に対しマスク着用と検温の徹底
・感染症が発生した場合の訓練を各部署で実施等
今後は、新型コロナウイルス感染症の位置づけの変更に伴い、現在実施中の施策をどのよう取り扱うかを社内で議論し、より有効な対策を立案してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、理研コランダムグループの財政状況および経営成績に重要な影響を及ぼす可能性のある主要なリスクは以下のものがあります。
なお、ここに記載した内容は当連結会計年度末現在において理研コランダムグループが主要なリスクと判断したものであり、従って、ここに記載のものがリスクのすべてではなく、また記載のリスクも将来に対する見通し、推定を含んでおり、実際の結果と相違する可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症による理研コランダムグループへの影響、及び同感染症に対する理研コランダムグループの対応策に関しては、「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」の(4)新型コロナウイルス感染症に関するリスクの認識をご参照ください。
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リスク |
リスクの概要 |
理研コランダムグループの取組み |
影響 |
頻度 |
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経済動向 |
理研コランダムグループの売り上げの約80%程度は研磨布紙製品であり、その大部分は国内販売です。最終購入者は自動車・金属・ステンレス製造加工業者、木工・家具建材業界であります。売上等の理研コランダムグループ業績はこれらの業界の生産水準に影響を受けるリスクがあります。 |
・新商品訴求による安定的な売り上げの確保 ・幅広い業界への提案活動の強化 |
大 |
中 |
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原材料 価格 |
主力商品の研磨布紙は、研磨材を基材(布・紙)に密着させ、シート、ベルト状等に加工したものです。今後、原油価格の高騰、中国の躍進等による原材料需要の急拡大を原因とする原材料価格の高騰により理研コランダムグループの業績に影響を受けるリスクがあります。 |
・サプライヤーの適度な分散 ・公正な事業慣行の実践 ・サプライヤーのサステナビリティ推進 |
大 |
中 |
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原材料 供給動向 |
一部原材料については供給先が限られていることから、安定的な供給について影響を受けるリスクがあります。 |
・情報収集による新たなサプライヤー開拓 |
中 |
小 |
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不動産 賃貸事業 |
理研コランダムはイオンリテール株式会社と事業用定期借地権設定契約を締結し、理研神谷ビル跡地を賃貸しております。同社の経営状況や経営方針が賃貸契約や賃貸条件に影響を及ぼすリスクがあります。 |
・イオングループ業績のトレーサビリティ強化 ・不動産情報の多面的収集 |
大 |
小 |
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環境規制 |
理研コランダムは環境ISOの認証に裏付けされた環境マネジメントシステムにより、製品およびその製造過程については、法令を始めとする環境基準その他安全基準をクリアーしておりますが、今後更に厳しい基準の適用がなされた場合にはそれに対する所要の措置が必要になる可能性があり、その場合には生産、販売等への影響を通じ理研コランダムグループの事業、財務の状況に影響を受けるリスクがあります。 |
・環境関連の情報収集による製品 ・製造過程の見直し ・製品製造過程全体でのカーボンニュートラルに向けた長期的な取り組み |
中 |
小 |
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為替相場の変動 |
理研コランダムグループの外貨建て輸出入取引は原材料の輸入取引が大きな比重を占めるため、為替相場の円安方向への変動により収益状況は大きな影響を受ける構造となっております。急激な円安方向への為替変動により理研コランダムグループの業績が影響を受けるリスクがあります。 |
・為替相場に関する情報収集強化と影響度の算出 ・変動時のリスクシナリオの策定 |
中 |
中 |
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リスク |
リスクの概要 |
理研コランダムグループの取組み |
影響 |
頻度 |
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カントリーリスク |
理研コランダムグループは中国において子会社1社を有し、調達、製造、販売におけるグループ力の総合発揮に取り組んでおります。中国において、産業政策、環境政策、法制度、税制、労働慣行等の社会経済環境の急激な変化があった場合には、理研コランダムグループの事業に影響を受けるリスクがあります。 |
・中国駐在者を通じた情報収集の強化 ・急激な変化に対するリスクシナリオの策定 |
中 |
中 |
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資金調達 |
理研コランダムグループでは運転資金、設備投資資金等を金融機関からの借り入れで対応しています。金融危機や取引金融機関の経営状態等によって資金調達に支障が生じるリスクがあります。 |
・資金調達先及び機関の適度な分散 ・各種情報に基づく資金調達計画の適時な見直し |
大 |
小 |
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与信 |
理研コランダムグループの製品は多くの業界で使用され製品を納入している取引先は多岐にわたります。取引先企業の業績が悪化あるいは、破綻した場合には販売代金を回収できないリスクがあります。 |
・営業部員の財務知識の習得 ・与信会議を通じた取引先企業の与信状況把握 |
中 |
中 |
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人材 |
理研コランダムグループには全体で約150名の従業員が勤務をしています。各人がその能力を発揮できるよう適材適所での配置を実施していますが、人材の育成に失敗した場合には固定費の上昇による収益への圧迫が発生するリスクがあります。 |
・ダイバーシティの推進 ・女性人材の育成・登用 ・人材教育・啓発活動 ・健康経営の推進 |
中 |
小 |
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ガバナンス |
理研コランダムグループはコーポレートガバナンスコードや内部統制方針に基づき会社経営を実施しています。このガバナンスが不全状態になった場合には、組織運営の混乱や事業継続体制の危機等が発生するリスクがあります。 |
・公正公平な人事運用 ・コーポレートガバナンス体制の強化 ・労働安全衛生マネジメント |
大 |
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※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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