犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」を経営理念とし、グローバル総合ペットケアブランドとしてペット関連事業を運営しております。
なお、本書において使用する「わんちゃん」「猫ちゃん」という表現は、犬猫生活の経営理念に基づき、動物への愛情を込めて用いている呼称であります。
これは、犬猫生活の理念「すべての動物とその家族の幸せな生活」に基づくものであり、すべての動物と、共に暮らす家族の皆様に喜びと安心を提供したいという、犬猫生活の心からの願いを込めております。
ペット関連事業は、オリジナルペットフードの販売を主とした生活販売を中心に、動物病院及びトリミングサロンの運営等の生活サービス、わんちゃん、猫ちゃん向けイベントの開催・ブース出展等を行うエンターテイメントの3つの領域を軸としております。
(1)生活販売
犬猫生活の主力商品である「犬猫生活」ブランドのオリジナルペットフードは、自社ECサイト、他社ECサイト(モール)及び卸販売の3つのチャネルを通じて販売しております。
① 自社ECサイトによる販売
犬猫生活は、商品の販売開始当初より自社ECサイトを運営し、犬猫生活のECサイトを通じて商品の販売を行っております。
自社ECサイトによる販売は、卸などを介さずに顧客に直接販売を行うD2C(Direct to Consumer (消費者直接取引))モデルを採用しており、2026年4月期時点で犬猫生活売上高の約85%が自社ECサイトによるものであります。なお、注文の95%以上(2026年4月期)は、定期的に購入・配送されるサブスクリプションモデルとなっておりますが、犬猫生活は、このサブスクリプションモデルを採用することにより、需要予測の精度向上、安定した生産・売上の確保が可能となります(定期購入のお届けサイクルは、最大90日まで設定可能となっておりますが、多くのお客様が約4週間に1回の頻度で購入いただいております)。
また、わんちゃん、猫ちゃんはごはんやおやつを気に入った場合、基本的に同じ物を食べ続けるという特徴があり、また、消費量もある程度一定であることから、定期購入・配送のサブスクリプションモデルと非常に相性が良く、買い忘れや購入者の買い物の手間が省けるといった付加価値も提供しております。
当チャネルの収益構造はサブスクリプション会員による定期購入を基盤としており、会員数の拡大及び顧客継続率増加を目的としたオンライン広告などのプロモーション活動や商品開発を積極的に推進しております。
なお、2026年4月末日時点での定期会員数は約7万件となっております。
② 他社ECサイト(モール)による販売
Amazon、楽天市場及びYahoo!ショッピングなどのECプラットフォームを通じた販売を行っております。これにより、犬猫生活ホームページに訪れたことのない顧客にも犬猫生活商品を認知していただき、購入につなげることができるため、犬猫生活商品の認知度向上及び商品体験の拡大に寄与しております。
③ 卸販売
ホームセンター、トリミングサロン、ペット同伴可能な飲食店といった小売店向けに、直接または卸業者を介して犬猫生活商品を販売しており、実店舗での販売を通じて、オンラインでリーチできなかった顧客への認知拡大及び商品体験の提供を図っております。
なお、2026年4月末時点でのお取引先数は、ホームセンター等の大型店舗で58店舗、トリミングサロン、動物病院等の中・小規模店舗で102店舗となっております。
また、卸販売においては、オンラインでは販売していない卸販売専用の小ロットの商品も販売しており、まだ、犬猫生活の商品をご存じない方でも、より気軽に犬猫生活商品を体験できるように努めております。
④ サポート体制
犬猫生活は、自社カスタマーセンターを設置し、平日11時から18時まで、商品説明や自社ECサイトの操作説明等、医療関連等の専門性が必要な事項を除く問い合わせ対応を行っております。
⑤ 海外展開
犬猫生活は、グローバル総合ペットケアブランドとして『世界中のわんちゃん、猫ちゃんに「犬猫生活ブランド」の商品をお届けする』という目標を掲げ、2025年より海外への展開活動を行っております。
a 台湾での展開について
台湾におけるペットの飼育頭数は増加傾向にあり、特に都市部を中心に室内飼育に適した猫ちゃんの飼育数が著しく伸長しています。同時に、ペットフード市場においてはプレミアム化が進行しており、健康志向の高まりやペットを家族の一員と捉える飼い主の増加を背景に、高品質・高価格帯のペットフード需要が拡大しており、具体的には、無添加、オーガニック、小麦、米、トウモロコシなどの穀物を使用しないいわゆるグレインフリー、特定の健康ニーズに対応したフードへの関心が高まっております。
これらのことから、台湾のペット市場は、日本のペット市場と極めて類似した傾向を示しており、消費者ニーズや市場環境の類似性から、海外展開における最初の重点拠点として最適であると判断いたしました。
犬猫生活はまず、日本国内で高い評価を得ているわんちゃん向け「手作りごはん」を、台湾国内にて製造・販売することで市場参入しております。高品質な食材と栄養バランスを重視した本製品は、現地のプレミアム志向のニーズに合致すると確信しております。
台湾市場における売上動向、消費者ニーズ、競合状況などを詳細に分析し、現地でのマーケティング活動を最適化しながら、次なる商品展開や市場拡大の機会を積極的に検討し、具体的には、猫ちゃん向け製品の開発や、台湾市場のニーズに合わせたローカライズ戦略の推進を視野に入れています。
b 米国での展開について
米国におけるペットの飼育頭数は増加傾向にあり、わんちゃん、猫ちゃんともに飼育数が増加しています。また、ペットフード市場においては、米国は世界最大のペットフード市場であり、その規模と消費者の購買力が市場の発展を牽引している状況にあります。ペットフードに関する研究開発も盛んであり、栄養学、獣医学、食品科学などの専門家が連携して、高品質なペットフードの開発に取り組み、食品医薬品局(FDA)などの政府機関がペットフードの品質基準を厳格に管理し、安全で高品質な製品が提供されています。
犬猫生活は、近年高成長が続いているペット向けサプリメント需要に注目し、日本の高度な技術力と厳格な品質管理に基づいた安心安全な日本製という優位性を強みに、既存ブランドとの差別化を図りシェア拡大を目指すこととしております。まずは越境ECにて展開し、データに基づいた顧客ニーズの深堀りで、米国ペット市場における確固たる地位を確立してまいります。
⑥ 商品について
a 犬猫生活商品の特徴
犬猫生活商品は開発段階で獣医師から栄養設計等のアドバイスを受けており、また、カスタマーサポートセンターに寄せられた顧客の反応や要望を商品の企画・開発に反映させる仕組みを構築しております。
なお、商品の主な特徴は以下のとおりです。
〔無添加〕
犬猫生活商品には、保存料、香料、着色料を一切使用しておりません。
毎日摂取する食事であることを考慮し、不要な添加物を加えないこととしております。
〔国内製造〕
取扱商品の製造は、日本国内の工場で国内製造にこだわることとしており、これにより品質の劣化リスクを最小限に抑え、商品の鮮度を保ちながら迅速な配送を行っております。
また、製造工場には契約前に視察を実施し、製造環境及び生産能力を確認した上で製造に関する契約を締結しており、契約後は年に一度、内部監査を通じて製造環境の適正性を確認しております。
なお、台湾で販売している商品につきましては、台湾の工場にて製造しております。
〔ヒューマングレード素材〕
人が食べる食品に使用されるものと同じ、厳選された新鮮な鶏肉、牛肉、魚肉、野菜等の原材料を使用して、わんちゃん、猫ちゃん用のごはん、サプリ、おやつ等を製造しております。
なお、「ヒューマングレード素材」とは、一般的に「人間が食べられる品質の食材」を意味しており、犬猫生活は、ヒューマングレード素材を使用することで、安全性が高く、栄養価に優れたペットフードを提供しております。
b 商品ラインナップ
犬猫生活は、「犬猫生活」ブランドがメインとなるように、商品ごとの独自名称は設けておらずシンプルなカテゴリ名での展開としております。
主要な商品
(2026年4月30日時点)
(2)生活サービス
動物病院(犬猫生活往診クリニック、益田ペットクリニック)及びトリミングサロン(Inu to Town)を運営しております。
専門性の高い実店舗運営のサービスを通じてペット領域における専門家としての信頼性の向上を図るとともに、各店舗の利用顧客に対する犬猫生活商品の案内を通じて「犬猫生活ブランド」の認知拡大も図っております。
① 動物病院
(犬猫生活往診クリニック)
犬猫生活は、予防医療に特化した往診型の動物病院サービスを提供しております。本サービスは、経験豊富な獣医師がお客様のご自宅に訪問し、わんちゃん、猫ちゃんの健康診断やワクチン接種などの予防医療を実施するものです。通院が苦手なわんちゃん、猫ちゃんでも、慣れ親しんだご自宅というリラックスした環境でストレスを最小限に抑えた診察を受けることができます。
本サービスの立ち上げの背景として、犬猫生活はこれまで国産無添加のペットフードを通じて、わんちゃん、猫ちゃんの健康寿命と真摯に向き合ってまいりましたが、このような活動を通じて得た知見と想いから、わんちゃん、猫ちゃんの健康をさらに深くサポートし、予防医療の重要性を社会に広めることを目的に、本往診クリニックを立ち上げました。犬猫生活は、単なる利益追求ではなく、わんちゃん、猫ちゃんのために事業を推進していくことを理念として掲げ、これからもお客様とわんちゃん、猫ちゃんのより良い生活を支援してまいります。
(益田ペットクリニック)
犬猫生活は、2025年5月よりM&Aにより島根県益田市にある益田ペットクリニック(以下、本クリニック)の事業を譲り受け、運営しております。
本クリニックでは、予防医療から一般診療、外科手術に至るまで、幅広い診療ニーズに対応しており、将来的には、数年おきに獣医師が移動するローテーション勤務の仕組みを視野に入れ、特定の地域に永続的に勤務する「後継者」という従来の概念とは異なる形で獣医師を確保し、地域医療への貢献と、獣医師が多様な経験を積めるキャリアパスの両立を図ってまいります。本事業譲受に関しては、取得後に既存のお客様から好意的なお声を頂戴しております。
② トリミングサロン(Inu to Town)
犬猫生活は、2024年6月にM&AによりInu to Town株式会社からトリミングサロン事業を譲り受け、運営を開始いたしました。サロン内では、オリジナルブランド商品を販売する他、犬猫生活ブランド商品の販売も行っており、プレミアムドッグフードをはじめとする自社商品の認知拡大を図っております。トリミングサービスを通じてお客様との接点を増やし、商品の魅力を直接お伝えすることで、ブランド価値の向上と顧客満足度の向上を目指しております。
(3)エンターテイメント
犬猫生活は、ペット関連イベントへのブース出展を積極的に行っており、お客様と直接コミュニケーションをとることで、犬猫生活ブランドの商品の魅力を伝え、認知拡大と顧客満足度の向上に努めております。
また、保護犬猫の譲渡会等の社会貢献活動も定期的に支援しております。特に、一般財団法人 犬猫生活福祉財団と連携し、命の尊さや里親の重要性を広める活動を支援しております。
これらの活動は、単なる販売促進にとどまらず、企業の社会的責任を果たす重要な取り組みとして、地域社会への貢献を目指しております。犬猫生活は、事業の成長を支えるとともに、社会貢献活動としての意義を一層高めてまいります。
動物福祉活動への取組み
犬猫生活は、一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体への寄付を行い、わんちゃん、猫ちゃんの殺処分ゼロを目指す活動を支援することを方針としております。この取組みを通じて、お客様や従業員、株主、取引先の皆様といった多様なステークホルダーとの関係を深め、共に社会的責任を果たすべく、積極的に動物福祉活動に取り組んでおります。
[事業系統図]
犬猫生活の事業系統図は、次のとおりであります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において犬猫生活が判断したものであります。
(1)犬猫生活事業に係るリスク
① 商品の製造委託について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の商品は、製造業務を外部に委託しております。犬猫生活といたしましては、製造委託開始時および年に一度の内部監査及び管理部により製造委託先における製造に必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等を確認するなど定期的に製造委託先への監査を実施しております。
しかしながら、製造委託先が法令違反等により操業の全部又は一部が停止した場合、犬猫生活商品の供給に影響を及ぼす可能性があり、また、製造委託先の賃金の上昇などの雇用情勢の変化によって製造委託費の値上げ等があった場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 特定の商品への依存等について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の2025年4月期の生活販売における商品ごとの売上比率は「デンタルふりかけ」が44.1%、「ドライフード」が27.8%、「手作りごはん」が13.1%と、現時点では「デンタルふりかけ」と「ドライフード」の占める割合が高い状態にあります。今後、両主力商品への依存度が高い状態が続く場合、市場環境の変化や競合商品の影響等により、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
犬猫生活では、主力商品以外のラインナップ拡充や新商品の開発を進めることにより、商品ポートフォリオの多様化を図り、特定商品への依存の低減に努めてまいります。
③ 特定の製造委託先への依存について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の商品は、商品ごとに別の取引先に対して製造を委託しておりますが、仕入先上位3社の仕入金額全体に占める割合が77%超(2025年4月期末時点)となっております。犬猫生活は製造委託先との良好な関係を保つことにより、商品を安定的に供給できるよう努めるとともに、製造拠点の分散化及び他の製造委託先起用の拡充を行い、また、製造委託開始時および年に一度の内部監査及び管理部により製造委託先における製造に必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等を確認するなど定期的に製造委託先への監査を実施し、特定の製造委託先への依存による不測のリスク軽減に努めております。
しかしながら、天災、火災、事故、製造委託先の経営状態の急変などの事情により、製造委託先における犬猫生活商品の製造能力に支障が発生した場合、犬猫生活商品の生産・供給に影響することとなり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、本書提出日現在において、犬猫生活と製造委託先との関係は良好でありますが、今後製造委託先が他社商品の生産を優先するなど、何らかの事情での契約解除の申し出や製造量の制限など、契約内容に変更が生じた場合には、製造委託先との安定的な取引の継続が困難になり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、商品の製造委託先との急な契約の解消や天災等による生産設備への被害など不測の事態が生じた場合には、犬猫生活商品の円滑な供給に支障を来すことが考えられ、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 商品の配送の外部委託について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活は卸売業者を経由する小売店への卸販売も一部行っておりますが、2025年4月期における犬猫生活売上高2,901,938千円のうち、97.9%はECチャネル(自社EC及び他社EC)を経由した販売によるものであり、かかるECチャネルを経由して購入された商品の配送業務については、外部に委託しております。商品の配送業務については、定期的に実地調査を実施しております。委託開始時や年に一度の内部監査、及び管理部による確認を通じて、委託先における必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等の確認を定期的に実施しております。しかしながら、委託先である外部業者において、業務の遅延や天災、人災、交通事故等の事態が発生した場合や契約内容の変更等により、当該外部業者からのサービスの提供の中断・停止が生じた場合には、犬猫生活商品の遅配等が発生する可能性があり、これによる犬猫生活及び犬猫生活商品に対する社会的信用の失墜等により、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 風評被害について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活及び犬猫生活商品に対して、インターネット上の掲示板への書き込みや、それを起因とするマスコミ報道等によって、何らかの否定的な風評が広まった場合、その内容の正確性にかかわらず、企業イメージの毀損や信用の失墜等により、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。犬猫生活は、SNSやインターネットへの書き込み等について定期的にモニタリングを実施し、顧問弁護士を通じて必要な対応への協議を行っております。
⑥ 自社ECでの定期購入について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活ホームページを経由した自社ECにおいて商品の販売を行っており、インターネットを通じて直接購入者へ商品を販売しております。自社ECにおける顧客の犬猫生活商品の購入の多くはサブスクリプションモデル(定期購入)となっております。このため、犬猫生活の継続的な成長には、新規顧客の獲得のみならず、既存顧客の維持が重要であると考えております。
既存顧客の維持については、その継続率が非常に重要な要素であり、商品開発による更なる味や品質の向上、商品ラインナップの拡充、ユーザーの利便性の向上等の施策を通じて、顧客継続率の向上を図っております。
犬猫生活の策定する予算及び経営計画においては、過去の実績を基に算出した解約率を踏まえた顧客継続率を前提としておりますが、犬猫生活の商品やサービスの魅力の低下、競合会社に対する競争力の低下、追加機能やサポートに対する満足度の低下等により、犬猫生活の想定を大幅に下回る継続率となる可能性があります。そのような事態が発生した場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑦ 卸販売について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活商品は、卸業者を経由してホームセンターにて販売する他、小売店、飲食店等にも販売しております。当該小売店や卸業者とは良好な関係を構築しており、現時点において取引関係等に支障を来す事象は生じておらず、犬猫生活としては今後も継続的な取引が維持されるものと見込んでおります。
また、特定の取引先への依存度を下げるべく既存取引先の拡販及び新規取引先の開拓により、リスクの低減に努める方針であります。
しかしながら、当該取引先からの解約通知等により継続的な取引が維持されなくなった場合や、取引条件の変更が生じる場合等には犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 過剰在庫及び在庫不足について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小~中)
犬猫生活は、製造委託先から商品を仕入れ、顧客からの注文の都度、犬猫生活から個々の顧客、卸業者へ商品を出荷することから、取扱商品の在庫リスクが常に存在しております。
過去の販売実績等に基づく需要予測と商品在庫状況等に基づき商品を発注し、常に適正な在庫の確保に努めておりますが、競合他社との競争激化、消費者の需要動向等の要因により販売計画と実績との乖離が顕著に発生し、結果として商品在庫の陳腐化等により商品評価損を計上する場合や、在庫不足に陥ることによって獲得できる収益機会を逸する場合は、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑨ 原材料、資材の調達と価格高騰について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活商品に使用される原材料や資材について製造委託先及び自社で調達しております。原材料の安定的な調達及び価格変動リスクに対応するため、原材料の調達網の構築・最適化、取引先との良好な関係の構築、在庫管理の強化に努めております。
しかしながら、想定を超える原材料価格の高騰や為替相場の変動により、犬猫生活の製造委託先からの商品仕入価格が上昇する可能性や原材料等の調達が困難となるおそれがあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(2)法的規制に係るリスク
① 特定商取引に関する法律(特定商取引法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、主として自社ECを経由した犬猫生活商品の通信販売事業を行っており、当該事業においては、広告の表示に関する規制や誇大広告の禁止等を定めた特定商取引に関する法律の規制を受けております。
犬猫生活では定期的なコンプライアンス研修の実施により、法令遵守の徹底を図るとともに、管理部による定期的な法令遵守状況の確認を行うことにより、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、業務停止命令などの行政処分のほか、罰則の対象となる可能性があり、またこれにより犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
② 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、主としてウェブマーケティングによる広告宣伝活動を行っており、当該活動につき本法の規制を受けております。
自社の商品の内容や取引条件等に関して広告を行う場合に、商品の内容について、実際よりも著しく優良と誤認されるおそれのある表示をした場合(優良誤認表示)や、取引条件について、実際よりも著しく有利な取引条件だと誤認させるような表示(有利誤認表示)を行った場合には、所轄官庁である消費者庁による行政処分として、不当表示により一般消費者に与えた誤認を排除すること、再発防止策を講ずること、その違反行為を将来繰り返さないことなどの措置を講じることなどを命ずること(措置命令)、違反行為による売上額に3%を乗じた金額を課徴金として納付すること(課徴金納付命令)が規定されております。
犬猫生活は、広告で使用する文言等について、顧問弁護士への確認を行い、また、社内でも新規の広告出稿時に確認体制を構築しておりますが、犬猫生活による広告宣伝活動において景品表示法に反する広告の表示があった場合には、広告表示の使用停止などの措置命令や、課徴金制度の対象となる可能性があり、これにより犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
③ 愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活は、主としてペットフードの販売事業を行っており、当該事業においては、ペットフードの安全性の確保を目的とした「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」の規制を受けております。本法により、ペットフードの製造・輸入・販売に際しては、有害物質の規制や適切な表示義務が課されており、犬猫生活では管理部による定期的な法令遵守状況の確認を行うことにより、法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、犬猫生活に対する行政指導や回収命令等の措置が講じられる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 獣医療法、獣医師法について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、動物病院を運営しており、当該事業においては、動物の診療業務に関するルールを定めた「獣医療法」及び「獣医師法」の規制を受けております。本法により、獣医療を提供するにあたっては、獣医師の資格要件を満たした者が診療を行うことが義務付けられており、診療録の作成・保存、適正な動物用医薬品の管理、広告表現の制限等が求められます。犬猫生活では、獣医療サービスの品質向上とコンプライアンス強化のため、コンプライアンス研修の定期的な実施、管理部による定期的な法令遵守状況の確認、内部監査による定期的な監査を実施しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、業務停止命令や罰則の対象となる可能性があり、またこれにより犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
⑤ 動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、トリミングサロンの運営及び獣医療サービスの提供を行っており、当該事業においては、動物の適正な取扱いを定めた「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」の規制を受けております。本法により、動物取扱業者には適切な飼養管理や虐待防止の義務が課されており、犬猫生活は事業運営にあたり、コンプライアンス研修の定期的な実施、管理部による定期的な法令遵守状況の確認、内部監査による定期的な監査を実施しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、行政処分や業務停止命令の対象となる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 事業に関連するその他の法令について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、ペットフード商品の販売のほか往診クリニック、トリミングサロンの運営において、上記以外に消費者契約法、個人情報保護法、商標法、著作権法、特許法、製造物責任法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)、狂犬病予防法等の法定規制を受けております。犬猫生活はこれらの法令遵守は重要な企業の責務と認識しており、規程の制定、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の開催、コンプライアンス研修の実施等の対策を行い、法令遵守の徹底を図っております。しかしながら、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、行政処分や業務停止命令の対象となる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)事業環境に係るリスク
① 競争激化によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活はペットフード商品の開発と販売を行っており、獣医師等の助言、また、商品を購入した顧客からのフィードバックや購入情報を基に商品の改良、研究開発及び開発体制の強化を続けることで今後も商品の改善に努める方針であります。
しかしながら、新規参入者を含めた競争激化、競合会社の優位的な新商品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことが発生した場合、犬猫生活商品の競争力が低下する可能性があり、犬猫生活が市場優位性を確保できない場合や、価格競争や供給過剰により商品価格が下落し、または利用者獲得のための広告宣伝費等の費用の増加を余儀なくされる場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 国内景気の動向及び人口減少等によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、国内での商品販売が中心となっております。2025年より台湾での商品の販売を開始する等、海外に向けて市場の拡大を進めておりますが、今後の国内景気の動向、消費意欲の減退、日本国内での飼育頭数の減少等によって想定以上に国内での販売量が減少した場合、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 知的財産権に係るリスクについて
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、自社商品に関して保有する商標権等の知的財産権について、知的財産管理規程を制定し、適切な保護及び管理を行っております。また、犬猫生活が販売する商品及びその広告内容が、第三者の知的財産権を侵害することがないよう留意し、監視・管理を行っております。
今後不測の事態によって、第三者から知的財産権の侵害を理由とするクレームや訴訟が提起される可能性、または、犬猫生活が保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性や、犬猫生活が申請した知的財産権が認可されない可能性もあります。そのような事態が発生した場合は、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 情報流出によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、事業遂行に関連して多数の顧客の個人情報を有しており、個人情報保護規程等の社内規程を制定し、セキュリティ研修を実施することで個人情報保護及び情報セキュリティの重要性について社内に周知徹底を図り、機密保持に努めております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入、事故等により、万一情報漏洩や情報流出が生じた場合や、不適切な利用が発生した場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求やその対応に係るコストの発生等により犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、営業上・技術上の機密情報や事業活動を通して得た取引先、製造委託先の情報等に対して、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入、事故等による情報流出、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求の発生やその対応に係るコストの発生等だけでなく、新たな商品開発の中止や営業上・技術上の競争優位性の喪失等を招くおそれもあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ システムトラブルについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活商品の販売において、他社が管理・運営するECプラットフォームシステムを利用しており、また、国内外の他社ECに商品を出品して販売を行っております。システムトラブルに備え、一つのECプラットフォームに依存しない運営体制を構築しておりますが、ECプラットフォーム運営会社の運営方針変更や当該事業会社との関係悪化、規約違反による出店契約解消、ECモールシステム不良等のトラブル、ECプラットフォーム閉鎖、サイバーアタック等が発生した場合、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)経営体制に関するリスク
① 内部管理体制について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、内部関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令・ルールの遵守を役職員に徹底し、また、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。
しかしながら、法令等に抵触する事態や内部関係者による不正行為が発生する可能性は皆無ではないため、これらの事態が生じた場合には、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 優秀な人材の確保や育成について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活は、事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成が重要な課題となっており、内部での人材育成と外部からの人材登用に努めております。
しかしながら、犬猫生活の属する市場が今後拡大し、競争が激化した場合、競合他社との人材獲得競争も激化し、犬猫生活グループの人材が外部に流出することや、人材確保に支障をきたす可能性があり、競争力が失われ、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 配当政策について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活では、株主に対する利益還元と同時に、財務体質の強化及び競争力の確保を経営の重要課題として位置付けております。現時点では、犬猫生活は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、事業拡大と事業の効率化のための投資に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。
このことから、創業以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は内部留保の充実を図る方針であります。将来的には、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主への利益還元を検討していく方針ですが、現時点において配当実施の可能性及び実施時期等については未定であります。
④ 税務上の繰越欠損金について
(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
2025年4月期末時点において、犬猫生活は税務上の繰越欠損金を有しております。犬猫生活の業績が順調に推移することにより、繰越欠損金が解消された場合には、所定の税率に基づく納税負担が発生するため、当期純利益及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 特定の人物への依存について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活代表取締役である佐藤淳は創業者兼代表取締役として、創業以来、商品開発や事業推進に重要な役割を担ってまいりました。犬猫生活は取締役会やその他会議体にて役員および従業員への適切な情報共有や権限委譲を進めており、同氏への依存度を低減させるよう努めてまいりました。しかしながら何らかの理由により同氏による経営執行の継続が困難になった場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ のれんの減損に関するリスク
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、2025年4月末時点で22,872千円ののれんがございます。今後、取得した事業の収益性が著しく低下し追加の損失の計上が必要となった場合、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 訴訟、係争について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は本書提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はございません。しかしながら、犬猫生活が事業活動を行う中で、顧客及び取引先等から犬猫生活商品についての不備等により、訴訟を受けた場合には、犬猫生活の社会的信用が毀損され、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また犬猫生活は、コンプライアンス研修の推進等、役員及び従業員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、犬猫生活並びに役員及び従業員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、従業員その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があります。
個々の係争が発生する可能性を予測することはできず、また個々の係争にかかる発生時期も予測することは困難ですが、訴訟等の結果にかかわらず、多大な訴訟対応費用の発生や信用及びブランドイメージ低下等により事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、訴訟等の結果、犬猫生活の商品販売停止等の事態が生じた場合には犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 株式会社前澤ファンドによる株式の所有について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
本書提出日時点において、犬猫生活の発行済株式総数は2,286,000株であり、このうち、株式会社前澤ファンドが所有している株式数は1,142,000株であり、その所有割合は49.9%となっております。
株式会社前澤ファンドとは、その運営会社である株式会社スタートトゥデイより社外取締役が派遣されているほか、経営課題や経営方針に関して定期的に意見交換を行っております。株式会社前澤ファンドからは、上場後も犬猫生活株式を継続保有する方針と聞いておりますが、一般的にベンチャーキャピタル等による株式の所有目的は、株式上場後に株式を売却してキャピタルゲインを得ることにあるため、将来的に、株式会社前澤ファンドが所有する犬猫生活株式の全部又は一部を売却する可能性があります。その場合、犬猫生活株式の需給バランスが一時的に変動し、株価が下落する等、犬猫生活株式の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活は、犬猫生活の役員及び従業員等に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しており、今後も優秀な人材確保やその維持のために新株予約権その他のインセンティブプランを発行する可能性があります。本書提出日時点において発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は12.0%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、犬猫生活の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
⑩ 借入について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活の事業資金の一部は金融機関からの借入により調達しています。景気の後退、金融収縮等の全般的な市況の悪化や業績悪化による信用力の低下等の要因により、犬猫生活が望む条件で適時に資金調達をできない可能性があります。また、今後、長期金利や短期金利が上昇した場合、借入コストの増加により犬猫生活の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ 株式の流動性について
(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、株式会社東京証券取引所グロース市場への上場を予定しており、上場に際しては、公募増資によって犬猫生活株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、犬猫生活の流通株式時価総額及び流通株式比率は上場維持基準に近接しております。今後は、大株主による売出しの協力、公募増資による犬猫生活の事業計画に沿った成長資金の調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、犬猫生活株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより犬猫生活株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
⑫ 動物福祉への取り組みについて
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)
犬猫生活は、動物福祉活動への取り組みのひとつとして、「経常利益を原資とした寄付について」以下のとおり方針を定めております。
・寄付の方針
犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という経営理念を掲げ、事業運営を行い、一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体に対して支援を行い、社会課題でもある動物の殺処分問題に取組む。
・寄付先の決定について
経常利益を原資とした寄付先については、活動実績が明確に確認でき、かつ月次で経営状況、財政状況、入出金状況が把握できる一般財団法人 犬猫生活福祉財団を優先的な寄付先としたうえで、他の動物福祉団体も寄付先の対象とする。
・寄付の決定機関について
経常利益を原資とした寄付の決定機関は取締役会とし、決定にあたっては、取締役管理部長が草案を作成したうえで、取締役会実施前までに社外取締役・監査役含む独立役員に提出し金額の妥当性の確認を得るものとする。
なお、一般財団法人 犬猫生活福祉財団を寄付先とする際の決議にあたっては、代表取締役 佐藤淳は特別利害関係者に該当することから参加を制限する。
・寄付先と寄付金額の決定方針について
寄付の額を決定するにあたっては、寄付先の実績を重視し過度な寄付は行わず、資金使途の適切性(動物福祉活動への充当が明確か)が確認できた寄付先に限定する。また、寄付金が不必要に長期間滞留していないかを確認するため、寄付先の預金残高および今後の資金支出計画の整合性を確認する。
・寄付の決定時期について
寄付の決定は、毎期7月、10月、1月、4月の年4回行うものとする。
・経常利益を原資とした寄付金額の上限
前期の経常利益の20%又は100,000,000円を上限とする。
※ 1社あたりの上限額ではなく、全体での上限額
・経常損失の場合の対応
経常損失が発生した年度については経常利益を原資とした寄付は実施しない。
犬猫生活における動物福祉活動への支援は、経営理念実現への取り組みであるとともに、「社会貢献を通じた独自のブランド価値創造」として位置付けており、動物愛護という明確な社会的ミッションを持つことで、単なる商品の提供に留まらない、価値あるブランドイメージを確立し、動物福祉活動に積極的に取り組むことにより、顧客からのブランドに対する信頼と好感度を高めることに繋がっております。
そのため、支援先である一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体において、運営および方針等について疑義が生じた場合、犬猫生活の動物福祉活動への取り組み自体が停止となり、ブランドに対する信頼と好感度が低下する可能性があり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬一般財団法人犬猫生活福祉財団との取引について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
前項のとおり、犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という経営理念のもと、社会問題である動物福祉活動に取り組んでおりますが、特に、寄付先のひとつである一般財団法人犬猫生活福祉財団(以下「同財団」とする)については、寄付以外の取引も実施しております。同財団は犬猫生活の関連当事者には該当しないものの、犬猫生活代表取締役である佐藤淳が同財団の代表理事を務めていること、同財団の所在地が犬猫生活所在地と同一であること等の点を踏まえ、関連当事者取引と同等であると判断しております。なお、佐藤氏が同財団の代表理事を兼務することにより、企業の経営戦略と財団の社会福祉活動との連携を強化するとともに、ガバナンス体制を厳格化し、資金の適正な運用および活動成果の透明性向上に寄与しております。
同財団の概要については以下のとおりです。
同財団は、「収容ゼロ」、「殺処分ゼロ」、「不適切飼育環境ゼロ」という3つのゼロを目標に掲げ、犬猫の命を守り、新しい家族へと引き継ぐ活動を行っております。さらに地域との連携を大切にし、動物福祉活動を通じて社会全体に対して動物に優しい社会の実現を目指しております。
・財団概要
(注)1. 犬猫生活代表取締役の佐藤は同財団の代表理事を兼務しておりますが、同財団から報酬を一切受け取っておりません。
2.財団の役員及び評議員の役割は以下の通りです。
理事 :財団の業務執行を担い、理事会を構成して財団の意思決定および運営を行う。
監事 :理事の職務執行および財団の会計を監査し、不正や法令違反の有無を監督する。
評議員:理事・監事の選解任等の重要事項について決議し、財団運営を監督する。
犬猫生活から同財団への寄付内容については、主に前期経常損益額を基礎とした寄付(経常利益を原資とした寄付の方針については前項に記載のとおり)、犬猫生活商品の販売促進キャンペーンに関連した寄付(犬猫生活商品の販売個数に応じた額の寄付)、フード等の寄付の3つとなります。これらの寄付は、犬猫生活規程や基準書等に則り、取締役会で慎重に審議・決議を経て実行されます。今後も犬猫生活経営理念の実現に向けて、取引の必要性を含め、一般株主の利益保護の観点から慎重に判断し、継続的に同財団の活動を支援していく方針であります。
なお、設立以降の犬猫生活から同財団への寄付額の実績は以下のとおりです。
(注)2024年4月期より前期経常損益額を基礎とした寄付については、定時株主総会終了後の臨時取締役会にて決議を取ることとしたため、当該期の寄付額は翌期の2025年4月期の損益計算書に計上されております。
なお、犬猫生活の大株主である株式会社前澤ファンドより同財団に対して過去に寄付が行われており(同財団の直前事業年度(2025年7月期)においては32百万円)、今後も同様の寄付が行われる可能性があります。
犬猫生活では同財団との関係において、主に以下のリスクを認識しております。
・利益相反取引によるリスク
同財団との取引は関連当事者取引と同等であるため、取引条件が犬猫生活に不利な形で決定されるなど、利益相反により犬猫生活の一般株主の利益を害するリスクがあります。このリスクに対処するため、犬猫生活では財団との取引にあたって、取締役会において取引の必要性及び取引金額の妥当性を慎重に審議し、適正な取引が行われるよう管理体制を整備しております。また、同財団との取引に関する決議に際しては、同財団の代表理事を兼務する代表取締役を特別利害関係者として決議への参加を制限し、利益相反の防止を徹底しております。さらに、内部監査により同財団の運営状況を確認するなど定期的な監査を実施しております。
・寄付金が意図しない使途で使用されるリスク
犬猫生活から支出した寄付金が犬猫生活の意図しない使途(資金使途の不透明さ、シェルターの飼育環境の放置、不適切な先への助成金提供など)で使用された場合、犬猫生活の社会的信用が著しく毀損するリスクが考えられます。
このリスクに対処するため、寄付の実施にあたっては取締役会で慎重に審議・決議を経て実行しており、資金使途の適切性(動物福祉活動への充当が明確か)や資金が不必要に長期間滞留していないかをより厳格に確認するため、寄付の決定時期を年4回(7月、10月、1月、4月)設け、寄付の決定手続きにおいて、事前に社外取締役や監査役を含む独立役員に対して金額の妥当性の確認を得たうえで審議を行っております。また、内部監査により同財団の運営状況を確認するなど定期的な監査を実施しております。
・財団関係者の本社出入り(同一所在地)に関するリスク
犬猫生活の本社事務所と財団の本社事務所が同一であることから、社外の人間である財団の役職員が犬猫生活本社内に出入り可能となっており、犬猫生活の営業秘密や個人情報等の機密情報が漏洩するリスクが存在しております。このリスクに対処するため、犬猫生活と財団との間で「執務室の立ち入り及び設備利用に関する覚書」を締結し、各々の執務エリアの独立性を確保するとともに、業務上正当な理由のない互いの執務エリアへの立ち入りを禁止しております。財団の役職員が犬猫生活の執務エリアに立ち入る際は、必ず犬猫生活社員や財団の理事長・事務局長の立会いのもとで行うこととし、無断での単独立ち入りや犬猫生活のキャビネット等の利用を固く禁じております。また、適切な物理的セキュリティ体制を維持するため、ルールの運用状況等について犬猫生活が随時確認を行い、必要に応じて是正を求めることができる体制とするなど、情報管理体制の徹底を図っております。
しかしながら、これらの対策を講じているものの、今後、同財団との取引において、適正性に疑義が生じた場合や犬猫生活の財務状況に影響を与えるような取引が発生した場合には、犬猫生活の社会的信用が毀損するおそれがあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑭特定の外部コミュニティを通じた販売促進支援及び当該支援の終了について
(発生可能性:高、発生時期:2026年4月頃、影響度:低)
犬猫生活は、大株主の株式会社前澤ファンドの関係会社である株式会社MZITとの間で「スタートアップ支援事業に関する覚書」を締結しており、同社からの側面支援として新規顧客獲得のサポートを受けております。具体的には、同社の会員が犬猫生活商品を購入等した場合に、同社から当該会員に対して独自のポイントが付与される仕組みを通じた、特定の外部コミュニティによる販売促進支援となります。
当該支援に基づく第7期及び第8期第3四半期における同コミュニティ経由の売上高は、それぞれ158,847千円、100,193千円(全体の売上高の概ね3~5%程度)となっております。
本スタートアップ支援事業は犬猫生活のエグジット支援を目的としているため、犬猫生活株式が上場した際には、会員に付与されたポイントが精算(現金還元)されるとともに、本覚書に基づく連携は終了いたします。したがって、上場後は当該サポートに基づく新規顧客獲得はなくなる見通しです。
同コミュニティ経由の売上高が全体に占める割合は限定的であり、また当該支援経由の顧客の多くは定期契約を利用していることから、連携終了に伴う業績への直接的な影響は軽微であると見込んでおります。しかしながら、上場以降において他の施策等による代替の新規顧客獲得が計画通りに進捗しない場合や、想定以上の解約が発生した場合には、犬猫生活の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において犬猫生活が判断したものであります。
(1)犬猫生活事業に係るリスク
① 商品の製造委託について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の商品は、製造業務を外部に委託しております。犬猫生活といたしましては、製造委託開始時および年に一度の内部監査及び管理部により製造委託先における製造に必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等を確認するなど定期的に製造委託先への監査を実施しております。
しかしながら、製造委託先が法令違反等により操業の全部又は一部が停止した場合、犬猫生活商品の供給に影響を及ぼす可能性があり、また、製造委託先の賃金の上昇などの雇用情勢の変化によって製造委託費の値上げ等があった場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 特定の商品への依存等について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の2025年4月期の生活販売における商品ごとの売上比率は「デンタルふりかけ」が44.1%、「ドライフード」が27.8%、「手作りごはん」が13.1%と、現時点では「デンタルふりかけ」と「ドライフード」の占める割合が高い状態にあります。今後、両主力商品への依存度が高い状態が続く場合、市場環境の変化や競合商品の影響等により、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
犬猫生活では、主力商品以外のラインナップ拡充や新商品の開発を進めることにより、商品ポートフォリオの多様化を図り、特定商品への依存の低減に努めてまいります。
③ 特定の製造委託先への依存について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の商品は、商品ごとに別の取引先に対して製造を委託しておりますが、仕入先上位3社の仕入金額全体に占める割合が77%超(2025年4月期末時点)となっております。犬猫生活は製造委託先との良好な関係を保つことにより、商品を安定的に供給できるよう努めるとともに、製造拠点の分散化及び他の製造委託先起用の拡充を行い、また、製造委託開始時および年に一度の内部監査及び管理部により製造委託先における製造に必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等を確認するなど定期的に製造委託先への監査を実施し、特定の製造委託先への依存による不測のリスク軽減に努めております。
しかしながら、天災、火災、事故、製造委託先の経営状態の急変などの事情により、製造委託先における犬猫生活商品の製造能力に支障が発生した場合、犬猫生活商品の生産・供給に影響することとなり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、本書提出日現在において、犬猫生活と製造委託先との関係は良好でありますが、今後製造委託先が他社商品の生産を優先するなど、何らかの事情での契約解除の申し出や製造量の制限など、契約内容に変更が生じた場合には、製造委託先との安定的な取引の継続が困難になり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、商品の製造委託先との急な契約の解消や天災等による生産設備への被害など不測の事態が生じた場合には、犬猫生活商品の円滑な供給に支障を来すことが考えられ、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 商品の配送の外部委託について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活は卸売業者を経由する小売店への卸販売も一部行っておりますが、2025年4月期における犬猫生活売上高2,901,938千円のうち、97.9%はECチャネル(自社EC及び他社EC)を経由した販売によるものであり、かかるECチャネルを経由して購入された商品の配送業務については、外部に委託しております。商品の配送業務については、定期的に実地調査を実施しております。委託開始時や年に一度の内部監査、及び管理部による確認を通じて、委託先における必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等の確認を定期的に実施しております。しかしながら、委託先である外部業者において、業務の遅延や天災、人災、交通事故等の事態が発生した場合や契約内容の変更等により、当該外部業者からのサービスの提供の中断・停止が生じた場合には、犬猫生活商品の遅配等が発生する可能性があり、これによる犬猫生活及び犬猫生活商品に対する社会的信用の失墜等により、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 風評被害について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活及び犬猫生活商品に対して、インターネット上の掲示板への書き込みや、それを起因とするマスコミ報道等によって、何らかの否定的な風評が広まった場合、その内容の正確性にかかわらず、企業イメージの毀損や信用の失墜等により、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。犬猫生活は、SNSやインターネットへの書き込み等について定期的にモニタリングを実施し、顧問弁護士を通じて必要な対応への協議を行っております。
⑥ 自社ECでの定期購入について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活ホームページを経由した自社ECにおいて商品の販売を行っており、インターネットを通じて直接購入者へ商品を販売しております。自社ECにおける顧客の犬猫生活商品の購入の多くはサブスクリプションモデル(定期購入)となっております。このため、犬猫生活の継続的な成長には、新規顧客の獲得のみならず、既存顧客の維持が重要であると考えております。
既存顧客の維持については、その継続率が非常に重要な要素であり、商品開発による更なる味や品質の向上、商品ラインナップの拡充、ユーザーの利便性の向上等の施策を通じて、顧客継続率の向上を図っております。
犬猫生活の策定する予算及び経営計画においては、過去の実績を基に算出した解約率を踏まえた顧客継続率を前提としておりますが、犬猫生活の商品やサービスの魅力の低下、競合会社に対する競争力の低下、追加機能やサポートに対する満足度の低下等により、犬猫生活の想定を大幅に下回る継続率となる可能性があります。そのような事態が発生した場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑦ 卸販売について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活商品は、卸業者を経由してホームセンターにて販売する他、小売店、飲食店等にも販売しております。当該小売店や卸業者とは良好な関係を構築しており、現時点において取引関係等に支障を来す事象は生じておらず、犬猫生活としては今後も継続的な取引が維持されるものと見込んでおります。
また、特定の取引先への依存度を下げるべく既存取引先の拡販及び新規取引先の開拓により、リスクの低減に努める方針であります。
しかしながら、当該取引先からの解約通知等により継続的な取引が維持されなくなった場合や、取引条件の変更が生じる場合等には犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 過剰在庫及び在庫不足について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小~中)
犬猫生活は、製造委託先から商品を仕入れ、顧客からの注文の都度、犬猫生活から個々の顧客、卸業者へ商品を出荷することから、取扱商品の在庫リスクが常に存在しております。
過去の販売実績等に基づく需要予測と商品在庫状況等に基づき商品を発注し、常に適正な在庫の確保に努めておりますが、競合他社との競争激化、消費者の需要動向等の要因により販売計画と実績との乖離が顕著に発生し、結果として商品在庫の陳腐化等により商品評価損を計上する場合や、在庫不足に陥ることによって獲得できる収益機会を逸する場合は、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑨ 原材料、資材の調達と価格高騰について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活商品に使用される原材料や資材について製造委託先及び自社で調達しております。原材料の安定的な調達及び価格変動リスクに対応するため、原材料の調達網の構築・最適化、取引先との良好な関係の構築、在庫管理の強化に努めております。
しかしながら、想定を超える原材料価格の高騰や為替相場の変動により、犬猫生活の製造委託先からの商品仕入価格が上昇する可能性や原材料等の調達が困難となるおそれがあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(2)法的規制に係るリスク
① 特定商取引に関する法律(特定商取引法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、主として自社ECを経由した犬猫生活商品の通信販売事業を行っており、当該事業においては、広告の表示に関する規制や誇大広告の禁止等を定めた特定商取引に関する法律の規制を受けております。
犬猫生活では定期的なコンプライアンス研修の実施により、法令遵守の徹底を図るとともに、管理部による定期的な法令遵守状況の確認を行うことにより、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、業務停止命令などの行政処分のほか、罰則の対象となる可能性があり、またこれにより犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
② 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、主としてウェブマーケティングによる広告宣伝活動を行っており、当該活動につき本法の規制を受けております。
自社の商品の内容や取引条件等に関して広告を行う場合に、商品の内容について、実際よりも著しく優良と誤認されるおそれのある表示をした場合(優良誤認表示)や、取引条件について、実際よりも著しく有利な取引条件だと誤認させるような表示(有利誤認表示)を行った場合には、所轄官庁である消費者庁による行政処分として、不当表示により一般消費者に与えた誤認を排除すること、再発防止策を講ずること、その違反行為を将来繰り返さないことなどの措置を講じることなどを命ずること(措置命令)、違反行為による売上額に3%を乗じた金額を課徴金として納付すること(課徴金納付命令)が規定されております。
犬猫生活は、広告で使用する文言等について、顧問弁護士への確認を行い、また、社内でも新規の広告出稿時に確認体制を構築しておりますが、犬猫生活による広告宣伝活動において景品表示法に反する広告の表示があった場合には、広告表示の使用停止などの措置命令や、課徴金制度の対象となる可能性があり、これにより犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
③ 愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活は、主としてペットフードの販売事業を行っており、当該事業においては、ペットフードの安全性の確保を目的とした「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」の規制を受けております。本法により、ペットフードの製造・輸入・販売に際しては、有害物質の規制や適切な表示義務が課されており、犬猫生活では管理部による定期的な法令遵守状況の確認を行うことにより、法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、犬猫生活に対する行政指導や回収命令等の措置が講じられる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 獣医療法、獣医師法について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、動物病院を運営しており、当該事業においては、動物の診療業務に関するルールを定めた「獣医療法」及び「獣医師法」の規制を受けております。本法により、獣医療を提供するにあたっては、獣医師の資格要件を満たした者が診療を行うことが義務付けられており、診療録の作成・保存、適正な動物用医薬品の管理、広告表現の制限等が求められます。犬猫生活では、獣医療サービスの品質向上とコンプライアンス強化のため、コンプライアンス研修の定期的な実施、管理部による定期的な法令遵守状況の確認、内部監査による定期的な監査を実施しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、業務停止命令や罰則の対象となる可能性があり、またこれにより犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
⑤ 動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、トリミングサロンの運営及び獣医療サービスの提供を行っており、当該事業においては、動物の適正な取扱いを定めた「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」の規制を受けております。本法により、動物取扱業者には適切な飼養管理や虐待防止の義務が課されており、犬猫生活は事業運営にあたり、コンプライアンス研修の定期的な実施、管理部による定期的な法令遵守状況の確認、内部監査による定期的な監査を実施しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、行政処分や業務停止命令の対象となる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 事業に関連するその他の法令について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、ペットフード商品の販売のほか往診クリニック、トリミングサロンの運営において、上記以外に消費者契約法、個人情報保護法、商標法、著作権法、特許法、製造物責任法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)、狂犬病予防法等の法定規制を受けております。犬猫生活はこれらの法令遵守は重要な企業の責務と認識しており、規程の制定、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の開催、コンプライアンス研修の実施等の対策を行い、法令遵守の徹底を図っております。しかしながら、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、行政処分や業務停止命令の対象となる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)事業環境に係るリスク
① 競争激化によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活はペットフード商品の開発と販売を行っており、獣医師等の助言、また、商品を購入した顧客からのフィードバックや購入情報を基に商品の改良、研究開発及び開発体制の強化を続けることで今後も商品の改善に努める方針であります。
しかしながら、新規参入者を含めた競争激化、競合会社の優位的な新商品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことが発生した場合、犬猫生活商品の競争力が低下する可能性があり、犬猫生活が市場優位性を確保できない場合や、価格競争や供給過剰により商品価格が下落し、または利用者獲得のための広告宣伝費等の費用の増加を余儀なくされる場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 国内景気の動向及び人口減少等によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、国内での商品販売が中心となっております。2025年より台湾での商品の販売を開始する等、海外に向けて市場の拡大を進めておりますが、今後の国内景気の動向、消費意欲の減退、日本国内での飼育頭数の減少等によって想定以上に国内での販売量が減少した場合、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 知的財産権に係るリスクについて
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、自社商品に関して保有する商標権等の知的財産権について、知的財産管理規程を制定し、適切な保護及び管理を行っております。また、犬猫生活が販売する商品及びその広告内容が、第三者の知的財産権を侵害することがないよう留意し、監視・管理を行っております。
今後不測の事態によって、第三者から知的財産権の侵害を理由とするクレームや訴訟が提起される可能性、または、犬猫生活が保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性や、犬猫生活が申請した知的財産権が認可されない可能性もあります。そのような事態が発生した場合は、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 情報流出によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、事業遂行に関連して多数の顧客の個人情報を有しており、個人情報保護規程等の社内規程を制定し、セキュリティ研修を実施することで個人情報保護及び情報セキュリティの重要性について社内に周知徹底を図り、機密保持に努めております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入、事故等により、万一情報漏洩や情報流出が生じた場合や、不適切な利用が発生した場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求やその対応に係るコストの発生等により犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、営業上・技術上の機密情報や事業活動を通して得た取引先、製造委託先の情報等に対して、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入、事故等による情報流出、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求の発生やその対応に係るコストの発生等だけでなく、新たな商品開発の中止や営業上・技術上の競争優位性の喪失等を招くおそれもあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ システムトラブルについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活商品の販売において、他社が管理・運営するECプラットフォームシステムを利用しており、また、国内外の他社ECに商品を出品して販売を行っております。システムトラブルに備え、一つのECプラットフォームに依存しない運営体制を構築しておりますが、ECプラットフォーム運営会社の運営方針変更や当該事業会社との関係悪化、規約違反による出店契約解消、ECモールシステム不良等のトラブル、ECプラットフォーム閉鎖、サイバーアタック等が発生した場合、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)経営体制に関するリスク
① 内部管理体制について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、内部関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令・ルールの遵守を役職員に徹底し、また、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。
しかしながら、法令等に抵触する事態や内部関係者による不正行為が発生する可能性は皆無ではないため、これらの事態が生じた場合には、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 優秀な人材の確保や育成について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活は、事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成が重要な課題となっており、内部での人材育成と外部からの人材登用に努めております。
しかしながら、犬猫生活の属する市場が今後拡大し、競争が激化した場合、競合他社との人材獲得競争も激化し、犬猫生活グループの人材が外部に流出することや、人材確保に支障をきたす可能性があり、競争力が失われ、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 配当政策について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活では、株主に対する利益還元と同時に、財務体質の強化及び競争力の確保を経営の重要課題として位置付けております。現時点では、犬猫生活は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、事業拡大と事業の効率化のための投資に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。
このことから、創業以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は内部留保の充実を図る方針であります。将来的には、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主への利益還元を検討していく方針ですが、現時点において配当実施の可能性及び実施時期等については未定であります。
④ 税務上の繰越欠損金について
(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
2025年4月期末時点において、犬猫生活は税務上の繰越欠損金を有しております。犬猫生活の業績が順調に推移することにより、繰越欠損金が解消された場合には、所定の税率に基づく納税負担が発生するため、当期純利益及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 特定の人物への依存について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活代表取締役である佐藤淳は創業者兼代表取締役として、創業以来、商品開発や事業推進に重要な役割を担ってまいりました。犬猫生活は取締役会やその他会議体にて役員および従業員への適切な情報共有や権限委譲を進めており、同氏への依存度を低減させるよう努めてまいりました。しかしながら何らかの理由により同氏による経営執行の継続が困難になった場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ のれんの減損に関するリスク
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、2025年4月末時点で22,872千円ののれんがございます。今後、取得した事業の収益性が著しく低下し追加の損失の計上が必要となった場合、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 訴訟、係争について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は本書提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はございません。しかしながら、犬猫生活が事業活動を行う中で、顧客及び取引先等から犬猫生活商品についての不備等により、訴訟を受けた場合には、犬猫生活の社会的信用が毀損され、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また犬猫生活は、コンプライアンス研修の推進等、役員及び従業員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、犬猫生活並びに役員及び従業員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、従業員その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があります。
個々の係争が発生する可能性を予測することはできず、また個々の係争にかかる発生時期も予測することは困難ですが、訴訟等の結果にかかわらず、多大な訴訟対応費用の発生や信用及びブランドイメージ低下等により事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、訴訟等の結果、犬猫生活の商品販売停止等の事態が生じた場合には犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 株式会社前澤ファンドによる株式の所有について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
本書提出日時点において、犬猫生活の発行済株式総数は2,286,000株であり、このうち、株式会社前澤ファンドが所有している株式数は1,142,000株であり、その所有割合は49.9%となっております。
株式会社前澤ファンドとは、その運営会社である株式会社スタートトゥデイより社外取締役が派遣されているほか、経営課題や経営方針に関して定期的に意見交換を行っております。株式会社前澤ファンドからは、上場後も犬猫生活株式を継続保有する方針と聞いておりますが、一般的にベンチャーキャピタル等による株式の所有目的は、株式上場後に株式を売却してキャピタルゲインを得ることにあるため、将来的に、株式会社前澤ファンドが所有する犬猫生活株式の全部又は一部を売却する可能性があります。その場合、犬猫生活株式の需給バランスが一時的に変動し、株価が下落する等、犬猫生活株式の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活は、犬猫生活の役員及び従業員等に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しており、今後も優秀な人材確保やその維持のために新株予約権その他のインセンティブプランを発行する可能性があります。本書提出日時点において発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は12.0%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、犬猫生活の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
⑩ 借入について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活の事業資金の一部は金融機関からの借入により調達しています。景気の後退、金融収縮等の全般的な市況の悪化や業績悪化による信用力の低下等の要因により、犬猫生活が望む条件で適時に資金調達をできない可能性があります。また、今後、長期金利や短期金利が上昇した場合、借入コストの増加により犬猫生活の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ 株式の流動性について
(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、株式会社東京証券取引所グロース市場への上場を予定しており、上場に際しては、公募増資によって犬猫生活株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、犬猫生活の流通株式時価総額及び流通株式比率は上場維持基準に近接しております。今後は、大株主による売出しの協力、公募増資による犬猫生活の事業計画に沿った成長資金の調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、犬猫生活株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより犬猫生活株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
⑫ 動物福祉への取り組みについて
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)
犬猫生活は、動物福祉活動への取り組みのひとつとして、「経常利益を原資とした寄付について」以下のとおり方針を定めております。
・寄付の方針
犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という経営理念を掲げ、事業運営を行い、一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体に対して支援を行い、社会課題でもある動物の殺処分問題に取組む。
・寄付先の決定について
経常利益を原資とした寄付先については、活動実績が明確に確認でき、かつ月次で経営状況、財政状況、入出金状況が把握できる一般財団法人 犬猫生活福祉財団を優先的な寄付先としたうえで、他の動物福祉団体も寄付先の対象とする。
・寄付の決定機関について
経常利益を原資とした寄付の決定機関は取締役会とし、決定にあたっては、取締役管理部長が草案を作成したうえで、取締役会実施前までに社外取締役・監査役含む独立役員に提出し金額の妥当性の確認を得るものとする。
なお、一般財団法人 犬猫生活福祉財団を寄付先とする際の決議にあたっては、代表取締役 佐藤淳は特別利害関係者に該当することから参加を制限する。
・寄付先と寄付金額の決定方針について
寄付の額を決定するにあたっては、寄付先の実績を重視し過度な寄付は行わず、資金使途の適切性(動物福祉活動への充当が明確か)が確認できた寄付先に限定する。また、寄付金が不必要に長期間滞留していないかを確認するため、寄付先の預金残高および今後の資金支出計画の整合性を確認する。
・寄付の決定時期について
寄付の決定は、毎期7月、10月、1月、4月の年4回行うものとする。
・経常利益を原資とした寄付金額の上限
前期の経常利益の20%又は100,000,000円を上限とする。
※ 1社あたりの上限額ではなく、全体での上限額
・経常損失の場合の対応
経常損失が発生した年度については経常利益を原資とした寄付は実施しない。
犬猫生活における動物福祉活動への支援は、経営理念実現への取り組みであるとともに、「社会貢献を通じた独自のブランド価値創造」として位置付けており、動物愛護という明確な社会的ミッションを持つことで、単なる商品の提供に留まらない、価値あるブランドイメージを確立し、動物福祉活動に積極的に取り組むことにより、顧客からのブランドに対する信頼と好感度を高めることに繋がっております。
そのため、支援先である一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体において、運営および方針等について疑義が生じた場合、犬猫生活の動物福祉活動への取り組み自体が停止となり、ブランドに対する信頼と好感度が低下する可能性があり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬一般財団法人犬猫生活福祉財団との取引について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
前項のとおり、犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という経営理念のもと、社会問題である動物福祉活動に取り組んでおりますが、特に、寄付先のひとつである一般財団法人犬猫生活福祉財団(以下「同財団」とする)については、寄付以外の取引も実施しております。同財団は犬猫生活の関連当事者には該当しないものの、犬猫生活代表取締役である佐藤淳が同財団の代表理事を務めていること、同財団の所在地が犬猫生活所在地と同一であること等の点を踏まえ、関連当事者取引と同等であると判断しております。なお、佐藤氏が同財団の代表理事を兼務することにより、企業の経営戦略と財団の社会福祉活動との連携を強化するとともに、ガバナンス体制を厳格化し、資金の適正な運用および活動成果の透明性向上に寄与しております。
同財団の概要については以下のとおりです。
同財団は、「収容ゼロ」、「殺処分ゼロ」、「不適切飼育環境ゼロ」という3つのゼロを目標に掲げ、犬猫の命を守り、新しい家族へと引き継ぐ活動を行っております。さらに地域との連携を大切にし、動物福祉活動を通じて社会全体に対して動物に優しい社会の実現を目指しております。
・財団概要
(注)1. 犬猫生活代表取締役の佐藤は同財団の代表理事を兼務しておりますが、同財団から報酬を一切受け取っておりません。
2.財団の役員及び評議員の役割は以下の通りです。
理事 :財団の業務執行を担い、理事会を構成して財団の意思決定および運営を行う。
監事 :理事の職務執行および財団の会計を監査し、不正や法令違反の有無を監督する。
評議員:理事・監事の選解任等の重要事項について決議し、財団運営を監督する。
犬猫生活から同財団への寄付内容については、主に前期経常損益額を基礎とした寄付(経常利益を原資とした寄付の方針については前項に記載のとおり)、犬猫生活商品の販売促進キャンペーンに関連した寄付(犬猫生活商品の販売個数に応じた額の寄付)、フード等の寄付の3つとなります。これらの寄付は、犬猫生活規程や基準書等に則り、取締役会で慎重に審議・決議を経て実行されます。今後も犬猫生活経営理念の実現に向けて、取引の必要性を含め、一般株主の利益保護の観点から慎重に判断し、継続的に同財団の活動を支援していく方針であります。
なお、設立以降の犬猫生活から同財団への寄付額の実績は以下のとおりです。
(注)2024年4月期より前期経常損益額を基礎とした寄付については、定時株主総会終了後の臨時取締役会にて決議を取ることとしたため、当該期の寄付額は翌期の2025年4月期の損益計算書に計上されております。
なお、犬猫生活の大株主である株式会社前澤ファンドより同財団に対して過去に寄付が行われており(同財団の直前事業年度(2025年7月期)においては32百万円)、今後も同様の寄付が行われる可能性があります。
犬猫生活では同財団との関係において、主に以下のリスクを認識しております。
・利益相反取引によるリスク
同財団との取引は関連当事者取引と同等であるため、取引条件が犬猫生活に不利な形で決定されるなど、利益相反により犬猫生活の一般株主の利益を害するリスクがあります。このリスクに対処するため、犬猫生活では財団との取引にあたって、取締役会において取引の必要性及び取引金額の妥当性を慎重に審議し、適正な取引が行われるよう管理体制を整備しております。また、同財団との取引に関する決議に際しては、同財団の代表理事を兼務する代表取締役を特別利害関係者として決議への参加を制限し、利益相反の防止を徹底しております。さらに、内部監査により同財団の運営状況を確認するなど定期的な監査を実施しております。
・寄付金が意図しない使途で使用されるリスク
犬猫生活から支出した寄付金が犬猫生活の意図しない使途(資金使途の不透明さ、シェルターの飼育環境の放置、不適切な先への助成金提供など)で使用された場合、犬猫生活の社会的信用が著しく毀損するリスクが考えられます。
このリスクに対処するため、寄付の実施にあたっては取締役会で慎重に審議・決議を経て実行しており、資金使途の適切性(動物福祉活動への充当が明確か)や資金が不必要に長期間滞留していないかをより厳格に確認するため、寄付の決定時期を年4回(7月、10月、1月、4月)設け、寄付の決定手続きにおいて、事前に社外取締役や監査役を含む独立役員に対して金額の妥当性の確認を得たうえで審議を行っております。また、内部監査により同財団の運営状況を確認するなど定期的な監査を実施しております。
・財団関係者の本社出入り(同一所在地)に関するリスク
犬猫生活の本社事務所と財団の本社事務所が同一であることから、社外の人間である財団の役職員が犬猫生活本社内に出入り可能となっており、犬猫生活の営業秘密や個人情報等の機密情報が漏洩するリスクが存在しております。このリスクに対処するため、犬猫生活と財団との間で「執務室の立ち入り及び設備利用に関する覚書」を締結し、各々の執務エリアの独立性を確保するとともに、業務上正当な理由のない互いの執務エリアへの立ち入りを禁止しております。財団の役職員が犬猫生活の執務エリアに立ち入る際は、必ず犬猫生活社員や財団の理事長・事務局長の立会いのもとで行うこととし、無断での単独立ち入りや犬猫生活のキャビネット等の利用を固く禁じております。また、適切な物理的セキュリティ体制を維持するため、ルールの運用状況等について犬猫生活が随時確認を行い、必要に応じて是正を求めることができる体制とするなど、情報管理体制の徹底を図っております。
しかしながら、これらの対策を講じているものの、今後、同財団との取引において、適正性に疑義が生じた場合や犬猫生活の財務状況に影響を与えるような取引が発生した場合には、犬猫生活の社会的信用が毀損するおそれがあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑭特定の外部コミュニティを通じた販売促進支援及び当該支援の終了について
(発生可能性:高、発生時期:2026年4月頃、影響度:低)
犬猫生活は、大株主の株式会社前澤ファンドの関係会社である株式会社MZITとの間で「スタートアップ支援事業に関する覚書」を締結しており、同社からの側面支援として新規顧客獲得のサポートを受けております。具体的には、同社の会員が犬猫生活商品を購入等した場合に、同社から当該会員に対して独自のポイントが付与される仕組みを通じた、特定の外部コミュニティによる販売促進支援となります。
当該支援に基づく第7期及び第8期第3四半期における同コミュニティ経由の売上高は、それぞれ158,847千円、100,193千円(全体の売上高の概ね3~5%程度)となっております。
本スタートアップ支援事業は犬猫生活のエグジット支援を目的としているため、犬猫生活株式が上場した際には、会員に付与されたポイントが精算(現金還元)されるとともに、本覚書に基づく連携は終了いたします。したがって、上場後は当該サポートに基づく新規顧客獲得はなくなる見通しです。
同コミュニティ経由の売上高が全体に占める割合は限定的であり、また当該支援経由の顧客の多くは定期契約を利用していることから、連携終了に伴う業績への直接的な影響は軽微であると見込んでおります。しかしながら、上場以降において他の施策等による代替の新規顧客獲得が計画通りに進捗しない場合や、想定以上の解約が発生した場合には、犬猫生活の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において犬猫生活が判断したものであります。
(1)犬猫生活事業に係るリスク
① 商品の製造委託について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の商品は、製造業務を外部に委託しております。犬猫生活といたしましては、製造委託開始時および年に一度の内部監査及び管理部により製造委託先における製造に必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等を確認するなど定期的に製造委託先への監査を実施しております。
しかしながら、製造委託先が法令違反等により操業の全部又は一部が停止した場合、犬猫生活商品の供給に影響を及ぼす可能性があり、また、製造委託先の賃金の上昇などの雇用情勢の変化によって製造委託費の値上げ等があった場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 特定の商品への依存等について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の2025年4月期の生活販売における商品ごとの売上比率は「デンタルふりかけ」が44.1%、「ドライフード」が27.8%、「手作りごはん」が13.1%と、現時点では「デンタルふりかけ」と「ドライフード」の占める割合が高い状態にあります。今後、両主力商品への依存度が高い状態が続く場合、市場環境の変化や競合商品の影響等により、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
犬猫生活では、主力商品以外のラインナップ拡充や新商品の開発を進めることにより、商品ポートフォリオの多様化を図り、特定商品への依存の低減に努めてまいります。
③ 特定の製造委託先への依存について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活の商品は、商品ごとに別の取引先に対して製造を委託しておりますが、仕入先上位3社の仕入金額全体に占める割合が77%超(2025年4月期末時点)となっております。犬猫生活は製造委託先との良好な関係を保つことにより、商品を安定的に供給できるよう努めるとともに、製造拠点の分散化及び他の製造委託先起用の拡充を行い、また、製造委託開始時および年に一度の内部監査及び管理部により製造委託先における製造に必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等を確認するなど定期的に製造委託先への監査を実施し、特定の製造委託先への依存による不測のリスク軽減に努めております。
しかしながら、天災、火災、事故、製造委託先の経営状態の急変などの事情により、製造委託先における犬猫生活商品の製造能力に支障が発生した場合、犬猫生活商品の生産・供給に影響することとなり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、本書提出日現在において、犬猫生活と製造委託先との関係は良好でありますが、今後製造委託先が他社商品の生産を優先するなど、何らかの事情での契約解除の申し出や製造量の制限など、契約内容に変更が生じた場合には、製造委託先との安定的な取引の継続が困難になり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、商品の製造委託先との急な契約の解消や天災等による生産設備への被害など不測の事態が生じた場合には、犬猫生活商品の円滑な供給に支障を来すことが考えられ、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 商品の配送の外部委託について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活は卸売業者を経由する小売店への卸販売も一部行っておりますが、2025年4月期における犬猫生活売上高2,901,938千円のうち、97.9%はECチャネル(自社EC及び他社EC)を経由した販売によるものであり、かかるECチャネルを経由して購入された商品の配送業務については、外部に委託しております。商品の配送業務については、定期的に実地調査を実施しております。委託開始時や年に一度の内部監査、及び管理部による確認を通じて、委託先における必要な許認可の有無、法令遵守状況、品質管理等の確認を定期的に実施しております。しかしながら、委託先である外部業者において、業務の遅延や天災、人災、交通事故等の事態が発生した場合や契約内容の変更等により、当該外部業者からのサービスの提供の中断・停止が生じた場合には、犬猫生活商品の遅配等が発生する可能性があり、これによる犬猫生活及び犬猫生活商品に対する社会的信用の失墜等により、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 風評被害について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活及び犬猫生活商品に対して、インターネット上の掲示板への書き込みや、それを起因とするマスコミ報道等によって、何らかの否定的な風評が広まった場合、その内容の正確性にかかわらず、企業イメージの毀損や信用の失墜等により、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。犬猫生活は、SNSやインターネットへの書き込み等について定期的にモニタリングを実施し、顧問弁護士を通じて必要な対応への協議を行っております。
⑥ 自社ECでの定期購入について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活ホームページを経由した自社ECにおいて商品の販売を行っており、インターネットを通じて直接購入者へ商品を販売しております。自社ECにおける顧客の犬猫生活商品の購入の多くはサブスクリプションモデル(定期購入)となっております。このため、犬猫生活の継続的な成長には、新規顧客の獲得のみならず、既存顧客の維持が重要であると考えております。
既存顧客の維持については、その継続率が非常に重要な要素であり、商品開発による更なる味や品質の向上、商品ラインナップの拡充、ユーザーの利便性の向上等の施策を通じて、顧客継続率の向上を図っております。
犬猫生活の策定する予算及び経営計画においては、過去の実績を基に算出した解約率を踏まえた顧客継続率を前提としておりますが、犬猫生活の商品やサービスの魅力の低下、競合会社に対する競争力の低下、追加機能やサポートに対する満足度の低下等により、犬猫生活の想定を大幅に下回る継続率となる可能性があります。そのような事態が発生した場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑦ 卸販売について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活商品は、卸業者を経由してホームセンターにて販売する他、小売店、飲食店等にも販売しております。当該小売店や卸業者とは良好な関係を構築しており、現時点において取引関係等に支障を来す事象は生じておらず、犬猫生活としては今後も継続的な取引が維持されるものと見込んでおります。
また、特定の取引先への依存度を下げるべく既存取引先の拡販及び新規取引先の開拓により、リスクの低減に努める方針であります。
しかしながら、当該取引先からの解約通知等により継続的な取引が維持されなくなった場合や、取引条件の変更が生じる場合等には犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 過剰在庫及び在庫不足について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小~中)
犬猫生活は、製造委託先から商品を仕入れ、顧客からの注文の都度、犬猫生活から個々の顧客、卸業者へ商品を出荷することから、取扱商品の在庫リスクが常に存在しております。
過去の販売実績等に基づく需要予測と商品在庫状況等に基づき商品を発注し、常に適正な在庫の確保に努めておりますが、競合他社との競争激化、消費者の需要動向等の要因により販売計画と実績との乖離が顕著に発生し、結果として商品在庫の陳腐化等により商品評価損を計上する場合や、在庫不足に陥ることによって獲得できる収益機会を逸する場合は、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
⑨ 原材料、資材の調達と価格高騰について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活商品に使用される原材料や資材について製造委託先及び自社で調達しております。原材料の安定的な調達及び価格変動リスクに対応するため、原材料の調達網の構築・最適化、取引先との良好な関係の構築、在庫管理の強化に努めております。
しかしながら、想定を超える原材料価格の高騰や為替相場の変動により、犬猫生活の製造委託先からの商品仕入価格が上昇する可能性や原材料等の調達が困難となるおそれがあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を与える可能性があります。
(2)法的規制に係るリスク
① 特定商取引に関する法律(特定商取引法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、主として自社ECを経由した犬猫生活商品の通信販売事業を行っており、当該事業においては、広告の表示に関する規制や誇大広告の禁止等を定めた特定商取引に関する法律の規制を受けております。
犬猫生活では定期的なコンプライアンス研修の実施により、法令遵守の徹底を図るとともに、管理部による定期的な法令遵守状況の確認を行うことにより、コンプライアンス体制の強化に取り組んでおりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、業務停止命令などの行政処分のほか、罰則の対象となる可能性があり、またこれにより犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
② 不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、主としてウェブマーケティングによる広告宣伝活動を行っており、当該活動につき本法の規制を受けております。
自社の商品の内容や取引条件等に関して広告を行う場合に、商品の内容について、実際よりも著しく優良と誤認されるおそれのある表示をした場合(優良誤認表示)や、取引条件について、実際よりも著しく有利な取引条件だと誤認させるような表示(有利誤認表示)を行った場合には、所轄官庁である消費者庁による行政処分として、不当表示により一般消費者に与えた誤認を排除すること、再発防止策を講ずること、その違反行為を将来繰り返さないことなどの措置を講じることなどを命ずること(措置命令)、違反行為による売上額に3%を乗じた金額を課徴金として納付すること(課徴金納付命令)が規定されております。
犬猫生活は、広告で使用する文言等について、顧問弁護士への確認を行い、また、社内でも新規の広告出稿時に確認体制を構築しておりますが、犬猫生活による広告宣伝活動において景品表示法に反する広告の表示があった場合には、広告表示の使用停止などの措置命令や、課徴金制度の対象となる可能性があり、これにより犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
③ 愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:大)
犬猫生活は、主としてペットフードの販売事業を行っており、当該事業においては、ペットフードの安全性の確保を目的とした「愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)」の規制を受けております。本法により、ペットフードの製造・輸入・販売に際しては、有害物質の規制や適切な表示義務が課されており、犬猫生活では管理部による定期的な法令遵守状況の確認を行うことにより、法令の遵守を徹底しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、犬猫生活に対する行政指導や回収命令等の措置が講じられる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 獣医療法、獣医師法について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、動物病院を運営しており、当該事業においては、動物の診療業務に関するルールを定めた「獣医療法」及び「獣医師法」の規制を受けております。本法により、獣医療を提供するにあたっては、獣医師の資格要件を満たした者が診療を行うことが義務付けられており、診療録の作成・保存、適正な動物用医薬品の管理、広告表現の制限等が求められます。犬猫生活では、獣医療サービスの品質向上とコンプライアンス強化のため、コンプライアンス研修の定期的な実施、管理部による定期的な法令遵守状況の確認、内部監査による定期的な監査を実施しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、業務停止命令や罰則の対象となる可能性があり、またこれにより犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響が生じる可能性があります。
⑤ 動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、トリミングサロンの運営及び獣医療サービスの提供を行っており、当該事業においては、動物の適正な取扱いを定めた「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護管理法)」の規制を受けております。本法により、動物取扱業者には適切な飼養管理や虐待防止の義務が課されており、犬猫生活は事業運営にあたり、コンプライアンス研修の定期的な実施、管理部による定期的な法令遵守状況の確認、内部監査による定期的な監査を実施しておりますが、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、行政処分や業務停止命令の対象となる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 事業に関連するその他の法令について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、ペットフード商品の販売のほか往診クリニック、トリミングサロンの運営において、上記以外に消費者契約法、個人情報保護法、商標法、著作権法、特許法、製造物責任法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)、狂犬病予防法等の法定規制を受けております。犬猫生活はこれらの法令遵守は重要な企業の責務と認識しており、規程の制定、コンプライアンス・リスクマネジメント委員会の開催、コンプライアンス研修の実施等の対策を行い、法令遵守の徹底を図っております。しかしながら、万が一、かかる法令に違反する行為があった場合には、行政処分や業務停止命令の対象となる可能性があるほか、犬猫生活の社会的信用が毀損し、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)事業環境に係るリスク
① 競争激化によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活はペットフード商品の開発と販売を行っており、獣医師等の助言、また、商品を購入した顧客からのフィードバックや購入情報を基に商品の改良、研究開発及び開発体制の強化を続けることで今後も商品の改善に努める方針であります。
しかしながら、新規参入者を含めた競争激化、競合会社の優位的な新商品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことが発生した場合、犬猫生活商品の競争力が低下する可能性があり、犬猫生活が市場優位性を確保できない場合や、価格競争や供給過剰により商品価格が下落し、または利用者獲得のための広告宣伝費等の費用の増加を余儀なくされる場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 国内景気の動向及び人口減少等によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、国内での商品販売が中心となっております。2025年より台湾での商品の販売を開始する等、海外に向けて市場の拡大を進めておりますが、今後の国内景気の動向、消費意欲の減退、日本国内での飼育頭数の減少等によって想定以上に国内での販売量が減少した場合、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 知的財産権に係るリスクについて
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、自社商品に関して保有する商標権等の知的財産権について、知的財産管理規程を制定し、適切な保護及び管理を行っております。また、犬猫生活が販売する商品及びその広告内容が、第三者の知的財産権を侵害することがないよう留意し、監視・管理を行っております。
今後不測の事態によって、第三者から知的財産権の侵害を理由とするクレームや訴訟が提起される可能性、または、犬猫生活が保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性や、犬猫生活が申請した知的財産権が認可されない可能性もあります。そのような事態が発生した場合は、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 情報流出によるリスクについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、事業遂行に関連して多数の顧客の個人情報を有しており、個人情報保護規程等の社内規程を制定し、セキュリティ研修を実施することで個人情報保護及び情報セキュリティの重要性について社内に周知徹底を図り、機密保持に努めております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入、事故等により、万一情報漏洩や情報流出が生じた場合や、不適切な利用が発生した場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求やその対応に係るコストの発生等により犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、営業上・技術上の機密情報や事業活動を通して得た取引先、製造委託先の情報等に対して、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピューターウイルスの侵入、事故等による情報流出、重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、社会的信用の失墜、損害賠償請求の発生やその対応に係るコストの発生等だけでなく、新たな商品開発の中止や営業上・技術上の競争優位性の喪失等を招くおそれもあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ システムトラブルについて
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、犬猫生活商品の販売において、他社が管理・運営するECプラットフォームシステムを利用しており、また、国内外の他社ECに商品を出品して販売を行っております。システムトラブルに備え、一つのECプラットフォームに依存しない運営体制を構築しておりますが、ECプラットフォーム運営会社の運営方針変更や当該事業会社との関係悪化、規約違反による出店契約解消、ECモールシステム不良等のトラブル、ECプラットフォーム閉鎖、サイバーアタック等が発生した場合、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)経営体制に関するリスク
① 内部管理体制について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、内部関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令・ルールの遵守を役職員に徹底し、また、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。
しかしながら、法令等に抵触する事態や内部関係者による不正行為が発生する可能性は皆無ではないため、これらの事態が生じた場合には、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 優秀な人材の確保や育成について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活は、事業拡大に伴って優秀な人材の確保とその育成が重要な課題となっており、内部での人材育成と外部からの人材登用に努めております。
しかしながら、犬猫生活の属する市場が今後拡大し、競争が激化した場合、競合他社との人材獲得競争も激化し、犬猫生活グループの人材が外部に流出することや、人材確保に支障をきたす可能性があり、競争力が失われ、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 配当政策について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活では、株主に対する利益還元と同時に、財務体質の強化及び競争力の確保を経営の重要課題として位置付けております。現時点では、犬猫生活は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、事業拡大と事業の効率化のための投資に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考えております。
このことから、創業以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は内部留保の充実を図る方針であります。将来的には、各事業年度の経営成績を勘案しながら株主への利益還元を検討していく方針ですが、現時点において配当実施の可能性及び実施時期等については未定であります。
④ 税務上の繰越欠損金について
(発生可能性:高、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
2025年4月期末時点において、犬猫生活は税務上の繰越欠損金を有しております。犬猫生活の業績が順調に推移することにより、繰越欠損金が解消された場合には、所定の税率に基づく納税負担が発生するため、当期純利益及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 特定の人物への依存について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活代表取締役である佐藤淳は創業者兼代表取締役として、創業以来、商品開発や事業推進に重要な役割を担ってまいりました。犬猫生活は取締役会やその他会議体にて役員および従業員への適切な情報共有や権限委譲を進めており、同氏への依存度を低減させるよう努めてまいりました。しかしながら何らかの理由により同氏による経営執行の継続が困難になった場合には、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ のれんの減損に関するリスク
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、2025年4月末時点で22,872千円ののれんがございます。今後、取得した事業の収益性が著しく低下し追加の損失の計上が必要となった場合、犬猫生活の業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 訴訟、係争について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は本書提出日現在において、重大な訴訟を提起されている事実はございません。しかしながら、犬猫生活が事業活動を行う中で、顧客及び取引先等から犬猫生活商品についての不備等により、訴訟を受けた場合には、犬猫生活の社会的信用が毀損され、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
また犬猫生活は、コンプライアンス研修の推進等、役員及び従業員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、犬猫生活並びに役員及び従業員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、従業員その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があります。
個々の係争が発生する可能性を予測することはできず、また個々の係争にかかる発生時期も予測することは困難ですが、訴訟等の結果にかかわらず、多大な訴訟対応費用の発生や信用及びブランドイメージ低下等により事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、訴訟等の結果、犬猫生活の商品販売停止等の事態が生じた場合には犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 株式会社前澤ファンドによる株式の所有について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
本書提出日時点において、犬猫生活の発行済株式総数は2,286,000株であり、このうち、株式会社前澤ファンドが所有している株式数は1,142,000株であり、その所有割合は49.9%となっております。
株式会社前澤ファンドとは、その運営会社である株式会社スタートトゥデイより社外取締役が派遣されているほか、経営課題や経営方針に関して定期的に意見交換を行っております。株式会社前澤ファンドからは、上場後も犬猫生活株式を継続保有する方針と聞いておりますが、一般的にベンチャーキャピタル等による株式の所有目的は、株式上場後に株式を売却してキャピタルゲインを得ることにあるため、将来的に、株式会社前澤ファンドが所有する犬猫生活株式の全部又は一部を売却する可能性があります。その場合、犬猫生活株式の需給バランスが一時的に変動し、株価が下落する等、犬猫生活株式の株価形成に影響を及ぼす可能性があります。
⑨ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活は、犬猫生活の役員及び従業員等に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しており、今後も優秀な人材確保やその維持のために新株予約権その他のインセンティブプランを発行する可能性があります。本書提出日時点において発行済株式総数に対する潜在株式数の割合は12.0%となっております。これらの新株予約権が行使された場合には、犬猫生活の株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
⑩ 借入について
(発生可能性:中、発生時期:特定時期なし、影響度:小)
犬猫生活の事業資金の一部は金融機関からの借入により調達しています。景気の後退、金融収縮等の全般的な市況の悪化や業績悪化による信用力の低下等の要因により、犬猫生活が望む条件で適時に資金調達をできない可能性があります。また、今後、長期金利や短期金利が上昇した場合、借入コストの増加により犬猫生活の業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ 株式の流動性について
(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)
犬猫生活は、株式会社東京証券取引所グロース市場への上場を予定しており、上場に際しては、公募増資によって犬猫生活株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、犬猫生活の流通株式時価総額及び流通株式比率は上場維持基準に近接しております。今後は、大株主による売出しの協力、公募増資による犬猫生活の事業計画に沿った成長資金の調達、ストック・オプションの行使による流通株式数の増加分を勘案し、これらの組み合わせにより、流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により上場時よりも流動性が低下する場合には、犬猫生活株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それにより犬猫生活株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。
⑫ 動物福祉への取り組みについて
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:低)
犬猫生活は、動物福祉活動への取り組みのひとつとして、「経常利益を原資とした寄付について」以下のとおり方針を定めております。
・寄付の方針
犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という経営理念を掲げ、事業運営を行い、一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体に対して支援を行い、社会課題でもある動物の殺処分問題に取組む。
・寄付先の決定について
経常利益を原資とした寄付先については、活動実績が明確に確認でき、かつ月次で経営状況、財政状況、入出金状況が把握できる一般財団法人 犬猫生活福祉財団を優先的な寄付先としたうえで、他の動物福祉団体も寄付先の対象とする。
・寄付の決定機関について
経常利益を原資とした寄付の決定機関は取締役会とし、決定にあたっては、取締役管理部長が草案を作成したうえで、取締役会実施前までに社外取締役・監査役含む独立役員に提出し金額の妥当性の確認を得るものとする。
なお、一般財団法人 犬猫生活福祉財団を寄付先とする際の決議にあたっては、代表取締役 佐藤淳は特別利害関係者に該当することから参加を制限する。
・寄付先と寄付金額の決定方針について
寄付の額を決定するにあたっては、寄付先の実績を重視し過度な寄付は行わず、資金使途の適切性(動物福祉活動への充当が明確か)が確認できた寄付先に限定する。また、寄付金が不必要に長期間滞留していないかを確認するため、寄付先の預金残高および今後の資金支出計画の整合性を確認する。
・寄付の決定時期について
寄付の決定は、毎期7月、10月、1月、4月の年4回行うものとする。
・経常利益を原資とした寄付金額の上限
前期の経常利益の20%又は100,000,000円を上限とする。
※ 1社あたりの上限額ではなく、全体での上限額
・経常損失の場合の対応
経常損失が発生した年度については経常利益を原資とした寄付は実施しない。
犬猫生活における動物福祉活動への支援は、経営理念実現への取り組みであるとともに、「社会貢献を通じた独自のブランド価値創造」として位置付けており、動物愛護という明確な社会的ミッションを持つことで、単なる商品の提供に留まらない、価値あるブランドイメージを確立し、動物福祉活動に積極的に取り組むことにより、顧客からのブランドに対する信頼と好感度を高めることに繋がっております。
そのため、支援先である一般財団法人 犬猫生活福祉財団をはじめとした動物福祉団体において、運営および方針等について疑義が生じた場合、犬猫生活の動物福祉活動への取り組み自体が停止となり、ブランドに対する信頼と好感度が低下する可能性があり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬一般財団法人犬猫生活福祉財団との取引について
(発生可能性:低、発生時期:特定時期なし、影響度:中)
前項のとおり、犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活のために」という経営理念のもと、社会問題である動物福祉活動に取り組んでおりますが、特に、寄付先のひとつである一般財団法人犬猫生活福祉財団(以下「同財団」とする)については、寄付以外の取引も実施しております。同財団は犬猫生活の関連当事者には該当しないものの、犬猫生活代表取締役である佐藤淳が同財団の代表理事を務めていること、同財団の所在地が犬猫生活所在地と同一であること等の点を踏まえ、関連当事者取引と同等であると判断しております。なお、佐藤氏が同財団の代表理事を兼務することにより、企業の経営戦略と財団の社会福祉活動との連携を強化するとともに、ガバナンス体制を厳格化し、資金の適正な運用および活動成果の透明性向上に寄与しております。
同財団の概要については以下のとおりです。
同財団は、「収容ゼロ」、「殺処分ゼロ」、「不適切飼育環境ゼロ」という3つのゼロを目標に掲げ、犬猫の命を守り、新しい家族へと引き継ぐ活動を行っております。さらに地域との連携を大切にし、動物福祉活動を通じて社会全体に対して動物に優しい社会の実現を目指しております。
・財団概要
(注)1. 犬猫生活代表取締役の佐藤は同財団の代表理事を兼務しておりますが、同財団から報酬を一切受け取っておりません。
2.財団の役員及び評議員の役割は以下の通りです。
理事 :財団の業務執行を担い、理事会を構成して財団の意思決定および運営を行う。
監事 :理事の職務執行および財団の会計を監査し、不正や法令違反の有無を監督する。
評議員:理事・監事の選解任等の重要事項について決議し、財団運営を監督する。
犬猫生活から同財団への寄付内容については、主に前期経常損益額を基礎とした寄付(経常利益を原資とした寄付の方針については前項に記載のとおり)、犬猫生活商品の販売促進キャンペーンに関連した寄付(犬猫生活商品の販売個数に応じた額の寄付)、フード等の寄付の3つとなります。これらの寄付は、犬猫生活規程や基準書等に則り、取締役会で慎重に審議・決議を経て実行されます。今後も犬猫生活経営理念の実現に向けて、取引の必要性を含め、一般株主の利益保護の観点から慎重に判断し、継続的に同財団の活動を支援していく方針であります。
なお、設立以降の犬猫生活から同財団への寄付額の実績は以下のとおりです。
(注)2024年4月期より前期経常損益額を基礎とした寄付については、定時株主総会終了後の臨時取締役会にて決議を取ることとしたため、当該期の寄付額は翌期の2025年4月期の損益計算書に計上されております。
なお、犬猫生活の大株主である株式会社前澤ファンドより同財団に対して過去に寄付が行われており(同財団の直前事業年度(2025年7月期)においては32百万円)、今後も同様の寄付が行われる可能性があります。
犬猫生活では同財団との関係において、主に以下のリスクを認識しております。
・利益相反取引によるリスク
同財団との取引は関連当事者取引と同等であるため、取引条件が犬猫生活に不利な形で決定されるなど、利益相反により犬猫生活の一般株主の利益を害するリスクがあります。このリスクに対処するため、犬猫生活では財団との取引にあたって、取締役会において取引の必要性及び取引金額の妥当性を慎重に審議し、適正な取引が行われるよう管理体制を整備しております。また、同財団との取引に関する決議に際しては、同財団の代表理事を兼務する代表取締役を特別利害関係者として決議への参加を制限し、利益相反の防止を徹底しております。さらに、内部監査により同財団の運営状況を確認するなど定期的な監査を実施しております。
・寄付金が意図しない使途で使用されるリスク
犬猫生活から支出した寄付金が犬猫生活の意図しない使途(資金使途の不透明さ、シェルターの飼育環境の放置、不適切な先への助成金提供など)で使用された場合、犬猫生活の社会的信用が著しく毀損するリスクが考えられます。
このリスクに対処するため、寄付の実施にあたっては取締役会で慎重に審議・決議を経て実行しており、資金使途の適切性(動物福祉活動への充当が明確か)や資金が不必要に長期間滞留していないかをより厳格に確認するため、寄付の決定時期を年4回(7月、10月、1月、4月)設け、寄付の決定手続きにおいて、事前に社外取締役や監査役を含む独立役員に対して金額の妥当性の確認を得たうえで審議を行っております。また、内部監査により同財団の運営状況を確認するなど定期的な監査を実施しております。
・財団関係者の本社出入り(同一所在地)に関するリスク
犬猫生活の本社事務所と財団の本社事務所が同一であることから、社外の人間である財団の役職員が犬猫生活本社内に出入り可能となっており、犬猫生活の営業秘密や個人情報等の機密情報が漏洩するリスクが存在しております。このリスクに対処するため、犬猫生活と財団との間で「執務室の立ち入り及び設備利用に関する覚書」を締結し、各々の執務エリアの独立性を確保するとともに、業務上正当な理由のない互いの執務エリアへの立ち入りを禁止しております。財団の役職員が犬猫生活の執務エリアに立ち入る際は、必ず犬猫生活社員や財団の理事長・事務局長の立会いのもとで行うこととし、無断での単独立ち入りや犬猫生活のキャビネット等の利用を固く禁じております。また、適切な物理的セキュリティ体制を維持するため、ルールの運用状況等について犬猫生活が随時確認を行い、必要に応じて是正を求めることができる体制とするなど、情報管理体制の徹底を図っております。
しかしながら、これらの対策を講じているものの、今後、同財団との取引において、適正性に疑義が生じた場合や犬猫生活の財務状況に影響を与えるような取引が発生した場合には、犬猫生活の社会的信用が毀損するおそれがあり、犬猫生活の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑭特定の外部コミュニティを通じた販売促進支援及び当該支援の終了について
(発生可能性:高、発生時期:2026年4月頃、影響度:低)
犬猫生活は、大株主の株式会社前澤ファンドの関係会社である株式会社MZITとの間で「スタートアップ支援事業に関する覚書」を締結しており、同社からの側面支援として新規顧客獲得のサポートを受けております。具体的には、同社の会員が犬猫生活商品を購入等した場合に、同社から当該会員に対して独自のポイントが付与される仕組みを通じた、特定の外部コミュニティによる販売促進支援となります。
当該支援に基づく第7期及び第8期第3四半期における同コミュニティ経由の売上高は、それぞれ158,847千円、100,193千円(全体の売上高の概ね3~5%程度)となっております。
本スタートアップ支援事業は犬猫生活のエグジット支援を目的としているため、犬猫生活株式が上場した際には、会員に付与されたポイントが精算(現金還元)されるとともに、本覚書に基づく連携は終了いたします。したがって、上場後は当該サポートに基づく新規顧客獲得はなくなる見通しです。
同コミュニティ経由の売上高が全体に占める割合は限定的であり、また当該支援経由の顧客の多くは定期契約を利用していることから、連携終了に伴う業績への直接的な影響は軽微であると見込んでおります。しかしながら、上場以降において他の施策等による代替の新規顧客獲得が計画通りに進捗しない場合や、想定以上の解約が発生した場合には、犬猫生活の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
Copyright (c) 2014 かぶれん. All Rights Reserved. プライバシーポリシー