大和重工(5610)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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大和重工(5610)の株価チャート 大和重工(5610)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 当グループは、大和重工及び子会社1社で構成され、大和重工は産業機械関連事業と住宅機器関連事業の2部門で事業活動を行っております。

  事業内容は次のとおりであります。

①産業機械関連事業

  工作機械鋳物部品、周辺機器、産業機械鋳物部品及びディーゼルエンジン鋳物部品の製造・加工・販売などを行っております。

②住宅機器関連事業

  鋳物ホーロー浴槽、マンホール鉄ふた、景観製品、木製建具、その他の日用品鋳物などの製造販売を行っております。

  子会社㈱バスストップは、浴室用品の販売を行っておりますが、連結財務諸表規則第5条第2項により連結の範囲から除いても当企業集団の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に関する合理的な判断を妨げない程度に重要性が乏しいので、連結財務諸表は作成しておりません。

 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 大和重工の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において大和重工が判断したものであります。

 

(1)会社の経営方針

 大和重工は創業以来、鋳物づくりにこだわり鋳物製品を通して各方面に展開してまいりました。この技術と経験を基礎に「品質・コスト・納期」の徹底した改善を取組むことで顧客満足に貢献するとともに、新しい鋳物づくりに挑戦してくことで技能向上を図り、時代の要求に応えられる企業体質づくりに努めてまいります。

 

(2)目標とする経営指標

 大和重工を取り巻く経営環境につきましては、経済活動の正常化の流れは続くことが期待されますが、ロシア・ウクライナ情勢の長期化等による原材料価格の高騰により、依然として先行きの不透明な状況が続くと予想されます。このような経営環境のなかで、会社の経営の基本方針に則った経営基盤の確保のため、財務の健全性・安定性、収益性の向上が必要であると理解しております。今後とも経営環境の変化に柔軟に対応できる経営基盤の強化と製品開発、コストダウンの実現等に取組み、安定的な収益を確保し企業価値を高めてまいります。

 

(3)中長期的な会社の経営戦略

 大和重工は産業機械関連事業と住宅機器関連事業の二つの事業を展開しており、大型鋳造技術を活かした新たな分野への営業展開、また新設やリニューアルするホテルを中心とした宿泊施設需要を取り込み、「鋳物ホーロー浴槽」の営業を強化するなど、受注・売上の拡大に取組んでおります。また、収益改善を図るため、原価の低減、諸経費の削減等の経営合理化にも取組んでまいります。

 産業機械関連事業につきましては、企業の設備投資が継続して実行されることにより、引き続き堅調に推移するとの見方があり、営業を強化し受注拡大に取組んでまいります。

 また、大和重工の強みである一貫生産体制を活かした付加価値の高い「定盤」については、工場の新設や改修が見込まれることから、積み上げてきた数々の納入実績をアピール材料として受注確保に努めていく所存です。

 住宅機器関連事業につきましては、インバウンド需要の回復が見込まれることから、「わのゆ」や「五右衛門風呂」をはじめとした「やまと風呂」の宿泊施設への拡販に取組んでいくとともに、引き続き「鋳物ホーロー浴槽」の美しさ,耐久性,清潔感等の魅力を幅広く伝えることで需要を取り込み、営業を強化していく所存です。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 大和重工は、「顧客第一主義」を基本に長年培ってきた技術に裏打ちされた製品をユーザーに提供していくこと、即ち、徹底的に品質にこだわり、お客様に支持される製品を提供することで、事業環境に左右されにくい安定的な収益の確保が図れる強固な企業体質を構築していくことを目指しております。具体的には次のような施策に取組んでおります。

 

①製品の販売増大及び販売体制の強化

 産業機械関連事業においては、大和重工の強みである一貫生産体制を活かした高付加価値製品である定盤の拡販を重点施策として取組んでおります。

 住宅機器関連事業においては、高付加価値の自社製品である「鋳物ホーロー浴槽」と「五右衛門風呂・羽釜風呂」、こだわりの浴槽である「やまと風呂」(わのゆ、陶器風呂、木風呂)、防災製品の「移動かまど」の拡販を重点施策としており、鋳物ホーロー浴槽については、新機種の開発にも積極的に取組んでおります。インバウンド需要の高まりにより宿泊施設の新設・改修が増加していることから、販売体制の強化を図ってまいります。

②生産管理の徹底、強化

 顧客のニーズに的確に対応できる営業活動の推進及び製品競争力の強化のため、各工場において小集団活動に継続的に取組み、生産性向上によるリードタイム短縮や徹底したコスト削減を図っております。

 本社工場では、大和重工の得意とする大型鋳物部品の主力受注先である工作機械やディーゼルエンジン分野に加え、その他産業機械関連分野からの要請にも柔軟に対応できる体制を整えております。

③優秀な人財の確保・育成

 大和重工は、中長期的な経営戦略の遂行及び対処すべき課題への取組みに際して、変化に対応し企業価値を向上させることのできる優秀な人財の確保・育成が必須であると考えております。意欲のある経験値の高い人財を確保するとともに、持続的な成長を支える人財の育成にも注力してまいります。

 

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。

 なお、本文中における将来に関する事項は、当事業年度末現在において大和重工が判断したものです。

 

①市場環境

 大和重工は、工作機械鋳物部品、船舶用ディーゼルエンジン鋳物部品等の製造、加工、販売及び鋳物ホーロー浴槽等の住宅関連機器の製造、販売を行っております。従いまして、設備投資、建設投資等の動向に急激な変化が生じた場合には、大和重工の経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。

②原材料価格の変動

 大和重工は、原料として銑鉄、鋼屑、非鉄金属等を使用しております。これらの原材料等の価格変動に対しましては、生産効率化等で吸収を図っておりますが、市況が高騰し、予想を上回る原材料価格の上昇が起こった場合には、大和重工の経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。

③有価証券の価格変動

 大和重工は、金融機関、販売、仕入に係る取引先その他の会社の株式を保有しております。株価が著しく下落した場合には、大和重工の経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。

④保有不動産の価格変動

 大和重工は、事業用不動産及び投資不動産を保有しております。事業環境の変化や不動産市場価格の変動などによって時価が著しく下落した場合には、大和重工の経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。

⑤災害・感染症の発生

 大和重工は、災害等を想定した事業継続に関する基本計画を策定しておりますが、想定を上回る災害や感染症等の蔓延が発生した場合には、大和重工の経営成績及び財政状態が影響を受ける可能性があります。

⑥経営資源の制約

 大和重工は、各事業における必要な人材を確保するため、大和重工社員のほかに外部の人材派遣会社との連携等に対応しておりますが、今後、人材不足の問題が表面化した場合、事業の運営に影響が及ぶ可能性があります。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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