コンバムグループは、コンバム、連結子会社(CONVUM KOREA CO.,LTD.、CONVUM(THAILAND)CO.,LTD.)の計3社で構成されており、真空機器及び関連製品の製造、国内外での当該製品等の販売を主な事業として取り組んでおります。
コンバムグループの事業内容及びコンバムと関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであり、セグメント情報における区分と同一であります。
事業内容・・・真空機器及び関連製品の製造及び販売
全ての製品の開発は、コンバムが行っております。
なお、コンバムグループが取扱う製品の内容は以下のとおりです。
製品・材料の流れを図で示すと次のとおりであります。
[事業系統図]
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、コンバムグループが判断したものであります。
コンバムグループは、経営方針を以下としております。
①コンバム・パッドNo.1
コンバムの主力製品である、真空発生器(コンバム登録商標:コンバム)、吸着パッドについて、パイオニアメーカーとして長年蓄積されたノウハウと経験を活かし、新製品の開発と拡販に取り組み、業界No.1を目指し、売上の拡大を目指して努力します。
②お客様を大事にする
コンバム製品を使用し、世の中の自動化・省力化機器の発展に貢献いただいております全てのお客様に対し、そのニーズを聞き入れ、1つ1つ真心をもって対応することを念頭に置くことを、グループ全体方針として取り組み、お客様のお役にたてる企業を目指します。
コンバムグループは、売上高、経常利益率を重要な経営指標と考えております。持続的に売上及び利益を伸長させ、企業価値を高めることを目指しております。
コンバムグループは、経営ビジョンとして以下を掲げております。
①各業界別にお客様のニーズを見極め、新製品開発を進め、顧客満足度の向上を推進し、各業界のシェア拡大を目指します。
②新規開発及び生産効率改善のために、生産設備と人材に積極投資を行い、将来を見据えた最適な生産体制とコストダウンを含めた利益拡大を目指します。
③今後の労働生産の減少により、各生産設備へのロボットの積極導入の流れを受け、ロボットハンドの事業拡大を目指します。
今後の見通しにつきましては、アフターコロナへの移行に伴い、個人消費、企業の設備投資、インバウンド需要等、さまざまな面で景気の回復に結びついてくるものと期待される一方、インフレリスクに対応した海外の金利上昇、解決の兆しが見えないウクライナ情勢や台湾海峡の緊張等の地政学リスクの高まりによる国際的なサプライチェーンの停滞、資源・エネルギー価格の高止まりにより不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、コンバムグループは真空吸着機器に特化した基礎研究と新製品開発を推し進めます。各種生産設備の自動化需要を背景に、引き続き需要の増加が予想される、主力製品の吸着パッドについて、岩手事業所内に建設を行った新工場へ自動成形機を導入し、生産工程自動化の推進、生産効率の改善、品質の安定とコスト削減に取り組みます。開発面においては、近年のロボット需要の拡大に対応し、コンバムの真空吸着技術を応用したロボットハンドの開発と環境に配慮した電動化製品の開発による将来を見据えた取り組みを継続してまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてコンバムグループが判断したものであります。
1.主力製品であるコンバム、真空吸着パッドに関して
コンバム製品のユーザーのほとんどは産業機械業界に属しており、品質面、価格面での要望もありますが、短納期の要求が極めて高く、コンバムグループは、厳しい納期管理に対応するため、ユーザーの需要予測に基づく計画生産を推進しております。しかし、コンバム製品が多品種であることから、需要予測が困難であり、需要予測が外れた場合には顧客の納期に間に合わず、場合によっては失注となることもあります。このためコンバムグループではユーザーの設備投資情報をいち早く収集、分析し、その動向に敏速に対応できるよう注力しておりますが、十分に対応し得ない場合には、コンバムグループの業績に影響を与える可能性があります。
2.販売店経由の販売方法について
(1) 国内販売
コンバムグループは、エンドユーザーに対して、製品性能の説明、品質改善要求への対応等を行っておりますが、販売はFA(ファクトリーオートメーション)機器の専門商社を中心に販売店販売を活用する営業展開を図っており、コンバムグループの売上高のほとんどが販売店を経由した販売となっております。
個々の販売店とは、取引基本契約は締結しておりますが、納入数量、価格等に関する長期納入契約を締結しておりません。コンバムグループとしては、製品機能・技術サービスの向上を通じて取引関係の安定を図っておりますが、主要販売先の購買方針によってコンバムグループの業績が影響を受ける場合があります。
(2) 海外販売
コンバムグループの海外販売は、海外販売店による販売が主であります。コンバムグループは海外販売店に対して、コンバム製品の性能、使用例等に関する説明会並びに展示会を実施することなどにより販売支援を行っております。しかしながら、当該販売支援がコンバムグループの期待どおりの成果をあげられなかった場合、あるいは、販売店の販売方針に変更があった場合には、コンバムグループの業績に影響を受ける可能性があります。
3.コンバムグループの財政状態、経営成績に影響を与える事項について
(1) 鉱工業生産活動との関係
コンバムグループのユーザーは、そのほとんどは産業機械業界に属しており、コンバム製品の販売については、鉱工業生産活動による設備投資需要に影響を受ける可能性があります。
(2) 生産の集中について
コンバムグループの主たる生産拠点は、岩手事業所1ヶ所に集中しております。何らかの原因で操業に支障を来たした場合には、製品の供給が不可能になり、コンバムグループの業績に影響を与える可能性があります。
(3) 自然災害等について
コンバムグループでは、不慮の自然災害や感染症発生等に対する防災・防疫対策を施しております。しかしながら、想定を超えた大規模な地震、台風や洪水等の自然災害やそれに起因する大規模停電、電力不足及び新型コロナウイルス感染症に代表される未知の感染症によって大きな被害を受ける可能性があります。受注への対応や製品の供給が不可能になり、コンバムグループの業績に影響を与える可能性があります。
4.会社組織について
(1) グループの組織体制について
コンバムグループは当連結会計年度末現在、従業員数が連結86名、単体63名の組織であり、内部管理体制も当該規模に応じたものとなっております。
今後コンバムグループの業容が拡大した場合、現状のままでは適切かつ十分な人的・組織的対応ができなくなるおそれがあるため、コンバムグループは、人員の増強や社内管理体制の一層の充実を図っていく方針であります。
(2) 特定の経営者への依存について
コンバムの代表取締役社長である伊勢幸治は、当事業年度末現在、コンバムの発行済株式総数の5.29%(伊勢興産株式会社(同氏が代表取締役を務める資産管理会社)の保有割合18.18%と合計した保有割合は23.47%)を保有する大株主であるとともに、経営においても重要な役割を担っております。このため、何らかの理由により同氏によるコンバムグループ業務の遂行が困難となった場合には、コンバムグループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 人材の確保
コンバムグループにおいては、事業の拡大を行う上で、優秀な技術者の安定確保並びに育成が重要であると考えております。このような認識から、これまで積極的に新卒・中途採用を行ってまいりました。
今後とも、人材確保のため、新卒・中途採用の強化を図るとともに、技術者に対し技術向上の教育・支援を継続して実施する方針であります。しかしながら、コンバムグループの属する産業機器部品業界、とりわけ真空機器及び関連製品においては、専門知識、技術及び資格等を有する人材が少なく、必要な人材の確保が計画どおり進まない、あるいは人材確保のために想定以上の費用等が発生する可能性があります。このような状況が生じた場合、コンバムグループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。
5.法的規制等について
事業に関する法的規制について
コンバムグループの製品及び各事業所を規制する主な法的規制及び行政指導は、以下のとおりであります。
・消防法
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律
・水質汚濁防止法
特に近年、環境に対する意識の高まりから、環境保護に関する法改正が進められる可能性が考えられます。
コンバムグループの廃棄物の処理にさらなる規制の強化が図られた場合には、コンバムグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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