テセックグループ(テセックおよびテセックの関係会社)は、テセックおよび子会社4社で構成され、半導体検査装置の製造・販売を単一の事業として運営しているため、事業の種類別セグメントおよび事業部門は一括して記載しております。
テセックグループの事業内容およびテセックと関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
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会社名 |
関 係 |
事業内容 |
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㈱テセック |
当 社 |
ハンドラ、テスタおよびパーツ等の開発・製造・販売およびアフターサービス |
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TESEC,INC. |
連結子会社 |
テセック製品の販売およびアフターサービス |
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TESEC(M)SDN.BHD. |
連結子会社 |
テセック製品の販売およびアフターサービス |
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泰賽国際貿易(上海)有限公司 |
連結子会社 |
テセック製品の販売およびアフターサービス |
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嶺光音電機㈱ |
連結子会社 |
半導体測定器の開発・製造・販売およびアフターサービス |
事業系統図は次のとおりであります。
文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてテセックグループが判断したものであります。
(1)経営方針
テセックグループは、以下のとおり社是、経営理念、行動規範、環境方針、品質方針を定めております。
<社是>
Enjoy
仕事も楽しみましょう
遊びも楽しみましょう
生活も楽しみましょう
人生も楽しみましょう
物事すべて楽しみましょう
<経営理念>
TESECは優れた半導体検査装置を世界中に供給することで社会へ貢献します。
TESECはソリューションを提供する創造業のトップランナーを目指します。
TESECは豊かな発想と強い意志を持つ社員を大切にします。
<行動規範>
お客様を第一に考え、誠実に対応しよう。
新しいことに常に挑戦しよう。
自分の職務に誇りと自信を持とう。
法令を遵守し、高い倫理観をもって行動しよう。
信頼され、尊敬される人を目指そう。
<環境方針>
テセックは、半導体検査装置を製造、販売する企業として、地球環境の保全が人類共通の課題であることを深く認識し、環境との共生を目指して環境安全活動を推進します。
1.テセックの活動、製品、サービスにおける環境影響要因とその環境負荷を把握し、環境汚染の予防に努め、環境
負荷の低減に向けて継続的改善に努力します。
2.テセックに適用される環境関連の法律、条例、及びその他の要求事項を遵守します。
3.環境目的・目標を設定し、環境負荷の低減、及び環境に配慮した製品開発に取り組みます。
4.環境方針、環境保全推進状況を社員に周知させ、意識向上を図るとともに、社外に公表します。
5.社会で実施、推進される環境保全活動に積極的に参画します。
6.テセックの活動、製品、サービスにかかわる環境影響のなか、環境重点テーマとして省エネルギー、省資源、廃
棄物の削減、環境負荷の高い物質の使用量削減を推進します。
<品質方針>
「世界中の顧客から信頼される商品とサービスを提供する」
1.お客様のニーズを的確に捉え、各種法規則を遵守し、お客様が満足するソリューションを提供し続ける。
2.品質マネジメント・システムを構築し、マネジメントレビューを通して、システムの有効性を継続的に改善
する。
3.この品質方針を実施するために品質目標を設定し、その達成に努める。
(2)経営環境
テセックグループは、半導体の電気的な特性・性能を評価する「テスタ」、様々な形状のデバイスを搬送し、接続されたテスタからの測定データを受け設定されたレベルに応じて自動で分類、収納する「ハンドラ」を主力とする半導体製造工程を支える重要な製品群を有しています。
受注環境は全体として悪化しており、当連結会計年度の受注は前期比2割減の68億92百万円となりました。受注が売上を大きく下回りましたので、当期末の受注残は、前期末の60億42百万円から43億15百万円に減少しております。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
半導体産業は、マクロ環境の変化を受けて、新たな成長フェーズに入っています。カーボンニュートラルの実現が世界的なコミットメントとなるなか、パワー半導体がキーデバイスとなっています。また、デジタルが社会を支える重要基盤となり、半導体は様々な形でデータを扱う中核的な役割を担っています。今後もデジタル化とグリーン化の方向性で社会変革への投資が継続するならば、半導体市場はいずれの文脈においても長期的な成長が予想されます。
一方、テセックの内部環境に目を向けますと、従業員の高齢化と人員の減少が進んでいます。デジタルによる業務効率改善を進めることは当然として、中長期目線での人財戦略が必須となっています。このような状況において、「ソリューションを提供する創造業のトップランナーとなり、優れた半導体検査装置を世界中に供給することで快適で安全な低炭素社会に貢献する」というミッションを着実に果たすべく、以下のとおり中期経営計画を策定しました。
なお、2022年5月に初めて中期経営計画を公表の上、売上高100億円までストレッチできる体制の整備を進めてまいりましたが、テスタは2023年度において中期目標である売上高30億円を達成した一方、2022年度第4四半期からハンドラの受注高が下降局面入りしております。事業環境の継続を前提とした中期計数目標は未達となる見込みですが、需要拡大を背景とした中長期的な成長に向け、基盤戦略、事業戦略、財務戦略に掲げる取組みを継続してまいります。
中期経営計画「Enjoy2.0」の概要
<基盤戦略>
・人財 … 人材採用を加速。個々の能力を活かし伸ばせる環境を整備
・DX … 3年以内に基幹システムを含む新たな情報基盤の運用を開始
・マーケティング … 顧客接点を重層化し、高付加価値製品をグローバルに提供
・生産 … 100億円までストレッチできる柔軟な生産体制を構築
<事業戦略>
テスタ分野
・ 国内大手パワー半導体メーカーとの取引維持
・ 中国市場での顧客開拓とリピート取引獲得
・ ほぼ全てのトップメーカーとの取引実績を活かした欧米大手への拡販
・ 新規開発、協業によるターンキーソリューションの提案
・ 高電圧・大電流化、工場自動化への対応
ハンドラ分野
・ 顧客密着対応による大口顧客との取引維持
・ 戦略顧客への主力モデル納入による取引拡大
・ QFN、SOPデバイスをターゲットとする製品展開
・ 温度環境試験、工場自動化への対応
<計数目標>
・売上100億円(CAGR10%)、営業利益25億円(同12.6%)へのストレッチ
<財務戦略>
・2022年度からの3ヵ年を第二創業期と位置付け、M&A枠含め40億円の成長投資枠(研究開発等)を設定
・配当+自社株買いにより、総還元性向35%を目安として株主還元
・半導体業界及びテセック固有の不確実性を踏まえ、一定の自己資本を維持
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
半導体製造装置市場は、需給バランスの調整に伴うシリコンサイクルの影響により、短期的には変動しつつも、中長期的には堅調な成長が見込まれます。テセックグループでは、短期的な業績変動は避けられないものの、中長期での持続的な成長の観点から、「売上高」および「営業利益」を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標と位置付けております。
テセックグループの経営成績、株価および財務状況等に影響を及ぼす可能性のあるリスクは以下のようなものがあります。テセックグループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存です。
なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてテセックグループが判断したものであります。
(1)半導体市場の変動について
テセックグループは、半導体検査装置の製造・販売を行っておりますが、検査装置の需要は半導体市況の変動および半導体メーカーの設備投資動向等に影響を受けます。テセックグループでは市場環境の変化に対応するためコスト構造の改善を進めておりますが、半導体市場は不安定かつ予測不能であり、市場変動の増大がテセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)特定顧客との取引について
テセックグループは、世界の大手半導体メーカーを主要な顧客としております。取引顧客数の拡大に向け活動しておりますが、主要顧客との取引規模が大きく変動した場合には、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)輸出取引について
テセックグループの連結売上高に占める海外売上高の比率は、2023年3月期においては85.2%、当期においては80.3%となっております。海外への販売は今後もテセックグループの収益のなかで大きな割合を占めると考えられるため、以下の要因がテセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
・外貨建取引について、為替変動により海外の顧客にとってテセックグループの製品価格が上昇するリスク。
・政治的または経済的な不安定要因、景気後退ならびに経済制裁等によりテセックグループ製品の輸出に支障が生じるリスク。
・関税およびその他の障壁がテセックグループ製品の価格競争力を低下させるリスク。
・一部の国において、テセックグループの企業秘密や知的財産権が法律によって適切に保護されないリスク。
(4)法令・規制について
テセックグループは、事業活動を行うにあたり、輸出入、環境、競争、労働、税制等、様々な法令、規制の適用を受けております。テセックは、法令遵守のみならず、環境に与える負荷を低減するため、様々な施策に取り組んでおりますが、期待した成果が得られなかった場合や、各種法令、規制に抵触した場合には、社会的信用の低下、課徴金・損害賠償の発生、事業の制限等により、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5)競争優位について
テセックグループの属する半導体検査装置業界は、国際的な大企業から、高度に専門化し急成長している比較的小規模な企業まで、広範囲な競合企業が存在します。テセックの競合環境は、コスト構造等で優位性を持つ中国等の新興国企業を含め、新たな脅威となる競合他社の出現によって常に変化する可能性があります。
競合の要因は分野によって異なりますが、製品価格の値下げ要求は概して恒常化しているため、競争が激化すれば、テセック製品の販売価格の下落が予想されます。
現在の競合他社および潜在的な競合他社のなかには、財務、技術、製造、マーケティング、顧客サポートの能力が高く、広範な製品を提供している企業が含まれており、テセックグループは必要な投資を競合他社と同程度に行うことができない可能性があります。
競争を優位に進めるためには、顧客と密接な関係を保つことが重要な要素であり、その結果、顧客の要求する仕様に沿う製品を他社に先駆けて開発し、最短で納入することが可能となります。このような顧客との重要な関係や技術の優位性を維持できない場合には、競合企業との価格競争への対応として想定以上の製品価格の引き下げを余儀なくされ、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(6)人材について
テセックグループが競争力を維持し、持続的成長を実現するためには、次世代を担う人材の獲得、育成が重要となります。人材は価値創造の源泉であるとの認識から、労働環境の改善やモチベーションを高める人事制度の構築に取り組んでおりますが、必要な人材の継続的な採用や育成ができない場合や重要な人材が離職した場合には、製品開発力や顧客サポートの質が低下し、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(7)研究開発について
テセックグループは、技術革新が激しい半導体業界にあって最先端の市場を見据えた新製品の開発を行っておりますが、技術開発には時間とコストがかかり、成功する保証はありません。結果として受注獲得に至らない場合や、新製品投入のタイミングが遅れた場合には、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(8)部品調達および外注について
テセックグループは、部品の調達および組立・配線工程の外注に関して多数の仕入先・外注先と取引を行っておりますが、特定の部品調達および外注については一部の取引先に依存しております。取引先の事情により部品の調達および製造工程に支障が生じた場合には、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(9)品質について
テセックグループは、国際的品質管理基準であるISO9001などに基づいて品質保証体制の強化を図っておりますが、予期せぬ不具合や瑕疵による製造物責任賠償により、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(10)在庫について
テセックグループが事業を展開する半導体検査装置関連事業では、顧客仕様による受注販売が中心であり、かつ、短納期の要求を受けることから、顧客からの正式受注によらず、顧客から提示される需要見通しや市場動向を勘案したテセックの判断に基づく部品手配・計画生産を行う場合があります。
部品および製品プラットフォームの共通化により在庫の汎用性を高めておりますが、在庫投資は需要予測と密接に関連しているため、見込みに狂いが生じた場合には、過剰な在庫エクスポージャーの発生、陳腐化リスクの増大などを通じ、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(11)売掛債権について
テセックグループは、顧客との取引の大部分を代金後払いで販売しております。与信管理等により回収リスクの軽減に努めておりますが、顧客の財務問題等により売掛債権の回収が困難となった場合には、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(12)固定資産の減損について
テセックグループは、所有する固定資産について「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しておりますが、外部環境の変化等により収益性が著しく低下した場合には、減損損失の計上により、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(13)保有有価証券の価格変動について
テセックグループは、余裕資金の一部を有価証券にて運用しておりますが、時価または実質価額が著しく下落した場合には、有価証券評価損等の計上により、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(14)災害等の発生について
テセックグループは、東京都東大和市の本社、長野県上伊那郡箕輪町の工場の他、海外を含む複数の事業拠点を有しております。事業継続計画(BCP)の策定等によりリスクの低減を図っておりますが、これらの地域で大地震や台風、パンデミック等の自然災害や、テロ等の社会的混乱が発生した場合には、テセックグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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