キクカワエンタープライズの事業は木工機械及び工作機械の製造販売を主要業務としております。
なお、キクカワエンタープライズは単一セグメントのため、機種別に記載しております。
これらの販売高の割合は下表のとおりであります。
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生産品目 |
製品の説明 |
販売高比率(%) |
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第143期 |
第144期 |
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木工機械 |
丸太を建築用、木工用などの角材、板材、小割材に加工する機械及び角材、板材、小割材、合板、繊維板、合成樹脂などを製品に二次加工する機械をいう。 |
74.4 |
76.0 |
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工作機械 |
鉄、非鉄金属、その他新素材などを加工する機械をいう。 |
25.6 |
24.0 |
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計 |
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100.0 |
100.0 |
キクカワエンタープライズの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてキクカワエンタープライズが判断したものであります。
(1)会社の経営方針
事業活動を通して企業価値を向上するためには、株主貢献はもちろんの事ですが、「稼ぐ力」を養うための適切な投資を行うと共に、ものづくり企業であるキクカワエンタープライズの「ブランド」価値を創造することを基本方針として、顧客・取引先・従業員・地元地域の皆様などと密接に連携を取り、キクカワエンタープライズが如何に社会に良き影響を与えられるかを、上図のように多面的に考慮する必要があると思っております。
(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
キクカワエンタープライズは、通期決算発表の場において、次期の業績予想として売上・利益目標を掲げた上で、四半期毎にその進捗を管理しながら、株主還元策の根幹をなす配当予想を随時見直して行く事が、企業価値をより正確に表現すると共に株主価値を向上させる上でも重要であると認識しており、その達成を社内外において共有しうる重要な経営指標としております。
また、経営方針を達成するために、社内で安全衛生方針・品質方針・内部統制方針を定め、部署別並びに個人別にそれぞれ目標設定をした上で、毎月開催するマネジメントレビューにて進捗管理しながら、問題点の継続的改善に取り組む体制を構築しております。
(3)会社の経営環境及び優先的に対処すべき課題
経済活動の活性化に伴う資源・エネルギー価格・諸物価及び人件費の上昇や金利・為替相場の変動が経営環境に影響を及ぼす状況が継続するとみられます。
木工機械においては、国内の人口減少に伴う住宅着工減や人手不足などによる住宅建設コストの急速な高騰が当面の懸念材料ですが、キクカワエンタープライズの技術力の強みを追求するとともに、デジタル化・省人化に対応した技術開発を心がけて参ります。
また、工作機械においても、次世代型を見据えた自動車産業、技術イノベーションを図る各種IT関連産業などに、キクカワエンタープライズ製機械が活用される可能性を追求して行きます。
さらに、中長期的な発展を加速するために効率的かつ先進的な工場運営を常に心掛け、更なる製品競争力の向上に向けて研究開発活動の推進をするとともに、自社業務の効率・正確性を向上させるためのデジタル投資を図りながら、キクカワエンタープライズの考え方に共鳴して下さる社外ネットワーク作りにも積極的に取り組んで参ります。
なお上記の様な経営環境の中、キクカワエンタープライズとしては以下の点などが重要な事項であると認識しており、それぞれの実現に向けた検討を随時行なっております。
・顧客訪問や展示会開催を通じた業界情報収集と顧客ニーズの把握
・株主や取引先などの皆様との積極的な対話と経営層への情報循環
・SDGsやESGの観点から国産材の利用拡大に関わる研究
・AIなどの新しい先端技術をいち早く製品に取り入れる為の研究開発
・国際的な製品競争力を向上するための、積極的な設備投資
・生産性を上げるためのDXを意識した社内システムの見直し
・販売体制を支える本社機能並びに国内営業拠点の充実
・新たな海外販売市場の開拓と海外販売・据付体制の強化
・社員のモチベーションをより強く引き出す為の待遇改善
・人材採用を行うための地域教育機関とのネットワーク拡充
・働き方改革やテレワーク推進に伴う業務改善ソフトの導入
・研究棟設立に伴い、出荷前の製品品質検査・安全性向上の取り組み
・厳格な輸出管理規制の策定
有価証券報告書に記載した事業の状況・経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、主に以下のようなものがあり、それぞれ発生に至る可能性を認識した上で、回避に努めると共に万一発生した場合でも、キクカワエンタープライズに対する影響を極力低減できうる対応に努めます。
これらの中には、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在(2024年6月28日)において判断したものであります。
(1)景気変動のリスク
各種製造業の業績推移は、それぞれ為替変動や税制などの政策あるいは国際的な資源価格動向に大きく左右され、これによりキクカワエンタープライズ事業に関連の深い設備投資に関する意欲が大きく変動する場合があります。
(2)海外活動のリスク
キクカワエンタープライズ製造機械の輸出取引は、為替レートが大幅な円高基調で推移した場合には、国際競争力の低下要因となり、反対に大幅な円安基調で推移した場合には、企業運営に必要な仕入コストの増加要因となり、それぞれ業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、国際的紛争に伴う経済活動の制限事項もキクカワエンタープライズの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
(3)債権の貸倒リスク
キクカワエンタープライズは、販売先に対しての売掛債権に掛かる貸倒リスクを有していると認識しております。当該リスクに備えるべく、随時与信管理や顧客の投資計画に変化がないかを観察し、進捗状況に懸念があると判断した場合は、その時点で個別に回収可能性を勘案し、貸倒引当金を設定しておりますが、支払い条件によっては業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4)災害発生リスク
キクカワエンタープライズは、大規模自然災害による事業継続リスクを軽減するために、2012年5月に伊勢市内の高台に新たに工場を建設しましたが、今後予想しがたい大規模災害が発生した場合などは、生産活動の制限または中断を引き起こす可能性があります。
また、キクカワエンタープライズ工場内の設備機械並びに顧客へ納入する製造機械ともに、重篤な労働災害が発生しないように、平素から徹底的な予防安全教育を講じる必要があると認識しております。
(5)期間業績の変動リスク
キクカワエンタープライズ製造機械は、プラント設備の一部を構成することも多く、仕入部品の長納期化や国内外において納入先工場の建設計画遅延などにより、一定期間の出荷遅延が発生する場合があります。その場合は、これらの案件が年間売上高に占める構成比が高いため、期間業績が当初見込みから大きく変動する可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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