ヨシタケグループは、ヨシタケ、子会社9社および関連会社2社で構成されております。
ヨシタケグループの事業内容は、自動調整弁の製造販売であります。
製造については、「日本」セグメントに属するヨシタケと製造子会社カワキ計測工業㈱が行っているほか、「アジア」セグメントに属するタイ国における製造子会社ヨシタケ・ワークス・タイランド(以下、YWT)が行っております。また、YWTは米国における製造関連会社エバーラスティング・バルブおよび国内における輸入子会社ヨシタケ・アームストロング㈱と共に、ヨシタケに対して材料の供給を行っております。
販売については、「日本」セグメントに属するヨシタケと米国における販売関連会社アームストロング・ヨシタケが行っているほか、「アジア」セグメントにおいては、YWTより供給した製品をマレーシア国における販売子会社Doctrine Engineering (M) Sdn.Bhd.、インドネシア共和国における販売子会社PT. Yoshitake Engineering Indonesia、シンガポール共和国における販売子会社Access Professional Singapore Pte. Ltd.、ベトナム社会主義共和国における販売子会社Access Professional Vietnam Company Ltd.および中国における販売子会社Yoshitake Wuxi Fluid Technology Co., Ltd.にて直接販売を行っております。また、その他の製造子会社および製造関連会社も直接販売を行っております。
以上に述べた事項の概要図は次のとおりであります。なお、連結子会社レッツ㈱は重要性が乏しいため、記載を省略しております。
(1)会社の経営の基本方針
ヨシタケは経営の指針として次の「企業理念」を掲げております。
これらの指針に沿って会社を運営することが、会社の発展と株主の利益につながるものと考えております。
「企業理念」
フェアビジネス
Y’s, a Business of Fair Endeavor
(2)目標とする経営指標
ヨシタケは、収益性、効率性、成長性、安全性などの総合的なバランスをとりながら、収益の持続的な拡大を目標としており、安定的な収益力の指標として営業利益および経常利益を重視しております。
(3)中長期的な会社の経営戦略および会社の優先的に対処すべき事業上および財務上の課題
ヨシタケグループを取り巻く経営環境としましては、国内においては新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが変更され、関連規制がほぼ解除されたことにより経済活動は正常化が進み、設備投資においても、半導体工場などを中心に新規投資が活発になりました。建設市場においては、労働需給のひっ迫による労務費の増加や建築部材の値上げなど、様々な問題を抱えているものの、都心再開発計画などがけん引し活況を取り戻しつつあります。こうした中、ヨシタケグループは積極的な提案営業を展開した結果、プラント関連市場・製鉄関連市場において大型案件を複数受注し売上を大きく伸ばした他、製薬・食品工場向けを中心に直販体制を強化し、蒸気配管を軸としたスチームコンサルティングサポートを展開し売上を伸ばすなど、国内販売全体としては前期を上回る販売実績となりました。
海外においては、米国経済は金融引き締めの逆風下でも良好な雇用・所得環境を背景に堅調を維持しており、設備投資は半導体の国内生産を支援するインフレ抑制法などに基づく投資促進策が下支えとなって大幅に増加しました。欧州経済はロシアによる欧州向けのガス供給縮小を受け、各国で代替調達先確保などの取組みが進んでおり、エネルギー制約懸念の後退や堅調な雇用・所得環境、グリーン関連の政策支援・投資が経済活動を下支えしたものの、既往の金融引き締め効果が抑制要因となり低成長で推移しました。中国経済はゼロコロナ政策解除後のウィズコロナ政策への転換による個人消費の加速が期待されたものの、住宅市場の低迷長期化などを背景に景気回復は鈍化しました。ヨシタケグループの輸出関連につきましては、主力市場である中国向けの販売は前期を上回り、アセアンなどその他のアジア地域においては、前期に取得した海外子会社の売上を当期より連結した結果大幅に増加し、アジア全体では前期を上回りました。この結果、海外販売全体としても前期を上回る結果となりました。
今後については、国内経済については徐々に上昇へと向かうものと思われますものの、地政学的なリスクもはらみ不透明感を増していく世界経済の先行きについては今後の懸念材料となりますが、刻々と変化する経営環境に柔軟に対応するとともに、引き続き新規案件と新規販路獲得のための活動を積極的に行い、受注率の向上に取り組みます。また、こうした変化の激しい経営環境のなかで継続的な成長を続けるためには企業体力の向上も必須となっており、ヨシタケグループとしましては中長期的な視点で以下のような課題に取り組み、経営の効率化と業績の向上に努めてまいります。
① 新規取得子会社など関係各社との理解を深め、シナジー効果を生むよう方策する。
② 新規物件の受注率と受注額を向上させる。流通市場においては小口案件やリプレイス需要の確保、および新製品の強力な販促を展開し売上の拡大に努める。
③ プラント市場へ一層の参入を目指す。
④ 工場部門においては引き続き内製化に努めるとともに、自動倉庫からラック積みによる在庫管理へと変更を進める。
⑤ 自社責任クレームゼロを目指し常に気を抜かずあらゆる角度から予防措置を講じる。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてヨシタケグループが判断したものであります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてヨシタケグループが判断したものであります。
(1)生産拠点について
ヨシタケグループは製品の一部をタイ国における生産子会社で生産しております。タイ国または製品の輸送経路において紛争や重大な災害などが発生した場合、当該製品の入手が困難になる可能性があります。ヨシタケグループにおきましては当該製品の十分な備蓄をしており、すでに国内および国外において代替調達や代替生産に向けてのノウハウがあり生産体制の移行に向けてプロセスも万全を期しておりますが、想定外の事態が続き入手が困難になった場合はヨシタケグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(2)原材料調達について
ヨシタケグループは鋳鉄や青銅鋳物、ステンレスなどの金属製品を主要原材料として使用しております。現状の金属市況においても一部金属において大幅な価格上昇がみられますが、将来的に全面的に大幅上昇へと転ずる局面では、仕入先からの価格引き上げ要請を受ける可能性があります。価格の引き上げがされた場合は販売価格へ転嫁するなどの対応を行うものの、ヨシタケグループが実施しているコスト削減や販売価格への転嫁には限界があるため、中長期的にはヨシタケグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3)人材確保について
ヨシタケグループの継続的な事業運営において、将来的なビジョンを見据えた上での人材確保・育成は必要不可欠なものとなっております。ヨシタケグループにおいては年齢層ごとの人材分布を適正に保つため、新卒採用を中心に継続的な採用活動を進めており毎年一定数の採用を確保しているものの、将来にわたり優秀な人材の確保が維持できない場合、中長期的にヨシタケグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4)販売価格について
景気の減速や企業収益の悪化等による建設需要や設備投資意欲の減退が販売価格低下圧力につながり、ヨシタケグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。ヨシタケグループは「フェアビジネス」の企業理念のもと、安易な価格競争や価格崩壊につながる営業活動は行わず、製品価値に見合った適正な販売価格を提示していく方針でありますが、競合他社の動向や市場の情勢により一時的に市場シェアを失う可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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