岡野バルブ製造(6492)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

TOP関連銘柄

事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


岡野バルブ製造(6492)の株価チャート 岡野バルブ製造(6492)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】岡野バルブ製造および岡野バルブ製造の関係会社(岡野バルブ製造、子会社1社、関連会社1社およびその他の関係会社1社により構成)は、バルブ事業を主たる業務としております。また、岡野バルブ製造の受注、販売活動は、岡野商事㈱(その他の関係会社)を主な代理店として行っております。事業内容と岡野バルブ製造および関係会社の当該事業における位置づけは、次のとおりであります。 バルブ事業………………岡野バルブ製造は、バルブ製造販売部門において主に発電所向け原子力弁・一般弁等を製造・販売しております。また、メンテナンス部門において発電所等のバルブの安全性・健全性を維持するため、定期検査を主体としたバルブメンテナンスを行っております。製造工程およびメンテナンス部門における業務のうち一部については、岡野クラフト㈱(子会社)にアウトソーシングしております。なお、その他の関係会社である岡野商事㈱より部品等の一部を仕入れております。 (注)1 上記子会社の岡野クラフト㈱は、連結子会社であります。2 上記関連会社のスペロ機械工業㈱は、持分法適用関連会社であります。

有価証券報告書(2025年9月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】(1)経営方針岡野バルブ製造グループは、コア事業であるバルブの製造・保守と、ものづくりの強みを活かした新規事業の二軸を柱として、事業規模の拡大と企業価値の向上を図ると同時に、社会的な価値の創出を経営方針としております。 (2)経営戦略及び経営環境 岡野バルブ製造は、売上規模の拡大を優先課題と位置づけ、コア事業の深化とともに、新たな成長分野の開拓を積極的に進めております。発電業界で培った信頼を礎に、ドローンやロボット技術、IoTなどのテクノロジーを駆使した設備点検・診断ソリューションの展開、製造受託の拡充など、既存の枠を超えた事業領域の拡張に取り組んでおります。今後もコア事業の深化と事業規模の拡大を通じて安定した収益基盤の確立を図りつつ、ロボティクスをはじめとする新技術への挑戦を続け、企業価値および株主価値のさらなる向上に努めてまいります。また、グループ全体として地域社会との共生にも積極的に取り組んでおります。様々な活動を通じて地域との交流を深め、地域の課題を解決し、地域創生に貢献していくことで企業価値を高めてまいります。 (3)対処すべき課題 岡野バルブ製造グループが持続的に成長していくためには、コア事業であるバルブの製造・保守分野において、品質要求の高度化や競争環境の変化に対応し、技術力および生産効率の向上を図ることが重要な課題であります。また、ものづくりの強みを活かした新規事業については、ドローンやロボット技術、IoT を活用した設備点検・診断ソリューションの事業化を進める上で、技術開発の迅速化、市場開拓の加速、事業モデルの確立など、早期の収益化に向けて取り組むべき課題が存在しております。 さらに、創業以来100年にわたり産業と地域に支えられてきた企業として、産業・地域の再生や次世代育成に向けた取り組みを継続し、それらを企業価値向上に結び付けていくための体制整備も課題であります。これらの課題に適切に対応することで、中長期的な技術基盤および人材力の強化につなげ、持続的な成長を実現してまいります。

事業等のリスク

3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において岡野バルブ製造グループが判断したものであります。 (1)経営環境の変化による影響岡野バルブ製造グループが営んでいる事業は、現在は原子力発電所向けの割合が高い状況にありますが、国内外の原子力利用政策が今後大幅に後退した場合、もしくは原子炉等規制法等による原子力発電所の建設抑制や検査サイクルに関する規則の変更(検査サイクルの更なる延長等)がなされた場合、岡野バルブ製造グループの事業に重要な影響を受ける可能性があります。当該リスクへの対応策として、原子力利用政策に依存しないソリューション事業の拡大を図っております。 (2)業績の季節変動による影響岡野バルブ製造グループでは、発電所におけるメンテナンスを実施しているため、夏季および冬季の電力需要が高まる時期においてはメンテナンス工事の需要が減少するなど、業績に季節変動が生じる傾向があります。当該リスクへの対応策として、メンテナンス工事以外の事業への参画を進めております。 (3)品質保証に関する影響岡野バルブ製造グループは、発電設備等において重要な機能を果たす特殊バルブおよびその部品を製造、販売およびメンテナンスを実施しているため、万一製品の欠陥や不具合等によりトラブルが発生した場合、岡野バルブ製造グループの事業に重要な影響を受ける可能性があります。当該リスクへの対応策として、品質管理に従事する専門部門(品質保証室)を設置しており、定期的なモニタリングを通して品質管理の強化と不適合製品の出荷防止に努めております。 (4)原材料価格の高騰による影響岡野バルブ製造グループが製造する製品につきましては、レアメタルなど特殊部材を使用しているため、購入価格の急激な高騰や産出国の動向により、岡野バルブ製造グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、複数の購買先を確保することで仕入価格の安定化を図っております。 (5)見積り修正に伴う採算性の変化による影響岡野バルブ製造グループにおけるメンテナンスサービスの提供については、期間がごく短い契約を除き、履行義務の充足にかかる進捗度を見積り、当該進捗度にもとづき収益を一定の期間にわたり認識しておりますが、各受注案件について工期・作業工数等の変更により受注時の見積りと実績が乖離し、当初の想定以上に採算性が悪化した場合、岡野バルブ製造グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、受注案件ごとに継続的に見積総原価や予定工期の見直しを実施し、適切な原価管理に取り組んでおります。 (6)仕掛品の評価岡野バルブ製造グループは、仕掛品の品質管理および採算管理に十分留意しておりますが、顧客との仕様調整や製造工程における不適合の発生等により仕掛品の評価の見直しが必要となった場合には、評価損の計上により岡野バルブ製造グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、受注後においても案件ごとの状況を定期的にレビューし、採算悪化の兆候を適時把握できるよう努めております。 (7)固定資産の減損処理による影響岡野バルブ製造グループは、高温高圧の条件下で使用される高品質な特殊バルブおよびその部品を製造するための固定資産を保有しておりますが、経営環境の著しい悪化により固定資産収益性が低下した場合には、減損損失の計上により岡野バルブ製造グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、長期的な生産計画に対応した設備投資計画を立て、過剰投資の防止に努めております。 (8)繰延税金資産の回収可能性の評価による影響岡野バルブ製造グループは、将来減算一時差異に対し、将来の課税所得等を合理的に見積り繰延税金資産を計上しておりますが、実際の課税所得等が見積りと異なることで繰延税金資産の全部または一部の回収可能性が無いと判断される場合には、繰延税金資産を減額することになります。その結果、岡野バルブ製造グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、慎重に繰延税金資産の回収可能性を検討し、合理的な範囲内での繰延税金資産の計上を行うよう努めております。 (9)労災事故等による影響岡野バルブ製造グループは、日常的な安全教育、各種技能研修、資格取得の促進等を通じて、労災事故の撲滅と安全管理には最大限の取り組みを行っておりますが、製造部門における工場での現場作業、またメンテナンス部門における発電所内での定期検査工事につきましては労災事故に繋がる可能性がゼロではないため、万一重大な労災事故が発生した場合、社会的な責任とともにその後の受注に影響を受ける可能性があります。当該リスクへの対応策として、作業マニュアルを完備し、現場教育を徹底するとともに安全衛生委員会を通して作業員の安全意識を高め、労災事故の予防に努めております。 (10)コンピュータトラブルによる影響岡野バルブ製造グループは、生産・販売を始めほとんどの分野でコンピュータを導入しております。高度なセキュリティ管理のもとで運用しておりますが、現状の対策にかかわらず、近年複雑化かつ巧妙化するサイバー攻撃やシステムの予期せぬ障害など、ハードおよびソフトに障害を及ぼすトラブルが生じた場合、岡野バルブ製造グループの事業活動、業績および財政状態に影響を受ける可能性があります。当該リスクへの対応策として、従来の入口対策(境界線型防御)と内部対策(定期的なデータバックアップの実施)に加え、出口対策(機器の不正な挙動を検知・ブロックするEDRの導入)を組み合わせた多層防御による情報セキュリティ強化やベンダーとの保守契約による早期復旧体制の構築などリスク回避の施策を実施しております。 (11)関連当事者との関係変化による影響岡野バルブ製造の関連当事者である岡野商事㈱は、岡野バルブ製造発行済株式の21.87%にあたる392千株を保有しており、岡野バルブ製造役員のうち1名が同社の役員を兼任しております。また、同社との間で岡野バルブ製造製品等の販売取引等を行っており、当連結会計年度における同社への販売実績は岡野バルブ製造グループ売上高の39.7%にあたる2,779百万円となっております。このため、今後同社との関係に大きな変化が生じた場合、岡野バルブ製造グループの事業戦略や経営成績等に影響を受ける可能性があります。当該リスクへの対応策として、同社との良好な関係構築のため常時情報交換を行いつつ、同社以外との取引の拡大を図りながらリスク軽減に努めております。 (12)自然災害等による影響想定を超える大規模な自然災害等により、原子力発電所など岡野バルブ製造グループの主要エンドユーザーが保有する発電プラントや岡野バルブ製造が保有する生産設備などが被害を受けた場合、岡野バルブ製造グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクへの対応策として、緊急事態発生時において速やかに災害対策室を設置する体制を整備しております。 (13)感染症による影響新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症の拡大により、国内外のサプライチェーンに支障が出る場合や営業活動への制限が生じた場合、岡野バルブ製造グループの経営成績等に影響を与える可能性があります。当該リスクへの対応策として、従業員の行動基準の策定、リモートワーク、時差出勤、出張制限などリスクの最小化に向けた感染症対策を実施してまいります。



※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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