ディスラプターズ(6538)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】ディスラプターズグループは、2024年10月1日付で持株会社体制に移行すると同時に、同日付で商号を株式会社キャリアインデックスから株式会社ディスラプターズへと変更しております。これに伴い、グループ経営管理事業に関する収益がディスラプターズの収益構造の中心となりました。その構成は子会社からの経営管理料、経営指導料、配当収入となっております。 また、ディスラプターズグループは連結子会社(株式会社キャリアインデックス、株式会社ホワイトキャリア、ContractS株式会社、株式会社Sales X、株式会社マージナル)において「マーケティング事業」と「DX事業」を展開しております。 なお、当該事業区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (1)マーケティング事業 マーケティング事業は、株式会社キャリアインデックス及び株式会社ホワイトキャリアが主体となり、HR(人材)領域と不動産領域において事業を運営しております。 HR領域においては、ディスラプターズグループが創業期に開発した独自のビジネスモデルである「アグリゲーションモデル」を転職情報サイト、アルバイト・派遣情報サイトとして運営しております。「アグリゲーションモデル」とは、複数の求人サイトに情報を移送するための共通テンプレートを作成し、求人関連サービス(求人サイト、スカウトサービス、職業紹介サービス)とディスラプターズウェブサイトをシステム連携することにより、インターネットユーザーが求人情報を一括検索できるだけでなく、複数のサイトに登録・応募ができるモデルとなります。 さらに「アグリゲーションモデル」をベースとして、求職者に向けインターネットサイト・アプリを主とした広告出稿や特集ページの作成といったマーケティング活動を行い、ユーザーの登録・応募を促進するとともに、その情報を求人サイト、スカウトサービス、職業紹介サービスに移送することで収益を得ております。 他、厚生労働省が運営するハローワークの求人情報を掲載し、ウェブサイト上で応募書類(履歴書及び職務経歴書)を作成・郵送できる独自サービスやファッション・アパレル業界に特化した転職情報サイト、成果報酬型採用支援サービスも展開し、事業会社向けにも求職者の登録・応募支援を行っております。 株式会社ホワイトキャリアにおいてもマーケティング事業をHR領域で展開しております。同社ではマーケティング活動により、主に正社員での雇用を望む求職者層に対しユーザー登録を促し、職業紹介を行うとともに、自社のマーケティングノウハウを他の職業紹介事業者に対して提供することで収益を得ております。 加えて、HR領域では、労働力不足が深刻化するなか、グループ間のシナジー創出を目的として「求人シェアリング事業(アライアンス・マーケティング)」を展開した結果、グループ全体の収益を牽引することができました。同事業は業績面のみならず、人的交流や組織の活性化においてもシナジー創出の成功事例となっております。 不動産領域(個人向け賃貸)は、「アグリゲーションモデル」を個人向け不動産賃貸サービスに展開したものです。複数の賃貸物件情報サイトとディスラプターズウェブサイトをシステム連携することにより、ユーザーが物件情報を一括検索できるだけでなく、複数の問い合わせをまとめて行える仕組みを提供しております。「敷金・礼金なし」に特化した物件情報サービスが好評を得ており、集客効率の改善により安定した収益基盤を構築しております。 不動産領域(法人向け賃貸)は、レンタルオフィス、シェアオフィス、コワーキングスペース(以下、フレキシブルオフィスと総称します。)の情報をフレキシブルオフィス情報サイトとして運営しております。営業プロセスの効率化を推進した結果、高単価案件の獲得が進捗しております。 マーケティング事業で展開している主なサービスは下記のとおりです。 転職情報サイト『CAREER INDEX』 アルバイト・派遣情報サイト『Lacotto』 成果報酬型採用支援サービス『Adopt Admin』 ファッション・アパレル業界の転職情報サイト『Fashion HR』 職業紹介サービス『ホワイトキャリア』 不動産賃貸情報サイト『DOOR賃貸』『キャッシュバック賃貸』 フレキシブルオフィス情報サイト『JUST FIT OFFICE』 (2)DX事業 ディスラプターズグループのDX事業は、ContractS株式会社、株式会社Sales X 及び株式会社マージナルの3社を通じて展開しております。 ContractS株式会社では、企業の契約・契約管理のDX化を支援する契約ライフサイクル管理システム(CLM:Contract Lifecycle Management)「ContractS CLM」を提供しております。契約締結前の草案作成・法務確認から、契約締結、締結後の書類管理まで一貫して対応できるほか、過去の紙の契約書についても電子化(PDF等)による一元管理が可能です。契約に関わる全プロセスを効率的に管理することで、業務最適化・リスク軽減・内部統制対応を支援しております。ContractS株式会社においては、収益構造の継続的な改善に取り組んだ結果、2026年3月期での通期黒字化を達成し、DX事業セグメント全体の利益黒字化に大きく貢献いたしました。 株式会社Sales Xでは、営業BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)を中心にサービスを展開しております。従来の主要顧客層であったSaaS企業に加え、深刻な人手不足を背景とする外部リソース活用の需要を取り込み、より広範な業種からの受注拡大を実現しております。また、ディスラプターズグループが蓄積してきた求人情報データをデータベースとして構築し、法人向けに販売することで収益を得ております。 株式会社マージナルでは、大量採用・大量選考を必要とするクライアント(事業者、学校等)に対し、オンライン面接システム「BioGraph」を提供しております。スケジュール管理や録画選考といった通常のWeb会議システムでは対応困難な機能に加え、クライアントのカスタマイズ要望にも対応しております。特に「撮り直しができない」録画選考機能は、被選考者の習熟効果によるバイアスを排除できる点が高く評価されております。また、同社の開発リソースはグループ全体の技術拠点として活用され、グループ内システムの内製化支援や生成AIを活用した新機能開発など、グループ全体の開発スピード向上とコスト効率の最適化にも貢献しております。 DX事業で展開している主なサービスは下記のとおりです。 契約プロセス管理システム『ContractS CLM』 DX営業支援・コンサルティング『Sales X』 SaaS型営業支援クラウドサービス『Leadle』 オンライン面接システム『BioGraph』 ディスラプターズの主な事業の系統図は、次の通りであります。
有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】ディスラプターズグループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてディスラプターズグループが判断したものであります。 (1)経営方針 ディスラプターズグループは、2024年10月の持株会社化と商号変更とともに『様々な事業ドメインにおいて革命を起こし、従来のビジネスモデルを変革する』ことを掲げ、傘下の事業会社にて、マーケティング事業及びDX事業を展開しております。ディスラプターズという社名には、デジタル技術の力、イノベーション、そして才能あるチームのたゆまぬ努力によって、様々な事業ドメインにおいて革命を起こし、従来のビジネスモデルを変革するという私たちの揺るぎないコミットメントが込められています。ディスラプターズグループは常に現状に挑戦し、未開拓の機会を特定し、ビジネスのあり方を再定義する新たな基準を生み出すことに取り組んでおります。 (2)経営戦略等ディスラプターズグループにおける経営戦略等は以下のとおりとなります。 マーケティングの事業のHR領域では、今後も継続が見込まれる労働力不足に対し、「求人シェアリング事業(アライアンス・マーケティング)」のさらなる拡大と新規施策の積極的な展開により、一層の成長を図ってまいります。また、顧客ニーズを的確に捉えたアプリ開発に加え、生成AIの利活用による制作業務の効率化を推進することで、よりスピーディかつ収益性の高いサービス展開を実現してまいります。 不動産領域の個人向けサービスにおいては、集客力の強化とともに、引越し見積もりをはじめとする不動産付帯サービスの拡充を継続し、収益基盤のさらなる安定化に努めてまいります。法人向けサービスでは、オフィス回帰の潮流を追い風に、大型案件の獲得と中規模案件における営業効率の向上を両立させ、売上拡大を目指してまいります。 DX事業では、通期黒字化を達成したContractS株式会社において、これまでの構造改革による収益体質を維持しつつ、高単価のエンタープライズ(大手企業)向け機能の拡充やカスタマーサクセスの強化することにより、解約率の低減と LTV(顧客生涯価値)の最大化を図り、ストック型収益のさらなる積み上げによる安定した利益貢献を実現してまいります。また、一方で収益基盤を強化すべく、低単価企業へのサービス開発も進めてまいります。 株式会社Sales Xでは、これまでのSaaS業界で培った高度な営業ノウハウを汎用化し、「営業DX」の伸び代が大きい広範な産業へと横展開を加速させます。これにより、ターゲット市場(TAM)の大幅な拡大と、顧客基盤のさらなる多様化を推進してまいります。また、生成AIの発展による市場の変化を好機と捉え、顧客開拓を進める一 方、自社による生成AIの活用を進めてまいります。株式会社マージナルではオンライン面接システム「BioGraph」を通じて、採用市場のデジタル化を牽引するとともに、同社の開発リソースをグループ全体の技術拠点として活用いたします。具体的には、グループ内のシステムの内製化支援や、生成AIを活用した新機能の開発など、グループ全体の開発スピード向上とコスト効率の最適化を進めてまいります。 (3)経営環境近年、生成AI(Generative AI)の急速な普及は、産業構造や企業の事業運営に広範な変革をもたらしております。コンテンツ制作・業務自動化・意思決定支援といった領域において生成AIの活用が加速しており、企業の生産性向上や新たなサービス創出の手段として不可欠な存在となりつつあります。一方で、既存ビジネスモデルの代替や人材需要の変化といった事業環境の変容も同時進行しており、各企業にとって生成AIへの対応は経営上の重要課題となっております。ディスラプターズグループにおいても、こうした潮流を好機と捉え、マーケティング事業における制作業務の効率化やDX事業における新機能開発など、グループ全体での生成AI活用を積極的に推進してまいります。 マーケティング事業は、主にインターネット広告市場での展開をしております。インターネット広告費は、株式会社電通「2025年日本の広告費」によりますと、4兆459億円と前年比110.8%の伸びを示し、初の4兆円超えとなっており、ディスラプターズグループの事業基盤となる市場は引き続き拡大傾向にあります。 HR領域では、労働力不足の深刻化を背景に、企業の採用活動はますます活発化しております。求職者の行動面においても、従前の能動的な応募型から受動型のスカウトへの変容が進むとともに、テレワークをはじめとする働き方の多様化が転職市場における環境変化をもたらしております。また、育児・介護休業法の改正をはじめとする法制面の動向も、事業者側の採用・雇用管理に影響を与える要因となっております。 こうした環境変化は、転職市場における新たなビジネスチャンスの萌芽となっており、ディスラプターズグループは「アグリゲーションモデル」及び「求人シェアリング事業(アライアンス・マーケティング)」のさらなる拡大を通じてその機会を積極的に捉えることで、HR領域の一層の事業拡大を図ることができると考えております。 不動産領域では、人口移動の正常化により個人向け不動産分野が再び活性化しているほか、HR領域における働き方の多様化が住環境やオフィス環境の変化をもたらす要因となっております。法人向け不動産分野においては、オフィス回帰の潮流が追い風となっており、フレキシブルオフィス需要の拡大とともに、大型案件の獲得機会も増加していることから、事業拡大の好機と捉えております。 DX事業においては、人手不足による事業効率化への需要が当面継続することが見込まれ、ディスラプターズグループが提供する法務DX及び営業BPOサービスへの引き合いも引き続き旺盛に推移すると考えております。ContractS株式会社においては通期黒字化を達成し収益基盤が整いつつあるなか、エンタープライズ向け機能の拡充や解約率の低減によるLTV(顧客生涯価値)の最大化を図ることで、ストック型収益のさらなる積み上げを目指してまいります。また、株式会社Sales Xにおいては、SaaS業界で培った営業ノウハウを広範な産業へ横展開することで、ターゲット市場の大幅な拡大を推進してまいります。さらに、生成AIの急速な発展はディスラプターズグループにとって大きな事業機会となっており、制作業務の効率化や新機能開発への活用を通じて、グループ全体の競争力強化につなげてまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題今後事業を展開するにあたり、ディスラプターズグループが対処すべき課題として認識している点は以下のとおりであります。 ①生成AIの活用推進について生成AIの急速な普及は、事業運営のあらゆる領域に変革をもたらしており、その活用への対応はディスラプターズグループにとって経営上の重要課題であると認識しております。マーケティング事業においては、コンテンツ制作や広告運用における生成AIの積極的な活用により、制作業務の効率化とスピードアップを図ってまいります。DX事業においては、ContractS株式会社における契約書レビューの高度化、株式会社Sales Xにおける営業プロセスの自動化・効率化、株式会社マージナルにおける採用選考システムへの新機能開発など、各事業会社が生成AIを活用した付加価値の高いサービスを提供することで、競争優位性の強化を図ってまいります。また、社内業務においても、個人情報や機微な情報に接しない形での生成AIの利活用を推進することで、グループ全体の生産性向上を実現してまいります。 ②営業体制の強化についてディスラプターズグループはこれまで取引先の拡大を図ってまいりました。今後も、既存の取引先と信頼関係を保ちながらビジネスパートナーとしての深耕を図り、収益を拡大させていく必要があります。持株会社化を機に事業会社同士の連携をさらに深めることにより、新規顧客開拓の加速と既存顧客へのクロスセルを進めていくことは必要不可欠であると考えております。 ③マーケティングの強化についてディスラプターズグループは、主にWebマーケティング手法によりユーザー数の拡大を図っておりますが、インターネット広告市場は継続して拡大しており、競争の激化や新たなWebマーケティング手法の出現等が予測されます。Webマーケティングの強化による効率化に加え、成果の出ているアライアンス・マーケティングの適用範囲を拡大するとともに、生成AIを活用したコンテンツ制作の効率化・高度化を推進することで、ユーザー数のさらなる拡大を図ってまいります。 ④ブランドの構築についてディスラプターズグループでは、主にWebマーケティング手法によりユーザー数の拡大を図ってきた一方、ブランディングを目的とした広告活用はいまだ積極的に展開できておりません。ユーザー獲得や行動喚起を主とした運用型マーケティングとブランディングを目的とした認知型のマーケティング活動は、露出方法・費用面で大きく異なることから、その費用対効果と意義を十分に検討していく必要があります。ディスラプターズグループがより利便性の高いサービスを提供し続けることで、ディスラプターズグループ及び各サービスがユーザーに広く支持・認知されていくものと考えております。 ⑤優秀な人材の確保・育成についてディスラプターズグループが展開するビジネスは、取引先にとって有益なサービス、ユーザーにとって最も便利なサービスを、取引先又はユーザーの視点に立って企画・開発することが強く求められます。従業員一人ひとりの感性や経験がサービスの質に大きな影響を及ぼすため、優秀な人材を確保することは経営上の重要課題であると認識しております。優秀な人材にとって魅力ある会社づくりを行うため、労働基準法等の関連法令に従った労務管理の実施はもとより、公正な評価基準や教育研修の充実に力を入れてまいります。あわせて、生成AIをはじめとする先端技術への対応力を持つ人材の育成にも積極的に取り組んでまいります。 ⑥システム開発、改良、増強及び保守管理体制についてディスラプターズグループの運営する事業は、サービスの性質上、システムの開発・改良・増強及び保守管理体制が極めて重要であり、今後もさらに充実させていくことが求められております。インターネットの利用端末の多様化への対応も必須となるなか、株式会社マージナルの開発リソースをグループ全体の技術拠点として活用し、グループ内システムの内製化支援や生成AIを活用した新機能開発を推進することで、グループ全体の開発スピード向上とコスト効率の最適化を図ってまいります。 ⑦新領域への展開についてディスラプターズグループはマーケティング事業からDX事業へと事業領域の拡大を図ってまいりました。今後は、生成AIの活用を新たな軸として、さらなる新領域への事業展開を図ることで取引先の満足度及びユーザーの利便性を向上させ、収益の拡大を図っていくとともに、新しい収益モデルの構築にも積極的に取り組んでまいります。 (5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 ディスラプターズでは、持続的な利益成長を目指して成長性や効率性の向上に取り組んでおり、主な経営指標として、売上高、営業利益及び経常利益を特に重視しております。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財務状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。 なお、以下の記載における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において判断したものであります。また、以下の記載はディスラプターズグループに関連するリスクの全てを網羅するものではありません。 1.事業に関するリスクについて(1)生成AIの技術革新について 生成AIの急速な進化は、インターネット関連ビジネスのあらゆる領域において、既存のビジネスモデルやサービスのあり方を根本から変革しうる可能性を有しております。ディスラプターズグループのマーケティング事業においては、生成AIの普及によるユーザーの情報収集行動の変容、検索エンジンの利用動向の変化等が、集客構造や広告効果に影響を及ぼす可能性があります。またDX事業においても、生成AIを活用した競合サービスの台頭により、既存サービスの競争優位性が損なわれるリスクが存在します。一方で、生成AIはディスラプターズグループにとって事業効率化や新サービス創出の機会でもあることから、その動向を注視しつつ、マーケティング事業における制作業務の効率化、DX事業における新機能開発等への積極的な活用を推進することで、リスクの低減と競争力の強化を両立してまいります。また、生成AIの活用にあたっては、個人情報や機微な情報の取り扱いに十分配慮した運用ルールを整備し、適切なガバナンス体制のもとで推進してまいります。 (2)インターネット広告市場について 日本の広告市場において、インターネット広告は広告手法の主要な手段となり、インターネット利用者数の拡大に伴い、今後も成長が続くものと認識しております。現在、ディスラプターズグループのマーケティング事業は、インターネット広告市場を中心に事業を展開しており、マーケティング事業の継続的な拡大発展の前提として、社会におけるさらなるインターネット環境の整備、インターネットの利用拡大が必要と考えております。しかしながら、インターネットの環境整備やその利用に関する新たな規制の導入等により、今後のインターネット普及の障害となる予期せぬ要因が発生した場合、マーケティング事業の運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、特定領域における寡占化は広告費用の増加や広告手段の選択に対して制限を与える可能性があります。さらに、広告市場は景気変動の影響を受けやすい市場であり、インターネット広告は今後も他の広告媒体との競合が継続していくと考えられることから、今後これらの状況に変化が生じた場合、マーケティング事業の運営及び業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、ディスラプターズグループは、インターネットサービスが置かれている事業環境及び技術の進化等について、常に最新の情報を把握できる体制を整えてまいります。 (3)競合について ディスラプターズグループは、マーケティング事業においては、インターネット及びシステムを活用したサービスを提供しております。インターネット及びシステムを活用したサービスは、比較的参入障壁が低く、新規参入者は増加すると予想されるため、競合他社の出現による収益の低下及び競争激化等により、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、DX事業においてはSaaS型を主として、市場創世期においては参入を狙う事業者が多く現れる傾向があり、各サービスの独自性を打ち出していくことと、ディスラプターズグループのシナジーを活かした事業展開等を進めることで、競合との差別化を図ってまいります。 (4)新規事業について ディスラプターズグループは、マーケティング事業(人材領域、不動産領域)及びDX事業を中心にサービスを展開しておりますが、さらなる事業の拡大を目指し、新領域でのサービス開発に取り組んでまいります。しかしながら、新規事業においては、ウェブサイトやシステム開発、広告宣伝費等の先行投資が必要とされ、利益率の低下を招く可能性があります。また、新規事業には不透明な点が多く、先行投資額が想定を上回る場合があります。さらに、想定した収益が得られない場合、新規事業からの撤退という経営判断をする可能性もあります。このような場合、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、新規事業におきましては、投資対効果を慎重に判断し、決定してまいります。 (5)インターネットの技術革新及びサービスの陳腐化について インターネット関連分野における技術革新は著しく、現在利用している技術や業界で標準とされる技術が急激に変化することも予想され、また技術革新に伴う顧客ニーズの変化、それに対応したビジネスモデルやサービスの開発・進化が活発に行われております。ディスラプターズグループの想定の範囲外にある技術革新やディスラプターズグループが提供するサービス等を必要としない何らかのビジネスモデルの成立等により、現在の業態でのビジネス展開が縮小し、又は成立しなくなる可能性があります。これらの変化に対応すべく、継続的なサービスの向上を図るとともに、インターネット技術の進歩においても、常に状況を把握する体制を整えてまいります。特に生成AIについては、(1)に記載のとおり、ユーザーの行動変容や事業者側の生産性に大きなインパクトをもたらす可能性があると認識しており、その動向を継続的に注視してまいります。 (6)インターネットを取り巻く法的規制について ディスラプターズグループは、各種法令を遵守するとともに、社員教育等の啓蒙体制を整備しております。しかしながら、インターネット及び端末の普及・拡大とともにそれを活用したビジネスも多様化してきており、これに伴い、法改正または新たな法規制等が行われた場合、ディスラプターズグループの業務が制約を受け、又は変更を余儀なくされ、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、生成AIの利活用に関する法整備は国内外で急速に進んでおり、AIに関する規制動向についても継続的な確認と適切な対応を図ってまいります。 (7)システムトラブルについて 地震、水害等の自然災害、火災、事故、停電等予期せぬ事象の発生によってコンピュータシステム及び通信ネットワークが切断された場合、ディスラプターズグループではサービスの停止を余儀なくされることとなり、また、アクセスの急激な増加や役職員の過誤によるネットワーク障害が発生した場合、ディスラプターズグループの直接の損害に加えて、ディスラプターズグループの信頼の低下を招き、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、ディスラプターズグループは、停電や地震に対応可能な無停電設備、耐震構造を備えたクラウドサービスを利用し、そのデータについてはバックアップを取る等、事業の安定的な運用のための体制強化及びセキュリティ対策を行っております。 (8)ネットワークセキュリティについて ネットワークセキュリティについて、予防が困難な未知の手段によるコンピュータハッカーの侵入及びコンピュータウイルス等の外的な要因により、ウェブサイトに対して破壊的な影響を与えた場合、ディスラプターズグループではサービスの停止を余儀なくされ、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、サービス停止により、企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。ディスラプターズグループでは、コンピュータシステム及び通信ネットワークは、外部からの不正アクセスを防止するためにファイアウォール等のセキュリティ手段によって保護されております。また、ネットワークセキュリティについては、今後とも十分な対応を図ってまいります。 (9)個人情報等の管理について ディスラプターズグループが保有する個人情報等につき漏洩、改ざん、不正使用等が生じる可能性を完全に否定することはできません。また、外部からの不正アクセスや想定していない事態によって個人情報の外部流出等が発生した場合には、適切な対応を行うための相当なコスト負担、ディスラプターズグループへの損害賠償請求への対処、企業としての社会的信用の低下により、ディスラプターズグループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。ディスラプターズグループでは、ユーザー等の個人情報につきましては、システム設計上での配慮は当然ながら、個人情報に関する社内でのアクセス権限の設定等、管理面及び物理的側面からも取り扱いに厳重な注意を払っております。また、生成AIの活用にあたっては、個人情報や機微な情報を学習・入力データとして使用しない運用ルールを設け、情報漏洩リスクの低減に努めてまいります。なお、ディスラプターズグループは複数の事業会社において、一般社団法人日本情報経済社会推進協会よりプライバシーマークの認定・付与を受けております。 (10)マーケティング事業に係る広告宣伝活動について マーケティング事業では、より多くのユーザーを獲得し、クライアント需要に応えるために、売上高に対して相当額の広告宣伝費を投下しております。広告宣伝活動においては、費用対効果を重視する方針で支出の可否を判断し、インターネット上の検索連動型広告を中心に出稿しております。今後、検索連動型広告の料金の高騰や検索エンジン運営者による上位表示方針の変更等に加え、生成AIの普及によるユーザーの検索行動の変容が集客費用対効果に影響を及ぼす可能性があります。このため、ディスラプターズグループでは広告宣伝費及び集客費用対効果を適切に管理するとともに、アライアンス・マーケティングの活用拡大や新たな広告媒体の開拓・開発にも積極的に取り組んでおります。 (11)知的財産権について ディスラプターズグループは、現時点において、第三者の知的財産権の侵害を理由とした使用差止請求や損害賠償請求等を受けている事実はありません。しかし、今後、使用差止請求や損害賠償請求等が提起され、多額の賠償金の支払やサービスの停止等を余儀なくされた場合、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、生成AIを活用したコンテンツ制作においては、著作権をはじめとする知的財産権に関するリスクが新たに生じる可能性があることから、その動向を注視しつつ、適切な運用ルールの整備を進めてまいります。このため、ディスラプターズグループでは、第三者の特許権に抵触する可能性の低減を目的として、ディスラプターズグループの事業に関係性のあるキーワードを用いて特許検索・検討を行っています。 2.ディスラプターズグループの事業運営体制に関わるリスクについて(1)特定人物への依存について ディスラプターズの代表取締役社長CEOである板倉広高と上席執行役員グループCOOである齊藤慶介は、ディスラプターズ設立以来の事業の推進者であり、ディスラプターズ及びディスラプターズグループの経営方針や事業戦略、新規事業展開の意思決定等、ディスラプターズグループの企業運営上、極めて重要な役割を果たしております。また、持株会社化に伴い、事業会社の代表取締役には、ディスラプターズグループの執行役員を中心に選任をしております。そのため、上記メンバー業務の遂行が困難な状態となった場合や次世代経営幹部職員の育成、採用が進捗しなかった場合、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。ディスラプターズグループでは、過度な依存を回避すべく、経営管理体制の強化、経営幹部職員の育成、採用を図っております。 (2)小規模組織であることについて ディスラプターズグループは当連結会計年度末において、従業員107名と事業規模を考慮すると小規模組織で展開しており、また、内部管理体制も規模に応じたものとなっております。このため、必要な人材をディスラプターズグループの計画どおりに確保できなかった場合、事業規模に応じた内部管理体制を構築できなかった場合、さらに必要な人材の流出が発生した場合には、ディスラプターズグループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。このため、性別等にとらわれない採用を進めるとともに、女性の管理職割合の増加等を進めるとともに、事業の拡大にあわせて、優秀な人材の確保、育成を図る方針であります。 3.その他のリスクについて(1)訴訟の可能性について ディスラプターズグループは、現在において、損害賠償を請求されている事実や訴訟を提起されている事実はありませんが、システム障害や人為的ミス等の予期せぬトラブルが発生した場合、取引先との関係に何らかの問題が生じた場合、第三者の知的財産権を侵害したとのクレームが発生した場合等には、これらに起因する損害賠償を請求される、あるいは、訴訟を提起される場合があります。損害賠償の金額、訴訟の内容及び結果によっては、ディスラプターズグループへの信頼性の低下を招きディスラプターズグループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。ディスラプターズグループでは、契約時には法務確認を徹底していることに加え、必要に応じて弁護士等に相談をする等、訴訟リスク等の低減を図っております。 (2)大株主について ディスラプターズ代表取締役社長CEOである板倉広高の当事業年度末日現在の株式保有率は、57.31%となっております。ディスラプターズ株式の保有方針に関して、当該株式の売却が行われた場合には、ディスラプターズ株式の流通状況及び市場価格に影響を及ぼす可能性があります。ディスラプターズでは、ディスラプターズ株式の保有方針等を定期的に確認する等、適切な対応を図ってまいります。 (3)減損リスクについて ディスラプターズグループは当連結会計年度末時点において、のれん及び顧客関連資産の合計が1,685百万円あります。今後、子会社及び取得したサービスの収益が著しく低下した場合には、減損損失が発生し、ディスラプターズグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。ディスラプターズグループでは、子会社及び各サービスの収益及び財務の状況を月次で確認し、子会社の経営状況及びサービスの状況を適切に把握できるように努めております。 4.リスクを把握し、管理する体制等について ディスラプターズは、グループ代表、及び事業会社代表もって構成する経営会議を原則週1回、必要に応じて随時開催しており、上記リスクの把握及びその対応状況等を適宜管理しております。経営会議においては、発生した事象の緊急性、業績等への影響額、重要性等を考慮の上対応し、特に重要性が高いものについては取締役会に報告し、必要に応じて取締役会において対応の決定をいたします。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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