CGSホールディングスグループは、CGSホールディングスと連結子会社8社により構成されており、事業はCAD/CAMシステムの開発・製造・販売およびこれらに付帯する保守サービス並びに金型の製造・販売・請負を行っております。
CGSホールディングスおよび関係会社の当該事業にかかる位置付けは、以下のとおりであります。
事業系統図は、次のとおりであります。
(注) ※連結子会社
(1)経営の基本方針
CGSホールディングスグループは、「生産性の限界に挑戦する」という社是を掲げ、モノづくりの世界に大きな貢献ができるソフトウェア開発のメーカーとして誇りを持てる会社として、これからも成長し続けていきます。
社是に含まれた意義は、「社員の生産性を最大限に発揮する」ことで「ユーザーの生産性を限界まで高めていく」という意志を込めたものであります。
また、経営理念としましては、「技術立国日本を代表するCAD/CAMソリューションメーカーとして、世界のモノづくりに貢献する」としており、これに基づく基本精神は以下のとおりであります。
同時に、「世界を築く創造のソリューション」をコーポレートスローガンとし、高度化・多様化するモノづくりの現場においてお客様一社一社のニーズおよび課題を発見し、的確かつ柔軟なソリューション提案によって顧客の皆様のご期待にお応えしてまいります。
これらを実現することにより企業価値をさらに向上させてまいります。
(2)目標とする経営指標
CGSホールディングスグループの業績は、かつては金型業界特有の景気変動の影響を受けやすい業界の設備投資動向に大きく依存してまいりました。そのため、業績予想が難しくその変動が比較的大きい傾向がありました。
しかし、ここ数年は安定的なシェア向上と同時に保守更新率を飛躍的に成長させることにより、製品販売の伸長と相まってCAD/CAM事業の収益増加に貢献してまいりました。
また、ユーザーニーズに応じたカスタマイズ収益の向上も収益改善に大きく寄与しております。
今後は、海外販売戦略を実践に落とし込み海外販売比率をさらに引き上げることにより、全社的により大きな成長を実現してまいります。
(3)中期的な会社の経営戦略
CGSホールディングスグループでは、以下を経営戦略に掲げ、事業を運営・展開し企業価値を向上してまいります。
・主力製品の継続した機能強化および将来を見据えたリニューアル開発ならびにAI、形状認識の製品化
・切削加工と積層造形技術を取り入れた新たな付加価値機能開発
・金型隣接市場である部品加工向け製品の機能強化
(4)経営環境及び会社の対処すべき課題
CGSホールディングスは社是「生産性の限界に挑戦する」および経営理念「技術立国日本を代表するCAD/CAMソリューションメーカーとして、世界のモノづくりに貢献する。」を掲げ、CGSホールディングスグループを通じてその理念を実現させ、お客様と共に発展してまいりました。今後も、長年にわたりCGSホールディングスが蓄積してきた金属加工分野におけるCAD/CAMおよび生産工程効率化に関するノウハウを基に、世界のモノづくり(製造業)の課題解決に取り組むことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
また、CGSホールディングスグループ製品の対象市場からの高度化・多様化へのニーズ、激化するソフトウェア機能および技術サービスの品質に係る競争へ対応するため、以下のような課題に対処していくことで市場環境の変化に柔軟に対応し、業績の継続的向上を図ってまいります。
① 事業のサステナビリティへの取り組み
CGSホールディングスでは、サステナビリティを意識した経営を行うことで環境問題および社会問題の解決に貢献してまいります。また、企業活動の在り方については、持続可能な社会を目指すサステナビリティを意識した次のような課題に対処することにより、ステークホルダーからの評価向上に加え、付加価値の拡大につなげてまいります。
・社内DXの推進
CGSホールディングスグループの事業領域における継続的な付加価値向上に向け、デジタル技術を活用した業務改革を強力に推し進め、企業文化ならびに従来のビジネスを革新することにより、CGSホールディングスグループの競争力を強化するため、DX推進を支える基盤および人材育成を推進してまいります。
・研究開発
CGSホールディングスの研究開発部門では、CGSホールディングスの事業領域に関連する先端技術の研究を推進しています。昨今求められる、製造現場での少子高齢化による労働者人口の減少への対策、労働生産性の向上等のための省力化対応について、AI、自動化および形状処理等の技術をCAD/CAMシステムに搭載可能な高付加価値機能として開発を推進してまいります。
・海外市場への展開
CGSホールディングスは、ASEAN圏を中心に、既存の主力販売網である機械商社とあわせ、生産財メーカーとのコラボレーションを積極的に進めるとともに、海外市場開拓のための販売代理店網の整備、および海外ローカル市場にマッチした製品を供給することにより、CGSホールディングス製品の認知度を向上させ販売機会の拡大を図ってまいります。
タイ子会社をASEAN圏の販売サポート中核拠点と位置づけ、製品とユーザーサポートを同時に提供できる販社を新たに開拓し、今まで販売が手薄であった地域への進出を図り、販路拡大を目指してまいります。
② 注力すべき事業への取り組み
CGSホールディングスでは、主力事業として金型向けCAD/CAMシステムのパッケージ販売を行っております。これらの製品は定期的にバージョンアップを行い常に市場の需要を意識して機能改良を行っておりますが、これらが陳腐化した場合および革新的な技術に取って代わられた場合に備え、新たな収益源の確保が必要であると認識しております。現在注力している事業は次のとおりであります。
・CAD/CAMシステムのマルチプラットフォーム事業
大手から中堅部品サプライヤーに向けた製品として、CGSホールディングスが長年に亘り培ってきたノウハウを搭載した金型設計・加工機能を、他社のCAD/CAMシステムにアドインし、より付加価値を高めたCAD/CAMシステムとして販売しております。
これら製品の販売拡充により、金型内製化および製品設計から金型設計製造までのプラットフォーム統一化に向けたマルチプラットフォーム戦略を推進してまいります。
・金型隣接市場向け製品事業
金型分野に近い隣接市場向け製品の販売により、金型隣接市場である部品加工および量産市場といった分野へ参入いたしました。当該分野特有のニーズを汲み取ることにより機能強化を進め、金型隣接市場でのCGSホールディングス製品の浸透を図ってまいります。
・金型・部品製造工程管理システム事業
CGSホールディングスが得意とする金型分野および部品加工分野向けに、製造現場におけるIoTを活用した工程管理の需要の高まりに対応した金型・部品製造工程管理システムの販売を強化してまいります。
顧客ごとのカスタマイズ開発が可能な開発体制、技術サポート体制を確立し、従来、CGSホールディングスの主力事業領域であった金型設計・製造だけではない工程管理を通じた作業工程の効率化にも貢献してまいります。
CGSホールディングスグループの事業展開の状況に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる事項を以下に記載しております。投資者に対する積極的な状況開示の観点から、必ずしもリスク要因に該当しないと考えられる事項であっても、投資者が判断をする上で、あるいは、CGSホールディングスグループの事業活動を理解する上で重要であると考えられる事項を含めて記載しております。
CGSホールディングスグループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針であります。下記事項には、将来に係るリスク要因が含まれておりますが、これらの事項は本有価証券報告書提出日(2024年3月27日)現在における判断を基にしており、事業などのリスクはこれらに限られるものではありません。
CGSホールディングスグループの事業は、国内経済の動向により影響を受けております。
金型を中心とする製造業の企業業績悪化により設備関連投資が減少した場合、CGSホールディングスグループの業績および財務状況は悪影響を受ける可能性があります。
CGSホールディングスグループでは、ソフトウェア使用ライセンスおよび保守、サービスなど景気変動を受けにくい売上の割合を増やすため製品構成およびサービス内容、価格体系など収益構造の転換を進めてまいります。
CGSホールディングスグループは、タイ、カナダ、米国に子会社を置き、積極的に事業展開を進めております。海外販売においては、各国政府の予期しない法律や規制・税制の変更、社会・政治および経済状況の変化、異なる商慣習による取引先の信用リスク、為替変動等の事象が発生した場合には、CGSホールディングスグループの事業展開および業績、財務状態に影響を及ぼす可能性があります。当該リスクの低減のため、CGSホールディングスグループでは各子会社との情報共有等、ガバナンスの強化を図っております。
金型製造事業を行っているTritech International,LLCの代表取締役である鳥山数之氏は、同社の2%の出資者であり、同社の運営に係るOperating agreementをCGSホールディングスグループと締結しています。また、同社の経営方針および事業方針の立案をはじめ、CGSホールディングスグループの事業推進上、重要な役割を果たしております。
このため、CGSホールディングスでは、同氏に過度な依存をしない経営体制を目指し、人事採用、育成による経営体制の強化を図り、親会社からの経営管理を強化するなど経営リスクの軽減に努めておりますが、不測の事態により、同氏の業務遂行が困難になった場合には、CGSホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
CGSホールディングスグループは研究開発型の事業を営んでおります。研究開発活動を担う要員の確保が不十分である場合、あるいは人材の育成に遅れが生じた場合、製品および技術サービスの競争力が低下しCGSホールディングスグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。CGSホールディングスでは、研究開発専門部署を立ち上げ、人材の確保および教育にも注力することで当該リスクの低減に努めております。
CGSホールディングスグループのソフトウェア製品は、対象市場において一定の競争力を有しております。しかし、開発競争が激化するなかで製品競争力の希薄化が進み競合製品との間で価格競争に巻き込まれた場合、CGSホールディングスグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。CGSホールディングスではより高度な機能強化を継続して行っていくことにより、当該リスクに晒されないよう努めております。
CGSホールディングスでは、CGSホールディングスの技術の一部をOEM供給するなど、他社との業務提携、アライアンス等を積極的に進めております。しかし経営その他の要因により提携効果が得られない場合、提携先の経営の動向または決定事項により何らかの変化が生じた場合、また大幅な取引縮小等が発生した場合等、CGSホールディングスグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。CGSホールディングスグループでは、当該リスクを軽減させるため、複数の企業へOEM供給するなど1社あたりの影響度を下げる対応を行っております。
CGSホールディングスグループのソフトウェアが不当にコピーされ違法に流通するリスクがあります。また、CGSホールディングスグループの製品または技術が、他社が有する知的財産権を侵害しているとされるリスクや、CGSホールディングスグループが使用する第三者のソフトウェアまたは知的財産権に対して何らかの事情によって制約を受けるリスクがあります。これらの場合、CGSホールディングスグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
CGSホールディングスグループでは、著作権を有するソフトウェア保護のためセキュリティ強化に向けた技術開発を継続して実施してまいります。また、特許取得など知的財産保有の法的根拠の明確化を積極的に進めております。第三者知的財産権の使用にあたっては、リスクが発生しないように内容を十分留意して契約などを締結しております。
CGSホールディングスグループの製品開発に係る重要な情報(設計情報およびソースプログラム等)が天変地異など予期せぬ事情によって喪失するリスクがあります。その場合、開発速度の低下およびサポート活動の停滞などによりCGSホールディングスグループの業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
CGSホールディングスグループでは、重要な開発情報の管理に関して分散保管など効果的な対策を実施しております。
CGSホールディングスグループは、製品およびサービスの品質の保証について充分に留意しておりますが、製品およびサービスに欠陥が生じるリスクがあります。CGSホールディングスグループ製品およびサービスは顧客の重要な製造プロセスのデータ処理を担っている関係上、障害の発生は顧客に深刻な損失をもたらす可能性があります。その場合CGSホールディングスグループは、顧客から責任を追及され損害賠償を求められる可能性があります。さらに、製品およびサービスに欠陥が生じたことにより社会的信用が低下する可能性もあり、これらにより業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
CGSホールディングスグループでは、新しく開発した製品に技術のフィールドでの評価を十分に行い、高品質を実現する制度の運営および万が一の不具合発生時における速やかな情報提供に努めております。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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