サン・ライフホールディング(7040)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


サン・ライフホールディング(7040)の株価チャート サン・ライフホールディング(7040)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

サン・ライフホールディングは、持株会社として傘下グループ会社の経営管理及びそれに附帯する業務を行っております。

サン・ライフホールディングは、完全子会社となる株式会社サン・ライフを含む連結子会社12社及び持分法非適用会社1社で構成され、地域の顧客並びに株式会社サン・ライフメンバーズ等により運営されているメンバーズシステム(互助会)事業における互助会会員を対象としてホテル・ブライダル事業、葬祭・法要事業、介護事業、ペット葬祭事業及びこれらに付随するその他のサービス等を行なっております。

なお、サン・ライフホールディングは特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

グループの事業に関わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。

セグメント名称

会社名

事業の内容

ホテル事業

㈱サン・ライフサービス

ホテル及び総合結婚式場の運営、EC事業

式典事業

㈱サン・ライフ

㈱SEC

㈱ペットセレモニーウェイビー

高尾山観光開発㈱

斎場、仏壇店及び法要会館の運営、エンバーミング業務、ペットの葬祭業務、霊園の管理

介護事業

㈱サン・ライフ

㈱ザ・サンパワー

㈱クローバー

居宅介護支援業務、短期入所型・通所型介護サービス業務及び介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホームの運営

その他事業

㈱サン・ライフメンバーズ

㈱サン・セレモニー

㈱もしあん少額短期保険

㈱トータルライフサポート研究所

㈱スキル

互助会事業の運営、少額短期保険業務、冠婚葬祭事業における調査研究、清掃業

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 



有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1) 経営方針

サン・ライフホールディンググループは、社訓に「お客様のために役立つ」、「お客様に信頼される」、「お客様のために常に力強く発展する」企業グループであることを掲げ、お客様や地域社会の皆様が、生涯を通じて豊かで充実した生活を送ることができるようにお手伝いさせていただく事業者となることを経営理念としております。顧客第一主義の原則のもと、事業の収益性を高め、持続的成長と企業価値の更なる向上を追求してまいります。

 

(2) サン・ライフホールディングを取り巻く経営環境

急速に進行する少子高齢化と将来確実に訪れる総人口の減少、従来の標準的な人生設計の崩壊、第4次産業革命ともいうべき産業構造の大転換等、サン・ライフホールディンググループは経営環境の激変に直面しております。これらに加え、新型コロナウイルスが、伝統的価値観の変容及び社会構造の変革を加速していると言っても過言ではありません。

 

(3) サン・ライフホールディンググループの対処すべき課題と対応

①「上場持株会社」として企業グループ経営を再構築

サン・ライフホールディングは、持株会社として、グループ全体の事業ポートフォリオの機動的な見直しを実施することで、経営環境の変化に応じた迅速かつ果断な経営判断を通じ、グループ全体の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ります。

また、スタンダード市場上場企業として経営管理を的確に行うため、取締役会の監督機能を強化し、更に監査等委員会設置会社として、グループ全体を包括するコンプライアンス体制、リスク管理体制、内部監査体制を充実させ、サン・ライフホールディンググループ全体のガバナンスを、より一層強化してまいります。

この推進に当たり、「新しい生活様式」、「変化する社会構造」、「働き方改革」に対応した経営を行ってまいります。

また、スタンダード市場上場企業としての社会的要請も踏まえ、コーポレートガバナンスコードを指針とし、「CSR(企業の社会的責任)」、「ESG(環境・社会・ガバナンス)」、「SDGs(持続可能な開発目標)」も意識した企業グループを目指してまいります。

②強靭な事業基盤の確立

イ.ビジネスモデルの再構築

将来にわたる日本経済の直面する課題や、コロナショックを契機とした価値観・社会構造の変化に対応していくため、従来サン・ライフホールディンググループが展開してきたビジネスモデルを見直し、再構築することが必要であると考えております。

セグメント毎には主に次のような課題が挙げられます。

   ・「ホテル・ブライダル事業」ローコストオペレーション徹底による黒字化実現

   ・「式典事業」…ブランド戦略再構築

   ・「介護事業」サービス体制の強化とシニアライフ支援に事業領域を拡大

ロ.互助会事業の戦略見直し

互助会事業におきましては、お客様ニーズに応じた魅力的な商品・サービスの開発とご案内を行うとともに、従来の展示会、フェスタなどのイベントに加え、オンライン相談、予約システム、メンバーズアプリの導入及び相談サロンの設置等を通じて更なる顧客基盤の拡大を図ってまいります。

今後、互助会事業を、募集を通じた会員拡大や将来のお客様の囲い込みとしてのみ捉えるのではなく、前項のシニアライフ支援事業も含め、互助会会員の皆様のより充実した生活の実現に、サン・ライフホールディンググループの各事業を、いかに有効かつ継続的にご利用いただくかに重点を置いて展開してまいります。

ハ.新規事業の積極的な展開

2020年2月に「東京霊園」を管理・運営する高尾山観光開発株式会社をサン・ライフホールディンググループに加えました。ご葬儀の延長として霊園事業を組み込み、既存事業とのシナジー効果を高めていくことで、一貫した質の高いグリーフ(癒し)ワークを実現し、順調に事業展開を図っており、今後更に大きく展開してまいります。

 

また、2019年11月にハウスクリーニング、業務用清掃を主要業務とする株式会社スキルをサン・ライフホールディンググループに加え、新たな顧客サービスの向上に努めてまいりました。昨今のお客様ニーズにも合致しており更なる業績拡大に努めてまいります。

③経営基盤・財務基盤強化のための経営戦略

イ.持株会社化のブラッシュアップ(事業の再編・再構築)

サン・ライフホールディンググループは、2018年10月、サン・ライフホールディングを設立し持株会社化いたしました。持株会社体制のもと、大胆にグループの事業再編・再構築を実施することが、今後のサン・ライフホールディンググループの力強い発展には不可欠であると考えております。

今後、経営リソースのセグメント間における配分見直し等、中長期的な成長と企業価値の向上のため、多角的に検討してまいります。

ロ.人事制度改革と専門性の高い人材の採用・登用、人材育成

「働き手の減少」は、サン・ライフホールディンググループの今後のビジネスモデルに対しても大きな懸念材料と捉えております。人材の確保と育成は、サン・ライフホールディンググループの最重要課題の一つであり根幹を成す部分であります。

サン・ライフホールディンググループは、更なる業務の効率化と、専門性の高い人材の採用や登用を円滑に実施するため、2022年にジョブ型志向を組み込んだ人事制度を導入しております。新人事制度の運用とともに、教育研修制度を整備するなど、人材育成に注力しております。

ハ.積極的な事業投資姿勢の継続

「急速な少子高齢化・人口減少」を前提とした全く新しい経営環境の中、中長期的な成長シナリオを描くためには、拠点整備だけでなく、M&Aによる事業拡大、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進等新たな投資の増加は不可欠であると認識しております。

投資にあたっては、「戦略性」、「価値創造性」、「既存事業とのシナジー性」等について十分に検討を加えつつ、積極的な投資姿勢を継続してまいります。

ニ.予算・損益管理の精緻・厳格化

今後の経営環境の変化の中でも着実な業績を上げるため、予算・損益管理の精緻・厳格化に努めてまいります。そのための取り組みとして、管理会計制度を導入することで、部門・セグメント毎の予算責任を明確化の上、より利益率を重視した中長期計画と年度予算を策定してまいります。また、現状、事業セグメントごとに管理している損益予算・実績を、施設・拠点毎にきめ細かく管理していくことも検討してまいります。

ホ.コスト管理の徹底

お客様にご満足いただけるサービスを持続的、安定的にご提供していくために、引き続きコスト管理を徹底してまいります。

ヘ.キャッシュ・フロー重視の経営

サン・ライフホールディンググループの安定したキャッシュ・フローの充実が経営の安定を支えております。あらゆる課題を解決し、サン・ライフホールディングが将来に向けて力強く発展していくために、引き続きキャッシュ・フローを重視し、事業展開してまいります。

ト.「労働生産性」の向上

新人事制度の導入により、専門性の高い人材を円滑に採用し登用していくとともに、より成果主義に基づく報酬制度に変更していくことで、職員のモチベーションを高め、一人当たりの「労働生産性」を高めてまいります。

 

これらの活動によりサン・ライフホールディンググループは、経営方針のとおり、お客様のライフステージ全般のあらゆるご要望にお応えし、より豊かな人生のお手伝いをさせていただく事業者として、邁進いたします。

 





※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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