ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(7092)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(7092)の株価チャート ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(7092)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(株式会社Fast Fitness Japan)及び連結子会社である株式会社AFJ Project、Saya Pte.Ltd.、Fast Fitness Brands B.V.、Fast Fitness Brands GmbH、AF Gutersloh GmbH、Fast Fitness Brands West GmbHの7社により構成されております。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、企業理念であるPurpose「ヘルシアプレイスをすべての人々へ」のもと、Mission「Fitnessを人々の日常にし、活力ある心豊かな社会をつくる」、Vision「一人ひとりのライフスタイルを支える、社会にとってあたり前のパートナーに」を掲げ、誰もが健康的に暮らせる、心豊かな社会の実現を目指し、サービスの提供・開発に取り組んでおります。

 これらを具現化するべく、24時間営業・マシンジム特化型という特徴を持つ米国発祥のフィットネスクラブチェーンである「エニタイムフィットネス」の日本におけるマスター・フランチャイジーとして、フィットネスクラブ運営事業を主たる業務としております。これに加えて、中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)において、新たな成長領域と位置づける、海外での「エニタイムフィットネス」、新ブランドの「The Bar Method」、及びEC・物販の各事業領域に成長投資を実行し事業展開を開始しております。

 

1.事業部門別の事業内容について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの報告セグメントは「フィットネス運営事業」の単一セグメントであるため、事業内容の詳細につきましては、事業部門別に記載しております。

(1) 国内エニタイムフィットネス事業

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(株式会社Fast Fitness Japan)及び連結子会社である株式会社AFJ Projectの2社により構成され、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)とAnytime Fitness Franchisor,LLCとマスター・フランチャイズ契約を締結し、日本における「エニタイムフィットネス」のマスター・フランチャイジーとしてサブ・フランチャイズを許諾する権利を保有し、事業を展開しております。

 株式会社AFJ Projectは、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)をサブ・フランチャイザーとするFCの1社として、エニタイムフィットネスの店舗を運営しております。(以下、連結子会社が運営するエニタイムフィットネスの店舗を「直営店」といい、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)によるフランチャイズ展開により、連結子会社以外のFCが運営するエニタイムフィットネスの店舗を「FC店」といいます。)

 2025年3月末日において、直営店184店舗、FC店1,010店舗の合計1,194店舗を運営・展開しております。

 

(2)海外エニタイムフィットネス事業

・ドイツ

 連結子会社である地域統括会社のFast Fitness Brands B.V.(オランダ)及びその連結子会社のFast Fitness Brands GmbH(ドイツ)、AF Gutersloh GmbH(ドイツ)、Fast Fitness Brands West GmbH(ドイツ)の4社により構成され、Fast Fitness Brands GmbHがAnytime Fitness Franchisor,LLCとマスター・フランチャイズ契約を締結し、ドイツにおける「エニタイムフィットネス」のマスター・フランチャイジーとしてサブ・フランチャイズを許諾する権利を保有しており、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は、2024年4月30日付で、Fast Fitness Brands B.V.の株式取得により連結子会社としたことにより、ドイツでの事業を開始しました。

 AF Gutersloh GmbHおよびFast Fitness Brands West GmbHは、それぞれFast Fitness Brands GmbHをサブ・フランチャイザーとする直営のFC会社として、エニタイムフィットネスの店舗を運営しております。(以下、連結子会社が運営するエニタイムフィットネスの店舗を「直営店」といい、Fast Fitness Brands GmbHによるフランチャイズ展開により、連結子会社以外のFCが運営するエニタイムフィットネスの店舗を「FC店」といいます。)

 2025年3月末日において、直営店1店舗を運営しております。

 

・シンガポール

 2024年4月に株式取得したことにより連結子会社となったSaya Pte.Ltd.において、シンガポール国内で「エニタイムフィットネス」のFC店2店舗(2025年3月末日現在)を運営しております。

 

(3)The Bar Method事業

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(株式会社Fast Fitness Japan)及び連結子会社である株式会社AFJ Projectの2社により構成され、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)とThe Bar Method Franchisor, LLCとマスター・フランチャイズ契約を2024年2月に締結し、日本における「The Bar Method」のマスター・フランチャイジーとしてサブ・フランチャイズを許諾する権利を保有し、2025年10月に1号店となる自由が丘店の出店により事業を開始しました。

 株式会社AFJ Projectは、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)をサブ・フランチャイザーとするFCの1社として、The Bar Methodの店舗を運営しております。(以下、連結子会社が運営するThe Bar Methodの店舗を「直営店」といい、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)によるフランチャイズ展開により、連結子会社以外のFCが運営するThe Bar Methodの店舗を「FC店」といいます。)

 2025年3月末日において、直営店1店舗を運営しております。

 

(4)EC・物販事業

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)(株式会社Fast Fitness Japan)において、公式オンラインストア「A PROP(ア プロップ)」を2024年12月に開設し、EC・物販事業の本格展開を開始しました。

 

 

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの主要な事業系統図は以下のとおりであります。

[事業系統図]

 

 

(主要事業の特徴)

(1)エニタイムフィットネスについて

 米国のエニタイムフィットネス共同創業者のChuck RunyonとDave Mortensenは、「私たち一般の生活者にとって“本当にいいフィットネスクラブ”とは何だろう?」という素朴な疑問からスタートし、2002年アメリカ・ミネアポリス市に自分たちの理想とするクラブを立ち上げました。

 エニタイムフィットネスが提案する「新しいフィットネスクラブのあるべき形」は瞬く間にアメリカの一般生活者のニーズを捉えていきました。ミネアポリスの1号店を皮切りに店舗数を拡大し、1号店の出店からわずか10年(2012年)で2,000店舗を達成し、さらに3年後の2015年、世界22ヶ国3,000店舗超を達成しました。フィットネス先進国のアメリカから生まれたエニタイムフィットネスの新しい提案は、今やアメリカ国内のみならず、世界中の一般生活者に受け入れられております。2025年3月31日時点で、世界30の国と地域に展開しており、5,572店舗のうち2,500店舗以上がアメリカ・カナダ以外で展開されております。

 日本ではファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が2010年6月にマスター・フランチャイジーとなり、2010年10月に日本におけるエニタイムフィットネス第1号店として東京都調布市に直営店をオープンし、2011年5月にFC店第1号を兵庫県神戸市長田区にオープン以降、2025年3月31日時点で直営店とFC店を合わせて1,194店舗となりました。

 

(2)店舗を利用する顧客から見た主な特徴

① 24時間年中無休(※)

 エニタイムフィットネスは、どんなライフスタイルの人にもご利用頂けるよう24時間営業しており、昼夜関係なく、好きな時にトレーニングしていただくことが可能です。

 独自に開発した入館管理システム・セキュリティシステムによって、無人化営業となる夜間でも安心してご利用いただけます。

 夜間の無人化営業については、綜合警備保障株式会社(ALSOK)と包括契約を締結しており、すべての入館情報がシステムによって管理されております。店内は24時間録画されており、万が一のトラブル・事故等を知らせる通報が入った際には、いつでも警備員が駆け付ける万全のセキュリティシステムを構築しております。会員の皆様にいつでも・どこでも・安全快適にトレーニングを行える施設環境を提供しております。

(※) 改装、停電、検査等のため休業する場合があります。

 

② マシンジム特化型

 マシンジムに特化したことで、スタジオプログラムやその利用者による喧騒を感じることなくマシンでのトレーニングに集中できる環境を提供しております。マシンのグレード・ラインナップは、マスター・フランチャイズ契約によって指定された世界的ブランドから厳選した機種を採用しております。

 

③ 低価格の実現

 エニタイムフィットネスは、会員の皆様に安全・安心にトレーニングできる環境を低コストで提供することを目標としております。夜間の無人化営業及びマシンジムへの特化により、人件費・設備費・維持費等を削減したことで、低価格でのサービス提供が可能となりました。厳選した設備とスタッフによるサポートやバックアップにより、会員の皆様には価格以上の価値を実感していただきたいと考えております。

 

④ 世界全店利用可能

 世界全店利用可能のコンセプトは、エニタイムフィットネスの強みを最も端的に示す特徴といえます。エニタイム専用のセキュリティーキーを持っていれば、日本に存在する1,194店舗(2025年3月31日時点)はもちろんのこと、世界中に存在する5,572店舗(2025年3月31日時点)のエニタイムフィットネスの店舗を追加料金なしで利用することが可能です。

 

(3)ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループやFC店のオーナー等、経営サイドから見た主な特徴

① 立地について

 エニタイムフィットネスの店舗は、出店可能な選択肢が豊富なことを特徴としております。マシンジム特化型であるため、店舗に必要な床面積は70坪~150坪程度と比較的小規模であり、かつ、日本の不動産事情に柔軟に対応し、オフィスビル、商業ビル、コンビニ上階等、さまざまな形態での出店が可能となっております。

 出店当初は東京・大阪エリアを中心に、近隣住民が日常的に利用出来るような駅から徒歩数分内の物件や、ビジネス街において、仕事帰りに気軽に立ち寄れるような立地を中心に出店しておりました。近年では、ターミナル駅、ビジネス街、繁華街及び商業ビル内への出店に加え、未出店エリアへの新規出店を中心に、郊外型ロードサイドのフリースタンディング形式(※)の出店も進めております。

(※) 店舗の建物が独立して建てられている出店形式

 

② ロイヤリティについて

 エニタイムフィットネスのフランチャイズシステムでは、FCがマスター・フランチャイジーであるファーストフィットネス(FastFitnessJapan)に支払う1店舗毎のロイヤリティが定額・固定であるため、会員数の増加に応じてFCの1店舗当たりの収益が比例的に増加する仕組みとなっております。

 

③ 事業運営について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、エニタイムフィットネスの直営店の出店とフランチャイズ方式による多店舗展開を行っております。

 エニタイムフィットネスの多店舗展開が可能となっている理由は、出店形式の選択肢が豊富なことに加え、FC店のオーナーの悩みを解決するためのいくつかの特徴を有していることが挙げられます。具体的には、マシンジムに特化していることにより、一般的な総合型フィットネスジムを設置・運営することに比べ初期投資や設備費、維持費を抑えることが可能となります。また、独自に開発したセキュリティシステムを導入して夜間の無人化営業を実現していること等により、比較的店舗スタッフを確保しやすい等、FC店のオーナーにとっても魅力的なビジネスモデルになっていると考えております。

 

④ サポート体制について

 多店舗展開の際には、エニタイムブランドの品質を維持することが重要となります。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)では、直営店とFC店が同水準の品質を維持出来るよう、FC店支援のため、エニタイムフィットネス運営に関するノウハウをマニュアル化し、物件選定から店舗オープンまで手厚いサポートを行い、オープン後のトレーニングプログラムも充実させております。また、ブランド理念の共有、知識やスキルの習得のための研修をミーティング形式又はオンライン形式で実施することにより、FC店へのバックアップを図っております。さらに、直営店がFC店にとっての模範となるよう、直営店においては、店舗巡回による業務指導の強化に加え、スキルアップ研修、WEBを利用した育成プログラムの導入等、研修サポート体制の見直しと強化を進めております。

 

(事業規模)

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)がサブ・フランチャイザーとして運営するFC店及び直営店のネットワークは、都心部に限らず、全国47全都道府県に広がり、2025年3月31日現在、合計1,194店舗(FC1,010店舗、直営184店舗)あります。地域別の内訳は、北海道地方15店舗、東北地方48店舗、関東地方586店舗、中部地方127店舗、関西地方216店舗、中国地方46店舗、四国地方15店舗、九州・沖縄地方141店舗となっております。

 

 

新規出店数

※1 店舗数

2020年3月期

直営店

42

※2  132

FC店

192

※2  604

小計

234

736

2021年3月期

直営店

20

※3  151

FC店

157

※3  756

小計

177

※3  907

2022年3月期

直営店

15

165

FC店

85

※4  837

小計

100

※4 1,002

2023年3月期

直営店

5

※5  171

FC店

67

※5  897

小計

72

※5 1,068

2024年3月期

直営店

6

※6  177

FC店

66

※6  957

小計

72

 1,134

2025年3月期

直営店

14

※7  184

FC店

57

※7 1,010

小計

71

1,194

※1 店舗数については各期末時点の店舗数です。

※2 FC店2店舗の直営店への承継を反映しております。

※3 FC店1店舗の直営店への承継及びFC店4店舗、直営店3店舗(内、1店舗は2021年3月31日退店のため、店舗数に含めております。)の退店を反映しております。

※4 FC店4店舗の退店を反映しております。

※5 FC店から直営店へ承継した1店舗及びFC店6店舗、直営店1店舗(内、1店舗は2023年3月31日退店のため、店舗数に含めております)の退店を反映しております。

※6 FC店から直営店に承継した3店舗を反映しております。

※7 直営店からFC店へ承継した4店舗及びFC店8店舗、直営店2店舗の退店を反映しております。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、「ヘルシアプレイスをすべての人々へ!」を企業理念としております。

 この企業理念は、エニタイムフィットネスの世界共通の理念であった「Get to a healthier place!」を日本語で表現したものですが、そこには、「ヘルシアプレイスを一人でも多くの方へ届けたい」という強い想いが込められております。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、エニタイムフィットネスが24時間年中無休・マシンジム特化型等の特徴的なフィットネスクラブを運営することで利用者の健康増進に寄与していることに深く共感し、日本でのエニタイムフィットネスのビジネスを開始しました。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、「ヘルシアプレイスをすべての人々へ!」を実現するために、ヘルシアプレイスを一人でも多くの方へ届けることを経営方針としております。

 

(2)経営環境、中期的な経営戦略及び対処すべき課題等

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、企業理念『ヘルシアプレイスをすべての人々へ!』を掲げ、ヘルシアプレイスを一人でも多くの方へ届ける使命のもと、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの存在意義として「フィットネス習慣を拡大させることで健康寿命を延ばし、豊かな社会を創る」パーパスを起点とし、これらの実現を通じて持続的な成長と中長期的な企業価値を向上させることを経営の基本方針としております。

 

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが属するフィットネス業界では、今後におきましても健康志向の高まりなどトレーニングの機会へのニーズは増加していくものと期待しております。特に、24時間マシン特化型のフィットネスジムは、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が運営するエニタイムフィットネスを含む「価値訴求型」と低価格帯を中心とした「価格訴求型」への店舗モデルに二極化が進んでいくことが見込まれております。

 当連結会計年度におきましては、中期経営計画(2024年3月期~2026年3月期)の初年度でありましたが、計画を上回り過去最高の売上高、営業利益を更新いたしました。

 このような経営環境の変化に対応するため、中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)を策定いたしました。本中期経営計画に掲げる基本方針、成長戦略のもと中核事業である国内エニタイムフィットネス事業のさらなる充実に加え、新たな成長戦略の開拓として海外のエニタイムフィットネス事業並びに新ブランド「the bar method」の運営を着実に遂行することで経営基盤の強化を図ることが、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの中期的な対処すべき課題と考えております。

 

中期経営計画(2025年3月期~2027年3月期)の概要は以下のとおりです。

≪基本方針≫

 中期経営計画期間3カ年(2025年3月期~2027年3月期)は、更なる成長のための地固めの期間と位置づけ、定性目標として『新たな成長ステージへの変革』に取り組み、中核事業の強みの最大化及び新たな成長領域への事業成長投資を積極的に行うことで、業容の拡大と収益力の増強を目指します。

 

≪基本戦略≫

① 国内エニタイムフィットネス事業の更なる規模拡大

安定的な新規出店

② エニタイムフィットネスの店舗・会員基盤を活かした国内事業の収益基盤拡充(新たな付加価値創出)

AFアプリの展開 ※AFアプリ・・・エニタイムフィットネスアプリ

EC/物販の育成・展開

③ 新たな成長領域の開拓及び収益基盤確立

海外事業の拡大

新ブランドの育成・展開

④ ESG経営の推進

ガバナンスの高度化

人的資本経営の実践

⑤ M&A、アライアンスの活用

M&Aの継続

自治体・法人等とのコラボ

 これらの基本方針、基本戦略に取り組みつつ、健全な財務基盤を活用した企業価値向上のための成長投資の推進と安定的な株主還元を継続して実施してまいります。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、日本のフィットネス参加率向上に貢献し、フィットネスが日常的でスタンダードなカルチャーとなるよう推進してまいります。加えて、エニタイムフィットネスがさらに社会に開かれたフィットネスクラブとなるため、社会的価値と経済的価値の創出及び持続可能な社会の実現と企業価値の向上に取り組んでまいります。

 

(3)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、継続的に事業を拡大していくために成長性と収益力を重視しており、FCから1店舗毎に所定の金額を店舗数に応じて得ているロイヤリティ収入と、直営店における会費収入という主に2つの大きな収益源を有していることから、成長性を示す指標として売上高対前年比を、収益力を示す指標として売上高営業利益率を重視しております。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅したものではありません。

 

1.経営上の重要な契約に関する事項

(1)マスター・フランチャイズ契約に係るリスクについて

ア.マスター・フランチャイズ契約について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は、Anytime Fitness Franchisor,LLCとマスター・フランチャイズ契約を締結し、エニタイムフィットネスの日本におけるマスター・フランチャイジーとして、フランチャイズシステム全体の運営と、連結子会社による直営店の運営を行っております。

 Anytime Fitness Franchisor,LLCとファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は、契約締結以降、長年にわたり良好な関係を維持しておりますが、当該「マスター・フランチャイズ契約」には、主に以下の条件が定められております。

① ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は15年を1期間としてマスター・フランチャイズ契約を無制限に更新する権利を有しているが、当該契約の当初の契約期間は2025年6月9日までとなっていること。

② 現時点で、開発計画において当該契約終了時までに要求される店舗運営件数は既に達成しているものの、各年次において達成すべき最低店舗運営件数が開発計画に定められていること。

③ 当該契約期間中、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)がエニタイムフィットネス以外のフィットネス関連事業、又はエニタイムフィットネスの会員等に対する物品販売又は役務提供を行うためには、Anytime Fitness Franchisor,LLCの事前の許諾を要すること。

④ ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)に対し、当該契約終了後2年間は一定範囲の競業避止義務が課される旨、及び契約終了後の秘密保持義務が課される旨が規定されていること。

⑤ Anytime Fitness Franchisor,LLCの単独の判断により、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)のエニタイムフィットネス事業に重大な影響を与えない範囲内で、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が「エニタイムフィットネス」の商標の使用を中止又は変更しなければならない可能性があること。

⑥ Anytime Fitness Franchisor,LLCは、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)の同意なく、マスター・フランチャイザーの権利を第三者に譲渡できること。

⑦ ③で定める取引上の制約が、裁判所の判断、適用法令等により無効等とされた場合において、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)がエニタイムフィットネス以外のフィットネス関連事業、又はエニタイムフィットネス会員等に対する物品販売又は役務提供を行う場合は、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が当該事業により得た収益の一定割合をAnytime Fitness Franchisor,LLCに支払う義務が発生すること。

⑧ 当該契約を遵守しない場合、重大な表明保証違反の場合又は支払不能となった場合等が契約解除事由であること。

 

イ.マスター・フランチャイズ契約に係るリスク

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は、Anytime Fitness Franchisor,LLCとは引き続き良好な関係を維持するよう努めており、現時点において、同社との契約の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、Anytime Fitness Franchisor,LLCの経営方針の変更、Anytime Fitness Franchisor,LLCとファーストフィットネス(FastFitnessJapan)との関係の悪化若しくはマスター・フランチャイズ契約の契約上の地位の譲渡を受けた第三者の経営方針変更や当該第三者との関係悪化等によって契約更新の合意が成立しなかった場合、又は上記に代表されるファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が果たすべき各種契約上の義務をファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が履行できずに契約が解除された場合は、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が競業避止義務に抵触しない新たな事業を行うことは可能なものの、契約終了後2年間の競業避止義務があることから、事業の継続が困難になる可能性があります。

 また、マスター・フランチャイズ契約に基づき、Anytime Fitness Franchisor,LLCの事前の許諾を得られない場合は③の条件により特定の事業を行えないことから、将来、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの事業戦略において制約を受ける可能性があります。

 加えて、Anytime Fitness Franchisor,LLCの経営方針に変更等があった場合、Anytime Fitness Franchisor,LLCからロイヤリティ等の引き上げや追加的なサービスの販売等の要請がありこれに応じざるを得なかった場合、又はAnytime Fitness Franchisor,LLCとファーストフィットネス(FastFitnessJapan)との関係が悪化した場合、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループにおいて営業戦略の見直しや商標の使用中止又は変更に伴う諸費用が増加する等により、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

2.事業に関する事項

(1)感染症等による影響について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループでは、「安全」「安心」「清潔」「快適」な店舗クオリティの維持・改善・向上に努めながら、店舗においては、様々な感染防止対策を行った上で、全店舗において、24時間営業(※)を継続しております。しかしながら、新型コロナウイルス等の感染症の再拡大により、各都道府県からの休業要請を受け店舗を臨時休業する場合や再度外出の自粛要請が出された場合など、感染症等の影響により、入会者が想定通り増加せず、休退会する会員が増加し、またそれによりフィットネスジム利用に係る需要がファーストフィットネス(FastFitnessJapan)の想定通り増加せず、FCオーナーの出店意欲への影響が生じ、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 (※) 改装、停電、検査等のための休業を除きます。

 

(2)新規出店に係るリスクについて

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、今後も様々な情報ルートを活用し出店候補地の情報を収集するとともに、集客予測に基づき投資採算性の検証を行いながら、積極的にフィットネスクラブ運営事業の開発を進めておりますが、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が出店を決定した後に、景気の変動があった場合、計画時の市場調査から環境に変化があった場合、FCオーナーの出店意欲が減退した場合、出店候補地が確保できない場合、出店に必要な人材が確保できない等の理由により出店計画数に満たない場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)競合の出店等に係るリスクについて

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが新規出店をする際には、商圏誘引人口、交通量、競合店調査、賃借条件等の立地調査を綿密に行った上で新規出店の意思決定をしております。また、消費者の行動様式の変化等に対応すべく、SNSを活用した広告宣伝等を行うとともに、店舗の混雑状況をホームページ等に記載する店舗を増やしていくことを検討しております。しかしながら、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの出店後に交通アクセスが変化した場合や、同業他社等から新規参入があった場合には、そこに新たな競合関係が生じ、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、24時間年中無休・マシンジム特化型という、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが運営するフィットネスクラブと同じ特徴を打ち出した低価格・低品質のフィットネスクラブが増加した場合、価格競争の激化や、低品質の同業他社の不祥事等による業界イメージの悪化等により、顧客流出やそれに対処するための様々なコストの増加等が、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 加えて、最近では、オンラインでフィットネスレッスン等のサービス提供を行う事業者の参入も増加しており、消費者の行動様式の変化等により、これらを含む他のサービス形態のフィットネスジムに顧客が流出した場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)FC店への店舗運営指導に係るリスクについて

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、直営店の運営に加え、FCが運営するFC店を含めたフランチャイズシステム全体の運営を行っております。

 FCは独立した経営主体であるため、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの指導に従ったサービスの提供が行われないことにより生じる潜在的なリスクや、個人情報保護法等の法令を遵守することを定めたサブ・フランチャイズ契約に違反することにより生じる潜在的なリスクを抱えております。

 FC店の運営に関しては、FCに対して店舗運営のために必要なサポートを提供するとともに、法令遵守のための指導並びにコンプライアンス研修を実施しており、直営店と同水準のサービスを提供し、法令遵守をはじめとするコンプライアンスを徹底するための体制を整えております。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループのこれらの取り組みにも関わらず、上記のような潜在的リスクが顕在化した場合には、エニタイムフィットネスのブランドの価値が棄損し、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)集客に苦戦した場合の労務費や賃借料等の固定費負担が大きいことに伴う収益悪化に係るリスクについて

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが新規出店をする際には、商圏誘引人口、交通量、競合店調査、賃借条件等の立地調査を綿密に行った上で集客予測を立て、所定の期間内に投資回収が出来ると判断した場合のみ新規出店の意思決定をしております。また、直営店のスタッフは基本的に店舗マネージャー以外をアルバイトスタッフのみで運営しており、労務費を変動費化するよう努めております。

 しかしながら、フィットネスクラブ運営における収益構造は労務費や賃借料等の固定費の負担が大きいため、新規出店の意思決定を行った後に競合環境の変化が生じ集客に苦戦する等、会員数が出店時の計画に達しない場合には、収益の確保や、初期投資の資金回収に時間がかかり、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)有利子負債への依存と金利変動の影響について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが直営店を新規に出店する際には、建物入居のための敷金及び保証金、店舗内装設備及び器具備品等のための資金を必要とします。ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、これらの資金に自己資金を充当するとともに、金融機関からの借入金も充当しているため、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの当連結会計年度末現在の借入金残高は、長期・短期を合計して3,239百万円となり、有利子負債依存度は14.9%となりました。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、公募増資による手取金を新規出店時の資金に充当し、有利子負債への依存度を低減させていく方針であり、また、複数の金融機関と良好な関係を維持するとともに、今後の金利動向を注視してまいります。

 しかしながら、近年の低金利の状態が続いている環境が急変し、今後、金利が上昇した場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)賃貸借による店舗展開について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、直営店の運営に当たり当連結会計年度末現在の土地建物賃貸借契約により賃貸人に差し入れている敷金及び保証金の残高が1,531百万円あります。ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループでは、賃貸借契約において、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが差し入れている敷金及び保証金を担保として提供することを禁じており、敷金及び保証金が回収不能となるリスクを減じております。しかしながら、賃貸人の財政状態が悪化し、返還不能になったときは、賃料及び解体費用との相殺ができない範囲において貸倒損失が発生し、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)固定資産の減損について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、固定資産の減損に係る会計基準を適用し、直営店については、各店舗を資産グループとしてグルーピングしております。ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、各店舗の運営状況及び収益状況については毎月確認し、店舗の会員数が当初の計画を著しく下回っているような場合には、会費の見直しや集客のための広告宣伝の媒体の変更等、会員数を増加させるための施策を実行しております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症再拡大や新店が黒字化するまでの期間が従来よりも長期化する傾向にあることや、近隣への競合店の出店による影響を受けること等により、店舗の収益及び評価額が著しく低下し、有形固定資産の減損処理が必要となった場合、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)情報システムセキュリティについて

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、会員情報を管理し、会費等の徴収を行うための会員・会員管理システムと海外のエニタイムフィットネス店舗も含む相互利用を可能とするための全世界共通の入館管理システムを直営店及びFC店全店で利用しております。社内の業務システムを含むこれら情報システムには、ウイルス感染やサイバー攻撃等によるシステム障害及び社外への情報漏洩等のリスクに対する対策を図り、また、FC店を含む店舗スタッフ等のシステム使用者に対する教育を行っております。しかしながら、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの想定を超えるサイバー攻撃や、システム使用者による不正行為等により、重要データの破壊、改ざん、流出、システム停止等を引き起こす可能性や、会員様が入館出来ない等の事象が発生する可能性があります。このような情報システムセキュリティの問題が発生した場合、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループのブランドイメージ及び社会的信用の低下により、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)単一事業であることのリスクについて

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、「フィットネスクラブ運営事業」の単一事業であるため、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)はエニタイムフィットネスのフランチャイズシステム全体の運営を行うとともに、子会社の株式会社AFJ Projectがサブ・フランチャイジーの1社として、エニタイムフィットネスの店舗を運営することで、FCからのロイヤリティ収入と直営店における会費収入という、主に2つの大きな収益源を有しております。また、収益源を多角化するための新しい事業領域の開拓を課題と認識し、新規事業について検討を進めておりますが、社会情勢の変化等により、フィットネス産業の成長が想定通り進まない場合、又は、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが事業環境の変化に適切に対応できない場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)個人情報の保護について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、フィットネスクラブ運営事業において、顧客の入会手続等によって個人情報を取得し、利用しております。ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループでは、個人情報の保護に関する法律を遵守し、必要な社内規程を定め、社員教育を徹底することで個人情報の取り扱いについて適正な管理に努めておりますが、万一、個人情報の漏洩や不正利用が発生した場合、損害賠償請求やブランドイメージの低下により、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)従業員による不適切な行為等について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループにおいて、過去に店舗従業員による不適切な行為が発生したことがありますが、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループでは問題を真摯に受けとめ、再発を防止するためのルールの策定や社員教育を徹底する等の対応策をとり、発生防止に努めております。しかしながら、こうしたファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの取り組みにもかかわらず、将来同様の事案が発生した場合又は過去に発生した事案や対応中の事案についての情報が拡散した場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループのブランドイメージ及び社会的信用の低下につながる可能性があります。

 また、昨今、パートタイム・アルバイト従業員が、勤務に関連する不適切な画像をインターネット等において公表するなど、不適切な行為をした結果、店舗の閉鎖・休業に至るなど、業務運営やブランドイメージ等に影響が及ぶ事例が出てきております。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループでは、インターネット・ソーシャルメディア等への不適切な書き込み等については、専門の会社に委託し、毎日確認しておりますが、そのような事象が発生したことにより情報が拡散した場合には、その内容の正確性にかかわらず、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループのブランドイメージ及び社会的信用が低下することにより、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)店舗内の事故について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが運営する店舗内は24時間録画されており、万が一のトラブル・事故等を知らせる通報が入った際には、いつでも警備員が駆け付けるセキュリティシステムを構築しております。

 しかしながら、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが運営する店舗内で事故が発生した場合、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は損害賠償請求を受ける可能性があります。ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)は店舗内で発生する事故に関し、損害賠償責任保険に加入しておりますが、損害賠償請求額が保険金額を超えた場合、当該超過額については、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)が負担する可能性があります。また、このような事故、訴訟により、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループのブランドイメージ及び社会的信用の低下により、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14)訴訟等について

 現時点において、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの事業に重要な影響を及ぼすおそれのある訴訟は提起されておりません。しかしながら、今後フィットネスクラブ運営に関し、訴訟その他の法的手続等の対象となる可能性があります。かかる法的手続等は多くの不確定要素により左右されるため、その結果を予測することができません。将来において訴訟等の法的手続等が、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

3.事業環境に関する事項について

(1)経済情勢について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループが事業展開しているフィットネス業界は、主として個人消費者を対象顧客としております。エニタイムフィットネスの会員様からは月次で会費を収受しており、日々の売上が発生する業界に比して会費収入は安定しておりますが、個人消費が低迷するような経済局面においては、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)気候変動並びに自然災害等の発生について

 気候変動により近年発生が増加傾向にある異常気象や自然災害は、中期的にも継続するとともに規模の拡大が見込まれます。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、フィットネスクラブ運営にあたり施設や器具を有しておりますが、大規模な震災や水害等の自然災害や火災等により施設や器具等が大規模に毀損し事業運営が困難になった場合、あるいはこれらの災害や感染症等の影響により予定通りに施設や器具を調達できずに新規出店が困難になった場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの気候関連に関わるリスク分析の詳細は、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (2)気候変動への取り組みとTCFD提言に基づく情報開示」に記載しております。

 

(3)法的規制について

 ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループは、これまで法的規制によって事業展開に制約を受けたことはなく、現時点において何らかの法的規制への抵触は認識しておらず、また、コンプライアンス体制も整備しております。しかしながら、今後新たな法的規制等の導入や既存の法的規制の改廃や解釈の変更等が生じた場合並びに重大な法令違反が起こった場合には、ファーストフィットネス(FastFitnessJapan)グループの業績や事業の存続に影響を及ぼす可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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