ダイイチ(7643)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3【事業の内容】ダイイチは、食料品主体のスーパーマーケット26店舗及び付帯業務を展開しております。主な付帯業務は、スーパーマーケットの店舗内のテナント及びショッピングセンター敷地内の一部の賃貸であります。 事業系統図は次の通りであります。 注1:株式会社BCJ-95及び株式会社ヨーク・ホールディングス、株式会社イトーヨーカ堂は、「その他の関係会社」です。詳細は、後記4 関係会社の状況 をご参照ください。
有価証券報告書(2025年9月決算)の情報です。
1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】ダイイチの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてダイイチが判断したものであります。(1)経営方針ダイイチは、「消費者の毎日の食生活を豊かにするためのお手伝いをする」という、スーパーマーケットの社会的役割の実現を経営の基本としております。「お客様の普段の食生活のお役に立つ」をキーワードに商品の品質・鮮度の向上、品揃えの強化、接客サービスの向上等を重点目標とし、お客様の暮らしに欠かすことのできない店作りを通じて、売上の拡大と利益の追求を図ってまいりました。今後におきましても、お客様をはじめ株主様等のステークホルダー(利害関係者)との良好な関係を維持するとともに、地域社会への更なる貢献に努めてまいります。 (2)経営戦略等ダイイチの経営戦略等は、下記の通りであります。① 成長戦略・出店戦略について成長戦略につきましては、ドミナント戦略を基本方針とし、帯広・旭川・札幌各地区の売上高シェアの向上を図るため、新規出店並びにスクラップ&ビルドを進めております。なお、新規出店に関しましては、第70期から第71期にかけて、帯広地区で1カ店、札幌地区で3カ店をオープンし、当面の経営目標でありました札幌地区200億円体制を実現することができました。今後は、新規出店が進んでいない旭川地区を優先して新規出店を検討してまいります。出店戦略としましては、店舗開発基準の確立による同業他社との競争力の確保、快適な買い物空間の提供による顧客満足の実現、ローコストオペレーションの実現による人時生産性の向上等を図るため、店舗の大型化・標準化を推進しております。② 商品戦略について商品につきましては、お客様の立場に立った商品作りと品揃えの徹底、コア商品の開発とベーシック商品の充実、プライベート商品を中心として戦略商品の導入を図っております。③ 人事戦略について人事戦略につきましては、人財の育成が企業成長の源泉と考えております。社外セミナーへの積極的な参加はもとより、社内勉強会の充実、専門講師による技術者指導等、教育投資の充実を図り、社員一人一人の能力開発の推進に努めております。(3)経営環境今後の国内経済の見通しにつきましては、雇用・所得環境の改善や各種政策効果により、緩やかな回復基調が続くと期待される一方で、米国の通商政策の影響による景気の下振れリスクや、物価上昇の継続による消費者マインドの低下、金融資本市場の変動等の影響等により、先行き不透明な状況が続くものと予想されます。スーパーマーケット業界におきましては、物価の高止まりにより、お客様の「節約志向」、「買い控え傾向」がより強まることが見込まれる中、企業間の競争が業種・業態を越えて更に激化することに加え、人件費や水道光熱費等の各種経費の更なる増加が見込まれる等、厳しい経営環境が今後も継続していくことが予想されています。(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題厳しい経営環境が続くと予想される中、ダイイチは、社是である「お客様の普段の食生活のお役に立つ」の精神に立ち返り、『普段の食生活を通じて、地域を笑顔に』を基本方針とする中期経営計画に基づき、最終年度である2026年9月期に関しては、①直近出店店舗の体質強化、②競合店対策・既存店活性化、商品力・商品化技術強化、③新規出店計画推進、④ガバナンス体制強化(人財確保・育成強化、ジェンダーレス推進、店舗収益性の改善、業務改善推進、災害対策強化)、⑤コンプライアンスの徹底、⑥食を通じた社会貢献推進、を重点項目とし、取り組んでまいります。また、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」として、株価純資産倍率(PBR)1倍以上を目途に、増配や株主優待の拡充などの総合的な株主還元の強化にも努めてまいります。なお、2026年9月期通期の業績予想につきましては、2025年9月期までにオープンした新店の本格稼働等により、売上高は615億円(前期比5.0%増)、営業利益は16億80百万円(前期比28.4%増)、経常利益16億30百万円(前期比26.6%増)、当期純利益は12億円(前期比22.5%増)の増収増益を見込んでおります。(5)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等ダイイチは、総資産経常利益率(ROA)の向上を経営の目標としております。当面の目標として10%超を掲げ、総資産回転率と経常利益率の改善に努めてまいりました。また、中期経営計画におけるKPIとして、売上高、当期純利益、来店客数などの経営指標を掲げているほか、「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」として、株価純資産倍率(PBR)を経営指標に、総合的な株主還元の強化にも努めております。
事業等のリスク
3【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。また、リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、発生の予見及び先行きを正確に見通すことが困難なため、記載しておりません。なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてダイイチが判断したものであります。 (1)競合等の影響についてダイイチは、帯広市を中心に10店舗、旭川市に7店舗、札幌市を中心に9店舗の合計26店舗の食料品の販売を中心としたスーパーマーケットを展開しております。道内スーパーマーケット業界は、既存競合先の低価格ビジネスモデルへの転換や新たな道外資本の道内進出等により、同業他社との競争が一層激化していることに加え、他業態の進出もあり、競合は激しさを増しております。ダイイチの営業基盤においても、他社の新規出店や業態転換が続いており、このような競合激化が、一時的に、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、競合店分析の徹底とダイイチの強みを活かした店舗競争力の一層の強化等により、当該リスクに対応しております。 (2)食品の安全性についてダイイチは、お客様に安全な食品を提供するため、基準書に基づいて衛生管理、鮮度管理等を行っておりますが、将来において食中毒の発生する可能性は否定できません。また、BSE問題、高病原性鳥インフルエンザの発生や残留農薬問題等、予期せぬ事態が発生した場合には、一時的にダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、食品の安全性に細心の注意を払うとともに、お客様に正確な情報を速やかに提供することで、当該リスクに対応しております。 (3)品質表示基準に関する法的規制についてダイイチは、「食品表示法」「景品表示法」等の順守に加え、管理責任者による自主点検を行い、適切な品質表示に努めておりますが、万一、販売する商品に問題が生じた場合には、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、食品表示・衛生管理担当者を設置し、定期的に食品表示調査を実施する等により、当該リスクに対応しております。 (4)災害等の発生による影響についてダイイチは、北海道内において店舗又は事務所、惣菜センター、配送センター等の施設を保有しており、これらの施設が、大規模自然災害や感染症、犯罪等の発生による被害を蒙る可能性があり、その被害の程度によっては、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、大規模災害対策マニュアル等を整備し、防災訓練の定期的実施や防災用品の備蓄等の対策を講じております。 (5)人財の確保についてダイイチにおいて更なる成長を実現するためには、優秀な人財の確保及び育成が重要な課題となります。ダイイチでは社員の配置転換、新卒及び中途採用の強化、パートタイマーの確保や外国人技能実習生の受け入れ等、人財の確保に注力しておりますが、今後、人財確保が予定通り進まない場合、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、新卒の通年採用の実施、中途採用とパートナー社員の採用強化、雇用環境の改善に努める等により、当該リスクに対応しております。 (6)出店に関する法的規制についてダイイチ店舗の新規出店及び既存店増床に際しては「大規模小売店舗立地法」の規制対象となっております。店舗面積1,000㎡を超える店舗の出店及び増床については、都道府県又は政令指定都市に届出が義務付けられております。届出後、交通安全対策、騒音対策、廃棄物処理等について、地元住民の意見を踏まえて審査が進められます。従って、審査の状況及び規制の変更等により計画通りの出店ができない場合には、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、正確な情報の収集と関係機関への詳細な説明等により、計画通りの出店に努めております。 (7)個人情報の保護について個人情報の保護については、個人情報に関する規程の整備や従業員教育により、その保護の徹底を図っておりますが、万一、個人情報が流出した場合には、社会的信用が低下し、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチでは、個人情報の適正な管理のために、社内規程に基づき、情報のセキュリティ対策等を行っております。 (8)減損会計の適用についてダイイチは、小売店舗を展開しておりますが、事業環境の変化等により各店舗の収益性が低下した場合、減損会計の適用に伴う損失が発生し、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチは、既存店の改装とスクラップ&ビルドの推進により減損損失が発生しないよう損益管理を徹底し、対策を講じております。 (9)重要なITシステムの停止等についてダイイチは、取引先への発注、お客様への販売、経理処理、雇用管理等の事業活動において、多数のITシステムを利用しております。ダイイチでは、ITシステムの安定稼働を妨げる様々な脅威から保護するため、ファイヤーウォールの設置、バックアップの実施、ウィルス対策、システム室への入退室管理等の技術的、物理的対策に加え、ITセキュリティ教育の実施等の人的対策にも取り組んでおります。しかしながら、近年のサイバー攻撃の高度化・巧妙化等、想定を超える事態により、重要なITシステムが停止又は誤作動する等、事業活動の一部又は全部の停止等を余儀なくされた場合には、ダイイチの業績に影響を及ぼす可能性があります。ダイイチは、サイバー攻撃の手口等の脅威に関する情報収集に努めながら、今後も対策の強化に努めてまいります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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