イメージ・マジック(7793)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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イメージ・マジック(7793)の株価チャート イメージ・マジック(7793)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 イメージ・マジックは、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します。」を経営理念として、システムを活用したモノづくりのDX会社として事業を展開しております。

 イメージ・マジックはインターネットを利用して行うアパレルや雑貨を主とした商品へのオンデマンドプリントサービス、及びオンデマンドプリントの仕組み(ソフトウエアやハードウエア)をアパレルメーカー、印刷会社などの事業者へ提供するソリューション(オンデマンドプリントソリューションズ、以下「ODPS」という。)サービスを行っております。これらの実現のために、小ロット受注に対応したソフトウエアと、システムで制御できるハードウエアの開発を進め、ワークフローのDX化を推進しております。

 なお、イメージ・マジックは「オンデマンドプリントソリューション事業」の単一セグメントであります。

 

1.オンデマンドプリントサービス

 オンデマンドプリントサービスは、顧客がインターネットサイトを通じて入稿したデータを、受注から短納期で印刷加工し納品するサービスです。チームのグッズや個人のギフト、法人のノベルティオーダーなど、オリジナル製品をプリント作成するニーズに加え、インターネットでグッズ販売のビジネスを始めるクリエイターなどのニーズや、無駄な在庫を作らず受注が入ってから生産し即出荷したいとするアパレルメーカーなどのニーズに対応しています。

 

 イメージ・マジックはオンデマンドプリントサービスを、自社販売とパートナー企業からの受注の2つのチャネルで推進しております。

① 自社販売(自社フラッグシップサイト「オリジナルプリント.jp」等の運営)

 「オリジナルプリント.jp」(https://originalprint.jp/)は、イメージ・マジックの自社サービスとして運営しております。Tシャツなどの衣料品やマグカップなどの雑貨を中心としたアイテムを仕入れ、エンドユーザーからの注文を直接受注し、印刷加工して納品しております。受注処理を自動化するために見積もりや納期計算の自動化と、リアルな仕上がりイメージを確認できるデザインシミュレーターを搭載し、約1,900種類のアイテムに対応できる国内最大級のサービスサイトです。

 

② パートナー企業からの受注

 パートナー企業から受注した製品に対し、プリント加工を行った上でパートナー企業に納品しております。また、パートナー企業のサイトを利用するユーザーからの発注は、パートナー企業からイメージ・マジックへ転送され、イメージ・マジックにてプリント加工を行った製品を直接ユーザーへ納品する形で、パートナー企業のバックヤードを支えております。ワークフローに人手を介することがないため、短納期とコストダウンを実現しています。

 

 自社販売、パートナー企業からの受注のいずれも、受注データからクラウド生産管理システムのサーバーにより印刷に必要なデータを自動生成し、イメージ・マジックの工場又はシステム連携されたイメージ・マジックのパートナー工場へ自動で生産指示が振り分けられ、受注から最短5分で梱包出荷処理まで進めることが可能です。

 イメージ・マジックの重要マーケットのアパレル業界では余剰生産、廃棄ロスを解決することが注力課題になっています。従来までの量産型では、結果的に供給過多となり、売れ残った衣料品は大量廃棄されております。イメージ・マジックのサービスを活用することで、完成在庫が極小化され、余剰生産、廃棄ロスがなくなります。イメージ・マジックのサービスは、無駄な在庫をなくしたい企業へのソリューションとして、アパレルメーカーや大手コンテンツホルダーなど様々な企業との連携が広がっております。

 

2.ソリューション(ODPS)

 ODPSは、イメージ・マジックのDX化のノウハウで改良を重ねた生産管理システムをクラウドサービスとして提供することを柱としております。また、イメージ・マジックがオンデマンドプリントサービスで培った生産・出荷プロセスにかかるハードウエア(プリンター、たたみ機、梱包出荷機等)の販売も行っております。

 ODPSを導入した顧客は、オンデマンドプリントの生産ラインを短期間で構築することができ、工数削減による効率的なオペレーションが可能となります。受注システムでは、デザインシミュレーター付クラウド型オンデマンドEC「maker town」を提供しており、ECサイトを立ち上げたいという需要に応えております。ソリューションにおいては、SaaS型のソフトウエア及びハードウエアの売上に加えて、システム開発受託及び保守による売上が計上されます。また、イメージ・マジックがソリューションベンダーとなり、ODPSの販売先を含めた協力ネットワークを構築することで、拡大するオンデマンドプリント需要を幅広く取り込み共創を実現しております。

 

 

[事業系統図]

 イメージ・マジックのオンデマンドプリントソリューション事業の事業系統図は、次のとおりであります。

 


有価証券報告書(2023年12月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 イメージ・マジックの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてイメージ・マジックが判断したものであります。

 

(1)経営方針

 イメージ・マジックは、「個性と創造性溢れる豊かな社会作りに貢献します。」を経営理念として、ITを利活用したモノづくりの会社として社会へ貢献してまいります。

 イメージ・マジックのビジョンは、次のとおりであります。

 

・お客様が簡単/便利にモノづくりができ、お手頃価格で欲しいタイミングでお手元に届くことを実現する

 

・工場のモノづくりのDX化をサポートし、オンデマンド生産市場拡大に貢献する

 

・オンデマンド生産できるアイテムを拡げ、世の中の無駄な在庫を減らして「つくる責任」を果たす

 

・世界中から最適なソリューションをマッシュアップし、信頼されるサービスをグローバルに提供していく

 

(2)経営戦略等

 イメージ・マジックは、オンデマンドプリントサービス市場拡大に貢献するための様々なサービス提供や省力化・自動化を支援するシステム開発を行っております。システム化が遅れているプリント業界において、システムを利活用したモノづくりの会社としてITを取り入れた事業を展開しております。イメージ・マジックが在庫リスクの少ない受注生産による販売を行うだけではなく、イメージ・マジックの取引先にも在庫を持たずに販売することが可能なプラットフォームを提供しております。このプラットフォームをアパレル・雑貨業界に広げ、売れ残って捨てられる無駄を削減し、在庫の最適化を実現することでSDGs No.12の「つくる責任つかう責任」に積極的に取り組み持続可能なサービスの提供を目指して、次の戦略を実施してまいります。

 

・イメージ・マジックの取り扱う商品カテゴリーとしては、国内最大規模のインクジェット加工能力を強みとしたアパレル・雑貨を中心に幅広く取り扱っております。今後も取扱い商品を拡充し、新しい市場ニーズの開拓を進めてまいります。

 

・ECサービスについては、リアル店舗を展開しOMO施策(注1)を進めてまいります。また、UI/UX(注2)の改善に積極投資し、顧客の利便性を重視したWebサイト上での注文及びデザイン環境を提供してまいります。

 

・新規分野としては、アパレルへのインクジェットプリントの生産優位性をより強固に維持しながら、IT活用が可能な隣接分野について、積極的にR&Dに取り組み、既存事業とのシナジー効果が見込まれる分野へ参入してまいります。

 

・生産ラインについては、受注から出荷までの全工程をIoT化し、生産効率の大幅な向上を図ります。職人でなくても高い生産性を実現できるようハードウエアを開発し、特別なスキルのない未経験者でも簡単に操作ができるように機械及びシステムを整備してまいります。

 

・生産連携としては、イメージ・マジックの開発した生産管理システムを他社協力工場とネットワーク化し、導入企業との加工の分散を実現し、業界のデファクトスタンダードシステムとすることで、大ロットでも短納期で生産出荷を可能とするOPN(On demand Print Network)を構築してまいります。

 

(注)1.OMOとは、Online Merges with Offlineの略称で、オンラインとオフラインの情報を融合して、より良い顧客体験を提供しようとするデジタルマーケティング施策であります。

2.UI/UXとは、User Interface/User Experienceの略称で、UIとはユーザーがパソコンやスマートフォン等のデバイスを通じてデザイン、フォントや外観など視覚に触れる情報のことであり、UXとはユーザーがUIを実装したサービスを通じて得られる体験を指します。

 

 これらの戦略を実行することで、プリントとITのシナジーによるオンデマンドプラットフォーマーとして成長するとともに、社会の課題解決に貢献し、中長期的には海外展開を実現し国際競争力のあるソリューションを提供してまいります。

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 イメージ・マジックは、持続的な成長と企業価値向上を図るため、売上高成長率と売上高経常利益率を重要な経営指標と位置づけ、各経営課題に取り組んでおります。イメージ・マジックの目指すオンデマンドプリントサービス市場拡大のためには、継続的な成長が必要であり、積極的な投資の資金源泉となる安定した利益の確保のため、当該経営指標を重視し、経営判断に利用しております。

 

(4)経営環境

 イメージ・マジックの属するアパレル・雑貨等を中心としたオンデマンドプリントサービス市場は、日本の各産業と比してもEC化が大幅に遅れており、BtoC-EC市場の伸びをベースとしながら、今後も市場の成長は加速するものと推察しております。また、新型コロナウィルス感染症の影響の収束後も、一度EC経由での手軽さやスピード、リアル店舗に比したコストパフォーマンスを体感した消費者は、従来のオフラインでの消費行動に戻る動きは少数に留まり、オンラインでの利便性の追求に向かうものと分析しております。

 イメージ・マジックの事業領域は、幅広く多岐に亘っており、競合他社に比してユニークな地位を確立しているものと考えております。主要なサービスである自社フラッグシップサイト「オリジナルプリント.jp」をはじめとするオンデマンドプリントサービスは、プリントとITをかけあわせてDX化を推進し、オリジナル製品を制作したいユーザーへ利便性を提供しております。また、イメージ・マジックは製造部門を有しつつも、社内エンジニアによる開発部門において様々なシステムを開発し、自社工場で運用するにとどまらず外部へも提供、さらにはハードウエアの販売にいたるまで、オンデマンドプリントにかかるソリューションとして提供しております。イメージ・マジックのポジションと比較して、印刷会社、システム開発会社、ハードウエアメーカーなどイメージ・マジックの事業領域のうち各分野での競合は存在するものの、総合的に事業運営する競合は存在しないものと認識しており、競争優位性の源泉となっていると考えております。顧客基盤については、一般消費者に限らず、アパレル大手企業から小規模印刷事業者まで幅広く構成されており、パートナー企業との連携により益々拡大していくものと見込んでおります。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

① 人材の育成と確保

 イメージ・マジックの持続的な成長のためには、人材の育成と確保が重要な課題と考えております。また、イメージ・マジックはシステム開発による効率化を強みとした企業でありますが、優秀なシステムエンジニアの確保はIT人材の不足する労働市場において特に難易度を増しております。また、ソリューションサービスの推進のため、機械エンジニアの獲得も重要な課題と認識しております。今後とも積極的な採用活動を行うとともに、体系的な研修制度の導入や、公正な人事評価制度などを整備し、人材の育成や定着に努めてまいります。

 

② イメージ・マジックサービスの認知度の向上

 イメージ・マジックが事業を展開するオンデマンドプリントサービスは、認知度がまだ低く、認知していても自分でデザインし購入するのが難しい、不安である等の理由により購入に踏み切れない顧客が多く存在すると認識しております。以前より、インターネットを活用したマーケティング活動、大手企業との提携等により認知度向上に向けた取り組みを行ってまいりましたが、今後、これらの活動をより一層強化してまいります。

 

③ 情報セキュリティとシステムの安定性の強化

 イメージ・マジックは、インターネットを介してサービス提供を行っているため、情報セキュリティ対策はイメージ・マジックの重要な課題と認識しております。システムの安定性確保に継続的に取り組むほか、個人情報保護対策としてプライバシーマークの運用定着活動等も活用し、情報セキュリティを確保する仕組み作りや教育を引き続き強化してまいります。

 

④ 加工・印刷の徹底した自動化及び半自動化

 イメージ・マジックでは、IT技術により加工・印刷の作業を効率化し、原価の低減に努めてまいりましたが、世界中で自動化や省力化の勢いは加速しており、産業ロボット技術を持つ企業などとの連携やハードウエアメーカーと連携をとり、自動化や半自動化を更に進めてまいります。

 

⑤ プラットフォームサイトのユーザビリティ強化

 イメージ・マジックは「オリジナルプリント.jp」(https://originalprint.jp/)を主として、インターネットを介して注文を受け付けております。Web上でのデザインの作成のしやすさも同サイトの特長の1つになります。今後も継続的にサイトの機能向上を行ってまいります。

 

⑥ コーポレート・ガバナンスの強化

 イメージ・マジックは、継続的な企業価値向上を具現化していくためには、コーポレート・ガバナンスの更なる強化が重要であると認識しております。経営の効率性、健全性を確保すべく、業務執行機能と、業務執行に対する監督機能を明確化し、経営における透明性を高めるため内部統制システムの整備によりその強化を図ってまいります。

 

⑦ 内部管理体制の強化

 イメージ・マジックは、今後も事業拡大を見込んでおり、内部管理体制の強化が不可欠であると認識しております。また、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実を実現していくためにも、財務、経理、人事、総務等の管理部門のそれぞれの分野での人材の確保及び育成に努めてまいります。

 

⑧ 財務レバレッジの最適化

 イメージ・マジックは、財務基盤の安定性を維持しながら事業拡大の投資資金を確保し、財務体質の強化に取り組んでおります。今後も継続的な設備投資を要するため、新たな投資を実行できるよう内部留保の確保と株主還元の適切なバランスを検討し、財務レバレッジの最適化に努めてまいります。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 イメージ・マジックの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあります。

 また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。

 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在においてイメージ・マジックが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。

 

(1)イメージ・マジックのリスクマネジメント体制

 イメージ・マジックは、リスクの発生防止及び適切な対応による損失の最小化を図るため、組織的・計画的に取り組むことを目的として、代表取締役社長を委員長とし、取締役を中心に構成するリスクマネジメント委員会を設置しております。

 

(2)イメージ・マジックのリスクマネジメント体制の運用状況

 リスクマネジメント委員会は、四半期に1回定例開催するほか、必要に応じて臨時開催し、リスクの調査、網羅的な認識及び重要度の分析、各種リスクへの対応策の検討及び決定、対策の実施状況の監督及び再発防止策の検討等を行っております。

 

(3)事業等のリスク

① オンデマンドプリントサービス市場について

 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ② イメージ・マジックサービスの認知度の向上」で記載しましたとおり、イメージ・マジック事業の認知度の向上が課題と認識しております。オンデマンドプリントサービスはBtoC-EC市場に属しますが、今後、イメージ・マジック、イメージ・マジックの提携企業及び競合企業によるマーケティング活動等により、BtoC-EC市場の伸び率を上回るペースでオンデマンドプリントサービス市場は拡大するものと予想しています。しかしながら、上記の予測どおりに同市場が拡大しなかった場合には、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:小)

 

② 競合他社の動向について

 現在、国内にはオンデマンドプリントサービスの事業者が複数あり、競合企業とは、一定の競争環境にさらされております。イメージ・マジックはITを活用し、競合企業との差別化を図っております。今後もサービス機能の向上、加工・印刷の効率化を進めていくとともに、積極的なマーケティング活動を行ってまいりますが、他に優れた競合企業が現れた場合等には、価格競争や販売数量の減少等によりイメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:高 / 影響度:小)

 

③ 新規事業について

 イメージ・マジックは、イメージ・マジックの様々なノウハウを生かして新規事業に積極的に取り組んでいく考えであります。これにより設備投資、システム投資、人材採用等の支出が発生し、一時的に利益が減少する可能性があります。また、当初の想定どおりに収益の獲得ができなかった場合は、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:高 / 影響度:小)

 

④ 特定取引先への依存について

 イメージ・マジックは、GMOペパボ株式会社の運営するEコマースサイト「SUZURI」で販売された商品に関する製造を受託しており、2023年12月期における同社に対する売上は、売上高全体の15.5%となっております。同社は、イメージ・マジックの株主でもあり、良好な関係を構築しておりますが、同サイトでの販売の伸び率の減退や、販売減が生じた場合、同社の方針の変更により、他社への委託を増加させた場合は、イメージ・マジックの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 イメージ・マジックでは、同社以外の提携先の開拓、「オリジナルプリント.jp」等の自社販売サイトの強化に加え、ハードウエア販売、システム開発受託等の新規事業の推進を行い、同社への依存度を下げる取り組みを行っております。

 また、仕入れについては、2023年12月期におけるイメージ・マジックの仕入れのうち、31.8%をキャブ株式会社が占めております。同社から主にTシャツ等の衣類を仕入れております。これは同社の安定した品質及び納期の遵守等の理由により、結果的に同社への依存度が高まったものであります。同社は、イメージ・マジックの株主でもあり、緊密な情報共有関係で今後も安定的な取引が継続できるものと考えておりますが、たとえ同社との取引が何らかの事情で継続できなくなったとしても、他社の製品で代替は可能であります。さらに、イメージ・マジックは取扱い商材の多様化を進めており、調達先を分散させることで特定仕入先への依存のリスクを低減してまいります。

 しかしながら、同社との取引が何らかの事情により継続できなくなった場合、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:中)

 

⑤ 材料価格の変動について

 イメージ・マジックは、Tシャツ、マグカップ等の材料を仕入れて、それに加工・印刷を行い、販売するビジネスを展開しております。常に価格及び品質面で優れた仕入先を探しておりますが、これらの材料やインク等の印刷資材の仕入価格が上昇し、イメージ・マジックの販売価格に転嫁できなかった場合には、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:中 / 影響度:小)

 

⑥ 配送コストの変動について

 イメージ・マジックでは、一定の注文代金を超えた場合を除き、原則として配送料を商品代金とは別に顧客に請求しておりますが、今後配送コストが上昇した場合、顧客の購買意欲の減退につながる場合や、配送コストの上昇分を顧客に転嫁できない場合には、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:中 / 影響度:小)

 

⑦ 外注委託について

 イメージ・マジックの事業は、短納期出荷の受注生産を行っているため、注文が集中した場合等、外注先に加工・印刷を委託しております。イメージ・マジックは、品質や信用力等を総合的に検討し、外注委託先を選定することとしておりますが、イメージ・マジックの要求水準を満たす外注委託先が確保できない場合や、外注委託先が品質トラブルや納期遅延を起こした場合には、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:小)

 

⑧ 法的規制について

 イメージ・マジックが事業運営を行う上で、特定商取引法、景品表示法、製造物責任法、個人情報保護法等、様々な法的規制等を受けており、法令遵守を徹底しておりますが、今後その規制が強化されることも考えられます。その場合、事業活動に対する制約の拡大、規制の変化に対応するための負荷やコストの増加も予想され、イメージ・マジックの事業活動及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:小)

 

⑨ システムトラブルについて

 イメージ・マジックの事業は、通信ネットワークやコンピュータシステムに依存しております。安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化やセキュリティ対策を行っております。しかしながら、自然災害や事故等により通信ネットワークが切断された場合や、イメージ・マジックサービスサイトの何らかの理由によるシステムトラブル、不正アクセス等が発生した場合には、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:中)

 

⑩ 自然災害による人的・物的・経済的被害について

 イメージ・マジックでは、BCP対策として罹災に備えるため、被害の軽減策、イメージ・マジック工場立地の分散、提携先工場ネットワークの構築、仕入先の多様化等による供給体制の維持継続策を講じております。

 しかしながら、地震、台風等の自然災害が発生した場合、工場の設備や従業員等が多大な被害を受け、生産拠点の一部又は全部の操業が中断し、生産及び出荷が遅延する可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:小)

 

⑪ 情報セキュリティ及び個人情報保護について

 イメージ・マジックは、情報セキュリティ及び個人情報保護を事業運営上の重要事項と捉え、プライバシーマークの認証を取得し、自社内の機密情報及び個人情報を厳格に管理しておりますが、万一何らかの理由でこのような情報が流出した場合、イメージ・マジックの信用が失墜し、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:中)

 

⑫ 知的財産権の侵害について

 イメージ・マジックは、顧客により入稿されたデザインを加工・印刷する事業を行っております。顧客に対しては、著作権、商標権等の第三者の知的財産権を侵害しないようサービスサイト上で注意喚起するほか、利用規約により、知的財産権を侵害したデザインの入稿を禁止しております。また、入稿されたデザインを社内基準に従って審査を行っております。しかしながら、イメージ・マジックの認識していない知的財産権の侵害があった場合には、信用失墜や損害賠償請求等が発生し、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:中 / 影響度:小)

 

⑬ 訴訟について

 イメージ・マジックでは当事業年度末現在において、訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、イメージ・マジックの事業活動に関連して、納品物やサービスの品質等の不備、製造物責任、労務問題等に関し、損害賠償請求等の訴訟を提起される可能性があり、その動向によってはイメージ・マジックの財政状態や経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:中)

 

⑭ 人材の育成と確保について

 イメージ・マジックは、今後の事業拡大にあたっては、優秀な人材の確保、育成を最優先課題として取り組んでおります。しかしながら、こうした人材の確保や育成が順調に進まない場合又は人材の多数が流出した場合は、イメージ・マジックの財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:中 / 影響度:小)

 

⑮ 特定人物への依存について

 イメージ・マジックの代表取締役社長である山川誠は、イメージ・マジックの創業者であり、設立以来、最高経営責任者として経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。

 イメージ・マジックでは、同氏に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により同氏がイメージ・マジックの業務を継続することが困難となった場合、イメージ・マジックの事業活動及び経営成績に重要な影響を及ぼす可能性があります。(顕在化可能性:低 / 影響度:中)

 

⑯ 資金使途について

 2022年3月の株式上場時における公募増資による資金調達の使途については、主に印刷機械等の購入、システム開発投資、事業拡大に伴う人材採用費、知名度向上のための広告宣伝費等に充当する予定であります。しかしながら、イメージ・マジックが属する業界の急激な変化により、現時点における資金使途計画以外の使途へ充当する可能性があります。また、当初の計画どおりに資金を使用した場合でも、想定した投資効果をあげられない可能性もあります。(顕在化可能性:低 / 影響度:中)

 

⑰ 配当政策について

 イメージ・マジックは、株主への利益還元を経営上の重要な課題として認識しており、事業展開の状況、業績や財政状態等を勘案した上で、株主に対して安定的かつ継続的な利益還元を実施していく方針です。

 現時点では成長過程にあると認識しており、内部留保の充実を図り、更なる事業拡大のための設備投資や人材の採用に充当していくことが株主に対する最大の利益還元につながると考え、設立以来配当は実施しておらず、今後においても当面の間は内部留保の充実を図る方針であります。

 将来的には、財政状態及び経営成績を勘案しながら配当を実施していく方針ではありますが、現時点において配当の実施時期等については未定であります。(顕在化可能性:低 / 影響度:小)

 

⑱ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

 イメージ・マジックは、イメージ・マジック取締役及び従業員に対するインセンティブを目的とし、新株予約権を付与しております。これらの新株予約権が権利行使された場合には、既存の株主が保有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、当事業年度末現在における新株予約権による潜在株式数は283,062株であり、発行済株式総数2,313,671株の12.2%に相当しております。(顕在化可能性:高 / 影響度:小)

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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