KYORITSU(7795)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3 【事業の内容】KYORITSUグループは、KYORITSU及び連結子会社13社、非連結子会社2社から構成されており、情報デジタル事業、プリントメディア事業、環境事業及びBPO事業の4つの事業を行っております。各報告セグメントに属する主要な製品・サービス又は事業内容は、次のとおりであります。なお、KYORITSUは、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 報告セグメント主要な製品・サービス又は事業内容主要な関係会社情報デジタル事業DMサービス電子書籍事業総合広告代理業映像制作WEB広告WEBマーケティング共立印刷㈱、㈱暁NEXT、㈱西川印刷、㈱バッハベルク、㈱東京アド、㈱M&C、その他2社プリントメディア事業カタログ、チラシ、パンフレットなど商業印刷書籍、雑誌など出版印刷共立印刷㈱、㈱暁印刷、㈱西川印刷、その他2社(うち1社非連結)環境事業生分解性プラスチック製造事業プラスチック類再生事業RPF燃料製造事業一般・産業廃棄物処理事業㈱今野、㈱山陰クリエート、㈲丸正北海総業、㈱インターメディア・コミュニケーションズ、その他1社(非連結)BPO事業ロジスティック事業商業流通事業共立印刷㈱、㈱暁印刷 なお、事業の系統図は次のとおりであります。
有価証券報告書(2026年3月決算)の情報です。
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、KYORITSUグループが判断したものであります。(1) 経営方針KYORITSUグループは、お客様やお取引先様、また全てのステータスの方と共に立つという創業理念を忘れることなく、ホールディングス体制のもと多様な従業員とともに利益追求のみならず、企業責任として感謝の心を忘れずに社会貢献に努めてまいります。 (2) 経営戦略経済情勢や市場環境が今までにないスピード感で変化していくなか、KYORITSUグループは2022年10月にホールディングス体制を採用し、従来の印刷・製本事業だけでなく、データを活用したマーケティングや幅広い販促ソリューションの展開、そして環境事業などへ事業領域を拡大することで企業を末永く発展させるために、多種多様な人材の登用やポートフォリオ経営を進めております。具体的には毎月のグループ経営会議を中心に、事業毎に戦略と実行、改善を繰り返すことで、各事業会社で取り組むべき事項を明確化し、進捗具合を共有・協力してグループシナジーを最大限に発揮することに努め、筋肉質で発展性のある企業を目指しております。 (3) 目標とする経営指標 KYORITSUは、売上高500億円以上、売上高営業利益率4.0%以上、自己資本比率40%以上、配当性向30%以上を中長期的な収益力目標としています。厳しい市場環境に屈することなく、サービスの改善を積み重ね、事業領域の拡大に努めることで企業価値を高めてまいります。持続的な成長を図りながら、将来を見据えた機動的な投資と株主還元を図り、データに基づく合理的な製造基盤により効率性と収益性を確保してまいります。 (4) 経営環境当連結会計年度における我が国経済は、雇用や所得の環境改善が見られるなか、インバウンド消費などもあり緩やかな回復基調で推移している一方、中東情勢の緊迫化により原油関連の枯渇・価格上昇に伴い更なる物価高が見込まれるなど、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。このような状況下にあってKYORITSUグループは、主力であるプリントメディア事業において印刷市場全体の縮小傾向が続くなか、品質管理や設備の改善に努めることで顧客満足の徹底に努めつつ、内製化を加速させることで利益率向上に取り組んでおります。また成長事業と位置付けている情報デジタル事業におきましては、関連するグループ各社の特性を活かした販促ソリューションの融合に取り組くむことで得意先への提案力強化に努めると共に、技術力や生産性の発展に取り組んでおります。環境事業におきましては、生分解性プラスチックの製造販売やマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルなど様々な環境商材の生産に取り組みながら、引き続きM&Aによるリサイクルネットワークの構築に努めております。BPO事業につきましては、多種多様な商材をタイムリーに提供できる体制を整え、得意先の利便性を強化するためにシステム化や倉庫環境の改善に取り組み、多様な小売店や施設との取引強化に努めております。今後も引き続き、グループ全体のシナジー効果を高めつつ設備投資やM&Aにより事業拡大に努めてまいります。 (5) 事業上及び財務上の対処すべき課題の内容、その対処方針KYORITSUグループは、企業として継続的な社会貢献を果たすべく、持続的な利益追求と健全な財務管理を不可欠な要素と捉え、主に下記の課題に注力いたします。 ① 品質保証と労働環境への取り組み品質保証はKYORITSUグループの原点であり、品質と生産性向上によりお客様の信頼を得ることで、収益向上にも努めております。これは製造業のみに関わらず、各事業においても共通した認識として取り組んでおり、製造時および完成品の厳格な確認や日々の設備メンテナンスの徹底に加え、適切な設備投資、AX化の推進や啓蒙活動を通じて、高品質な製品の提供に注力し、ハード・ソフトの両面から、安定した高水準のモノづくりを継続できる製造体制の確立に努めております。 また、労働環境については、温暖化や労働市場が変化するなか、安全安心な職場環境を整えるために時代に合った仕組みづくりと設備投資を行ってまいります。 ② 事業の発展に向けた取り組みKYORITSUグループは、経済情勢や市場環境が今までにないスピード感で変化していくなか、2022年10月にホールディングス体制を採用し、従来の印刷・製本事業だけでなく、データを活用したマーケティングや幅広い販促ソリューションの提案、そして環境事業などへ事業領域を拡大することで企業の永続的な発展を目指しています。 また、多種多様な人材の登用やポートフォリオ経営を進め、グループ全体で事業シナジーを高めてまいります。 ③ 財務の健全化に向けた取り組みKYORITSUグループは、製造業としての設備投資や事業領域拡大に向けたM&A投資のための安定的な資金確保を目指し、各事業会社における適切な利益追求を徹底しております。また、金利や為替の変動リスクへ備えるために自己資本比率を向上させるとともに、余剰資金を成長分野へ投資するなど、健全な財務体質の管理に取り組んでおります。 ④ 環境への取り組みKYORITSUグループは、環境事業の発展に向け、マテリアルリサイクルやサーマルリサイクルなどの事業の取り組みを強化するとともに、製造時における電気、ガス、廃棄物などの環境負荷低減に努め、省エネルギー・低CO2の次世代に繋がる製造体制を目指しています。そのため、デジタル化による生産性の向上や設備の省エネルギー化、リデュース・リユース・リサイクルの3Rの取り組み、全社的な省エネルギー活動を継続しています。 また、自然に還る生分解性プラスチックの製造といった技術研究にも取り組んでおります。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。KYORITSUグループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、KYORITSUの有価証券に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在においてKYORITSUグループが判断したものであります。 (1) 売上高の減少が業績に与える影響について情報デジタル事業、プリントメディア事業、BPO事業、環境事業は装置産業であるため、KYORITSUグループの有形固定資産残高は2025年3月末168億6千7百万円(総資産比39.9%)、2026年3月末166億2千3百万円(総資産比40.5%)と総資産に占める構成比が高くなっております。このため、売上高の急激な減少により操業度が低下した場合には、労務費、減価償却費及びリース料等の固定費負担が増大するなどKYORITSUグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 価格競争についてKYORITSUグループのプリントメディア事業については、印刷会社間の価格競争及び顧客からの価格引き下げ要求等により、なだらかな受注価格の低下が続いております。KYORITSUグループは、コスト削減や設備投資による生産性向上等により利益の確保に努め、価格低下に対応していく方針ですが、さらなる価格競争の激化により受注価格が低下した場合には、KYORITSUグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 有利子負債依存についてKYORITSUグループの2025年3月末の有利子負債残高は、137億7千5百万円となり、連結総資産に対する有利子負債依存度が32.6%であり、2026年3月末の有利子負債残高は、133億4千9百万円となり、連結総資産に対する有利子負債依存度が32.5%となりました。KYORITSUグループは、お客様のニーズに速やかに対応するため積極的かつ慎重に設備投資を行ってまいり、その投資資金は借入金等で賄われました。今後もKYORITSUグループの財務体質の改善に努めてまいりますが、売上高の急激な減少により、操業度の低下から返済資金が減少し、計画どおりの返済ができない場合には、KYORITSUグループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、金利につきましては、現時点で借入金の大半は固定金利での調達となっておりますが、運転資金等の一部を変動金利で調達している資金については金利の変動の影響を受けます。今後の金利の変動により、調達コストが想定以上に上昇した場合には、KYORITSUグループの業績等に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクを踏まえ、KYORITSUグループでは金利環境に関する情報収集に努め、安定した経営成績の実現を図ることで、中長期的・安定的な資金調達を実施しております。 (4) 特定の取引先への依存度が高いことについてKYORITSUグループは、「顧客第一主義」をモットーに、スピード・品質・コスト面での提案を行いながらお客様と共に成長してまいりました。株式会社MonotaRO、株式会社ケーズホールディングス、株式会社ベルーナ他上位5社の売上高合計の連結売上高に対する割合は25.1%であります。これらの得意先の経営成績や取引方針によってはKYORITSUグループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5) 情報システムとセキュリティについてKYORITSUグループの情報デジタル事業、プリントメディア事業及びBPO事業はデジタル化の進展等により情報システムの重要性が高まっております。こうした中、KYORITSUではセキュリティの充実及び守秘義務の徹底を図っております。また、本社、工場につきましては専任の警備員や監視カメラによりセキュリティを管理しておりますが、万一、KYORITSUグループ社員や業務委託会社等が受け取った情報を漏洩もしくは誤用等した場合には、企業としての信頼や得意先を失うなどKYORITSUグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、個人情報保護に関しては、2008年4月30日にプライバシーマーク認証、2013年2月8日にISO27001認証を取得し、個人情報保護に関する諸規程の整備、従業員に対する教育及び監査により個人情報を適正かつ安全に管理するための取組みを行っておりますが、万一、KYORITSUグループ社員や業務委託会社等が受け取った情報を漏洩もしくは誤用等した場合には、企業としての信頼や得意先を失うこと、また損害賠償責任等の発生によりKYORITSUグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 災害についてKYORITSUグループの生産拠点は埼玉県本庄市及びその隣接する地域に集中しているため、同地域での大規模な地震の発生等により生産活動が停止した場合には、KYORITSUグループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミックや大規模な自然災害等の異常事態がKYORITSUの想定を超える規模で発生し、事業運営が困難になった場合、KYORITSUグループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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