サンリオ(8136)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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サンリオ(8136)の株価チャート サンリオ(8136)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

サンリオグループ(サンリオ及びサンリオの関係会社)は、株式会社サンリオ(サンリオ)及び子会社21社により構成されており、主にキャラクターの使用許諾業務、ギフト商品の企画・販売、テーマパーク事業等を営んでおります。キャラクターの使用許諾業務の主な内容は、商品化権の許諾・管理です。ギフト商品の企画・販売の主な内容は、ギフト商品、グリーティングカード及び出版物の企画・販売や、ビデオソフトの製作・販売です。テーマパーク事業の主な内容は、テーマパークの運営、ミュージカル等の企画・公演です。その他事業の主な内容は、ロボットの販売・賃貸、自動車等の賃貸、損害保険代理業務等です。

事業内容及びサンリオと関係会社の当該事業に係る位置づけ並びにセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、次の区分は、セグメント情報の区分と同一であります。

 

報告セグメント区分

主要な会社

主な事業

日本

サンリオ

ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理

㈱サンリオエンターテイメント※

テーマパークの運営

㈱ココロ※

ロボットの販売・賃貸

㈱サンリオエンタープライズ※※、

㈱サンリオ音楽出版社※※

損害保険代理業務等

欧州

Sanrio GmbH※、

Sanrio Global Ltd.※、

Mister Men Ltd.※、

THOIP※

ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理

Sanrio UK Finance Ltd.※

資金貸付

北米

Sanrio,Inc.※

ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理

南米

Sanrio Do Brasil Comercio

e Representacoes Ltda.※、

Sanrio Chile SpA. ※

ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理

アジア

三麗鴎股イ分有限公司※、

Sanrio(Hong Kong)Co., Ltd.※、

Sanrio Korea Co., Ltd.※、

Sanrio Wave Hong Kong Co., Ltd.※、

三麗鴎(上海)国際貿易有限公司※、

Sanrio Global Asia Ltd.※、

SANRIO SOUTHEAST ASIA PTE. LTD.※、

三麗鴎遠東(深圳)貿易有限公司※※

ギフト商品の企画・販売、商品化権の許諾・管理

 

(注)※連結子会社  ※※非連結子会社

 


有価証券報告書(-0001年11月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、サンリオグループが判断したものであります。

 

(1)サンリオの経営の基本方針

    サンリオはホームページにおいて、企業理念を下記のとおり公表しております。

 


 


 

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

① 業績ボラティリティ(変動幅)の抑制

 サンリオグループはこれまで、『ハローキティ』をはじめとしたキャラクターをブランドとして育て、他社にライセンスし、また、ギフト商品の企画・製造・販売を行うことで利益を獲得し事業を拡大してまいりました。その主たる事業はライセンスビジネスであり、『ハローキティ』を中心とするものでした。また、2014年3月期に当時の過去最高の営業最高益を達成した後、2015年3月期から2021年3月期まで7期連続で営業減益となるなど、過去の歴史において業績のアップダウンを繰り返してきました。しかしながら、2022年3月期以降は複数キャラクター展開が奏功し、キャラクターポートフォリオ(売上総利益ベース)に占める『ハローキティ』の比率は2014年3月期の75%から2024年3月期には30%まで低下し、営業利益も過去最高を更新いたしました。エンターテイメント事業は一般的に業績変動が大きいですが、キャラクターポートフォリオの多様化等、今後も業績のボラティリティを抑え、安定化させることが経営課題であると認識しております。

 

② マーケティング・営業戦略の見直し

 サンリオグループのIPが外的要因に依拠したブームに左右されることから脱却するためには、ブランディングを変えることが重要と認識しております。海外を中心にEvergreen(認知や好意度が常に新鮮で維持されること)なIP化を実現するため様々な施策を実施してまいります。具体的には大型周年イベントなどの「グローバルコンテンツへの投資」や、動画配信チャンネルとの取り組みとして「グローバルプラットフォーマーとの連携」、グローバルのキャラクター横断マーケティングなどの「グローバル規模でのブランディング監修の強化」、海外各地域のニーズを起点とした「現地デザイン/現地クリエイティブの強化」を中心とする施策を実行してまいります。

 

③ グローバル成長基盤の構築

 サンリオグループが海外展開を強化するためには、グローバル視点でのマネジメント体制の構築、経営資本を適切にアロケートできる財務戦略及びグループガバナンスの確立が不可欠と考えております。具体的にはグローバル戦略室を新設し、グループガバナンスの強化を図り、そして、新たに立ち上げた投資委員会を通じて投資基準を設計し、投資プロセスの整備を行ってまいります。加えて、人的基盤の構築として、「グローバル人材」「クリエイティブ人材」といった人材への投資もしっかりと行ってまいります。

 

④ IPポートフォリオ拡充とマネタイズ多層化

 IPの提供価値の幅を拡げていく取り組みに関しては、これまでの「グッズ中心」から、推し活等の付加価値提供、映像・ゲーム接点でのストーリー型IPの確立、教育・リアル体験等を通じたIP体験の創出といったグッズに依拠しない価値提供へと拡げていくことを考えております。

 また、マーケット/ターゲットの幅を拡げていく取り組みに関しては、サンリオキャラクターのマルチIP展開の他、UGX※を活用した創作支援・二次創作関連事業の創出、マーケット起点の新規IP創造、キッズ・男児などの空白セグメントの開拓を進めてまいります。

 

※UGX: User Generated xの略称:User Generated Content,User Generated intellectual propertyなどの総称

 

⑤ ダイバーシティ・マネジメントの活用

 サンリオグループは130の国と地域にキャラクタービジネスを展開しており、今後もさらに地域を拡げていこうと考えております。また、キャラクタービジネスはお子様からお年寄りまで年齢に関係なくマーケットが拡がっており、ダイバーシティの考えに根差した商品開発と企業との密接な協業が必須となると考えております。一方で、地域・文化・思想で分断された戦略ではグローバルな人材の確保、商品の流れ、流行への迅速な対応が困難となります。そこで、グローバルに一体化した情報管理システムとダイバーシティ・マネジメントによるグループ経営の確立が必須と認識しております。

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてサンリオグループが判断したものであります。

 

(1)市場リスク

サンリオグループは、グローバルに事業展開していることから、サンリオ商品を販売している各国、各地域の経済状況の影響を受けます。顧客にとってサンリオ商品は、日常生活において必ずしも必要不可欠のものではないので、様々な市場の影響を受けて売上高につながらないことがあります。

 

(2)為替リスク

サンリオは、中国を中心として海外に8割程度の商品を発注しております。一方、海外売上高比率は約3割で、売上総利益の3割程度が海外地域で発生しております。そのほとんどは海外子会社におけるライセンス事業によるもので、その海外子会社の連結決算過程、またその他本社の外貨建て収支計上において為替変動の影響を受けております。このため外貨収支予測をして債権債務のポジション調整をしておりますが、これにより為替リスクを完全に回避できるとは限らず、また連結財務諸表の作成にあたって適用される為替換算レートにより、海外連結子会社の売上高、売上原価、販売費及び一般管理費等連結財務諸表の各項目について、換算上の影響が生じます。そのことにより、業績に影響を与える可能性があります。

 

(3)新キャラクター開発力及び人材の確保等事業リスク

サンリオグループの売上高の大半はキャラクターが関与しております。サンリオは、キャラクターの開発、育成にあたって、短期の爆発的な人気を追うことよりも、長期安定的な人気を得る方針で、経営を行っております。また、常に新キャラクターの開発の努力を重ねております。しかしながら、各キャラクターの人気には移り変わりがあり、そのことにより業績に影響を受ける可能性があります。
 サンリオのキャラクター開発は、原則として社員が担当しております。そして、開発されたキャラクターは、サンリオ各部門の協力を得て市場に出ることとなります。この場合、著作権は全てサンリオに帰属します。なお、キャラクター開発部門の重要な人材の安定的な雇用につきましては、各種の動機付けを行う等万全を期しておりますが、雇用を長期に亘って持続できるとは限りません。そのことにより、サンリオのキャラクター開発力が低下する可能性があります。また、さらに従業員の他社移籍により、他社との開発競争に不利な影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)不良品発生リスク

競合他社との価格競争に対抗すべく商品調達コストの削減をめざして、サンリオグループは、国内のみならず、中国を中心とした海外メーカーに商品を発注しております。各メーカーに対しては、サンリオ指定の品質基準に従って製造・検品を行い、且つ商品部を通しての安全性や品質向上に向けて最善の注意をいたしております。しかし、不測の品質上の問題が発生した場合には、リコール費用やブランド力低下の影響から売上高の減少により、サンリオグループの財務状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)災害、事故によるリスク

サンリオグループは、国内2箇所でテーマパークを営業しており、災害や事故による人身への被害が起こる可能性があります。施設における耐震性確保等安全管理には万全を期しておりますが、予測不能な事態に対しては対応できるとは限りません。その場合においてサンリオグループの財政状態や業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)知的財産権についてのリスク

サンリオグループは、第三者の知的財産権を侵害しないように、また競業他社と差別化を図り優位性を保つため、知的財産権の確保及び保護のための体制を整備しております。しかしながら、第三者から知的財産権の侵害を理由とする訴訟が提起されたり、また、第三者から知的財産権の侵害を受けたりする可能性は排除できず、このような事態が生じた場合には、サンリオグループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(7)感染症等偶発的リスクについて

サンリオグループでは、日本全国に店舗、東京都あきる野市に物流拠点、そして、東京都多摩市と大分県にテーマパーク、海外各地にも拠点となる子会社が存在しているほか、販売先、ライセンス契約先、そのお取引先についても、日本全国及び海外に広がっております。そのため、大地震や豪雨、竜巻などの自然災害や疫病が想定を超えて発生した場合、人的被害、設備の損壊、電力・水・ガス等の供給停止、交通や通信の停止、サプライチェーンの被害等により、取引先への商品・製品の出荷遅延や停止等、また取引先の一時的な営業停止等により、サンリオグループの業績・財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、取引国間での紛争の発生や、天候不順や自然災害の発生、世界中に感染が拡大した新型コロナウイルス感染症のような新種の疫病発生に伴い、政府による行動制限や社会的な混乱、心理的要因により、消費者の消費行動や購買内容に重大な変化が生じた場合、サンリオグループの業績・財政状態に影響を及ぼす可能性があります。さらに、それらの影響による将来の収益見込の悪化等により固定資産の減損等が発生し、サンリオグループの業績・財政状態に影響を及ぼす可能性があります。




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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