山九(9065)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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山九(9065)の株価チャート 山九(9065)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

山九グループは、山九、子会社71社、関連会社13社で構成され、山九が営む物流・機工の二事業に加えて、情報システム・人材派遣等のサービス事業を国内外において幅広く展開しております。

グループ各社の事業に関わる位置付けおよび事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりであります。

 

  (1) 物流事業

:a. 港湾における船舶の貨物取卸し、積込み、本船内の荷繰り業務ならびにコンテナターミナルオペレーション、梱包、コンテナドレイを実施しております。

 b. 船舶・艀による海上運送ならびに船舶貸渡業を実施しております。

 c. 寄託を受けた貨物を上屋・倉庫に保管するとともに、保管貨物の入出庫および積替等の倉庫荷役を実施しております。

 d. 長距離トラック輸送、引越・美術品輸送、環境を維持する廃棄物輸送等の特殊輸送ならびに一般貨物の自動車運送を実施しております。

 e. 輸出入貨物の通関業務および船主・傭船者の代理業務ならびに国際複合輸送を実施しております。

 f. お客様の工場構内において、原材料・資材および製品の輸送をはじめ、倉庫保管・管理作業等を実施しております。

<主な関係会社>

㈱山九海陸、㈱スリーエス・サンキュウ、㈱サンキュウ・トランスポート・東京、

サンキュウエアロジスティクス㈱

Sankyu(Singapore)Pte.Ltd.、Sankyu-Thai Co.,Ltd.、

広州山九物流有限公司、上海経貿山九儲運有限公司

 

  (2) 機工事業

:a. 製鉄機械、石油化学および電力関連装置をはじめ、一般産業機械、環境整備設備等の建設、機器据付、配管工事を実施しております。

 b. 上記設備装置の建設、据付に引き続き、これら装置類のメンテナンスを実施しております。

 c. 電力・エネルギー関連における各種プラント機器等の大型重量物輸送を実施しております。

 d. 工作工場を有し、一般産業機械、橋梁等の設計、製作、組立を実施しております。

 e. 工場構内の設備に関わる土木・建築工事を実施しております。

<主な関係会社>

山九プラントテクノ㈱、日本工業検査㈱、山九重機工㈱、Sankyu(Malaysia)Sdn.Bhd.

 

  (3) その他

:a. 情報システム、人材派遣、保険代理店、福利厚生等のアウトソーシング等の関連サービスを実施しております。

 b. 道路や橋梁等に関わる土木・建築工事を実施しております。

 c. 機材の賃貸ならびに附帯作業としてのメンテナンス、管理等を実施しております。

<主な関係会社>

㈱インフォセンス、サンキュウビジネスサービス㈱

 

 

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

 


(注) 山九グループの事業の位置付けについて、山九と山九グループとの関係を中心に記載しておりますが、

   各グループ間の相互取引ならびに山九を経由せず直接得意先に対する取引も実施しております。


有価証券報告書(-0001年11月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

(1) 会社の経営の基本方針

山九グループは、「人を大切にすることを基本理念とし、お客様にとってなくてはならない存在としての山九を築きます。そして、社業の発展を通じて社員の福祉向上並びに社会の発展に貢献します。」とする経営理念のもと、各事業分野における豊富な実績と、技術・技能に裏付けられた質の高いサービスを提供することにより、お客様・株主・従業員・社会(地域)から信頼を獲得し、世の中から選ばれる企業であり続ける事を目指してまいります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において山九グループが判断したものであります。

 

(2) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題

世界の人口構造変化、地政学的リスクの高まり、気候変動対応やデジタル技術の進展に伴う競争激化など、山九グループを取り巻く環境は、先を見通すことが難しい混沌とした状況が続いています。そのような環境下、我々の最も重要な経営資源である「人」の確保に関わる労働力不足の問題をはじめ、サプライチェーンの変化、カーボンニュートラル、DXなど、様々な事業環境変化による課題への対応が迫られています。

このような状況を踏まえ、2023年度を初年度とする「Vision2030」、「中期経営計画2026」を策定いたしました。当計画に基づき、急速に変化する事業環境においても、世界の産業を支え続けるという使命を果たしていけるよう、取り組んでまいります。

 

<Vision 2030>

1.パーパス

「心に「Thank you」を、世界の産業に山九を。」

私たち山九は自分たちを取り巻く様々な人たちへ常に感謝の念を忘れません。

その想いを分かち合うパートナーとともに、 

新たな価値を創造し、世界の産業とその先にある暮らしを支え続けます。

 

2.あるべき姿

「人・社会・環境への感謝」を事業で実現する人間力企業

 

3.長期経営戦略2030

あるべき姿を実現するための3つの方針

方針1.事業ポートフォリオのマネジメントと再構築

    将来の事業環境変化に備え、人財・投資を適切に管理し、経営資源を最適配分する仕組みの構築

     ・経営資源の有効活用を目的とした事業ポートフォリオマネジメント

    ・データ活用による経営意思決定の高度化(経営の見える化)

 

方針2.既存顧客の領域拡大(ビジネスモデル革新)

    最新技術の活用による生産性向上と新たな付加価値サービスの構築

    ・現場の知恵とテクノロジーを融合した事業モデルの構築(DX)

    ・サービスの付加価値創造(人にしか出来ない作業の追求)

 

方針3.成長市場への挑戦

    ソリューション力を高め、社会課題解決への対応力強化

    ・山九グループの強みを活かした新規事業創出

    ・海外(グローバル)展開の強化

    ・グリーン成長戦略の強化

 

 

 

 

<中期経営計画2026> 

1.4つの基本戦略

(1)既存事業の収益強化

世の中の変化が加速する中においても、中期4年間においては、既存領域における需要は旺盛であると見込んでいます。安全・品質・技術・技能・生産性を徹底的に高めて差別化を図り、顧客ニーズを捉え、確実な案件獲得に繋げてまいります。

 

(2)海外事業拡大

日本で培った事業のノウハウ・強みを活かして海外展開を拡大してまいります。日系企業に留まらず、現地の有力企業との取引拡大を見据え、海外ナショナル社員の育成拠点整備、物流施設の整備を進め、サービスレベルの高度化、グローバルな人財の流動化を図ることで、海外売上高比率を高めてまいります。

 

(3)グリーン機会の獲得・準備

主要顧客においても、既にカーボンニュートラルに向けた取り組みが進んでおり、将来の機会獲得に向けた積極的な顧客へのサポートや、必要な技術・人財等への先行投資を行ってまいります。再生可能エネルギー関連等の事業拡大も図り、既存事業の需要を獲得しながら、将来の事業機会獲得に備えることで、継続的な事業拡大・成長を図ってまいります。

 

(4)新規事業領域進出

我々がこれまで培ってきた物流・操業・設備工事・メンテナンスなどの既存の強みを活かし、新たな事業領域への拡大に挑戦することで、事業の可能性を広げてまいります。

 

2.基本戦略を支える機能強化と経営基盤強化

(1)機能強化

①人財強化

事業拡大に必要な人財を確保・育成し、個人の能力と組織のパフォーマンスを最大化

②DX推進

現場力(人)とデジタル/先進技術を融合し、生産性向上とビジネスモデル変革を推進

③パートナー連携強化

パートナーとの協調・協創による機能の補完・拡充

 

(2)経営基盤強化、リスクマネジメント

安全・品質・コンプライアンス・ガバナンス強化の継続、及び多様化する事業環境変化に対して、中期計画を確実に進めるためのリスクマネジメントの強化を行ってまいります。

 

3.各事業戦略

基本戦略に基づき、物流・機工各事業の戦略を策定し、持続的成長に向けた取り組みを推進してまいります。

 

 

 

(1)物流事業

物流事業においては、2026年のあるべき姿を「顧客ロジスティクスの最適化・高度化を担うソリューション企業」と定め、2030年の長期に向けては、個別の顧客から業界全体の最適化を提供することを目指してまいります。あるべき姿の実現に向け、以下の戦略を推進してまいります。

 

①既存の強みを活かした事業展開

ターゲット業界とエリアを絞り、特定業界や地域に経営資源を集中することで効率的に事業拡大を図ってまいります。既存の強みである、化成品、鉄鋼、電気・電子部品、自動車部品などの業界を中心に、国際ネットワーク・港湾・3PL・輸配送・構内等のメニューを用い、顧客に対する最適物流ソリューションの提案を行うことで、事業を拡大してまいります。また、リサイクルなどの世の中のニーズに合わせて、グリーン物流領域など、新しい事業創出にも挑戦してまいります。

 

②デジタル化・自動化とデータ連携強化

事業拡大の最も重要な要素として、デジタル化・自動化等による顧客とのデータ連携強化を図ってまいります。基幹システムの再構築によるビッグデータの蓄積、自動化・省力化設備の積極的な導入により、顧客の最適なサプライチェーンの構築、CO2削減、生産性向上などに寄与する、ソリューション物流企業を目指してまいります。

 

③パートナーとの協調・協創、不足機能の補完・拡充

国内外において事業拡大のために補完・拡充が必要な機能については、外部パートナーとの協調・協創を推進することで、目標達成を目指してまいります。

 

(2)機工事業

機工事業においては、2026年のあるべき姿を「基盤事業の盤石化と成長事業への挑戦」と定義し、2030年の長期に向けては、保全・工事ノウハウを進化させ、世界の成長領域で戦えるポジションの確立を目指してまいります。あるべき姿の実現に向け、以下の戦略を推進してまいります。

 

①収益基盤となる事業の深化と強化

既存の主要業界である、石油・化学・鉄鋼の分野においては、国内外において引き続き旺盛な需要があると見込んでおり、強みである動員力や技術・技能を活かし、既存領域における事業強化を図ってまいります。今後、人手不足が深刻化する中でサービスの高度化を実現するために、人財リソースや技術・技能のデータベース化、プロジェクト管理のシステム化、最新技術を用いた予防保全サービスの提供など、効率化・生産性向上に向けたDX推進を実施してまいります。

 

②成長事業と新規事業への挑戦

既存事業で培ってきたノウハウと強みを活かし、国内外の中規模EPCや、再生可能エネルギーなどのグリーン関連事業、老朽化する社会インフラのメンテナンスなど、成長領域・新規領域における事業の拡大を図ってまいります。電気・計装などの補強が必要な機能は、外部のパートナーを選定し、資本提携等の手段も含めて連携することで機能強化を図ってまいります。

 

③プロジェクトマネージャー・エンジニアの育成と流動化

機工事業の拡大に最も重要な要素となる、プロジェクトマネージャー・エンジニアの育成に関しては、日本・東南アジア・中東の3つの人財育成拠点、エンジニアリング拠点を整備し、グローバルに人財育成と流動化を図ることで、品質を保ちながら事業機会の拡大に努めてまいります。

 

 

 

(3) 投資計画

2026年度までの中期4年間、2030年度までの長期8年間における累計の成長投資額および人財投資額は、次のとおりであります。

 

 

中期4年間累計

長期8年間累計

成長投資額

1,000億円規模

1,600億円規模

人財投資額

150億円規模

300億円規模

 

 

(4) 目標とする経営指標

①財務指標

 

財務指標

中期目標

2026年度

長期目標

2030年度

売上高

6,300億円 以上

7,000億円 以上

営業利益率

6.7% 以上

8.0% 以上

海外売上高成長率(2021年度比)

25% UP

65% UP

ROIC

8.0% 水準

10.0% 水準

 

 

②非財務指標

 

非財務指標

中期目標

2026年度

長期目標

2030年度

CO2排出量削減(2020年度比)

(Scope1,2、単体及び国内連結子会社)

18% 削減

42% 削減

女性管理職比率

9.5%

11.0%

 

 

(5) 資本政策

中期経営計画2026においては、事業活動における安定した営業キャッシュ・フローの創出を見込んでいる一方、中期4年間において、将来の持続的成長に向けた多くの戦略投資を計画しております。財務の健全性・安定性を確保しながら、負債も積極的に活用し成長投資に充てることで資本コストの抑制を図ります。また、配当に加え自己株式の取得を含めた4年間の総還元性向の指標を設定し、これまでに比べより充実した株主還元を図ることで、資本の効率性を重視しながら、企業価値の最大化を目指してまいります。

 

「中期経営計画2026」指標

ROE

10% 水準

ROIC

8.0% 水準

配当性向

40% 水準

4年間の総還元性向

70% 水準

 

 

 

 


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している重要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において山九グループが判断したものであります。

 

(1) 人財の確保・育成

山九グループの事業の源泉は、人財であり、必要な技術・技能を有する人財を適切なタイミングで提供する動員力を強みとして事業展開を行っております。国内における2024年問題や生産年齢人口の減少等、労働環境の変化が加速している中、必要な労働力や有能な人財を確保するため、従業員の採用強化や定着化に向けた積極的な人財投資を行うと共に、協力会社への支払いの早期化や協力会社社員の処遇改善に繋がる支援策の実施等、関係強化に取り組んでおります。また、人による作業から機械化へと変化が見込まれる事業領域については、技術開発やDXを推進し、生産性の向上に努めています。有能な人財の確保・育成および機械化・自動化による生産性向上が計画通り達成できない場合、作業体制の維持が困難となり、山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 海外事業

山九グループは、東南アジア、東アジア、米欧州、中東の各地域に現地法人等の拠点を設け積極的な事業展開を行っております。したがって、各地域において経済状況の変化・景気の後退、為替レートの変動、予期しがたい法律・規制の変更、政治の混乱、テロ・戦争等による治安の悪化といった影響を受ける可能性があります。これらリスクに対しては、グループ内および外部機関からの情報収集等を通じ、その予防、回避に努めておりますが、これらの事象が生じた場合、山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 作業の受注および遂行

山九グループは、物流および機工事業に関し、国内外において作業の受注活動を行い、適切な作業量の確保に努めております。作業の応札・受注時においては、見積内容、契約条件、事業等におけるリスクを想定し、必要な対策を講じた上で見積・契約を行っております。また、作業の遂行時においては、定期的な進捗把握や品質マネジメントシステム等の運用により、損失なく作業を完遂できるように取り組んでおります。しかしながら、事業等のリスクに記載した他リスクの顕在化や、お客様を含む取引先の状況変化等が生じた場合は、予期せぬ作業進捗の遅れや、コストの増加によって、損益が悪化し、山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 特定業界・特定取引先への依存

山九グループは、鉄鋼および石油精製・石油化学業界のお客様に関わる事業が大きなウエイトを占めております。したがって、これらの業界動向やお客様の合理化要請等が山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 事業免許・法的規制

山九グループは、物流事業にあっては貨物運送、貨物取扱い、港湾運送、倉庫、通関等に関わる各種事業免許、機工事業にあっては、建設、産業廃棄物処理等に関わる各種事業免許と、これらに付帯する各種規制に従って事業を行っております。これら各種事業免許の保持および規制のクリアは、事業推進の武器でありますが、予測し難い免許基準の変更、規制緩和等は、競合他社の増加、価格競争の激化を通じて山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 重大災害、事故等

山九グループは、主要なお客様であります鉄鋼および石油精製・石油化学業界各社の事業所および国内・海外の各地域において作業請負、プラント建設工事等を行っており、その作業を行うにあたっては安全を最重要事項と認識しております。作業遂行過程等において事故または災害等が発生いたしますと、お客様に対する損害賠償、被災者に対する補償金等の負担だけでなく、山九グループの社会的信用が低下することにより事業活動が制限される可能性があります。山九グループは、「安全を全てにおいて優先します」という行動規範に基づき、災害・事故の撲滅に向けハード面(設備対策)、ソフト面(社員教育、ルール策定等)において様々な取り組みを行っておりますが、これらの安全の問題が発生した場合は、山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 為替相場の変動

山九グループは、海外への事業展開等を通じて行われる外貨建取引や、連結財務諸表作成に当たっての海外の連結子会社の財務諸表上の外貨建債権・債務残高が、為替相場の変動リスクにさらされております。山九グループでは、為替予約や外貨建債権・債務のバランス化等により為替相場の変動リスクの軽減に努めておりますが、完全に回避できるものではなく、為替相場の変動が山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 金利変動

山九グループは、運転資金および設備投資資金の一部を借入金により調達しております。山九グループでは、将来の金利変動によるリスク回避を目的として、長期借入金は、原則として固定金利による支払利息の固定化を実施しておりますが、完全に金利変動リスクを回避できるものではなく、今後の金利動向によっては山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 退職給付債務

山九グループの従業員にかかる退職給付債務額は、一部簡便法によるものを除き割引率、退職率等数理計算上で設定される基礎率等の前提条件に基づき算出されております。その前提条件による算出額と実際の結果が異なった場合、前提条件に変更が生じた場合、または年金資産の時価に変動があった場合、その影響額は将来の一定期間にわたって処理することになります。

 

(10) 繰延税金資産

繰延税金資産は、将来の課税所得の予測・仮定に基づき回収可能性があるものについて計上しております。したがって、実際の結果が予測・仮定とは異なる場合、また、法令の改正等があった場合には、繰延税金資産の金額が変動する可能性があります。

 

(11) 保有株式等の価値変動

山九グループが保有している株式は、毎年、経済的合理性や便益、資産としてのリスク、資本コストとの見合い等を具体的に精査し、保有の適否を判断しておりますが、保有株式等の価値が証券市場における市況等により変動した場合、山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 情報セキュリティ

山九グループは、事業活動を通してお客様や取引先の機密情報を入手することがあり、また、営業上・技術上の機密情報を保有しております。

これらの情報の外部流出や改ざん等が発生しないよう、社員教育、システムやデータ等の情報資産の保護対策等に努めておりますが、想定を超えるサイバー攻撃、自然災害等により、万一これら情報の流出、破壊、システム停止等が生じた場合には、山九グループの事業遂行の障害、これに伴う信用低下や業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) 自然災害等

山九グループは、台風、洪水、地震・津波等の自然災害や新たな感染症が生じた場合に備え、緊急事態を想定した対応策の策定およびその見直しを行っておりますが、大規模な災害等に見舞われた場合は、各拠点の設備が損害を被る等により、一部事業の停止や復旧費用等の支払いが生じ、山九グループの業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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