アサガミグループは、アサガミ、親会社、連結子会社9社、非連結子会社4社および関連会社2社で構成されており、物流事業、不動産事業、印刷事業およびその他の4部門に関する事業を行っております。アサガミグループの「セグメント」の事業内容と、主な関係会社との関連は次のとおりであります。
また、次の4部門は「第5 経理の状況1(1) 連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
当部門は主に、寄託を受けた貨物を倉庫に保管する業務、入出庫・荷捌きおよびこれに付帯する業務を行っております。
[主な関係会社]アサガミ
当部門は主に、海上・航空運送の輸送手続き、港湾・空港における貨物の積込み・積み下ろし・荷捌きおよびこれに付帯する業務を行っております。
[主な関係会社]アサガミ、㈱エアロ航空および浅上重機作業㈱
当部門は主に、貨物自動車による貨物の運送、利用運送および運送の取次等の業務を行っております。
[主な関係会社]アサガミ、港運輸工業㈱、ホワイト・トランスポート㈱およびアサガミ物流㈱
※当連結会計年度より管理区分を見直し、3PL(サードパーティーロジスティクス)部門につきましては、
運輸部門に集約しております。
当事業は主に、顧客の要望に合わせた大型物流施設・商業施設等を賃貸・管理する業務を行っております。
[主な関係会社]アサガミ
※アサガミは㈱オーエーコーポレーションより一部施設を賃借しております。
当事業は主に、婚礼・年賀印刷等の一般印刷、新聞等の受託印刷、発送およびこれらに付帯する業務を行っております。
[主な関係会社]アサガミプレスセンター㈱、アサガミプレスいばらき㈱およびマイプリント㈱
当事業は主に、自動倉庫工事等の建築工事およびグループ内の業務請負事業等を行っております。
[主な関係会社]アサガミおよびアサガミ・キャリア・クリエイト㈱
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
(1)経営方針・経営戦略等
アサガミグループは「顧客に対する最高のサービス」、「適正利潤の追求」、「眞に働きがいのある会社」を経営理念とし、物流、印刷、不動産、その他の各事業を展開しております。
この経営理念を実現するため、次の経営方針を掲げ、株主、取引先、社員、アサガミグループに関わる人たちの幸せを実現したいと考えております。
① 顧客第一
② 企業規模の拡大
③ 高収益体質の確立
④ 磐石な安全性の確立
物流業界では長年ドライバー不足が続いておりますが、従業員同士のコミュニケーションを活性化することで、意見の吸い上げ、継続して働きたいと思える環境および結束力の醸成を図ってまいります。その結果、安全意識やサービス向上につなげ、事業の継続、拡大を行ってまいります。また、印刷業界では印刷物の発行数が減少傾向にある状況ですが、コスト削減や業務効率化を進めてまいります。
(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
アサガミは事業基盤および財務体質の強化により、安定的かつ継続的な配当を行うことを株主還元の基本方針としております。従業員や取引先等の関係者の幸せ実現および株主還元のため、安定的な企業活動を継続することが重要と考えており、持続的な経常利益の確保が経営上の目標と考えております。目標を達成するため、質の高いサービスの提供により顧客満足度を高め競争力の向上に努めるとともに、無駄な業務を改善し、効率化を図ることで、利益を確保してまいります。
(3)経営環境及び対処すべき課題
今後のわが国経済の見通しといたしましては、国内の人口減少や物価上昇により、人的資本への投資を拡大する必要がある一方で、企業の利益を圧迫していくことも考えられます。また、海外情勢や金融政策等により、わが国経済に厳しい影響がもたらされる恐れもあり、動向を注視する必要があります。
そのような環境の中、当連結会計年度においてアサガミグループは、次の重点課題に取組みました。今後も顧客から常に「選ばれる企業」として持続的な成長を目指してまいります。
「安全はすべてに優先する」という認識のもと、乗務員や作業員、管理者が一緒になって安全対策を協議し、安全品質の向上に常に努めております。
また、様々な知見を持った従業員が、部署や営業所を越えて協力し、顧客から依頼があった他社では対応が困難な業務を成功に導きました。どうすれば顧客の要望に応えられるかという視点で取組みを進めております。
顧客から依頼があった新たな業務には、自ら業務範囲を限定することなく積極的に参画し、必要に応じて投資も実施し、サービス範囲拡大・充実に努めております。
また、アサガミで積み重ねられた知見を基に質の高い物流サービスを提供できるよう、顧客へも提案をしてまいります。
今後も顧客とのコミュニケーションを密に取り、事業拡大等のビジネスチャンスを逃さないように努めてまいります。
書類や業務工数の削減、手順の簡素化等の業務効率化に取組んでおります。その中には、データや知見の蓄積、共有、継承にも繋がる施策もあります。
今後の労働力の減少や技術革新、財務基盤の強化に対応していくため、常に新しい視点で改善に取組んでまいります。
人材育成・確保の施策として、資格取得支援、若手社員のOJT教育、全社員を対象とした定期的な面談、自己申告制度による意見の吸い上げ、各種研修等を実施しております。
人材採用に関しては、近年の採用活動動向の観点からWebおよび対面による面接の双方を実施し、学校とのリレーション構築等、継続して多くの就職希望者と面談する機会を作れるよう工夫を行っております。
経済回復の動きの中で、新型コロナウイルス感染症に対する規制は解除されましたが、感染者から他の従業員への拡大および事業停止を防止するため、家庭内感染者が発生した場合や長時間感染者と密接していた場合は、テレワークや休暇を活用した対応を実施しております。また、発熱者の把握に努め、現場を止めないように取組んでおります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてアサガミグループが判断したものです。
アサガミグループの事業活動は、物流事業における国内外の景気動向、原油価格の動向、および顧客の物流政策の方針、不動産事業における市場動向等、印刷事業における市場動向等の環境が変化した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
事業環境の変化のリスクに対応すべく、顧客からの情報収集やコミュニケーションを確実に実施し、即時に経営層の判断のもと対応できる体制と仕組みを構築しており、新たなビジネスチャンスへの取組みや業務効率化、コスト圧縮を推進し、事業継続のため、対応してまいります。
アサガミグループは、事業を営んでいる各地域において、地震、台風等の大規模な自然災害が発生し、大型設備等の破損により事業運営の麻痺等が生じた場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
災害等の発生時には、出勤体制を臨機に設定し、従業員家族の安全を守ると同時に、アサガミ事業を継続し、顧客への影響を最小限に留めるよう対応いたします。
新型コロナウイルス等の感染症拡大により、消費活動が停滞し、顧客または婚礼印刷事業等のアサガミグループの事業運営が停滞した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。また、感染症の拡大は、従業員の働き方にも影響を与える可能性があります。出社が困難になった従業員や感染防止のために、テレワークや時差出勤等を利用しております。
業務効率化等を推進し、事業継続のため、対応してまいります。
アサガミグループは、物流事業において多数の車輌(トラック、トレーラ等)を保有しております。事故防止活動の一環として、安全管理、運行管理の徹底を図るための研修や、全車輌に発進、走行速度、制動の状況を記録するデジタルタコグラフを装着し、データを安全運転指導に役立てる等の取組みを実施しております。しかし、重大な交通事故等が発生し、顧客の信頼および社会的信用が低下した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
事故に対する安全対策は社内および顧客と共有し、類似の重大事故を発生させないよう、現場と本社管理部門が連携し、対応してまいります。
アサガミグループは、経営を行う上でさまざまな法的規制を受けております。アサガミグループはコンプライアンス経営を重視しており、これら法律等の制定および改正が行われた場合、その対応により業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
法律等が改正された場合には、各専門家等から情報収集し、コンプライアンスのための社内ルールの改定等を行うことで対応してまいります。
(6) 固定資産の減損会計
アサガミグループは、物流施設および不動産賃貸施設等の固定資産を保有しておりますが、土地および建物の時価の下落等により、減損処理を実施する場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
業績に大きな影響を与える減損処理の必要が発生した場合は、適切に情報開示を行ってまいります。
アサガミグループは、有価証券を保有しておりますが、証券市場の悪化等により大幅な株価の下落が発生した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。適切に情報開示を行い、対応してまいります。
アサガミグループは、借入による資金調達を行っておりますが、金融市場等が変化し、大幅な金利の上昇が発生した場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。借入先との情報交換を適切に行い、アサガミグループの状況について十分な理解を得られるよう努めてまいります。
アサガミグループは、事務所への入退出管理、コンピュータシステムのバックアップおよび不正アクセスの防止、ウイルス駆除ソフト導入、社員個人による情報漏洩につながるソフトウエア導入の全面禁止等の情報セキュリティー対策を実施しておりますが、想定を超える災害発生、コンピュータウイルスの感染、不正なアクセスによるコンピュータ内への侵入、従業員の過誤等による重要データの消去、または不正入手が生じた場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。
従業員や協力会社が円滑に内部通報できるよう、連絡窓口を設置するとともに、コンプライアンス委員会で情報共有し、対応をしてまいります。
アサガミグループは、各事業における債権の発生につき、その与信管理に十分留意しておりますが、不測の事態により顧客の与信不安が生じ、債権の回収が困難となった場合、業績および財政状態に影響を与える可能性があります。与信不安を早期に発見できるよう、日頃から顧客の情報収集に努めてまいります。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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