アクシスコンサルティング(9344)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業などのリスク


アクシスコンサルティング(9344)の株価チャート アクシスコンサルティング(9344)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

(1)理念・ビジョン

 アクシスコンサルティングは、「人が活きる、人を活かす。~人的資本の最大化・最適化・再配置~」をミッションとし、「事業を通じて、新しい価値を創造し、すべての人が活き活きと働く社会創りをめざします。」をビジョンとして掲げております。

 近年においては、グローバル競争の激化、テクノロジーの進展、人口減少といった環境変化のなかで、社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出が求められております。そのためには、人材を資源(Human Resources)より資本(Human Capital)と捉え、不足、偏在するコンサルタントなどの高いレベルの専門性と能力を持った人材を最適配置し、企業や社会の課題解決、価値創造を推進することで、その価値がシェアされ循環し続けてゆくことが必要とされております。

 アクシスコンサルティングは、そのような変化に対応し、持続可能な未来に新しい企業価値を提供していくために、コーポレートステートメント「あらゆる課題は、人で解決する。」のもと、課題の発見、解決、価値創造に答えるべく、正社員採用、フリーコンサル、スポットコンサルなどの複合的なサービスを展開しております。そして、あらゆる企業や組織の課題解決と価値創造のパートナーとして寄り添い、また、働く一人ひとりに、柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供してまいります。

 これらの活動を通じて、コンサルティングがもっと身近になり、ハイエンド人材が持つその才能、その力を社会の隅々まで届け、企業、産業、社会の課題の解決と新しい価値やイノベーションの創出に貢献すべく、事業を推進しております。

 

(2)事業の概要

 アクシスコンサルティングはヒューマンキャピタル事業の単一セグメントとしております。ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアの各サービスを展開し、人材紹介として正社員採用サービス「AXIS Agent」を、スキルシェアとしてフリーコンサルサービス「AXIS Solutions」及びスポットコンサルサービス「AXIS Advisors(コンパスシェアからリニューアル予定)」を提供しております。

 アクシスコンサルティングは、2024年7月1日付で、アクシスコンサルティングを吸収合併存続会社、アクシスコンサルティングの完全子会社である株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所(以下、「ケンブリッジ・リサーチ研究所」という。)を吸収合併消滅会社とする吸収合併を行いました。

 

(サービス一覧)

 

 各サービスの内容は以下のとおりであります。

 

<人材紹介>

・正社員採用サービス「AXIS Agent」

 アクシスコンサルティングはコンサルティングファーム向けのコンサルタント(正社員)採用サービスを提供しており、特にコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援に強みを持っております。また、事業会社向けの正社員採用サービスも提供しており、ケンブリッジ・リサーチ研究所を統合し、経営層、デジタル・DX(注)領域等のハイエンド人材を含め、事業会社へのコンサルタント経験者の採用支援にも強みを持っております。

 アクシスコンサルティングは創業以来、約20年のコンサルティングファームにおけるマネージャー以上の採用支援実績を有しております。これまで蓄積してきたノウハウやケーススタディにより、即戦力のコンサルタント経験者をどのように起用していくべきかについて、企業の経営層から相談を依頼されるケースもあり、コンサルティングファームのパートナーや事業会社の経営者との定期的な情報交換会を開催するなど、ネットワークの強化と拡大に努めております。

 転職希望者の獲得は、アクシスコンサルティングが運営する登録サイトや転職サイト運営企業の求職者情報を利用したスカウトのほか、アクシスコンサルティングの人材データベースの登録人材とのコミュニケーションを通じて行っております。アクシスコンサルティングのキャリアアドバイザーは、積み重ねてきた実績に基づくナレッジやノウハウ研修により、コンサルティングファームへの就職、転職からポストコンサルまで、コンサルタントのキャリアパスについて適切な提案をすべく研鑽に努めております。アクシスコンサルティングでは、“生涯のキャリアパートナー”を信念に、転職のその次までをスコープに入れたキャリアパスを、転職希望者のキャリアプランに照らして提案を行っております。

 (注)「DX」とは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略称であり、企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立することをいう。

 

<スキルシェア>

・フリーコンサルサービス「AXIS Solutions」

 「AXIS Solutions」は、独立してフリーランスとなったコンサルタント(以下、「フリーコンサルタント」という。)による、企業のニーズに合わせた課題解決プロジェクトを提供するサービスです。

 アクシスコンサルティングの人材データベースには戦略やDX領域において実績のあるコンサルティングファーム出身のフリーコンサルタントが登録されており、企業側はフリーコンサルタントを活用することで機動的なプロジェクト推進が可能になると考えております。また、フリーコンサルタントはアクシスコンサルティングネットワークによる継続的な案件受注及び独自性や自由度の高い案件への参画が可能になると考えております。

 本サービスにおいては、役務提供を受ける企業(事業会社又はコンサルティングファーム)とアクシスコンサルティングとの間で業務委託に関する基本契約及び案件ごとの個別契約を締結し、アクシスコンサルティングとフリーコンサルタントとの間で当該企業の案件に係る業務委託契約を締結して、フリーコンサルタントが当該企業の案件に参画する形式となります。

 

・スポットコンサルサービス「AXIS Advisors(コンパスシェアからリニューアル予定)」

 「AXIS Advisors」は、経営課題や事業課題等について、短期間かつ手軽にコンサルタントに相談できるデジタルプラットフォームです。企業の経営者や担当者等、多様な課題を抱える企業の各階層に対して、コンサルティングファームに在籍している現役コンサルタントもしくはコンサルタント経験者とのマッチングを提供します。

 企業側は、市場調査等のスポット案件に活用可能なほか、経営課題や事業課題を解決したいが外部コンサルティングを利用したことがない、もしくは試しに活用したい際に、課題解決につながるコンサルティングを利用することができると考えております。また、副業を志向するコンサルタントは、スキマ時間に自身の知見やスキルを副業に活用することができると考えております。

 本サービスの基本的な流れとしては、サービスを利用したい企業の経営者や担当者等の依頼者は、アクシスコンサルティングが提供するデジタルプラットフォームに相談内容を登録した後、コンサルタントをデジタルプラットフォーム上で募集又は指名し、マッチングしたコンサルタントと事業内容や課題等を事前にすり合わせたうえでミーティングを実施します。一方、コンサルタントがサービスを利用する場合は、デジタルプラットフォームに登録のうえ、依頼者の相談内容を確認して当該相談案件にエントリーし、依頼者からのオファーを受諾することでミーティングを実施します。

 

(3)ビジネスモデル

 アクシスコンサルティングは、人材と企業へのスキルの橋渡しを役割として、人材紹介とスキルシェアの両サービスにより、ハイエンド人材と企業のそれぞれの多様なニーズを満たし続ける強みを有しております。祖業であるコンサルティングファーム向けの人材紹介を起点に、事業会社向けの人材紹介やスキルシェアにサービス領域を拡大しております。人材紹介とスキルシェアの幅広いサービスで顧客ニーズを満たし、カスタマーサクセスを実現してアクシスコンサルティングサービスを繰り返しご利用いただくことで、継続的な収益獲得につながるものと認識しております。

 

 

 

 

 

 

 

(4)事業系統図

 以上の事項を事業系統図によって示すと下記のとおりであります。

 

 

 


有価証券報告書(-0001年11月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 アクシスコンサルティングの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてアクシスコンサルティングが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 アクシスコンサルティングは創業以来、理念経営を推進しており、「人が活きる、人を活かす。~人的資本の最大化・最適化・再配置~」をミッションとし、「事業を通じて、新しい価値を創造し、すべての人が活き活きと働く社会創りをめざします。」をビジョンとして掲げております。

 企業を取り巻く環境は大きく変化し、社会の課題解決と新しい価値やイノベーションの創出が求められております。アクシスコンサルティングは、そのような変化に向けて、私達が持続可能な未来に新しい企業価値を提供していくために、アクシスコンサルティングのパーパス(存在意義)をコーポレートステートメント「あらゆる課題は、人で解決する。」に込め、経営の基本方針として、あらゆる企業や組織の課題解決と価値創造のパートナーとして寄り添ってまいります。そして、働く一人ひとりに、柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供してまいります。

 

<コーポレートステートメント>

 

「あらゆる課題は、人で解決する。」

 

私たちはこの日本の社会が抱える多くの課題を解決し、新しい価値の創造を促すことで

すべての人が幸福に暮らし、活き活きと働くことができる社会の実現に貢献したいと考えています。

 

そのためには人材を資源(Human Resources)より資本(Human Capital)と捉え、

この国で不足、偏在するコンサルタントなどの高いレベルの専門性と能力を持った人材を最適配置し、

企業や社会の課題解決、価値創造を推進、その価値がシェアされ

循環し続けてゆくような社会をつくる必要があります。

 

そこでアクシスコンサルティングは課題の発見、解決、さらに新しい価値の創造に答えるため

正社員採用、フリーコンサル、スポットコンサルなどの複合的なサービスを展開。

あらゆる企業や組織の課題解決と価値創造にパートナーとして寄り添うと同時に、

働く一人ひとりに柔軟な働き方や自律的なキャリア形成、活躍の場の広がりを提供しています。

 

これら活動を通じて課題解決につながるコンサルティングがもっと身近になり、

誰もが自由に活用できる世の中となることが、

企業、産業、社会の課題の解決と新しい価値やイノベーションの創出を促し、

この国によりよい未来をもたらすと、私たちは信じます。

 

(2)経営環境及び中長期的な経営戦略

 アクシスコンサルティングの主要顧客が属する国内コンサルティング市場は、企業のDX等に関わる活発な需要を背景に、今後も成長を維持するものと考えております。また、企業側も優秀な外部人材の活用を模索する動きが進んでおり、従業員の副業・兼業を容認する企業も近年増加傾向にあります。他方、我が国においては、DXを推進する人材が不足するなど、多くの企業でハイエンド人材が求められていると考えられます。これらのことから、ハイエンド人材領域の人材紹介及びスキルシェアのニーズは今後も高まっていくと考えております。

 このような環境下において、アクシスコンサルティングは、長期ビジョン「ハイエンド人材をあまねく活用できる社会」を実現するために、人材と企業との橋渡しを役割として、人材紹介及びスキルシェアの複合サービスにより人的資本の最大化・最適化・再配置をワンストップで支援してまいります。アクシスコンサルティングは、ハイエンド人材にとっては多様な働き方を実現するため、また、コンサルティングファームや事業会社にとってはスキル・人材の不足を補完するための必要不可欠なインフラとなり、より多くの人材、企業やコラボレーションが集まり価値を生み出す正の循環を創出することで、我が国の持続的な成長に貢献する所存であります。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

① 成長戦略の推進

 基本戦略として、人材紹介を祖業であり業界トップクラスを誇るコンサルティングファーム向け(第1の柱)から、事業会社向け(第2の柱)に拡大し、加えてスキルシェアを第3の柱として成長させることで、人材紹介とスキルシェアの相互作用による複利的成長を図ります。この基本戦略に基づき、以下に掲げる重点施策に取り組んでまいります。

 

・コンサルタントの登録数増加

・事業会社向けサービスの強化

・自社社員とフリーランスによるハイブリッドなコンサルティング

・会員向けサービスの強化、ポータルの開発

 

② 持続的な成長のための人的資本投資

 アクシスコンサルティング事業を牽引する人材の確保と育成はアクシスコンサルティングの成長の礎であり、さらなる事業拡大及び経営体質の強化を図るうえで重要な経営課題であると認識しております。そのため、人材の採用強化及び育成を推進して生産性を高めるとともに、将来の経営を担う中核人材の育成等を進めてまいります。また、従業員がその能力を存分に発揮できるよう、業務効率化や勤務環境の整備等、働きやすい環境づくりを推進し、人的資本の価値最大化に努めてまいります。

 

③ 内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実

 アクシスコンサルティングは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、ステークホルダーからの信頼を得ることが不可欠であると考えております。そのため、経営の効率性及びリスク管理能力を高め、財務・非財務情報を適切に開示し、健全性及び透明性を確保できる管理体制の整備を行うことで、内部管理体制の強化及びコーポレート・ガバナンスの充実を進めてまいります。

 

④ 財務上の課題

 財務基盤の安定性を維持しながら、事業上の課題を解決するための事業資金を確保し、新たな事業創出のために機動的な資金調達を実施できるよう、内部留保の確保と株主還元の適切なバランスを模索していくことが、財務上の課題であると認識しております。

 

(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 アクシスコンサルティングは、人材紹介及びスキルシェアの複合サービスを展開しており、独自のポジショニングをさらに強固なものとしていくため、売上高を重要な経営指標と位置づけ、目標達成に向けて取り組んでおります。また、事業を継続的に発展させていくためには、収益力を高め、適正な利益確保を図ることも必要であることから、営業利益についても重要な経営指標と位置づけております。これに加え、人材紹介においては入社決定人数、スキルシェアの「フリーコンサルBiz」においてはフリーコンサルタントの稼働人数を各サービスの売上成長を測定する指標として重視しております。

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在においてアクシスコンサルティングが判断したものであります。

 

(1)事業環境の変化に関するリスク

① 経済状況変動・景気変動について

(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングは、国内において人材紹介及びスキルシェアを展開していることから、国内景気の減速やそれに伴う採用動向が悪化した場合、アクシスコンサルティングの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 このリスクへの対応として、景気変動リスクを比較的受けにくいハイエンド人材を中心とした領域でサービスを展開するとともに、多様な業界での取引先開拓を進めております。

 

② 同業他社との競合について

(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングが展開する人材紹介及びスキルシェアに類するサービスを個別で展開している企業は多数存在することから、今後それら企業による新たな付加価値の提供等によりアクシスコンサルティングの競争力が低下した場合には、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 このリスクへの対応を強固なものとするために、アクシスコンサルティングが独自のポジションを築いているハイエンド人材領域における各サービスの機能強化とサービス間の連携向上に取り組んでまいります。またデジタルプラットフォームへの投資等を通じ、データベースを核としたリカーリングビジネスを推進することで、顧客の課題解決に寄り添い、長期的な収益獲得につなげてまいります。

 

③ 自然災害、有事及び未知の感染症等について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小)

 アクシスコンサルティングの事業拠点の設備については、アクシスコンサルティングの本社所在地である東京都千代田区にあり、当該地区において大地震、台風等の自然災害及び事故、火災等により、業務の停止、設備の損壊や電力供給の制限等の不測の事態が発生した場合、アクシスコンサルティングの事業活動に支障をきたす可能性があることから、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、テロリズム、戦争等の有事や未知の感染症の蔓延が生じた場合には、外出制限による事業活動の停滞、従業員の全面的な在宅勤務への移行等でアクシスコンサルティングの事業活動に支障をきたす可能性があるとともに、業績に影響を与える可能性があります。

 このリスクへの対応として、アクシスコンサルティングでは緊急事態対応規程で緊急事態発生時における対応を予め定めております。また平時より出社勤務と在宅勤務を組み合わせた働き方を取り入れており、緊急事態の発生により全面的な在宅勤務の移行が必要となる場合においても、事業活動が継続できる体制を構築しております。

 

(2)事業活動に関するリスク

① 登録者数・取引先企業数について

(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)

 アクシスコンサルティングの人材紹介及びスキルシェアにおいては、その事業の性格上、登録者の確保が非常に重要であることから、国内における少子高齢化による将来の労働人口の減少、または労働市場の変化等によって、企業からの求人を満足させる人材が確保できない場合には、成約数の減少によりアクシスコンサルティングの業績に影響を与える可能性があります。

 このリスクへの対応として、アクシスコンサルティングではSNS等を活用した広告宣伝により新規登録者を獲得しておりますが、今後より積極的な広告宣伝活動によりアクシスコンサルティングの認知度を向上させ、登録者及び取引先企業の確保に努めてまいります。

 

② 特定の取引先への依存について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)

 アクシスコンサルティングは、ハイエンド人材領域における人材紹介及びスキルシェアを行っており、コンサルティングファームとの取引が多くなっております。アクシスコンサルティングはコンサルティングファームと良好な関係を構築していると考えておりますが、取引先上位のコンサルティングファームにおける予期せぬ方針の変更や業績不振等により、円滑な取引継続が困難な事態となった場合には、アクシスコンサルティングの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。なお、最近2連結会計年度における販売実績の最上位先はPwCコンサルティング合同会社で、各年度の総販売実績に対する割合は第22期連結会計年度 23.8%、第23期連結会計年度 22.6%であります。

 このリスクへの対応として、コンサルティングファーム以外の事業会社向けサービスを拡大することで、相対的に特定の取引先への依存度を低下してまいります。

 

③ 特定の人物への依存について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 代表取締役 山尾幸弘はアクシスコンサルティングの創業者であり、経営方針や事業戦略等について、経営の重要な役割を果たしております。現在、アクシスコンサルティングでは同氏に過度に依存しないよう、内部管理体制の整備、人材の育成等体制の整備に努めておりますが、現在の状況においては、何らかの理由により、同氏がアクシスコンサルティングの業務を遂行することが困難となった場合には、アクシスコンサルティングの事業活動及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ システムトラブル・データ管理について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティンググループは、事業運営において社外のクラウドサービスを利用し情報システムを構築しております。このため、当該クラウドサービスでシステム障害が生じた場合や悪意ある第三者による不正アクセスを受けた場合など何らかのトラブルが発生することにより、アクシスコンサルティンググループのサービスの運営に障害が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、今後新サービスに係るシステム開発等を進めていく中で、システムに関するリスクが増大していくことが見込まれることから、このリスクへの対応として、定期バックアップの実施や障害発生時の社内体制の構築精度を高めていくとともに、今後ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得しリスクを適切に管理するIT統制の実効性向上と内容の充実を図ってまいります。

 

⑤ 機密情報の管理について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングの人材紹介及びスキルシェアは、顧客先において事業戦略策定や業務改革支援、新商品・サービス開発支援、大規模システム構築支援、基幹システム導入支援等に関与・従事しており、機密性の高い情報を取り扱っております。このため、顧客企業の機密情報等の流出が生じた場合には、アクシスコンサルティングに対する社会的信用が損なわれ、アクシスコンサルティングの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 このリスクへの対応として、アクシスコンサルティングにおいては、全従業員及び業務を委託しているフリーコンサルタントに対して入社・登録時及び定期的に機密情報の取扱いに関する指導・教育を行っております。

 

⑥ コンプライアンス遵守について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングは、関係者の不正行為等が発生しないよう、国内外の法令及び社内規程、ルール等のコンプライアンス遵守を行動基準として定め、内部監査等で遵守状況の確認を行っております。しかしながら、法令等に抵触する事態や関係者による不正行為が発生する可能性は否定できず、これらの事態が生じた場合には、アクシスコンサルティングの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 労務管理について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 労働時間・環境の管理についての労働基準監督署等の調査の結果、アクシスコンサルティングに違反等が認められ、アクシスコンサルティングが行政指導を受けた場合には、アクシスコンサルティングの事業運営に大きな支障をきたすとともに、業績及び財務状況に大きな影響を与える可能性があります。

 このリスクへの対応として、社会保険労務士法人と顧問契約を締結し、人事労務問題全般について助言・指導を受け法令に則り適正な対応を行っております。また、時間外労働時間の管理や年次有給休暇の取得状況については、関係部署に勤怠等の状況を定期的に配信することで違反の未然防止を図るとともに、経営会議で結果を報告することにより、法令遵守に努めております。

 

⑧ 人材の確保及び育成について

(発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングは、事業拡大のために優秀な人材の確保及び育成が重要な課題であると認識しており、アクシスコンサルティングが求める人材を適切な時期に確保、育成ができなかった場合、また、社外流出等の事由により既存の人材が業務に就くことが困難になった場合には、アクシスコンサルティングの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 このリスクへの対応として、人材の採用強化及び社内研修プログラム等による育成を推進するとともに、多様な働き方を支える人事制度導入に向けて取り組んでいく方針であります。

 

⑨ 内部管理体制について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングは、今後の事業運営及び事業拡大に対応すべく、管理部門の人員を増加していくことで内部管理体制について一層の充実を図る方針であります。しかしながら、事業規模に適した内部管理体制の構築に遅延が生じた場合、アクシスコンサルティングの事業展開及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑩ 大株主について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小)

 アクシスコンサルティングの代表取締役である山尾幸弘及び同氏の資産管理会社である株式会社創が、当連結会計年度末現在で発行済株式総数の64.9%を所有しております。同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針であります。同氏は、アクシスコンサルティングの代表取締役であることから、アクシスコンサルティングといたしましても安定株主であると認識している一方、将来的に何らかの事情により同氏によりアクシスコンサルティング株式が売却された場合には、アクシスコンサルティング株式の市場価格及び流通状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑪ 求職者の自己都合退職による求人企業への返金について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小)

 アクシスコンサルティングの人材紹介においては、求職者が求人企業に入社後一定期間内に自己都合により退職した場合、紹介手数料の一部を返金する契約を締結しております。何らかの理由により早期自己都合退職者が増加した場合には、返金額の増加によりアクシスコンサルティングの業績に影響を与える可能性があります。

 このリスクに対応するため、アクシスコンサルティンググループでは転職のその次までをスコープに入れたキャリアパスを、転職希望者のキャリアプランに照らして提案を行っており、求人企業でご活躍いただけるよう努めております。

 

⑫ 転職サイト運営企業の利活用について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)

 アクシスコンサルティングではアクシスコンサルティングのウェブサイトへ直接、会員のご登録いただくほかに、他社が運営する転職サイトを利活用して求職者の転職をご支援しております。このため、何らかの理由により他社が運営する転職サイトが停止または廃止となった場合には、ご支援できる求職者数の減少によりアクシスコンサルティンググループの業績に影響を与える可能性があります。

 このリスクに対応するため、今後より積極的な広告宣伝活動によりアクシスコンサルティングの認知度を向上させ、会員登録者数の増加に努めてまいります。

 

(3)財務活動に関するリスク

① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

(発生可能性:高、発生する可能性のある時期:数年以内、影響度:小)

 アクシスコンサルティングは役員及び従業員に対し、長期的な企業価値向上に対するインセンティブとして新株予約権を付与しております。このため、現在付与している新株予約権について行使が行われた場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。なお、当連結会計年度末現在、新株予約権による潜在株式数は100,980株であり、発行済株式総数及び潜在株式の合計5,093,580株の2.0%に相当しております。

 

② 配当政策について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小)

 アクシスコンサルティングは、株主への利益還元を重要な課題として認識しております。現在アクシスコンサルティングは成長過程にあり、財務基盤の安定化のための内部留保の充実を勘案しつつ、事業の拡充や組織体制の整備への投資に充当していくことが株主への利益還元につながると考え、配当を実施しておりませんでした。今後は、事業基盤の整備等を進め、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況を勘案し、株主に対して利益還元策を実施していく方針であります。

 

③ アクシスコンサルティング株式の流動性について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:小)

 アクシスコンサルティングは、アクシスコンサルティング株式の流動性の確保に努めることとしておりますが、株式会社東京証券取引所の定める流通株式比率は2024年6月末時点において29.3%にとどまっております。

 今後は、アクシスコンサルティング役員等への一部売出しの要請、新株予約権の行使による流通株式数の増加等により流動性の向上を図っていく方針ではありますが、何らかの事情により流動性が低下する場合には、アクシスコンサルティング株式の市場における売買が停滞する可能性があり、それによりアクシスコンサルティング株式の需給関係にも悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)法的規制・訴訟に関するリスク

① 法的規制について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)

 アクシスコンサルティングは、職業安定法に基づいて事業を営んでおり、有料職業紹介事業者として、厚生労働大臣の許可を受けて事業を行っております。当該許可にかかる有効期限は、アクシスコンサルティングが2025年6月30日までで、継続して有効期限を適宜更新しており、また2024年7月1日付でアクシスコンサルティングに吸収合併いたしました株式会社ケンブリッジ・リサーチ研究所も当連結会計年度末現在において継続して当該許可は有効であります。アクシスコンサルティングは関係法令を遵守して事業を運営しており、現時点において同許可の継続に支障を来す要因は発生しておりませんが、職業安定法第32条の9に定める有料職業紹介事業者としての欠格事由に該当もしくは法令に違反する事項が発生した場合、事業の停止や有料職業紹介事業者の許可の取り消しをされる可能性があり、その場合にはアクシスコンサルティングの事業運営に大きな支障を来す結果、業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。また、将来これらの法令ならびにその他の関係法令が、労働市場をとりまく社会情勢の変化などに伴って、改正若しくは解釈の変更などがあり、それがアクシスコンサルティングの営む事業に不利な影響を及ぼすものであった場合、アクシスコンサルティングの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 個人情報について

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大)

 アクシスコンサルティングは、事業運営にあたり多くの求職者に関する個人情報を保有しており、何らかの原因により個人情報が外部に流出した場合は、アクシスコンサルティングの信用低下を招くとともに損害賠償請求訴訟の提起等により、アクシスコンサルティングの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 このリスクへの対応として、「個人情報の保護に関する法律」(平成17年4月施行)の規定に則って作成したプライバシーポリシー等の規程に沿って個人情報を管理し、また、従業員に対する個人情報の取り扱いに関する教育を行い、個人情報の適切な取り扱いに努めております。またプライバシーマークの付与認定取得(アクシスコンサルティングは2006年10月に取得し以後2年毎に更新)等、情報セキュリティ対策の強化に取り組んでおります。

 

③ クレーム・訴訟の発生

(発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中)

 アクシスコンサルティングは、コンプライアンス研修の推進等、役職員の法令違反等の低減努力を実施しております。しかしながら、アクシスコンサルティングの役職員の法令違反等の有無にかかわらず、取引先、その他第三者との予期せぬトラブル、訴訟等が発生する可能性があり、これらに起因した損害賠償の請求、訴訟を提起される可能性があります。その場合、損害賠償の金額、訴訟内容及び結果によっては、アクシスコンサルティングの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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