4 セグメント情報
(1)オペレーティング・セグメント情報
丸紅及び連結子会社は、業績評価及び資源配分の意思決定のためのセグメント(オペレーティング・セグメント)として、商品及びサービスの特性に応じて区分したセグメントを採用しております。各セグメントは、種々の産業に関連して、国内及び海外において、原材料、生産財を含む広範囲な工業製品、消費財の購入、販売、市場開拓等を行っており、これらの営業活動は、金融、保険、その他の役務提供を伴っております。丸紅はこれらの事業を、オペレーティング・セグメントとして16の商品別セグメントに分類しております(*)。
各セグメントの主な取引内容は以下のとおりであります。
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ライフスタイル |
: |
国内及び海外において、アパレル、フットウェア、生活用品、スポーツ用品、産業資材、繊維原料、タイヤ、ゴム資材等多岐にわたる商品を取り扱い、商品の企画・製造・卸売/小売販売から事業投資・運営まで様々な事業を展開しております。 |
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フォレストプロダクツ |
: |
国内及び海外において、製紙原料・板紙・衛生紙・洋紙・バイオマス燃料等の製造・販売、植林事業への参画及び住宅資材の販売を行っております。 |
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情報ソリューション |
: |
国内及び海外において、ICT分野では、システムソリューション事業、モバイル事業、ネットワーク事業等、物流分野では、フォワーディング事業、物流センター運営事業等、デジタル技術を活用した多様なサービスを提供しております。 |
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食料第一 |
: |
国内及び海外において、乳製品、砂糖、加工食品・飲料及びその原料、業務用食材、農水産物等、食に係る様々な商品を取り扱っており、原料調達、高付加価値商品の生産・加工事業、流通機能を活かした卸事業と幅広い事業を展開しております。また、新分野として、フードサイエンス領域での事業構築にも取り組んでおります。 |
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食料第二 |
: |
国内及び海外において、飼料穀物、大豆、小麦等、穀物・畜産分野に係る様々な商品を取り扱っており、穀物集荷事業から穀物サイロ事業、配合飼料製造事業、畜肉の生産・処理加工・販売事業に至る幅広い事業を展開しております。また、デジタル技術を活用した畜産営農支援、穀物取引の効率化にも取り組んでおります。 |
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アグリ事業 |
: |
米国、欧州、南米、アジア等の地域において農業資材小売及び卸売事業を展開しております。 |
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化学品 |
: |
国内及び海外において、石油化学品等の川上から電子材料、機能化学品の川下に至るまで、多種多様な製品・サービスを提供しております。飼料添加剤や食品機能材といった人口増加に伴い持続的な成長が期待できるライフサイエンス分野での事業展開、AIを活用した画像診断をはじめとするデジタルヘルス分野での新しいビジネスモデルの構築等、これまでの化学品の枠を超えた新たなソリューション提供型ビジネスを推進しております。 |
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金属 |
: |
鉄鋼・非鉄軽金属の原料資源の海外における開発事業、及び鉄鋼製品全般・非鉄軽金属の製造・加工・販売、鉄鋼・非鉄軽金属の原料資源やセメント関連資材の売買、並びに鉄・非鉄軽金属・EV用バッテリーのリサイクル等を行っております。 |
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新エネルギー開発推進部(*) |
: |
国内及び海外において、水素・燃料アンモニアの製造事業及びトレード・マーケティング、水素小売事業、SAF/e-メタン等の合成燃料製造事業及びトレード・マーケティング、CCUS事業等、新エネルギー領域において脱炭素の実現に資する事業に取り組んでおります。 (*)「新エネルギー開発推進部」(「エネルギー」「電力」「インフラプロジェクト」の一部を編入)は独立したオペレーティング・セグメントではなく、その損益等については、オペレーティング・セグメントの「エネルギー」「電力」「インフラプロジェクト」にそれぞれ配賦しております。 |
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エネルギー |
: |
国内及び海外において、天然ガス事業(生産、液化、トレード)、石油・ガスの探鉱・開発・生産事業、石油・LPGのトレード・物流・マーケティング事業、原子力事業(ウラン鉱山開発、原子燃料サイクル、関連機器販売・サービス)、環境価値の開発・売買等の幅広い分野に取り組んでおります。 |
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電力 |
: |
国内及び海外において、発電事業並びに電力サービス事業(電力小売事業、分散型電源事業、蓄電池・電力需給調整等を含むエネルギーマネジメント事業等)からなる多彩な電力事業における開発・投資・保守・運営・資産維持管理に加え、発電・送変電機器の納入及び工事請負を行っております。 |
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インフラプロジェクト |
: |
国内及び海外において、エネルギー関連インフラ、交通インフラ、社会インフラ、上下水道・海水淡水化及び脱炭素・低炭素・循環エコノミー関連分野を含む産業プラントの各分野での開発・投資・運営に加え、関連設備の納入・工事請負・運転維持管理を行っております。また、海外インフラ資産を対象としたファンド運営事業を行っております。 |
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航空・船舶 |
: |
国内及び海外において、航空機・防衛宇宙関連機器等の輸出入、並びにこれら関連商材を取り扱う卸売・小売・製品開発・各種サービス等の分野への事業展開・投融資、また、貨物船・タンカー・LNG船等各種船舶の取引仲介・ファイナンス、保有・運航・管理等の事業を展開するとともに、船舶関連資材の取扱いを行っております。 |
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金融・リース・不動産 |
: |
国内及び海外において、金融・リース分野では、自動車販売金融、航空機・航空機エンジンリース、商用車フリートマネジメント、貨車リース、総合リース及びノンバンク、次世代金融、フェムテック、プライベートエクイティファンド運営、国内企業投資事業等、不動産分野では、不動産開発、REIT及びファンド運営、アセットマネジメント事業等、保険分野では、保険仲介、キャプティブ事業等を行っております。 |
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建機・産機・モビリティ |
: |
国内及び海外において、建設機械・鉱山機械・自動車・産業機械・工作機械等の輸出入、並びにこれら多様な商材を取り扱う、卸売事業・小売事業・製品開発・各種サービス等の分野への投融資を幅広く行っております。 |
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次世代事業開発 |
: |
医薬品・医療機器、医療サービス、次世代産業基盤、卓越技術、DX・ITサービス、ビューティー、コンシューマーブランド、コンテンツ等、今後飛躍的な市場成長が見込まれ、これまで丸紅として十分な取組みができていない領域において、丸紅が培ってきた成功事業の“勝ち筋”を次世代事業開発の要諦として定め、実践することによって、新たなビジネスモデルの開発・事業構築を推進しております。 |
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次世代コーポレートディベロップメント |
: |
成長性の高い東南アジア及び新しいビジネストレンドの発信地である米国を中心にコンシューマービジネスへの規模感のある投資を通じ、その成長性を丸紅グループに取り込むことを目的としたコーポレートディベロップメントの取組みを推進しております。また、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業への投資を行うコーポレートベンチャーキャピタルを運営しており、これらの取組みを通じて、丸紅グループの中長期的な企業価値向上を目指しております。 |
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるオペレーティング・セグメント情報は、以下のとおりであります。
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前連結会計年度 |
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
||
|
|
ライフ スタイル |
フォレスト プロダクツ |
情報 ソリューション |
食料第一 |
食料第二 |
アグリ事業 |
化学品 |
金属 |
エネルギー |
|
収益 |
186,250 |
242,969 |
376,854 |
894,613 |
1,134,612 |
1,453,775 |
541,303 |
529,710 |
808,150 |
|
売上総利益 |
56,633 |
43,355 |
102,842 |
69,473 |
78,115 |
258,997 |
44,189 |
60,502 |
86,290 |
|
持分法による投資損益 |
329 |
2,552 |
103 |
7,064 |
1,159 |
750 |
3,946 |
138,650 |
11,028 |
|
親会社の所有者に帰属する 当期利益(損失) |
9,911 |
△14,180 |
7,758 |
16,982 |
17,997 |
41,503 |
7,019 |
163,479 |
39,233 |
|
セグメントに対応する資産 |
187,512 |
338,554 |
384,668 |
549,432 |
536,393 |
1,222,361 |
431,163 |
1,361,963 |
623,778 |
|
持分法で会計処理される 投資 |
12,493 |
46,562 |
7,617 |
64,092 |
59,672 |
9,771 |
18,728 |
941,177 |
80,404 |
|
|
電力 |
インフラ プロジェクト |
航空・船舶 |
金融・リース ・不動産 |
建機・産機 ・モビリティ |
次世代 事業開発 |
次世代コーポ レートディベ ロップメント |
その他 |
連結 |
|
収益 |
298,868 |
31,590 |
128,568 |
57,437 |
553,560 |
22,278 |
192 |
△10,214 |
7,250,515 |
|
売上総利益 |
60,625 |
13,440 |
38,762 |
31,641 |
125,009 |
6,706 |
153 |
△10,914 |
1,065,818 |
|
持分法による投資損益 |
49,195 |
20,435 |
9,973 |
50,940 |
11,987 |
2,962 |
229 |
96 |
311,398 |
|
親会社の所有者に帰属する 当期利益(損失) |
47,326 |
16,947 |
26,384 |
43,877 |
27,147 |
340 |
△3,056 |
22,745 |
471,412 |
|
セグメントに対応する資産 |
1,281,101 |
343,888 |
379,134 |
673,074 |
450,347 |
82,954 |
36,986 |
40,289 |
8,923,597 |
|
持分法で会計処理される 投資 |
583,677 |
218,139 |
124,852 |
495,195 |
64,333 |
32,572 |
19,665 |
△5,243 |
2,773,706 |
|
当連結会計年度 |
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
||
|
|
ライフ スタイル |
フォレスト プロダクツ |
情報 ソリューション |
食料第一 |
食料第二 |
アグリ事業 |
化学品 |
金属 |
エネルギー |
|
収益 |
206,532 |
245,655 |
400,818 |
949,885 |
1,060,128 |
1,438,325 |
600,921 |
659,238 |
907,253 |
|
売上総利益 |
63,706 |
50,734 |
111,173 |
74,091 |
69,991 |
281,696 |
57,403 |
53,579 |
76,037 |
|
持分法による投資損益 |
186 |
2,768 |
319 |
6,764 |
2,980 |
344 |
7,260 |
104,384 |
9,785 |
|
親会社の所有者に帰属する 当期利益(損失) |
8,400 |
15,241 |
9,137 |
13,875 |
9,940 |
45,687 |
13,616 |
123,497 |
69,328 |
|
セグメントに対応する資産 |
183,496 |
320,782 |
394,138 |
569,212 |
503,637 |
1,265,785 |
414,514 |
1,436,374 |
592,061 |
|
持分法で会計処理される 投資 |
12,460 |
43,307 |
9,901 |
65,264 |
55,731 |
9,922 |
17,899 |
957,130 |
77,610 |
|
|
電力 |
インフラ プロジェクト |
航空・船舶 |
金融・リース ・不動産 |
建機・産機 ・モビリティ |
次世代 事業開発 |
次世代コーポ レートディベ ロップメント |
その他 |
連結 |
|
収益 |
479,707 |
31,771 |
157,081 |
54,230 |
555,180 |
20,124 |
32,847 |
△9,527 |
7,790,168 |
|
売上総利益 |
83,973 |
13,673 |
51,533 |
28,983 |
121,576 |
7,219 |
14,863 |
△13,645 |
1,146,585 |
|
持分法による投資損益 |
53,204 |
△4,265 |
10,417 |
82,969 |
12,408 |
2,121 |
1,141 |
95 |
292,880 |
|
親会社の所有者に帰属する 当期利益(損失) |
66,034 |
△2,311 |
39,562 |
59,125 |
16,095 |
651 |
△2,180 |
17,268 |
502,965 |
|
セグメントに対応する資産 |
1,253,776 |
328,897 |
352,344 |
914,782 |
467,331 |
81,772 |
93,282 |
29,791 |
9,201,974 |
|
持分法で会計処理される 投資 |
530,979 |
211,554 |
117,893 |
719,864 |
84,066 |
36,017 |
27,018 |
△21,999 |
2,954,616 |
(注)1. 当連結会計年度より、「情報ソリューション」の一部を「インフラプロジェクト」に編入しております。この変更に伴い、前連結会計年度のオペレーティング・セグメント情報を組み替えて表示しております。なお、「新エネルギー開発推進部」(「エネルギー」「電力」「インフラプロジェクト」の一部を編入)の損益等については、「エネルギー」「電力」「インフラプロジェクト」にそれぞれ配賦しております。
2. セグメント間取引は、通常の市場価格により行われております。
3. 「その他」には、特定のオペレーティング・セグメントに配賦されない本部経費等の損益、セグメント間の内部取引消去、全社目的のために保有され特定のオペレーティング・セグメントに配賦されない資金調達に関連した現金及び現金同等物等の資産が含まれております。
(2)地域別情報
地域別情報は、収益の発生原因となる資産の所在する地域により区分しております。
前連結会計年度及び当連結会計年度における地域別情報は、以下のとおりであります。
対外部収益
|
|
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) (百万円) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) (百万円) |
|
日本 |
3,411,295 |
3,890,822 |
|
米国 |
2,423,477 |
2,459,988 |
|
その他 |
1,415,743 |
1,439,358 |
|
合計 |
7,250,515 |
7,790,168 |
(注)特定の顧客への収益の集中はありません。
非流動資産(金融資産及び繰延税金資産を除く)
|
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前連結会計年度末 (2024年3月31日現在) (百万円) |
当連結会計年度末 (2025年3月31日現在) (百万円) |
|
米国 |
530,170 |
569,831 |
|
日本 |
469,969 |
471,951 |
|
その他 |
541,101 |
600,071 |
|
合計 |
1,541,240 |
1,641,853 |