Economic Indicators / United States
【TOP】【指数・為替・商品一覧】【関連銘柄】
※ 指数は2017年=100、季節調整済み。グラフ上をドラッグすると横方向に拡大できます(Shift+ドラッグで左右移動)。
※ 重ね表示:米政策金利はFFレート誘導目標の上限金利(各月末の値。誘導目標がレンジ方式になった2008年12月以降)、米CPIは総合・季節調整なしの前年同月比、株価指数は各月末の終値(右軸・対数目盛)です。
| 年月 | 総合 指数 | 総合 前年比(%) | 総合 前月比(%) | コア 指数 | コア 前年比(%) | コア 前月比(%) |
|---|
PCEデフレーター(PCE価格指数)は、米国の個人消費支出(Personal Consumption Expenditures)にかかる物価の動きを表す指標です。 米商務省の経済分析局(BEA)が毎月「個人所得・個人支出(Personal Income and Outlays)」の一部として公表しており、通常は対象月の翌月末ごろに発表されます。
米連邦準備制度理事会(FRB)は物価安定の目標を「PCEデフレーターの前年比2%」と定めています。 そのため、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策を予想するうえで欠かせない指標で、発表時には金利や為替、株価が動くことがあります。
同じ「物価」でも、PCEデフレーターとCPIには次のような違いがあります。
| PCEデフレーター | CPI | |
|---|---|---|
| 公表機関 | 商務省 経済分析局(BEA) | 労働省 労働統計局(BLS) |
| 対象範囲 | 家計の支出に加え、企業や政府が家計のために支払う分(雇用主負担の医療保険など)も含む | 都市部の家計が自ら支払う支出のみ |
| ウエイト | 住居費の比率が比較的小さく、医療費の比率が大きい | 住居費の比率が大きい |
| 計算方法 | 連鎖方式で、消費者が安い品目へ乗り換える動き(代替効果)を反映しやすい | 固定的な品目バスケットで算出 |
| 傾向 | 一般にPCEデフレーターの上昇率はCPIよりやや低めに出やすい | |
2026年8月の米国PCEデフレーターは前年同月比+3.4%、食品・エネルギーを除くコアPCEデフレーターは+3.0%でした。前月と比べると、総合は上昇(+0.1pt)、コアは横ばい(+0.0pt)です。コアの前年比は半年前(+3.0%)からほぼ横ばいで推移しており、基調に大きな変化は見られません。直近3か月の動きを年率に換算するとコアは+2.0%で、前年比を下回っており、足元では物価上昇の勢いが弱まっています。コアはFRBの物価目標(2%)を1.0pt上回っています。総合がコアを上回っていることから、エネルギーや食品の価格が全体を押し上げていると考えられます。
2026年8月末の米政策金利(上限金利)は3.75%で、1年前(4.50%)から0.75pt引き下げられています。上限金利からコアPCEの前年比を差し引いた実質的な政策金利は+0.7ptと、物価上昇率をやや上回る水準にあり、中立に近いやや引き締め的な状態です。
※ 解説はデータから自動生成しています。前年比・前月比は季節調整済み指数から算出。