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IMM(International Monetary Market)とは、アメリカのシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)の中にある、 通貨の先物(将来の決まった時点で通貨を売買する契約)を扱う市場のことです。 この市場で「誰が」「どれくらい」「買い」「売り」のポジション(持ち高)を持っているかを、 アメリカの規制当局であるCFTC(米商品先物取引委員会)が毎週まとめて公表しています。 これを「建玉(たてぎょく)報告」または「Commitments of Traders(COT)レポート」と呼びます。
このレポートでは、取引参加者が大きく2種類に分けられます。
投機筋のポジションには「ロング(買い持ち)」と「ショート(売り持ち)」があり、 ロングの枚数からショートの枚数を引いた値を「ネットポジション」と呼びます。
そして、このネットポジションが週ごとにどう変化しているかを見ることで、 「投機筋が強気に傾いてきているか、弱気に傾いてきているか」という市場参加者の心理・トレンドを ある程度読み取ることができます。これが、多くの為替トレーダーがIMMポジションを 「相場の過熱感」や「トレンドの継続・転換」を判断する参考材料として使う理由です。
ただし注意点として、①データは毎週火曜日時点のものが金曜日に発表されるため数日のタイムラグがあること、 ②投機筋の中にも様々な投資戦略の参加者が混在しており全員が同じ理由でポジションを取っているわけではないこと、 ③ポジションが偏りすぎている(例えば買い越しが歴史的に多い)場合、逆に「そろそろ利益確定売りが出やすい」 という逆張りのシグナルとして解釈されることもあること、が挙げられます。単純に「買い越し=上がる」 と決めつけず、あくまで一つの参考指標として見るのがポイントです。
投機筋のポジション変化とUSD/JPYの値動きの連動性は弱く、2025年9月16日〜2026年7月28日の値動きは投機的フローよりもファンダメンタルズ(金利差・需給・実需フローなど)によって主に説明される可能性があります。 また、投機筋のポジション変化が翌週の価格変化とも一定の関係を示しており、投機筋のポジション調整が先行指標として機能している可能性があります。
※ ここでの「投機筋」とは、CFTC(米商品先物取引委員会)の建玉報告(Commitments of Traders)における 「非商業筋(Non-Commercial)」に分類される取引主体を指し、ヘッジ目的ではなく方向性を取る投機的な取引を行う ヘッジファンドや資産運用会社などが中心です。相関係数はあくまで統計的な連動性の目安であり、 因果関係を証明するものではありません。また、CFTCデータは週次(火曜時点)、価格データは日次のため、 このページでは各レポート日に最も近い直近の終値を対応付けて比較しています。