最新決算のポイント 2027年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年10月23日発表)
2027年3月期 第1四半期累計は、売上高1,032億円(前年同期比+10.6%)、営業利益29.5億円(前年同期比-14.7%)、純利益36.3億円(前年同期比-12.4%)と、増収減益でした。
決算発表と同時に2027年3月期の業績予想を上方修正しました。
年間配当は31円の予定(前期31円)で、前期と同額。
今期の成績(増減の理由)
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は宝酒造や宝酒造インターナショナルグループが増加しましたので103,207百万円(前年同期比10.6%増)となり、売上総利益は33,264百万円(同7.7%増)となりました。販売費及び一般管理費は運送費や人件費、管理費などが増加しましたので30,314百万円(同10.5%増)となり、営業利益は2,949百万円(同14.7%減)となりました。経常利益は受取配当金や為替差益の増加などがありましたので3,157百万円(同9.1%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別利益に固定資産売却益や投資有価証券売却益の計上がありましたが、特別損失に公開買付関連費用やタカラバイオ株式会社で希望退職者の募集に伴う割増退職金などの事業構造改革費用を計上し、法人税等では繰延税金資産の計上などがありましたので3,630百万円(同12.4%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
[宝酒造]
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比べて、焼酎は甲類焼酎の大容量商品などは減少しましたが、果実酒用35%焼酎の増加などにより増加いたしました。清酒は“松竹梅「天」”などが増加したことにより増加し、ソフトアルコール飲料は“タカラ「焼酎ハイボール」”の増加などにより増加いたしました。調味料は、本みりんや料理清酒が増加し、食品調味料も増加しましたので増加いたしました。原料用アルコール等は減少いたしました。
以上の結果、宝酒造の売上高は30,245百万円(前年同期比2.5%増)となりました。売上原価は、売上高の増加に伴い増加し22,747百万円(同2.8%増)となり、売上総利益は7,498百万円(同1.4%増)となりました。販売費及び一般管理費は、広告宣伝費などが減少し6,029百万円(同5.8%減)となり、営業利益は1,468百万円(同47.5%増)となりました。
[宝酒造インターナショナルグループ]
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比べて、清酒は減少しましたが、ウイスキーが引き続き増加し、その他酒類も増加しましたので、海外酒類事業の売上高は増加いたしました。海外日本食材卸事業の売上高も和酒や水産品などの付加価値が高く差異化された商品のラインアップの拡充を進めたことや価格改定効果などもあり増加いたしました。
以上の結果、宝酒造インターナショナルグループの売上高は60,334百万円(前年同期比17.3%増)となりました。売上原価は、売上高の増加に伴い増加し40,482百万円(同18.7%増)となり、売上総利益は19,851百万円(同14.5%増)となりました。販売費及び一般管理費は、人件費や運送費などが増加し15,914百万円(同16.3%増)となり、営業利益は3,937百万円(同7.8%増)となりました。
[タカラバイオグループ]
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比べて、試薬、機器および受託は減少しましたが、遺伝子医療は増加いたしました。
以上の結果、タカラバイオグループの売上高は9,204百万円(前年同期比0.7%減)となりました。売上原価は、売上構成の変化の影響などにより4,657百万円(同9.3%増)となり、売上総利益は4,546百万円(同9.1%減)となりました。販売費及び一般管理費は、Takara Bio USA, Inc.での条件付対価(注)の増加などにより7,930百万円(同16.6%増)となり、営業損失は3,384百万円(前年同期は営業損失1,796百万円)となりました。
(注)2025年1月に実施したCurio Bioscience, Inc.の株式取得において、取得対価の一部についてはSpatial製品の開発および売上の達成時に対価を支払う条件付対価契約を締結しており、達成可能性を見積もったうえで、その現在価値を負債に計上しております。当該負債については、定期的に達成可能性の見直しを行っており、見直しの結果生じた差額については販売費及び一般管理費で処理しております。
[その他]
当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同期と比べて、ワイン輸入販売などが増加し8,331百万円(前年同期比6.2%増)となりました。売上原価は6,793百万円(同5.8%増)となり、売上総利益は1,538百万円(同8.1%増)となりました。販売費及び一般管理費は506百万円(同1.6%増)となり、営業利益は1,032百万円(同11.5%増)となりました。
品種別販売実績
(注)販売金額には酒税を含んでおります。
業績の見通し
直近の状況を踏まえ、2026年5月13日に公表いたしました2027年3月期第2四半期累計期間の業績予想を修正しております。
事業別の予想は、宝酒造は、2026年10月の価格改定前の前倒し需要が想定を下回ったことにより、売上高は前回予想(2026年5月13日公表)に対して下回り、為替影響や容器包装品などのコストアップはあるものの、販売費及び一般管理費の効率的な使用に努めたこと等により、営業利益は前回予想を上回る見通しです。
宝酒造インターナショナルグループは、海外酒類事業、海外日本食材卸事業ともに売上高が前回予想を上回り、営業利益は、海外日本食材卸事業における価格改定による売上総利益の増加に加え、相互関税還付金の計上や為替影響もあり、前回予想を上回る見通しです。
タカラバイオグループは、売上高は、試薬事業が想定を下回る影響が大きく、前回予想を下回り、相互関税還付金の計上があるものの、商品構成の変化等により売上総利益が前回予想を下回りますが、Spatial製品の開発および売上進捗に応じた対価の見直しにより販売費及び一般管理費が減少することで、営業損失額は前回予想に対して縮小する見通しです。
これにより、グループ全体で売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益は、いずれも前回予想を上回る見通しです。
事業セグメント別の業績予想につきましては、本日公表の「2027年3月期第1四半期 決算短信補足資料」(PAGE8/8)をご参照ください。
なお、通期の業績予想につきましては現在精査中であり、2026年11月10日に予定している第2四半期(中間期)決算発表時にお知らせする予定です。
(第2四半期累計期間連結業績予想)
売上高 / 営業利益 / 経常利益 / 親会社株主に帰属 する四半期純利益 / 1株当たり 四半期純利益
前回発表予想(A) (2026年5月13日発表):百万円 205,000 / 百万円 8,800 / 百万円 7,800 / 百万円 5,900 / 円 銭 30.59
今回修正予想(B):210,870 / 13,112 / 12,764 / 11,682 / 60.87
増減額(B-A):5,870 / 4,312 / 4,964 / 5,782 / -
増減率(%):2.9 / 49.0 / 63.6 / 98.0 / -
ご参考:前期実績 (2026年3月期第2四半期累計):186,556 / 7,786 / 7,386 / 5,695 / 29.40
※解説は決算短信の数値から自動作成。理由・見通しは決算短信の添付資料(定性的情報)より抜粋
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書(一部)を連結して、金額(2026年3月31日)の大きい順に勘定科目を並べ替えたものです。各勘定科目をクリックすると、その科目の金額の推移をグラフと数値で表示できます。
貸借対照表に対応する勘定科目のカッコ内の%の数値は、資産合計に対する比率を示しています。
損益計算書に対応する勘定科目のカッコ内の%の数値は、収益全体に対する比率を示しています。