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NITTAN(6493)の株価 業績

最新決算のポイント 2027年3月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)(2026年10月30日発表)
2027年3月期 第2四半期(中間期)累計は、売上高285億円(前年同期比+16.8%)、営業利益23.5億円(前年同期比+36.1%)、純利益11.7億円(前年同期比-15.3%)と、増収増益でした。
通期の会社予想(営業利益42.0億円、前期比+5.1%)に対する進捗率は55.9%で、目安の50%を上回るペースです。
決算発表と同時に2027年3月期の業績予想を上方修正しました。売上高 560億円→590億円(+5.4%)、営業利益 38.0億円→42.0億円(+10.5%)、純利益 18.0億円→20.0億円(+11.1%)。
年間配当は20円の予定(前期20円)で、前期と同額。
今期の成績(増減の理由)
当中間連結会計期間における世界経済は、一部の地域に弱さがみられるものの、緩やかな持ち直しの動きが続きました。一方で、中東情勢をはじめとする地政学的リスクや各国の通商政策の動向などにより、先行き不透明な状況が続いております。
日本経済につきましては、景気は緩やかに回復しており、個人消費は持ち直しの動きがみられ、設備投資は持ち直しているほか、雇用情勢は改善の動きがみられております。一方で、消費者物価は緩やかに上昇しており、中東情勢や金融資本市場の変動等について引き続き留意する必要があります。
また、NITTANグループが最も影響を受ける自動車業界におきましては、日本市場において持ち直しの動きがみられる一方で、各国の通商政策や地政学的リスクなどにより、事業環境は依然として不透明な状況が続いております。
このような状況下、NITTANグループは、「基盤強化」、「永続的発展」、「企業風土改革」を柱とするグローバル経営方針を掲げ、NITTANグループのパーパスである「多様な技術を駆使し、脱炭素化社会の実現に貢献する」ことを目指し、国内外で競争力を高める施策や取り組みを積極的に展開してまいりました。その実現に向けたNITTANグループの中長期経営VISIONである「NITTAN Challenge 10(以下、NC10)」につきましても、VISION I(ICE有効活用領域)及びVISION II(xEV・異業種領域)における各アイテムの拡大と事業化に向けた開発を着実に進めております。また、2026年6月に公表した新中期経営計画に基づき、NC10の実現に向け、3年間で収益性及び営業キャッシュ・フローの最大化を目指すとともに、成長市場であるインドにおける高付加価値バルブを含むエンジンバルブ事業の拡大及び中空バルブの拡販に取り組んできました。
インド市場については、2025年6月、現代自動車グループのHyundai Motor India及びPT Hyundai Motor Manufacturing Indonesiaから、NITTANの高付加価値製品である軸中空エンジンバルブ及び傘中空エンジンバルブのコスト、性能面における優位性を評価いただき、受注を獲得しました。また、Royal Enfieldからも新たな受注を獲得し、同年11月には工場拡張工事を完了するなど、量産体制の強化を進めております。さらに、事業拡大に向けた生産能力の増強を見据え、インド・アンドラ・プラデシュ州政府及び在日インド大使館などの関係者との協議を進めております。
加えて、経済産業省による「令和7年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 非ASEAN加盟国)」に採択されました。本事業では、軽量化と冷却性能の向上を図る傘中空技術と、耐摩耗性・耐久性の向上を図る盛金補強技術を組み合わせたエンジンバルブの製造ラインをNITTANインド子会社Nittan India Tech Pvt. Ltd.に開発・導入し、日本で培った技術をインドの原材料・製造環境に適合させながら、品質、コスト、量産性及び商業性の検証を進めてまいります。
さらに、自動車メーカーを中心とする取引先から、NITTANグループの品質、技術力及び環境への取り組みについて評価を受ける機会も増えております。2026年4月にはマツダ株式会社からNITTAN山陽工場が「カーボンニュートラル改善賞」を3年連続で受賞したほか、同年8月にはHonda Vietnamから最高評価となる「Supplier of the Year」を受賞しました。また、同年10月には、マルチ・スズキ・インディア向けFFV(Flexible Fuel Vehicle:フレックス燃料車)用エンジンバルブの開発における技術的貢献が評価され、技術開発優秀取引先に認定されました。同バルブは現在、同社向けFFV用製品として量産されています。
また、NITTANグループが長年培ってきた品質、技術力及びグローバル供給体制を活かし、自動車メーカーのサプライチェーン安定化に向けた供給対応にも取り組んでおります。2026年3月に韓国で発生した自動車部品サプライヤーの工場火災を受け、現代自動車グループ向けエンジンバルブの供給支援要請への対応を進めたほか、同年7月にはVolkswagenグループ向けエンジンバルブを受注しました。こうした取り組みを通じ、グローバルな供給体制を活かした事業機会の拡大を進めております。
このような経営環境のもと、NITTANグループの当中間連結会計期間の経営成績につきましては、売上高は、一部の海外拠点並びに舶用部品事業及び歯車事業における販売減少等はあったものの、国内における中空エンジンバルブを中心とした高付加価値製品及び北米向けエンジンバルブの販売増加、当中間連結会計期間から新和精密グループを連結子会社化したことによる売上寄与、工作機械の売上増加並びに為替影響等により、前年同期に比べ増収となりました。この結果、売上高は285億36百万円(前年同期比16.8%増)となりました。
損益面につきましては、一部拠点における減収や収益性低下の影響等はあったものの、国内における中空エンジンバルブの販売増加及び収益性の改善、北米拠点における生産体制の効率化、並びに歯車事業における損失幅の縮小等により、前年同期に比べ増益となりました。この結果、営業利益は23億47百万円(前年同期比36.1%増)、経常利益は23億16百万円(前年同期比24.8%増)となりました。一方、親会社株主に帰属する中間純利益につきましては、前年同期に保有株式及び土地建物の売却益を特別利益として計上していたこと等により、11億69百万円(前年同期比15.3%減)となりました。
2026年5月に公表した当期業績見通しでは、前期の保有株式及び土地建物の売却益を特別利益とした一過性の増益要因が剥落するとともに、需要が伸びているインド拠点への更なる成長投資と為替レート1ドル=150円を想定した影響を見込んだ減益見通しを発表しました。しかし当中間連結会計期間の経営成績は、これらの減益見通し要因をカバーした上で、NITTANグループの基礎収益性が健全であることを示す結果となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
<小型エンジンバルブ>
当セグメントの売上高につきましては、国内事業において、現代自動車グループ向けの供給支援に伴う軸中空バルブ及び傘中空バルブをはじめとする高付加価値エンジンバルブの販売増加や北米向けエンジンバルブの販売増加等により、四輪車用エンジンバルブは前年同期に比べ増収となりました。また、二輪車用エンジンバルブについても、北米及びインド向け販売増加により、前年同期に比べ増収となりました。
海外事業においては、中国の一部拠点における販売減少等はあったものの、アジアを中心とした複数拠点において販売が増加しました。
一方、汎用エンジンバルブは、海外向け製品の販売不振等により、前年同期に比べ減収となりました。
損益面につきましては、中国の一部拠点等における減益要因はあったものの、国内における中空エンジンバルブの販売増加及び収益性の改善に加え、北米拠点における生産体制の効率化等により、前年同期に比べ増益となりました。
この結果、売上高は221億86百万円(前年同期比12.8%増)、セグメント利益(営業利益)は21億94百万円(前年同期比23.0%増)となりました。
<バルブリフター>
当中間連結会計期間より新和精密グループを連結子会社化したことに伴い、従来「その他」に含めていたバルブリフター事業について、報告セグメントとして「バルブリフター」を新設しております。なお、前年同期のセグメント情報については、変更後の報告セグメントの区分に基づき作成しております。当セグメントの売上高につきましては、当中間連結会計期間より新和精密グループを連結子会社としたこと等により、前年同期に比べ大幅な増収となりました。損益面につきましても、同グループの連結子会社化等により、前年同期の損失計上から黒字に転換いたしました。
この結果、売上高は18億52百万円(前年同期は59百万円)、セグメント利益(営業利益)は95百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)7百万円)となりました。
<舶用部品>
当セグメントの売上高につきましては、堅調な需要環境が継続する一方、受注残の解消に伴う販売の減少等により、前年同期に比べ減収となりました。損益面につきましては、減収となったものの、生産体制の安定化及び収益性の改善等により、前年同期に比べ増益となりました。
この結果、売上高は23億73百万円(前年同期比6.9%減)、セグメント利益(営業利益)は1億31百万円(前年同期比17.2%増)となりました。
なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高26百万円を含んでおります。
<歯車>
当セグメントの売上高につきましては、自動車用製品の販売減少等により、前年同期に比べ減収となりました。損益面につきましては、減収の影響はあったものの、事業構造改革の進展及び固定費の削減等により、前年同期に比べ損失幅が縮小いたしました。
この結果、売上高は6億18百万円(前年同期比25.2%減)、セグメント損失(営業損失)は44百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)1億56百万円)となりました。
<その他>
当セグメントの売上高につきましては、工作機械の売上増加等により、前年同期に比べ増収となりました。損益面につきましては、一部事業における減益要因はあったものの、工作機械及びその他事業における収益改善等により、前年同期に比べ損失幅が縮小いたしました。
この結果、売上高は30億1百万円(前年同期比46.4%増)、セグメント損失(営業損失)は12百万円(前年同期はセグメント損失(営業損失)90百万円)となりました。
なお、当セグメントの売上高は、セグメント間の内部売上高又は振替高14億70百万円を含んでおります。
業績の見通し
【通期業績予想の修正に関するお知らせ(16:00開示)より】
修正の内容
1.2027年3月期通期連結業績予想数値の修正
(単位:百万円、1株当たりは円)
前回発表予想(A):売上高 56,000 / 営業利益 3,800 / 経常利益 3,800 / 純利益 1,800 / 1株当たり純利益 62.49
今回発表予想(B):売上高 59,000 / 営業利益 4,200 / 経常利益 4,100 / 純利益 2,000 / 1株当たり純利益 69.37
増減額(B-A):3,000 / 400 / 300 / 200
増減率(%):5.4 / 10.5 / 7.9 / 11.1
(ご参考)前期実績:売上高 51,676 / 営業利益 3,998 / 経常利益 4,423 / 純利益 2,227 / 1株当たり純利益 77.35
修正の理由
2027年3月期通期の連結業績予想につきましては、日本国内および北米拠点における高付加価値製品の販売好調等により、第2四半期(中間期)までの業績が当初の想定を上回って推移していることに加え、新和精密株式会社の連結開始時期が当初想定より1四半期前倒しとなったこと、並びに足元の為替水準を踏まえ、通期の連結業績予想を上記の通り修正致します。
なお、今回の業績予想は2026年9月末時点の為替レート(1ドル=157.33円)を前提としており、今後の為替相場の変動等により、実際の業績が予想値と異なる可能性があります。
また、配当予想につきましては、前回予想から変更はございません。
※解説は決算短信の数値から自動作成。理由・見通しは決算短信の添付資料(定性的情報)より抜粋
NITTAN 【業種】輸送用機器 【市場】東証スタンダード)
(NITTAN 【業種】輸送用機器 【市場】東証スタンダード)
売上高の推移(単位:100万円)
営業利益の推移(単位:100万円)
経常利益の推移(単位:100万円)
純利益(親会社の株主に帰属する利益)の推移(単位:100万円)
財務三表
NITTANの貸借対照表
NITTANの損益計算書
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書(一部)を連結して、金額(2026年9月30日)の大きい順に勘定科目を並べ替えたものです。各勘定科目をクリックすると、その科目の金額の推移をグラフと数値で表示できます。
貸借対照表に対応する勘定科目のカッコ内の%の数値は、資産合計に対する比率を示しています。
損益計算書に対応する勘定科目のカッコ内の%の数値は、収益全体に対する比率を示しています。
純資産合計(61.1%/457億7,842万6,000円)
固定資産合計(52.4%/391億9,972万4,000円)
流動資産合計(47.6%/356億7,502万6,000円)
負債合計(38.9%/290億9,632万4,000円)
売上高(
100%/285億3,613万4,000円)
株主資本合計(34.6%/259億1,448万1,000円)
利益剰余金(22.6%/169億2,032万4,000円)
固定負債合計(18.9%/141億1,936万7,000円)
現金及び預金(17.3%/129億4,667万2,000円)
売上総利益(
18.3%/52億1,051万3,000円)
短期借入金(6.1%/45億4,954万6,000円)
資本金(6.1%/45億3,054万3,000円)
買掛金(5.6%/42億2,750万5,000円)
建設仮勘定(4.1%/30億4,650万2,000円)
仕掛品(3.4%/25億7,539万7,000円)
営業利益(
8.2%/23億4,743万8,000円)
経常利益(
8.1%/23億1,695万1,000円)
中間純利益(
6.8%/19億4,455万6,000円)
法人税等(
2.3%/6億6,519万7,000円)
支払利息(
0.5%/1億4,614万7,000円)
受取配当金(
0.4%/1億2,439万9,000円)
※有価証券報告書、四半期報告書、半期報告書のデータを使用しています。
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