矢作建設工業(1870)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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矢作建設工業(1870)の株価チャート 矢作建設工業(1870)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 矢作建設工業グループは、矢作建設工業、子会社8社で構成され、建築、土木、不動産の事業を行っております。

矢作建設工業グループの事業に係る位置づけ及び報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。

なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1. 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げる報告セグメントの区分と同一であります。

 

(建築セグメント)

矢作建設工業が建築工事の請負並びにこれに付帯する事業を営んでいる他、子会社では矢作ビル&ライフ㈱と北和建設㈱が建築事業、㈱テクノサポートが建設用資材の販売を行っております。また、矢作建設工業グループ独自の外付耐震補強工法による耐震診断やコンサルティング、調査、設計、施工など一連の耐震補強サービスの提供を矢作ビル&ライフ㈱、㈱テクノサポートが行っております。なお、その他の関係会社である名古屋鉄道㈱より駅舎建築工事等を継続的に受注しております。

(土木セグメント)

矢作建設工業が土木・鉄道工事の請負並びにこれに付帯する事業を営んでいる他、子会社ではヤハギ道路㈱が道路舗装及び土木工事の請負に関する事業、ヤハギ緑化㈱が緑化工事及びゴルフ場の維持管理に関する事業、㈱テクノサポートが補強土工法「パンウォール」に関する事業を営んでおり、南信高森開発㈱は、ゴルフコース(コース名:高森カントリークラブ)を所有し、その運営を行っております。矢作建設工業はヤハギ道路㈱、ヤハギ緑化㈱に工事を発注しており、また、その他の関係会社である名古屋鉄道㈱より鉄道工事等を継続的に受注しております。

(不動産セグメント)

矢作建設工業が不動産の売買、賃貸等の不動産事業を営む他、子会社の矢作地所㈱がマンション分譲、不動産賃貸及び不動産開発を行い、矢作ビル&ライフ㈱がビル・マンションの管理、不動産賃貸及び分譲マンションのカスタマーサービス事業を行っております。矢作建設工業は、矢作地所㈱よりマンション工事等を受注しております。

以上に述べた事項の概略図を示すと、次のとおりであります。

 

 

(注)1.2023年7月20日付で特定目的会社である南知多未来パートナーズ㈱(議決権の66.7%を間接所有)を設立し子会社といたしました。

 


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において矢作建設工業グループが判断したものであります。

 

(1)会社の経営の基本方針

 

 

 矢作建設工業が経営理念に掲げる建設エンジニアリングとは、安全性、経済性、実用性を兼ね備えた社会にとって有用なモノや環境を作り出すことです。私たちはこの目的を追求するために、これまで培ってきた建築・土木の専門的な知識に加え、土地や資金、情報等の様々な要素を統合することで、お客様のニーズを上回る付加価値を生み出していきます。

 多様化する社会にエンジニアリングによる新しい価値を提供し続けることで、従業員一人ひとりの成長と幸福の実現、そして企業の持続的成長を目指してまいります。

 

(2)会社の経営環境と対処すべき課題及び中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標

 今後の経営環境につきましては、地政学リスクや円安のさらなる長期化による資源及び原材料価格の高騰や供給面での制約など、依然として先行き不透明な状況にあります。国内建設市場においても、官民ともに需要は引き続き堅調な推移が見込まれる一方、建設資材価格の高止まりや、改正労働基準法の時間外労働時間上限規制適用による労務費高騰や工期遅延などが懸念されます。加えて、SDGsやカーボンニュートラルをはじめとした社会課題への対応、また中長期的には人口減少に伴う建設需要の減少や産業の担い手不足への対応が求められています。

 このような事業環境のなか、矢作建設工業グループは持続的成長を実現していくために、2030年度の目指す姿を「課題解決&価値創造型企業」と定めました。この「課題解決&価値創造型企業」とは、顧客・地域・社会が抱える課題を解決するだけにとどまらず、より良い社会を実現するために建設エンジニアリングによる新たな価値を創造・提供することで、顧客・地域そして社会の持続的発展に貢献する企業です。

 この目指す姿の実現に向けて、前半5年間を既存事業の深化・進化と新規分野・領域の探索・開拓を両立推進し、後半5年間で加速度的に成長するための基盤を構築する期間と位置づけ、2021年度を初年度とする中期経営計画を掲げております。

 

 「中期経営計画(2021年度~2025年度)」の事業方針及び数値目標等は以下のとおりです。

 

① 事業方針

 

② 数値目標(連結)

 

③ 配当方針

 

④ 投資計画

 


事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 矢作建設工業グループの経営成績及び財務状況等に影響を及ぼすおそれのあるリスクとして、当連結会計年度末現在において矢作建設工業が認識しているものを以下に記載しております。ただし、全てのリスクを網羅したものではなく、予見できない又は重要とみなされていないリスクの影響を受けるおそれがあります。

 矢作建設工業グループではこうしたリスクに備えるため、リスクマネジメント体制を整備し(下図[①リスクマネジメント体制図]参照)、グループ全社にわたりリスクマネジメント活動を遂行しております。

 具体的には、まず各部門・各子会社がリスク区分に基づいたリスク項目を抽出(下図[②リスク区分表]参照)し、影響度・頻度(下図[③リスク評価基準表]参照)の観点から各リスクについての評価を行います。これにより各部門・各子会社がリスクの統制手法を構築し、統制活動を実施した上でこれらの自己評価を行います。また、内部監査部門がモニタリングを通じ、各部門・各子会社のリスクマネジメントの評価を行っております。内部統制部会はこれら各部門・各子会社及び内部監査部門の活動を受けて是正に係るフィードバックを行うとともに、特に重要なリスクについては、個別にCSR/ESG委員会へ報告・検討する等、リスクマネジメントが有効にかつ効果的に機能するようにしております。

 

(注)[②リスク区分表]に掲げる各リスクには、「2[サステナビリティに関する考え方及び取組]」で記載したリスクと内容が重複するものがありますが、経営成績及び財務状況等に影響を及ぼすおそれのあるリスクという切り口から、改めて記載しております。

 

[①リスクマネジメント体制図]

 

[②リスク区分表]

 

 

 

 

[③リスク評価基準表]

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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