ヤマト(1967)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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事業の状況や経営戦略など
事業などのリスク


ヤマト(1967)の株価チャート ヤマト(1967)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

 

3 【事業の内容】

ヤマトグループは、ヤマト及び子会社11社で構成され、建設工事業を主に営んでいます。

 

ヤマトグループの事業に係る位置付け及び事業の種類別セグメントとの関連は、次のとおりです。

 

セグメントの名称

事業内容

会社

建設工事業

建築・土木、空調・衛生、電気・通信、水処理プラント、冷凍・冷蔵に関する工事の設計・監理及び施工並びに、これらに関連する事業

ヤマト

上記各種工事に関わる修理工事及び空調衛生設備工事の施工、保守、点検、維持管理業務の一部を施工

(連結子会社)

大和メンテナンス株式会社

株式会社埼玉ヤマト

電気設備工事の設計及び施工とヤマトが施工する上記各種工事に関わる電気設備工事の一部を施工

(連結子会社)

株式会社ヤマト・イズミテクノス

空調衛生設備工事の設計、施工、保守、点検とヤマトが施工する上記各種工事に関わる保守、点検の一部を施工

(連結子会社)

株式会社サイエイヤマト

水力発電装置の維持管理業務と水力発電による電力の売電業務

(連結子会社)

箱島湧水発電PFI株式会社

鉄骨の設計・加工

(連結子会社)

株式会社大塚製作所

内装工事業

(連結子会社)

株式会社テンダー

土木と建築の総合企画設計監理

(連結子会社)

日新設計株式会社

電気工事業

(連結子会社)

株式会社スズデン

土木工事業

(連結子会社)

上毛建設株式会社

商業施設運営業

道の駅まえばし赤城の運営業務

(連結子会社)

株式会社ロードステーション前橋上武

 

 

事業の系統図は次のとおりです。

 


(注) 上毛建設株式会社は、2025年3月10日付で完全子会社化しました。


有価証券報告書(2024年3月決算)の情報です。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、ヤマトグループが判断したものです。

 

(1)会社の経営の基本方針

ヤマトグループは常にお客様価値を高めた製品・サービスの提供を追求し、業界最高の「技術とものづくり」の力を高め、地域社会の発展に貢献します。

 

(2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題

ヤマトが属する建設業界においては、関連予算の執行により堅調に推移する公共投資の増加に加え、民間設備投資においても、社会経済活動の正常化が進んだことにより国内景気が持ち直し、機械投資やデジタル関連投資を中心に増加することが期待されるものの、建設資材価格の上昇は続くものとみられ、また、技能労働者の高齢化や現場労働者数の減少は建設業における喫緊の課題であり、今後はデジタル技術を活用した、より生産効率を高めた生産システムの構築が進むものと思われます。

このような状況に対応すべく、ヤマトグループは当連結会計年度を初年度とする3か年の中期経営計画を策定しました。

ヤマトグループは、以下の3点を成長戦略とした「中期経営計画」(2023~2025年度)を推進していきます。

 

1. コア事業の強化・拡大

ヤマトの強みである「カタチにする力」(見える化・工業化)を更に推進し、高品質・高評価・高収益につなげます。

   ・品質向上、ものづくり体制の確保・強化

   ・競争の強化

   ・顧客の拡大

2. グリーンイノベーションの推進

地方都市の脱炭素社会実現のため、環境性・快適性・経済性がバランスする技術・サービスを提供します。

   ・資源の有効活用

   ・省エネルギーの強化

   ・再生可能エネルギーの拡大

3. 経営基盤の強化・地域貢献

変化に対応し、継続的に成長するための人的資本投資とDX、ガバナンスを強化、エッセンシャル企業として地域に貢献します。

   ・モチベーションの向上(長く安心して働ける環境整備など)

   ・ガバナンスの強化(グループでのガバナンスレベル向上など)

   ・地域貢献(2023年3月21日に開駅した「道の駅まえばし赤城」の事業運営など)

 

 ヤマトグループは、本計画の目標達成に向けて、総力をあげて取り組んでまいります。

 ひとを育て、技術を磨き、イノベーション(新しい価値創造)を起こして、地域とひとの幸せを創造する企業を目指し、さらなる努力を重ねてまいります。

 

 

(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

ヤマトグループでは、中期経営計画(2023~2025年度)において連結売上高、連結経常利益、連結ROE、連結配当性向を経営目標とし、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。また、70億円の投資計画(3期累計)を掲げており、その内訳は生産性向上投資60億円、成長投資(企業連携・M&A・人財投資)10億円です。

 

項目

2025年度(第81期)目標

2024年度(第80期)目標

2023年度(第79期)実績

連結売上高

530億円

510億円

482億円

連結経常利益

39億円

33億円

23億円

連結ROE

8.0%以上

6.3%

4.1%

連結配当性向

30%以上

36.8%

46.0%

 

なお、当連結会計年度の実績及び現在の事業展開の進捗状況から中期経営計画の見直しは不要であると判断しています。

 

(4)建設プロダクトとSDGs

ヤマトグループは「建設プロダクト」というコンセプトを合言葉に、お客様価値の高い「モノ」と「サービス」を提供し、社会的課題の解決や気候変動などの地球環境問題への取り組みを通じて持続可能な地域社会づくりの実現に貢献します。

SDGs17の目標

中期経営計画(2023~2025年度)における施策

建設プロダクト ―省人化・資源ロス削減・環境負荷低減

 

建設製品をワンストップ(基本計画~設計~施工~メンテナンス~資産管理・一部運用から資金供給まで)でお客様に提供します。

 

 8:働きがいも経済成長も

 9:産業と技術革新の基盤を作ろう

11:住み続けられるまちづくりを

12:つくる責任、つかう責任

13:気候変動に具体的な対策を

◆品質向上、ものづくり体制の確保・強化

・工業化と意思決定の促進

 (工場加工・ユニット化・見える化・生産設計)

・施工管理体制の確保と強化

 (オフィスにて現場管理業務を支援)

 

◆顧客の拡大

・建築、設備、電気の一括事業

 (提案~設計~施工~保守一括)

 

◆資源の有効活用 

・原材料の削減・活用

 (管材、継手類の削減、地場材活用)

・リサイクルの強化

 (梱包材削減、再生材活用)

蓄熱技術 ―省エネ・省CO2

 

省エネルギー社会の実現や余剰電力の活用は喫緊の課題となっています。

独自の空調システムで余剰電力を活用し、省エネ・省CO2・ライフサイクルコストの低減に貢献します。

 

 7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに

 9:産業と技術革新の基盤を作ろう

13:気候変動に具体的な対策を

◆省エネルギーの強化

・エネルギー使用の合理化技術・サービスの開発・普及

 (使われ方の調査分析+省エネ・畜エネ・創エネシステムの組み合わせ+チューニングによる最適化)

冷蔵・ノンフロン技術 ―食品ロス削減

 

日本国内における食品ロス量は、年間約500万トンにのぼります。

高鮮度冷蔵庫は野菜の鮮度を長時間維持することを可能とし、食品ロスの低減に貢献します。

 

 2:飢餓をゼロに

 7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに

 9:産業と技術革新の基盤を作ろう

12:つくる責任、つかう責任

◆顧客の拡大

・食品工場や冷凍冷蔵施設等への積極的な営業・提案

 

◆省CO2の推進

・空調・冷蔵熱源でのノンフロン化推進

 (CO2冷凍機の活用やブライン冷却システムの導入促進)

 

 

SDGs17の目標

中期経営計画(2023~2025年度)における施策

温浴技術 ―安全・安心・癒し

 

ヤマトは施設の皆様と共に省人化や省エネルギー化、レジオネラ感染症対策に取り組み、地域社会に安全で安心してやすらげる温浴環境を提供します。

 

 6:安全な水とトイレを世界中に

 9:産業と技術革新の基盤を作ろう

11:住み続けられるまちづくりを

12:つくる責任、つかう責任

◆省エネルギーの強化

・エネルギー使用の合理化技術・サービスの開発・普及

 (使われ方の調査分析+省エネ・畜エネ・創エネシステムの組み合わせ+チューニングによる最適化)

 

◆地域貢献

・「道の駅まえばし赤城」の温浴施設

 (サンゴライト化粧水風呂、レジオネラ対策消毒システム)

水処理技術 ―安心・安全・安定

 

水インフラの老朽化や大規模な自然災害が相次ぐ中、安心、安全で持続可能な水インフラの実現は私たち共通の願いです。ヤマトは水処理設備全般の改修、新設から運転管理まで包括的に取り組み、地域の水インフラを守っていきます。

 

 6:安全な水とトイレを世界中に

11:住み続けられるまちづくりを

12:つくる責任、つかう責任

13:気候変動に具体的な対策を

◆競争の強化

・工場系施設への積極営業・提案

 (配管・設備の工業化、水処理技術)

・水環境インフラの効率整備・運用支援

脱炭素化・快適化 ―省エネ・創エネの実現

 

脱炭素社会の実現は現在の私達の責任です。ヤマトではZEBの実践や 快適空間を通して、省エネ・創エネの実現による環境負荷低減を目指し、サステナブルな建物づくりに取り組んでいます。

 

 7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに

11:住み続けられるまちづくりを

12:つくる責任、つかう責任

13:気候変動に具体的な対策を

◆省エネルギーの強化

・ZEBの拡大

 (中小規模建物向け普及型ZEBの整備、推進

・エネルギー使用の合理化技術・サービスの開発・普及

 (使われ方の調査分析+省エネ・畜エネ・創エネシステムの組み合わせ+チューニングによる最適化)

 

◆再生可能エネルギーの拡大

・地産地消型再生可能エネルギー源の創出と活用システムの構築

加工センター ―快適な作業環境の実現

 

誰でも活躍できる作業環境実現に向け、装置段取の簡易化、部品の軽量化、治具化、作業の自動化を推進しています。

また、床冷暖房システムを取り入れ快適な作業環境を作り出しています。

 

 8:働きがいも経済成長も

11:住み続けられるまちづくりを

12:つくる責任、つかう責任

13:気候変動に具体的な対策を

◆品質向上、ものづくり体制の確保・強化

・工業化と意思決定の促進

 (工場加工・ユニット化・見える化・生産設計)

 

◆モチベーションの向上

・長く安心して働ける環境整備

従業員への取り組み ―1人ひとりが能力を発揮することができる働きがいのある職場を目指して

 

従業員の多様性を尊重し、能力を十分に発揮することが企業競争力を高めるとの認識から、職場環境の整備を行うとともにワークライフバランスを推進しています。

 

 4:質の高い教育をみんなに

 5:ジェンダー平等を実現しよう

 8:働きがいも経済成長も

◆モチベーションの向上

・長く安心して働ける環境整備

 (定年延長、人事制度改革)

・課題解決型人材の育成と学び直し

 (教育センター、技術講習の改革)

 

◆ガバナンスの強化

・ダイバーシティへの取組み推進

 (多様性を尊重)

パートナーとの取り組み ―協働、協創そして共存共栄

 

17:パートナーシップで目標を達成しよう

 8:働きがいも経済成長も

 9:産業と技術革新の基盤を作ろう

11:住み続けられるまちづくりを

◆品質向上、ものづくり体制の確保・強化

・施工管理体制の確保と強化

 (サプライチェーンまで含めた効率化の推進、技術継承・人財育成)

 

◆顧客の拡大

・地域社会を元気にする官民連携事業の推進

 (PFI事業、ESCO事業)

・企業連携の推進

 (建設生産の効率化を推進する同業・異業との連携)

 

 

SDGs17の目標

中期経営計画(2023~2025年度)における施策

地域社会への取り組み ―自然との調和から豊かな地域社会づくりへの貢献

 

17:パートナーシップで目標を達成しよう

 7:エネルギーをみんなに。そしてクリーンに

11:住み続けられるまちづくりを

15:陸の豊かさも守ろう

◆省エネルギーの強化

・ZEBの拡大(中小建物への普及型ZEB)

 

◆再生可能エネルギーの拡大

・地産地消型エネルギーの整備・拡大

 (太陽光・小水力発電 施工・維持管理)

 

◆地域貢献

・本支店所在地での地域貢献活動の推進

 

 

「中期経営計画」(2023~2025 年度)及び「SDGs行動宣言」の詳細は、ヤマトホームページにてご確認ください。

  ・中期経営計画(2023~2025 年度):2023年3月27日公開

  ・SDGs行動宣言:2023年2月1日公開

 

(5)内部統制報告制度(J-SOX)における開示すべき重要な不備の解消について

ヤマトは、2023年6月19日付で関東財務局長に提出した2023年3月期の内部統制報告書において、ヤマト連結決算に使用する子会社の個別財務諸表の正確性を担保する内部統制の不備(「収益認識に関する会計基準」等の適用にあたり、連結決算手続の過程で一部の連結子会社の個別財務諸表を誤って修正したこと及び株式会社スズデンの会計処理の誤りをヤマトが連結決算手続の過程で識別したことによる連結決算作業の遅延)は、財務報告に重要な影響を及ぼす可能性が高いと判断し、開示すべき重要な不備として2023年3月期末日における財務報告に係る内部統制は有効ではないことを開示しました。

ヤマトは、当該事実を真摯に受け止め、財務報告の信頼性を確保すべく以下の再発防止策を講じて、その整備及び運用状況の改善を実施しました。

・経理部内でのチェック体制の見直し

決算作業手順の見える化及び決算作業の属人化を排除するために、外部の専門家(公認会計士)を利用して決算チェックリストの拡充を図るとともに、当該チェックリストを用いた検証を多重的に実施することで、決算処理の誤りを防止しました。

なお、決算チェックリストは人的統制であることから、ケアレスミスを可能な限り防止するため、決算処理のIT化を進めてまいります。

・経理人員の補強や会計的な知見の向上

ヤマト及び株式会社スズデンにおいて決算開示の業務経験を有する経理人材の採用や経理部での勉強会を行うとともに、ヤマト経理部員による建設業経理に関連する資格取得や外部セミナーへの参加等を通じて会計的な知見の向上を図りました。

以上の結果、前連結会計年度の開示すべき重要な不備は解消され、当連結会計年度末日におけるヤマトグループの財務報告に係る内部統制は有効であると判断しました。

皆様の信頼回復とヤマトグループの企業価値の向上を図るために、引き続き、コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の強化に努めていきます。


事業等のリスク

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。

なお、下記項目の中には、将来の予想に関する事項も含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものです。

 

 (1) 建設業界の市場環境に関わるリスク

 ヤマトグループが営んでいる事業である建設工事業は受注請負産業です。民間企業による設備投資の減少や政府及び地方公共団体の公共投資の削減により、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、新たな建設市場構築に向けた脱請負業、リニューアルやリノベーション分野への経営資源の戦略的投入による安定的な受注の確保に取り組んでいます。

 

(2) 気候変動に関わるリスク

気候変動に対する需要の変化に対する対応が遅れ、競争力の低下によりヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

このリスクに対応するため、省エネルギーや食品ロス削減などの顧客の要望に合致した技術とサービス力の強化に努めています。

 

 (3) 取引先の信用に関わるリスク

 建設工事業においては、その請負金額とそれに伴う工事支出金が一般的に高額であり、工事目的物の引渡時に多額の工事代金が支払われる契約が多いため、工事代金を受領する前に取引先が信用不安に陥った場合には、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、組織的なプロジェクトリスク管理体制を整備し、具体的根拠と客観的評価に基づいた与信管理の徹底に努めています。

 

 (4) 資材調達価格の高騰に関わるリスク

 調達する機器及び材料の価格が高騰し、それを請負金額に反映させることが困難な場合には、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、資材価格動向のモニタリングや予測及び予測精度向上に向けた取組みを継続するとともに、集中購買や早期発注を通して価格の上昇を抑制することに努めています。また、民間建設工事の契約締結に際して、建設資材等の価格高騰に対するスライド条項の合意に努めています。

 

 (5) 工事施工に関わるリスク

 工事施工中における人的・物的事故あるいは災害の発生や工事引渡後における手直し工事の発生等、予期せぬ費用の発生により、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、安全に向けて最大限の配慮を払うとともに安全衛生の現場指導、適正な労務環境の構築等による安全衛生管理の徹底や品質に関するパトロール、過去の不具合事例の周知等を実施し、未然防止策によるリスクの低減に努めています。

 

 (6) 不採算工事の発生に関わるリスク

 受注時には予測できなかった経営環境の変化や工事施工段階での想定外の追加原価等の発生により、不採算工事が発生した場合には、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、業務のフロントローディングを進めます。具体的には、生産設計で情報を確定しプレハブ加工による施工の工業化を図ることによって、原価リスクを低減し、不採算工事の抑制に努めています。

 

 (7) 株式等の保有に関わるリスク

 ヤマトグループは、株式や債券などの金融資産を保有していますが、これらの金融資産は、株式相場や基準価額の下落により、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、経済合理性の観点から保有資産の見直しを実施することによりリスクの低減に努めています。

 

 (8) 退職給付制度に関わるリスク

 ヤマトグループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算定されていますが、年金資産の時価の下落、年金資産の運用利回りの低下等により、退職給付費用が増加した場合には、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、ポートフォリオをリスクの低い債券や一般勘定を中心とし、安定運用を目指す方針としており、時価の下落によるリスクを低減するよう努めています。また、将来の財政悪化リスクに備えるため、リスク対応掛金の拠出を行っています。

 

(9) 法的規制に関わるリスク

 ヤマトグループは、建設業法を始めとする様々な法規制の適用を受けています。法規制に違反し、監督官庁による処分や指導を受けた場合には、営業活動が制限され、ヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

 このリスクに対応するため、各種関連法令の事前確認を徹底し、役職員及び協力会社に対して法令遵守の啓発活動及び遵守状況の確認を実施しています。

 

 (10) 人材確保に関わるリスク

定年退職者の増加や新規採用者の減少、時間外労働の上限規制適用による総労働時間の減少が見込まれ、施工能力の縮小によりヤマトグループの業績は影響を受ける可能性があります。

このリスクに対応するため、設備施工の工業化や現場管理業務の集約化を推進すると共に、定年を65歳に延長するなど、長く安心して働ける環境整備に取り組んでいます。

 

 (11) M&Aに関わるリスク

 ヤマトグループでは、事業強化等を目的として、M&Aを行っています。買収時には想定していない外部経営環境の悪化等により買収後の実績がM&A時に見込んでいた収益計画と大きな乖離が生じた場合、のれんや関係会社株式の減損の計上が必要となる可能性があります。

 このリスクに対応するため、買収企業の収益計画や活動実績の精査等を行うことによって、減損の兆候を早期に発見するよう努めています。

 

 (12) 内部統制報告制度(J-SOX)に関わるリスク

 ヤマトは、財務報告に係る内部統制の整備及び運用の重要性を認識しています。しかしながら、経理部員の会計知識の不足等により適切な財務報告が行われず、その結果、ヤマトグループの社会的信用や市場での評価が低下し、業績に影響を与える可能性があります。

 このリスクに対応するため、会計の専門的知見を有する経理人員の育成や補強、監査法人との十分なコミュニケーションを図ります。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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