高橋カーテンウォール工業(1994)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて
3 【事業の内容】高橋カーテンウォール工業企業グル-プは、高橋カーテンウォール工業・連結子会社1社・非連結子会社2社の計4社で構成され、ビル外壁材等の建設業を主な内容として事業活動を展開しております。高橋カーテンウォール工業企業グル-プの事業に係わる位置づけ及びセグメント情報との関連は、次のとおりであります。また、事業区分については、セグメント情報と同一であります。PCカーテンウォール事業高橋カーテンウォール工業は、プレキャストコンクリートカーテンウォールをはじめとするビル外壁材並びに建築用プレキャストコンクリート部材[N認定]の設計・製造・施工を行っております。中国の非連結子会社である大連高連幕墻有限公司へは、プレキャストコンクリートカーテンウォールの設計を委託しております。アクア事業ホテル・学校・スポーツ施設のプールならびに各種温浴施設などの水施設・水空間・水環境の企画・提案・設計・施工を行っております。その他連結子会社㈱タカハシテクノは、不動産賃貸事業を行っております。非連結子会社の㈱アシェルは高橋カーテンウォール工業企業グル-プの保養所管理を行っております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
有価証券報告書(2025年12月決算)の情報です。
1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において高橋カーテンウォール工業企業グループが判断したものであります。 (1)経営方針高橋カーテンウォール工業はビルのコンクリート外壁をオーダーメードでつくる、プレキャストコンクリートカーテンウォール(以下PCCW)のメーカーです。1960年代に後発メーカーとして参入後、たゆまぬ営業努力を重ねて業界シェアトップになり、その後も茨城県の工場新設による生産設備増強、関西進出、人材採用・育成により、提案力・品質管理能力・生産能力等の総合力を高める努力を続けてきました。 従来、お客様の要望に応じて、石やタイルを張ったり、塗装したりする製品を作ってまいりましたが、コンクリートの調合を工夫して、様々な色やテクスチャーの素地をそのまま見せるアーキテクチュラルコンクリートを積極的に設計事務所に提案し、多数採用していただいております。さらに、デザイン提案を積極的に行い需要増大につとめ、また、CO2削減に寄与する研究も多数進めています。 (2)目標とする経営指標 高橋カーテンウォール工業は景気低迷期を除き、経常利益率10%以上を目標にしています。景気低迷期は5%以上を目標とします。2025年度は低迷期を脱していましたが、原価増大の要素が多々あったため、2.5%にとどまりました。資本効率の指標として、我々はWACCを採用しようと考えています。2025年の高橋カーテンウォール工業のWACCは5.5%であるのに対し、高橋カーテンウォール工業のROICは0.8%と、4.7%足りていないので、改善につとめたいと考えています。 (3)中期的な会社の経営戦略 高橋カーテンウォール工業は、PCCW事業の人材強化を続け、デザイン面、脱炭素等の環境性能向上について設計事務所やゼネコンの方々のリクエストに誠実に応えてゆきます。また、プール事業も人材強化をすすめて、長期にわたり、新築、メンテ需要に対応できる体制を整えます。 (4)経営環境 現在はディベロッパーが原価高騰のあおりを受け、計画の延期・中止を余儀なくされる場面が増えております。その一方、働き方改革や高齢者離脱の人手不足により、ゼネコン、設備系サブコンの施工キャパシティが著しく減少し、供給側優位のマーケットになった観があります。そのため、各ゼネコン、設備系サブコンが安売りをしなくなり、高収益となっています。したがって、高橋カーテンウォール工業にとっても悪い環境ではなくなってきていると考えています。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 日本の建設業界では、従事者の高齢化や少子化などの影響により、人手不足が顕著になってきており、技術の継承がままならなくなってきています。 PCCW業界でも高齢化が進んでおり、業界の将来が懸念されています。しっかり人材を採用育成し、顧客の期待に応え続けられるような体制を目指します。 また、日射を遮る庇(ひさし)形状のPC版や、SDGsに対応した壁形式などを適切にPRして、採用面積の増加に努める所存です。 アクア事業においては、拡大するステンレスプールマーケットの需要をしっかりとりこみ、撤退する会社からメンテナンス案件を引き継ぎ、また、周辺分野にも進出して業容の拡大を目指します。 今後は長期的に供給力不足になると考えています。安定した財務基盤のある高橋カーテンウォール工業は、安心して働ける環境を整え、人材を充実させて供給力を維持します。また、CO2削減技術の研究や工場内の展示スペースの拡充により、さまざまなリクエストに対応できる体制を目指し、経営指標を意識しつつ、「全従業員の物心両面の幸福を追求し、社会の進歩発展に貢献する」という理念を追求します。
事業等のリスク
3 【事業等のリスク】高橋カーテンウォール工業企業グル-プの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。本項に含まれている将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に高橋カーテンウォール工業企業グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため記載していません。①受注減少のリスク経済情勢の悪化や建設需要の縮小等により主力のPCカーテンウォールの受注高が減少した場合には、高橋カーテンウォール工業企業グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、ガラスカーテンウォールや、押出成形版などの競合品普及に伴い、PCカーテンウォールのマーケット規模が縮小する場合には、受注高が減少し業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するため、営業の提案力を強化するとともに、技術開発を通じた新商品の開発・新分野への事業拡大を図るなど、安定した受注確保に取り組んでおります。②資材価格の変動リスクおよび資材調達遅延リスク原材料の価格の高騰等により資材の調達コストが想定以上に上昇した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、世界的な物流停滞の影響で、海外から調達する資材の一部の調達が遅れるリスクがあります。このリスクに対応するために、資材価格上昇時における早期調達や資材調達先の多様化を図るとともに、調達価格の動向を踏まえつつ必要に応じて発注者に対して受注価格へのコスト転嫁の協議を行っております。③受注単価のリスク建設業界におきまして、ゼネコン及び各専門業者がそれぞれのマーケットで建設需要を同業他社と価格競争を繰り広げる環境になっており、高橋カーテンウォール工業企業グループにおいて、全てのセグメントが建設に関連する事業のため、需給バランスにより受注単価が低下し、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するために、製品の高品質・高付加価値を確保し同業他社との差別化を図り、受注単価の維持に努めております。④製品に欠陥が生じるリスク製品の品質管理には万全の体制をもって臨んでいますが、契約不適合責任や製造物責任による損害が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するために、不具合が発生した場合は、経営陣へ速やかな報告がなされ、徹底した原因究明と対応協議を行い不具合事例の社内周知など再発防止を徹底する態勢となっております。 ⑤製造及び施工中に重大事故が発生するリスク製造・施工中の安全管理には万全の体制をもって臨んでいますが、予期せぬ重大事故が発生した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するために、工場・工事現場で日々安全対策を周知徹底するとともに、安全管理の専門部署である安全衛生推進室が各現場を巡回し点検・指導を実施しております。 ⑥人材不足リスク工場・工事現場における技術労働者の減少・高齢化が進んでおり、今後新規入職者の増加・世代交代が進まない場合、生産体制に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。このリスクに対応するために、技術労働者の採用を積極的に推進し、職場環境の改善を図りながら、人材育成・人材確保に注力しております。また、協力会社の技術労働者の雇用安定・処遇改善に向けた各種支援を実施しております。
※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。
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