Aiロボティクス(247a)の事業内容、事業の状況や経営戦略、事業等のリスクについて

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Aiロボティクス(247a)の株価チャート Aiロボティクス(247a)の業績 沿革 役員の経歴や変遷

3【事業の内容】

 Aiロボティクスは、女性向けのライフスタイルに関する動画配信サービスの運営及び当該サービスを通じた広告配信を主たる事業として、事業を開始しました。その後、一般的に属人化しやすい広告運用業務を自動化、効率化するため、自社開発AIシステム「SELL(セル)」を開発し「AIマーケティング事業」を開始しました。

 Aiロボティクスはこの「AIマーケティング事業」を通じて「SELL(セル)」に蓄積したノウハウやデータを自社ブランドのマーケティングに活用し(図1)、加えて「SELL(セル)」に「D2C(*1)ブランド事業」に関わる機能拡張を行い、自社ブランド商品の販売を行う「D2Cブランド事業」を飛躍的に成長させております。

 なお、効率的な事業成長のため、現在Aiロボティクスの事業は「D2Cブランド事業」の単一事業としております。

 

(図1)「AIマーケティング事業」のノウハウを「D2Cブランド事業」に活用のイメージ図

 

[D2Cブランド事業]

(1)「SELL(セル)」について

「AIマーケティング事業」でクライアント企業の新規顧客獲得のための広告運用を、効率的に行うために開発した「SELL(セル)」を自社ブランドのマーケティングに活用するとともに、自社ブランドの運営を通じて得た、商品開発、需要予測、広告クリエイティブ(*2)作成、広告運用、CS(*3)対応、CRM(*4)施策までのブランド運営を取り巻く一連の業務データ等を分析し、これらを基に「SELL(セル)」の機能拡張を行っております。これにより「D2Cブランド事業」の生産性向上を推進し、現在は化粧品や美容家電領域を中心に商品開発を行い、連続的にヒット商品を生み出すことを追求しております。「D2Cブランド事業」における「SELL(セル)」の活用領域は図2のとおりです。

 

(図2)「SELL(セル)」の活用領域

 

 

(2)販売方法

Aiロボティクス事業では、「自社ECサイト販売」「ECモール販売」「店頭卸販売」の販売チャネルを通じて、自社で企画・開発し、OEMに製造委託した商品を顧客に販売しております。販売方法別の収益イメージは図3に記載のとおりです。

 

(図3)販売方法別の収益イメージ

①「自社ECサイト販売」は、SNS広告等のマーケティングにより獲得した顧客に対して自社運営のECサイトにて直接商品を販売する販売形態です。その都度注文いただく単品販売と、一定間隔で継続的に商品をお届けする、定期購入サービスがあり、Yunthブランドにおいてはこの定期販売が中心となっており、新規の定期購入者を増やしていくこと及び定期購入者のLTV(*5)を維持・向上させることで継続的な収益が見込まれるストック型ビジネスモデルとなっております。

 

②「ECモール販売」は、楽天市場、Amazon等のECモール内に自社店舗を出店し、顧客に対して直接商品を販売する販売形態です。商品ページの表示や商品の構成、販促施策の実施タイミング等を戦略的に行い、Aiロボティクスの展開する全ブランドにおいてランキング上位を獲得し、特にYunthブランドは楽天で殿堂入りを果たしております。

 

③「店頭卸販売」は、顧客に対しドラッグストアやバラエティーショップ、家電量販店等の店頭で販売するため、販売代理店に対して卸販売する販売形態です。Aiロボティクスが展開するYunthブランド、Straineブランドは主にドラッグストアやバラエティーショップに向けた卸販売を行い、Brighteブランドについては家電量販店に向けた卸販売を行っております。それぞれの業界に精通した代理店とパートナーシップを結ぶことでレバレッジを効かせた販売網の拡大を行っております。

 

「D2Cブランド事業」全体の事業系統図は図4に記載のとおりです。

 

(図4)「D2Cブランド事業」 事業系統図

 

(3)展開ブランド・商品

 スキンケアブランドの「Yunth」、美容家電ブランドの「Brighte」、ヘアケアブランドの「Straine」を主要ブランドとして、これらのブランド内で商品のラインナップを拡大しております。

 

①「Yunth」のブランド名は、youth(若さ)にかけた造語で、幅広い年齢層に使っていただけるスキンケアブランドとして、Aiロボティクスの中心的ブランドとなっております。世界的な著名アーティストがブランドアンバサダーに就任したことにより、名実ともに認められたジェネラルブランドとしてAiロボティクスと共に成長しております。

 主力商品である「生VC美白美容液」は、メラニンの生成を抑制しシミやそばかすを防ぐことで、美白効果が認められる美容成分アスコルビン酸を配合した商品です。一回使い切りで、新鮮感のある個包装の商品パッケージや、商品の使用感が特徴的です。SNSを中心に認知拡大を行っており、現在Aiロボティクスの業績をけん引する商品となっております。

 上記に加え「Yunth」ブランドでは「生VA」を配合したエイジングケアライン、「生AZ」を配合したスムージングケアラインとラインナップを拡大し幅広い顧客ニーズに対応できるブランドとしてAiロボティクス事業をけん引しております。

 

(「Yunth」商品ラインナップ)

 

②美容家電ブランドの「Brighte」は、bright(明るい、光る)にelectronic(電子)を連想させる「e」を付け加えブランド名としました。中価格帯の美容家電ブランドとしての位置づけであり、高性能でデザイン性の高い商品でありながら、手に取っていただきやすい価格の商品を展開しております。著名タレントを起用したブランディングも行い、顧客への認知拡大を推進しております。販売については、ECサイトを中心とした販売に加え、家電量販店向けの卸販売も積極的に行っております。

 ブランドのローンチとともに、2機種の美顔器に加え、ヘアドライヤー、ヘアアイロンをラインナップとして追加し、売上高においてもAiロボティクスの主力ブランドとなっております。

 

(「Brighte」商品ラインナップ)

 

③ヘアケアブランドの「Straine」は、straight(真っ直ぐ)とline(線)を組み合わせたブランド名で、まとまり感のあるストレートな仕上がりが期待できるシャンプートリートメントを中心に、ヘアケア商品を展開するブランドとしての位置づけです。2025年6月にブランドをローンチし、ドラッグストアやバラエティーショップを中心に販売を拡大しております。商品ラインナップについても2026年4月に新たに髪質に合わせた2種類のラインナップを展開しております。

 

(「Straine」商品ラインナップ)

 

(4)「SELL(セル)」の活用領域の詳細

①商品開発

 製造工程を除き商品の企画・開発から販売までを自社で行うことにより、顧客の反応や要望をダイレクトに汲み取り、商品の企画・開発に活用できる仕組みを構築しております。また、「SELL(セル)」を活用し、口コミデータ、広告配信データ、自社商品の販売データ等の市場トレンドデータをテキスト解析、分類、スコアづけの技術を用い、自動分析することで、人気商品となる可能性の高い商品の開発に活かしております。

 開発された試作品は、社内でテストを実施し、改良を加え、発売しております。発売後は、顧客の反応や要望を汲み取り、適宜、商品改良を行いつつ安定的に販売量を増やし顧客に長く好まれるように運営を行っております。

 

②需要予測

 「SELL(セル)」に蓄積している顧客の購買データを機械学習により分析・解析することで、季節要因や成長可能性を加味した将来の需要予測を行っております。これにより精度の高い在庫管理・発注管理を実現しております。

 

③CR(クリエイティブ)作成

 「SELL(セル)」に素材画像を登録するだけで、商品情報や過去の広告配信結果データを分析し、広告効果の高いバナー画像や広告記事といったCR(クリエイティブ)を自動生成することができます。本機能を利用することにより、効率的に、効果の高い広告作成が可能となっております。

 

④広告運用

 「SELL(セル)」が過去の広告配信データから、効果の高いクリエイティブの傾向を機械学習し、出稿する広告の効果予測を行います。これにより高い効果の見込まれる広告を効率的に出稿することができます。作成されたクリエイティブは出稿担当者のチェックを経て出稿されますが、媒体と「SELL(セル)」をAPI連携することで、出稿作業や広告効果のレポーティングも自動で行われ、担当者の作業が効率化されております。

 

⑤CS対応

 顧客からのお問い合わせメールの内容を「SELL(セル)」がテキスト解析等により分類、判断し、返信文生成やエスカレーション判定を行っております。顧客からのお問い合わせ内容を区分して対応することで、対応品質を担保しながら、オペレーターのリソースを削減し、効率的なCS対応を実現しております。

 

⑥CRM施策

 全ての期間の顧客の購買データを「SELL(セル)」が分析・解析することにより、継続的にご購入いただける見込み顧客に対する販促施策や、Aiロボティクス商品を利用したものの利用を休止した休眠顧客の取引再開に向けた施策を成功確度高く講じることができます。

 

⑦店頭販売領域への機能拡大

 上記①~⑥に加え、「SELL(セル)」に店頭販売POSデータを活用させることで、貢献範囲を店頭販売領域へ拡大しております。販促施策やSNS広告、マス広告の影響測定や顧客の購買傾向の分析を「SELL(セル)」が行うことで、Aiロボティクスの販売メソッドを活用し、店舗販売の最大化にも取組みます。

 

[用語の説明]

 

用語

説明

*1

D2C

Direct to Consumer(ダイレクト トゥ コンシューマー)の略で、消費者に対して商品を直接的に販売する仕組みのことを指す。

*2

クリエイティブ

画像やテキストを組み合わせたバナーや広告記事のことを指す。

*3

CS

Customer Satisfaction(カスタマー サティスファクション)の略称で、自社の商品やサービスに対して顧客がどのくらい満足しているかを指す。

*4

CRM

Customer Relationship Management(カスタマー リレーションシップ マネジメント)の略で、顧客情報や行動履歴、顧客との関係性を管理し、顧客との良好な関係を構築・促進することを指す。

*5

LTV

Life Time Value(ライフタイムバリュー)の略で、ある顧客が自社と取引を開始してから終了するまでの期間にどれだけの利益をもたらしてくれるかを指す指標である。

 

 



事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきまして、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてAiロボティクスが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅することを保証するものではありません。

 

(1)事業環境・事業内容について

①市場動向の変化と競合の激化

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクス事業が主に属する化粧品市場は、国内外問わず大小の競合企業が存在しており、また、商品の製造を請負うOEM企業等の存在により製造設備を持たずに事業展開が可能であることから、参入障壁が低く、新規参入事業者も出現しております。このような競争環境のもと、Aiロボティクスは、顧客ニーズを踏まえ、商品の改良を行いブランドの価値の向上に努めるとともに、顧客データベースやAIマーケティングのノウハウを活用した顧客との関係性構築を行っております。しかしながら、既存の競合他社との競争の激化や、同業他社の不祥事等による業界イメージの悪化、大規模な資本や高い知名度・ブランド力のある企業等の新規参入、類似商品の販売等により、Aiロボティクスの顧客の流出やそれに対処するための様々なコストが増加した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②特定のブランド及び商品への依存

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスの主力ブランドである「Yunth」の「生VC美白美容液」は、2024年3月期において売上高の77.5%を占めております。Aiロボティクスは、リブランディング等により「Yunth」のブランド力や品質等の維持・向上に努めるとともに、同商品以外にも2024年2月に美容家電ブランドの「Brighte」をローンチすることで取扱商品を増やし、特定の商品への依存の低減を図っております。その結果、2025年3月期第1四半期における「Yunth」の「生VC美白美容液」の売上高の占める割合は59.9%まで低減しております。しかしながら、当該商品が品質不良等によりブランド価値が毀損され販売量が大きく低下した場合、また、同商品に次ぐ商品の開発につき当初意図した成果が得られない場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③顧客ニーズの変化

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 新規ブランド及び商品の開発、育成並びにマーケティング活動の顧客ニーズへの適合状況は、Aiロボティクスの売上及び利益に大きな影響を及ぼします。Aiロボティクスでは、顧客ニーズに応えるため、コールセンターに寄せられる顧客の声を広く収集する等して、顧客ニーズの変化に合わせて商品の改良を継続的に行っております。しかしながら、商品の開発はその性質上、様々な要因による不確実性が伴うため、当初意図した成果が得られない場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④商品の製造委託について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスが展開する商品の製造については、製造委託先に外部委託しております。製造委託先のうち、TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)への依存度は2024年3月期において78.6%を占めております。Aiロボティクスは特に適正な製造管理及び品質管理の確保のため、製造委託先に定期的に実地で確認を行い、衛生管理、製造体制等のチェックを行うことで製品品質の維持、改善を行っております。厳正な製造管理及び品質管理を徹底することに加え、製造拠点を複数の工場に分散することでリスクを軽減するよう努めています。また現時点において、Aiロボティクスと同社の関係性は良好であり、同社の不適合製品による問題や、Aiロボティクスの支払い遅延といった解約事由及び継続に支障をきたす要因は発生しておりません。しかしながら、今後何らかの理由で契約解消される場合や同社からの安定的な商品供給が滞った場合、Aiロボティクスから顧客に対する販売活動に支障が出るため、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。

なお、経営上の重要な契約等については、「第2 事業の状況 5 経営上の重要な契約等」に記載しております。

 

⑤商品の販売または提供について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、製造委託先で製造した商品を仕入れた上で、顧客へ販売しております。Aiロボティクスは、製造委託先における品質管理体制の確認または検品体制を整備する等、顧客へ提供する商品の品質管理を徹底しております。しかしながら、Aiロボティクスでは発売以降、問題が生じた商品を提供したことはないものの、将来、顧客に対し不良品または瑕疵のある商品を提供してしまう可能性があり、そうした場合において顧客が損害を被ったときは、その損害賠償請求等によって、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥在庫の滞留又は欠品について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、在庫の保有状況をモニタリングしながら発注数量の調整を毎月実施し、滞留が予測される商品について販売施策を追加で立案することで在庫リスクの最小化を図っております。しかしながら、需要動向を見誤ったことによる欠品、ないし滞留在庫が生じた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦自社開発AIシステムの利用について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、自社開発AIシステム「SELL(セル)」を用いた事業運営を行っております。

「SELL(セル)」は市場トレンドデータを活用した新商品の開発、顧客の購買データを活用した需要予測と在庫管理・発注管理、過去の広告配信データを用いた出稿広告の効果予測等の機能を有しております。

「SELL(セル)」の各機能や分析結果データを活用した意思決定を行うことで、運営に必要な各業務の精度を向上するとともに、効率的な事業運営を行っております。しかしながら、例えば、想定していなかった広告市場の価格高騰や市場環境の著しい悪化等により「SELL(セル)」の分析結果等に重要な誤りが生じ、その誤りを検知できずに業務を執り行った場合等、Aiロボティクスが想定する成果を得ることができず、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑧法的規制等

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、事業の遂行にあたって、特定商取引に関する法律(特定商取引法)、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、製造物責任法(PL法)、消費者契約法、不正競争防止法、健康増進法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)等の法的規制の適用を受けております。

 Aiロボティクスは、リスク・コンプライアンス委員会において、リスク管理及びコンプライアンスについて統制・把握し、役職員に対するコンプライアンスの周知徹底や教育の実施等、これらの法令の遵守に努めておりますが、将来的にAiロボティクスが規制を受けている法令の変更や新たな法令の施行等があった場合は、Aiロボティクスの事業活動が制限される可能性があります。

 

⑨知的財産権について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスでは、商品の開発及び販売に際し、第三者の知的財産権侵害の可能性について弁護士や弁理士等の専門家による事前調査を行い、第三者の知的財産権の侵害を未然に防止できるよう、万全の注意を払っております。今後、意図せずに第三者の知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないという保証はなく、そのような事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑩顧客とのトラブル及び風評

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、顧客が期待する効能効果が体感できなかった場合や健康被害等が発生した場合に、顧客とのトラブルが生じる可能性があります。このようなトラブルの影響がマスコミ報道やインターネット上の書き込み等により発生ないし流布し、Aiロボティクスの商品イメージが低下する等の事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。またAiロボティクスの商品に直接関係がない場合であっても、他社の模倣品等によるトラブルや風評等によりAiロボティクスの商品のイメージが低下する等の事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、製造委託先の品質管理状況を定期的に確認しております。また、Aiロボティクスが行う効果効能の記載については、薬機法、景品表示法を専門とする弁護士に依頼し、事前のレビューを受け、トラブルを未然に防ぐよう努めております。

 

⑪システム障害

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスの事業は、インターネット環境により行われており、サービスの安定提供のために適切なセキュリティ対策を施しております。しかし、Aiロボティクスが利用しているハードウェア・ソフトウェアの不具合、人為的なミス、コンピューターウィルス、第三者によるサーバーやシステムへのサイバー攻撃等、想定しないシステム障害が発生した場合は、Aiロボティクスの事業活動に支障が生じ、財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、Aiロボティクスセキュリティ環境の脆弱性診断を外部機関に委託し、定期的に検証し問題があればその都度対策を講じております。外部委託先についても、脆弱性に問題がないことを定期的に確認しております。

 

⑫個人情報の管理について

 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、Aiロボティクスが運営するECサイト上での商品販売を行うにあたり、個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱業者としての義務が課されております。Aiロボティクスは、2023年7月、プライバシーマークの認証を取得し、個人情報の保護には個人情報保護規程及びアクセス管理規程を制定し、これに沿った運用を行い、個人情報の取扱いを厳格に管理するとともに、全従業員を対象とした社内教育も定期的に行っております。しかしながら、外部からの不正アクセス、その他想定外の事態の発生により個人情報が社外に流出した場合、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)事業体制について

①広告表示の管理体制について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは全ての広告表示に関して、「広告クリエイティブチェックリスト」を用いた複数名による広告審査を実施しており、その徹底した運用を図ることで法令遵守、公序良俗の維持に努めております。具体的には、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の各種法令により一定の制約があるため、薬機法、景品表示法を専門とする弁護士関与の元、適宜チェックリストの見直しを行い、リスクを排除しております。しかしながら、Aiロボティクスの運用が徹底されず、これに違反するような広告の取扱いが行われた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②人材の採用・育成に関するリスク

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスの成長を支えている最大の資産は人材であり、優秀な人材を採用し育成することはAiロボティクスにとって重要な課題であると認識しております。従って、採用面接の段階で綿密に能力とビジョン等のヒアリングを行い、優秀な人材の確保・育成を推進しております。しかしながら、事業内容の急速な変化、事業規模の急拡大に伴う業務量の増加及び人材マーケットの需給バランスやその他何らかの要因により、必要な人材の確保や育成ができなかった場合、もしくは重要な人材の流出等が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③小規模組織であることについて

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、本書提出日現在、従業員26名と少数精鋭で事業を展開しております。クライアントのニーズに適時に対応できる柔軟な規模でありますが、一方でキーマンの退職、長期病欠等の予期せぬ事態が起こった場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④内部管理体制について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、現在の事業規模に応じた内部管理体制を整備・運用しており、今後は事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も強化させていく方針であります。しかしながら、事業規模の拡大及び人員の増加に合わせ、適時に内部管理体制の強化ができなかった場合、適切な事業運営が行えず、Aiロボティクスの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤特定人物への依存に関するリスク

 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、製品の開発や事業戦略の立案等について経営陣に大きく依存しております。特に、Aiロボティクスの創業者であり代表取締役社長である龍川誠は、Aiロボティクスの事業戦略や企業文化の構築、AIサイエンティスト及びエンジニアの獲得にとって極めて重要であり、商品の開発においても中心的な存在です。Aiロボティクスでは取締役会、経営会議等を通して役員及び従業員への情報共有や権限委譲を進める等組織体制の強化を図りながら、経営体制の整備を進めており、特定人物への依存に関するリスクを最小限にしておりますが、同氏を含む経営陣に不測の事態が生じた場合や経営陣に人材の流出が生じた場合、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥自然災害等のリスク

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 商品の製造委託先及び物流業務委託先の拠点地域及びAiロボティクスが所在する地域に地震等の天災や事故が発生し、物流への影響や、生産及び納品遅延等の事態が生じた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、災害による生産・納品体制への影響を最小化するため、複数の製造委託先を確保及び製造委託先の分散化に取組んでいます。

 

(3)その他のリスクについて

①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

発生可能性:高、発生する可能性のある時期:権利行使期間内、影響度:中

 Aiロボティクスは、Aiロボティクスの役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日現在、これらの新株予約権による潜在株式数は、1,676,000株であり、発行済株式総数11,134,000株の15.1%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

②資金調達の使途について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 株式上場時の公募増資による資金調達の使途につきましては、今後の事業拡大に向けた人材採用費や人件費に充当する計画であります。しかしながら、経営環境等の変化に対応するため、調達資金を計画以外の使途に充当する可能性があります。また、当初の計画通りに資金が使用された場合でも、想定通りの成果をあげられない可能性があります。なお、上記計画以外の使途に充当することとなった場合、直ちに開示いたします。

 

③重要な訴訟等

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 本書提出日現在において、Aiロボティクスに重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されていませんが、将来、知的財産権の侵害や商品に対するクレーム等を理由とする重要な訴訟等が発生し、Aiロボティクスに不利な判断がなされた場合は、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④業歴が浅いことについて

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは2016年4月に設立された社歴の浅い会社であり、また、現在の主力事業であるD2Cブランド事業についても、2022年1月にそれまで経営支援を目的に出資を行っていたYunth株式会社及び17skin株式会社を完全子会社とし、その翌月である2022年2月に開始しております。なお、「第1 企業の概況 1主要な経営指標等の推移」に記載の金額等はAiロボティクス単体の金額等であり、吸収合併以前のYunth株式会社及び17skin株式会社にかかる金額等については記載しておりません。Aiロボティクスは成長途上にあるため、期間業績比較を行うために十分な期間の財務情報を得られず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報として、不十分な可能性があります。

 今後は、投資家の投資判断に寄与するために、IR・広報活動等を通じて積極的に経営状況を開示していく方針となります。

 

⑤ベンチャーキャピタル等の株式所有割合に関するリスク

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 本書提出日現在におけるベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下「ベンチャーキャピタル等」という)が所有している株式数は4,538,000株であり、Aiロボティクス発行済株式総数に占める割合は40.8%となっております。一般的にベンチャーキャピタル等が未上場会社の株式を取得する場合、上場後には保有する株式を売却しキャピタルゲインを得ることがその目的の一つであり、Aiロボティクスにおきましても、上場後にベンチャーキャピタル等により株式が売却される可能性があります。その場合には、短期的に需要バランスが悪化し、Aiロボティクス株価の市場価格形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきまして、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてAiロボティクスが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅することを保証するものではありません。

 

(1)事業環境・事業内容について

①市場動向の変化と競合の激化

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクス事業が主に属する化粧品市場は、国内外問わず大小の競合企業が存在しており、また、商品の製造を請負うOEM企業等の存在により製造設備を持たずに事業展開が可能であることから、参入障壁が低く、新規参入事業者も出現しております。このような競争環境のもと、Aiロボティクスは、顧客ニーズを踏まえ、商品の改良を行いブランドの価値の向上に努めるとともに、顧客データベースやAIマーケティングのノウハウを活用した顧客との関係性構築を行っております。しかしながら、既存の競合他社との競争の激化や、同業他社の不祥事等による業界イメージの悪化、大規模な資本や高い知名度・ブランド力のある企業等の新規参入、類似商品の販売等により、Aiロボティクスの顧客の流出やそれに対処するための様々なコストが増加した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②特定のブランド及び商品への依存

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスの主力ブランドである「Yunth」の「生VC美白美容液」は、2024年3月期において売上高の77.5%を占めております。Aiロボティクスは、リブランディング等により「Yunth」のブランド力や品質等の維持・向上に努めるとともに、同商品以外にも2024年2月に美容家電ブランドの「Brighte」をローンチすることで取扱商品を増やし、特定の商品への依存の低減を図っております。その結果、2025年3月期第1四半期における「Yunth」の「生VC美白美容液」の売上高の占める割合は59.9%まで低減しております。しかしながら、当該商品が品質不良等によりブランド価値が毀損され販売量が大きく低下した場合、また、同商品に次ぐ商品の開発につき当初意図した成果が得られない場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③顧客ニーズの変化

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 新規ブランド及び商品の開発、育成並びにマーケティング活動の顧客ニーズへの適合状況は、Aiロボティクスの売上及び利益に大きな影響を及ぼします。Aiロボティクスでは、顧客ニーズに応えるため、コールセンターに寄せられる顧客の声を広く収集する等して、顧客ニーズの変化に合わせて商品の改良を継続的に行っております。しかしながら、商品の開発はその性質上、様々な要因による不確実性が伴うため、当初意図した成果が得られない場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④商品の製造委託について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスが展開する商品の製造については、製造委託先に外部委託しております。製造委託先のうち、TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)への依存度は2024年3月期において78.6%を占めております。Aiロボティクスは特に適正な製造管理及び品質管理の確保のため、製造委託先に定期的に実地で確認を行い、衛生管理、製造体制等のチェックを行うことで製品品質の維持、改善を行っております。厳正な製造管理及び品質管理を徹底することに加え、製造拠点を複数の工場に分散することでリスクを軽減するよう努めています。また現時点において、Aiロボティクスと同社の関係性は良好であり、同社の不適合製品による問題や、Aiロボティクスの支払い遅延といった解約事由及び継続に支障をきたす要因は発生しておりません。しかしながら、今後何らかの理由で契約解消される場合や同社からの安定的な商品供給が滞った場合、Aiロボティクスから顧客に対する販売活動に支障が出るため、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。

なお、経営上の重要な契約等については、「第2 事業の状況 5 経営上の重要な契約等」に記載しております。

 

⑤商品の販売または提供について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、製造委託先で製造した商品を仕入れた上で、顧客へ販売しております。Aiロボティクスは、製造委託先における品質管理体制の確認または検品体制を整備する等、顧客へ提供する商品の品質管理を徹底しております。しかしながら、Aiロボティクスでは発売以降、問題が生じた商品を提供したことはないものの、将来、顧客に対し不良品または瑕疵のある商品を提供してしまう可能性があり、そうした場合において顧客が損害を被ったときは、その損害賠償請求等によって、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥在庫の滞留又は欠品について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、在庫の保有状況をモニタリングしながら発注数量の調整を毎月実施し、滞留が予測される商品について販売施策を追加で立案することで在庫リスクの最小化を図っております。しかしながら、需要動向を見誤ったことによる欠品、ないし滞留在庫が生じた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦自社開発AIシステムの利用について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、自社開発AIシステム「SELL(セル)」を用いた事業運営を行っております。

「SELL(セル)」は市場トレンドデータを活用した新商品の開発、顧客の購買データを活用した需要予測と在庫管理・発注管理、過去の広告配信データを用いた出稿広告の効果予測等の機能を有しております。

「SELL(セル)」の各機能や分析結果データを活用した意思決定を行うことで、運営に必要な各業務の精度を向上するとともに、効率的な事業運営を行っております。しかしながら、例えば、想定していなかった広告市場の価格高騰や市場環境の著しい悪化等により「SELL(セル)」の分析結果等に重要な誤りが生じ、その誤りを検知できずに業務を執り行った場合等、Aiロボティクスが想定する成果を得ることができず、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑧法的規制等

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、事業の遂行にあたって、特定商取引に関する法律(特定商取引法)、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、製造物責任法(PL法)、消費者契約法、不正競争防止法、健康増進法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)等の法的規制の適用を受けております。

 Aiロボティクスは、リスク・コンプライアンス委員会において、リスク管理及びコンプライアンスについて統制・把握し、役職員に対するコンプライアンスの周知徹底や教育の実施等、これらの法令の遵守に努めておりますが、将来的にAiロボティクスが規制を受けている法令の変更や新たな法令の施行等があった場合は、Aiロボティクスの事業活動が制限される可能性があります。

 

⑨知的財産権について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスでは、商品の開発及び販売に際し、第三者の知的財産権侵害の可能性について弁護士や弁理士等の専門家による事前調査を行い、第三者の知的財産権の侵害を未然に防止できるよう、万全の注意を払っております。今後、意図せずに第三者の知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないという保証はなく、そのような事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑩顧客とのトラブル及び風評

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、顧客が期待する効能効果が体感できなかった場合や健康被害等が発生した場合に、顧客とのトラブルが生じる可能性があります。このようなトラブルの影響がマスコミ報道やインターネット上の書き込み等により発生ないし流布し、Aiロボティクスの商品イメージが低下する等の事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。またAiロボティクスの商品に直接関係がない場合であっても、他社の模倣品等によるトラブルや風評等によりAiロボティクスの商品のイメージが低下する等の事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、製造委託先の品質管理状況を定期的に確認しております。また、Aiロボティクスが行う効果効能の記載については、薬機法、景品表示法を専門とする弁護士に依頼し、事前のレビューを受け、トラブルを未然に防ぐよう努めております。

 

⑪システム障害

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスの事業は、インターネット環境により行われており、サービスの安定提供のために適切なセキュリティ対策を施しております。しかし、Aiロボティクスが利用しているハードウェア・ソフトウェアの不具合、人為的なミス、コンピューターウィルス、第三者によるサーバーやシステムへのサイバー攻撃等、想定しないシステム障害が発生した場合は、Aiロボティクスの事業活動に支障が生じ、財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、Aiロボティクスセキュリティ環境の脆弱性診断を外部機関に委託し、定期的に検証し問題があればその都度対策を講じております。外部委託先についても、脆弱性に問題がないことを定期的に確認しております。

 

⑫個人情報の管理について

 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、Aiロボティクスが運営するECサイト上での商品販売を行うにあたり、個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱業者としての義務が課されております。Aiロボティクスは、2023年7月、プライバシーマークの認証を取得し、個人情報の保護には個人情報保護規程及びアクセス管理規程を制定し、これに沿った運用を行い、個人情報の取扱いを厳格に管理するとともに、全従業員を対象とした社内教育も定期的に行っております。しかしながら、外部からの不正アクセス、その他想定外の事態の発生により個人情報が社外に流出した場合、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)事業体制について

①広告表示の管理体制について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは全ての広告表示に関して、「広告クリエイティブチェックリスト」を用いた複数名による広告審査を実施しており、その徹底した運用を図ることで法令遵守、公序良俗の維持に努めております。具体的には、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の各種法令により一定の制約があるため、薬機法、景品表示法を専門とする弁護士関与の元、適宜チェックリストの見直しを行い、リスクを排除しております。しかしながら、Aiロボティクスの運用が徹底されず、これに違反するような広告の取扱いが行われた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②人材の採用・育成に関するリスク

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスの成長を支えている最大の資産は人材であり、優秀な人材を採用し育成することはAiロボティクスにとって重要な課題であると認識しております。従って、採用面接の段階で綿密に能力とビジョン等のヒアリングを行い、優秀な人材の確保・育成を推進しております。しかしながら、事業内容の急速な変化、事業規模の急拡大に伴う業務量の増加及び人材マーケットの需給バランスやその他何らかの要因により、必要な人材の確保や育成ができなかった場合、もしくは重要な人材の流出等が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③小規模組織であることについて

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、本書提出日現在、従業員26名と少数精鋭で事業を展開しております。クライアントのニーズに適時に対応できる柔軟な規模でありますが、一方でキーマンの退職、長期病欠等の予期せぬ事態が起こった場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④内部管理体制について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、現在の事業規模に応じた内部管理体制を整備・運用しており、今後は事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も強化させていく方針であります。しかしながら、事業規模の拡大及び人員の増加に合わせ、適時に内部管理体制の強化ができなかった場合、適切な事業運営が行えず、Aiロボティクスの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤特定人物への依存に関するリスク

 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、製品の開発や事業戦略の立案等について経営陣に大きく依存しております。特に、Aiロボティクスの創業者であり代表取締役社長である龍川誠は、Aiロボティクスの事業戦略や企業文化の構築、AIサイエンティスト及びエンジニアの獲得にとって極めて重要であり、商品の開発においても中心的な存在です。Aiロボティクスでは取締役会、経営会議等を通して役員及び従業員への情報共有や権限委譲を進める等組織体制の強化を図りながら、経営体制の整備を進めており、特定人物への依存に関するリスクを最小限にしておりますが、同氏を含む経営陣に不測の事態が生じた場合や経営陣に人材の流出が生じた場合、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥自然災害等のリスク

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 商品の製造委託先及び物流業務委託先の拠点地域及びAiロボティクスが所在する地域に地震等の天災や事故が発生し、物流への影響や、生産及び納品遅延等の事態が生じた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、災害による生産・納品体制への影響を最小化するため、複数の製造委託先を確保及び製造委託先の分散化に取組んでいます。

 

(3)その他のリスクについて

①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

発生可能性:高、発生する可能性のある時期:権利行使期間内、影響度:中

 Aiロボティクスは、Aiロボティクスの役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日現在、これらの新株予約権による潜在株式数は、1,676,000株であり、発行済株式総数11,134,000株の15.1%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

②資金調達の使途について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 株式上場時の公募増資による資金調達の使途につきましては、今後の事業拡大に向けた人材採用費や人件費に充当する計画であります。しかしながら、経営環境等の変化に対応するため、調達資金を計画以外の使途に充当する可能性があります。また、当初の計画通りに資金が使用された場合でも、想定通りの成果をあげられない可能性があります。なお、上記計画以外の使途に充当することとなった場合、直ちに開示いたします。

 

③重要な訴訟等

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 本書提出日現在において、Aiロボティクスに重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されていませんが、将来、知的財産権の侵害や商品に対するクレーム等を理由とする重要な訴訟等が発生し、Aiロボティクスに不利な判断がなされた場合は、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④業歴が浅いことについて

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは2016年4月に設立された社歴の浅い会社であり、また、現在の主力事業であるD2Cブランド事業についても、2022年1月にそれまで経営支援を目的に出資を行っていたYunth株式会社及び17skin株式会社を完全子会社とし、その翌月である2022年2月に開始しております。なお、「第1 企業の概況 1主要な経営指標等の推移」に記載の金額等はAiロボティクス単体の金額等であり、吸収合併以前のYunth株式会社及び17skin株式会社にかかる金額等については記載しておりません。Aiロボティクスは成長途上にあるため、期間業績比較を行うために十分な期間の財務情報を得られず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報として、不十分な可能性があります。

 今後は、投資家の投資判断に寄与するために、IR・広報活動等を通じて積極的に経営状況を開示していく方針となります。

 

⑤ベンチャーキャピタル等の株式所有割合に関するリスク

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 本書提出日現在におけるベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下「ベンチャーキャピタル等」という)が所有している株式数は4,538,000株であり、Aiロボティクス発行済株式総数に占める割合は40.8%となっております。一般的にベンチャーキャピタル等が未上場会社の株式を取得する場合、上場後には保有する株式を売却しキャピタルゲインを得ることがその目的の一つであり、Aiロボティクスにおきましても、上場後にベンチャーキャピタル等により株式が売却される可能性があります。その場合には、短期的に需要バランスが悪化し、Aiロボティクス株価の市場価格形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

事業等のリスク

3【事業等のリスク】

 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきまして、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下のとおり記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在においてAiロボティクスが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅することを保証するものではありません。

 

(1)事業環境・事業内容について

①市場動向の変化と競合の激化

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクス事業が主に属する化粧品市場は、国内外問わず大小の競合企業が存在しており、また、商品の製造を請負うOEM企業等の存在により製造設備を持たずに事業展開が可能であることから、参入障壁が低く、新規参入事業者も出現しております。このような競争環境のもと、Aiロボティクスは、顧客ニーズを踏まえ、商品の改良を行いブランドの価値の向上に努めるとともに、顧客データベースやAIマーケティングのノウハウを活用した顧客との関係性構築を行っております。しかしながら、既存の競合他社との競争の激化や、同業他社の不祥事等による業界イメージの悪化、大規模な資本や高い知名度・ブランド力のある企業等の新規参入、類似商品の販売等により、Aiロボティクスの顧客の流出やそれに対処するための様々なコストが増加した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②特定のブランド及び商品への依存

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスの主力ブランドである「Yunth」の「生VC美白美容液」は、2024年3月期において売上高の77.5%を占めております。Aiロボティクスは、リブランディング等により「Yunth」のブランド力や品質等の維持・向上に努めるとともに、同商品以外にも2024年2月に美容家電ブランドの「Brighte」をローンチすることで取扱商品を増やし、特定の商品への依存の低減を図っております。その結果、2025年3月期第1四半期における「Yunth」の「生VC美白美容液」の売上高の占める割合は59.9%まで低減しております。しかしながら、当該商品が品質不良等によりブランド価値が毀損され販売量が大きく低下した場合、また、同商品に次ぐ商品の開発につき当初意図した成果が得られない場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

③顧客ニーズの変化

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 新規ブランド及び商品の開発、育成並びにマーケティング活動の顧客ニーズへの適合状況は、Aiロボティクスの売上及び利益に大きな影響を及ぼします。Aiロボティクスでは、顧客ニーズに応えるため、コールセンターに寄せられる顧客の声を広く収集する等して、顧客ニーズの変化に合わせて商品の改良を継続的に行っております。しかしながら、商品の開発はその性質上、様々な要因による不確実性が伴うため、当初意図した成果が得られない場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④商品の製造委託について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスが展開する商品の製造については、製造委託先に外部委託しております。製造委託先のうち、TOA株式会社(旧日本コルマー株式会社)への依存度は2024年3月期において78.6%を占めております。Aiロボティクスは特に適正な製造管理及び品質管理の確保のため、製造委託先に定期的に実地で確認を行い、衛生管理、製造体制等のチェックを行うことで製品品質の維持、改善を行っております。厳正な製造管理及び品質管理を徹底することに加え、製造拠点を複数の工場に分散することでリスクを軽減するよう努めています。また現時点において、Aiロボティクスと同社の関係性は良好であり、同社の不適合製品による問題や、Aiロボティクスの支払い遅延といった解約事由及び継続に支障をきたす要因は発生しておりません。しかしながら、今後何らかの理由で契約解消される場合や同社からの安定的な商品供給が滞った場合、Aiロボティクスから顧客に対する販売活動に支障が出るため、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。

なお、経営上の重要な契約等については、「第2 事業の状況 5 経営上の重要な契約等」に記載しております。

 

⑤商品の販売または提供について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、製造委託先で製造した商品を仕入れた上で、顧客へ販売しております。Aiロボティクスは、製造委託先における品質管理体制の確認または検品体制を整備する等、顧客へ提供する商品の品質管理を徹底しております。しかしながら、Aiロボティクスでは発売以降、問題が生じた商品を提供したことはないものの、将来、顧客に対し不良品または瑕疵のある商品を提供してしまう可能性があり、そうした場合において顧客が損害を被ったときは、その損害賠償請求等によって、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥在庫の滞留又は欠品について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、在庫の保有状況をモニタリングしながら発注数量の調整を毎月実施し、滞留が予測される商品について販売施策を追加で立案することで在庫リスクの最小化を図っております。しかしながら、需要動向を見誤ったことによる欠品、ないし滞留在庫が生じた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦自社開発AIシステムの利用について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、自社開発AIシステム「SELL(セル)」を用いた事業運営を行っております。

「SELL(セル)」は市場トレンドデータを活用した新商品の開発、顧客の購買データを活用した需要予測と在庫管理・発注管理、過去の広告配信データを用いた出稿広告の効果予測等の機能を有しております。

「SELL(セル)」の各機能や分析結果データを活用した意思決定を行うことで、運営に必要な各業務の精度を向上するとともに、効率的な事業運営を行っております。しかしながら、例えば、想定していなかった広告市場の価格高騰や市場環境の著しい悪化等により「SELL(セル)」の分析結果等に重要な誤りが生じ、その誤りを検知できずに業務を執り行った場合等、Aiロボティクスが想定する成果を得ることができず、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑧法的規制等

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、事業の遂行にあたって、特定商取引に関する法律(特定商取引法)、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、製造物責任法(PL法)、消費者契約法、不正競争防止法、健康増進法、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)等の法的規制の適用を受けております。

 Aiロボティクスは、リスク・コンプライアンス委員会において、リスク管理及びコンプライアンスについて統制・把握し、役職員に対するコンプライアンスの周知徹底や教育の実施等、これらの法令の遵守に努めておりますが、将来的にAiロボティクスが規制を受けている法令の変更や新たな法令の施行等があった場合は、Aiロボティクスの事業活動が制限される可能性があります。

 

⑨知的財産権について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスでは、商品の開発及び販売に際し、第三者の知的財産権侵害の可能性について弁護士や弁理士等の専門家による事前調査を行い、第三者の知的財産権の侵害を未然に防止できるよう、万全の注意を払っております。今後、意図せずに第三者の知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないという保証はなく、そのような事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑩顧客とのトラブル及び風評

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、顧客が期待する効能効果が体感できなかった場合や健康被害等が発生した場合に、顧客とのトラブルが生じる可能性があります。このようなトラブルの影響がマスコミ報道やインターネット上の書き込み等により発生ないし流布し、Aiロボティクスの商品イメージが低下する等の事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。またAiロボティクスの商品に直接関係がない場合であっても、他社の模倣品等によるトラブルや風評等によりAiロボティクスの商品のイメージが低下する等の事態が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、製造委託先の品質管理状況を定期的に確認しております。また、Aiロボティクスが行う効果効能の記載については、薬機法、景品表示法を専門とする弁護士に依頼し、事前のレビューを受け、トラブルを未然に防ぐよう努めております。

 

⑪システム障害

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスの事業は、インターネット環境により行われており、サービスの安定提供のために適切なセキュリティ対策を施しております。しかし、Aiロボティクスが利用しているハードウェア・ソフトウェアの不具合、人為的なミス、コンピューターウィルス、第三者によるサーバーやシステムへのサイバー攻撃等、想定しないシステム障害が発生した場合は、Aiロボティクスの事業活動に支障が生じ、財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、Aiロボティクスセキュリティ環境の脆弱性診断を外部機関に委託し、定期的に検証し問題があればその都度対策を講じております。外部委託先についても、脆弱性に問題がないことを定期的に確認しております。

 

⑫個人情報の管理について

 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、Aiロボティクスが運営するECサイト上での商品販売を行うにあたり、個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱業者としての義務が課されております。Aiロボティクスは、2023年7月、プライバシーマークの認証を取得し、個人情報の保護には個人情報保護規程及びアクセス管理規程を制定し、これに沿った運用を行い、個人情報の取扱いを厳格に管理するとともに、全従業員を対象とした社内教育も定期的に行っております。しかしながら、外部からの不正アクセス、その他想定外の事態の発生により個人情報が社外に流出した場合、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)事業体制について

①広告表示の管理体制について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは全ての広告表示に関して、「広告クリエイティブチェックリスト」を用いた複数名による広告審査を実施しており、その徹底した運用を図ることで法令遵守、公序良俗の維持に努めております。具体的には、不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等の各種法令により一定の制約があるため、薬機法、景品表示法を専門とする弁護士関与の元、適宜チェックリストの見直しを行い、リスクを排除しております。しかしながら、Aiロボティクスの運用が徹底されず、これに違反するような広告の取扱いが行われた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

②人材の採用・育成に関するリスク

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスの成長を支えている最大の資産は人材であり、優秀な人材を採用し育成することはAiロボティクスにとって重要な課題であると認識しております。従って、採用面接の段階で綿密に能力とビジョン等のヒアリングを行い、優秀な人材の確保・育成を推進しております。しかしながら、事業内容の急速な変化、事業規模の急拡大に伴う業務量の増加及び人材マーケットの需給バランスやその他何らかの要因により、必要な人材の確保や育成ができなかった場合、もしくは重要な人材の流出等が発生した場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③小規模組織であることについて

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、本書提出日現在、従業員26名と少数精鋭で事業を展開しております。クライアントのニーズに適時に対応できる柔軟な規模でありますが、一方でキーマンの退職、長期病欠等の予期せぬ事態が起こった場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④内部管理体制について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 Aiロボティクスは、現在の事業規模に応じた内部管理体制を整備・運用しており、今後は事業規模の拡大に合わせ、内部管理体制も強化させていく方針であります。しかしながら、事業規模の拡大及び人員の増加に合わせ、適時に内部管理体制の強化ができなかった場合、適切な事業運営が行えず、Aiロボティクスの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤特定人物への依存に関するリスク

 発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは、製品の開発や事業戦略の立案等について経営陣に大きく依存しております。特に、Aiロボティクスの創業者であり代表取締役社長である龍川誠は、Aiロボティクスの事業戦略や企業文化の構築、AIサイエンティスト及びエンジニアの獲得にとって極めて重要であり、商品の開発においても中心的な存在です。Aiロボティクスでは取締役会、経営会議等を通して役員及び従業員への情報共有や権限委譲を進める等組織体制の強化を図りながら、経営体制の整備を進めており、特定人物への依存に関するリスクを最小限にしておりますが、同氏を含む経営陣に不測の事態が生じた場合や経営陣に人材の流出が生じた場合、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥自然災害等のリスク

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 商品の製造委託先及び物流業務委託先の拠点地域及びAiロボティクスが所在する地域に地震等の天災や事故が発生し、物流への影響や、生産及び納品遅延等の事態が生じた場合には、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 当該リスクに対しては、災害による生産・納品体制への影響を最小化するため、複数の製造委託先を確保及び製造委託先の分散化に取組んでいます。

 

(3)その他のリスクについて

①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について

発生可能性:高、発生する可能性のある時期:権利行使期間内、影響度:中

 Aiロボティクスは、Aiロボティクスの役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。本書提出日現在、これらの新株予約権による潜在株式数は、1,676,000株であり、発行済株式総数11,134,000株の15.1%に相当しております。これらの新株予約権の行使が行われた場合、発行済株式総数が増加し、1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があり、この株式価値の希薄化が株価形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

②資金調達の使途について

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 株式上場時の公募増資による資金調達の使途につきましては、今後の事業拡大に向けた人材採用費や人件費に充当する計画であります。しかしながら、経営環境等の変化に対応するため、調達資金を計画以外の使途に充当する可能性があります。また、当初の計画通りに資金が使用された場合でも、想定通りの成果をあげられない可能性があります。なお、上記計画以外の使途に充当することとなった場合、直ちに開示いたします。

 

③重要な訴訟等

発生可能性:低、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大

 本書提出日現在において、Aiロボティクスに重大な影響を及ぼす訴訟等は提起されていませんが、将来、知的財産権の侵害や商品に対するクレーム等を理由とする重要な訴訟等が発生し、Aiロボティクスに不利な判断がなされた場合は、Aiロボティクスの財政状態及び経営成績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

④業歴が浅いことについて

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 Aiロボティクスは2016年4月に設立された社歴の浅い会社であり、また、現在の主力事業であるD2Cブランド事業についても、2022年1月にそれまで経営支援を目的に出資を行っていたYunth株式会社及び17skin株式会社を完全子会社とし、その翌月である2022年2月に開始しております。なお、「第1 企業の概況 1主要な経営指標等の推移」に記載の金額等はAiロボティクス単体の金額等であり、吸収合併以前のYunth株式会社及び17skin株式会社にかかる金額等については記載しておりません。Aiロボティクスは成長途上にあるため、期間業績比較を行うために十分な期間の財務情報を得られず、過年度の業績のみでは今後の業績を判断する情報として、不十分な可能性があります。

 今後は、投資家の投資判断に寄与するために、IR・広報活動等を通じて積極的に経営状況を開示していく方針となります。

 

⑤ベンチャーキャピタル等の株式所有割合に関するリスク

発生可能性:中、発生する可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中

 本書提出日現在におけるベンチャーキャピタル及びベンチャーキャピタルが組成した投資事業組合(以下「ベンチャーキャピタル等」という)が所有している株式数は4,538,000株であり、Aiロボティクス発行済株式総数に占める割合は40.8%となっております。一般的にベンチャーキャピタル等が未上場会社の株式を取得する場合、上場後には保有する株式を売却しキャピタルゲインを得ることがその目的の一つであり、Aiロボティクスにおきましても、上場後にベンチャーキャピタル等により株式が売却される可能性があります。その場合には、短期的に需要バランスが悪化し、Aiロボティクス株価の市場価格形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

 




※金融庁に提出された有価証券報告書のデータを使用しています。

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